小樽市議会 平成25年第1回定例会 2013年3月5日
(1)新年度予算に関して/(2)防災計画に関して/(3)夜間急病センターに関して
2013年3月5日、小樽市議会の一般質問で、斎藤博行議員が「新年度予算に関して」「防災計画に関して」「夜間急病センターに関して」について質問し、市長 中松義治、総務部長 迫俊哉、福祉部長 三浦波人、保健所長 秋野恵美子、副市長 貞村英之が答弁しました。
- 質問者
- 斎藤博行 議員
- 答弁者
- 市長 中松義治、総務部長 迫俊哉、福祉部長 三浦波人、保健所長 秋野恵美子、副市長 貞村英之
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 19番 斎藤博行
平成 25 年第1回定例会に当たり、民主党・市民連合を代表して質問します。初めに、昨年 12 月に行われた衆議院議員総選挙の結果について所見を述べさせていただきます。私は、3年半前の平成 21 年9月の第3回定例会で、歴史的な政権交代直後の9月2日付けの新聞に載った世論調査を引用して、選挙結果に示された有権者の意識と政権交代の意義について、そして、私たち民主党・市民連合の立ち位置について話をさせていただきました。その内容を要約しますと、第1には、自民党に対する不満と民主党に対する不安、そのどちらを選ぶのかを迫られた有権者は、あの選挙において民主党を選択した点、第2には、そのアンケートでは7割を超える回答者が自民党に民主党に対抗するため政党として立ち直ってほしいと答えていることを念頭に置き、有権者の思いに応えるため、政権交代はやろうと思えばできるのだという段階から、政権がかわると政治の流れが変わる、そして政治の流れが変わると私たちの暮らしも変わるのだと実感してもらえるような政治が求められており、その期待に全力で応えていかなければならない点、そして第3には、国政段階での与野党の立場は 180 度変わりましたが、小樽の地においては市長与党の立場から、引き続き小樽市、そして小樽市民のため、小樽の将来を見据え、小樽市民の生活の実態から積極的に地方から声を上げていく、そういった立場を明らかにしました。3年3か月の評価については議論の分かれるところですが、選挙結果に示された有権者の結論は、皆さん御承知のとおりであります。選挙結果ではとても合格点はいただけなかったわけですが、私は、無駄な公共事業を見直す、疲弊した地方を大切にする、不幸な人たちを最小限少なくする、原発に依存しない社会の実現を目指していく、そういった目指した方向は0点ではなかったと考えております。3年半がたち、選挙結果により国政における立場は再び変わりましたが、この小樽における私たちの立場と考え方は、何ら変わりがないことを改めて表明しておきたいと考えます。質問に移ります。最初に、平成 25 年度予算編成に関して、何点か質問します。小樽市の平成 25 年度予算は、一般会計約 577 億円、特別会計約 350 億円、企業会計約 272 億円で、3会計合計で約 1,199 億円になりました。自主財源である市税の減収、さらには地方交付税が削減される中、予算編成には苦労されたのではないかと推察します。新年度予算編成において市長が最も力を入れた問題について、その思いを聞かせてください。新年度予算の歳入では、市税について増減はありますが、合計では約1億円の減収を見込んでいます。その中で、法人市民税約 6,000 万円、固定資産税約2億 5,000 万円、都市計画税約 5,000 万円の減収、そして、たばこ税約1億 9,000 万円の増収となっています。こうした見積りをされた根拠をお示しください。アベノミクスという言葉が飛び交っています。現時点では、円安が進み、証券会社のボードが赤く染まることが多くなったぐらいで、実体経済、個人消費レベルではまだまだの感じです。政府も今年の春闘に期待感を示していますが、先行きは厳しいと思います。この中で気になるのが、デフレからの脱却のため、2パーセント程度の物価上昇が議論されていることです。超低金利政策の隠れた効用に、自治体の抱える膨大な借金の金利負担軽減があります。小樽市の市債は、一般会計では前年度より約 10 億 5,000 万円増の約 62 億 9,000 万円発行されます。また、平成 25 年度末の全会計の市債残高は、約 24 億 9,000 万円増えて約 1,033 億 3,000 万円となる見込みです。当然、金利負担も増加します。この間は少しずつ減少してきたとはいえ、その金利負担は重く感じられます。一般会計の平成 21 年度、22 年度、23 年度の平均利率、支払われた利息の総額をお示しください。小樽市が深刻な財政危機に直面し、夕張市の次は小樽だと多くの市民が心配したのは、つい最近のことです。小樽市が財政破綻の危機に直面した主な要因をお聞かせください。次に、小樽市はまだいろいろな問題が残っていますが、単年度収支を黒字にすることができたのは3年前の平成 22 年度でした。小樽市財政の回復に寄与した主な要因は何であったのか、お聞かせください。次に、新年度予算編成に際して、小樽市の財政再建に向けた取組はどのように考えられたのか、お聞かせください。質問を変えます。安倍政権は、国土強靱化のスローガンの下、平成 24 年度補正予算で約4兆 7,000 億円、25 年度予算で約5兆 2,000 億円の大規模な公共事業を実施しようとしています。しかし、個別事業を見ますと、防災・減災、老朽化対策等の名目の下に、もちろん必要な工事もありますが、従来と変わらず経済効果の薄い公共事業があるとの指摘も出されています。また、現実の問題として、建設現場の職人数がピーク時から大幅に減少していること、国や地方自治体の土木・建築技術者も大幅に削減され、事務処理能力にも限界があると指摘されています。このように、平成 24 年度予算すら完全に消化できない中で、公共事業の総量を大規模に増やしても借金だけが増えることにもなりかねません。新年度予算の地方財政計画は、歳入歳出規模は約 500 億円増額し約 81 兆 9,100 億円となり、前年度当初に比べて 0.1 パーセント増額になりました。また、地方税、地方交付税などを合わせた一般財源総額は約 1,285 億円、0.2 パーセント増額され、前年度と同水準の約 59 兆 7,526 億円となりました。これは、地方税を約 4,461 億円増の約 36 兆 3,645 億円、臨時財政対策債を 1.3 パーセント増額し約6兆 2,132億円にしつつも、地方交付税を約 3,921 億円、2.2 パーセント減額し、約 17 兆 624 億円としたためであります。地方交付税の減額要因の給与関係経費は、自民党の政権公約を実現するため、平成 25 年7月から国家公務員と同様の給与削減を行うとして約 8,504 億円削減し、約 19 兆 7,500 億円とされました。削減分は、緊急防災・減災事業へ約 4,550 億円、地域の元気づくり事業へ約 3,000 億円、東日本大震災関連全国防災事業の地方負担分へ約 973 億円充当するとし、地域の元気づくり事業は、これまでの人件費削減努力に応じ、地方交付税によって措置するとなっています。1月 27 日、地方六団体は共同声明を出しました。その中で、「今回の地方公務員給与の取扱いについては極めて遺憾であると言わざるを得ない。緊急経済対策や大胆な『15 ヶ月予算』の円滑かつ迅速な実行により、地域経済の活性化に国と地方が協働して取り組もうとしている一方で、この 10 年余りの国をはるかに上回る地方の行財政改革の努力を適切に評価することなく、国家公務員の給与減額支給措置に準じて地方公務員の給与の削減を求めるとともに、それを反映して地方交付税を削減したことは、財政力の弱い団体ほどその影響を大きく受けるものである。また、『地域経済の再生なくして、日本経済の再生なし』との国と地方の共通認識からも、極めて問題である。そもそも地方公務員の給与は、公平・中立な知見を踏まえつつ、議会や住民の意思に基づき地方が自主的に決定すべきものであり、国が地方公務員の給与削減を強制することは、地方自治の根幹に関わる問題である。ましてや、地方交付税を国の政策目的を達成するための手段として用いることは、地方の固有財源という性格を否定するものであり、断じて行うべきではない。我々地方六団体は、国と地方の信頼関係を重視する立場から、地方との十分な協議を経ないまま、地方公務員給与費に係る地方交付税を一方的に削減する今回のような措置を二度と行わないよう、強く求める」と述べています。大変もっともな見解であります。国の地方交付税を地方公務員の給与削減問題に関連づけて削減した政府の措置に対しての市長の見解をお示しください。小樽市は、平成 16 年度から独自の給与削減を続けています。これは、小樽市の財政が極めて悪化し、夕張市での財政破綻後の市民サービスの切下げなど厳しい現実を見聞きしたとき、何よりも小樽市の財政破綻は避けなければならない、そのための協力が必要だと考えた職員の理解と協力があったからだと思います。8年間の給与削減の総額をお示しください。国は地方自治体に対し、国並みの 7.8 パーセント給与削減を求めています。