小樽市議会 平成20年第1回定例会 2008年3月4日
(1)病院問題について/(2)小樽港と石狩湾新港/(3)学校給食/(4)野生動物の反乱
2008年3月4日、小樽市議会の一般質問で、大橋一弘議員が「病院問題について」「小樽港と石狩湾新港」「学校給食」「野生動物の反乱」について質問し、市長 山田勝麿、教育長 菊譲が答弁しました。
- 質問者
- 大橋一弘 議員
- 答弁者
- 市長 山田勝麿、教育長 菊譲
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 5番 大橋一弘
病院に関連して何点かお尋ねします。まず、医薬分業の見通しについてです。随分以前に質問したときには、薬から利益が出ている。分業しても入院患者の投薬指導等業務があり、薬局の職員減にはならないなど経営改善にはつながらないと答弁がありました。民間病院では薬を自病院で出すことはコスト的に経営を圧迫することになるので、分業になっています。入院患者がいる北生病院、協会病院でも同様です。職員数の見直しをする考えのないことと、薬局としての収支に人件費をコスト計算しないから、たとえマイナスになっていても表面に現れず、分業を検討しようとしない。民間病院では薬を出さずとも処方せん代が入ります。患者にとってもかかりつけの薬局に行くことで、複数医療機関の薬の一元管理指導を受けることが可能となります。一番わかりやすい改革である医薬分業について検討し、実行する予定はないのでしょうか。次に、財政健全化法と公立病院改革ガイドラインについてお尋ねします。前定例会で平成会の成田祐樹議員より改革ガイドラインについて質問いたしましたが、まだ明らかになっていない点があるということで、十分に答弁をいただけませんでした。ガイドラインの解釈についてですが、財政支援措置は平成15年度以降発生したものが対象で、15年度以前に発生した43億円の不良債務は対象にならず、22年度までに不良債務を解消しなければならないとすれば、今までの5年間で解消する計画も見直さなければならない点が出てきませんでしょうか。一般会計からの繰出しは、独立採算の原則に立って、最大限効率的な運営を行ってもなお不足する真にやむを得ない部分を対象にすべきであり、単なる赤字補てんを行う性質のものではないとありますが、当市の繰出しは基準内として認められると思いますか。次に、経営健全化基準値についてですが、病院経営の資金不足比率が20パーセントを超えると経営健全化計画を求められ、平成20年度から外部包括監査法人が入ることになりますが、小樽市は平成19年度の見込みで何パーセントになるのでしょうか。早期健全化基準、いわゆるイエローカードについてですが、連結実質赤字比率では、市町村については財政規模に応じ16.25パーセントから20パーセントの範囲となっておりますが、平成19年決算見込みで当市はいかがですか。将来負担比率は市町村は350パーセントとなっております。当市は何パーセントですか。現行の地方財政措置の見直しについて、お尋ねいたします。病院建物の建築単価が一定水準を上回る部分を普通交付税措置対象となる病院事業債対象から外すとあります。国立病院機構の指針では1平方メートル当たり25万から30万円、民間病院の建設費は1平方メートル当たり20万円から26万円の範囲にあります。上限の1平方メートル当たり30万円でこれを新市立病院の計画面積で計算しますと、99億6,000万円となります。健全経営で有名な砂川市立病院の新築建設単価は1平方メートル当たり22万円であり、これを小樽病院に当てはめると73億400万円というところまでは審議をしてきました。もう一つ並行する基準として1床当たりの単価があります。国立病院機構の要求基準では1,500万円から2,000万円となっております。小樽病院のベッド数は468床ですから、1床掛ける1,500万円は70億2,000万円、1床掛ける2,000万円として93億6,000万円となります。建設単価で出てきた数字と近似値となるように見えます。要求基準をクリアできるように見えるのですが、ガイドラインの検討報告書を作成した総務省公立病院改革懇談会座長の長隆氏は、小樽病院は1床当たり3,300万円になるから要求基準をクリアできないと話したと報道されました。これは事業費156億円を468床で割った金額です。これでは現在の計画は基準を大きく外れ、やり直しということになります。計算方法で大きな食い違いが出てしまう点を確認しなければなりません。この点をどう考えるかお尋ねします。平成17年3月、国立病院機構により発表された病院建築標準仕様等の策定に関する検討会報告書の概要によれば、基本原則の2番に投資枠の設定があります。それによると、1床当たりの投資金額を診療収入に見合う一定金額の範囲内とする。全面更新築の場合の投資枠は1床当たり1,500万円から2,000万円とあります。投資金額を建物本体の建設費としてとらえるのか、事業費としてとらえるのか、その問題だと考えます。どちらの解釈が正しいのか、はっきりさせなければなりません。どうなりますでしょうか。経営形態の見直しについて伺います。5年以内の経営形態の見直しが求められています。小樽は地方公営企業法の全部適用に方針を定められましたから、それは早急に実現をしていただきたいと思います。しかし、財政健全化法とガイドラインによって、経営の一層の健全化が求められています。