小樽市議会 平成20年第4回定例会 2008年12月10日
(1)循環型社会の形成に向けた粗大ごみの再生利用について/(2)カジノ構想について
2008年12月10日、小樽市議会の一般質問で、菊地葉子議員が「循環型社会の形成に向けた粗大ごみの再生利用について」「カジノ構想について」について質問し、市長 山田勝麿、生活環境部長 小原正徳が答弁しました。
- 質問者
- 菊地葉子 議員
- 答弁者
- 市長 山田勝麿、生活環境部長 小原正徳
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 7番 菊地葉子
一般質問をいたします。小樽市の粗大ごみの取扱い、収集方法と再利用について伺います。本年6月に焼却炉、リサイクルプラザを見学する機会がありました。リサイクルプラザの展示室には再生処理されたたんすが一さおさみしく置かれていました。北しりべし廃棄物処理広域連合の広域化基本計画及び施設整備事業計画の中では、リサイクルプラザ整備計画で次のようにうたわれています。基本計画では一般市民を対象として、ごみの分別、排出方法等の指導、又はごみの中の資源リサイクルの必要性及び回収方法等の重要性に係る情報の中心基地として、啓もう・啓発することを目的とした施設とする必要がある。この基本計画に基づき、家具、自転車の修理再生のために再生工房設備の設置、また、定期的に市民還元を行うことを前提として、再生品の一時貯留室を確保した、このように承知しております。リサイクルプラザが稼働を始めて1年8か月が経過したところです。焼却炉とともにリサイクルプラザの建設や維持費には市財政からの負担金が投入されていますから、この施設が大いに活用されて、粗大ごみのリサイクルが進むことを願うものです。平成16年3月に、小樽市廃棄物減量等推進審議会から受けた「家庭ごみの減量化施策とその方策としての有料化について」とする答申書にも、不用家具など粗大ごみのリサイクルについても、市の責任として検討する必要性が指摘されています。本市では、家庭から排出される粗大ごみの収集については、市民が直接収集運搬許可業者へ連絡して、有料で処理をすることになっています。それぞれの業者が具体的にどういう収集の仕方をしているのか把握されているのでしょうか。原形をとどめて収集運搬されて、修復され、貯留されるというシステムがつくられているのでしょうか。本市は減量推進審議会の答申を受け、粗大ごみの資源化に向けた取組について検討されたのか。検討されたとしたら、克服されなければならない課題は何か、それぞれについてお答えください。市民から、長く使用していた愛着ある家具が目の前でパッカー車によって圧縮されていくのは見るに忍びないというようなことや、せめて1年に一度でよいから粗大ごみの全市一斉収集を行ってほしいという声があります。他市町村ではごみの祭典などイベントを開催しながら、積極的に粗大ごみの再利用化を進めているところが少なからずあります。循環型社会の形成に向け、粗大ごみの再生利用に明確な方針と具体的な計画を持つべきと考えます。市長の御見解をお示しください。カジノ構想についてお尋ねします。「カジノ誘致活動が加速」といった記事が新聞の見出しを飾り、誘致を考える市民組織の立ち上げも検討されているとの報道も目にします。11月18日の「地域づくり推進会議in後志」での席上、市長は高橋はるみ北海道知事にカジノ誘致に支援を要請したとの報道もありますが、どういった立場で要請されたのか、要請の中身はどういったものなのでしょうか。それぞれについてお尋ねします。そもそもカジノとはどういうものだと認識していますか。カジノを誘致することでどういった効果を期待しているのかお聞かせください。北海道知事政策部が取りまとめている道民提案の実現手法等に関する整備一覧表というものがあります。小樽市へのカジノ設置については、特区提案として検討すべきものとして分類された要望が記載されています。カジノ特区に関しては、平成14年度に他県より構造改革特区申請がされていますが、特区としては対応はできないと、既に法務省の見解が示されていると聞いています。この法務省の見解について詳細をお知らせください。小樽市が魅力あふれる観光地であり続けるために、観光振興策としてカジノ誘致を行う。