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小樽市議会 平成26年第2回定例会 2014年6月17日

財政問題について

2014年6月17日、小樽市議会の一般質問で、秋元智憲議員が「財政問題について」質問し、市長 中松義治が答弁しました。

質問者
秋元智憲 議員
答弁者
市長 中松義治

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 1番 秋元智憲

平成26年第2回定例会に当たり、公明党を代表し、質問いたします。初めに、財政問題について伺います。今月9日に内閣府が発表した2014年1月から3月期GDP改定値は、物価変動の影響を除いた実績で、前期比1.6パーセントの増であり、年率換算で6.7パーセントでありました。金融・保険業を中心に設備投資で伸びがあり、上方修正になりました。個人消費では前期比2.2パーセント増、また生活実感に近いとされる名目GDPは前期比1.4パーセント増、年率換算でも5.7パーセント増で、全体では東日本大震災による落ち込みから回復する段階での年率10.8パーセント増以来の高い成長であり、企業の設備投資が景気を押し上げる形になっております。中松市長が誕生し、3年が過ぎました。就任以来、中松市長は他会計や基金からの借入れを行わない財政運営を行ってまいりました。先日示されました平成25年度一般会計決算見込みでは、実質収支は2億5,800万円の黒字であり、平成24年度末53億8,700万円あった他会計や基金からの借入金残高も、7億5,000万円減の46億3,700万円となりました。平成23年度より借入残高は減少傾向にあるものの、平成15年度以降、23年度までは毎年借入残高が急激に増え続けてきたことは、本市財政が大変厳しい状況にあったことの裏づけとも言えます。初めに、平成25年度末残高を見ると、水道企業会計からの借入金残高8,000万円は完済した状況と思いますが、その他の会計や基金からの借入金残高の償還計画と見込みについて説明をお願いします。次に、平成25年度決算見込みでの歳入についてです。歳入全体では16億6,600万円の減額となっており、予算現額と比較し、減額幅の大きなものについて、主な要因をお知らせください。歳出について、毎年度不用額が生じる状況であり、以前、現在の予算編成の方法ではどうしてもこのような形になってしまうとの答弁があったと思います。平成24年度からは限られた行財政資源を効果的に配分し、効率的な行政運営を目指していくとの考えの下、行政評価を行っておりますが、今後、行政評価結果をどのような形で予算に反映させていくお考えか、伺いたいと思います。また、市長は、行政評価が定着することにより、予算編成へどのような効果があるとお考えか、伺います。平成25年度決算見込みで言うと、扶助費6億900万円、建設事業費4億3,700万円と、ほかの項目に比べて突出して不用額が多くなっていますが、この点について説明願います。次に、減債基金の考え方について伺いたいと思います。平成15年度末で3億6,500万円の残高があった減債基金ですが、平成16年度以降、現在まで積み立てられていない状況です。減債基金は、小樽市減債基金条例で設置、積立額、処分など定められておりますが、第1条の設置で記載されているように、市債の償還に必要な財源を確保し、将来にわたる市財政の健全な運営に資するためであり、その設置目的に照らしても重要な基金であることは言うまでもありません。平成23年度より財政調整基金のみが積み立てられている状況ですが、まず、その理由と今後の減債基金の積立てに対してどのような考えを持っていらっしゃるのか、お聞かせください。次に、議案第5号小樽市税条例等の一部を改正する条例案についてです。この条例は地方税法一部改正に伴い、税率等の改正をするものですが、まず法人税割の税率引下げは、これまでの14.7パーセントから12.1パーセントに改正され、実質2.6ポイントの引下げですが、このことによる市税収入に与える影響額は幾らと試算されるのか、お答えください。次に、軽自動車税についてです。政府はこれまで自動車取得税廃止について議論を進め、本年4月の消費税8パーセント時には、これまで5パーセントだった自動車取得税を3パーセントに変更し、今後、消費税10パーセント時に廃止される予定です。自動車取得税は約1,900億円の税収があり、その約7割が市町村の交付金となるため、市町村にとっても貴重な財源となっています。その代替財源として、今回の軽自動車税などの税改正が行われたと認識していますが、政府は「安定的な財源確保の観点から、地域の自主性、自立性を高めつつ、環境性能等に応じた課税を実施することとし、他に確保した安定的な財源と合わせて地方財政へは影響を及ぼさない」としております。そこで、影響について1点質問いたします。まず、原付及び二輪車の税率を約1.5倍に引き上げるということであり、三輪以上の軽自動車及び小型特殊自動車の税率を、自家用乗用車が1.5倍、そのほかは1.25倍へ引き上げるものです。そこで、それぞれの登録台数、また影響額について伺います。