小樽市において、平成 25年度に実施される3パーセント、4パーセント、5パーセントの給与削減は、国の要請に応えるものなのか、そうではなく、財政再建に向けた独自削減なのか見解をお示しください。次に、先ほども述べました土木・建築技術職員の問題です。小樽市でも財政再建の議論の中、大きな箱物づくりは当分ないとの判断で、土木・建築技術職員を退職不補充等により削減した経過があります。この 10 年間の土木・建築技術職員の退職者数と採用者数の合計数をお示しください。こうした技術職は十分な経験が必要で、採用してもすぐには戦力にならないとの話もあります。今年度予算の執行に当たっては、業務がオーバーフローしてしまわないか心配です。見通しをお示しください。質問を変えて、福祉灯油について伺います。私は、昨年 12 月 21 日に開かれた厚生常任委員会で、福祉灯油を実施する際の判断基準について質問しました。福祉部は、灯油の価格、国や北海道からの財政支援の動き、他都市の状況、そして小樽の財政状況の4点を総合的に勘案して、実施するかしないかの判断をするという答弁でした。さらに私は、灯油価格が高騰しても国や地方の支援の動きがないとき、小樽市はどう判断するのかと質問しました。これに対して、「今は限りなく 90 円に近いですけれども、それが 100 円になったり、120 円になったりした場合ですけれども、これは生活に直接関係してくる生活必需品の値上げでございますから、異常な高騰を見た場合については、国なり道の財政支援がたとえなくとも、それは市として困窮度などの調査が必要だと思いますけれども、財政支援がないからといってやらないというふうにはならないと思います」と答弁しております。さらに、「具体的にやはり国の補助等がない中で、市単独でもしやるとすれば、非常に薄い補助になりかねないということも一つの要素に挙げておきます」と補足されています。今回の補正予算の中に福祉灯油実施の予算は組まれていませんでした。改めて、昨年 12 月の厚生常任委員会での答弁で示された小樽市の福祉灯油に対する考え方に変わりがないのか、見解をお示しください。次に、今年に入り、市内の灯油小売価格が4年ぶりに 100 円を超えました。こうしたときに、小樽市の財政状況を勘案しつつも、先ほどの 12 月の委員会での答弁を基本にして、前回実施の予算をベースに北海道からの補助を合わせた、いわゆる非常に薄い補助の実施については検討されなかったのですか、お聞かせください。最後に、福祉灯油の支給について、先ほどから述べております4点の判断基準と二つの考え方が質疑の中で整理されてきたと考えております。今回実施しないと判断された理由をお聞かせください。質問を変えます。平成 25 年度主要施策等一覧を見ましても、地球環境保全に関連する、新エネルギー推進に関する項目が見当たりません。2011 年3月 11 日に発生した東日本大震災による津波なのか、その前の地震そのものなのかまだはっきりしませんが、東京電力福島第一原発で起きた過酷事故は、原発に依存しない社会の実現の必要性を私たちに突きつけました。そして、日本のエネルギー政策について改めて議論し、再構築していく作業が始まりました。従来の省エネ対策や二酸化炭素の削減対策だけでなく、さらに地球環境に優しい自然エネルギーの活用を基本とする新エネルギーの活用が求められるようになりました。その中でも太陽光、風力、中小水力、地熱、バイオマスなどの再生可能エネルギーは、枯渇することのない国産エネルギーであり、その拡大は新しいエネルギー社会構築に向けた柱です。改めて、地球環境に優しい自然エネルギーの普及・活用に関する小樽市の考え方をお聞かせください。私は、小樽における新エネルギーとして、太陽光発電の役割を指摘してまいりました。それは、太陽光発電は小樽市内においても十分に普及する可能性があると考えるからです。確かに今年のように、雪の降る日が多く、曇り空を見上げてみますと、小樽での太陽光発電は無理のように思われがちです。しかし繰り返しになりますが、国の調査機関の報告にもあるように、小樽市内での太陽光発電の年間発電量は、東京都のそれと比べて遜色ないのが実態です。私の自宅で 2010 年 10 月から稼働している太陽光発電では、本年2月末までに 8,873 キロワット発電し、二酸化炭素約 1.6 トンの削減に貢献しています。昨年度から続けている太陽光発電設置に関するアンケート調査の内容をお示しください。また、市内の太陽光発電設置の最新の数をお示しください。先日、昨年の春から太陽光発電を始められた市民の方と話す機会がありました。そこでの話は、太陽光発電設備の価格や発電量からメンテナンスや降雪対策、そして自治体の補助制度にまで及びました。現在、小樽市内で太陽光発電を設置されている方は、市からの補助なしで設置に踏み切った方々です。それでも他都市の補助金に関する情報は持っています。お金に関することですから、いろいろな思いが感じられます。しかし、それ以上に強く感じられたのは、太陽光発電などの新エネルギー問題に対する小樽市の消極的なスタンスに対する不満でした。空き地を利用した大規模な太陽光発電は、雇用の場の拡大にもつながる話です。企業誘致の観点から検討してほしいと思います。最後に、市民と一緒に新エネルギー政策を考えるためにも、太陽光発電設置に対する助成制度を創設すべきではないかと考えますが、見解を求めます。質問を変えます。政府は、生活保護の基準を引き下げ、3年間で生活保護費を 740 億円削減することを決めました。一部で見られる低所得者世帯と生活保護世帯の逆転現象の解消は必要です。ただし、その方向は、最低賃金の引上げや低所得者支援の強化を基本とすべきであり、生活保護基準の引下げでは社会の底が抜けてしまうおそれがあります。また、低所得者全体への影響も大きく、生活保護以外の低所得者の住民税、保育料、国保料、水道料、市営住宅等の自己負担が連動して上がったり、就学援助が打ち切られたりする可能性があります。また、最低賃金の決定に当たり、生活保護基準は大きな要素です。生活保護基準の引下げは、最低賃金引上げのブレーキにもなりかねません。つまり、生活保護基準の引下げは、生活保護世帯だけでなく勤労者世帯にも悪影響を及ぼし、結果として国民生活の最低レベルの引下げにつながり、先ほども述べましたが、この国の底が抜けてしまいます。特に影響をこうむるのは、子育て中の母子世帯です。そもそも日本のひとり親世帯の相対的貧困率は、OECD加盟 30 か国中、最低です。さらに、生活保護基準の引下げによって、教育にかける費用が減り、進学の断念、部活や修学旅行の断念、ひいては高校中退の増加にもつながりかねません。このように、影響が幅広く大きい生活保護基準の引下げに反対する意見書が小樽市議会に提出されましたが、残念ながら賛成少数で不採択になっております。今回の生活保護基準の引下げによる小樽市内生活保護世帯への影響も深刻です。小樽市の生活保護に関する扶助費の負担は、年間ではどのようになるのかお示しください。次に、今回の生活保護基準の引下げについて、市長としてどのような見解をお持ちなのか、お聞かせください。次に、生活保護受給者を対象とした減免等の制度と生活保護基準を基にした各種減免等制度について、それぞれの数をお示しください。また、主な制度と平成 23 年度の対象者数をお示しください。市内で暮らす低所得者世帯には影響が大きい制度改正です。小樽市は、今回の生活保護基準の引下げをストレートに小樽市の各種減免等制度の基準見直しにつなげる考えなのか、見解をお示しください。質問を変えます。新年度予算には、産業振興に関連して、活力ある商店街づくり推進事業費 976 万円が計上され、その中には空き店舗対策支援事業費 296 万円があります。小樽市内の商店街を歩いていますと、閉店の挨拶を目にすることがあります。閉店となった店が続く商店街は、目にも耳にも、そして心にも寂しいものです。そして、しばらくすると空き店舗もなくなり、空き地や駐車場になってしまい、たまに付近を歩く市民にはどのような店があったのかわからなくなってしまいます。小樽市としても、空き店舗対策の重要性は踏まえた上で対策を考えていると思います。先ほどの空き店舗対策支援事業費の内容をお聞かせください。小樽市内にはたくさんの商店街がありますが、市内中心部の都通り商店街、サンモール一番街商店街、花園銀座商店街の3商店街の 10 年前、5年前、最近の空き店舗率をお示しください。平成 25 年2月 12 日、経済産業省は、平成 24 年度地域商業再生事業費補助金の採択結果を公表しました。その中で、小樽花園銀座商店街振興組合の商店街等構造改革調査分析事業が採択されております。関係する方にお話を聞かせていただきました。昨年の水天宮のお祭りのイベントを契機に、自分たちで勉強会を立ち上げ、全国商店街支援センターの存在を知り、そこから国の補助事業への応募、そして採択にまでこぎつけたとの話でした。初めに、経済産業省の補助事業の概要をお示しください。また、花園銀座商店街が応募した商店街等構造改革調査分析事業とはどのようなものなのか、お示しください。また、この調査終了後に考えられている事業展開についてお聞かせください。国の補助事業に応募して採択されるなど、大変な努力や頑張りが感じられますし、力強くも思います。