小樽市に外国人のみが行うことができるカジノをつくり、F1を開催するなどして各国の富裕層を誘致する。これらは北海道知事政策部が取りまとめているカジノ誘致に関する道民提案の概要です。実現した場合に考えられるメリット・デメリット等についても記載されていますが、デメリットでは暴力団組織犯罪介入、犯罪増加など、治安や環境の悪化への懸念、青少年への悪影響及びギャンブル依存症の増加に対する懸念、インフラ整備などによる社会的コストの発生とあります。市長はこうしたデメリットをどうお考えですか。1999年に東京都知事が、東京都への外国人観光客誘致にとカジノ構想を打ち出して以降、全国でカジノ誘致に名乗りを上げる自治体が後を絶ちません。この北海道でも小樽市以外に釧路市、夕張市、千歳市などでカジノ誘致の動きがあるようです。北海道経済界で小樽市へのカジノ誘致はどうとらえられているか。北海道の経済界の重立った方々で構成する「明日の北海道を考える会」という会が今年の2月に、「北海道の特性を生かし、環境を軸にした自立的発展を目指す:特徴ある産業育成についての提言」というものを発表しています。この提言に賛同するものではありませんが、北海道の経済界の方々がこういった構想をお持ちなのだということについて考察したく、例示させていただきました。医療・介護・健康特区という構想を立てた提言の中に、「北海道を健康の拠点とするブランドづくりを目指すべきである。我が国の個人資産は1,500兆円を超える世界有数の豊かな国であることに着眼し、富良野、夕張、千歳近郊を具体的候補地に、大型ディスカウントショップ、健康、温泉、自然、さらにはカジノといったいやしを複合的に楽しめる健康ビジネスの拠点として、健康カジノ特区構想を推進すべきである」といったくだりがあります。ここではカジノも含めた健康ビジネスに明確に国民の個人資産の活用を期待しており、そのこと自体大いに問題だと考えます。これでは老後の安心のためにこつこつ蓄えたとらの子の財産も根こそぎ奪われる感じがします。カジノ誘致の場所としても千歳近郊と言いきっていますから、ここでも小樽市は候補としては期待視されていないのではないでしょうか。カジノ誘致に名乗りを上げている自治体は、どこでも外国人観光客をターゲットにカジノを誘致しようとしています。小樽市の経済界の方々も外国人観光客をターゲットにしているようですが、こうした参入競争で小樽市が他の自治体より有利だと考える根拠はどこにあるのでしょうか。市長はどのように考えておられるでしょうか、お伺いします。今、世界の経済を混乱に陥れ、雇用の悪化を引き起こしているアメリカ発の金融危機は、金融・証券の自由化で失敗すれば大損、成功すればばく大な利益という、ばくち同然のカジノ資本主義が破たんしたものです。こういうときに企業誘致もまじめにやらないで、ばくちのカジノ誘致に熱を上げている場合か、これが市民の率直な声です。小樽観光は克服すべき幾つかの課題を抱えており、より質の高い時間消費型観光のまちを目指すとして観光都市小樽を宣言したのはこの10月のことです。この宣言の中でうたっている新たな観光資源がカジノ誘致だとしたらもってのほかです。行政の立場でカジノ誘致の音頭取りを行うことには再考を求めますが、市長の御見解を伺います。再質問を留保して、質問といたします。(拍手)
答弁 市長 山田勝麿(市長は2011年3月まで)
菊地議員の御質問にお答えいたします。初めに、粗大ごみの再生利用についての御質問でありますけれども、まず粗大ごみの収集についてでありますが、本市では以前から収集運搬許可業者に市民が直接依頼する収集方式をとっておりまして、各業者とも業務の効率性を考慮して、大部分がパッカー車による収集を行っております。したがいまして、再生利用を前提とした収集から市民還元に至る一連のシステムは、現在のところ形成されておりません。次に、粗大ごみの資源化に向けた検討と課題でありますけれども、平成16年の小樽市廃棄物減量等推進審議会の答申を受けまして、リサイクルプラザの稼働に当たっては他都市の状況も踏まえながら、粗大ごみのリサイクルに向けた収集体制などについて検討した経緯があります。