答弁 市長 中松義治(市長は2015年3月まで)

秋元議員の御質問にお答えいたします。ただいま、財政問題について御質問がありました。初めに、他会計や基金からの借入金残高の償還計画につきましては、下水道事業会計は平成38年度、産業廃棄物等処分事業会計は36年度、基金は35年度までの完済を予定しております。次に、平成25年度の決算見込みでの歳入についてですが、25年度決算見込みの歳入で、予算現額と比べ減収額が大きいものの主な要因につきましては、繰入金では財政調整基金繰入額の減額などにより8億2,000万円の減少となっているほか、市債では入札による工事費の減などにより6億8,100万円、地方交付税では特別交付税交付額の減により1億4,100万円、それぞれ減少しております。次に、行政評価と予算編成についてですが、まず行政評価の結果の予算への反映につきましては、行政評価は、人口減少や少子高齢化など社会・経済の変化を見極めながら、選択と集中の観点で、対象事業が社会的ニーズに適合しているか、市が実施することが妥当か、さらには事業執行により効果が現れているかなどを点検し、今後の方向性として対象事業を拡充、縮小、要改善などに区分した上で評価結果を示すものであります。評価結果については、予算編成において、次年度の事業実施に直ちに反映できるか否かの検討を踏まえ、次年度以降の予算に反映させることになるものであります。次に、行政評価の定着による予算編成への効果につきましては、行政評価を継続していくことで事業費が精査され、予算規模の適正化が図られるものと考えております。次に、不用額についてですが、扶助費と建設事業費の不用額が多額になっている理由につきましては、扶助費では、生活保護の扶助費が医療扶助費の減などにより3億8,800万円、建設事業費では、新共同調理場建設事業費で入札による工事費の減などにより1億2,800万円、それぞれ減少したことなどが主な要因でございます。次に、減債基金の考え方についてですが、まず財政調整基金のみが積み立てられている理由と今後の減債基金積立てに対する考え方につきましては、本市の財政構造は何らかの財源対策を行わなければ収支均衡予算が編成できない状況にあることから、当初予算はもとより補正予算の財源として活用するため、災害などの不測の財政需要や年度間の不均衡を調整するための基金である財政調整基金に積み立てしているものです。また、今後の減債基金の積立てにつきましては、中期財政収支見通しでも厳しい財政状況が続くことが想定されますので、他会計からの借入れなどに頼らずに収支均衡予算を編成するためには、一定程度の財政調整基金残高を確保することが必要であり、現時点で減債基金への積立ての見通しを示すことはできないものであります。次に、市税条例等の一部を改正する条例案についてですが、まず法人税割の引下げによる影響額につきましては、引下げが平成26年10月1日以後の事業年度から適用となるため、平成26年度予算を基に試算いたしますと、影響が半年分の平成27年度では約9,800万円の減、通年分となる平成28年度では約1億8,000万円の減と見込んでおります。次に、軽自動車税の引上げの影響につきましては、平成26年度予算を基に試算しますと、原動機付自転車が3,236台で約300万円の増、二輪車が2,180台で約330万円の増、三輪以上の軽自動車が1万8,513台で約540万円の増、小型特殊自動車が715台で約70万円の増と見込んでおります。

出典:小樽市議会 平成26年第2回定例会 2014年6月17日 議事録 PDF(54ページ) 間違いを知らせる