この間の小樽市のかかわりも大きかったのかとも思いますが、この間の小樽市としてのかかわりについて、経過も含めてお聞かせください。また、今回の取組を進めるに当たっては、国の補助事業のため資金繰りに苦労しているとの話もありました。小樽市として、この取組に対する支援策などは検討できないものでしょうか。見解をお示しください。先ほどの調査は、いつごろから、どのような形で行われ、いつ調査分析結果が出されるのかお聞かせください。最後に、この調査分析結果に基づき構想される今後の計画に対する小樽市としての支援策や協力体制などについて、考えをお聞かせください。質問を変え、防災計画に関して何点か質問をします。最初に、自主防災組織に関して質問します。1995 年の阪神・淡路大震災や 2011 年の東日本大震災などの地震や津波、また毎年のように発生する台風被害などを見るとき、自然災害は完全には防げないとの立場から、いざ災害が発生したときには、発生し得る被害を最小限に食いとめるための減災の取組が重要です。また防災・減災のためには、自助、共助、そして公助の役割分担も重要です。北海道は、北海道防災対策基本条例を制定し、その中で災害から身を守るために地域ぐるみの協力体制による共助が必要であり、それを生かすためには自主防災組織の存在が不可欠ですと説明しています。北海道の言う自主防災組織とは、どのようなものなのかお示しください。また、こうした北海道の自主防災組織の位置づけに対する小樽市の考えをお聞かせください。あわせて、小樽市では、自主防災組織とはどのような組織を想定されているのかお聞かせください。小樽市では、新年度予算で防災関連経費として防災ラジオの町会への配付を計画しています。小樽市の防災計画を考えるとき、町会組織をどのように位置づけているのかお聞かせください。また、防災ラジオを配付する町会には、その使用方法などについて、どのようにお願いするのか考えをお聞かせください。北海道の説明では、自主防災組織を結成するには、既存の組織、つまり町会を活用する方法と新規にメンバーを集めて新組織を結成する二つの方法があります。その中で、町会を活用する方法では、町会の規約に防災に関する事業などを追加し、町会の組織の中に防災部を新設することが必要とされています。小樽市の町会で、こうした規約を持つ町会は幾つありますか。また、共助を目的として、新たに組織された自主防災組織は何団体ありますか。ありましたら、その組織化にはどのような特徴がありますか。お聞かせください。北海道は、自主防災組織の結成や運営などについては市町村に照会してくださいと言っています。そうした相談はありましたか。町会は、これまでも地域の防災意識の啓発や避難訓練への参加などの役割を果たしてきております。昨年1年間で町会の参加した避難訓練や防災に関する研修会などの防災・減災事業は何件押さえていますか。件数と参加人数をお聞かせください。今後、小樽市としては、町会を自主防災組織へと指導していく考えなのか、見解を求めます。次に、原子力防災計画について何点か質問します。市長は、昨年3月 27 日に、小樽市民の安全・安心を守る立場から、UPZの範囲を決める議論の際には直線で円を描くようなやり方ではなく、地形や気象条件などを考慮してほしいとの要請を北海道知事に行いました。2011 年の東京電力福島第一原発の過酷事故の放射能汚染の広がりを目の当たりにし、40キロメートル先に北海道電力泊原発が存在している小樽市長として、当然の行動だったと思います。この市長の要請に対する北海道知事からの回答は、最終的にはどのようなものだったのかお聞かせください。北海道は、UPZの範囲を泊原発から半径 30 キロメートル以内の町村にしました。このことに関する小樽市の見解をお聞かせください。あわせて、北海道の判断根拠をお示しください。小樽市としては、国の拡散シミュレーションで示されたデータの解析で 24 時間 365 日を考えたとき、小樽市の方向に放射性物質が流れてくることに関してどのように判断されておりますか。見解をお示しください。小樽市は、先ほども述べましたが、泊原発からおおよそ 40 キロメートルの位置にあります。東京電力福島第一原発の事故の際、原発から半径 40 キロメートル程度の距離にあった福島県内の市町村では、当時どのような状況に置かれたのか、また、今日そうした教訓をベースに、原子力防災計画についてどのような取組がなされているか調査しておりますか。お聞かせください。1月 16 日、泊発電所周辺の安全確認等に関する協定書を北海道及び北海道電力と締結しました。これに関連して、北海道が主催する原子力防災に関する連絡会議と泊発電所周辺の安全確認等に関する協定書の運用に関する連絡会が設置されました。それぞれの役割をお聞かせください。また、今日までの会議の開催状況と議論された内容をお聞かせください。この協定書の第5条の環境放射線の測定では、北海道と北海道電力は 16 市町村の地域における環境放射線の状況を把握するため、北海道が 16 市町村及び北海道電力と協議の上、別途作成する測定計画に基づき、測定を実施するものとするとなっています。これだけ読めば小樽市内でも環境放射線測定をするように読めますが、結果は、北海道はUPZ内に新たに設置するモニタリングポストによる測定を実施するとなりました。なぜ小樽市内にモニタリングポストが設置されなくなったのか、なぜUPZの範囲内になったのか、経過をお聞かせください。また、第5条で言われている測定計画の概要をお示しください。また、小樽市内の放射線測定のため、北海道にモニタリングポストの設置を求めるべきではないかと考えますが、見解をお示しください。予算では、放射線測定器1台を新たに購入することになっています。購入の目的と今後の測定体制について、現在行われている港湾室前の測定のあり方を含めて方針をお聞かせください。今後の原子力防災計画づくりに関して質問します。北海道は、UPZ範囲内の 13 町村と連携して原子力防災計画づくりを進めています。しかし、2月20 日付けの新聞報道では、30 キロメートル圏内の 13 町村のうち、原発に関する地域防災計画を策定した、あるいは策定の見通しがついたと答えたのは8町村、見通しがついていないと答えたのが3町村、計画策定中と答えたのが2町村となっており、計画づくりの遅れが目につきます。こうした状況下で昨年 10 月に行われた北海道原子力防災訓練では、泊村、神恵内村、積丹町、古平町の住民が小樽に避難することになっています。こうした避難してくる住民を受け入れるための準備や訓練が必要なことは理解できます。しかし、問題なのは、そうした状況になったときの小樽市民の安全確保の問題です。さきに述べた4町村の住民が小樽へ避難する必要があると判断されるとき、原発事故の程度はどのように想定されているのかお示しください。そうした状況を前にした場合、小樽市民の安全確保のためにも、当然しかるべき計画が用意されなければならないと考えますが、見解をお示しください。これから策定作業が進められる小樽市原子力防災計画では、原発事故発生により避難してくる周辺住民の受入れ態勢の整備とあわせて、小樽市民の安全確保に関する計画を並行して進めていく必要があると考えますが、見解をお示しください。最後に、業務量が大変増加してきている防災担当部署の新年度体制について、お聞かせください。質問を変えます。夜間急病センターに関連して何点か質問します。最初は、夜間急病センター管理代行業務費についてです。今年度も、当初予算1億 2,100 万円に加え、今定例会で 2,900 万円の補正予算が出され、結果として1億 5,000 万円となりました。毎年のように補正されています。私は、以前にもこのような予算措置に疑問を感じ、夜間急病センターの役割や医師会との関係を考え、必要な予算措置を年度当初に済ますべきではないかと指摘しております。今回も改めてこの問題を取り上げるに当たり、医師会の考えも聞かせていただくなど、必要な調査もさせていただきました。その中で、平成 23 年度と 24 年度の小樽市夜間急病センターの管理に関する基本協定書と小樽市夜間急病センターの管理費用に関する年度協定書の一部を変更する協定書を読ませていただきました。平成 24 年度を例に説明します。基本協定書の第 22 条第2項で、管理費は1億 2,100 万円の範囲内で年度協定書において定めるとなっています。そして、4月1日付けの年度協定書の別表では、12 回の分割回数に対し、4月から3月までの支払月と支払金額が記載されています。支払金額は1回目の4月だけが 1,100 万円で、2回目からは毎月 1,000 万円となっており、合計金額は1億 2,100 万円です。しかし、5月9日には年度協定書の一部が変更され、3回目の6月が 2,000 万円と 1,000 万円増額され、その結果、12 回目の3月分がゼロ円となっています。また、11 月 20 日には再び協定書の一部変更が行われ、9回目の 12 月分が 2,000 万円と 1,000 万円増額され、11 回目の2月分がゼロ円となっています。夜間急病センターは、公設民営の小さな診療所です。そのため、6月と 12 月は患者数や診療報酬の増減に関係なく経費が増加する月です。そのため、2月分、3月分を繰り上げて支払ってもらい、2月分、3月分はゼロ円になっていますので、医師会が立て替えて、補正予算が成立するのを待っている構造が明らかになりました。