小樽市議会 平成22年第1回定例会 2010年3月2日
(1)小樽港の動向と市内経済について/(2)後見センター開設とサンモール一番街商店街について/(3)市立病院について/(4)今冬の除雪について/(5)市民センター入居団体の室料について/(6)高額療養費未請求について
2010年3月2日、小樽市議会の一般質問で、大橋一弘議員が「小樽港の動向と市内経済について」「後見センター開設とサンモール一番街商店街について」「市立病院について」「今冬の除雪について」「市民センター入居団体の室料について」「高額療養費未請求について」について質問し、市長 山田勝麿、病院局長 並木昭義が答弁しました。
- 質問者
- 大橋一弘 議員
- 答弁者
- 市長 山田勝麿、病院局長 並木昭義
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 5番 大橋一弘
平成会を代表して、質問をいたします。新しい合同庁舎が完成をいたしました。通常であれば祝福されるべきときに、運輸局の撤退があり、58名規模だったものが1名のみの常駐という衝撃的な結果でありました。これから国の出先機関の見直しが始まるとの報道があります。市内に設置されている国の機関で、削減、移転の可能性はありますでしょうか。次に、港の風景がずいぶん寂しくなりました。ロシア船に車を積み込む姿が見えなくなり、ルーブルの交換に巡回してくる車、中古の電化製品を売り込みに検問所の外に待つ車の姿もありません。2008年の日本の対ロシア自動車輸出は、乗用車97.6万台、うち新車45.8万台、中古車51.7万台であったものが2009年には、1月から8月までの統計ですが、新車3.3万台、90パーセントの減、中古車2.5万台、93パーセント減と壊滅的数字です。小樽も同様の状況ですが、回復についての見解はいかがでしょうか。そして、市内経済への影響はどのように出ていますでしょうか。また、ロシアから日本へ来るものとしては、北海道へ来る観光客の人気の品としてカニがありますが、タラバガニの流通が極端に減っていますが、その状況と観光業、観光土産品店への影響はどのように出ていますでしょうか。次に、飼料についてですが、十勝港は農業港と位置づけられ、飼料コンビナートの建設が進み、保管能力4万トンのサイロが完成し、飼料製造工場は40万トンの規模となります。このことにより、日清丸紅飼料小樽工場が月産8,000トンを十勝に移し、小樽に残るのは1万6,000トン分とする計画と聞きました。工場も古いので、いずれは全料移転するのではないかという心配もされます。この辺の状況については、どう分析されていますでしょうか。小麦においても、高島の日本製粉小樽工場も古いですが、この工場の動向はどうでしょうか。大型クルーズ客船に関連して、お尋ねをいたします。釧路港では、耐震旅客船ターミナル事業が、工事費109億6,000万円かけ、進められています。大型客船を入港させるため、水深9メートルのしゅんせつ工事に20億円かかると聞きます。大型クルーズ客船の入港で、地域経済活性化のねらいですが、2006年度の13隻、乗船客5,831人をピークに減少しており、本年上半期の予定はわずか2隻です。釧路市は客船誘致に苦労していますが、小樽市はさしたる投資もせずに、入港し、恵まれております。さりながら、以前から客船の客の前を飼料荷役のトラックが行き交い、粉が舞っていた状況は基本的には変わっておりません。小樽の大型客船の入港隻数、乗船客数は近年どのようなものか、また荷役作業と接岸中の船との調整はどうなっていますでしょうか。入港船が増加するほど、この調整は困難となり、ひいては客船の入港先の選択に影響を及ぼしかねないのは、先年のトラブルで経験済みです。かつて第3号ふ頭を国際コンベンションセンターを有する客船用ふ頭とする意識はあったわけですから、その姿勢は将来にわたり大切にすべきと思いますが、いかがでしょうか。大構想は将来のものとして、今できることとして、飼料の保管場所を移転し、第3号ふ頭基部の荷役を中止する方向を探るべきと思います。今までは、倉庫所有者の意向もあり、移転が困難としていましたが、所有者の開発埠頭は第三セクターであり、株も政策投資銀行から小樽倉庫事業協同組合に移り、社長も元市助役の山田藤夫氏となりました。周辺の市営上屋9棟は開発埠頭が使用をしております。あいた上屋を利用して、客の歓迎や市民のイベントをできれば、市民の親しめる港に一歩近づけることになるし、同じ土俵に立って構想を練ってほしいと思いますが、どうでしょうか。