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小樽市議会 平成27年第1回定例会 2015年3月3日

平成26年度補正予算案及び平成27年度予算案について

2015年3月3日、小樽市議会の一般質問で、斎藤博行議員が「平成26年度補正予算案及び平成27年度予算案について」質問し、市長 中松義治、病院局長 並木昭義、教育長 上林猛が答弁しました。

質問者
斎藤博行 議員
答弁者
市長 中松義治、病院局長 並木昭義、教育長 上林猛

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 19番 斎藤博行

平成27年第1回定例会に当たり、民主党・市民連合を代表して質問します。最初は、平成26年度補正予算案と平成27年度予算案に関して質問します。平成26年度補正予算案についてですが、政府は1月9日、平成27年度政府予算案に先立ち、2,500億円の地域消費喚起・生活支援型や1,700億円の地方創生先行型の地方向け交付金を含む3兆1,000億円の平成26年度補正予算案を閣議決定しました。政府は、この地方向けの交付金により、落ち込み、冷え込んだままの個人消費と地方経済を刺激しようとしています。しかし、一過性の経済政策で景気浮揚につながるとは思えません。小樽市は、今定例会に一般会計5億3,532万円を含む6億8,212万円の平成26年度補正予算を提案しました。その中には、国の地域消費喚起・生活支援型交付金に対応して3億3,100万円、地方創生先行型に対応して1億8,833万円の新規事業が盛り込まれています。その中のプレミアム商品券事業費2億6,000万円について伺います。販売価格1セット1万円、プレミアム率20パーセントで2,000円、発行数10万セットですので、プレミアムに要する部分は2億円です。残りの6,000万円の内訳をお示しください。次に、プレミアム商品券の販売所や利用できる店など、概要をお示しください。また、この事業が小樽市内に与える経済効果についての見解をお示しください。平成27年度予算案についてです。政府は、1月14日の閣議で、平成27年度予算案を閣議決定しました。一般会計の総額は96兆3,420億円で、前年度に続き過去最大を更新しました。歳入のうち税収は、消費税率8パーセントへの引上げなどの影響で、前年比9パーセント増の54兆5,250億円と大幅増を見込んでいます。また、新規国債発行額は、前年比10.6パーセント減の36兆8,630億円で、4年ぶりに40兆円を割り込みました。全体的には税収増を背景に、平成27年度に赤字を半減するという政府の財政健全化目標は達成する見通しとなっています。地方財政計画では、歳入歳出規模は85兆2,700億円に増額となりました。歳入のうち地方税と地方交付税を合わせた一般財源総額は1兆1,908億円増額で、過去最高の61兆5,485億円となりました。しかし、その内訳を見ると、地方交付税は、地方税等の大幅な増収を見込んで16兆7,548億円となり、前年度より0.8パーセント減となっています。また、地方創生に必要な経費として、約1兆円のまち・ひと・しごと創生事業費を新設し、地方財政計画に計上したことは一定評価できます。しかし、将来にわたる安定した財源とは言えない点と国の財源保障、財源調整の責任を放棄し、地方間の財政調整を個々に委ねたのは問題です。特に問題になるのは、まち・ひと・しごと創生事業費の算定は、平成25年度に創設された自治体における行政改革努力を算定する地域の元気創造事業費に加え、地方創生の取組に応じた成果配分をさらに強化しようとしている点です。客観性、中立であるべき地方交付税算定に、時の政府の評価、判定を持ち込むことになり、本来の制度の趣旨から逸脱したやり方だと考えます。市長の見解を求めます。次に、アベノミクス効果と市内の景気動向です。ちょうど1年前、これらの点について質疑を交わさせていただきました。市長はアベノミクス効果については、現段階ではアベノミクス効果が十分に行き渡っていない、市内経済全体として穏やかな回復傾向にあるなどと答弁しております。改めて、アベノミクス効果の市内の企業業績や賃金・雇用状況や個人消費への波及はどうなっているのか、お示しください。次に、歳入のうち市税についてです。歳入見込みは約129億2,000万円で、平成26年度当初予算と比較して約2億3,000万円、1.7パーセントの減となっています。税目ごとに見ても、多くの項目で減となっています。特に、法人市民税は約12億4,000万円で、約1億1,000万円、率で8.1パーセントの減となっています。その理由を小樽市はどのように押さえているのか、お聞かせください。次に、特別交付税8億9,000万円を計上保留したことはわかりましたが、普通交付税が1億2,000万円増の算出根拠をお示しください。次に、平成27年度主要施策などに関連して何点かお聞きします。初めに、放課後児童健全育成事業です。