小樽市議会 平成24年第4回定例会 2012年12月12日
(1)堺町の大型バス駐車場について/(2)新幹線早期開業への取組と周辺整備のビジョンについて/(3)行政評価について/(4)市民の意見を取り入れる取組について/(5)防災について/(6)廃棄物最終処分場について/(7)孤立死への取組について/(8)犬管理所について/(9)教育について
2012年12月12日、小樽市議会の一般質問で、上野智真議員が「堺町の大型バス駐車場について」「新幹線早期開業への取組と周辺整備のビジョンについて」「行政評価について」「市民の意見を取り入れる取組について」「防災について」「廃棄物最終処分場について」「孤立死への取組について」「犬管理所について」「教育について」について質問し、市長 中松義治、教育長 上林猛が答弁しました。
- 質問者
- 上野智真 議員
- 答弁者
- 市長 中松義治、教育長 上林猛
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 14番 上野智真
一般質問を行います。東日本大震災後、激減した観光客も徐々に回復し、本年度上期の観光客入込数は 375 万 8,300 人と、前年度比 114.1 パーセントとなり、震災前の入り込み数にほぼ戻りつつあります。これは、行政の努力とともに、小樽市の観光地としての魅力が衰えていないことを表していると考えます。今後さらなる交流人口を増やしていくためにも、小樽市として観光を基盤とした施策を進めていく必要があります。そこで、現在、小樽市が国に賃借料を支払い、管理・運営を北一硝子に委託している堺町の大型バス駐車場についてお聞きします。この駐車場の土地の賃貸借契約は今年度をもって切れると伺っています。国は土地の売却を前提としていたことから、買取りも視野に入れてきたことと思いますが、市の財政状況から、土地取得は困難であると考えます。しかし、大型バス駐車場の必要性は明確であることから、市はこの駐車場に関してどのような検討を進めてきたのか、お聞かせください。また、来年度の駐車場の開設に向けて、北海道財務局及び北一硝子とどのような協議がなされているのか、お聞かせください。小樽観光の起点としての大型バス駐車場は今後も維持存続が望ましいと思いますが、今後、現状を維持していくのか、すべてを市営にするのか、また近隣の商店街組合や企業などと運営のあり方を検討するのか、長期的にどのような方向性をお持ちか、お聞かせください。次に、新幹線早期開業への取組と、新駅舎並びに周辺整備のビジョンについてお尋ねいたします。本年6月 29 日、北海道新幹線新函館-札幌間の着工が認可され、小樽市も新幹線の計画ルートとなっていることから、地元商工会議所をはじめ多くの市民の方々の期待と注目が集まってきております。11月 20 日には、鉄道・運輸機構北海道新幹線建設局主催による事業説明会が行われて、事業概要が示されたことを踏まえ、お聞きいたします。着工が認可されてから、新函館、札幌同時着工など、早期開業に向けての要望活動などが行われていると思いますが、これまでの取組についてお聞かせください。今後の経済効果や市の財政状況を検討し、新小樽駅開業に向かって、駅舎や周辺整備を含めた構想を構築していく必要があると思います。認可された鉄道・運輸機構の工事実施計画では、天神に新駅舎を建設する予定ですが、駅舎の機能やデザインなどをどのように決定していくのか。またその周辺をどのように整備していくのか。道内は基本的に車での移動が多いことから、駐車場を多く整備し、利用しやすい環境を整えることや、駅舎から小樽中心部へのアクセスなど、一手、二手先の構想を構築し、提案していくことで市民へのさらなる意識喚起や関心を高め、市民一体となった要望がなされることで早期開業へとつながっていくと考えますが、開業へ向けた今後の取組やスケジュールをお聞かせください。次に、行政評価についてお尋ねいたします。少子高齢化が進む本市において、行財政資源の効果的配分や効率的行財政運営を目指し、職員の目的、成果、コスト意識の醸成や必要な点検と見直しによる業務の改善を図ることにより、持続可能な自治体経営につなげることを目的に、本年8月から、行政評価システムの導入に向けた事業評価が試行されております。これは民間出身の中松市長のカラーが出ており、私も大きな期待をしている施策でもあります。まず、現在の進捗状況についてお聞かせください。この評価は今後の予算編成の検討材料になると聞いていますが、この評価結果についてはいつどのような形で示されるのか、お聞かせください。