平成 23 年度と同様に、今年度も今定例会で補正予算が可決された後、2,900 万円増額するための年度協定書の一部変更がなされるものと思います。こうした予算執行は予算の範囲内であり、また月々の支払額も年度協定書の変更協定に基づくものであり、法的な問題はないと説明されていますが、今回、基本協定書や年度協定書を改めて見たとき、第1回定例会で可決された予算が2か月後の5月には翌年3月の補正予算による追加払いを医師会に確約しているようにしか読めず、極めて不自然に見えます。市長の見解を求めます。また、基本協定の第 23 条、管理費用の上限額の変更では、指定期間中に診療報酬改定、賃金水準の変動により前条第2項の規定による管理費の上限が不適当となったと認めるときは、相手方に通知して、上限額の変更を申し出ることができるとなっています。これは一般的には診療報酬の大幅引下げ、患者数の激減、又は人件費等経費の大幅増加などを想定しているもので、今回の補正予算はこうした事項には該当しておらず、初めから医師会との間で補正予算による追加払いありきで当初予算がつくられ、議会に提出されていたと考えますが、見解をお聞かせください。いずれにしても、議会における新年度予算審議の根幹にもかかわるような予算づくりはやめていただきたいと考えますが、見解をお示しください。夜間急病センターは、今年、単独開設になります。そのため、従来の併設型のときのような済生会小樽病院の応援は全くなく、施設の保全、設備の保守管理、保安などの仕様書に書かれている業務を遂行するための費用が増加することが予想されます。単独開設となることにより、増加する経費をどのように見込んでいるのかお示しください。また、新年度予算には反映されているのかお示しください。夜間急病センターの診療時間は、小樽市夜間急病センター指定管理者業務仕様書の中で、午後6時から翌日午前7時までとすると定められています。そのため、午前7時から市内医療機関の診療が始まる8時半から9時までの間が空白の時間になると指摘されています。今までは、併設している済生会小樽病院が、朝7時過ぎに来られた患者の対応をしてきたと聞いております。今年、夜間急病センターが単独で開設されますので、済生会小樽病院の善意を期待することは難しいと思います。仕様書の診療時間を見直すなどの対策が必要になると考えますが、見解をお示しください。以上、再質問を留保し、質問を終わります。(拍手)
答弁 市長 中松義治(市長は2015年3月まで)
斎藤博行議員の御質問にお答えいたします。初めに、平成 25 年度予算編成に関連して、何点かお尋ねがありました。まず、新年度予算編成で最も力を入れた課題などについてでありますが、提案説明でも述べさせていただきましたが、やはり市税や地方交付税などの一般財源が平成 24 年度当初予算と比べ減額して予算計上しなければならない厳しい財政状況にある中で、学校再編に伴う校舎等の改築など、将来を見据えた諸課題への対応や、市民の安全・安心のための防災対策、地域経済活性化のための経済・雇用対策は、優先的、重点的に取り組んでいかなければならない事業であり、これらの事業を組み入れ、財政調整基金を有効に活用し、何とか収支均衡予算を編成することができたと思っております。今後も厳しい財政運営は続くものと考えておりますが、最優先課題である真の財政健全化に向け、最大限努力をしてまいりたいと考えております。次に、市税の主な増減理由についてですが、法人市民税については、国の法人実効税率の引下げに伴い減収が見込まれることで約 6,000 万円の減、また固定資産税については、現年度分で主に地価の下落等により減収が見込まれることや、滞納繰越分で平成 24 年度決算見込みに基づく算定結果により、都市計画税と合わせて約3億円の減と見積もったところであります。また、たばこ税につきましては、本定例会で 7,000 万円の増額補正を計上したとおり、平成 24 年度当初予算と比べ増額の見込みであることや、地方税法の一部改正に伴い、25 年度課税分から市町村分のたばこ税率が変更となることから、増額と見積もったところであります。次に、一般会計の市債の平均金利などについてでありますが、市債の平均金利は、平成 21 年度 1.156パーセント、22 年度 0.894 パーセント、23 年度 0.668 パーセント、また支払った市債の利子は、21 年度約 10 億 7,000 万円、22 年度約9億 3,700 万円、23 年度約8億 4,400 万円となっております。次に、本市が財政危機に直面した主な要因についてでありますが、平成 16 年度の予算編成において、それまでの長引く景気低迷と人口減少などで、市税をはじめとした自主財源収入が減少し、依存財源では三位一体の改革の影響で、一部所得譲与税で税源移譲されたとはいえ、補助金の削減や交付税、臨時財政対策債の大幅な減収が財政を圧迫することとなりました。加えて、いわゆるバブル崩壊後の経済対策に伴う市債償還や扶助費、急速な少子高齢化の進展に伴う保健事業や医療助成など、財政負担の増大が財政危機に陥った主な要因と考えております。次に、本市の財政回復に寄与した主な要因についてでありますが、実質収支が赤字に転じて以来、財政再建推進プランや財政健全化計画に基づく事務事業の見直しや、職員給与の独自削減など、さまざまな取組を進めてきたほか、他会計や基金からの借入れといった財源対策を講じるとともに、平成 20 年度からは、緊急避難的な措置として期末手当の削減なども行ってきたところであります。また、三位一体の改革により、平成 16 年度以降、地方交付税の大幅な削減が続いておりましたが、地方からの強い要望もあり、国の地方財政対策において一定の配慮がなされ、20 年度以降、地方交付税が増加に転じてきたことも、本市の財政にとっては収支改善につながる大きな要因であったと考えております。次に、新年度予算編成における財政再建に向けた取組についてでありますが、平成 25 年度の予算編成に当たっては、先ほども申し上げましたが、市税や地方交付税などの一般財源収入が減少する大変厳しいものとなり、財源不足が見込まれる状況の中、他会計からの借入れなどに頼ることなく収支の均衡を図ることを念頭に置いてまいりました。優先的に取り組むべき、本市の将来を見据えた諸課題に対応する一方で、事業効果と優先順位を十分に見極めながら、事業の厳選に努めるとともに、職員給与の独自削減継続や使用料・手数料の見直し結果を反映させるなど、財政健全化に向けた取組を緩めることなく実施したところであります。次に、職員給与について何点かお尋ねがありました。初めに、地方公務員の給与削減を求めるために、地方交付税を削減した政府の措置に対する見解についてでありますが、地方公務員の給与をはじめ、地方自治体の行政運営にかかわる事項は、国が指示すべきものではなく、公平・中立な知見を踏まえ、住民や議会の意思に基づき各自治体が自主的に決定すべきものでなければなりません。本市でも厳しい財政状況を踏まえ、給与の独自削減に取り組むなど、国に先んじて行財政改革を実施してきたところであり、地方の固有の財源である地方交付税を地方公務員の給与削減のために用いることは、地方分権の流れに反し、地方の自主性を大きく疎外するものであり、まことに遺憾であると考えております。次に、本市が行っている職員給与の独自削減額についてでありますが、平成 16 年度から8年間の削減総額は全会計で約 65 億 5,200 万円となっております。また、給与の独自削減の継続は、地方交付税の状況が不透明な中、厳しい財政運営が続くことから実施するものであり、国の削減要請に応えたものではありません。次に、ここ 10 年間の本市の土木・建築技術職の退職者数と採用者数でありますが、平成 14 年度から23 年度までの退職者数は、土木技術職 34 名、建築技術職は 15 名であり、15 年度から 24 年度の採用者数は土木技術職 11 名、建築技術職7名となっております。次に、今年度の土木・建築技術職の業務についてでありますが、平成 22 年度以降、退職者補充として、即戦力となる経験者も新規採用してきております。また、ここ数年、業務量が多かった建築技術職では新学校給食共同調理場新築や若竹住宅改修などの大型事業が既に着工し、今年の夏ごろには完成する予定であり、事業のピークが過ぎていることから、補正予算による事業が追加になったとしても現体制で対応できるものと考えております。次に、福祉灯油について何点かお尋ねがありました。まず、本市の福祉灯油に対する考え方についてでありますが、昨年 12 月の厚生常任委員会でお伝えしましたとおり、実施に当たっての判断基準や考え方は、基本的には変わりはございません。しかしながら、国や北海道の財政支援がない中、市が単独で実施することにつきましては、その効果等を考えた場合、実質的に難しいものと思っております。次に、薄い補助、いわゆる少額な補助について、これまで検討しなかったのかとのお尋ねでありますが、どの程度の金額が少額に当たるのか、判断は難しいところでありますが、前回実施した平成 20 年度の市の実負担金 700 万円と北海道の通常の補助金限度額である 100 万円を合わせた 800 万円をベースに、当時の対象世帯である約 5,000 世帯で試算いたしますと、1世帯当たり約 1,600 円となります。