小樽市議会 平成24年第1回定例会 2012年2月28日
(1)予算編成方針について/(2)放課後児童クラブにおける障がい児の受入れ延長について/(3)新・市民プールについて/(4)官製ワーキングプア対策について/(5)原発防災対策等について/(6)自治基本条例について
2012年2月28日、小樽市議会の一般質問で、斎藤博行議員が「予算編成方針について」「放課後児童クラブにおける障がい児の受入れ延長について」「新・市民プールについて」「官製ワーキングプア対策について」「原発防災対策等について」「自治基本条例について」について質問し、市長 中松義治、教育長 上林猛、保健所長 秋野恵美子、財政部長 白岩宏、教育部長 山村幹雄が答弁しました。
- 質問者
- 斎藤博行 議員
- 答弁者
- 市長 中松義治、教育長 上林猛、保健所長 秋野恵美子、財政部長 白岩宏、教育部長 山村幹雄
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 19番 斎藤博行
平成 24 年第1回定例会に当たり、民主党・市民連合を代表して質問します。最初に、今回の予算編成方針に関して何点か質問します。初めに、他会計や基金からの借入れについてお聞きします。小樽市は、平成 14 年度以降、不足する財源対策として他会計や基金からの借入れを続けてきました。その額はこの9年間で借入れが 68 億 300 万円で、返済が 17 億 3,100 万円、平成 22 年度末の借入残高は50 億 7,200 万円となり、この金額は初めて借入れが行われた平成 14 年度の4億円の 12.7 倍になっています。平成 23 年度末の金額をお示しください。次に、それぞれの会計や基金では小樽市に貸付けを行うときに、その原資をどのように捻出していたのか、また、どのような会計処理をしていたのか、お示しください。次に、平成 23 年度末の貸付総額を一般会計で全額返済したと仮定したとき、財政健全化判断比率の指標はどのようになるのか、お示しください。次に、今後、この借入れを返済していくことになると考えますが、その返済計画をお示しください。また、こうした返済計画を着実に進めるためには、新たな財政健全化計画が必要ではないかと考えますが、見解をお聞かせください。次に、職員給与の独自削減の方法を変更したことについてお聞きします。今回、1から3級の職員は削減率を4パーセントから3パーセントに縮減しましたが、これに該当する職員数と必要財源をお示しください。次に、4と5級の職員は削減率4パーセントで変わりはありませんでしたが、これらの職員数をお示しください。次に、6級以上の職員はこれまでの削減率は4パーセントでしたが、今回5パーセントに引き上げました。該当する職員数とその財政効果額をお示しください。これまで職員は、財政再建団体に転落するのは小樽市民のためにも避けなければならないとの立場に立ってきました。そして、財政再建に協力する際の削減率については、小樽市の財政悪化の責任は一義的には市の職員にはないとの考えから、一律削減で協力してきました。今回、削減率を引き上げる職員と下げる職員に分けるというふうに、財政再建に協力してもらう際の考え方が変更されたと思いますが、変更した理由をお示しください。また、削減率が一律であったときには、その職責を反映させる意味で管理職手当の削減が行われてきたと理解しておりますが、今回の措置で、これまでの削減に協力してきたフレームが一度白紙に戻ったと考えますが、管理職手当の削減についてどのようにお考えなのか、見解をお示しください。今回、本俸の削減率に職責に応じて傾斜を入れるときには、管理職手当の削減については一度元に戻すべきと考えますが、見解をお示しください。次に、夜間急病センターに関してお聞きします。今定例会には、平成 23 年度の補正予算と 24 年度の当初予算が提案されています。平成 23 年度予算の補正額を算出した夜間急病センターの収支見通しをお示しください。また、平成 24 年度の予算編成に際して考えられた収支見通しをお示しください。夜間急病センターの委託料の推移を見ますと、平成 22 年度は当初予算が1億 2,100 万円で、2,700 万円の補正を行い、最終的には1億 4,800 万円に、そして平成 23 年度も当初予算は1億 2,100 万円で、今定例会で 1,900 万円の補正をして、最終的には1億 4,000 万円になりました。補正に至る経過や決算を見ますと、平成 24 年度も同じことが必要になるように考えます。そうであるならば、当初予算から実態に少しでも合った予算を組んで議会に提案すべきではないかと考えますが、見解を求めます。また、こうした予算措置の方式について、小樽市医師会とどのような整理がなされているのか、お示しください。次に、小樽協会病院に対する周産期医療支援事業は、北後志地域の唯一の周産期医療センターを維持、運営していくのは、一公的病院だけの責任ではなく、小樽市をはじめとした北後志地域の行政の責任でもあるとの考えでスタートしたと記憶しています。そのときの補助金額は、基本額として5万円、そして新生児1人当たり2万円で出生数を掛けた額を利用分として合わせて計算されてきました。こうして計算された平成 22 年度の補助金額と平成 23 年度の見込額をお示しください。こうした計算方式について周産期医療における新生児小児科の部分が反映されていないとの声も聞かれました。平成 24 年度予算では、1,417 万円が予算計上されていますが、この算出方式をお示しください。また、計算方法の見直しに際して、小樽協会病院とどのような協議がなされたのか、お聞かせください。質問を変えます。障害児の放課後児童クラブに関して質問します。私は今から 10 年ほど前に、小樽病院の院内保育所を利用していた当時3歳の障害児とその両親とにお会いしました。当時、小樽病院の院内保育所は3歳までしか受け入れない規則になっていました。そのため、4歳以降の受入先がなく困っているとのことでした。何とか公立保育所で受け入れることができないだろうかという内容の相談を受けました。福祉部子育て支援課と保育所の職員の皆さんと職員労働組合が協議を重ね、限られた予算と人員を工夫して、何とか4月から保育所に受け入れることができました。限られた時間の中で何とか受け入れようとの立場に立っての協議の末、手探り状態でのスタートでした。そして、実際に障害児保育を取り組む中で見えてきた問題は、その都度協議して解決していくこととし、福祉部子育て支援課と職員労働組合との間では、試行実施と確認した上でスタートしました。この試行は今日も続けられています。小学校入学に際して、入学する学校については保育所で一緒だった子供の多くが入学する学校に特別に入学させていただき、さらに必要な改修もしてもらいました。また、放課後児童クラブにも必要な手だてをしていただき、入会することができました。しかし、放課後児童クラブの入会条件は3年生までとなっていました。改めて障害児の放課後のあり方などを議論し、結果として放課後児童クラブの障害児の受入れ要綱を見直し、受入れは4年生まで、5年生は試行での受入れとなりました。ところが、この子が4年生のとき、教育委員会は5年生の試行での受入れを困難と判断し、保護者に連絡をしました。平成 20 年第3回定例会の予算特別委員会での質疑で、もともと難しい事業であることはわかって開始した試行であり、試行の中で出てきた問題をどう克服するのかという角度での議論はあったのかという私の質問に対して、教育委員会は5年生の受入れを困難と判断とした理由として、第1に放課後児童クラブの指導員の指導力の問題、専門的知識を持つ有資格者の必要性、第2に学校の空き教室を利用している中で、利用する人数と開設場所が増えてきた現状、第3に4年生、5年生になると、他のクラブを利用している1、2、3年生との接点も少なくなり、クラブでの集団生活のかかわりの問題が生ずる、の3点を挙げました。また、放課後児童クラブでの受入れをやめたとき、障害児の放課後の居場所について教育委員会はどう考えるかとの質問には、保健、福祉、教育の分野にまたがる課題であり、放課後児童クラブにかわる福祉事業の利用も可能と考えており、具体的には障害者自立支援法の中の日中一時支援事業や移動介護事業を挙げました。