また、今後この結果を踏まえ、どのように行政評価システムを構築していくのか、方向性をお聞かせください。次に、市民の意見を取り入れる取組についてお尋ねいたします。現在、市の施策や計画などに市民の意見を反映させるための手法として、パブリックコメントの募集をしております。本来、行政に市民の意見を反映させるためのパブリックコメントですが、多くはホームページでの募集であり、近年の状況を見ますと寄せられる意見も少なく、形式上行われているにすぎず、高齢化が進む本市においては、インターネット環境が整っていないことやパソコンでの投稿そのものが難しい方も多いと思われることから、市民の意見を反映しているとは言いがたいと思います。市民力を掲げている市長は、民間の意見の活用は重要と感じていると思いますが、商業施設などでの意見募集など、さまざまなパブリックコメントの手法を行っている市もある中、今後の自治基本条例の制定も勘案し、より市民協働の立場を明確にし、さまざまな場所に職員が直接ブースをつくって積極的なパブリックコメントの募集も必要と思いますが、パブリックコメントに関するお考えと今後の取組についてお聞かせください。次に、大雪対策についてお尋ねいたします。昨シーズンの岩見沢市での記録的な大雪で、市民生活に甚大な影響を与えたことは記憶に新しいことと思います。市民生活が機能停止となり、雪による建物の倒壊などが発生したり、市だけでは対応できず、自衛隊の災害派遣が行われるなど、自然の猛威を改めて思い知らされました。このような大雪の被害は小樽でも起こり得ることであります。長期予報では降雪量は平年並みとなっていますが、自然が相手なので、岩見沢市のような事態にならないための防御策を講じる必要があると考えますが、小樽市では通常の除雪計画のほかに、道路管理者として想定外の大雪に対し、どのような備えを行っているのか、お聞かせください。また、大雪のほかに、道南地域で 11 月末に起こった大規模停電など、冬季における大規模な災害が起きたときは、夏季に比べ、寒さによる生命の危険も想定されることから、どのような支援体制を計画しているのか、お聞かせください。避難所については災害備品の備蓄を進めていることと思いますが、雪による道路の寸断を考えると、以前から申し上げていますとおり、公共施設の避難所だけでなく、民間との災害時における協定も進めていくべきと考えますが、現在どのような検討が進んでいるのか、お聞かせください。次に、桃内にある廃棄物最終処分場についてお尋ねいたします。現在の最終処分場は、当初平成 27 年度に埋立てが終了となる計画になっており、現在の処分場の隣接した場所に新たな処分場の建設が検討されておりますが、昨年度の調査により、処分場の残余年数が延長され、平成 31 年度まで使用可能と考えているとお聞きしました。残余年数が延びたことで次期処分場についての検討期間も余裕ができましたが、計画している処分場予定地は調査により地下水位が高いことがわかっていることから、処分場として使用する際、計画が必要と思われますが、現在までどのような検討がなされているのか、お聞かせください。また、今後のスケジュールについてもお聞かせください。次に、孤立死への取組についてお尋ねいたします。本年1月 20 日、札幌市白石区で 40 歳代の姉妹が亡くなっていた事件は、現代における孤立の現状を考えさせられる事件でした。11 月 27 日の新聞報道でも、札幌市東区で孤立死と思われる高齢母子の死亡事件があり、孤立死の現状は深刻であると言わざるを得ません。札幌市では平成 19 年にさっぽろ孤立死ゼロ推進センターを開設し、孤立死をなくす取組をしておりますが、急速な核家族化や高齢化が進む本市においては、これまでの町会や民生・児童委員の方々の活動に加え、孤立死を防ぐ取組が必要と考えますが、本市の独居の高齢者や知的障害者など、孤立化が懸念される世帯をどのように把握しているのか、お聞かせください。また、今後孤立化を防ぐには、行政、社会福祉協議会、町会、民生・児童委員などと連携した新たな取組や仕組みづくりが必要と思いますが、どのようにお考えかお聞かせください。次に、長橋にある小樽犬管理所についてお尋ねいたします。この管理所は昭和 20 年代から 30 年代に建設されたもので、老朽化が著しく、さらに手入れも行き届いていない状態でした。しかし、近年、ドッグエンジェルというボランティア団体の取組により、犬舎の手入れや動物の管理、また里親探しなどの活動で、殺処分となる動物も減ってきていると聞いておりますが、近年の犬の収容数と返還数、殺処分数、平均保管日数をお聞かせください。