この金額で福祉灯油を実施することについては、これまで検討しておりません。次に、福祉灯油を実施しないと判断した理由についてでありますが、昨年 12 月の厚生常任委員会において、福祉灯油は実施しない旨の報告をいたしました。御承知のとおり、その後、価格は上昇傾向が続き、2月にはリットル単位が 100 円を超えたところでありますが、この間、価格の推移や国、道などの財政支援の動き、また他都市の動向等を注視してきた中で、財政支援の目立った動きはなく、さらには小樽市を含む道内主要都市 10 市中、実施は3市にとどまっていたことなどを勘案し、当初の方針を継続したものであります。次に、太陽光発電について御質問がありました。まず、自然エネルギーの普及、活用についての考え方ですが、昨年から固定価格買取制度が開始され、エネルギー資源の枯渇や地球温暖化対策、またエネルギー源の分散化や自給率の向上、経済成長実現のための手段の一つとして、自然エネルギー導入拡大の重要性がますます高まっていることから、自然エネルギーの推進は必要なものと考えております。次に、太陽光発電設置に関するアンケート調査の内容についてですが、この調査は、市内の設置状況と発電実績量を公表し、市民が太陽光発電設備を導入する際の参考としていただくことを目的に、市が行っているものであり、システムの仕様や発電量についての回答をお願いしているものです。次に、市内の太陽光発電の設置件数ですが、北海道電力へ確認したところ、1月末で一般住宅への設置は 150 件と聞いております。次に、空き地を利用した大規模な太陽光発電の誘致についてですが、道内で計画が発表されている地域の多くが道東や道南地域のように日射量が多く、積雪が少ない、広大で安価な用地であることから、市内における大規模な太陽光発電設備の誘致は難しいものと考えておりますが、再生可能エネルギーの推進のほか、設置工事等での受注機会や市税収入の増加などにつながることも期待できますので、電力事業者等から導入の計画や提案があった場合などは、できる限りの協力を行いたいと考えております。次に、太陽光発電設置に対する助成制度についてですが、現時点では、市として助成制度を創設する考えはありませんが、国の補助制度や再生可能エネルギーの固定価格買取制度の動向を見ながら、再生可能エネルギーの普及に向け、今後ともどのような取組ができるか検討してまいりたいと考えております。次に、生活保護基準の引下げに関して、何点かお尋ねがありました。まず、小樽市の生活保護に関する扶助費の負担についてでありますが、現時点では、国から年齢や地域区分などの改定後の基準額が示されておりませんので、扶助費の負担がどのようになるのかはまだお示しできる状況ではありません。次に、今回の生活保護基準の引下げについての見解でありますが、このたびの基準改定は、社会保障審議会の生活保護基準部会で、全国消費実態調査等を基に検証した結果を受けて、国が社会経済情勢等を総合的に勘案して判断したものであります。デフレの影響などを受け、所得が伸びず、年金額なども下がっている中では、今回の改定の結果、引下げとなることはやむを得ないと思っておりますが、逆に、今後、物価が上昇した場合には、基準の引上げが検討されてしかるべきと考えております。次に、各種減免等の制度についてでありますが、現在把握しているものを申し上げますと、生活保護受給者を対象としている制度は 34 件、生活保護基準を基にしたものは 15 件であります。また、主なものと平成 23 年度の減免等の対象数は、生活保護受給者を対象としたものは個人住民税が約 40 名、保育費負担金が約 120 世帯、し尿処理手数料が約 350 世帯、水道料金が約 2,800 世帯、生活保護基準を対象としたものは市営住宅家賃が約 300 世帯、就学援助が約 2,000 名でございます。次に、各種減免等の制度の基準見直しについてでありますが、国においては、このたびの生活保護制度の見直しに伴う各種制度については、その制度の趣旨や目的を十分考慮しながら、できる限り影響が及ばないよう対応するとしておりますので、市でも国からの通知を待って対応したいと考えております。次に、空き店舗対策について何点かお尋ねがありました。まず、空き店舗対策支援事業費の内容についてでありますが、この事業は、商店街や市場の空き店舗を賃借して起業する場合には、起業に必要な研修の受講費用の3分の2、限度額3万円、さらには家賃の3分の2、限度額月5万円を1年間助成するほか、既存の商業者が同様の空き店舗を賃借して店舗を増設する場合、家賃の2分の1、限度額月5万円を6か月間助成するものであります。次に、中心3商店街の空き店舗率につきましては、全てパーセンテージでお答えいたしますと、都通り商店街が 10 年前 4.8、5年前 2.9、最近は 5.9、サンモール一番街商店街が 10 年前 3.2、5年前 3.8、最近は 29.6、花園銀座商店街が 10 年前 6.8、5年前 9.0、最近は 18.2 となっております。次に、国の補助事業である平成 24 年度地域商業再生事業の概要についてでありますが、この事業は、地域住民の行動範囲や商店街等に求める機能などを精査し、まちづくり会社等と商店街等とが一体となって、地域コミュニティの機能再生に向けた取組を支援する地域コミュニティ機能再生事業と、人口減少等の環境変化に対応しつつ地域コミュニティを支える機能を果たしていくため、店舗の集約化などの構造改革を進める取組を支援する商店街等構造改革事業との2本立てであると承知しております。このたび花園銀座商店街が応募した商店街等構造改革調査分析事業は、さきの商店街等構造改革事業の一つで、その取組内容の必要性を確認するための調査分析事業であると聞いております。次に、調査終了後に考えられている事業展開についてでありますが、花園銀座商店街では、買物を目的とした商店街から、来街者が求めるサービスも提供できる商店街に変革することにより構造改革を目指すという目的を掲げており、ハード事業としては、旧だるま湯の建物を地域コミュニティ拠点として整備するほか、玉光堂跡地を屋外イベントの開催場所として整備する予定と伺っております。また、ハード事業と並行して起業者向けの研修会やチャレンジショップ、家賃補助などの起業支援、大道芸や音楽などのイベントの開催、インターネットを活用した商店街のファンづくり、商店街独自のメディアづくりなど、さまざまなソフト事業も予定されていると聞いております。次に、国の補助事業に採択されるまでの市のかかわりについてでありますが、昨年 11 月、花園銀座商店街の役員から、コーディネーターを招き活性化に向けた検討を行っているが、国の補助制度等を活用したい旨のお話をお聞きしたため、当該コーディネーターはもとより国や関係団体とも密接な情報交換を行い、計画書等の内容に対する助言や修正、申請前の内容確認などにより、円滑な事業申請を支援してきたものであります。また、この事業に対しましては、商店街活性化事業助成により支援しております。次に、今回の調査は、本年2月 12 日の採択後、花園銀座商店街組合員及び利用客、近隣商店街役員、地域団体・企業、小樽商大関係者、近隣町会住民、JR小樽駅乗降客を対象として、同月 18 日からアンケートやヒアリングにより調査を開始しているとのことであります。その後、調査結果をワークショップで分析し、3月末日までに報告書を取りまとめるものと聞いております。市といたしましては、今回の事業の調査分析結果を踏まえ、予定されている事業が具体化された場合には、状況に応じて支援、協力を検討してまいりたいと考えております。次に、防災計画に関し、自主防災組織について何点か御質問がありました。まず、北海道の自主防災組織の位置づけや小樽市の考えなどについてですが、北海道では自主防災組織とは、地域住民が自分たちの地域は自分で守るという自覚、連帯感に基づき自主的に結成する組織で、地域の住民が組織結成に合意し、規約、組織、活動内容を定めることで成立すると説明しております。本市においても、やはり災害発生時の初期において、地域の人々が被害の拡大を防ぎ、命を守るために、力を合わせて活動するために、自主防災組織は大変重要と考えております。また、組織としては、基本的に町会、自治会など既存の組織を母体にして組織化することが実際的であり、防災訓練や防災意識の啓発など、平常時における防災活動も含めて、それぞれの組織が活動内容を定めておくことが必要と考えております。次に、町会組織の防災計画での位置づけについてですが、本市の地域防災計画では、迅速な応急活動のための要員等が不足した場合、応援体制として補完的な役割を担っていただくため、小樽市総連合町会を窓口として町会に協力を求めることとしております。主な協力要請事項として、災害時要援護者の安否確認や避難所における救護活動、緊急炊き出しなどを定めております。次に、町会などで配付する防災ラジオの使用方法ですが、緊急地震速報や津波警報等を自動受信する防災ラジオについては、町会長、若しくは防災にかかわる役員宅に配置していただき、情報受信後、町内での連絡や声かけなど、それぞれの地域における災害時の迅速な避難行動に活用していただくとともに、避難場所などへ携行していただき、その後の災害情報の収集に役立てていただきたいと考えております。