小樽市議会 平成19年第2回定例会 2007年6月21日
(1)財政問題/(2)税制改正による市民負担増について/(3)新市立病院問題/(4)小樽市室内水泳プールに関して/(5)介護保険制度について
2007年6月21日、小樽市議会の一般質問で、新谷とし議員が「財政問題」「税制改正による市民負担増について」「新市立病院問題」「小樽市室内水泳プールに関して」「介護保険制度について」について質問し、市長 山田勝麿、教育長 菊譲、総務部長 山﨑範夫、財政部長 貞原正夫、福祉部長 中町悌四郎が答弁しました。
- 質問者
- 新谷とし 議員
- 答弁者
- 市長 山田勝麿、教育長 菊譲、総務部長 山﨑範夫、財政部長 貞原正夫、福祉部長 中町悌四郎
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 20番 新谷とし
日本共産党を代表して、質問します。初めに、財政問題をお聞きします。今定例会に示された一般会計補正予算は、4年前の市長選挙後の補正予算13億1,157万円に比べれば、大変小さな規模となっています。補正予算の一般会計予算に占める割合は、4年前は1.9パーセント、今年度は0.7パーセントです。小中学校の通学バス定期代通年助成とスクールバス運行経費やオタモイ市営住宅建設のための地質調査予算、ロータリ除雪車購入費などは評価できますが、一斉地方選挙後の年度当初の骨格予算を肉づけする政策予算としては、市民の期待に沿わないものです。市長は提案説明の中で、三つの基本姿勢と五つの基本目標を掲げ、住んでよかった、このまちに誇りが持てると思えるまちづくりにまい進していくと決意を述べておりますが、それにしても極端に少ない補正予算案です。なぜ、目標に沿った政策予算を組むことができなかったのか、その理由をお聞かせください。さきに行われた第1回臨時会では、12億3,000万円の繰上充用がされましたが、出納閉鎖期後はどうなったのかお示しください。今年度は三位一体の改革の税源移譲が行われ、個人市民税は18年度比11億5,030万円増が計上されています。固定資産税と都市計画税が減収になる一方で、個人市民税は市税収入の約33パーセントを占めています。総務省はホームページで「御安心ください。税源移譲によって住民税が増えても、所得税が減るため納税者の負担は変わりません」と宣伝し、定率減税廃止による国民負担増の影響について触れていないのはまやかしです。小樽市民はこの定率減税廃止分だけでも2年間で4億2,600万円もの負担増です。そもそも税源移譲は歳出の徹底した見直し、削減に努めた上で、なお必要な額については極力自主財源である地方税の充実・強化により賄うこととすれば、受益と負担の対応関係が明確となり、住民の選択による財政の自己規律の向上や運営面での効率化が図られやすくなると考えられるというものです。しかし、今の小樽市は、住民の選択どころか、赤字解消が最優先課題となっています。財政健全化はもちろん大事なことでありますが、地方自治法でうたわれている住民の福祉の増進を図るとした地方自治体の本来の役割を果たすことも責務ですから、貴重な個人市民税の大半を借金払いに充てることのないよう、歳出、歳入の見直しをしなければなりません。財政健全化計画の中で、依然として高い構成比を示している公債費ですが、第1回臨時会で我が党の北野議員がマイカル関連の償還額が市財政を圧迫していると指摘したことに対し、市長も「その影響はあるものと認識しております」と述べております。6月6日のマスコミで、小樽ベイシティ開発の中村社長が記者のインタビューに固定資産税の滞納は約17億円と答えていることが報道されていました。現在、納めている額は、年間の税額のほぼ半分ということですが、私たちが聞いていた15億円よりさらに2億円も増えています。OBCの滞納は、平成18年度市税概要に載っている固定資産税滞納繰越分調定額18億7,865万円から見れば約90パーセント、個人市民税滞納調定額の約4倍、市税全体の約60パーセントを占めるという大きさで、マイカル関連の償還額と合わせると、小樽市の財政に大きな打撃となっています。