全部適用は公設公営のまま効率化を目指すもので、病院改革、経営責任の明確化には一定の効果が期待できるが、自治体病院の巨額赤字の連鎖を断ち切ることはできない。つまり、公務員経営による高コスト体質の改革には不十分という判断が、急になされるようになっております。北海道は、江差病院を含む4道立病院を指定管理者制度による民営とすると発表されました。公設公営でない経営形態としては、一つ、地方独立行政法人化、直近では山形県の市立酒田病院と県立日本海病院の統合再編が20年度に行われます。日本海病院の欠損金106億7,800万円と酒田病院の13億6,700万円の欠損を受けてのものです。二つ目、指定管理者制度では、昨年12月、氷見市民病院で公設民営化条例が可決され、金沢医科大学氷見市民病院となり、病院職員307人は退職し、民営化病院に90パーセントの職員が採用されたものであります。退職金は33億円です。氷見市は、病院の新築計画を持っており、かつ赤字に苦しんだという点で小樽市と類似点が多く、説明をしているわけですが、入院・外来が平成9年39万1,000人、17年27万9,000人と11万2,000人減り、13年から18年の6年間で一般会計から病院事業会計へ40億8,000万円の繰出金があったものです。医業損失が19年に7億円を超え、今後も好転の要素はないと踏み切ったものです。新病院の建設は指定管理者に建替えをしてもらい、民間レベルのコスト削減をし、市が施設を買い取ることを検討しています。また、民間に病院建設と経営を依頼するかわりに、建設用地を提供する方式で5か所の地域中核病院を建設した横浜市の例を説明いたします。昨年開院した横浜東部病院ですが、554床、医師140名、正式名を恩賜財団済生会横浜市東部病院といいます。小樽の北生病院と同じ済生会財団です。総事業費187億円、うち34億円が横浜市の補助となります。ほかに用地取得費58億円、事業の借入れに伴う利子の補助が、将来分も含み36億円が横浜市負担となります。パートナーシップで中核病院を誘致する手法で、他の4か所は、聖マリアンナ医科大学、労働福祉事業団、昭和大学、そして済生会がもう1か所運営をしております。済生会財団は、全国的に自治体病院を引き受ける活動をしております。小樽においても元国立療養所が済生会西小樽病院として運営をされております。以上3件の最新の民活の経営手法を説明いたしました。小樽病院の病室は、古く、汚れており、寒く、既に使用に耐えるものではなく、小樽病院、第二病院に分かれた経営効率の悪さは合併するしかないことは周知の事実であるからこそ、新病院の建設は市民皆願うところであります。しかし一方、新病院は建設しても札幌市や函館市のように赤字が続く例を見ていると小樽の財政に悪影響を与え続けるのではないかと懸念しています。今日の自治体病院の急激な経営の悪化は、再三にわたる診療報酬の改定、医師不足が大きな要因であるとしても、この状況は好転しないものと思われます。病院の赤字が自治体本体の財政再建団体入りを左右しかねない現況の中では、赤字を出さない病院を経営することは大命題であります。公設公営による新病院の建設はしてはいけないという認識を持っていただきたいが、いかがでしょうか。小樽港と石狩湾新港についてお尋ねします。2007年2月、小樽信用金庫、北海信用金庫より「~小樽市の豊かな未来づくりへの挑戦~ 働き、住み、楽しめる自立都市・小樽へ」と題した215ページに及ぶ提言書が発行されました。調査目的を小樽市の経済実態を把握することとし、実態を踏まえて小樽市が発展する方向性や具体的な施策を見いだすこととし、事業者、消費者2,000名にアンケートをしたものでした。今回、港湾問題を論ずるに当たり読み返してみました。そして発見したのは、港、船、港湾関連事業者、港湾作業従事者に関する記述が全くないことでした。商業、工業、観光、農業、漁業は論じられていても、港は1項目もありませんでした。信金中央金庫総合研究所の調査書ですから、小樽経済を論ずるに当たって港の現状は考慮するに値しないという低い評価としかとらえようがありません。そして、今回、港湾部がなくなるのも、その流れなのでしょう。戦後長く不振を続けた港も、大阪万国博の年に新日本海フェリーが就航し、にぎわいを見ることができ、通過するだけの貨物と陰口もありましたが、四国まで養殖ハマチのえさを市内の水産加工場から運ぶことができるようになったことを一例に、小樽、後志の経済活性化に貢献し、関西からの旅行客は小樽を北海道の入り口とし、バイクの若者たちは小さな店でランプを売っていた北一硝子の魅力を発見し、その後の観光時代の到来の先駆けとなりました。市内の穀物工場、倉庫を生かし穀物の物流基地を目指した構想は、各工場の苫小牧移転により実りませんでした。サハリン石油開発プロジェクトへの参加も不調でしたが、カニと中古自動車による交易は外国船の入港数において日本有数の実績となり、ロシア人の買物客が都通りを潤しました。しかし、フェリーの苫小牧への半数の航路移転、ロシア船、北朝鮮船の動向等で、近年は苦戦を余儀なくされている感があります。これからの港の方向を示すものとして、小樽港将来ビジョンが昨年発表されました。現状を羅列したもので、新味に乏しく、将来ビジョンが見えないとの評価も聞こえましたが、国が港湾予算を苫小牧、石狩湾新港に集中する政策を明快にしており、小樽市も港湾の改良、又は新規工事への自己負担の財力がない以上、これ以上のビジョンは無理であったと理解しております。