また、諸般の事情により飼えなくなった動物の引取り件数もお聞かせください。現在、ドッグエンジェルによってよりよい環境づくりがなされている施設ですが、老朽化による動物への影響は大きく、改築などの施設改善が必要と思います。市としてのお考えをお聞かせください。また、市民協働を推進する市長の姿勢を踏まえ、今後このような犬管理所に対する献身的なボランティア団体の活動に対し、どのように支援、協力をされていくのか、お考えをお聞かせください。次に、教育についてお尋ねいたします。先月から、市内の教員を対象に築校小樽塾が行われていますが、現在の参加人数と年齢構成についてお聞かせください。また、研修内容とこの塾の狙いについてお聞かせください。浜松市の教育委員会では、経験豊かな教員を講師に、若手の教員を1対1で養成する教師塾制度を視察させていただいたことがあります。今回の小樽塾で教員をスキルアップさせ、将来、浜松市の教師塾のような取組を行って、教員の資質向上につなげていくこともあると考えますが、市教委としてこの小樽塾をどのように発展させていこうとお考えか、お聞かせください。樽っ子学校サポート事業についてお尋ねいたします。今年の夏季休業において樽っ子学校サポート事業が行われましたが、準備期間が短かったこともあり、商大生2名での事業実施となり、今後のさらなる広がりを期待することとなりましたが、冬季休業前の登録ボランティア数と事業実施スケジュールをお聞かせください。前回は子供の宿題などのサポート的な内容で行われた授業でしたが、今後は授業構成などを検討し、塾のような方向性を持った内容にすることによって、子供たちの学習意識を高め、学力向上につながると思いますが、今後の取組についてお聞かせください。学校での授業のあり方についてお尋ねいたします。先般、市内の中学校において公開授業があり、参観させていただきました。参観した授業は英語と数学で、数学では習熟度別授業が行われておりましたが、習熟度別授業にもかかわらず授業が同じ内容と進度であったことに、どのような目的の習熟度別授業であったのか、いささか疑問を感じました。元小学校教員で、教育技術法則化運動を広めている向山洋一氏によると、学力低下の根本原因は、1時間の授業で1問だけを考えさせる指導法である問題解決学習法が広まっていることにあるということですが、1問を黒板に示し、20 分ほど考えさせ、十数分の話合いをして、教員が解説をして終了する。このような授業では教科書の問題をすべて取り上げることはできず、残りの練習問題は宿題とするそうです。似たような例として、国語では漢字は授業で扱うものではなく、宿題でやらせるものだと考えている教員もいるとのことです。学力をつけるのは宿題ではなく、授業であると思いますが、小樽市では小・中学校において教科書の内容すべてを教えているのでしょうか。また、市教委は、授業の進度や内容について、どのような方法で把握をしているのか、お聞かせください。以上、再質問を留保して、質問を終わります。(拍手)
答弁 市長 中松義治(市長は2015年3月まで)
上野議員の御質問にお答えします。初めに、堺町の大型バス駐車場について何点か御質問がありました。まず、堺町の大型バス駐車場についての検討でありますが、市といたしましては、この駐車場が小樽観光にとって大変重要な役割を果たすインフラの一つであると認識しております。このことを踏まえ、今後の駐車場のあり方や、駐車場敷地となっております国有地購入などについて検討を重ねてまいりましたが、市の財政が厳しいことから、国に対し賃借の継続を要望したところであります。次に、バス駐車場開設に向けての協議についてでありますが、国有地を所管する北海道財務局小樽出張所とは、国有財産の賃貸借契約の継続要望に関する事務レベルでの協議を進めた中で、10 月末に来年度の契約継続が認められたところであります。また、当駐車場内には北一硝子の所有する発券所などの施設があり、管理は同社が行っておりますので、国有地の賃貸借契約の継続に伴い、来年度に向けた協議を行いました。結果として、これまで同様の管理・運営ができることを確認しております。次に、堺町の大型バス駐車場の長期的な方向性につきましては、市といたしましても、今後とも存続させていかなければならない施設であると認識しておりますが、一方で駐車場の開設には年間 1,500 万円もの市費がかかるため、受益者負担の公平性なども含めて、将来的に駐車場がどうあるべきか、地元の商店街振興組合や周辺事業者などとも十分に協議し、その方向性を検討してまいりたいと考えております。