小樽市議会 平成28年第1回定例会 2016年2月29日
介護予防・生活支援サービス事業について
2016年2月29日、小樽市議会の一般質問で、鈴木喜明議員が「介護予防・生活支援サービス事業について」質問し、市長 森井秀明が答弁しました。
- 質問者
- 鈴木喜明 議員
- 答弁者
- 市長 森井秀明
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 12番 鈴木喜明
第4項目め、厚生常任委員会に関連してお聞きします。初めに、介護予防・生活支援サービス事業についてお聞きします。全国一律の保険給付から市町村の実情に応じて実施する地域支援事業への平成 29 年度の本格移行に向け、今年度予算では、訪問型サービス費 668 万 6,000 円、通所型サービス費 1,183 万 8,000 円を計上しましたが、このたび一部施行に踏み切った理由をお聞かせください。また、29 年度には地域支援事業は市の裁量によるところが大きく影響するとのことですが、本市のサービス内容は、他市と比較してどうなるのか、また、どうしていくつもりなのかお答えください。次に、乳幼児等医療費助成についてお聞きします。現在、3割負担となっている小学生の入院外医療費を市独自の助成を加え、8月から1割負担に軽減するなどして 3,920 万円、市の独自助成を含む財政負担が伴う乳幼児等医療費助成費1億 7,510 万円が計上されました。自民党としては前から述べていますが、乳幼児等の医療費の軽減には異存はなく、むしろ遅すぎたぐらいだという思いです。しかし、前市長のときに実現できなかった最大の理由はやはり財源対策で、独自助成に伴う継続的な財政負担の重さにあります。乳幼児等の医療費助成制度の今回の拡大分について詳しく説明してください。平成 28 年度一般会計財源対策として 4.8 億円を投じ、除雪費をほとんど計上していない状況で、一度始めたらもう引き返せない乳幼児等医療費助成に踏み込む理由と、財源確保及び今後の展望についてお示しください。一説にはコンビニ受診やコストの高い時間外診療の増加、病院側の薬剤過剰投与の懸念もありますが、この点の対処はどうお考えですか、お答えください。また、今施策について市内小児科の受入れ態勢は万全なのかもお答えください。この項最後に、幸福度目標値(医療体制)についてお聞きします。小樽市総合戦略、子育て世代をはじめ、全ての居住者に優しい、生活利便性の向上度の健康の項、医療体制や保健予防に対する満足度で現状値が平成 19 年度調べで 5.3 パーセント、31 年度の目標が6パーセントとありますが、この数値の算出方法と 5.3 パーセントがどのような内容で他市と比べてどうなのか、また、今期予算の改善施策が組まれているのかお答えください。以上、第4項目めの質問を終わります。
答弁 市長 森井秀明(市長は2018年7月まで)
ただいま、厚生常任委員会に関連して御質問がありました。初めに、介護予防・生活支援サービス事業についてですが、まず、一部施行に踏み切った理由につきましては、地域支援事業への移行は猶予期間が設けられているものの、国からは早期移行が求められております。本市としては、平成 29 年度からの円滑な移行に向け、一定の試行期間を設け、関係する地域包括支援センターや各事業者などと制度の確立に向けた調整を図る必要があると判断したためであります。次に、本市のサービス内容と他市との比較につきましては、本市で検討している内容としては、基本的には既存の事業者にサービスの提供を担っていただけるよう、現行の予防給付と同程度のサービスのほか、人員基準を緩和し、サービス提供を生活援助に絞るなどして、単価を一定程度低減した本市独自のサービス基準を設定したいと考えております。できるだけ早い時期に実施可能なサービスの基準を定め、平成 28 年 10 月からの試行実施を目指しております。また、他市との比較ですが、現在は関係する地域包括支援センターや事業者団体などと協議を行っている段階であり、実施済みの自治体も少数であることから、現時点では比較できる状況にはありません。次に、乳幼児等医療費助成についてですが、まず、今回の拡大分の内容につきましては、これまでの助成の対象外であった小学校1年生から6年生までの入院外の医療費を助成するものであります。助成の内容、小学生の保険診療における自己負担分は3割ですが、それを非課税世帯は初診時一部自己負担金 580 円のみに、課税世帯は医療費の自己負担金が1割に軽減されるよう市において助成するものです。次に、乳幼児等医療費助成拡大に踏み込む理由につきましては、子育て世代の経済的負担を軽減し、安心して医療が受けられるように子育て支援を充実し、人口減に歯止めをかける施策として公約に掲げたものであり、人口対策として重要な施策と考えております。財源の確保については、暮らす人に優しい市民幸福度の高いまちを実現するためには、不可欠な施策と考えていることから、厳しい財政状況の中でも財源を捻出し、事業を継続してまいりたいと考えております。また、今後の展望といたしましては、2年程度継続しながら子供の医療需要などを分析するとともに、現在、国が設置している子どもの医療制度の在り方等に関する検討会において示される方向性や、本市の財政状況を踏まえ、公約の最終形である小学生までの自己負担無料化の実現に向けた判断をしてまいりたいと考えております。次に、医療費助成を拡大することによるコンビニ受診や時間外診療の増加、薬剤過剰投与の懸念と対処につきましては、コンビニ受診や時間外診療のような不要不急の受診を避けるよう、広報おたるや市のホームページなどを活用した市民周知に取り組むとともに、北海道の小児救急電話相談事業のチラシを受給者証交付時に同封するなどして、医療の適正な利用の啓発に努めてまいります。また、病院側の薬剤過剰投与の懸念につきましては、各保険者が、近年、医療給付の適正化に取り組んでいることから、その成果に期待するものであります。次に、市内小児科医の受入れ態勢につきましては、小学生の入院外の医療は必ずしも小児科のみに集中するものではなく、受診する診療科は多岐にわたると考えており、市内の医療機関で対応可能と認識しておりますが、本事業拡大の実施に当たっては、医師会などの関係団体との打合せを行い、制度の周知に万全を期してまいります。次に、医療体制の幸福度目標値についてですが、医療体制や保健予防に対する満足度が 5.3 パーセントである現状がどのようなものであるか、今期予算に改善施策が含まれているかにつきましては、第6次小樽市総合計画を作成する際に実施した市民意向調査において、医療体制や保健予防対策について満足度を測定しており、そのうち満足が 0.8 パーセント、やや満足が 4.5 パーセントという結果から、現状値を算出したものであります。新年度につきましては、胃がん検診事業や特定健康診査等事業など予防事業に重きを置きつつ、満足度の改善に努めたいと考えております。