昨年の夏、障害児の保護者の皆さんが学校での放課後児童クラブでの5、6年生の受入れを要望して議会に来られ、各会派を回りました。そのとき、改めて福祉の日中一時支援事業の実情も聞かされました。前回の議論からちょうど丸3年たった平成 23 年第3回定例会の予算特別委員会で明らかにされた2年間の日中一時支援事業の利用状況は、平成 21 年度はゼロ、22 年度は緊急避難的利用が6人、放課後児童クラブとしての利用は、夏休みまでが1人と、月6回の通年利用が1人というものでした。こうした結果になった原因について、福祉部からは保護者の思いとしては放課後児童クラブは通いなれた学校の中を移動するという安心感があり、日中一時支援事業は学校から事業所までの移動が必要となり、また障害児と障害者が同じスペースで支援を受けることもあり、保護者から子供の居場所として認識されず、実際の利用に至らなかったと考えているとの答弁がありました。昨年 11 月に教育委員会は、平成 24 年度から放課後児童クラブで障害児を6年生まで受け入れる方針を明らかにしました。市民の強い要望にこたえたものだと受け止めております。しかし、前回の試行のやめ方と今回の方針転換の間にはギャップがあり、きちんと総括して埋めておく必要があると考え、何点か質問します。最初に、私は放課後を安心して安全に過ごすことは、障害のありなしに関係なく、すべての子供の基本的権利であり、放課後児童クラブはかつてのようなかぎっ子対策ではないと考えています。教育委員会として児童の放課後の安心・安全についてどのような見解をお持ちなのか、お示しください。次に、平成 23 年度の日中一時支援事業の5、6年生の放課後児童クラブ的利用状況をお示しください。次に、今回の障害児の受入れ延長を決めるに当たり、教育委員会はこの2年間の日中一時支援事業の利用状況に端的に示された障害児の放課後の現状について、どのような見解をお持ちなのか、お聞かせください。また、今回の方針変更に際し、福祉部との間でどのような協議がなされたのか、お聞かせください。昨年の第3回定例会での質問で、私は福祉部に対して3年前に試行継続を困難と判断し中止した教育委員会が、改めて5、6年生の放課後児童クラブの受入れを検討していると聞くが、今回の動きに関して、教育委員会と福祉部の間でどのような協議や相談があったのかと尋ねました。その答えは福祉部としては、この予算特別委員会で初めて教育委員会の方向性を聞きました。事前の相談などはありませんでしたというものです。小樽市の中では障害児といえば福祉、放課後といえば教育という話になるのでしょうが、子供と保護者から見れば、小樽市役所は一つです。3年前に教育委員会は、障害児の放課後のあり方は、保健、福祉、教育にまたがる問題だと答えています。今回の問題を契機に障害児の放課後のあり方を担当する窓口を福祉部と教育委員会などにより準備すべきではないかと考えますが、見解を求めます。次に、3年前に試行継続を困難と判断した理由、すなわち放課後児童クラブ指導員への有資格者の配置の問題、クラブでの1、2、3年生との集団生活のかかわりの問題、そして学校の空き教室を利用している現状がそれぞれどのようにクリアされたか、お聞かせください。また、新年度予算に計上された 9,823 万円の内訳をお示しください。特に、専門知識、資格や経験を有する人材の確保は大変だと思いますが、必要な人材確保のために具体的にどのような対策がとられているのか、お示しください。また、6ブロックでの拠点方式を採用するとの計画ですが、放課後児童クラブを利用する子供の在籍する学校とブロックの拠点校が異なる場合、その間の移動についてどのように対処するのか、お示しください。最後に、これは以前からお願いしていることですが、放課後児童クラブが開設されている場所は、学校の中で大変不便な部屋が多いように感じます。障害児の受入れ延長を機会に、また放課後児童クラブを利用する児童、そして夜、迎えに来る保護者を考慮し、放課後児童クラブの開設場所を改善すべきと考えますが、見解をお聞かせください。質問を変えます。教育委員会は平成 19 年6月に小樽駅前再開発事業計画により、当時サンビルにあった室内水泳プールを閉館し、暫定施設として高島小学校温水プールを一部改修し、6本の水泳教室を実施してきました。私たち民主党・市民連合はサンビルにあった市営プールの閉館に際し、長年の懸案であった小樽駅前再開発事業の推進のため、市営プールの閉館はやむを得ないが、高島小学校のプール利用はあくまでも新・市民プール建設までの暫定措置であり、これからは新・市民プールの早期実現を目指していくとの立場を市民の皆さんにお話ししてきました。また、昨年3月の第1回定例会で、水泳教室を市内中心部の民間プールへ委託する計画が議論されたときには、高島小学校温水プールでの水泳教室を維持しつつ、新たに市内中心部の民間プールを利用し、市内3か所での水泳教室の開催を主張しました。昨年1月 18 日から2月 26 日に、教育委員会は水泳教室受講者に対し、6本の水泳教室のどのコースを利用しているか、水泳教室の開設場所は高島小学校温水プールと市内中心部の民間プールのどちらがよいか、そして住んでいる地域名の3点のアンケートを実施しました。その結果を踏まえて、教育委員会は総合的に中心部が利用しやすいという声が多かったと結論づけ、水泳教室の花園4丁目の民間プールでの実施を決めたと言っています。しかし、教育委員会がまとめたアンケート報告に示された利用者の声はそうなっておりません。アンケート全体では 57.5 パーセント、92 人が水泳教室の開催場所は高島小学校温水プールと答えており、市内中心部は 37.5 パーセント、60 人となっています。もちろん地域的なばらつきはあります。例えば高島地区では 97 パーセントが高島小学校温水プールを希望し、一方、南小樽地区では 100 パーセントが市内中心部と答えています。しかし、長橋オタモイ地区の 57 パーセント、手宮地区の 79 パーセント、中央地区では 47 パーセント、山手地区では 36 パーセントが高島小学校温水プールを希望しています。私はアンケート結果を率直に読めば、高島小学校温水プールを残し、さらに必要に応じて市内中心部での新設を検討するというのが市民の声に沿ったものだと考えます。見解をお示しください。また、総合的に市内中心部での開設を求める声が多かったと結論づけた根拠をお示しください。また、このアンケート結果と教育委員会の考えについて、アンケート回答者にどのように報告したか、お聞かせください。次に、今回、水泳教室を市内中心部の民間施設に委託して進めることは、こうしたやり方が新・市民プール建設までの暫定措置であると言いながら、暫定措置が固定化されていくのではないかということが危惧されます。見解を求めます。また、今回、教育委員会は民間委託後の高島小学校温水プールは、平成 19 年以前の形に戻すとの考えで、プールの委託業務はシルバー人材センターに委託し、駅前の小樽市営室内水泳プールの時代から維持してきた監視員と指導員7人を解雇するとの方針です。こうした形での運営が続くことは、教育委員会の中での水泳教室の運営に関する現場経験の蓄積が失われていき、新・市民プールが建設されたときの運営に支障が生じ、結果的には新・市民プールは公設民営とならざるを得ないのではないかと考えますが、見解をお示しください。次に、新・市民プールの建設場所に関して、教育委員会は市内中心部を候補地と考えていると御答弁していますが、市内中心部には3か所の民間プールがあり、新・市民プールの開設は民営圧迫との声が出かねない状況だと考えますが、見解を求めます。最後に、新・市民プール建設についてです。新年度に向けた教育長の平成 24 年度小樽市教育行政執行方針では、新・市民プール整備事業については引き続き市長部局と連携し、適地の検討を行いますと述べられていますが、従来と変わりはありませんでした。適地についてどのように想定されているのか、お聞かせください。また、そうした適地が見つかった以降の新・市民プール整備事業の進め方についてお示しください。質問を変えます。官製ワーキングプア対策を強化する立場から何点か質問します。平成 21 年5月、自公連立の麻生政権で、公共サービス基本法が制定されました。