平成27年度から法改正により対象児童を小学校6年生までに拡大し、各放課後児童クラブに支援員2名を配置することになりましたが、平成27年度のクラブ開設数と利用児童数の申込状況を学年ごとにお示しください。次に、2名体制を確保するために、支援員など新たに何人募集したのか、お示しください。放課後児童クラブの支援員の雇用形態の特徴として、3か月雇用者がありますが、そもそも1年間に4回も雇用を繰り返す3か月雇用は、何を目的にして長年にわたって続けられてきたのか、お聞かせください。次に、市立保育所に関して質問します。市立保育所の規模・配置に関する計画に基づき、3月31日に長橋保育所が廃止となります。また、5年間、保育需要の動向を見てきた手宮保育所は廃止されないことになりましたが、手宮保育所は昭和51年建設の老朽化した施設のため、耐震補強工事に向け、耐震診断を行うべきと考えますが、見解をお示しください。次に、小樽協会病院における分娩の新規受付休止についてです。仮に平成25年1年間に約400件の分娩を扱ってきた協会病院が、今後、分娩を休止することになれば、市内のもう1か所の分娩可能な医療施設が、いろいろ工夫しても現状プラス100件が限度と話されていることから、差引き二、三百件の分娩が市内でできなくなるわけで、大変心配なことであります。市長もいろいろ努力されていると聞いております。昨年12月17日に北海道に対して要望書を提出された以降の協会病院の動きなど、お聞かせください。また、問題の背景に医師の待遇や助産師確保の課題が一部で指摘されているようですが、小樽市としてもそのような認識でこの問題を受け止め、対応策を考えているのか、お聞かせください。平成27年4月以降の勤務医の動向もほぼ固まってきたとの話も聞こえています。時間は限られてきておりますが、今後の取組等、方針をお聞かせください。次に、原子力防災計画についてお聞きします。今年度も原子力防災活動に必要な資機材等の整備として、225万円が予算化されています。整備される資機材と使用目的をお示しください。また、これらの資機材はどこで保管される予定か、お示しください。市が独自に小樽市地域防災計画の中に原子力防災計画を織り込むと決めてから、ずいぶん時間が経過しました。改めて、この1年間の原子力防災計画づくりの進捗状況をお聞かせください。今年の2月2日、原子力規制委員会の検討チームは、原発事故発生時の住民防災対策について、原子力災害対策指針の改正に向けた検討案を示しました。3年前に原子力規制委員会が策定した指針では、重大事故では、放射性物質が大量に放出されるおそれがある場合、原則半径5キロメートル圏内、いわゆるPAZは即時避難、半径5キロメートルから30キロメートル圏内、いわゆるUPZは屋内避難と定めておりました。今回は30キロメートル圏外の対策として、原発敷地内の空間放射線量を見て、放射性物質を含むプルーム、いわゆる放射性雲の移動方向や速度を推測して、原子力規制委員会が予防的に屋内避難を求める自治体を同心円的に設定するというものです。私は、この考え方は、かつて小樽においても議論となった拡散シミュレーションによる被害予想と東京電力福島第一原発事故による30キロメートル圏外への汚染の広がりの実態との乖離を埋めようとしていると考えていますが、市長は原子力規制委員会の今回の動きをどのように受け止めていますか、お聞かせください。また、今回の原子力規制委員会の30キロメートル圏外の自治体の対策の基本は屋内避難となっています。小樽市が検討を進めている原子力防災計画の基本も屋内避難を基本に組み立てられることになるのか、小樽市の考えをお示しください。また、今後の計画づくりのスケジュールをお示しください。次に、私は議員になってから12年間、市民の皆さんにはスリムでコンパクトな2.5次レベルの良質な医療を提供する病院をつくると話してきました。また、病院で働く職員の皆さんには、職員が自信と誇りを持って働ける病院をつくると話してきました。この思いは病院事業管理者も同じではないかと考えます。新市立病院開設から3か月たった今日、先ほどの2点を含め、小樽市立病院の経営目標についてどのような見解をお持ちか、お聞かせください。次に、予算についてお聞きします。ヘリポートや免震構造など、以前の2病院とは規模・機能が違う病院ですので、新旧病院を比較することはできません。しかし、病院事業会計として見ますと、前年度当初予定額と今年度予定額は比較して見ざるを得ません。市民の皆さんの期待に応えて医師の確保が進めば、給与費が増加することはわかります。しかし、経費の部分は、平成26年度約14億6,100万円から平成27年度では約16億6,000万円に増額となり、その内訳を見ますと、委託料が約7億8,000万円から約10億3,700万円となり、約2億2,000万円増額となっています。その中には、新市立病院になり削減できたものや逆に新たに発生したものもあるだろうと考えます。主な増減要素をお示しください。また、委託料はこれでほぼ固定されたと考えるべきなのかもお聞かせください。以上で、1項目めの質問を終わります。