その中で取扱貨物等の動向として、「一般貨物については依然として厳しい環境が続いていくものと思われますが、コンテナ貨物や完成自動車の取扱量、又はクルーズ客船の寄港は増大していくものと思われます」と記述されており、また石狩湾新港について「企業立地件数が増加しており、札幌市に近接している地理的優位性を生かして立地が進んでいくものと思われる」とし、石狩湾新港との関係強化について「両港の特性を生かしつつ相互に連携することにより関係を強化し、道央日本海側港湾として太平洋側港湾に対して競争力を高めていくことが必要です」としております。コンテナ貨物と石狩湾新港との関係強化、この2点について具体的にどうしていくのか、質問いたします。コンテナ貨物についてですが、神原汽船カンパニーにおいて中国と週1便の航路がありましたが、週2便となり、上海、寧波、青島、大連と結ばれました。物流の中心がコンテナ時代にもかかわらず、長くその機能を欠いておりましたが、コンテナヤード、ガントリークレーン、定期航路と、やっとそろいました。経済常任委員会として神原汽船と意見を交わすことが重要との判断で、昨年、本社所在地の福山港を訪問しました。福山港は、コンテナ基地として1996年に航路開設と歴史が浅いながら急速な発展を図り、コンテナ個数8万4,000TEUと、全国16位に位置しております。昨年は第2バース建設に着手し、ガントリークレーンを2台に増設しているところです。福山では多くのことを学びましたが、特にポートセールスの展開については、並々ならぬ展開をしておりました。平成14年、4万3,000TEUの個数でしたが、県と市の共同の施策として荷主訪問を14年から17年まで1,100社に行いました。県内で神戸港に入り、トラックで運んでくるものが60パーセントあり、それを福山港に入港させ企業のコスト削減を目指したところ、個数8万4,000TEUと4万1,000TEUの増加を達成しました。神原汽船カンパニーとの質疑の中で、小樽港のヤードの問題がありました。個数を1.5倍にするには面積としては1.5倍プラスアルファが必要と思う、広さだけでなく効率的にどのようにできるかであり、今のところ手狭であるとのことですが、ヤードの拡幅についてはどのように考えているのでしょうか。コンテナ個数は順調に伸びてきていると判断していましたが、このところ頭打ち状況とも聞きました。個数の推移、現状はどうでしょうか。週2便となりましたが、何TEUが最低でも必要と判断しておりますか。ポートセールスですが、ここまでは港湾振興室の努力が実を結んできたものと評価いたします。しかし、頭打ち傾向の打破には、総合的戦略、施策を打ち出さなければならないと思いますが、福山港は神戸港利用の荷主の福山港への転換をねらいました。小樽、後志の経済活動の小ささを考えると、札幌圏の企業の苫小牧港利用を小樽港に転換させることがポイントのように思います。まず、苫小牧港のコンテナで中国航路のものは何個でしょうか。そして、その中で札幌圏の占める割合はわかりますでしょうか。石狩湾新港は釜山、小樽港は上海とすみ分けていますが、石狩湾新港は2次輸送が省かれることをポイントとしています。苫小牧港の場合、1次の海上輸送、そして札幌への2次輸送、さらに札幌周辺で小分けされ小売店に運ばれる3次輸送のうち、2次が省かれるコストをいっているわけです。福山港においては、上海、神戸港の海上輸送は神戸港6万500円、福山港では8万2,500円と2万2,000円不利になるが、2次輸送の陸送料が神戸港8万8,000円、福山港だと1万7,000円で7万1,000円安くなることと、日本一安い港湾使用料を目指し、港湾使用料の50パーセント割引、そして税関の時間外手数料1時間4,100円を2,050円と50パーセント引き下げしました。小樽市においては、優位性、利便性においては、どのようなセールスポイントを打ち出しているのか、そして今後さらに何を打ち出す必要があると考えていますでしょうか。また、苫小牧港利用の荷主を小樽港へ転換させるためにどのような行動をしてきたのか、そして今後どのように行動していくのか、お伺いいたします。ただ、強力な活動を展開するには、港湾部のなくなった状況の中で主体が見えづらくなりますが、どこが受け持ち、その陣容組織はどのようになりますでしょうか。福山において1,100社を訪問し、4万1,000TEUのコンテナを増加させた活動は、広島県福山地域事務所と福山市の連携で費用も折半という県主体の事業として達成されました。小樽のセールスも単独ではなく、北海道、石狩、小樽の三位一体の戦略で行ってこそ効果が出るもので、さらに言えば将来、札幌市も巻き込まねばならないと思いますが、そのことを必要と考えるか、実現性のないことと考えるか、いかがでしょうか。小樽港将来ビジョンにおいて、石狩湾新港と石狩湾新港地域の動向について、「小樽港と共に道央圏のエネルギー供給基地やリサイクル資源の集積拠点として発展していくものと思われます。近年、石狩湾地区における企業立地件数が増加しており、今後も、札幌市に近接している地理的優位性を生かして立地が進んでいくものと思われます」「小樽港と石狩湾新港の特性を生かしつつ、相互に連携することにより関係を強化し、道央日本海側港湾として太平洋側港湾に対して競争力を高めていくことが必要です」と記述されております。以上の点に基づき、石狩湾新港地域と小樽市の経済的つながりに関連してお尋ねいたします。