市長はこの大きな滞納に対して、今後どう取り組んでいくのか、具体的プログラムをお示しください。次に、石狩湾新港管理組合負担金の問題についてです。これまで何度も議会で取り上げてきたように、市財政を圧迫してきた管理組合負担金ですが、市長は平成15年の第4回定例会で、私の代表質問に財政健全化計画で見直したいと答えております。しかし、その後も抜本的に見直すこともなく、予算を計上しています。なぜ、抜本的に見直しをしないのか、お答えください。新港管理組合の平成17年度末起債残高は301億1,500万円、今後の起債償還予定額を見ると平成20年度46億4,400万円、21年度から23年度までは20億円台、24年度から29年度は10億円台、30年度以降は徐々に下がっていきます。しかし、今北海道は危機的財政で、実質的に100億円の歳入不足の補正予算案が道議会に示され、財政健全化に向けた議論が行われると報道されています。また、石狩市も今の財政状況からするとこの負担が重いのですから、三者で協議し、償還額を平準化するとともに、低金利で借りかえて、負担軽減を行うべきと考えますが、いかがですか。次に、地方交付税に関してです。今年度は市税の増の影響もあり、18年度の決算見込みとの比較では2億6,000万円、臨時財政対策債1億2,000万円と合わせると3億8,000万円の減額です。平成18年度から24年度までの財政健全化計画を見ると、地方交付税と臨時財政対策債合わせて、24年度は18年度比11億3,000万円の減、市税収入はわずか1億3,000万円の伸びしかないのに、これではまた市財政がひっ迫するのは明らかです。第1回臨時会でも今後の政府の地方交付税の方針を質問したところですが、地方公務員削減計画や地方単独事業の抑制で、歳出の規模を抑制したものですから、影響があるとの答弁でした。加えて新たな政府の施策への危ぐもあります。19年度から導入された新型交付税と頑張る地方応援プログラムです。二つの交付税は、19年度以降どのような内容で、小樽市にはどのような影響があるのか、御説明ください。小樽市の現在の財政難の大きな原因となっているのは、政府が平成16年度から三位一体の改革の名の下に、3か年で地方交付税を22億円も削減したことです。政府は平成19年度は税源移譲で所得税3兆円を住民税に振り替えました。しかし、それを理由に地方交付税を削減したのでは、小樽市のように財政基盤が弱い自治体は、財政運営に支障を来すことになります。地方交付税の趣旨に基づき、政府に地方交付税の拡充を求めるよう要望します。市長の見解を求めます。次に、税制改正による市民負担増についてです税源移譲により住民税が今年度は一律10パーセントになりましたが、昨年度の税率5パーセント、10パーセント、13パーセントの納税義務者数はどう変わるのか、また住民税が増税になる課税標準額の段階と金額についてお知らせください。昨年の6月、税制改正により住民税が増税になって驚いた市民が市役所に問い合わせた件数は、9日間で1,200件に上ったということですが、今年の状況はいかがですか。昨年度は住民税が7倍、8倍という例が珍しくなかったようですが、増税に伴い、65歳以上の人たちには介護保険料や国民健康保険料が雪だるま式負担増となって課せられました。昨年の第4回定例会で我が党の古沢議員がモデルケースで尋ねた二つの場合、一つは65歳以上単身で年金収入220万円の場合、もう一つは夫婦とも65歳以上の二人世帯で、夫のみが年金収入250万円の場合、それぞれ市民税、介護保険料、国民健康保険料が今年は18年度比でどのように変わるか、お示しください。私たちのところにも本当に暮らしにくくなった、何とかしてくださいという声が昨年以来たくさん寄せられていますが、市民の暮らしを守るため、最低限できることは、市税条例の規定に基づく住民税の減免の適用です。しかし、減免実績はほとんどありません。制度に該当する人はどれくらいいますか。また、この制度をわかりやすくお知らせする手だてを講じるよう、要望します。いかがですか。さらに、今年は税源移譲だけでも予期しない負担増になった人たちがいます。