コンテナについてですが、2便に増便となりよかったと思っていたものが、いつの間にか1便に戻っています。なぜなのか、また影響はどうなっていますか。市は、神原汽船に関連して上海を訪問したわけですが、中国のコンテナ貨物の動向についてどう考えていますでしょうか。成年後見センター開設とサンモール一番街商店街の動向についてお尋ねします。小樽北後志成年後見センター開設に890万円の予算が計上されました。丸文書店跡地がセンター事務所に選ばれたことをうれしく思いますし、市民の中からも評価する声が聞こえます。火の消えたようなという言葉どおり、人通りの少ないサンモール一番街商店街にとって、市の施設が入居することは意義の大きいことです。高齢者利用施設が、交通利便性がよく、場所がわかりやすい中心商店街に設置された場合、市内広範囲から相談に来ることが予想されますが、包括支援センターは市内を3圏域に分けて担当しています。中部包括支援センターは担当圏域だけではなく、他圏域からの相談者にも対応が可能であるとすべきと思いますが、いかがですか。また、旧丸井今井小樽店の建物の再開発については進展が見られませんが、不動産業界もこの不況ではディベロッパーも早急に動けないことが予想されます。現況のままですと、建物の劣化が心配されています。外壁の一部破損も見られ、特にホテル部分は長年補修も満足にしていないので老朽化がひどく、使用できないのではと指摘する建築関連業者もおります。市としては、建物の劣化をどのように見ていますでしょうか。一昨年秋の時点で交渉相手とされていたディベロッパーとは、今、どうなっていますでしょうか。また、サンモール一番街商店街のアーケード維持について、費用をだれが負担していくのか心配があります。ニュー三幸の5階から見ると、アーケードの屋根に厚く雪が積もっていて、だれが排雪するのだろうという声が上がっていました。アーケードの維持・管理の現状は、どのようになっているとお聞きでしょうか。次に、市立病院についてお尋ねします。経営形態が地方公営企業法の全部適用に変わり、並木局長が就任されてから約1年が経過しました。就任後に改めて小樽を含めた後志管内の医療体制と市立病院の問題などをいろいろと認識されたかと思われます。ただ、経営に関して、残念ながら全部適用に形態を変えた本年度も、医業収支は非常に厳しいものとなりました。ここで、1年間の総括として、市立病院が全部適用になって改善された点、全部適用の形態では改善されずに残ってしまった問題点があれば、それぞれお答えください。また、将来の独立行政法人化について現時点での見解をお知らせください。病院に関する事務は、専門的な知識を必要とするようです。現在の人事制度では、数年で本庁に異動してしまう職員がほとんどで、専門的知識を備えた職員の確保が必要と思われます。ここで、本市において、小樽市立病院のプロパー職員の採用は、何年度から行われ、どのような人材を教育していくのでしょうか。即戦力を考えるのであれば、中途採用も選択肢の一つとして考えられると思いますが、どうでしょうか。また、今後の経営改革に関して、さらなる健全化を求めるために、経営状況について外部からの監査を入れる必要があるのではないでしょうか。また、経営に関する会議にも事務職員だけでなく、医療従事者も全体の半分以上参加させ、病院に関する運営、経営に関して共通の認識を持つ必要があると思いますが、いかがでしょうか。医療のことを一番わかっているのは、実際に現場で働いている医療従事者だという認識があります。その意見が反映されずに、よい病院づくりというのは難しいと思われます。お答えをください。次に、除排雪体制について、今冬は厳しい寒さもあり、降雪も結構ありましたが、私のもとへの除雪の苦情は極めて少なく、市への除雪の苦情も少ないと思いますが、本年の苦情件数の状況と多い地域はどこでしょうか。本年の除雪で昨年と違う点があるのか、予算の執行状況はどうか、追加補正を組む考えはあるのか、いかがでしょうか。貸出しダンプ制度は、私の住んでいる袋小路では極めて有用な制度で、住民は感謝をしています。1軒1万円集めています。本年は2月9日に1回目を行いましたが、積雪量が多く、9万8,000円かかりました。貸出しダンプ制度以前には金が足りず、道幅を細く除雪したり、自分には車がないからと支払を渋る人がいたり、地区の担当者が苦労しながら今に至ったものです。今冬、その貸出しダンプ制度が根底から崩されかねない状況が発生しています。