札幌市から石狩市への通勤者は1万3,000人と石狩市長が語っておりましたが、小樽市からも石狩湾新港地域に相当数勤務していると思いますが、通勤者は何名でしょうか。立地企業は605社が操業中ですが、小樽市からは地域全体に何社が立地しておりますでしょうか。また、小樽市域には何社操業し、従業員数は、そして固定資産税・都市計画税、法人税等税収は幾ら入っていますでしょうか。現在、未操業で土地を保有しているのは何社でしょうか。2月23日の日本経済新聞によれば、「札幌市と石狩市は企業誘致と観光振興で連携する。4月から職員を相互に1人ずつ派遣し、石狩湾新港地区の工業団地への企業誘致活動などに協力することになった」と報道されました。企業誘致に札幌の情報を使い、厚田、浜益と合併し新たな観光資源を得ながら、観光へのノウハウの乏しさを補うすばらしい戦略と思います。札幌市との関係強化は、小樽市にとっても今まさに必要なものであると思いますが、また先ほど述べたコンテナ貨物の荷主へのセールスにも必要不可欠でありますが、札幌市との連携について何か考えをお持ちでしょうか。北洋銀行の横内頭取は、石狩湾新港について石狩湾新港外貿貨物利用促進協議会で講演し、札幌経済界の関心の薄いことと小樽港との機能分担の問題にも触れ、「虫の目のように目先だけを見ていると全体の活性化につながらない。港の将来像を考えるにはグローバルな視点で見なければ発展はない」と語りました。従来は石狩湾新港の発展は小樽港から貨物を奪うものと見た点がありました。小樽港が昔日の輝きを取り戻し、経済のけん引役となることが、展望の見えていない現況を考えれば、石狩湾新港地域の発展により経済活性化に役立てることを考えなければならない時期であると考えます。市内の若者の職場を確保し、税収を増やす政策として、石狩市との関係を積極策に転ずるべきであると思いますが、いかがでしょうか。また、長期的に考えますと、小樽港の管理者であり新港管理組合の一員であるという2港の経営をしていくことは、小樽の体力から見て厳しさがあると思います。福山港が県営であるように、小樽港も管理組合方式に移行する方向を探るべきと思いますが、いかがでしょうか。学校給食についてお尋ねします。学校給食の民間委託は、8月をめどにしていると聞いております。委託業者の選定は、病院のときと同様に、数社の中から検討委員会で点数をつけ、選定する方式なのでしょうか。委託は労務のみなのか、病院のように食材の購入も含むものなのでしょうか。今回のマッシュルーム事件を通じ、食の安全が身近な問題であることが認識されました。また、学校給食会の一連の対応は、同会が危機管理能力に欠けることを感じさせるものでした。同会が対応、連絡をきちんとしていれば、小樽で使用されることは防げたと考えますが、同会の責任についてどのように考え、どのような措置をとられましたでしょうか。今回、PTAの保護者の中で、食材の安全性についての不安が語られています。親たちから見て、だれが調理し、どこの産地のものをどこから仕入れるのか、容易に目の届くものであってほしいというものです。言いかえれば、小樽の人たちが調理し、地産地消、地元食材の対応を考えてほしいという希望です。小樽病院、第二病院とも全国に展開している給食業者です。スケールメリットで利益を上げる、そのような業者が入札資格の点数が高く、それでなければ入札に参加できない、それが全国的な傾向で、小樽もそうであると保護者に説明すると驚いています。グッドウィルによる介護派遣労働の不正があったように、構造改革路線に伴う過度の競争は大きなひずみを社会に生み出してしまったことが表面化して問題となっています。大手給食業者も、その利益は食材の仕入れいかんにかかっていると聞いております。児童に安全な食材を提供していたはずの学校給食会も、その内部組織は安全と信頼にはほど遠いものでした。保護者の、なぜ小樽の業者に委託しないのだろう、どれだけ地元の、そして道産の食材を使っているのか、いつでも見えるようであってほしいという素朴な子供の食への安全の願い、その気持ちを大事に受け止めることが今回の事件で失われた給食への信頼を取り戻すのに必要なことと思いますが、どのように考えますでしょうか。給食の民間委託に際して考えていただきたいと思います。給食費の未納についてお尋ねします。昨年来、全国的にクローズアップされ、当議会でも質疑を重ねてきております。未納金710万円は、率として全国水準では低い方で、悪質なものは少ない方という認識と思います。他市ではクラス担任が1人の生徒を名指しで催促したという問題も発生しました。未納に対する関心の高まる中、小樽でも親たちの中に不公平だという言葉が出てきています。払わないで済むなら私も払わないでおくと冗談まじりに言う人もおり、他の人が払わないなら自分も払わないという、つまり保護者の規範意識の低下が出ています。大分県別府市では、3か月以上滞納を目安に簡易裁判所に少額訴訟を提起する方針を決めました。ちなみに未納率は、小学校0.6パーセント、中学校0.5パーセントです。小樽における未納率、そして督促は、どのようにしていますか。3か月以上の滞納者は何人いますか。昨年3月、小学校で、6年生が給食費を口座振替できなかったので、親が4月、学校に持参しましたが、卒業したので要りませんと、学校では受け取りませんでした。母親はもうけたと話しております。未納金に対する取扱いが各学校により温度差があるように思いますが、未納分については卒業後であっても支払義務があるのか、その取扱いはどうなっているのか。