次に、市内における自主防災組織についてですが、現在、本市では、二つの連合町会で自主防災組織の規定を定めていると把握しておりますが、自主防災組織については市への届出が必要ないことから、新たに組織されたものについては承知しておりません。また、自主防災組織についての問い合わせをいただいた町会が1件ありましたが、その後、具体的な動きとはなっておりません。次に、昨年1年間に実施された町会による避難訓練の件数などについてですが、市で把握しているところでは、高島町会や祝津町会などの避難訓練が6件、春日台町会や新栄町会で研修会が2件となっております。これらの参加者についてですが、津波避難訓練では図上訓練も含め延べ約 1,100 名、研修会は約 40 名の参加がそれぞれありました。次に、町会に自主防災組織の結成を指導していく考えなのかということについてですが、本市の地域防災計画においては、自主防災組織の育成、推進を定めているところでありますが、現在、積極的な働きかけは行っておりません。しかしながら、自主防災組織は共助の担い手として重要と認識しており、今年度に実施された津波避難訓練においても、町会の中での役割分担や地域での助け合いについて話し合われておりますので、今後、実施される訓練などを通し、各町会での自主防災組織の立ち上げに向けて意識の醸成を図ってまいりたいと考えております。次に、原子力防災計画について何点か御質問がありました。まず、北海道の緊急防護措置区域、いわゆるUPZの決定に関する本市への回答についてですが、北海道から本市に対しまして個別の回答は示されておりませんが、昨年 11 月に北海道が開催した泊発電所に係る防災実務者会議において、国が昨年 10 月に決定した原子力災害対策指針でUPZの範囲をおおむね 30 キロメートルとしたことや、同じく昨年 10 月に公表された放射性物質の拡散シミュレーションの結果を踏まえ、修正後の北海道原子力防災計画に、泊発電所から 30 キロメートル以内の地域をUPZとして設定するとの説明があったものであります。次に、北海道がUPZの範囲を半径 30 キロメートル以内としたことに対しての見解などについてですが、ただいま申し上げましたとおり、北海道は、国の原子力災害対策指針や拡散シミュレーションが国際原子力機関、IAEAの基準を踏まえたものとしてUPZの範囲を判断したと聞いております。市としましては、UPZの範囲の決定に当たり国際基準が参酌されたことは、一つの科学的な根拠であると受け止めております。次に、拡散シミュレーションで示されたデータの解析についてですが、拡散シミュレーションはIAEAが避難を必要としている被曝量が7日間で 100 ミリシーベルトに達する可能性がある地点を 16 方位で示したものであり、泊発電所から小樽市に向いている方向でこの地点に達するのは 4.2 キロメートルであると承知しております。また、このデータは、福島第一原子力発電所の事故と同程度の事故をベースとして、より厳しい条件を設定した上で、さらに気象時間 8,760 時間を用いたものであり、現状としては参考にできる多くのデータに基づくものであると認識しております。次に、福島第一原子力発電所の事故による 40 キロメートル程度に位置する市町村の事故当時の状況についてですが、福島県内では、同原発から 40 キロメートル圏にある飯舘村が計画的避難区域に指定され、住民が区域外に避難したことは報道等で承知しているところであります。また、事故を教訓とした福島県内の原子力防災計画の取組についてですが、国の新たな原子力災害対策指針に基づいて、関係自治体が本年3月 18 日までに計画を策定することと思われますが、個別の取組につきましては承知しておりません。次に、原子力防災に関する連絡会議等の役割と開催状況などについてですが、原子力防災に関する連絡会議は、UPZ内の町村、広域避難の受入れ先となる市町村及び北海道で構成され、原子力防災対策に関する情報共有や意見交換を図ることを目的に設置されたものであり、本年1月に初めて開催され、北海道原子力防災計画の修正や国の原子力災害対策指針の見直しの対応などについて説明が行われたものであります。また、泊発電所に関する安全確認協定書の運用に関する連絡会は、後志管内 16 市町村などで構成され、協定締結後の事務取扱等の運用に関して協議することを目的に設置されたものであり、本年1月以降2回開催され、連絡会運営要領や環境放射線の測定計画などについて説明が行われたものであります。次に、モニタリングポストについてですが、まず本市にモニタリングポストが設置されない理由につきましては、北海道が北海道原子力防災計画に基づき、緊急時の防護対策のため、UPZ圏内に設置することとしたことによるものであります。本市では港湾室前で独自に定期的な測定を行っており、また本市に隣接し、泊発電所寄りに位置する余市町及び赤井川村にモニタリングポストが設置され、平常時の空間放射線の監視が可能なことから、新たに設置を求める考えはありません。また、協定第5条の環境放射線測定計画の概要につきましては、協定の趣旨に鑑み、地域住民の安全・安心の観点から、平常時における空間放射線や農産物、海産物などの放射性物質について測定を実施し、その結果を公表するものであります。次に、放射線測定器の購入目的などについてですが、平常時の空間放射線量の測定につきましては、これまで市民団体などから小・中学校での測定要望があったことから新たに1台を購入し、市内の小学校、又は中学校での定期的な測定を予定しているところであり、測定場所等につきましては、今後、詳細を詰めたいと考えております。また、現行の港湾室前での測定につきましては、当面これまでどおり継続してまいりたいと考えております。次に、広域避難を要する事故想定などについてでありますが、北海道原子力防災計画では、UPZ圏内の住民避難は、原子力災害対策特別措置法第 15 条に規定する事象の進展に応じて段階的に避難に至るもので、最終的には放射性物質が放出される事故と考えられますが、避難の判断基準については、今後、国から示されるものと聞いております。また、本市では、避難者の受入れ支援の観点から、避難元の自治体の避難計画との整合性を図りながら市防災計画の中で位置づけをすることとしており、これと並行して市民の安全確保についても考慮していく必要があると認識しております。次に、本市の計画における周辺住民の受入れと市民の安全確保についてですが、これらの計画策定につきましては、ただいま申し上げましたとおり、並行して進めてまいりたいと考えております。しかしながら、周辺住民の受入れでは、避難者に対するさまざまなサポートや避難者の自家用車使用に対する対応などの課題があり、また市民の安全確保では、本市を含む 30 キロメートル圏外の防護措置を実施する区域、いわゆるPPAの設定が先送りされ、事故時の屋内待避の判断や安定ヨウ素剤の配布など、具体的な基準が示されていない状況にあります。したがいまして、今後これらの課題の整理と本年7月以降に示される予定の国の具体的な方針を受けた後、計画の策定作業に着手してまいりたいと考えております。次に、新年度の防災担当の体制についてでありますが、防災担当の業務は東日本大震災以降、防災に対する市民意識も多様化してきており、これに伴い業務量も増加してきていることから、新年度に向けましては課長職1名を増員し、対応してまいりたいと考えております。次に、夜間急病センターの管理代行業務費の執行についてですが、センターの収入の中心である診療報酬は年度当初の見込みが難しいことから、当初予算を計上した上で、必要に応じ補正予算を計上する方法で予算執行を行っております。5月の基本協定書の変更は、医師会からの要望に基づいて、平成 24年度の当初の協定では毎月払いとなっていたものを6月、12 月の支払を増額するよう変更したものです。また、年度後半での経営状況に応じて補正予算を計上することは、医師会も基本協定書により確認しているところです。今後ともセンター運営に支障のないよう対応してまいりたいと思っております。次に、夜間急病センター管理費用の上限額の変更についてですが、当センターは医療施設であるため、診療報酬による年度当初の収入見込みが変動することが考えられます。このため、十分な診療報酬が見込まれない場合には、必要な措置として同条項を適用し、管理費用の上限額を変更しております。今後、その必要性が生じたときには対応してまいります。次に、センターの管理代行業務費の予算計上についてでありますが、平成 25 年度はセンターが年度の途中で市内中心部へ移転となることから、そのことなども収支に影響を及ぼすと思われますが、現時点でその影響を見込むことは困難であります。予算のあり方につきましては、今後、患者数の推移など移転による影響なども勘案した上で、引き続き指定管理者である小樽市医師会と協議しながら対応してまいりたいと考えております。次に、センターが単独型になることによる経費の増加についてですが、新センターは電気による暖房設備となっております。また、CT検査を行いません。したがいまして、併設型のときの管理費のうち大きな割合を占めていたボイラー技師の人件費を含む燃料費や済生会病院に委託していたCT検査の費用がなくなることから、管理費は減るものと見込んでおり、新年度予算にも反映させております。次に、センターの診療終了後から市内医療機関の診療開始時間までの患者対応についてですが、診療時間は小樽市夜間急病センター条例で規定され、平日、休日ともに午前7時で終了することになっております。終了後につきましては、医師会が済生会病院や市内医療機関などの協力で対応されているところです。7月からの対応についても、現在、医師会が中心となり、検討が進められているところです。現段階で診療時間帯に係る条例の見直しは考えておりません。(「議長、19 番」と呼ぶ者あり)