答弁 市長 中松義治(市長は2015年3月まで)

斎藤博行議員の御質問にお答えいたします。ただいま、平成26年度補正予算案及び平成27年度予算案について御質問がありました。初めに、プレミアム商品券事業費に関しまして、まず、この事業費2億6,000万円のうちプレミアム部分を除いた6,000万円の主な内訳につきましては、この事業の委託を予定している小樽商工会議所の人件費、商品券やポスター、チラシなどの印刷費、商品券の換金手数料、事務室などの借上料金があります。次に、プレミアム商品券の販売所や利用できる店舗などの概要につきましては、現在、販売所の数や場所についての検討を進めているところであり、また利用できる店舗については、市内の小売店、飲食店、サービス業などを対象に公募を行い、決定してまいります。この事業が小樽市に与える経済効果につきましては、短期間で確実に12億円分の商品券が消費されることに加え、プレミアム部分が消費者の購買意欲を一層刺激することにより、市内の消費に大きな効果があるものと期待しております。次に、地方財政計画に計上されたまち・ひと・しごと創生事業費に対する見解に関しましては、地方公共団体が求めていた地方創生のために必要な経費がまち・ひと・しごと創生事業費として創設され、地方財政計画に約1兆円が計上されましたことは、私としても一定の評価をしているところであります。この経費に係る普通交付税の算定は、既存の地域の元気創造事業費と同様、全国的かつ客観的な指標により算定されることが示されておりますが、自治体の状況は千差万別であることから、具体の算定に当たっては各自治体の実情を十分に勘案し、地方創生に取り組む地方の個性や独自性を尊重したものとなることを期待しております。次に、平成26年度補正予算に関しまして、まず、アベノミクス効果の市内の企業業績などへの波及につきましては、小樽商工会議所の平成26年度第3・四半期小樽市経済動向調査によると、業況のDI値が3期連続マイナスで推移しており、夏場の天候不順による個人消費の減退などの影響もあり、市内経済全体としてはその効果が十分に行き渡っていないものと考えております。また、賃金、雇用状況につきましては、ハローワーク小樽によると、有効求人倍率は引き続き上昇しており、さらには新規求人の賃金も昨年より上がっていることから、改善傾向にあると考えております。また、個人消費につきましては、北海道財務局小樽出張所の調査によると、飲食料品の売上げが堅調であったことなどから、昨年同様持ち直しているとの判断ではありますが、本格的な個人消費の回復までには至っていないと考えております。次に、法人市民税の減少理由につきましては、均等割は法人数が減少傾向にあることから、減少と見込んでおります。また、法人税割につきましても、算出基礎となる課税標準額は前年とほぼ同額で見込みましたが、平成26年度税制改正により、27年11月以降の確定申告分などに引下げとなった新税率が適用されるため、その影響により減少と積算したものであります。次に、普通交付税の算出根拠につきましては、国の地方財政計画の伸び率などを基本に、個別算定経費や包括算定経費の伸び率、さらには公債費など、本市の特殊事情を勘案して積算した結果、平成26年度当初予算に比して1億2,000万円の増額となったものであります。次に、平成27年度主要施策などに関しまして、まず、手宮保育所の耐震診断につきましては、保育所に限らず公共施設全般について、優先順位を考慮しながら計画的に取り組んでいく必要があります。耐震診断や工事は大きな財政負担を伴いますので、中・長期的な収支を見通す中で、将来負担なども考慮しながら取り組んでいかなければならないものと認識しております。次に、小樽協会病院の新規分娩受付の休止に関し、まず、北海道に対し、要望書を提出した以降の協会病院の動きにつきましては、分娩の新規受付は休止の状態が続いているものと聞いております。次に、この問題の背景と対応策につきましては、医師の確保ができないことが根本的な原因であると受け止めており、背景には全国的に産科の医師が不足していることにあると考えております。このことにつきましては、北海道市長会はもとより、全国市長会の重点提言として国等に対して申し入れておりますので、その成果に期待をしているところでありますが、本市といたしましても周産期体制を維持するため、医師確保に向けて関係機関へ働きかけているところであります。次に、今後の取組方針につきましては、協会病院の分娩再開に向け、引き続き病院側と協議を行うとともに、関係機関に働きかけるなど、できる限りのことをしてまいりたいと考えております。次に、原子力防災計画に関しまして、まず、原子力防災活動に必要な資機材等の整備につきましては、平成27年度はサーベイメーターの点検・校正などのほか、新たに整備するものとしまして、防災行政デジタル無線機と地図情報システムの購入を予定しております。また、使用目的等につきましては、防災行政無線は、連絡手段の多重化を図るため、保健所など外局への配備を予定しており、地図情報システムにつきましては、避難行動要支援者名簿の整備に伴い、位置情報の把握を行うため、防災執務室で使用するものであります。次に、原子力防災計画策定の進捗状況につきましては、国は平成25年7月にUPZ圏外における防護措置の考え方を示すとしており、本市はそれを待っての計画策定に着手する予定でありましたが、これが先送りされ、その後進展のない状況が続いたことから、現段階では資料収集などの準備にとどまっております。次に、原子力規制委員会の原子力災害事前対策等に関する検討チームが示した検討案につきましては、本年2月2日に開催された検討会では、UPZ圏外の地域について、福島第一原発事故の例を基に、事故の様態や規模、気象条件、モニタリング結果等により、さまざまな角度から屋内退避の範囲の決め方などが議論されていると受け止めております。次に、本市が検討している原子力防災計画につきましては、災害対策基本法では、市町村の地域防災計画は都道府県の計画に抵触するものであってはならないとされており、北海道では国が示す基準に基づいて計画を改定すると考えられることから、本市においても基本的には国の基準に沿った計画を策定していくことになるものと考えております。したがいまして、今後、国から具体的な基準が示された段階で、本格的に着手してまいりたいと考えております。(「議長」と呼ぶ者あり)