この法律はその対象を国や地方自治体が提供するサービスに限定し、その業務の委託先も含んでいます。また、この法律の画期的な意義は、公共サービスを受けることは国民の権利であり、その実施は国と地方自治体の責務であること、公共サービスの実施に従事するのは、国民の立場に立ち責任を自覚し、誇りを持って誠実に職務を遂行する責務を有すること、さらには公共サービスを委託した場合に、委託を受けた者との間にそれぞれの役割の分担及び責任の所在を明確化すること、国民の意見の反映と国民の立場に立つよう配慮すること、そして最後に、公共サービスの実施に従事する者の労働環境を整備するとしたことにあります。この法律が制定された背景には、平成 20 年4月に、自民党が打ち出した中小企業労働者問題に関する提言があると言われています。その中では、「建設業における下請労働者のための取組の抜本強化、特に公共事業で働く労働者に適正な賃金が確保されるよう取組を強化する」があります。そして、その中で、「公共事業におけるダンピング対策の強化と、適正な予定価格の形成に向けた労務単価のあり方の検討」がありました。制定された公共サービス基本法の第 11 条では、「国及び地方公共団体は、安全かつ良質な公共サービスが適正かつ確実に実施され利用されるようにするため、公共サービスの実施に従事する者の適正な労働条件の確保その他の労働環境の整備に関し必要な施策を講ずるよう努めるものとする。」と明記されています。このことにより、公共サービスに従事する民間企業の労働者の労働条件や労働環境に対して、今まで労働条件は労使協議が基本、労働条件の整備は国の仕事と言ってきた地方自治体にもその責任が生じたと考えますが、見解を求めます。次に、小樽市の現状に関して質問します。北海道公共事業設計労務単価は、平成 13 年の1万 8,327 円から 23 年には1万 4,958 円と、金額で 3,369円、率では約 19 パーセント安くなっています。小樽市においてもこの単価を用いていると考えますが、この単価の急速な値下がりは、小樽市が発注する公共事業の予定価格にどのような影響を及ぼしたのか、お示しください。次に、平成 23 年度の業務委託のうち、100 万円以上の庁舎等の清掃、庁舎等の警備及び暖房業務は総数何件で、その契約額は幾らですか。また、その業務に従事する労働者の数を何人と把握していますか。また、その賃金水準をどのように把握していますか。現在、北海道の最低賃金は 705 円です。週 40 時間、月平均 174 時間の法定労働時間で計算した月収は12 万 2,670 円です。このことは、例えば小樽市内で生活保護を受けている 45 歳独身者の1月の支給額12 万 5,420 円すら下回っています。生活保護の支給額を上回るためには、生活保護費を引き下げるのではなくて、最低賃金を時給 722 円以上に引き上げることが必要と言われています。ワーキングプア、特に官製ワーキングプアをつくらないためにも、先ほど述べた公共サービス基本法の趣旨に沿った公契約条例の制定を検討する時期と考えますが、見解を求めます。次に、条例制定に向けた前段の取組として、小樽市の庁舎等の清掃業務、庁舎等の警備業務、暖房業務の委託に関して、作業報酬下限額を北海道地区建築保全業務労務単価の 90 パーセントを確保するよう要請すべきと考えますが、見解を求めます。また、委託業務受注者に対して従事する労働者の氏名、職種、勤務時間数、作業報酬額などを記載した台帳の整備と必要に応じた支援の提供を要請すべきと考えますが、見解を求めます。質問を変えます。東京電力福島第一原発事故から1年がたとうとしています。今、日本じゅうで稼働している原発は、北電泊原発3号機を含む2基になりました。停止中の原発が再稼働しなければ、本年5月には日本の原発はすべて停止となります。そうした中、今回の原発事故という現実を前にして、原発運転に対して、より一層の安全運転を求める取組と、原発事故の防災対策の見直しが進められています。このことは全く逆な二つのサイドから推奨されています。つまり、原発推進派の人たちは、こうした対策を強化することにより改めて原発を安定したエネルギー政策の中心に戻そうとしています。そして、もう一方で、原発に反対する人たちは、原発に依存しない社会を実現するまでの過渡的期間の対策として考えています。私はこの国のすべての英知を結集して、この過渡的期間を極力短くするべきだと考える一人です。昨年の第2回定例会でもお聞きしましたが、中松市長の日本のエネルギー政策における原子力発電に関する見解を改めてお示しください。あわせて、原発は過渡的エネルギーと位置づけた北海道省エネルギー・新エネルギー促進条例に対する見解と、この条例に対応する小樽市の窓口はどこなのか、お示しください。次に、UPZの範囲拡大で小樽市が含まれるかどうかの問題についてです。市長はUPZの範囲の見直しに当たっては、地形や気象条件を考慮すべきと訴え、後志町村会とも連携を図ってきていますが、この間の取組の経過と現段階での見通しをお示しください。次に、北海道は後志管内の市町村の担当者を集めて何度か会議を持っていますが、その会議の目的と内容をお聞かせください。次に、小樽市が北海道の原発防災計画に位置づけられた場合と、そうでない場合の小樽市にとっての違いを整理してお示しください。次に、小樽市は防災計画の見直しを進めていますが、仮に小樽市が北海道原子力防災計画に位置づけられない場合でも、市長は昨年の私の質問に対する答弁からも、原発事故に対する対策を盛り込む考えでいると思いますが、見解をお示しください。また、その際の計画策定のスケジュールをお示しください。小樽市では空気中の放射線量を測定するシンチレーションサーベイメータを1台購入しました。今後、平時の空間線量を定点測定し、データを蓄積していくことになると考えますが、その場所や回数など、測定方針をお示しください。また、平時の放射線量測定の担当窓口についてですが、現在は総務部防災担当が行っていますが、今後の取扱いについての考えをお示しください。次に、小樽市の防災担当の組織について質問します。総務部に防災担当を配置したときには、昨年の東日本大震災レベルの地震や津波、さらには原発の重大事故などは想定されていなかったと思います。当初の設置目的や想定した自然災害状況等を改めてお示しください。今後、台風や大雨だけでなく、地震、津波、原発対策、さらにはそれらの積雪寒冷地対策などについて所管することになる総務部防災担当を組織的に位置づけし直し、体制も強化する必要があると考えますが、見解をお示しください。最後の質問です。小樽市における自治基本条例に関する議論は、平成 19 年の市長選挙での山田市長の公約に掲げられてから本格的な議論や作業が始まりました。平成 21 年1月に小樽市自治基本条例庁内研究会が条例に関する調査研究、庁外会議との調整などを目的に設置されました。そして、小樽市自治基本条例懇話会が平成 22 年1月に小樽市の条例に盛り込むべき内容の骨子、条例策定委員会における進め方や市民周知の方法等を検討し、提言書をまとめるために設置され、それぞれ報告書や提言書を市長に提出しております。そして、平成 22 年8月には条例に盛り込むべき内容と、その基本的な考えを取りまとめて提言書をつくるため、小樽市自治基本条例策定委員会が設置されました。小樽市議会においても各会派代表者会議の確認に基づき、自治基本条例等に関する小樽市議会研究会が設置され、改選後も引き続きその設置が確認されております。研究会の設置要綱では、その設置目的は、第1に小樽市自治基本条例が提案される前に、市議会としても事前に自治基本条例の審議に資するための調査・研究を行う、第2に議会基本条例のあり方を調査研究するとなっております。中松市長も選挙公約に自治基本条例の制定を挙げております。市長の条例に寄せる基本的な考えや思いをお聞かせください。次に、自治基本条例策定委員会は平成 22 年8月の発足以来、昨年末まで 20 回の会議を重ねてきたと聞いております。また、市民の皆さんにも参加いただいてワークショップも開催しております。その 20回の会議の中では、住民投票について、議員の責務について、また市民参加についてがテーマとされていますが、策定委員会の中ではこれらのテーマについてどのような意見を出されたのか、お聞かせください。先日、函館市の市議会議員からお話を聞く機会がありました。自治基本条例の話題も一つになりました。その中で、函館市では自治基本条例の中に議会に関する部分を組み込むために、議会として函館市議会自治基本条例検討会が設置されたと聞きました。函館市の条例づくりの中でのこの検討会の位置づけや役割がどのようなものであったのか、お示しください。また、小樽市における自治基本条例も、その中に小樽市議会に関する部分を組み込む考えと聞いておりますが、そうした際には、どのような議会への働きかけを想定されているのか、見解をお示しください。最後に、条例制定に向けたスケジュールをお聞かせください。以上、再質問を留保し、質問を終わります。(拍手)