再質問 19番 斎藤博行
何点か再質問させていただきます。細かい部分は予算特別委員会で質問したいと思いますけれども、最初に、新エネルギーの関係ですが、今定例会でも、東日本大震災を受けて、新・市民プールなどの議論で、よく状況が変わったというようなことが話されています。それはそれで私も理解しているつもりなのですけれども、例えば新エネルギーや地球環境に関する部分について、総合計画をつくったころ、それから震災があって今というふうに、状況はずいぶん大きく変わったと私は思っています。そういった意味で、第6次総合計画をつくったころのエネルギーや環境に対する考え方と、原発事故を経験した以降の考え方では、やはり変化があるのではないかと思います。その辺についてもう一度はっきりと、前はこうだったのだけれども震災などがあったのでこういうふうに考え方も変わったという部分があれば、お聞かせいただきたい。プールだけではなくていろいろなところで、震災の前と後ではずいぶん認識が変わっている部分がありますので、エネルギー政策や地球環境に関する市長や小樽市の考えが震災の前と後でどういうふうに変わったのかについて、まずお聞かせいただきたいと思います。それから、新しい放射線測定器を買ってどこで測定するのですかと質問したら、場所ではなくて小・中学校での測定を行うという答弁でしたので、それは市民の不安に答えるという意味で一定の評価をさせていただきます。ただ、やり方については、もう少し詰めていただきたいと思っていますし、毎日学校だけなのか、ほかのところでも測定するのかということもありますので、そういったあたりはもう少し説明して、どういう考えなのか今示していただけるのなら示していただきたいですし、市内の学校を順繰り1年間、小・中学校だけ測定するのか、それとも測定器が学校で使用されていないときは違うところでも測定するのか、そういったあたりについて考えがあったらお聞かせいただきたいと思います。それから、現在、港湾室の前で行っている測定については、以前にも指摘させていただいていますので同じ答弁になるかと思いますが、例えば万が一の場合の小樽市の防災拠点は、いろいろな議論がありますけれども、やはり市役所が拠点になるだろうと思っています。そういった意味では、本庁舎での測定体制に切り替えていくべきではないかと思いますので、その辺についてもお聞かせいただきたいと思います。それから、福祉灯油の部分で、昨年第4回定例会で答弁された部分というのは、先ほどから言われている小樽市の財政や、灯油価格がどうなるか、道の補助がどうなるかという話を受けて、それでも灯油価格が上がっていたらどうするのかというふうに聞いたわけでして、四つの条件をベースに、より具体的に聞いたつもりですので、価格が 100 円を超えたときには単独でもやらなければならないと考えざるを得ないというふうに答弁した部分と、その場合には非常に薄くなるかもしれないというような答弁をしている部分を、昨年 12 月に聞いた時点では、勝手ですけれども実施に向けた一定の感触が私なりにあったものですから、改めて今回の答弁を聞いていても、例えば 800 万円を 5,000 人で割ると 1,600 円で、これだったらあまり効果はないという考え方だったというふうに言われていますけれども、果たしてそうだったのかなというふうに思います。1,600 円に対する評価についてどう思ったのかという部分がありますし、逆に小樽市が行う福祉灯油と考えたときに、効果が考えられるとしたら幾らぐらいを想定して、無理だと思ったのですか。少なくても 1,600 円までは数字として出されているわけですから、2,000円なら効果がなかったのか、3,000 円だと言ったからやめたのか、4,000 円だったからやめたのか、1,600円で効果がないと今言い切っているわけなのですけれども、どのぐらいだったら効果がある補助だと思ったのか、そのときにはどのぐらいの予算が必要だと思ったのかというあたりを、もう一度お聞かせいただきたいと思います。それから、夜間急病センター管理代行業務費についてですけれども、今回初めてこういう話をするのであれば、診療報酬の動きがあるのでやってみないとわからないというけれども、普通こういうところは年間の収支見込みをつくっているはずなのです。ですから、例えば今回の補正で、第1回定例会で補正するのは何回目なのか、それからどのぐらいの金額が補正されているのか、もう一回示していただきたいと思います。それを示していただくと、ほとんど毎年のように同じことが繰り返されているということが明らかなのです。ですから、そういったことは果たしてどうなのかというのが私の質問の趣旨ですので、もう一回御答弁いただきたいと思います。5月や 11 月に支払の仕方を変更したいというのが医師会から来ると、当然小樽市の中では、支払の協定の変更ですから、決裁をとっていると思うのです。そうすると、当然2月、3月がゼロ、ゼロという数字になるような別表を見たときに、これはどうするのだという議論がないというのもまたおかしな話ですから、私は表を見た瞬間に極めて違和感を抱いたわけなのです。それが初めてではなくて、何回も繰り返されているのであれば、過去のことは別として、これからはきちんと必要な手だてをしてもらいたいというのが質問の趣旨ですので、改めてその辺についても御答弁をお願いします。
答弁 市長 中松義治(市長は2015年3月まで)
私からは、総合計画をつくった後の東日本大震災との絡みで答弁させていただいて、あとは担当部長から答弁させていただきます。議員も御存じのとおり、第6次総合計画をつくったころから現在に至るまでに、かなりいろいろな状況が変わってきているということが言えます。それから、財政の問題も当然でありますけれども、やはり市民の安全・安心を考えていく、あるいは子供たちの教育環境の安定化を図っていくということであれば、防災に対する問題については取り組まなければいけない、もう一つは、やはり旧日本郵船株式会社小樽支店の問題なども大変大きな問題でございますので、それも早く手をつけていかなければいけないという中で、今、東日本大震災後、総合計画で計画していたことについてなかなか対応できていないことについては、そういうことで大きな違いが出てきていることは議員も御存じだと思いますので、そういった中で、昨日も答弁させていただきましたように、私は財政再生団体には絶対ならないように取り組んでいきたいのだという強い思いもございますので、御理解いただきたいと思っております。(「議長」と呼ぶ者あり)
答弁 総務部長 迫俊哉(総務部長は2015年3月まで)
斎藤博行議員の再質問にお答えいたします。私からは、新エネルギーの考え方と放射性物質測定器について答弁させていただきます。新エネルギーに対する考え方が総合計画を策定したころと変わってきているのかという御質問ですけれども、たしか総合計画を策定しているころには新エネルギーの考え方というのは、いわゆる石炭や石油といった化石燃料が枯渇するだろうという問題と、それらを燃焼することによって地球温暖化で問題となっている二酸化炭素が発生するということで、自然エネルギーの依存度を上げていこうという考え方だったと思っております。現在は変わったかということですが、それが変わったということではなくて、それはそのまま生きておりますし、新たに加わったものとして原子力発電所の事故を受けて、いわゆる自然エネルギーへの依存度を高めていこうという考え方が新たに加わったということで認識しております。それから、測定器の配置の考え方ですけれども、これは私どもといたしましては、市民団体から小学生、中学生の安全・安心の観点からグラウンドでも測定していただけないだろうかという要請を受けて、今回1台を購入して測定するわけですけれども、当面小学校、中学校というのはイメージしておりますけれども、そこに固執するわけでは決してありませんで、イメージしているのは銭函方面と塩谷方面といいますか、中心部は港湾室の前ではかっておりますので、小樽の東部と西部というようなイメージで測定していきたいということでありまして、それについては今後詰めてまいりたいと考えております。それから、港湾室前での測定でございますけれども、これについても固執するわけではございませんが、そこに決めた経緯は、福島第一原発事故を受けまして観光客が激減したということで、小樽は安全なのだという意味合いもあって運河周辺で測定しよう、それを公表しようということで、港湾室前で始めたところでございますけれども、港湾室前に固執するつもりはございませんので、改めてどこで測定するかについては検討させていただきたいと思っております。(「議長」と呼ぶ者あり)