最初は、1月に市の中心部の町内の地区の排雪の世話をしている方に、町会長の了解はとってあるので、貸出しダンプ制度を利用して地区負担は無料で排雪するので申請してほしいという電話がありました。町会長の了解はとってあるというので、町会で費用分担していたわけでもないので、町会長の指図は受けないと断り、変な話があると私に相談してきました。私も町会長をしていますが、私にも、貸出しダンプ制度を使うので、町会に負担はかけないので、町内の市道で春先に1回、排雪が入る道の排雪をさせてほしいと電話がありました。私は断りました。他町内では実際に市道の排雪が行われました。その町会から、今、無料の業者が排雪に来ていますと電話があり、現場に行ってみました。そこは昔の防火帯とも言われる市道で、通常の3倍近い広さの通りですが、道幅いっぱいに排雪していました。市の排雪では両側に雪を残していく通りです。誘導員はついていませんでした。業者が貸出しダンプ制度からの収入のみで積み込み機械代は無料としていることに、民民の問題なので市が口出しすることではないという姿勢の人もいます。市としては、どの程度状況を把握していますか。行政の調整が難しい問題で、業界の話合いに任せる姿勢だけでは、来冬は問題が拡大され、手に負えなくなるように思います。考えられる問題としては、負担金なしで排雪できる話が広がれば、私の地区でもだれも1万円の支払に応じなくなり、無料の業者に切り替えざるを得ません。貸出しダンプ制度に対する民間業者の一連の動向について、市としてどのように認識しているのか、見解をお聞かせください。排雪路線にも無料で除排雪が行われ、貸出しダンプ制度が利用されていることを、市は承知しているのでしょうか。また、民間業者が貸出しダンプ制度を利用して無料で町会等に除排雪作業の実施を売り込んでいくと、現状何らの歯止めがない中では、貸出しダンプ制度そのものが崩壊していくことが危ぐされます。今後、市としてどのように対応していくつもりなのか、お聞かせください。市民センター入居団体の室料についてお尋ねをします。市民センターには市民が会議研修等に使用できる部屋が多数あり、利便性のよさから好評に運営されてきました。その中に各種団体の看板表示のある部屋が6室あります。市民から市民センターの中に団体事務所のあることが不思議がられ、なぜ入居しているのかと何度か尋ねられました。その都度、ここは元労働会館と海員会館のあったところだから、立ち退いてもらうために入居させたのではないですかと適当に答えていました。適当に返事するのもまずいかなと思い、改めて市の条例を読んでみました。条例には、1号から6号までの事務室の面積と借り室料の月額表示があるのみで、どのような団体に貸すのか、長期間固定的に貸すことができるのか、何の規定も記載されておりませんでした。室料については1号室13平方メートル月額8,840円、6号室76平方メートル5万1,680円と室ごとの料金が決められております。平方メートル当たりでは同額で月額680円でした。市内の民間ビル事務所と比較しますと、民間は坪当たり7,000円から8,000円、7,000円とすると平方メートル当たり2,120円となります。市民センターの680円は市内家賃の32パーセントとなります。市内では最高の立地と考えますと、この室料はどうなのかという思いもしましたので、質問をしております。一つ、室料算定の根拠となるものは何ですか。二つ、入居の契約書、その更新期間はどうなっていますでしょうか。駐車場料金については、条例に記載がありません。駐車料金の月額を調べましたが、無料とのことでした。理由は、市民センター利用者の駐車料金は無料だからということです。市内中心部の駐車料金は8,000円から1万円です。一般用駐車場とは別に団体専用スペースがあり、使用団体の看板があり、ひもは張ることができます。一区画使用している団体と2区画使用している団体があるが、市民は無料で使用していると知らないから、満車のときでもその区画には駐車しません。利用者から料金は取らないというが、会議や演奏会で入場の市民が無料であるのは当然のことですが、市民センターの敷地内で特定の団体が自分たちの駐車スペースとして確保しているスペースが無料というのは理解できません。料金は取るべきと思いますが、どうですか。また、冷暖房費、室内掃除費はどうなっていますか。高額療養費の未請求にかかわる問題については、集中審議日も設けられていますので、深くは触れず、基本姿勢について質問します。今までの報告は、職員が仕事の内容は知っていながら、け怠していた。つまり、業務を怠けていた。上司は業務遂行の監督を全くしていなかったということです。