そして学校によって未納率に変化は見られるのかどうか、いかがでしょうか。また、私的会計と公的会計についてもお尋ねしますが、給食会計は私的会計が通常でありますが、未納金の扱いには公的会計の方が法的に処理しやすいという指摘も出てきていますし、私的会計は議会への報告義務もありません。私的会計と公的会計については、どのような見解をお持ちでしょうか。次に、野生動物の反乱についてお尋ねいたします。野生動物の反乱が起きていると言われています。昔から獣害と言われてきましたが、近年は動物たちが人里近くに異常に近づいてくるようになりました。ツキノワグマが人を襲った事件が随分報道されました。猿が2,000メートルの高山に登り、ライチョウの卵を食べたそうです。小樽でも兆しが出てきました。シカが遠藤山、丸山に現れています。雪の林道に足跡を見ることは珍しくなくなりました。今回、市街地に若い雄ジカが出て山に戻そうと捕獲したが、死んだと報じられました。まだ若い個体で、発情期でもなく、人を襲ったような危険の差し迫った状況もないように思いましたので、結果として死なせてしまったことについて、お尋ねいたします。まず、シカの出没が発見されたときから捕獲に至る状況について、そして血を流していたという情報もありますので、けがをさせていたのか、死んだ原因をお尋ねします。別に動物愛護を強調するつもりはありません。農家にとって害獣であれば駆除は必要なことであります。農業被害も起こっていますでしょうか。ただ、自然との共生、動物との共生も大切にしたいと思います。知床で、まちの中を歩き庭木の芽を食べるシカ、住人にとっては我慢の要ることと思います。そして、奈良には千年の歴史を刻むシカとの共存があります。動物との共存体制をつくることを目指している自治体もあります。兵庫県森林動物研究センターでは、クマを麻酔銃で捕まえて徹底的にいじめて山に返すことをしています。札幌や小樽のように、追い回して板で押さえつけて、麻酔注射を針を折りながら何本も刺す。経験も少ないから殺してしまう。これでは保健所の職員も気の毒です。シカは当分は増え続けるのでしょう。自然豊かな観光地のイメージもある小樽です。シカとの共存方法も考えていただきたいと要望します。以上、再質問を留保して終わります。(拍手)
答弁 市長 山田勝麿(市長は2011年3月まで)
大橋議員の御質問にお答えいたします。初めに、病院問題についての御質問でありますけれども、まず医薬分業についてでありますが、病院経営上、導入するメリットとしては、薬品購入費の減少及び院内在庫薬品や不要在庫の減少等が考えられます。一方、デメリットとしましては、分業による薬価差益の減少があります。市立病院にとって院内処方による薬価差益が減少することは、病院事業会計の収支を悪化させることとなり、現在のところ病院の経営面からは、院外処方により薬剤師を減少させるよりも院内処方のメリットの方が大きいと考えております。しかし、薬価差益は診療報酬の薬価引下げにより縮小の傾向にありますので、今後の診療報酬改定の動向を注視していく必要があると考えております。また、分業による患者のメリットとしては、かかりつけ薬局による薬歴管理・指導、さらには待ち時間の短縮等が考えられます。しかし一方では、病院での診察、検査後、さらに調剤薬局へ行かなければならない二度手間や患者の負担金が増額するなどのデメリットもあります。いずれにいたしましても、分業による病院側及び患者側のメリット・デメリットを踏まえ、今後の診療報酬改定等の動向を十分見定めながら、院外処方について慎重に検討してまいりたいと考えております。次に、収支計画の見直しについてでありますけれども、公立病院特例債の対象は、平成15年度以降、医師不足等により不良債務が著しく増加している団体等となっており、当市のような実質的には平成15年度以前に不良債務が生じたケースについては、特例債の発行の対象となるかどうかについては、現段階では明らかとなっておりませんが、小樽病院ではここ数年、医師の減少は著しいものがあり、大幅な減収に伴う収支不足分を多額の一般会計繰入金により補てんしてきた経過がありますので、現在、北海道へ小樽市が特例債の対象となるよう要望しているところであります。また、現在、策定中の不良債務解消計画の期間と改革プランの経営効率化の期間の整合性をどう図っていくかについては、北海道とも協議する必要があるものと考えております。次に、一般会計から病院事業会計への繰出しでありますけれども、現在も病院事業に対しては総務省の示す、いわゆる繰出し基準に基づいて結核・精神病院運営費、高度医療や医療機器整備費に要する経費などを一般会計から繰り出しておりますが、今後は、改革プラン策定の中で不良債務解消のための繰出しなども含めた一般会計からの繰出金について、道の助言や交付税措置額などを参考にしながら、病院の役割を明らかにし、これに対応する一般会計負担のあり方について、算出根拠を明らかにした上で繰出しに係る一定のルールづくりをしなければならないものと考えております。次に、病院の資金不足比率についてですが、平成19年度の補正後の最終予算では、年度末で約39億円の不良債務となる見込みでありますので、約45パーセントとなる予定であります。次に、平成19年度決算見込みでの連結実質赤字比率などでありますけれども、本定例会補正後の予算上の収支を基に試算しますと、連結実質赤字比率が20.2パーセントとなります。