次に、新幹線早期開業への取組と周辺整備のビジョンについて御質問がありました。初めに、北海道新幹線新函館-札幌間の着工認可からこれまでの取組についてですが、8月 25 日に長万部町において、北海道、JR北海道、鉄道・運輸機構の主催による建設工事起工式が行われたところであります。その後、北海道新幹線建設促進後志・小樽期成会が 11 月9日に北海道開発局や北海道運輸局、さらに北海道に対し、14 日には国土交通省や道内選出国会議員をはじめ関係機関に対し、札幌までの整備促進などについて要望を行いました。また、鉄道・運輸機構主催、小樽市共催による事業概要説明会を 11 月 20 日に市内全体を対象に、その後 22 日と今月2日には、天神地区と朝里川温泉地区を対象に開催しております。次に、今後の取組やスケジュールについてですが、平成 18 年に新小樽駅周辺整備構想を策定しておりますが、今後この構想をベースに、庁内に設けました北海道新幹線活用戦略庁内検討会議などにおいて議論を重ね、その後、市民の皆さんや関係機関、各界・各層の御意見を伺いながら、駅舎や駅周辺整備を含めた基本計画を策定してまいりたいと考えております。なお、具体的な時期については、今後検討してまいりたいと考えております。次に、行政評価についてお尋ねがありました。まず、現在の進捗状況についてでありますが、初めに 10 年以上の長期継続事業などを対象事業に各担当部がその必要性や有効性などを検討しながら、要改善や拡大など今後の方向性を示す1次評価を行いました。その後、総務部と財政部において各部から提出された1次評価の事業評価調書の点検を済ませ、現在この点検結果を基に2次評価案の作成を終えたところであり、今後、庁内議論を経て評価を確定することとしております。次に、評価結果をいつどのような形で示すのかについてでありますが、本来であれば予算編成前に評価結果を通知するものでありますが、今年度につきましては、年度途中からの評価作業開始であり、現在、予算編成と並行して作業を進めていることから、公表は予算案が確定される時期の前後になるものと考えているところであります。また、公表の内容につきましては、各対象事業の概要や要改善、拡大、現状維持などの今後の方向性を示した評価結果を示す予定でありますが、その詳細につきましては、現在、検討を行っているところであります。次に、今後どのような行政評価システムを構築していくのかについてでありますが、今年度は試行の位置づけとして、現在 10 年以上の長期継続事業などを対象に実施しているところでありますが、対象事業の抽出の仕方など、幾つかの課題が出てきておりますので、課題の解決に向けた改善を図りながら、より効果的な評価システムの確立に向けて、今後も検討を進めてまいりたいと考えております。次に、市民の意見を取り入れる取組についてですが、現在パブリックコメント手続により意見を求める計画等の案の公表は、市のホームページのほか、市の情報公開窓口や計画等の所管部署、駅前サービスセンターや銭函、塩谷の両サービスセンターで実施しており、書面提出、郵便、ファクシミリ、電子メールなどにより、意見を提出していただいているところであります。御指摘のとおり、寄せられる意見も少ないことから、今後、他都市の事例も参考にしながら、できるだけ多くの市民の皆さんから意見をいただけるような方策を考えてまいります。次に、防災について何点か御質問がありました。初めに、想定外の大雪に対する備えについてでありますが、想定外の大雪が発生した場合は、まず小樽市地域防災計画に基づき、緊急雪害対策室を設置することとしております。対策室では、雪堆積場に至る道路やバス路線などの幹線道路を確保するため、除排雪業者と各地域のステーションごとに除排雪作業の優先すべき道路や作業手順を盛り込んだ計画を策定するとともに、ステーションがそれぞれ協力できる体制を構築しております。また、国、北海道等の関係機関ともシーズン前から大雪に対する除排雪作業の支援などについて連携が図られるよう協議しているところであります。次に、大規模停電時などの支援体制の計画についてでありますが、冬季間において大規模災害に伴う停電などにより、自宅で暖房器具が使用できないなど、生命に危険が及ぶような場合、避難所を開設することとしています。昨年の東日本大震災では、避難所における暖房の使用不能や毛布不足などのいわゆる寒さ対策が課題として指摘されていたことから、本市ではこれを教訓に本年度から5か年計画で全避難所へのストーブ、毛布、床敷シートの計画的配置を進めているところであります。