民間企業でも怠ける行為について就業規則は明快でないと言えます。しかし、民間では仕事にけ怠があるかどうかということは、上司が監督指導し、その上で、仕事をする能力に欠けると判断すれば、配置がえし、さらには退職させます。市では、け怠に対して処分の標準的な基準としては想定していないという説明でしたが、6,700万円の多額の損失を発生した事件のけじめとして、本人及び上司に対する責任をどのようにお考えでしょうか。私は、部下あるいは同僚の仕事内容、仕事ぶりへの無関心、無干渉が行政の中で常態化しているのではないかと懸念を持っています。今回の前の事件は、職員労働組合委員長の使い込みでした。彼は私の学校の後輩でしたから、彼が組合の専従になってからの様子を見聞きする機会がありました。市民からの風評も耳にしておりました。パチンコ屋への出入りも多く、多額の借金を抱えていた状況の中で、市民の金を直接扱う部署に配置され、事件を起こしました。上司は彼の生活状況をチェックしていなかったのだろうか。なぜ安易に金に近づけさせたのだろうか、そんな疑問を感じたものでした。今回の事件が起き、改めて組織としてのたるみ、無責任さが浮き彫りになった感があります。け怠、不正の発生する余地のない、又は起こさせない組織のあり方として、上司、部下、同僚間の人間関係の構築に努めるべきであり、それに欠けるものがあったということだと思いますが、いかがでしょうか。今後、市として再発防止をどのように考えていくのか、お尋ねします。また、6,700万円をどう弁償するかの検討もされているとのことですが、責任の所在が確定していない現在の時点で、一職員のけ怠によるものに尽きるという話では、全職員による弁償もあるということに職員が納得できるのだろうかという思いがあります。いかがでしょうか。再質問を留保して、質問を終えます。(拍手)
答弁 市長 山田勝麿(市長は2011年3月まで)
大橋議員の御質問にお答えいたします。初めに、国の出先機関についてでありますけれども、市内にある国の出先機関の削減や移転についてでありますけれども、現在、特別なお話は伺っておりませんが、出先機関のあり方について、国において、現在、議論が進められておりますので、今後の動向を注視してまいりたいと考えております。次に、ロシアへの中古車輸出でありますけれども、昨年の輸出台数は約4,000台で、対前年比88パーセント減少したところであります。この原因は、昨年1月から実施されたロシアにおける自動車の輸入関税の引上げによるものであり、当初9か月の措置とのことでありましたけれども、さらに9か月間延長となっております。市といたしましては、早期の回復を願っておりますが、いずれにいたしましても、ロシア政府の政策に作用されますことから、今後の動向を見守ってまいりたいと考えております。また、中古車をはじめとするロシア貿易が低迷している状況で、これまで小樽港からロシアに中古車を輸出していた業者が少なくなったほか、ロシアからの船舶の隻数と船員が減少したことにより、港湾収入の減収はもとより、船舶代理店や市内の商店などの売上げにも影響を及ぼしているものと考えております。次に、タラバガニの流通量が及ぼす観光土産品店への影響でありますけれども、観光客に対して水産物を販売している市内の小売店への聞き取りによりますと、2年前のロシアにおける漁獲規制等により品薄となっており、価格も上昇しているとのことであります。また、不景気の影響からと思われますが、この一、二年は販売量そのものも減少しており、店によってはピーク時の二、三割にまで落ち込んでいる状況にあると聞いております。タラバガニは北海道観光の土産品として人気の高い商品ではありますが、市内にはカニを中心に販売している店はありますが、オホーツク沿岸の観光地のようなタラバガニの産地ではないことや、本市の観光土産品はガラス、オルゴール、近年では人気の高まっているスイーツなどが中心でありますので、小樽観光全体への影響は少ないものと考えております。次に、十勝港の飼料コンビナート建設による日清丸紅飼料小樽工場の影響でありますけれども、まず日清丸紅飼料小樽工場では、現在、月産2万5,000トンで稼働しており、このうち約3割が十勝の飼料製造工場に移行すると聞いております。十勝の飼料製造工場は本年9月に完成し、試運転後、来年4月に本格稼働となる予定でありますが、日清丸紅飼料小樽工場からは残りの約7割分の生産を今後も続けていくというふうに聞いております。また、日清製粉小樽工場の動向でありますが、機械類の維持更新などにより、生産能力は維持していると聞いております。