なお、将来負担比率につきましては、その積算の詳細が示されていないことから、現時点ではまだ試算しておりません。次に、国立病院機構における病院建築投資標準仕様と新病院の建設工事費についてでありますけれども、病院建築投資標準仕様にあります投資金額の考え方についてでありますが、これにつきましては、国立病院機構にも照会いたしましたが、総事業費ではなく建設工事費であるとの回答をもらっております。したがいまして、新病院計画では、同機構が示す1平方メートル当たりの単価の30万円を上限とすると、建設工事費は約99億6,000万円となり、1床当たり71平方メートルの工事費にしますと2,130万円ほどになります。この金額はあくまでも上限ということで、最近の建築例を参考にしますと、設計の段階から建設コストの縮減を図ることで工事費の圧縮は可能と判断しており、国立病院機構が示します全面更新築の場合の投資金額1床当たり1,500万円から2,000万円の範囲内で建築は可能であると考えております。次に、経営形態の見直しの問題でありますけれども、本市では平成21年度に公営企業法の全部適用を予定しておりますが、この目的は経営改善と今後の病院の新築統合に向けた経営基盤の強化を図るためであります。しかしながら、ガイドラインでは、全部適用のほか民間的経営手法として、非公務員型の地方独立行政法人化も選択肢として掲げられたことから、このメリット・デメリット、問題点などについてもあわせて研究を進めていく必要があるものと考えておりますので、他の自治体の事例など引き続き情報収集に努めてまいりたいと考えております。次に、小樽港と石狩湾新港の問題でありますけれども、初めにコンテナヤードの拡幅でありますが、小樽港のコンテナヤードは、航路開設以来約1万7,000平方メートルのヤードで運用をしてまいりましたが、昨年3月から週2便体制が実現したことから利用者の要請にこたえ、昨年11月に既存ヤードに隣接した約2,000平方メートルを増設したところであります。今後につきましては、コンテナの取扱いの動向を見ながら、必要な措置を講じてまいりたいと考えております。次に、コンテナ取扱個数の推移と現状でありますけれども、平成14年に航路が開設されて以降、取扱個数は実入りで平成14年は854TEU、平成15年は4,264TEU、平成16年は6,616TEU、平成17年は8,589TEU、平成18年は9,216TEUと毎年増加してまいりました。平成19年の取扱実績につきましては、速報の段階でありますが、輸出が2,489TEU、輸入が6,352TEUで、総計では8,841TEUで、対前年比4パーセント減となっております。この主な要因といたしましては、水産品の輸出が取引価格の値上がりにより低調であったことや、建設関係資材の需要減による輸入の減少などとなっております。次に、週2便体制での必要取扱個数でありますけれども、関係者との情報交換の中では、実入りで現状の2割増の約1万1,000TEUということで目標を設定していると伺っております。次に、苫小牧港で取り扱われている中国コンテナ貨物でありますけれども、中国からの貨物につきましては、その大部分が韓国で積替えを行うため、データ上はそれらの貨物は韓国からの貨物として処理されるため、数字上把握することは困難でありますが、荷主等との情報交換の中では苫小牧港における韓国からのコンテナの中で、中国発貨物は2割から3割程度ではないかと伺っております。また、平成16年に陸上の出入り貨物調査が実施され、貨物の陸上での流動に関する調査が行われておりますが、その内容は仕出し国別に分類されておりませんので、札幌圏での占める割合についても把握は困難であります。次に、小樽港のセールスポイントでありますけれども、中国と航路がダイレクトに結ばれており、輸送日数が短く定時性が高いことに加え、道央圏と至近の距離にあること、道内主要都市への広域幹線道路にアクセスが容易なことなどが挙げられます。今後も、これらの利便性のPR強化を図るとともに、多様化する荷主ニーズに官民挙げて対応するため、サービスの向上に努めていくことが必要であると考えております。次に、荷主獲得のための活動でありますけれども、利用する港の決定につきましては、荷主企業の本社サイドで決定することが多いことから、代理店や船社と合同で東京・関西方面の荷主や中国企業を訪問し、小樽港のPRや利用促進の取組を行ってきております。最近こうした活動の成果として利用する港を小樽港に変更する荷主も徐々に増えてきておりまして、今後とも地道ではありますが、このような企業訪問を続けてまいりたいと考えております。次に、ポートセールスの体制でありますけれども、新年度からは産業港湾部港湾室に専任の主幹を配置し、産業振興部門との連携を強化しつつ、より実効性の高いポートセールスを実施してまいりたいと考えております。なお、私も機会あるごとに道内外の企業を訪問し小樽港のPRに努めておりますが、今後ともトップセールスを念頭に置きながら、小樽港の振興のために一層努力してまいりたいと考えております。次に、小樽港のポートセールスにおける今後の取組でありますけれども、道央圏の港湾における取扱貨物は、札幌圏を中心に流動しており、小樽港においても札幌圏を除いて貨物の動向を考えることができません。しかし、港湾の分野におきましては、直接的に連携は難しいところでありますが、広域的視点から近接する自治体と可能なものから連携を進めることが必要なものと考えております。