その検討においては、再生利用を前提とした場合、現行の許可業者による収集方式のあり方や、家具などを原形のままで収集運搬するために必要な車両や作業員の配置に伴って増加する費用負担のあり方などが課題として挙げられております。次に、粗大ごみの再生利用の方針と計画でありますが、粗大ごみの再生利用は重要な課題と認識しておりまして、これまでも許可業者の協力を得ながら、再生利用が可能な家具を収集し、リサイクルプラザへ搬入して修復を行ったことがありますが、システムを構築するまでには至っておりません。市といたしましては、再生利用の仕組みづくりにかかわる諸課題の解決に向けて、今後とも努力してまいりたいと考えております。次に、カジノ構想についての御質問でありますけれども、初めに仁木町で開催されました地域づくり推進会議における私の発言でありますが、現在、自民党などにおいて、立法化も視野に入れた議論・検討がされていると聞いております。また、全国的にも自治体や民間団体でカジノ誘致への機運が高まっている中で、小樽市におきましても経済関係者を中心として、カジノ誘致について検討する市民会議を設ける動きがありまして、市としても積極的に参加する意向であることを話しただけでありまして、特に要請したということではありません。知事は、北海道としても誘致を検討しているが、地元が一体となって誘致の立場をとるのであればありがたいというお話をされておりました。次に、カジノについての認識と効果でありますけれども、現在、我が国で検討されているカジノは、その地域での観光や、レジャースポーツ施設などの複合的なエンターテイメントの一つとしてとらえられているものと承知しております。また、近年、小樽には東アジアをはじめとした多くの外国人観光客が訪れておりますが、これらの方々に少しでも長く滞在をしていただいて、小樽を楽しんでもらうためにも、カジノも一つの大きな観光資源になるものと考えております。平成14年に出されましたカジノの構造改革特区申請に対する法務省の見解でありますけれども、「刑罰法規の基本法である刑法の適用について、日本国内の特定の地域においてのみその適用を排することとすることはできない。なお、従前より、これらの犯罪の構成要件に該当する場合であっても、特別法により、その違法性が阻却されるとされてきたところであり、カジノ等を所管することとなる省庁において、これを規定する法律を立案することとなれば、その法律で規定するカジノ等について、当省が個別に刑法上の違法性阻却事由該当性等に関し、当該省庁との協議に応じることはある」となっております。次に、カジノのデメリットに対する考え方ですが、御質問にございましたようなデメリットについては、既にカジノを導入している先進140か国においても検討されまして、対策が講じられているものでありますので、今後、日本においても合法化とあわせて制度的な対応がなされるものと考えております。次に、カジノ誘致に向けての外国人観光客をターゲットにした場合における本市の優位性でありますが、カジノ誘致を表明している他都市と比べ、小樽市が特別有利であるとは思っておりませんが、ただむしろ沖縄などに比べると出遅れているのではないかと思っております。しかしながら、近年、市内を舞台に撮影された映画が東アジアで上映されたことも相まって小樽の知名度が向上し、東アジアをはじめとした諸外国から多くの外国人観光客が小樽を訪れている状況や、国際観光都市札幌と隣接していることは、誘致に向けての好条件であるとは考えております。次に、カジノ誘致に関して行政の立場での考えについてでありますけれども、現在、我が国で検討されているカジノは、単に金銭をかけてスロットなどに興じる場ではなく、楽しい雰囲気の中で時間を過ごすエンターテイメント性を持つ複合的施設として検討されておりまして、合法化された場合は新たな観光資源の一つになり得るものであると考えております。また、外国人観光客により長く時間を過ごしていただくことにより、地域経済への波及効果も大きいと考えられますが、種々の問題・課題を懸念する声があることも事実でありますから、行政の立場で申し上げますと、まず合法化され、誘致について市民の合意が得られるならば、今後、官民一体となって積極的に誘致を進めていきたいと考えております。(「議長、7番」と呼ぶ者あり)
再質問 7番 菊地葉子