例えば年収500万円の単身の方が、昨年12月に63歳で退職して、1月から年収150万円の年金生活者になり、国民健康保険料を35万円と仮定した場合、定率減税廃止による増税分を除いても、住民税は18年度16万3,000円から19年度は26万500円で9万7,500円増、所得税減税分3,500円を差し引いても9万4,000円もの増税です。また、年収420万円の単身サラリーマンが正社員をやめて年収120万円のフリーターになった場合も、住民税は18年度10万7,000円が19年度20万4,500円、所得税2,500円で差引き9万5,000円の増税です。このように退職者やリストラされたサラリーマンなどが18年に比べ19年に大幅に所得が減った場合、増税になり収入が極端に少なくなった人には、大変重い負担です。このようなケースで六、七パーセントの人たちが対象になっている自治体もあるということですが、小樽市の場合はどうでしょうか。こういう場合、どんな救済措置があるのか、その内容と周知の方法についてお示しください。今年度は個人市民税の定率減税廃止による負担増で2億1,300万円、国民健康保険退職被保険者の保険料負担増6,250万円、介護保険第1号被保険者保険料の負担増1億5,897万円などの負担増で、昨年に続き、市民には重い負担です。政府の税制改正による所得税と住民税の定率減税全廃で1兆7,000億円の庶民負担増の反面、大企業には減価償却制度の見直しによる約7,000億円の減税、証券優遇税制の1年延長で株取引で大もうけを上げている大資産家に約1兆円の減税は本末転倒のやり方、負担能力に応じた税負担を求めるべきではないでしょうか。市長の見解を求めます。高すぎる社会保険料の根源には、国の社会保障への予算削減があります。国民健康保険では20年間で国庫負担が1兆6,000億円も削減されていますが、その削減額の4分の1の4,000億円を戻せば、1人当たり1万円の値下げが可能になります。介護では現在の国の負担割合25パーセント、これを30パーセントに引き上げれば、減免制度を創設できます。国に対してこれらの負担割合を元に戻し、減免制度を要求すること、同時にそれができるまでの間、住民税の増額分の一部を充て、国民健康保険料と介護保険料の引下げをして、市民生活を守ることを要求します。お答えください。次は、新市立病院についてお聞きします。市長選の翌日、市長はマスコミのインタビューに市立病院の移転新築については、市民の理解を得られたと答えています。しかし、市長の得票率は38.4パーセント、ほか2人の候補を合わせた得票率は61.6パーセント、主張は違っても築港地区に移転新築反対という点では一致していましたから、市民の多くは築港地区に移転新築反対の意思表示をしたと見るべきであり、現在地で建替えを進めるべきではないですか。実際市長は、広報おたる6月号でインタビューに答え、ほかの候補者の意見を支持した方も大勢いらっしゃったことは事実と認めています。今後さまざまな方法で市民の皆さんへ説明していくことを早急に検討しますと述べていますが、どのような形で行うのか、具体的に示してください。市民の反対が多ければ、築港地区には新築しないこともあり得るのですか。次に、病院事業会計についてです。44億円の不良債務解消については、22億円は病院の経営努力で返済するということです。今年の第1回定例会で、我が党の北野議員がその点についてただしたところ、19年度は脳神経外科、心臓血管外科の病棟利用率が上がること、医師の1名確保、人件費削減で約1億円、病床稼働率向上などを上げております。19年度病院事業予算編成では、18年度をベースに入院448人、外来は938人と計画していますが、18年度の当初予算の入院患者数は1日平均444人としたのに実際は433人、外来患者数は平均912人としたのに実際は892人となり、予算と決算で狂いが生じています。しかも、医業収益は毎年減収し、18年度も予算に対し、決算見込みは2億9,528万円もの減収です。6月19日の市立病院調査特別委員会の審議の中で示された病院事業の決算状況では、患者数は平成18年度は5年前の平成13年度と比較すると20万7,500人、前年度の17年度比で7万6,700人もの減少です。