答弁 病院局長 並木昭義(病院局長は2025年3月まで)

斎藤博行議員の御質問にお答えいたします。初めに、小樽市立病院の運営目標の見解についてのお尋ねがありました。私といたしましては、小樽市立病院の運営目標は、最良の医療、最高のサービス、最善の経営がバランスよく実施されるように、職員一同最大限の力を尽くすことであると職員に示しております。この実現のために、市民が安心して受診でき、2次救急医療にも対応できるよう、職員の意識改革を進め、チーム医療の充実が必要であると考えております。この方針を進めることによって、市民から選ばれる病院となり、職員が誇りを持って働くことができる病院になるものと思っております。次に、平成27年度予算のうち委託料についてのお尋ねがありました。市立病院の統合新築は経営改善を伴うため進めてきたものでありまして、経費についても、統合により電話交換業務など、これまで両病院で同時に委託していた経費などは削減されるものでありますが、小樽市立病院は旧病院にはない設備が充実していることやPET-CTなどの医療機器の保守費、あるいは患者増による患者給食数や医療系廃棄物の増加により、委託料は増加するものであります。今回の委託契約につきましては、図面段階で仕様書等を作成せざるを得なかったことや患者数を見込んで積算しておりましたので、新年度の契約時には見直しを行ってまいりたいと考えております。(「議長」と呼ぶ者あり)

答弁 教育長 上林猛(教育長は2015年12月まで)

斎藤博行議員の御質問にお答えいたします。ただいま、平成26年度補正予算案及び平成27年度予算案について御質問がありました。初めに、平成27年度に見込まれる放課後児童クラブの開設数及び利用児童の申込数についてでありますが、児童クラブの開設数につきましては、小学校は18校、24クラブ、そのほか、いなきた児童館、塩谷児童センター、勤労女性センターの3施設で4クラブ、合計21施設、28クラブを開設する見込みであります。次に、利用児童の申込状況についてでありますが、現在のところ、21施設の合計で、1年生238名、2年生196名、3年生151名、4年生50名、5年生6名、6年生3名、合計644名であります。次に、支援員の新たな募集人員についてでありますが、市全体の21施設、28クラブに配置する支援員は、全体で平日は77名、土曜日は95名であり、そのうち新たに必要となる支援員は、平日は47名、土曜日は60名を予定しております。次に、支援員の雇用形態についてでありますが、これまでの支援員の配置については、利用児童数が22名までは1名を配置することとし、児童数が22名を超える場合は1名増員となるため、増員の1名については、利用児童数により不確定な要素があるため、3か月雇用としております。また、特別支援学級に在籍する児童が放課後児童クラブを利用する際には、児童1名に支援員1名を配置しており、これについても利用児童数による不確定な要素があるため、3か月雇用としております。平成27年度からは全てのクラブに2名配置となりますので、支援員2名は通年で雇用することとし、特別支援学級に在籍する児童を担当する支援員はこれまで同様、不確定な要素があるため、3か月雇用とするものであります。

出典:小樽市議会 平成27年第1回定例会 2015年3月3日 議事録 PDF(94ページ) 間違いを知らせる