何点か再質問をさせていただきます。粗大ごみの収集、再生利用についてなのですが、審議会の議論の中で、粗大ごみで再利用できるものは、パッカー車ではなくトラックで収集し、市のホームページなどで公開し、希望者にとりに来てもらってはどうかという意見に対して、再利用可能な粗大ごみは将来平ボディのトラックで収集し、修理して再生したい。修理施設はリサイクルプラザに設置する予定と答えています。こういった審議を経て、さきの答申になったと思うのですが、この答申を受けて4年たっていますから、検討した経過はありながらも課題を克服できずにいる。ただ、努力をしていきたいと市長は先ほどお答えになりましたが、それでは具体的にどういう努力をしていこうとされているのか、そのことについてお伺いしたいと思います。次に、カジノ問題です。法務省の見解についてお伺いしました。カジノについては、刑法第185条あるいは第186条のと博罪に該当するというふうにとらえられているものだと思うのです。先ほどの自民党の成田晃司議員の質問にも、市としてオブザーバー参加をしていきたいというようなことをおっしゃっていましたけれども、こういったまだ合法化されていない立場にあるカジノ誘致について、オブザーバーとはいえ、小樽市の職員なり小樽市がそういうところに参加していくのは、これは大いに問題ではないかというふうに私は思うのですが、その点についてお伺いします。それと、ラスベガスとかマカオ、こういうところで地域経済に大いに貢献しているという一定の評価はあるのですが、リスクもまたたくさん抱える問題であるということは市長もお認めになりました。実はアメリカの国家ギャンブル影響評価委員会の調査報告というものが出ているのですが、この中でギャンブルに関しては依存症の問題などマイナス面も非常にある。国家ギャンブル影響評価委員会が1999年6月に大統領と連邦議会に対して報告された中身です。500億ドル以上稼ぎ出してダイナミックに成長し続けるギャンブルに対して、これ以上の拡大については一定の歯止めが必要である。一度立ちどまって、ギャンブルの及ぼす社会的及び経済的影響について、細かく調査をする必要性を強調して勧告を出している。これぐらい成功していると言われているアメリカでも批判があるという中身なのです。市長は、どこでもこういうギャンブルに対しては、それ相応の対応をしているとおっしゃいますけれども、賛成もあれば反対もあるといった市民合意をつくっていく中では、こういったきちんとしたいろいろな資料提供がされなければならないと思いますし、ギャンブルに対して、そういうふうに手だてがされていると考えますという市長の簡単な御答弁だったのですが、これはかなり重要な問題だと思いますので、起爆剤にもなるけれどもリスクもかなり大きいし、その影響を受ける市民がたくさんいるのだということについては、相当な慎重さを要するものだというふうに思います。それと、ラスベガスでカジノが成功しているのは、ただ単にカジノということではなくて、一番人気があるのはショッピングで、二つ目に家族がみんなで楽しめる遊戯的な施設、そして三つ目にカジノなのです。だから、それぞれの地域で起爆剤になるときには、カジノだけが成功するわけでは決してなくて、中途半端な施設だったらむしろ要らない。それぐらいの気持ちが私は必要だと思うのです。小樽にそういうものがつくられていくというのが、本年10月に小樽市議会議員全員で参加してつくった小樽観光都市宣言の精神に沿うものなのかどうか、そのことも含めて市長の御見解を求めるものです。
答弁 市長 山田勝麿(市長は2011年3月まで)
今、経済界の方々が取り組んでいますが、自民党なり民主党のほうでもいろいろ議論をして、導入の可否について検討をしているわけです。仮に万が一合法化されたときに、合法化されたから、手を上げましょうでは、もう間に合わない。いろいろな話を聞きますけれども、全部が全部手を上げたら認められるという話でもないようなことも言っています。特定の地域しか認めませんという話もあります。ですからあちらこちらで声を上げているのだと思いますけれども、我々のカジノのイメージは、私は行ったことはありませんけれども、マカオとかラスガベスのようなカジノバーみたいなところをだれも意識しているような感じはありません。