答弁 市長 中松義治(市長は2015年3月まで)
斎藤博行議員の御質問にお答えいたします。初めに、予算編成方針に関して何点かお尋ねがありました。まず、平成 23 年度末の他会計及び基金からの借入残高についてでありますが、平成 23 年度末の他会計からの借入残高は、今年度借入予定額を含め、39 億 300 万円となる見込みであり、同じく基金からの借入残高は 19 億 5,300 万円となり、合計で 58 億 5,600 万円となる見込みであります。次に、他会計及び基金が一般会計へ貸付けを行う場合の原資と会計処理についてでありますが、他会計から一般会計への貸付けにつきましては、各企業会計で生じた余剰資金を原資として、みずからの経営に支障を来さないことを前提に、一般会計に対する貸付金として予算計上し、貸付けを行っているものであります。また、基金から一般会計への貸付けにつきましては、各基金において地方交付税や寄附金などを原資として積み立ててある現金を、各基金の設置目的や活用計画に支障を及ぼさない範囲で条例に基づき予算の定めるところにより、一般会計の歳入に繰り入れて運用しているものであります。次に、平成 23 年度末の他会計等の貸付残高を一般会計で全額返済したと仮定した場合の健全化判断比率についてでありますが、平成 22 年度決算での本市の標準財政規模は約 330 億円であり、他会計及び基金からの借入残高が平成 23 年度末の見込みで約 59 億円でありますことから、仮にこの金額を一般会計の実質赤字額と見なして、標準財政規模で割り返して試算すると、実質赤字比率は約 17.87 パーセントとなり、本市の平成 22 年度決算における早期健全化判断基準の 11.68 パーセントを超えることとなります。次に、他会計などへの返済計画についてでありますが、それぞれの借入金につきましては、借入時に返済計画を立てており、その計画に基づいて返済することとしておりますが、完済となるのは他会計及び基金借入金のいずれも平成 38 年度を予定しております。次に、借入金の返済を着実に進めるための新たな財政健全化計画の必要性についてでありますが、他会計や基金からの借入金はそれぞれの経営や事業計画に支障を来すことのないよう、確実に返済していく必要があると考えております。そのため、財源不足を解消し、今後の中・長期的な収支を見通した新たな財政健全化計画の策定は必要であると考えますことから、平成 24 年度の早い段階から改めて事務事業の見直しによる事業の厳選、選択や使用料・手数料の見直しの準備を進め、できるだけ早期に策定するよう努力してまいりたいと考えております。次に、職員給与の独自削減についてでありますが、初めに級別の職員数や財源額等についてでありますが、1級から3級に該当する職員数につきましては、全会計の当初予算ベースで医師を除き約 770 名、必要な財源額は約 3,600 万円、4級から5級につきましては同じく約 800 名、6級以上につきましては、同じく約 100 名、財政効果額は約 1,100 万円となります。次に、今回の独自削減率の考え方についてでありますが、平成 16 年度から実施してきた職員給与の独自削減につきましては、健全化計画の最大の目標である累積赤字の解消が達成されたことから、本来であればこれまでの職員団体との協議経過を尊重し、回復措置を進めなければならないものと考えております。しかしながら、他会計からの借入れに依存しない平成 24 年度の予算編成に当たり、これまで同様の財源対策を講じなければ予算編成ができない状況となったものであります。そのため、昨年同様に見込んでいた独自削減4パーセント分の現行財源を大きく下回らない範囲で、財源を確保するために改めて職員に独自削減をお願いすることとして、これまでの独自削減率をベースに、新たに削減率を設定したものであります。新たな独自削減率の設定に当たりましては、このような状況の中で、これまでと比べて職員の負担が極端に増えないこと、昨今の人事院勧告が民間の賃金を反映して、高齢層の減額幅を大きくしている傾向にあること、独自削減を行っている他都市でも、削減率を段階的にしている自治体が多いこと、削減率を段階的にすることは職員団体からの従前からの要求であることなど、これらの要素を総合的に判断して若年層に一定の配慮をする形で3パーセントから5パーセントの幅で段階的な削減率を設定したところであります。次に、管理職手当の独自削減についてでありますが、管理職手当は本俸の独自削減を始める前の平成9年 10 月から削減を実施しており、当時は財政健全化のために、まずは管理職からということで職責により協力をお願いしていた面はあろうかと思います。一方、この間、管理職のみならず一般職につきましても、特殊勤務手当の一律削減や大幅な見直しなどで本俸以外にも協力をいただいてきたところであります。また、財政状況がさらに深刻になる中で、何とか人件費においても総額で財源を確保しなければ単年度の予算編成ができなくなるなど、当時のフレームも徐々に変わってきている部分はあると考えており、平成 20 年度から 22 年度に期末勤勉手当の独自削減を行った際は、役職加算の凍結を上乗せで実施してきたところであります。なお、管理職手当の回復措置についてでありますが、平成 24 年度の予算編成に当たっては、計上を留保している予算もあることから、大変難しい状況でございますが、削減が本年で 15 年目に及んでいることもありますので、今後本俸の回復措置を検討する際には十分考慮したいと思います。次に、夜間急病センターについて何点かのお尋ねがありました。初めに、平成 23 年度予算の補正予算ですが、収入は市からの委託料、診療収入を合わせ、2億 364万 2,000 円となり、支出は人件費、維持管理費等を合わせて2億 2,264 万 2,000 円と見込まれますので、収支不足分 1,900 万円を補正予算として計上したものであります。次に、平成 24 年度予算についてですが、人件費等の経費に対して、市からの委託料、患者数に見合う診療収入を予算化し、収支同額を見込んだ予算編成を行っているところであります。次に、予算編成に当たっての考え方ですが、診療収入についてはインフルエンザ等の流行による患者数の増減が収入の増減に直結するものであり、年度当初においては予測が難しく、人件費、維持管理費等の経費に見合う市からの委託料、患者1人当たりの単価を参考に診療収入を見込んでおります。夜間急病センターにおける機能の維持、継続のため、収支不足額については市が負担することを医師会との協議において確約しているものであります。次に、周産期医療支援事業費における小樽協会病院に対しての補助金額でありますが、平成 22 年度は決算額として 770 万円、平成 23 年度は 720 万円を支出の予定であります。また、周産期医療支援事業費における平成 24 年度の算出についてですが、昨年 11 月に北海道社会事業協会から小樽協会病院の周産期医療体制の維持及び継続のための財政的支援をお願いしたい旨の要請がありました。この要請を基に、本市ではこれまでの出生数を基礎とした支援ではなく、新生児の病床の利用実態を考慮した支援方法に変更しました。具体的には平成 22 年度の小児科における産後の病児扱いの患者数、産婦人科における産科の患者数の割合をベッド数に換算し、普通交付税単価を参考にした数値を乗じた額を算出しました。また、本市以外の5町村には従来どおり基本割、利用割の合計額を補助金額として拠出をお願いしているものであります。