次に、石狩湾新港と本市との経済的つながりでありますけれども、初めに本市から石狩湾新港地域の事業所へ通勤している方々の数でありますけれども、企業ごとの調査は行っておりませんが、国勢調査の統計数値などから約600名と推計しております。また、小樽市内に本社があって石狩湾新港地域に進出している企業は、昨年12月末現在で25社となっております。次に、石狩湾新港地域の小樽市域で操業している企業数と従業員数でありますけれども、本市域では昨年12月末現在で44社が操業しており、従業員数は1,390名となっております。また、固定資産税・都市計画税、法人市民税等の収入につきましては、平成18年度の決算額では約4億2,300万円となっております。なお、現在、未操業で本市域に土地を保有している企業は、昨年12月末現在で30社であります。次に、札幌市との連携でありますけれども、港湾分野での連携につきましては、直ちに取り組むことは難しいものと考えておりますが、これまでも札幌地区における荷主懇談会の開催や荷主訪問、また船社では、今年度から札幌商工会議所発行の経済誌にコンテナ航路の広告を掲載するなど、札幌圏の企業をターゲットにした取組を展開しております。なお、港湾とは直接関係はありませんけれども、私どもとしては当面、札幌市手稲区との連携を深めていくことを検討しております。次に、石狩市との関係強化でありますが、これまでも小樽市、石狩市、石狩湾新港管理組合、石狩開発株式会社で構成する石狩湾新港工業流通団地企業誘致推進協議会において情報交換や立地企業との懇談会を行っているほか、北海道が主催する企業誘致セミナーへの参加などを通じ、連携して新港地域の土地利用の促進に取り組んでいるところであります。今後とも情報交換を密にするなど、石狩市との連携を強めながら企業誘致を推進し、雇用の確保や税収の増加に努めてまいりたいと考えております。次に、小樽港の管理の問題でありますけれども、北海道におきましては苫小牧港と石狩湾新港以外の重要港湾は、市あるいは町が単独で港湾管理者になっており、財政負担が大きくなっております。また、港湾が地域経済に与える影響は近年ますます広域化しており、小樽港でもその傾向が顕著になっております。このような状況を踏まえますと、今後の港湾管理者の構成や財政負担のあり方について、機会をとらえ、国や道などの関係機関と議論する必要があると考えております。次に、シカの捕獲等の問題でありますけれども、平成20年2月18日午前、小樽警察署が築港付近で出没したシカを追跡したところ、住宅街に入り込み、交通障害や住民の危険が想定されたため、小樽市の農政課、鳥獣保護員及び警察署が協議をし、麻酔によって眠らせた後、捕獲が適当と考え、保健所が麻酔実施の依頼を受けました。保健所は、北海道後志支庁自然環境課の担当者と協議の上、麻酔注射を実施することになりました。保健所職員が麻酔注射をする際シカが大暴れしたため、適切な量の注射が難しく、数回にわたり注射する結果となり、その結果、約6時間後に死んだと聞いております。次に、シカによる農業被害の問題でありますけれども、リンゴ、サクランボなど果樹の木の芽や樹皮のほか、スイカや野菜などが食べられる食害や畑地の踏み荒らしによる農業被害が発生しており、平成18年度においては被害件数が3件、被害額約14万円となっております。次に、シカとの共存という話でありますけれども、山里に出没した場合においては、極力シカが山に帰るよう誘導することが基本になると思います。また、中心街や商店街に出没した場合においては、人身や交通の安全確保を前提として、その都度シカの動きをよく見ながら、北海道や小樽警察署などと打合せをしながら対処方法について判断することになるものと考えております。(「議長」と呼ぶ者あり)
答弁 教育長 菊譲(教育長は2011年3月まで)
大橋議員の御質問にお答えいたします。初めに、オタモイ共同調理場の民間委託の業者選定方式についてでありますが、より安心・安全な学校給食を実施するため、委託費用のほか、衛生管理体制、業務実施体制などを多面的に評価できるプロポーザル方式による選定を考えております。また、具体的な委託業務は共同調理場における調理業務及びそれに付随する洗浄、清掃などの業務並びにボイラー業務を予定しており、管理部門や食材の購入などについては委託せず、引き続き現在と同様の体制で実施することとしております。次に、北海道学校給食会の責任についてでありますが、2月5日に札幌市で異臭が発生したにもかかわらず、2月6日の時点で新光共同調理場への連絡はありませんでした。同日朝までに連絡があれば防げたことから、同学校給食会の危機管理に問題があったものと考えております。これまで同学校給食会に対しては、今回の経過から迅速な情報提供及び食材の厳重なチェックなどを強く申し入れております。次に、民間委託との関連で食材の購入における地産地消や地元業者の活用についてでありますが、これまで食材の購入については、国産品の購入を原則として、生鮮野菜類などをはじめとして道産品を優先してまいりました。民間委託実施後も食材の選択は直営で行いますので、購入の体制に変更はなく、引き続き同様の考え方で進めてまいります。また、民間委託に関する受託業者については、学校給食の衛生管理体制や調理業務の遂行能力などの要件を具備することが必要であります。業者の選定については、公募によるプロポーザル方式にて行いますので、受皿となる地元業者があれば参加していただけるものと考えております。