答弁 福祉部長 三浦波人(福祉部長は2016年3月まで)
斎藤博行議員から福祉灯油にかかわっての再質問がございました。内容は、1,600 円について効果がないというのはどう思ったのかということ、それから、どのぐらいの金額であれば効果があると思っているのか、こういったことであったかと思いますけれども、まず若干ずれますが、2月の北海道新聞に福祉灯油を小樽市としては見送りという記事が載っていましたけれども、その点については、福祉灯油を実施するかどうか新たに判断したものではなくて、国や道の財政支援の目立った動きがないことなどから、平成 24 年度は実施しないという 12 月の方針を継続したもので、報道の文面とは若干ニュアンスが違ったということで御理解いただきたいと思います。それと、1,600 円につきましては、小樽市が過去に実施した平成 19 年度、20 年度の、これは1世帯当たり 5,000 円又は 6,000 円という金額で支給させていただいております。今年度、道内の主要都市のうち、実施をした市を見ますと、5,000 円あるいは1万 7,000 円というような金額で支給されておりますし、後志管内を見ますとほとんどが1万円ぐらい、5,000 円のところも若干ございますが、ほとんどが1万円、あるいは2万円のところもございます。そうした中で補助の効果を考えたときに、今回の一つの試算といいますか、前回の事業費などを対象世帯で割った結果の金額、1,600 円という金額が出ていますけれども、そうした金額というのは、補助としてはなかなか現実的ではないのではないかと考えております。どのぐらい必要なのかということになりますが、特段まだその数字はつかんでおりませんけれども、例えばやはり小樽市でも過去に実施したような金額といったものが一つの参考にはなろうかと思いますが、まだ具体的な額については検討しておりません。(「議長」と呼ぶ者あり)
答弁 保健所長 秋野恵美子(保健所長は2016年3月まで)
斎藤博行議員から、夜間急病センターについての補正予算の点と、それから支払方法の変更についてということで2点再質問がございました。まず、支払方法の変更でございますけれども、これは医師会側から毎月支払うということになるとやりくりが厳しいので厚くして支払ってほしいということで、6月と 12 月を厚くしたものでございます。その結果として、当然その後の月は毎月払いでございませんのでゼロが入ったということでございまして、医師会からの、やりくり、運営がしやすいようにという御要望に応えての支払方法の変更でございます。それから、補正予算につきましては、繰り返しになりますけれども、先ほど市長が答弁したとおり、この夜間急病センターという医療機関の年間の収入というのは、本当に見込みのできない金額でございまして、医師会に運営に当たって御迷惑をかけるわけにまいりませんので、運営をしていく中で収支不足が見込まれる場合に補正予算を計上するという考えで、以前から一貫してやっております。確かに毎年度補正予算を組むことが多くなってはございますが、とりわけこの平成 25 年度は年度途中で夜間急病センターが移転いたしますので、そのことがどのように影響するかということが本当に全く読めませんので、そういった面で年度当初の予算をまず計上いたしまして、今後の推移を見てという考えでおります。
答弁 副市長 貞村英之(副市長は2015年3月まで)
今、補正額についての資料を持っておりませんが、平成 17 年度に補正しないで予算を組んだ経緯があります。その後は、たぶん1億 5,000 万円まではいっていませんが、何千万円か補正していると思います。予算の組み方ですが、以前にその金額でやっているということは、やはりそこを努力目標にして予算を組んでいるわけですから、それが悪いと言われたらどういうふうに答えていいのかわかりませんが、平成 17 年度に補正予算を組んでいませんので、それを目標にということで、一応当初予算は1億 2,100万円ということで組んでおりまして、診療報酬が減ってきますと当然収支が悪化しますので、そこは相談しながらどのぐらい必要かということで補正予算を組むということでやっておりますので、御理解願いたいと思います。(「議長、19 番」と呼ぶ者あり)
再々質問 19番 斎藤博行
2点ほど再々質問します。一つは福祉灯油の関係で、先ほど来言われているように 1,600 円はあまり効果がないのではないかという判断をされたというのは、1,600 円というのはそれほどのものなのかなと思います。ただ、私が聞いているのは、他都市の状況がどうだったのかというよりも、小樽市としては財政的な問題を含めて、やるとしたらこのぐらいだけれども、このぐらいなら小樽市はこれほど多く持ち出さなければならないから、それは財政的に厳しいと判断したということなのですか。もっと言ってしまうと、そういった突っ込んだ議論があったのですか。1,600 円では効果がないよねということで結局うやむやになってしまったのではなく、本当にやろうとしたけれども財政的な裏打ちがないから断念したというのであれば、幾らだったのかを示してほしいと私は聞いていますので、もう一度答弁していただきたいと思います。もう一つは、夜間急病センターの収支、それから決算については、今日は細かい数字について質問するつもりはありません。ただ、毎年医師会がつくっている年度計画と小樽市がつくっている予算の根拠にしている収入には、どれぐらい開きがあるのかというのは、予算特別委員会で聞きたいと思っているのです。というのは、年度当初、医師会がこの1億 2,100 万円で一応見通しが立ったからと、そして、何かあったときにはお願いしますねということでスタートしているのか、初めから医師会が持ってきている収入の見通しがこの予算をつくる数字にどこまで反映されているのかというのが疑問なのです。ですから、今日は数字の話ですので資料を持ってきていないかもしれませんけれども、平成 23 年度にしろ、24 年度にせよ、1億 2,100 万円の予算をつくったときの根拠は、それに合うようにつくったと思うのです。ところが、平成 24 年度、医師会がつくっている事業計画での収入が幾らだったのかというのは当然あるわけですから、それを見ていったときにさかのぼって 22 年度、21 年度とさかのぼっていくと、ほぼ同じことが行われているのではないでしょうかという話をしているわけなので、それは予算特別委員会でやりたいと思っています。先ほど副市長からも話があったように、昔は単年度で黒字だったこともあるのです。そのときには医師会が会計をつくってプールしていたという経過をみんな知っているのです。ですから、単年度で黒字になったら医師会が吸収してしまうというようなことはありませんし、やはり一定の必要な手だてを当初予算からしておいてもらいたいという思いが強いわけなので、それがないとどうしても2月、3月の収入見込みのところがゼロ、ゼロになるような協定を結んでおきながら、そこのところの手だてについて全然議論がないというのもなかなか理解しがたい部分もありますので、やはり終わったことはともかく、今後についてはやるだけやったら一応予算内でおさまるような予算を最初からつくっていただきたいと思いますけれども、もし答弁があったらお願いします。
答弁 福祉部長 三浦波人(福祉部長は2016年3月まで)
斎藤博行議員の再々質問にお答えいたします。福祉灯油の件でございますけれども、まず 1,600 円についてでございますが、この 1,600 円というのは、もともと我々はこの数字で何かを検討していたわけではございませんで、今回、斎藤博行議員から前回実施時の市の予算をベースにという質疑があったので、計算して出した数字でございますので、この数字で何かを検討していたということは一切ございません。それから、どのぐらいの予算が必要かということでございますけれども、少なくとも、先ほども申し上げましたが、前回実施した際の市の予算が一つの参考にはなりますけれども、現時点でどのぐらいの予算があればどのぐらいのものができるのかといったような検討はしてございません。(「議長」と呼ぶ者あり)
答弁 副市長 貞村英之(副市長は2015年3月まで)
夜間急病センターの件でございますが、月ごとの支払額については、先ほど保健所長からも答弁があったように、医師会との打合せの中で、どうしても6月と 12 月に支払が多くなって持ち出しが出てくるということで、そこに固めて支払ってくれないかと、そのほうが資金の流れがよくなるということで、そのように支払い方を変えたというだけでございます。その中で1億 2,100 万円がどうのこうのということは、その方向で医師会も一応考えておりますので、そのとおりにやったと。確かに慣例的に補正することになっておりますが、その件については今度新夜間急病センターもできて、なかなか幾らかかるかが見込めないということで、今回に関しては前例に従って1億 2,100 万円、見込めないところもあったものですから、そういうふうに予算を組んだ次第でございますので、その辺は御了承願いたいと思います。