次に、放課後児童クラブにおける障害児の受入れ延長についてお尋ねがありました。平成 23 年度の日中一時支援事業についてですが、放課後児童クラブ的な利用かどうかについては、判断はできませんが、小学校5、6年生の4月から 11 月末までの利用状況は5年生が2名、6年生が1名となっております。利用日数は月によってばらつきがあり、1日から8日間の利用となっております。次に、官製ワーキングプア対策について何点かお尋ねがありました。まず、公共サービスに従事する民間企業の労働者の労働条件や労働環境に対して、地方自治体にもその責任が生じることについてでありますが、労働条件については労働基準法や最低賃金法など国において関係法令を整備すること、また賃金等の労働条件については、個々の労使当事者間で自主的に取り決められることが基本と考えておりますが、事業者に対し関係法令の周知を図るなど、労働者の適正な賃金の確保などの労働環境の整備促進に努めることは必要なことと考えております。次に、北海道公共工事設計労務単価の値下がりが小樽市が発注する公共工事の予定価格にどのような影響を及ぼしたかについてでありますが、本市における公共工事の設計に用いる単価は、北海道の単価を準用しており、予定価格は設計材料単価、設計労務単価、機械経費、諸経費などからなっております。材料単価はこの 10 年間で大きく変動しており、予定価格の積算に当たっては材料単価の構成比が大きいため、労務単価の値下がり率がそのまま予定価格の変動率にはなっておりません。しかし、労務単価については過去 10 年間では値下がり傾向であり、予定価格に一定程度の影響を及ぼしているものと考えております。次に、平成 23 年度の請負金額 100 万円以上の清掃、警備及び暖房業務の件数と総契約額についてでありますが、清掃業務 14 件、9,877 万 5,000 円、警備業務9件、2,545 万 6,000 円、暖房業務3件、2,500万 8,000 円となっており、それらの総契約数は 26 件で総額は1億 4,923 万 9,000 円であります。またそれら業務に従事する労働者数と賃金水準についてでありますが、契約内容の性質として、業務の成果を目的とした委託契約であることから、従事する労働者数や賃金水準については把握しておりません。次に、公契約条例の制定についてでありますが、先ほど答弁いたしましたが、市といたしましては、労働条件については労働基準法や最低賃金法など、国において関係法令を整備し、賃金等の労働条件については個々の労使当事者間で自主的に取り決められることが基本と考えております。自治体において、公契約条例を制定するとした場合、最低賃金法を上回る具体的金額を設定することなどは、関係法令との整合性が図られるかといった問題もあり、今後も他都市の事例などを研究し、対応してまいりたいと考えております。次に、本市の清掃業務、警備業務、暖房業務の委託に関し、作業報酬下限額を北海道地区建築保全業務労務単価の 90 パーセントとするよう要請すべきとのことでありますが、先ほども答弁いたしましたが、自治体において最低賃金法を上回る具体的金額を要請することなどは、関係法令との整合性が図られるのかといった問題もあり、今後も他都市の事例などを研究し、対応してまいりたいと考えております。次に、委託業務受注者に対し従事する労働者の氏名、職種、勤務時間数、作業報酬額などを記載した台帳の整備と必要に応じた市への提出を要請すべきとのことでありますが、公契約条例を制定した他都市のケースでは、労働者の台帳整備や市への提出の義務づけを行い、公契約条例に沿った労働者への賃金の支払の確保を行っておりますが、本市においては条例を制定していない中で、台帳整備や市への提出を要請していくことは難しいものと考えます。次に、原発防災対策等について何点か御質問がありました。まず、日本のエネルギー政策における原子力発電についてですが、現在、原子力発電が基幹電力として一定の役割を果たしていることも事実であります。私としても原子力に過度に依存することがないよう、エネルギー政策に取り組む必要があると考えております。次に、北海道省エネルギー・新エネルギー促進条例に対する見解ですが、この条例は省エネルギーの促進、新エネルギーの開発及び導入の促進について、北海道、事業者及び道民の責務を明らかにするとともに、エネルギーの使用の効率化と新しいエネルギーの開発や導入に積極的に取り組むことにより、エネルギーの需要の安定を図り、持続的発展が可能な循環型の社会経済システムをつくり上げることを目的に制定されたもので、この条例の推進は環境への負荷を低減させ、地球温暖化防止に寄与するものと考えております。また、この条例に対応する市の窓口についてですが、条例は道が制定しており、市で直接所管している部署はありませんが、新エネルギー、省エネルギーに関する総合的な窓口は企画政策室になっております。次に、UPZの範囲見直しの取組の経過と現段階での見直しについてですが、昨年の 10 月に原子力安全委員会の作業部会がこれまでのEPZに変わり、UPZとしてその距離を 30 キロメートルに拡大する素案を示したことを受け、昨年の 12 月初旬には後志町村会長の宮谷内蘭越町長とお会いし、UPZの拡大について後志町村会と連携して国や北海道へ働きかけることについて協力を求めたところであります。さらに、12 月 28 日の管内市町村長意見交換会の場でもUPZの拡大について要望の意見を申し上げたところであります。また、見通しとしては、現行のEPZに変わるPAZやUPZの考え方が示されましたが、まだ詳細が決まっていないことから、私としましてはUPZに隣接する自治体の扱いも含めて、UPZの拡大を引き続き国や道に対して要望してまいりたいと考えております。次に、後志管内の泊発電所に係る防災実務者会議の目的と内容についてですが、この会議は福島第一原発の事故発生を受け、原子力に係る安全対策などについて北海道が市町村と情報共有や共通理解を図ることを目的に設置されたものであります。この会議は昨年 10 月から今まで4回開かれており、主に福島第一原発事故と泊発電所の状況や現行の北海道原子力防災計画の内容について説明が行われていると聞いております。次に、本市が北海道原子力防災計画に位置づけられた場合と、そうでない場合の相違についてですが、これまでのEPZの考え方を踏まえますと、EPZ圏内にある自治体が都道府県の防災計画に関係市町村として位置づけられた場合は、防災資機材の整備などに対しての整備費用は国から支援されておりますが、位置づけられていない場合は、防災資機材の整備などに対しての支援はないものと認識しております。次に、原発事故に関する対策についての見解ですが、市町村の地域防災計画は北海道の地域防災計画と整合性を図ることが前提となっていることから、今後、国や北海道から原子力防災に関する方針が示された場合には、本市の地域防災計画にも盛り込む考えであります。また、スケジュールにつきましても、国の防災指針の改正が本年4月以降に予定されておりますので、市としては国の防災指針や北海道の地域防災計画が改正された後に、作業に着手することになると考えております。次に、大気中の空間放射線量率の測定場所や回数などの測定方針についてですが、測定は第3号ふ頭基部の産業港湾部港湾室庁舎前において、2月3日から週2回、月曜日と木曜日に実施しております。測定の数値についてはホームページで公開し、その都度更新を行っているところであります。次に、担当窓口についてですが、当面は総務部防災担当が窓口になりますが、新たな場所での測定が必要になった場合には、庁内で協議して対応してまいりたいと考えております。次に、総務部防災担当の当初の設置目的や想定した自然災害の状況等についてですが、平成7年1月に発生した阪神淡路大震災を契機に、災害対策基本法の改正があり、国の防災基本計画や北海道の防災計画が見直され、本市においても地域防災計画の見直しを図るため、同年6月総務部に防災担当を配置しました。さらに、地震災害や土砂災害など、津波を除く自然災害を当初から想定したものであります。次に、総務部防災担当の組織的位置づけの明確化と体制を強化する必要があるとの御指摘ですが、確かに近年の災害発生の様相を見ますと、防災担当の業務も多様化してきておりますので、組織的位置づけや体制強化について検討してまいりたいと考えております。