ここで18年度の入院総患者数及び病床利用率を小樽病院と第二病院、それぞれでお示しください。また、19年度の患者動向は今後の経過を見なければ結論は出せませんが、4月の1日平均入院患者は脳神経外科、心臓血管外科は伸びているものの、全科では小樽病院で208人、第二病院では180人、合わせて388人、予算編成した448人にはほど遠い実態です。4月の許可病床利用率も小樽病院は40パーセント、第二病院51パーセントにとどまっている状況ですが、これでどうして医業収益を上げられるのか疑問です。わかりやすく御説明ください。明確な数字として出ているのは、病院事業資金収支計画に示されている職員給与の削減で、19年度は18年度比9,500万円のマイナスです。病院の収支改善理由に7対1看護体制を挙げますが、小樽病院、第二病院ではそれぞれ看護師の必要人数は確保されているのでしょうか。市長は第1回臨時会で北野議員の質問に、病院に頑張ってもらおうと思うが、かなわない場合は一定程度一般会計でやっていかざるを得ないと答弁しておりますが、病院解消分というのは実は期待目標だけで、結局44億円の不良債務解消は、ほとんどが一般会計からの持ち出しと職員の給与削減で賄われるのではありませんか。つまり病院の収益改善がなかったら、一般会計繰入金に病院解消分が上乗せされ、19年度から5か年で実に108億円を一般会計から繰り出さなければなりません。このように大変不明りょうな事業計画の中で、新市立病院の468床と156億円の事業費、築港地区の土地取得代8億3,000万円などは、今の厳しい市財政に追い打ちをかけることにはなりませんか。さらに、懸念されることは医師確保の問題です。計画どおりの病院規模の新築で果たして予定どおり医師の確保ができるのでしょうか、いかがですか。このように極めて先の見えない収支計画では、病院規模などの見直しをせざるを得ないのではないですか。市長は、新聞報道によると、病床数、規模はもう一度考える余地があると述べていますが、いつまでにどのように再検討するのか、また公設民営も視野に入れているのかもお聞きします。この問題の最後に、公立病院のあり方、小樽病院の理念について伺います。収益を上げることばかりが課題となり、患者や医療のあり方が置き去りにされてはいないでしょうか。リストラで収入がなくなり、体調を崩してやむなく生活保護を受けていた余命幾ばくもないがん患者に対して、これ以上入院していると点数が低くなるので、退院していただきますと看護師に説明させたり、次に入院の患者が控えているので、退院の時間まで制限するなどが日常的で、中途退職する看護師はあまりに効率優先で、自分の考えていた医療のあり方とは違うということでやめる人が多いとも聞きます。市立小樽病院はどんな理念を持って進もうとしているのか、伺います。次は、小樽市室内水泳プールについて質問します。室内水泳プールは6月17日をもって廃止され、小樽駅前第3ビル周辺地区市街地再開発が始まります。年間5万人の利用者は、昨年11月市長がホームページで述べていたような高島小学校温水プールや民間のプールではこれまでと同様の利用はできません。室内水泳プール廃止により、やめざるを得ないサークルや団体が出ています。不登校の子供たちなどが楽しみに通っていたサークルや高齢者のサークルは、高島小学校温水プールまでは通えないので中止せざるを得ない。また継続するサークルでも、通えなくなる人たちが増え、会員が減るなど、室内水泳プールを利用していた人たちは大変失望しています。市長はこのことをどうお考えになりますか。このような団体やサークルには、どんな手だてを講じるのですか。また、市の水泳教室の利用や小学校のプール学習はどうなるのか、伺います。現在、全道120市町村に360もの公営プールがあり、この7月には人口3,422人の京極町にも完成します。小樽市の社会教育施設の中で、最も利用されている施設の廃止で、市民の希望や楽しみ、健康が奪われ、公式の大会もできなくなり、市に対する不信、落胆はぬぐいきれないものがあるでしょう。昨年は、全国各地からプール存続を願う署名が3万6,000筆、その後2,031件の陳情が市議会に提出され、教育委員会にも何度も要望が寄せられました。