小樽市議会 平成26年第1回定例会 2014年3月3日
簡易水道事業特別会計について
2014年3月3日、小樽市議会の一般質問で、北野義紀議員が「簡易水道事業特別会計について」質問し、市長 中松義治が答弁しました。
- 質問者
- 北野義紀 議員
- 答弁者
- 市長 中松義治
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 22番 北野義紀
簡易水道事業特別会計について尋ねます。簡易水道事業特別会計については、幾つかの問題点があります。差し当たって解決しなければならない点について、また、その原因について伺います。簡易水道事業特別会計への繰出金は、将来にわたって市財政を圧迫する要因となります。平成26年度予算案では、食料品製造企業地下水利用組合加入者が簡易水道に切り替えていただくことが見込めないと判断し、一般会計の繰出金9,975万円を当初予算案に計上しました。石狩開発株式会社が平成14年に破綻した以降、簡易水道事業特別会計への一般会計からの繰出金の合計が、26年度予算までで6億8,621万円にもなっています。平成23年10月に、食料品製造企業地下水利用組合から中松市長宛てに、水道水大量使用者の料金の低減を図っていただきたい旨の要望が出されています。また、市長は、平成25年6月に、新港地域における簡易水道事業に関する要請を北海道知事宛てに行っています。市長も認めているように、地下水利用組合の皆さんの簡易水道への切替えは難しい課題で、簡易水道に切り替えた場合、料金の新たな負担増は7社で幾らになると推計しているか、お答えください。次に伺いますが、平成元年度の小樽市簡易水道事業の給水開始に当たって、小樽市簡易水道事業特別会計の赤字を石狩開発株式会社が負担することに、どうしてなったのか、その経緯について詳しく説明をしてください。我が党は、平成14年度に石狩開発株式会社が破綻したとき、簡易水道の赤字は北海道に負担させるよう要求してまいりました。その理由は、後ほど触れますが、北海道は、北海道、小樽市、石狩市、地下水利用組合、石狩開発の5者で構成する地下水利用協議会を昨年3月末で解散してしまいました。これは、北海道が簡易水道事業立ち上げの経過に照らし、北海道が負うべき責任を放棄し、同協議会に対し、毎回、小樽市が簡易水道への赤字の負担を求めることを遮断するためとしか考えられません。市長の見解をお聞かせください。石狩湾新港背後地域の水の供給問題で伺います。石狩湾新港地域への水の供給問題では、我が党は初めから、当別ダムを建設し、新港背後地へ本管を布設するより、小樽市の水道水を新港背後地に本管を延長、布設したほうが格段に安上がりで、小樽市の水道水の使用となるのだから小樽市のためになると、当時の市議会の議員協議会で主張しました。しかし、小樽市の要望を顧みず、北海道の主導で当別ダム建設が強行されました。当別ダムは完成し、水の供給も始まりました。伺いますが、当別ダムの建設費と浄水場送水管建設費は、総計で幾らになったでしょうか。その財源の内訳も示してお答えください。次に、小樽市の豊倉浄水場から樽川配水池までの送水管布設の費用は幾らと推計されるか、一般的条件でいいですからお答えください。新港背後地で、簡易水道の給水量は幾らと想定しているのか、お答えください。仮に、小樽市の水道水を使用したとなれば、その料金は幾らと推計されるか説明してください。石狩湾新港推進で小樽港を衰退させ、その背後地では水の問題で、小樽の水を使用しないで、当別ダムを建設して無駄なお金を使う、石狩湾新港地域で北海道が小樽市をないがしろにしてきたことに対する市長の見解を求めるものです。3項目めの質問を終わります。
答弁 市長 中松義治(市長は2015年3月まで)
ただいま、簡易水道事業特別会計について御質問がありました。初めに、簡易水道事業特別会計の繰出金についてですが、まず地下水利用組合の各企業が地下水から簡易水道に切り替えた場合の負担につきましては、平成25年度当初予算で計上した水量33万7,000立方メートルで試算いたしますと、7社で約9,500万円の増となります。次に、簡易水道事業の収支不足分を石狩開発株式会社が負担することになった経緯につきましては、昭和57年に、小樽市と石狩開発株式会社との間で石狩湾新港地域銭函地区土地区画整理事業の施行に伴う開発関連事業に係る費用負担等に関する協定を締結しました。この協定では、水道事業については、小樽市が事業者となって水道の布設及び経営を行い、同社は当該水道事業の健全な経営に資するため、建設費の一部及び経常収支の不足額等について負担すると取り決めたことから、本市の簡易水道事業の収支不足分は同社が負担しておりました。しかしながら、同社は、平成14年に経営破綻したことから、その後の収支不足分は本市が負担しております。次に、地下水利用協議会の解散につきましては、昨年3月末に北海道から本市に対して、平成25年度より石狩西部広域水道企業団からの恒久水源が確保されたことから、これまで暫定的に地下水揚水計画量などを定めた地下水揚水計画を継続しないこととし、25年3月31日をもって地下水利用協議会を解散する旨、通知がありました。市としましては、協議会の解散によって北海道のこれまでの主導的な立場がなくなったものとは考えておらず、北海道が策定した計画どおり、地下水利用組合企業が地下水から簡易水道へ転換するよう、必要な方策を早急に検討し、実現すること、また地下水利用組合企業が本市の簡易水道への転換を行わないことで生じる簡易水道料金収入の不足分について本市へ補填などの対策を講じることについて、北海道に対しては継続的に申入れを行っているところであります。次に、石狩湾新港背後地への水の供給についてですが、まず当別ダムと浄水場等の建設費総計、及び財源内訳につきましては、ダム本体の建設費は685億円で、そのうち水道用水の負担分は199億円、浄水場、送水管等の建設費は371億円で、総計は570億円となっております。また、その財源内訳は、国庫補助金が212億円、企業債が156億円、各構成団体からの出資金等が202億円であります。次に、豊倉浄水場から樽川配水池までの送水管の布設費用につきましては、浄水場の増設、ポンプ場の建設、送水管等の施設費を標準的な施工条件、地質条件で試算しますと、現在の建設費で約60億円となります。次に、石狩湾新港背後地での簡易水道の給水量と料金の推計につきましては、小樽市域分の給水量は、地下水利用組合が簡易水道に切り替わることを想定し、平成25年度当初予算では44万4,000立方メートルを計上いたしました。また、この水量を小樽市給水条例で定められている業務用の料金で試算いたしますと、約1億2,700万円となります。次に、石狩湾新港推進に係る見解についてですが、石狩湾新港地域では、国の基本計画に基づき、港湾を核とした札幌圏における新たな生産・流通基地の創出を目的として産業拠点の開発が行われており、この開発に伴う国、道、小樽・石狩両市などが参加する石狩湾新港地域開発連絡協議会などを通じて、関係機関が相互に密接な連携を図りながら当該地区の開発が進められてきたと認識しております。