次に、自治基本条例について何点か御質問がありました。初めに、私の条例に寄せる基本的な考えや思いについてですが、地方分権が加速する中、これからの自治体には地域の実情に合った政策をみずから決定し、みずから責任を持つ経営能力が求められております。そのためには、まちづくりを進めるための基本的な考え方や市民、議会、行政、それぞれの役割、市民参加の仕組みなどを定める自治基本条例の制定が必要なものと考えております。次に、策定委員会における住民投票、議員の責務、市民参加などに対する意見についてですが、住民投票については、住民投票条例の要件を満たせばいつでも住民投票ができる常設型と、その都度条例を制定して投票する個別型を選択すべきとの意見が出されております。また、議員の責務については、議会活動や市政の状況について市民に対する説明や市民意見の把握と反映が必要であると意見が出されております。市民参加については、今までまちづくりに参加していない市民にも積極的に参加してもらうよう、その仕組みづくりについて意見が出されています。次に、函館市議会が設置した函館市議会自治基本条例検討会の位置づけと役割についてですが、この検討会は本市の策定委員会に相当する市民検討委員会が議会についての規定を網羅した総合規定型の条例案を検討していることから、自治基本条例に関し、議会としてどのようにかかわり、どのように対応していくかの調査検討するために設置されたものであります。具体的には自治基本条例における議会の規定部分についての考え方を調査研究するとともに、市民検討委員会と懇談を行い、条例案を審議するための報告書を作成したと聞いております。次に、条例策定に当たっての議会への働きかけについてですが、現在、議会において自治基本条例等に関する小樽市議会研究会が設置され、調査研究を行っていると聞いており、策定委員会からこの研究会と意見交換を行った上で、議会に関連する項目を盛り込んだ市への提言書を策定していきたいと伺っております。次に、条例制定に向けた今後のスケジュールについてですが、本年6月ごろをめどに策定委員会から提言をいただき、条例の制定に向けて庁内での検討を始め、第4回定例会には条例の素案をお示ししたいと考えております。その後、パブリックコメントの実施を経て、平成 25 年第2回定例会に条例案を提案することで考えております。(「議長」と呼ぶ者あり)
答弁 教育長 上林猛(教育長は2015年12月まで)
斎藤博行議員の御質問にお答えいたします。初めに、児童の放課後の安心・安全についてでありますが、教育委員会としては、各学校においては子供自身が事件や事故から自分を守る力を身につけさせる教育を行うことや子供の居場所を提供すること、またPTA連合会においては、各家庭の協力を得て子供を守る場所として子ども 110 番を設置すること、さらに地域の住民にあっては、子供たちの登下校を見守る活動を行うことなど、それぞれの役割を担って学校、家庭、地域社会が連携し、子供たちの安全・安心を守っていくことが大切であるというふうに認識しております。次に、日中一時支援事業の利用状況についてでございますが、平成 21 年度以降の2年間の利用状況としては、大変少ないものと感じております。次に、障害児受入れについての福祉部との協議についてでありますが、昨年9月、教育委員会、福祉部、生活環境部の担当課長で構成する放課後児童クラブ庁内連絡会議を開催し、5年生以上の障害児受入れについて協議を開始し、その後、課題や開設場所について検討を重ねてきたものでございます。次に、障害児の放課後のあり方を担当する窓口についてですが、放課後児童クラブについては施設を開設している三つの所管部が放課後児童クラブ庁内連絡会議を設置して連携しながら進めており、今回の障害児受入れ延長についても協議を行っております。また、庁内連絡会議の窓口については、放課後児童クラブの大半を教育委員会が所管していることから、会議の招集、会議録の作成などについては教育委員会が窓口を担っていきたいというふうに考えております。なお、児童クラブ個々の課題については所管する部で行うことになると思っております。次に、障害児受入れ延長を困難とした三つの理由などについてでございますが、今回、小樽聾学校に在籍する児童の保護者から受入れ延長の要望があり、聾学校と協議を進めてきたところ、児童数が少ないことやスペースが広いことなどから、集団指導上の問題や施設設備の問題については、クリアできる可能性が出てきました。また、三つの理由のうちの一つの指導員の指導力の問題につきましては、指導員が一定程度の経験を積んできたことや可能な限り保育士や教諭などの有資格者を採用することにより、改善が可能であると判断するに至りました。これらを契機に再度他のクラブについても見直しを行ったところ、施設設備に余裕があることや児童数が少ないなど比較的条件のよいクラブでは受入れが可能であることから、ブロックごとに拠点を定めることで、5、6年生も受入れができるものと判断したところでございます。次に、新年度の予算の内訳と人材確保についてでございますが、平成 24 年度の放課後児童対策事業費は 9,823 万円であり、このうち、指導員の人件費が 9,175 万円、その他消耗品や燃料費などの経費が 648万円となっております。人材の確保につきましては、指導員を採用するに当たり、資格の指定はしておりませんが、できるだけ保育士や教諭、幼稚園教諭などの資格を持っている方を採用することとしております。次に、5、6年生の障害児を受け入れるに当たって、ブロックごとの拠点校方式を考えておりますが、障害児の在籍の有無や施設設備の状況など総合的に勘案して、拠点校を決めることとしており、固定したものとは考えておりません。しかしながら、一つのブロック内に複数の障害児の在籍するクラブがある場合など、どうしても在籍校から拠点校への移動を有する場合には、基本的には保護者の責任において送迎を行っていただきたいというふうに考えております。次に、学校内での開設場所についてでありますが、放課後児童クラブの開設場所としては、基本的には1階で玄関に近いところが望ましいと考えておりますので、学校運営上の関係もありますが、今後とも必要に応じ、各学校に理解を求めてまいりたいと考えております。次に、新・市民プールに関連しての御質問がありました。まず、高島の水泳教室の継続についてでありますが、小樽市の厳しい財政状況の中にあって、市民サービスの向上を図るため、市内中心部で水泳教室を開設することとしたものでありますので、御理解をいただきたいと思います。次に、市内中心部での開設を求める声についてでありますが、教育委員会としては駅前プールを閉館した以降、議会への陳情や利用者から交通の利便性のよい中心部での開設を求める声が多いこと、また高島へ移転したことにより、教室利用者が約 4,300 人、率として 32 パーセント減少したことなどから、市内中心部での要望が多いと判断したものでございます。次に、アンケート結果と教育委員会の考え方についての報告ですが、アンケート結果は高島小学校温水プール場内に掲示をし、利用者にお知らせしております。また、アンケートを回答してくださった方には、12 月末に各教室ごとの説明会を3回開催し、高島に移転したことによる利用者の減少の状況や市内中心部での要望が多いことなどについて御理解を求めたところでございますが、この後、3月中旬にも説明会を開催することとしております。次に、民間施設への水泳教室委託の固定化などの危惧についてでありますが、教育委員会としては今回の民間施設への教室委託は新・市民プール建設までの暫定的な措置というふうに考えております。次に、新・市民プール建設時の運営形態についてでありますが、教育委員会といたしましては、現在、建設用地の確保について検討を行っているところでありまして、新プールの運営形態などについては、今後の検討課題と受け止めております。次に、新・市民プールと民間プールとのかかわりについてでございますが、現在は築港地区を含めた市内中心部に三つの民間プールがありますが、今後それらの施設の利用状況などについても研究していかなければならないものと考えております。最後に、適地の検討についてでありますが、これまで議会でも説明しておりましたが、公共交通機関の利便性がよい市内中心部で 5,000 平方メートルほどの面積が必要と考えておりまして、現在建設用地の確保について検討を行っており、今後の進め方については市長部局と十分協議を行ってまいりたいと考えております。(「議長、19 番」と呼ぶ者あり)