小樽市主催の市民大学講座で講演した元水泳オリンピック選手の木原光知子さんも、改修したばかりのプールを壊すのはもったいないと話すなど、存続を願う声が大きかったにもかかわらず、市長は新しい総合計画に盛り込んでいきたいというのみで、具体的な計画は示しておりません。果たしていつになるのか、本当にできるのか、市民の疑問です。これまでるる質問してきたように、新病院建設に一般会計から多額の繰入れをし、そのために市民のための事業は何もしないということは許されません。病院の規模を縮小すれば、財源は出るのではありませんか。そして、何よりプール床の保証金があります。プール建設は保証金が市に入った今が一番よい機会ではありませんか。市長は第1回定例会で我が党の質問に対して、場所がないと答弁をしておりますが、市有地は旧東山中学校グラウンド、新博物館の駐車場の一角など、その気になれば見つけられるものです。市長は今後の施策を推進するに当たっての五つの基本目標の中で、市民参加型の芸術・文化、スポーツ振興、だれもがスポーツを楽しむことができる環境づくりを進めることを打ち出しています。であれば、少なくとも建設のための起債や場所の検討など、すぐできることに着手し、展望を示すべきです。お答えください。次に、介護保険制度について伺います。住民税増税分で介護保険料を引き下げるように求めたところですが、改めて質問します。第1号被保険者の保険料は、平成15年度の改定で基準額で全道10万人以上都市の中で最も高いものになり、さらに18年度の保険料は税制改悪に伴い、8,000人以上の人たちが引き上げられました。激変緩和措置がとられたものの、今年度もまた引上げです。先ほどもモデルの保険料の試算をお願いしましたが、年金収入に占める割合は大きく、負担になっているのは明白です。私たちのところにも何とかしてほしいという要望が相次いでいます。中にはいろいろ調べたが、財政再建団体になっている夕張市の基準額でも4万1,300円なのに、小樽は何でこんなに高いのかという質問もあります。そもそも15年に全道10万人以上都市の中で一番高い保険料にしたのは、第1期に借りた財政安定化基金の償還金を保険料に上乗せして財源確保をしたためとの説明でしたが、15年度の保険料改定の際、最大9年までの償還期間の延長が認められたのに、18年度から償還金を2倍にして20年度までに返してしまう計画です。償還金を平準化し、最大9年の償還にすれば、保険料を引き下げることができるのではありませんか。さらに、18年度の決算見込みでは、黒字になるということですから、保険料の引下げをして厳しくなっている市民生活を守るべきです。お答えください。次に、要介護認定を受けている人たちは、障害者控除の対象になりますが、周知方法及び障害者控除、特別障害者控除の認定申請件数を17年度、18年度でお知らせください。次に、新予防給付事業が始まって約6か月たちましたが、介護予防通所介護、通所リハビリの利用実績とサービス利用見込みとの比較をお知らせください。介護予防訪問介護利用者は、制度が変わってからは以前のようにヘルパーのサービスが受けられなくなった。ケアマネジャーも3か月に1回しか来てもらえなくなったと不安を話しています。このような声は、依然として聞こえてきますが、今年の第1回定例会では、市としては個々の利用実態は特に把握していないという答弁でしたが、その後は調査したのでしょうか。また、訪問介護事業所としても介護報酬の改定で経営が苦しくなり、悲鳴を上げています。例えば介護サービス利用者を札幌の病院に連れていく場合、診察が終わるまで待っていなければなりません。その間の待ち時間は報酬にならないので、赤字につながっていくわけです。このままでは倒産してしまうかもしれないと危機感を募らせています。市はこのような実態をどう把握していますか。ヘルパーの賃金も低く、実労働は4時間半なのに丸一日拘束され、待機時間や移動時間がカウントされないだけでなく、業務日誌を書く時間も無給で月七、八万円の人が多いと聞きます。これでは到底生計を立てるのは無理で、若い人たちも生きがいを持ち介護に従事したのに、結局やめざるを得ないという状況で、事業所もヘルパー不足に苦労していると聞いています。