市といたしましては、両工場が小樽港における基幹的事業所であるとともに、本市の産業経済におきましても重要な工場であることと認識しておりますので、今後ともできる限りの支援をしてまいりたいと考えております。次に、クルーズ客船に関連しての御質問でありますが、まず過去3年間の入港隻数と乗客数でありますが、平成19年が9隻で3,724人、20年が10隻、3,708人、21年が15隻、7,156人であります。なお、22年は16隻の入港が予定されております。また、荷役作業と接岸中の客船との調整でありますが、現在、客船の接岸は作業に影響がない第3号ふ頭の手宮側の16番バースを主に使用しております。今後は、作業のない日曜日にしか接岸できない札幌側の14番バースにつきましても、第3号ふ頭周辺利用高度化事業を進める中で、平日も接岸できるよう、荷役方法の変更などについて荷役業者と調整を図ってまいりたいと考えております。次に、第3号ふ頭を客船用ふ頭にすることについてでありますが、当該ふ頭の再開発に関しましては、平成元年に取りまとめた小樽港再開発計画調査、4年に取りまとめた第3号ふ頭再開発ガイドライン・ガイドプラン、9年に策定した港湾計画においても、一貫して旅客船ふ頭として位置づけてまいりました。また、19年に策定した小樽港将来ビジョンにおきましても、第3号ふ頭を交流・生活ゾーンの中に位置づけており、将来的には客船・旅客船ふ頭となることが望ましい姿であると考えております。次に、飼料の保管場所の移転の問題でありますけれども、第3号ふ頭で取り扱われている飼料等の穀物は、ふ頭内4棟の上屋のうち3棟を使用しており、現時点でこれと同規模の代替施設を確保することができないことから、移転は難しいものと考えております。しかしながら、近年、クルーズ客船の入港隻数が増えている状況にあることから、第3号ふ頭の環境整備は重要な課題であると考えており、当面の事業を進めるに当たっては、利用者と十分協議を行い、理解を得ているところであります。次に、中国定期コンテナ航路についてでありますけれども、平成19年3月から、上海航路青島・大連航路とに分かれ、小樽港には週2便が就航しておりました。しかしながら、その後、貨物の取扱いが低迷する中で、燃料の高騰の影響もあり、昨年1月中旬から小樽と青島・大連との取扱貨物を富山港で上海航路の船舶に積み替えることにより、小樽港へは1便のみが就航することになりました。このことにより、現行の貨物の取扱いにおきましては、特に支障はないものと聞いております。また、1月に上海に訪問した際に、中国では富裕層が増加しており、市場のさらなる成長性があるとの説明も聞きましたので、輸出拡大への手ごたえも感じましたことから、今後、中国コンテナ貨物の集荷対策に官民挙げて努力していきたいと考えております。次に、成年後見センター開設とサンモール一番街商店街について何点か御質問がございましたが、初めに、中部地域包括支援センターに訪れる相談者についてでありますが、中部地域包括支援センターに限らず、市内3か所の地域包括支援センターでは、地域や相談内容を問わず、最初の相談窓口として受付をいたしますので、どなたの相談にも対応することができますので、今後PRに努めてまいりたいと思います。次に、旧丸井今井小樽店の建物についてでありますが、丸井今井小樽店の店舗棟と小樽グランドホテルのホテル棟が平成2年にしゅん工し、アネックス棟が翌年の3年にしゅん工しましたので、築後約20年が経過しております。この間、管理会社である小樽開発株式会社が建物の維持・管理を行ってきておりますが、必要最小限の補修にとどまっており、大規模な改修はなされていないことから、再活用に当たりましては、相当程度の改修工事が必要と伺っております。次に、一昨年秋に交渉していたディベロッパーでありますけれども、現在、その業者との交渉はなされていないと伺っております。次に、サンモール一番街商店街のアーケードの維持・管理でありますが、管理経費の大口負担先であった丸井今井小樽店の閉店と当該振興組合の加盟店舗数の減少によって、維持・管理経費の十分なねん出が困難となっていることから、必要最小限の維持補修にとどまらざるを得ない状況にあると伺っております。次に、今年度の除雪に対する苦情でありますが、苦情件数は昨年度並みとなっており、そのうち、積雪の多い桜・望洋台方面の苦情が全体の3割を占めております。