再質問 19番 斎藤博行
何点か再質問させていただきたいと思います。最初に、協会病院の周産期医療の関係なのですけれども、私が聞いたのは、予算化されているので、考え方は今お聞かせいただいたように思うのですけれども、それぞれがどういう数字だったのかというのを教えてもらいたかったのです。そして、経過については協会病院からもそういう要請があったということなのですけれども、こういうやり方に変えると決めてから協会病院と、これが協会病院の思いを反映したものだというあたりの相談がされたのかどうかというのを聞きたかったということであります。それから、他会計からの借入れについては、予算特別委員会でもまた聞きたいと思うのですけれども、例えばお金を借りたときには利息をつけて返しているものかどうかというあたりについて、小樽市は利息をつけて返していて、それぞれの会計や基金は利息収入があったのかというあたりについてお聞かせいただきたいと思います。それから、官製ワーキングプアの関係で、公共サービスの法律ができたということをお話ししたわけですけれども、それに対する認識、小樽市長としてどういうふうに受け止めていますかという質問をしたときの御答弁で、条例については研究するということだったのですけれども、その前段で関係団体や会社等にこの法律の趣旨について一定の働きかけをしていきたいと、そういう趣旨のことをおっしゃっているのかなと。それが小樽市としてのこの法律の受止めだということなのかどうか。もっとストレートな評価をいただけるのかと思ったら、そうではなくて、この法律がこういうことを書いているよというようなことを小樽市内の関係する企業に周知していきたいという答弁だったのかどうか、その辺がはっきりわからなかったので、もう一回お聞かせいただきたいと思います。また、公契約条例については研究するということなので、今後、研究の仕方について引き続き議論させていただきたいというふうに思います。それから、防災の関係なのですけれども、昨年の第2回定例会で初めて市長に基本的なスタンスということで何点か考えを聞いた中で、東京電力の事故直後だったということもあって、市長にいわゆるエネルギー政策の中での原子力発電というものの位置づけを聞いたことがあるのです。そのときの御答弁の記憶と、今日聞いている御答弁の内容の記憶をさかのぼると若干違うのかなと、そういうふうに聞こえるわけなのです。改めて聞きたいのですけれども、9か月ぐらい前の市長の原発に対する認識としては、最終的には使わなくてよくなるような方向を持ちたいというような答弁だったのではないかというふうに記憶しているのですけれども、今回も同じようなことをおっしゃっているものなのか、ちょっと違ってきているのかと受け止めているものですから、改めてその辺について考えを聞きたいというふうに思います。それから、小樽市の防災計画での原発事故の位置づけの部分なのですけれども、北海道の防災計画なり、北海道の原発の防災計画に組み込まれたらやらなければならないわけですから、これは別に何も聞くような話ではなくて、道の条例化に基づいてやっていくということなのですけれども、問題は先ほどもありましたけれども、UPZを含めていろいろ頑張ったのだけれども、30 キロメートルという直線的な線の引き方で余市までは該当したけれども、小樽は 30 キロメートル範囲内ではないというふうに位置づけられて、北海道防災計画の、例えば地域の一覧の中に小樽市がなくなったときにどうするのだということを聞いているのです。そのときでも昨年来の議論の経過からすると、小樽市としては隣接する余市までは北海道の防災計画でいろいろな手だてをしているのであれば、隣接する小樽としても何かをやっていかなければならないというようなお話をされているわけですから、それを踏まえて私は聞いているわけなのです。いよいよ線引きがされて、北海道の線引きでつくりなさいという地域に該当したらつくりますというのは、これは議論ではないのです。問題は、隣接する中でだめだったときに、13 万都市の市長として、小樽市民の安心なり安全を守るためにどうするのかということを聞いているわけなので、その辺についてもう一度お聞かせいただきたいと思います。それから、放課後児童クラブに関しての経過からしますと、聾学校の協力の部分だけの話であれば、状況は変わった。前はなかった聾学校という全く違う学校なり、そういったものを活用できるようになったので、5年生、6年生をもう一回やってみようかというのは、状況が変わったということで私も理解するのですけれども、それが一気に6か所に広がって、普通学校というか、いわゆる従来の学校でもやるのだというふうになったのであれば、なぜ3年前にできなかったのだという思いが非常に強いわけです。そこのところの考え方がどういうふうになっていたのかというのを、もう一回お聞かせいただきたいと思いますし、もう一つは人材の確保の部分で、今の御答弁で保育士とか、幼稚園の教諭の免許を持っている方をイメージしているというような話をされているのですけれども、具体的にはこういう方をどういうふうに採用しようとするのか。例えばいわゆる正職員で採用しようとするのか、臨時職員なのか、それとも嘱託員なのかと。そういったときに、小樽市の保育士、看護師、それから幼稚園の教諭などの場合の嘱託員報酬は幾らで計画されているのかということを、どういうふうに押さえられていて、そういった中で、実際本当に人材の確保が可能なのかというふうに考えないとだめなのではないかというふうに思っているので、そこのところの見通しについてお聞かせいただきたいと思います。それから、最後ですけれども、プールの部分では、おっしゃっているいろいろな市民の声という部分が、私の認識では新しいプールはどこにあったらいいですかというようなことではいろいろな声の聴取を行ったり、市民の皆さんからも意見をいただいているのかもしれませんけれども、要は高島の暫定プールを動かすに当たってどこがいいですかというのは、昨年1月に行ったアンケートぐらいしかないのであって、私は黙っていれば、市民の皆さんは中心部に新しい市民プールが欲しいという意見が強いわけですから、どこがいいですかというと、中心部という話になるのですけれども、そのとき答えている市民の皆さんの強い思いは、新・市民プールをイメージしているのではないかというふうに思っているものですから、その辺をどういうふうに分けてお考えになっているか、お聞かせいただきたいと思います。
答弁 市長 中松義治(市長は2015年3月まで)
斎藤博行議員の再質問にお答えいたします。その前に、協会病院の関係については保健所長、それから他会計の問題は財政部長のほうから答弁させます。最初に、官製ワーキングプアの対策ということでお話がありました。これは小樽市としては条例を制定していないということが一つございます。それで、賃金等の労働条件については、個々の労使間で自主的に取り決められるのが普通ではないかと。しかし一方で、事業者に対し関係法令の周知ということは、やはり徹底していきたいということで今考えているところであります。それから、原発防災対策でありますけれども、これはあとで調べてみますけれども、基本的には原子力に過度に依存することがないよう、エネルギー政策に取り組む必要があるのだと、この件については私としては変わっていないというふうに思っておりますので、御理解をいただきたいと思います。それから、もう一つはUPZの関係でお話がありました。これは先ほども答弁させていただいたように、まだ詳細が何も決まっていないわけですから、それが認められるとか認められないとかということについては、そのときに考えていきたいというふうに私は思っております。ただ、できるならばUPZの範囲内、これは今 30 キロメートルということで原子力安全委員会の部会で検討しているやに聞いておりますけれども、やはりその 30 キロメートルという距離ではなくて、自然環境であるとか、あるいは気象条件であるとか、そういったようなことも加味した上でこの範囲というものは決定していただくべきだと、この考えについては私は今も変わっておりませんので、そういったことを踏まえてこれから国や道に対して要望していきたいと思っているところでございます。(「議長」と呼ぶ者あり)