こういう状況では、利用者へのサービス提供も後退しかねません。安心できる介護保険制度にするためにも、ヘルパーの待遇改善は急務です。そのためにもヘルパーの実働実態の調査をし、国に対して報酬引上げを要求すべきです。あわせて事業者の経営を守るため、待ち時間を介護報酬に入れるなどの改善を図るよう、国に申し入れていただきたいと思います。いかがですか。次に、不正受給を起こした事業所に関してお聞きします。なぜ不正受給が起きたのか、原因とサービス利用者、従業員の救済策はどうなっているのか伺います。業界大手のコムスンの不正は、以前から漏れ聞こえていました。やはりそうかと思った関係者は少なくないでしょう。なぜ、早く見つけられなかったのか、疑問です。もちろんこのような不正は認められるものではありません。市民は高い介護保険料を払い、まじめに利用料を払っているのですから、二度とこのような不正が起きないように、どのような手だてを講じるのか、対策をお示しください。以上、再質問を留保して、質問を終わります。(拍手)
答弁 市長 山田勝麿(市長は2011年3月まで)
新谷議員の御質問にお答えいたします。初めに、財政問題について何点か御質問がございました。まず、今議会に提案しております補正予算案につきましては、当初予算で保留しておりました政策的経費や各種補助金などを中心に計上いたしましたが、赤字決算という大変厳しい財政状況の中での予算計上にはおのずと限界がありますが、私が申し上げた三つの基本姿勢と五つの基本目標については、この四年間の任期中、その実現に向けて最大限努力したいと考えており、そのためにもまずは財政再建を最優先課題として取り組んでいかなければならないと考えております。次に、平成18年度の一般会計の決算見込みでありますけれども、現在、最終的な計数の整理中でありますが、年度末の累積赤字額につきましては、さきの臨時会でお示しした12億3,000万円を若干下回るものと考えております。次に、OBCの市税の滞納でありますけれども、従前から納入計画書を提出させ、これに基づき納付の履行を求めてきておりますが、今後とも経営状況を把握しながら納税交渉を行ってまいります。次に、石狩湾新港管理組合の負担金でありますが、平成17年3月の財政再建推進プランと平成18年2月の実施計画、また平成19年3月の財政健全化計画において、一部事務組合等の負担軽減を要請するとしてまいりました。この具体的な取組としましては、負担割合の見直しについても提起し、母体間で検討を続けてまいりましたが、各母体の財政状況がひとしく厳しいこともあり、実現に至っておりません。しかしながら、負担金軽減は急務と考えておりますので、港湾建設費の縮減をはじめ、事務事業の効率化や組織体制の見直しによる管理経費の削減などについて機会あるごとに申し入れてまいりました。この結果、平成15年度を境に、港湾建設費が大幅に減少し、また平成17年度には職員の定数も削減しております。こうしたことにより、母体負担金は平成15年度をピークに着実に減少傾向にありますが、引き続き負担軽減に向けて各母体と連携しながら、対策を検討してまいりたいと考えております。次に、管理組合の起債償還の平準化と低金利での借換えによる負担軽減でありますが、平成17年度末起債残高の約300億円のうち、中央地区3工区の埋立事業における臨海土地造成事業債を元利金債で借りかえることになり、その元金償還を10年間据え置くことになりましたが、その他の起債については平準化債を導入し、母体負担金の軽減を図るよう主張してまいりました。しかしながら、管理組合や他の母体は平準化債を導入することによる返済総額の増加への懸念から、慎重に検討すべきとしており、これまでのところ導入は実現しておりません。今後につきましては、北海道の財政状況がさらに厳しさを増していることもありますので、引き続き母体間の話合いの場を通して、平準化債の導入を求めてまいりたいと考えております。次に、新型交付税と頑張る地方応援プログラムについてでありますけれども、まず新型交付税はいわゆる「骨太の方針2006」に基づき、今年度から導入されることとなったものであり、普通交付税の算定方法の簡素化を図る観点から、基準財政需要額の一部を人口と面積を基本とした簡素な算定にしようとするものであります。