以前、私もニュージーランドのダニーデンに、前議長とか商工会議所の会頭と行きましたときに、たまたまホテルの地下にカジノがあったものですからちょっとのぞいてきましたけれども、ワンフロアだけで、人もそんなにあふれているほどいませんし、淡々とといいますか粛々とというか、皆さん静かに楽しんでいたという雰囲気を見てきました。それもありますし、それからカジノには、いわゆるラスベガス型とヨーロッパ型という二つの方式があるのだそうです。ラスベガス型というのは、どちらかというとばくちみたいな感じなのです。ヨーロッパ型というのは、どちらかというと紳士淑女の集まりみたいな、そういう雰囲気の中で楽しんでいるというのがあるのだそうです。ヨーロッパ型の方と何回か接触して話を聞いていますけれども、そんな皆さん方が心配するようなおかしなことはありませんという話はしています。ただいろいろ問題もあるやに聞いていますから、それは今、商工会議所が立ち上げる研究会みたいなもので意見を出し合って、何がどうなればどうなるのだというような、要するに議論を詰めましょうという話をしているので、まだ合法化されていませんから、今すぐどうなるという話ではありませんので、いつ法律が通るのかもわかりませんから、ただいろいろな準備といいますか勉強はしておきましょう。たまたま小樽の場合は外国人の観光客が非常に多い、既に年間4万人ぐらいの観光客が外国から来ているわけで、そのうちの3万5,000人は東南アジアからということであり、そういった方々はもう既に自分の国にカジノはあるわけですから、小樽に泊まって雰囲気を楽しむという、そういうこともあり得るのではないか。したがって、これからの滞在型観光で一日でも泊まってもらうということから考えれば、そういう場があってもいいのではないか。こういうふうに思って今進めているわけでして、ただ研究会に行くこと自体もだめだというのでは、それはちょっと我々としてはそうは思っていませんので、違法な場所へ行っているわけではありませんから、そういうものを研究している場所に顔を出すのは、別に問題はないというふうに思っています。(「議長」と呼ぶ者あり)
答弁 生活環境部長 小原正徳(生活環境部長は2010年3月まで)
菊地議員の再質問にお答えいたします。粗大ごみのリサイクルに向けた努力ということでございますが、北しりべし広域クリーンセンターが供用開始される平成19年度以前に、この中にございますリサイクルプラザの活用に向けて、粗大ごみから排出されるもののリサイクルをどうするかということについては、御指摘のとおり検討はいたしました。その中でやはり大きく問題になったのは、有料でございますので、それに加えてリサイクルを実現するための費用を加算することになりますが、その加算される費用負担をどうするのかということでした。一つは収集運搬業者の中でのトラックなどの運搬手段の配備と、粗大ごみといってもリサイクルに供するものを運ぶわけですから、丁寧に扱わなければならないということになりますと、人員の配置も必要になってきます。そういったもろもろの経費が、有料に加えてまた加算されてくる。なおかつその粗大ごみの中からリサイクルが可能なものをどこが判断するか。排出される市民の方は、これはやはりリサイクルとして使ってほしいというふうに判断されても、修理の程度によっては、これはなかなかやはりリサイクルするには難しいというふうに、運搬する側が判断する場合もあります。そういった市民の理解もどうやって得られるか。そういったもろもろのリサイクルに向けた仕組みづくりをする上で、それぞれの部門でいろいろな課題があるということで、いまだ解決に至っていないということはございます。ただ、やはりリサイクルプラザはございますので、その活用に向けては、何らかの形で研究を進めていかなければならないだろうというふうに判断しているところで、そういう点では議員のほうからも御指摘がございましたイベントを開催して、そういうシステムづくりに向けた一歩を踏み出すといったことができないかどうか。こういったことも、今ある収集運搬業者の方々と私どもが話合いを持って進めていきたいというふうに考えているところでございます。(「議長、7番」と呼ぶ者あり)
再質問 7番 菊地葉子