答弁 保健所長 秋野恵美子(保健所長は2016年3月まで)
斎藤博行議員の再質問にお答えいたします。協会病院への 1,417 万円の内訳ということでございますけれども、まず本市以外の5町村につきましては、これまでどおりとなりますので、基本割5万円、それから出生割は新生児1人当たり2万円として算出いたしますので、5町村の合計で基本割が 25 万円、それから出生者数は 71 人ですので、これに2万円を乗じまして、142 万円となりますので、5町村の合計は 167 万円となります。残りの 1,250 万円が本市の担当でございますけれども、平成 22 年度決算を基に、小児科での産後の病児扱いの患者数をベッド数に換算して6床、それから産婦人科の産科の患者数をベッド数に換算して 19 床、合計 25 床に普通交付税単価を参考にいたしまして1床当たり 50 万円を乗じたものでございます。なお、ここに至った協会病院とのやりとりでございますけれども、まず昨年の 11 月、周産期医療体制の維持・継続に向けて、6,000 万円の財政支援要請がございました。この要請を基に、この数的な根拠を伺いに行ったほか、あるいは過去の出生者数、産科・小児科のスタッフ数、患者数の推移、人件費、医療機器の整備実績、今後の計画等をお聞きするため何回かやりとりがございました。補助金額の算定に当たりましては、これらの情報を参考に、先ほどお示しした数値をお示しをし、協会病院には御理解をいただいているところでございます。(「議長」と呼ぶ者あり)
答弁 財政部長 白岩宏(財政部長は2012年2月まで)
斎藤博行議員の再質問にお答えいたします。他会計等からの借入れの関係の質問でございますが、他会計からの借入れにつきましては、他会計で生じました余剰資金を借り入れる部分と基金からの借入れにつきましては、基金の活用に影響がない範囲内で借入れをしております。その借入れの際には、償還年度をいつの時点で幾ら返しますというような形の決め事をそれぞれの者とやっておりますので、その時点で利息をつけて返還をしている形になってございます。(「議長」と呼ぶ者あり)
答弁 教育長 上林猛(教育長は2015年12月まで)
初めに、放課後児童クラブの聾学校の関係の話ですが、まず聾学校に通う子供を持つ保護者から話があって、当時、教育委員会とすれば道立の施設を市が借りるということになるので、なかなか踏み切れなかったと。ところが、話してみたところ、意外と協力的な対応をしていただいて、とんとん拍子に、基本的には財産は道教委の本庁の許可が要るのではないかということで、ためらっていたところもあるのですが、学校管理については校長の権限ということもありまして、校長が大変理解を示していただきまして、話がスムーズに進んだということが事の発端でございます。それまで障害児の受入れについて何度か照会があって、これまでお話ししてきた三つの条件があって難しいということで断ってきた経過があるのですが、たまたま思い切って道立に話してみたら、話が進んだということがきっかけで、たぶん受け入れてから数年たっているということで、指導員自体が大分経験を積んでいるという状況も経年の中であっただろうし、またもう一つの条件とすれば、子供の少子化が進んで学校に空き教室が増えてきていたということもあったのではないかと思います。そのことがきっかけで改めて各施設を調査したところ、あいている学校があったという、素直な流れとすればそういうことでやれる学校が出てきたということだと承知しております。それからもう一点、プールのことでございますが、このプールについてはもともと駅前にあったということがあって、その近辺にいた人たちが機会あるたびに不便になったという話は教育委員会で随時聞いておりましたし、また高島小学校温水プールの現にあるところのアンケートをとって、どこがいいかというアンケートをすれば、高島地区の希望が7割ということで多くなるということもあって、その辺を総合的に考えたら、教育委員会とすれば中心部でという話が結構届いておりましたので、中心部でという要望が多いのではないかということで判断したところであります。(「議長」と呼ぶ者あり)
答弁 教育部長 山村幹雄(教育部長は2013年12月まで)
放課後児童クラブ指導員に係る人材確保についてでございますけれども、現状では市の嘱託員として採用してございます。資格の指定はしておりませんが、平成 19 年に放課後児童クラブガイドラインが厚生労働省より示されており、その中で指導員は児童福祉施設最低基準に規定する児童の遊びを指導する者の資格を有する者が望ましいとあります。その基準の中で、保育士、幼稚園、小中学校教諭などが列記されておりますので、選考に当たってはその資格の部分を見せていただいて、考慮に入れているというような実態でございます。処遇等につきましては、現状においては現行の形で考えております。(「議長、19 番」と呼ぶ者あり)
再々質問 19番 斎藤博行
2点に絞って聞きます。1点目は再々質問ということで恐縮なのですけれども、防災担当の組織の見直しのお話をさせていただいて、市長からも考えていきたいというような御答弁だったと思います。私の場合は原発対策も含めたというふうになるのですけれども、原発対策を含めた事務分掌をきちんと整理して所管する課なのか室なのかわかりませんけれども、そういったものをつくってもらいたいという趣旨でして、受け止めていただいたと思います。一番早いところで言うと、もうすぐ新年度なのですけれども、その辺の見通しについてどのようにお考えになっているかもう一回お聞かせいただきたいのと、最後にワーキングプアの問題では、当然、最低賃金を定める法律で労基法が先にあって、公共サービス法が後からできているわけです。その中で第11 条で国と地方自治体の役割というか、責任みたいなものを書いてあるわけですから、こちらが優先されるだろうというふうに考えられるわけで、そういった立場に立って市長としてはこの法の趣旨も踏まえて、関係する方々にいろいろな案内などをやっていく。そういう考えなのか、従来ある例えば労基法を守ってくださいですとか、最低賃金を守ってくださいというのではなくて、本日お話しさせていただいている公共サービス法の第 11 条の精神なりを、小樽市長としても考えてもらいたい、守ってもらいたいというあたりを受け止めて、市内の業者の皆さんに案内すると、そういう理解なのかどうかについてもう一度だけお話しいただきたいと思います。
答弁 市長 中松義治(市長は2015年3月まで)
再々質問についてお答えいたしますけれども、最初に、防災担当の組織については議員がおっしゃるように、やはり私も今平成 24 年度予算の中でも、防災ということについてはかなり力を入れて取り組んでいきたいと思っております。そういった中で言うと、今回の東日本大震災を踏まえて、やはり市民の安全・安心、こういったことをしっかり取り組んでいきたいと思っておりますので、やはり防災担当も大変重要になってくるだろうと思っております。そういった中で、重要性と業務量も、今、議員がおっしゃるように、いろいろ幅広く出てくるだろうというふうに思っておりますので、組織の機構改革を含めて、早急に見直しをしていきたいというふうに思っております。それから、官製ワーキングプアについては、先ほども答弁させていただきましたけれども、基本的にはやはり条例の問題などがあります。これについては、現在他都市の例を見ながら検討していきたいというふうには思っておりますけれども、現状、条例がない中で言うと、労働条件の問題については、市としてそれぞれの事業者、それぞれがお互いに解決する問題だろうと、自主的に取り組んでいく、解決していく問題だろうというふうに思っております。ただ、そういった中にあって、やはり労働者がきちんとした形で対応していただけるようなそういう思いの中で言うと、事業者に対して現在の法令の遵守の問題を含めて、きっちりお話をしていかなければいけないというふうに考えておりますので、御理解いただきたいと思います。