その影響については、7月上旬予定の今年度の普通交付税の算定結果を待たなければなりませんが、今年3月総務省において、平成18年度の基礎数値を基に試算した結果、小樽市への普通交付税の影響額は1,300万円の減少と公表されております。次に、頑張る地方応援プログラムにつきましては、地方の活力なくして国の活力がないとの考えの下に、地方独自のプロジェクトをみずから考え、前向きに取り組む地方公共団体に対し、地方交付税による支援措置を講ずるというものであります。具体的にはプロジェクトに取り組むための経費について一市町村につき単年度3,000万円を上限に、特別交付税措置をするものとし、またそのプロジェクトの成果指標に対し、普通交付税措置を講ずるとしております。本市においても、「子育て応援し隊プロジェクト」や「中心街のにぎわいづくりプロジェクト」などを5月末までの第1次募集に応募しております。次に、地方交付税拡充についての政府への要望でありますけれども、地方交付税の削減は本市の財政運営に深刻な影響を及ぼす極めて重大な問題であると私も認識しておりますし、全国市長会議においても地方交付税の現行税率を堅持し、地方自治体の安定的な財政運営に必要な地方交付税総額を確保し、一般財源の充実を図ることなどの決議を今月の6日に行いまして、国に働きかけを行ったところであります。次に、税制改正についての御質問でありますけれども、初めに税源移譲による税率別人数と住民税が増税になる課税標準額についてでありますが、本市における平成18年度の税率5パーセントの納税義務者は4万4,412人、10パーセントでは1万2,428人、13パーセントでは858人であり、これらの方々が一律10パーセントとなります。また、住民税が増税になる課税標準額は、約1,100万円以下の方々が対象となっております。次に、税額の変更等に関する市民からの問い合わせの件数でありますけれども、6月4日の市民税普通徴収の納税通知書送付後から9日間で1,125件の問い合わせがありましたが、その多くは所得税から市民税への税源移譲や定率減税の廃止など、今回の税制改正の内容を理解されていなかったケースでありました。また、65歳以上単身で年金収入220万円の方の場合で、平成18年度との比較で試算いたしますと、市民税は平成19年度税源移譲等により、1万2,400円の増額となり、国民健康保険料、介護保険料は平成18年度の税制改正に伴う激変緩和の経過措置によってそれぞれ7,500円、9,990円の増額となります。さらに65歳以上の二人世帯で夫のみの年金収入250万円の方の場合で試算いたしますと、市民税は同じく税源移譲等により5,600円の増額となり、国民健康保険料は同じく激変緩和の経過措置によって2万2,070円の増額となりますが、このケースの場合、平成18年度、19年度とも介護保険は激変緩和措置の対象となりませんので、保険料は変わりません。次に、住民税の減免についてでありますけれども、条例上は生活保護を受ける者に準ずる者についても減免できることになっておりますが、これについてはその属する世帯の収入額をもって要否を判断することとしております。しかしながら、実際上遺族年金や障害年金など、その世帯に属する方々の非課税収入を把握することはできませんので、その該当者数を推計することは難しいものと考えております。また、減免制度の周知につきましては、現在、納税通知書やホームページに記載しておりますが、今後広報おたるなどにも掲載をしてまいりたいと考えております。次に、平成18年中と比較して、平成19年中の所得金額が大幅に減少し、住民税だけが増額となる人の割合でありますけれども、平成19年中の所得金額を現時点で把握することは不可能であり、納税義務者全体に占めるその割合を算出することはできません。また、対象者の救済措置と周知方法についてですが、平成19年中の所得金額が大幅に減少し、所得税がかからなくなった場合、平成19年度住民税を税源移譲後の税率を適用した税額から税源移譲前の税率を適用した税額を差し引いた額を減額する措置がとられます。