また、今年度と昨年度との除排雪作業の相違点でありますが、今年度の降雪が昨年度より早く、1月中旬には道路わきの雪山が大きくなり、車道が狭く見通しが悪くなったため、その後の降雪予想及び気温など、総合的に判断し、昨年度よりも早く排雪に取り組んだところであります。次に、除雪予算でありますけれども、2月末で8割強の執行状況となっております。また、今後の降雪状況にもよりますが、バス路線などの幹線道路や主な生活道路についてはほぼ排雪を終えており、現時点では追加補正の必要はないものと考えております。次に、無料の除排雪作業での貸出しダンプの利用に対する市の見解でありますけれども、貸出しダンプ制度の利用を前提として、民間事業者が町会等の除排雪を無料で行っていることにつきましては、町会長などを通しましてお話を伺っておりますが、地元の負担がない中での貸出しダンプ制度の利用は、町会等の負担の軽減を図るとする本制度の目的とは異なる面があるものと考えております。次に、排雪路線における貸出しダンプ制度の利用でありますけれども、排雪路線には第1種から第3種までの種別がありまして、排雪の方法や回数、時期などが種別により異なることから、排雪路線であっても町会等の要請がある場合には、利用を認めてきております。なお、今年度これまでのところ、本制度を排雪路線で利用し、費用負担がなかった町会が2町会あることを確認しております。また、今後の貸出しダンプ制度のあり方についてでありますけれども、貸出しダンプ制度の目的との整合性や町会等の自発的な除排雪作業の実施が適当な路線かどうかなどの観点から、制度の整理を行い、今後とも市民が安心して利用できるような対応をしてまいりたいと考えております。次に、市民センター入居団体の室料についての質問でありますけれども、初めに入居団体の室料の算定でありますが、現行の利用料金は小樽市民センター条例別表に各事務所ごとに定めておりますが、これは市民センターの前身の施設の使用料を基に再算定したものであります。次に、入居団体の利用許可の更新でありますが、市民センターの指定管理者が入居する団体から年度ごとに利用許可申請書の提出を求め、利用を許可しております。次に、入居団体が使用している駐車場の利用料金でありますが、入居団体は旧施設のころから駐車場を無料で使用しており、これに倣って市民センター入居後も同様の利用を認めておりました。しかしながら、最近の市有地での駐車利用状況を踏まえますと、駐車場使用のあり方について、今後、早い時期に入居団体と協議が必要であると認識しております。次に、冷暖房費につきましては、入居団体それぞれが冷暖房機を設置して個別に費用負担しており、また清掃についても、使用している事務室を団体各自が行っております。次に、高額療養費の未請求問題についてでありますけれども、本人及び上司に対する責任でありますが、今回の問題に関しましては、担当職員について業務を怠り、市に多大な損害を与えたばかりか、市民の皆さんの信頼を大きく失ったことから、重い責任があると考えており、一方でこれを長期間見過ごしてきた管理監督者にも相当の責任があると認識しております。したがいまして、現在、担当職員も含めた当時の関係者について、これらのことを念頭に置きながら、職員分限懲戒審査委員会の中で処分について審査をしており、行政責任について早急に結論を出していきたいと思っております。次に、今後の市としての再発防止でありますけれども、担当課においては既に事務処理マニュアルの整備やパソコン等を活用した高額療養費の請求事務の機械化などを進めておりまして、類似する業務を担当する部署においても、業務の点検やチェック体制の確認などを指示したところであります。また、庁内に設置しました調査検討委員会の中でも、「再発防止のための基本マニュアル」の作成を進めており、今後、全職員に周知するとともに、職員研修などで職員の意識の向上を図ってまいりたいと思います。なお、職場における人間関係の構築には、職員間のコミュニケーションが非常に大切であり、このことは職員研修や部長会議などにおいて常に職員に話をしておりますが、今回の問題を期に、今後さらに徹底していきたいと思います。最後に、損失補てんについてでありますけれども、今回の未請求は担当者が業務を怠ったために発生したものでありますので、その損失の補てんは当事者に求めていくことが基本であると思っております。また、本定例会に追加提案させていただく返還金の財源につきましては、職員福利厚生会からの寄附金を充てることについて、今般、職員の理解を得たところでありますが、このことにつきましては、当事者の補てんを基本としながらも、職員全体として損失の補てんに協力することが市民の皆さんの信頼回復につながるものと職員に協力を求めたものであります。(「議長」と呼ぶ者あり)