また、このほかに民間と締結している冬季必需品の調達に関する協定により、ストーブや発電機のほか、寝具、寝袋、使い捨てカイロなどを確保し、冬季間における災害対策に万全を期してまいりたいと考えております。次に、避難所についての民間施設の協定についてでありますが、現在、本市では指定避難所以外にも朝里川温泉地区の宿泊施設と協定を結んでいるほか、雪害等により家屋倒壊の危険があり、緊急避難をする必要があるときや、小規模な避難勧告があったときなどの災害発生時に、町内会館を避難場所として利用できるよう各町会の御了解をいただいており、災害の種類や規模、被害状況などにより、これらも避難場所として活用していくこととしております。今後も津波避難ビルなどの一時避難場所として利用可能な施設については、協力を要請してまいりたいと考えております。次に、桃内の廃棄物最終処分場について何点か御質問がありました。まず、現在の検討状況についてでありますが、次期処分場候補地は地下水位が高いことから、当初考えていた掘り下げ工法ではなく、地下水に影響を与えない斜面に盛土をする工法について概算事業費を含め検討しているところであります。また、最近の処分場用地の確保の困難さや建設技術の進歩から、国においても既存処分場のかさ上げによる延命化に柔軟な対応を示してきており、本市においても現処分場の延命化についての検討も行っているところであります。次に、今後のスケジュールについてでありますが、先ほどお答えした検討の結果によっては、工期に違いがありますので、現処分場の残余容量を適切に把握しながら、次期処分場建設について一定の方向性が決まり次第、地元町会との協議を進めてまいりたいと考えております。次に、孤立死への取組について何点かお尋ねがありました。まず、孤立化が懸念される世帯の把握についてでありますが、独居高齢者につきましては、毎年5月に民生・児童委員が実施している世帯状況調査等により行っており、また独居の知的障害者につきましては、本年2月以降、市が独自に実施している生活状況調査により行っております。しかしながら、昨今の新聞報道等にもありますように、孤立死は独居世帯に限らず発生するなど、さまざまなケースがあることから、すべてを把握することは困難でありますが、民生・児童委員などと連携を図り、できる限りその把握に努めてまいりたいと考えております。次に、孤立死を防ぐための新たな取組や仕組みづくりについてでありますが、本市では平成 21 年7月に高齢者見守りネットワークを立ち上げ、行政や民生・児童委員、ライフライン業者など、関係者による見守り体制を構築し対応しておりますが、今後、予定しております新たな取組といたしましては、ライフライン事業者との情報の共有であります。本年3月から北海道と札幌市が電力会社などのライフライン事業者と見守りを必要とする方の情報の共有についての協議を重ねておりましたが、このたび一定の方向性について合意があったものと聞いております。このことから本市といたしましても、情報共有の可能性について関係事業者と協議を進めてまいりたいと考えております。次に、犬管理所について何点かお尋ねがありました。まず、犬の収容についてでありますが、狂犬病予防法に基づく平成 22 年度の収容数は引取り犬と捕獲犬を合わせて 64 頭、返還数は 24 頭、殺処分数は 14 頭、平均保管日数は 33 日となっております。同様に 23 年度の収容数は 62 頭、返還数は 24 頭、処分数は 13 頭、平均保管日数 15 日、24 年度は 11 月末現在でありますが、収容数は 24 頭、返還数は 12 頭、処分数は4頭、平均保管日数は5日と減少傾向にあります。また、動物の引取りについてでありますが、犬については平成 22 年度は 16 頭、23 年度は 17 頭、24年度は 11 月末で4頭と減少傾向にあります。猫については動物愛護管理法を所管している道の業務となっておりますが、道に協力する形で引取りを実施しており、平成 22 年度は 404 匹引取り、392 匹を処分、23 年度は 282 匹引取り、281 匹を処分、24 年度は 11 月末で 197 匹引取り、194 匹を処分しております。引取りを減らすため道と連携して里親探しや飼い主への終生飼育の指導を継続しているところであります。次に、犬管理所の改築など施設改善の必要性についてでありますが、犬の収容棟は昭和 27 年に建築し、昭和 56 年に大規模補修を行っております。