小樽市議会 平成25年第4回定例会 2013年12月9日
全国学力・学習状況調査の結果公表について
2013年12月9日、小樽市議会の一般質問で、鈴木喜明議員が「全国学力・学習状況調査の結果公表について」質問し、教育長 上林猛が答弁しました。
- 質問者
- 鈴木喜明 議員
- 答弁者
- 教育長 上林猛
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 12番 鈴木喜明
最後に、全国学力・学習状況調査の結果公表についてお聞きします。10 月上旪、本市教育委員会は、今年4月に实施された本年度の全国学力・学習状況調査の結果を発表いたしました。今回、初めて我が党が求めていた全国・全道との比較を容易にするため、各教科の平均正答率を明らかにし、小学校算数Aでは全道平均を 0.2 ポイント上回ったものの、それ以外の教科はいずれも平均を下回ったとあります。また、昨年度の結果報告では、本市は改善傾向にあるとおっしゃいましたが、今年度このような結果の要因をどうお考えですか、お聞かせください。先月末に文部科学省は、小学校6年生と中学校3年生を対象に行っている同調査について、これまで禁じていた市町村教育委員会による学校別の結果公表を来年度から認めると発表しました。我が党は、かねてより同調査の学校別の結果公表を認めるべきだと为張してまいりました。理由としては、同調査内容は確かにテストの教科は国語、算数・数学のみで、児童・生徒の学力の全てを調査できるわけではありません。しかし、テスト内容としては、基礎学力としての重要な部分が多く含まれ、現在の習熟度や今後の授業理解度の目安になると考え、学校別での結果公表は、PTA及び地域の人々がその学校の学習の習熟度の現状をある程度正しく認識でき、保護者間で交わされる、あの学校がよいみたいだというような根拠のない風評や、うちの学校はまあまあよいほうですなどという学校側の抽象的な表現に振り回されず、問題意識を共有できると考えるからです。確かに反面、序列化などの懸念により、公表に関して今まで本市教育委員会は慎重な姿勢を示してきました。我が党としては、都道府県教育委員会による市町村別の結果公表も控えている中、保護者が各学校の状況や我が子が通う学校の教育施策の成果を知りたいと思うのは当然のことで、本市での学校別の結果公表を早期に求めるものです。教育委員会として、猶予期間として二、三年程度必要というお考えであれば、公表は何年度からと公表年度を発表し、懸念のある学校には早期に学習体制の改善をこの機会に求めるべきと考えますが、学校別の結果公表について教育長のお考えをお示しください。以上、再質問を留保し、質問を終わります。
答弁 教育長 上林猛(教育長は2015年12月まで)
鈴木議員の御質問にお答えいたします。ただいま、全国学力・学習状況調査の結果公表について御質問がありました。まず、小樽市内における今年度の全国学力・学習状況調査結果の要因についてでありますが、教科ごとの調査結果では、国語において小・中学生ともに自分の考えを書く力や文章を読む力に課題が見られました。算数や数学では、数量の関係を読み取ったりする力や道筋を立てて考える、表現する力に課題が見られました。これは、毎日の授業の中で、子供たち自身が自分の考えを持って説明をする力が引き出されていないことが要因の一つであろうと考えております。また、児童生徒質問紙調査結果によると、本市の子供たちは全国と比べて1日当たり1時間以上勉強する子供の割合が低く、1日当たり3時間以上ゲームをする子供の割合が高いなど、家庭での学習習慣が確立されていないことも要因の一つであると考えております。私としては、今後とも教職員の实践的な研修を行い、力量を高めるとともに、音読の取組などを通じ家庭学習の習慣化を図り、学力の向上に向け、粘り強く取り組んでまいりたいと考えております。次に、学校別の結果の公表についてでありますが、本市では、今年度初めて教科の調査結果を数値で公表しましたが、これは小樽市の学力の状況を保護者や教職員に正しく認識してもらうことで学力向上に向けた意識の啓発を狙いとしたものであります。私としては、学校別の平均正答率を公表することが直ちに学力の向上につながるとは考えておりません。大切なのは、教職員が子供たちに魅力ある授業を展開し、基礎・基本の力をしっかりと定着させるという意識を持つことであり、一方で家庭では保護者の方々が子供たちに学習習慣をしっかりと身につけさせることであり、そのことが結果として学力の向上に結びつくものであると考えております。しかしながら、各学校が子供たちの学力の状況を保護者に説明することは必要なことと考えておりますので、今後、教育委員会として、公表内容などについて十分検討してまいりたいと考えております。