答弁 病院局長 並木昭義(病院局長は2025年3月まで)
大橋議員の病院問題についての御質問にお答えいたします。初めに、地方公営企業法の全部適用を導入してからの約1年間の総括ということについてでありますが、私は、昨年4月に全部適用に伴い新設された病院事業管理者の職に着任し、これまで病院の統合新築という大きな目標に向かって経営改善に取り組んでまいりました。着任以来、私は両病院の全医師を含む医療技術者、事務職員と個別に面談をするなどし、その中で職員に経営改善の必要性を訴え、また逆に意見を聞いて、それを経営方針に生かしていくという手法をとることができておりますので、一定程度経営という意識が職員に浸透していることを感じておりますし、よりスピーディーに現場の意向を酌んで経営に生かすことが可能になったと考えております。また、実態として、これまで別々の組織として運営されてきた二つの病院が管理者の設置によって一つの組織として再構成され、これに伴って病院局内の経営の最高決定機関として経営戦略会議を設置することができたことも、意思決定のスピード化に大きく寄与しているものと考えております。これらのことは、以前なかったものであり、全部適用による改善点として挙げることができると思います。課題としては、民間病院と比較しますと、例えば予算や契約、給与を含めた人事管理面等で、地方公営企業として制度的な制約があることも事実であります。私としては、市長との意思疎通が図られれば、全部適用でもかなりの権限を持って経営運営ができること、いったん独立行政法人化すれば後戻りができないこと、全国的にも独立行政法人化した事例は少なく、その経過を見る必要もあると認識しており、4年間の任期で管理者に任命されておりますので、経営改善、さらには病院統合新築に向け、引き続き任務を全うしてまいりたいと考えております。次に、プロパー職員の採用についてでありますが、御指摘のとおり、事務のうち特に医事部門については、複雑な診療報酬改定への対応などから、専門職として職員の配置は不可欠と考えております。これまでも専門職としての診療情報管理士等の採用も行ってきておりますが、さらに事務職員のプロパー化、それからソーシャルワーカーの採用などが必要となっております。このことは、医業収益確保、医療体制改革のためにも必すのものでありますので、即戦力として経験者を採用することも視野に入れて、次年度にも進めてまいりたいと考えております。次に、外部監査の導入についてでありますが、私としても経営改善のため、第三者の意見を聞くことは重要と考えております。そのため、これまでも学識経験者から市立病院の経営に関する意見をいただいておりますし、他の公的病院や民間病院の経営者とも積極的に意見を交換してきているところであります。現時点では外部監査については考えておりませんが、改革プランでも示しておりますとおり、同プランに挙げた改善項目の進ちょく状況の評価のため、外部委員から成る委員会を立ち上げることにしておりますので、その中で、市立病院の経営に関する第三者の御意見をいただけるものと考えております。次に、経営に関する会議に事務職員だけでなく医療従事者も全部の半分以上を参加させてはどうかという御意見についてでありますが、両病院を統括する経営戦略会議では、構成員8名の中、医療者は私を含め5名となっております。さらに、次年度からは薬局、検査、放射線部門についても構成員に加えることにしております。また、各病院で設置されております経営運営会議につきましても、医師のほか、各セクションの代表から構成されておりますので、大半が医療者で事務職の委員はわずかとなっております。現場の医療従事者の意見反映については、各所属長が、まず経営戦略会議での決定事項をきちんと職員に周知すること、そして現場の意見をくみ上げ、経営戦略会議などに上げていくことが重要であると考えております。これまでは病院としての決定事項が各職員へ十分伝わっていないと感じることもありましたので、各所属長がより一層、所属職員とのコミュニケーションを密にし、風通しのよい職場となるよう、徹底してまいりたいと考えているところであります。また、私は就任以来、機会あるごとに院内LAN等で病院職員に私の考えなどの情報を発信しておりますが、これを継続することにより、さらなる経営情報の共有化を図ってまいりたいと考えております。(「議長、5番」と呼ぶ者あり)
質問 5番 大橋一弘
あとは、予算特別委員会でやります。