コンクリートブロックづくりのため、構造上の問題はありませんが、建築時には長期間の犬の収容は想定しておりませんでしたので、暖房設備は整備されていない状況です。現在は電気ストーブで対応しておりますが、設備の改善について検討しております。次に、ボランティア団体の活動に対する支援、協力についてでありますが、昨年度、保健所とドッグエンジェルの両者で協議を重ね、今年度から小樽市犬管理所ボランティア活動に関する覚書を締結し、活動内容や保健所との連携協力について明文化したところであります。また、団体とも連携し、引取り犬を減らす啓発やイベント等を実施しているほか、問題点を定期的に話し合う場を設けるなど、今後とも協力しながら取り組んでまいりたいと考えております。(「議長」と呼ぶ者あり)
答弁 教育長 上林猛(教育長は2015年12月まで)
上野議員の御質問にお答えいたします。初めに、築校小樽塾の現在の参加人数と年齢構成についてでございますが、現在 37 名が参加しており、年齢構成は 20 代が 16 名、30 代が 10 名、40 代が 10 名、50 代が1名となっております。次に、築校小樽塾の内容とねらいについてでございますが、教師が教師として授業力や指導力などの力量を磨くことは当然のことでありますが、その前にまずは小樽市民として小樽のまちに役立つ人材であることが最も大切であるというふうに考えております。地域や保護者から信頼され、尊敬され、子供を安心して預けられる教師となり、小樽の子供たちが夢と希望を持てるような学校を築ける教師となることがこの塾の目指すところであります。そのため、この塾では従来型の研修ではなく、小樽の歴史やまちづくりなどを中心にさまざまなジャンルをテーマに取り上げ、保護者や商店主、地域の方などと討論し、グループでアイデアを出し合い、提案するなどの参加型の研修を取り入れ、塾生同士がお互いに高めあえる内容にしたいと考えております。次に、築校小樽塾の今後についてでありますが、ここで学んだ塾生が小樽にふさわしい教育を実践し、地域のまちづくりをリードする人材として活躍することを期待しております。またこの築校小樽塾が教育委員会の手を離れ、塾生自身がみずからのテーマを設定し、自主的にこの塾を運営し、教師としての力量はもちろんのこと、人間としての幅広い知識と経験を身につけ、小樽の教育の中心的な役割を担うものに発展することを願っております。次に、樽っ子学校サポートの登録人数と実施スケジュールについてでありますが、樽っ子学校サポートへのサポーター登録人数は、今のところ9名であり、冬季休業中には小学校7校、中学校3校に 12月 25 日から最大3日間派遣するスケジュールとなっております。次に、樽っ子学校サポートの今後の取組についてでありますが、樽っ子学校サポートは、今年度から始めた事業であり、これまでは放課後や長期休業中に学生のサポートを受けながら子供たちが自習するという形式で行ってまいりましたが、今後は参加した子供やその保護者、先生方の声なども聞きながら、一人一人の学力向上のために、どんな時期にどんな方法で行うことが効果的なのかについて工夫・改善を図ってまいりたいと考えております。次に、本市の小・中学校において教科書の内容をすべて教えているのかとのお尋ねでありますが、教科書は学習指導要領に示された目標及び内容などを踏まえて作成されております。各学校においては、校長の指導の下、年間指導計画に基づき教科書を中心に指導する教員の創意工夫により適切な教材を活用しながら学習が進められております。各学級では子供たちの理解の程度を見ながら、学習を進めることから、教科書の進度に違いが出ることがありますが、教科書の内容については、その学年のうちにすべて適切に教えられているものと認識しております。次に、教育委員会は各学校での授業の進度などについてどのような方法で把握しているかということのお尋ねでありますが、教育委員会では学習指導要領で示される内容について、各学校で適切に実施しているかどうか、学期ごとの授業時数の実績について報告を求め、確認を行っております。また、その定着の状況につきましては、CRT検査や全国学力・学習状況調査の結果などにより、各学校において課題について細かに把握し、改善に努めております。また、教育委員会としても各学校の公開研修会への参加や教育委員や指導主事の学校訪問を行い、指導の仕方や進捗状況などについて把握に努めているところであります。(「議長、14 番」と呼ぶ者あり)
質問 14番 上野智真
今後の議論は予算特別委員会等でさせていただきたいと思いますので、以上で質問を終わります。