カジノの問題については、今、市長から御答弁をいただきました。あまり積極的な賛成でもないのかと、私が勝手にそう思っただけでしょうか。要するにそういう地域経済の起爆剤になるということだけを考えて、いろいろな市民生活にリスクが大きく及ぼされるようなものには絶対にしていただきたくない。また、起爆剤と言いながら、これまで公費も投じながら、基盤整備をしながら、いろいろな事業をやってきた。それが必ずしも成功していないという経験も踏まえながら、公的なものを提供するものではないのではないかと、私は思いますし、その辺については、今後ともこの問題については意見を述べていきたいと思います。一つ粗大ごみについて再々質問なのですけれども、他都市では、市民の方々には安い使用料で市が直接収集をしているところが多いのです。そして祭典などで市民に還元している、そういった経験がたくさんありますので、努力の方向で、審議するときには、もちろんそういった他都市の事例なんかも研究をしながら検討していくことになると思うのですが、ちょっと業者の方に聞いたら、それはもう小樽市が市の直営でやるのが一番いいのではないかという御意見もいただいていますので、そういう方向もぜひ考えていただきたいと思うのです。使用料及び手数料の問題でいきますと、粗大ごみに関しては、他都市に比べて、小樽市民がこれ以上の使用料及び手数料の上乗せでリサイクルしていくという方向にもならないと思いますし、業者に負担をさせるわけにもいかないと思う。ただ、循環型社会をつくるという意味では、行政が果たさなければならない役割は依然としてありますし、そういう方向での施設もつくっているわけですから、そこはしっかり活用していくという立場で、一つはモデルケースの地区などをつくりながら、ここで1年ちょっとやってみようではないか。そういう市民合意もつくりながら、方向性を早期に見つけていっていただきたいと思いますので、お願いいたします。
答弁 市長 山田勝麿(市長は2011年3月まで)
カジノの件はまだはっきりわかりませんけれども、仮に誘致をするとなったときに、今考えられているのでは、行政が申請をしなければならないということで、民間が申請をするというわけにはいかないのだそうです。ですから、民間の方が一生懸命やっているのに、行政が後ろを向いているのでは前に進みませんので、そういう意味では、我々としては民間のほうでぜひやりたいということであれば、後押しをしていきたいというふうに思いますし、それから市民生活にリスクがあるのではないかということからいけば、パチンコもみんなそうなのです。パチンコ店には結構いっぱい人が来ていまして、年配者の方もいて、生活保護を受けている方がパチンコに行っていると、最近投書が来るのです。私は、ケースワーカーにパチンコ店に行って調査をし、もし、生活保護を受けている方がいたら、帰宅させるよう指示をしています。ですからギャンブルとなったら、もうとにかく日本の場合は競艇から競馬からたくさんありますので、非常にリスクということからいけばいかがなものかと思いますけれども、日本人の楽しみの一つなのかということもありますから、これは慎重に対処していきたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり)
答弁 生活環境部長 小原正徳(生活環境部長は2010年3月まで)
再々質問にお答えいたします。先ほど、市の実態も伝えたところですけれども、私どももほかの都市の調査をいたしまして聞いておりますが、直営でということですが、結局が大方のところは、直営とはいってもそれを業者に委託をしているという実態でございます。ですから、小樽市は全面的に収集運搬業者に粗大ごみについてはお願いをしているところですけれども、実態としては特に変わらず、ただその費用負担をどこがするかということでは市がするというふうに思います。今、私どもも現状を踏まえて考えておりますのは、市の責任は当然ございますが、市と業者との費用負担がどうこうということではなく、まず今の体制の中でどういったことから始められるか。先ほどモデルケースというようなお話もございましたが、そういったことも踏まえて、その具体化に向けて話合いをしてまいりたいというふうに考えております。