次に、学校給食費の未納状況などについてでありますが、平成18年度決算では収納率は98.39パーセントであり、未納率は1.61パーセントとなっております。平成19年度においては、2学期末の収納率は95.61パーセント、未納率は4.39パーセントでありますが、これまで3学期分が3月にまとまって入ってくる状況にありますので、収納率はさらに上がるものと思います。督促の方法につきましては、各学校において未納が生じた保護者に対して文書送付、電話連絡などによって納入勧奨を実施しておりますが、3か月以上の滞納者は平成18年度決算では185人となっております。平成19年度においては、19年12月時点において211人であります。次に、卒業した後の給食費未納分の取扱いについてでありますが、次年度以降は過年度分の扱いとして2年間学校から納入勧奨を実施するようにしております。次に、学校給食費の学校別の未納率についてでありますが、平成18年度決算で小学校・中学校別に申し上げますと、小学校については収納率は98.6パーセント、一番高い学校の収納率は100パーセントであり、一番低い学校は96.65パーセントとなっております。中学校については収納率は98.02パーセント、一番高い学校の収納率は100パーセントであり、一番低い学校は96.51パーセントとなっております。最後に、学校給食費の会計方式についてでありますが、公会計方式においては、関係部局による財務事務のチェック強化も図られ、会計に対する信頼性が増すなどの利点もありますが、一方、会計規程に沿った収納金の整理や出納事務の実施によって、事務量が増加する面もあるものと考えております。また、私会計では、収納や出納にかかわる決済過程などが簡素化されており、必要最小限の人員数で事務の執行が可能となる利点もありますが、当該団体の責任においての財務監査となり、市の監査機関などによる公的チェックを受けられないものと考えております。本市における給食費会計は、これまで私会計による方式によって実施されてきております。しかしながら、収入支出に関する帳票類などは、市の会計規程に準じて作成し、複数職員のチェック体制を基に財務事務を執行し、年間3回の監査を行うとともに、当該団体の総会で予算、決算などを審議しており、適正な運営に努めております。ほかの自治体においては、一部の市町村で公会計を導入しているところもありますが、議員がおっしゃるように、多くは私会計を選択している現状にあります。(「議長、5番」と呼ぶ者あり)
質問 5番 大橋一弘
病院問題でお尋ねしますが、今後の経営形態について3例を示して話をしました。昨日、今日の質疑の中で、経営形態についての議論が出てきていますが、市長はその中で今後、地方独立行政法人については研究をしていきたいというか、そういう答弁をされました。ただ一方、昨日はっきり指定管理者制度についてはとらないと、そういうふうに答弁をしたように思います。二つのことを並行して、かなり明快に指定管理者制度はとらないというふうなことまで踏み込んで答弁をされたわけですから、なぜ地方独立行政法人の方については研究し、指定管理者制度については小樽はとらないという形でかなり踏み込んだ考え方をお持ちなので、そこについてどういう考え方なのか、お聞きしたいと思います。それから、1床当たりの単価の問題ですが、計算方法については、私も申し上げましたように、市長の答弁どおりの計算方法がガイドラインの計算方法であろうと、そういうふうには理解をしております。ただ、いわゆる小樽病院は1床当たり3,300万円もかかってとんでもないということを、小樽ジャーナル及び北海道新聞の中で記事として、長氏がこう述べたということが言われております。一般市民からしますと、同じ1床当たりという形で、結局、異論が出てくるわけですから、当然ながら長氏の意見というのは、かなり市民の中に強いインパクトを与える意見であろうと思います。そこにおいて、そこの部分のマスコミ報道と市との見解との違い、そういうことに対して市としては、いかなる形で市の見解を表明するのか、又は報道機関の方に誤った報道ではないかというようなことでお話をされる気があるのかどうか、その2点についてお尋ねいたします。
答弁 市長 山田勝麿(市長は2011年3月まで)
最初に、経営形態の問題ですけれども、私の方は、今までずっと公営企業法の全部適用という話をしてまいりました。全部適用を進めていくということで一応話を進めていますけれども、その中で、今回出たこのガイドラインの中では、経営の自由度の拡大ということでは、地方独立行政法人の方がもっと自由度があるということですから、その部分を含めて検討させてもらいたいということで申し上げました。指定管理者制度につきましては、現在の病院から、今、全部適用なり地方独立行政法人化をやろうと思っていますから、その段階で指定管理者制度については考えていない。今の病院経営について指定管理者制度は考えていませんということです。それから、1床当たりの単価の問題で、いろいろな間違いの報道があるようですけれども、私は直接は言っていませんけれども、市の担当の方から責任者の方には間違っていますということは話しています。それを一々またやっても、信頼する人は信頼するのですけれども、私どもとしては、一々それについて指摘して訂正しろとか、重大なものなら仕方がない、やりたくないですけれども、数が結構あるものですから一々取り上げないで、あとは市民の良識にお任せしたいというふうに思っています。