この措置は平成20年7月の1か月間、納税義務者が平成19年1月1日現在の住所所在地の市町村への申告をすることにより、適用されることになります。なお、この救済措置の周知につきましては、総務省や北海道においてさまざまな広報活動を行うものと認識しておりますが、本市においても広報おたるや市のホームページへの掲載などとともに、来年2、3月の申告時期にも申告会場で制度の内容をお知らせしてまいりたいと考えております。次に、今回の税制改正に伴う市民負担等についてでありますが、定率減税の廃止により個人の税負担が増え、一方で景気回復を税制面から支えるものとして、企業減税等が続けられたことに対して、国民の間にさまざまな意見のあることは承知をしております。いずれにいたしましても、今後とも国、地方を通じた税制のあり方について政府の税制調査会等において深く議論されていくべきものと考えております。次に、国民健康保険の国庫負担割合等についてでありますが、私としても国保の国庫負担割合の復元を望んでおりますが、現在の国の財政状況などから、当時の負担割合に戻すことはなかなか難しいものと考えておりますので、国保制度の健全な運営を図るため、財政措置の拡充や制度運営の改善などについて全国市長会としても引き続き国に要望しているところであります。また、介護保険の国庫負担割合の引上げについて国に要求すべきとのことでありますが、全国市長会では現行の調整交付金は別枠化することを既に要望しているところであります。なお、このたびの住民税の増額については、所得税からの税源移譲や定率減税の廃止によるものであり、地方交付税を含めた一般財源総額としては抑制の傾向にありますので、この増額分で国民健康保険料、介護保険料の引下げにつながることにはならないと考えております。次に、新市立病院の問題についての御質問でありますけれども、最初に市長選挙の結果についてでありますが、今回の選挙ではそれぞれの候補が市政全般についてマニフェストなどを示して選挙戦に臨み、それに対する市民の判断があったものと考えております。新病院の建設の問題についても、3人の候補がそれぞれ独自の政策を掲げ、市民の判断をいただく結果となりましたが、私としましては、築港地区以外に適地はないこと、リフォームは現実的でないこと、また現在の計画を中断した場合には、医師の確保も困難になり、病院そのものが維持できなくなることなどを訴え、候補者の中で最も多くの得票を得て、支持されたものと考えております。なお、現在地での建替えを進めるべきとのことでありますが、以前から何度も説明してきておりますように、新病院として必要な施設を建設し、駐車場を確保するためには、築港地区での計画を見ていただければわかりますように、駐車場を複数階にしても最低2万平方メートル程度の敷地は必要なわけであります。それに対して現在地で使用できる面積は約7,400平方メートルで、多少の規模の変更などがあったとしても、到底建設できるものではありませんので、今後とも築港地区での統合新築に向けて取り組んでいきたいと考えております。次に、市民の皆さんへの説明についてでありますけれども、今回の選挙につきましては、昨年の夕張市の財政破たんに端を発した財政問題については、周知期間も短く説明不足となった感もありますし、リフォーム論に至っては、選挙直前に出されたため、現実的でない旨の説明も十分できないまま選挙戦となりました。いずれにいたしましても、選挙期間中市民の方々とお話をする中で、今まで広報誌を通じて適宜情報を提供してきましたが、十分周知されておらず、また話をすれば、大方の方々が理解していただけるということもありましたので、今後はどういう形で説明を行っていくか、早急に検討していきたいと考えております。また、築港地区に新築しないことがあるのかということでありますけれども、先ほどお答えいたしましたとおり、他に適地はないものと考えております。次に、平成18年度の小樽病院と第二病院のそれぞれの入院患者数と許可病床利用率についての御質問でありますけれども、小樽病院につきましては入院患者数8万1,587人、許可病床利用率42.7パーセントで、第二病院につきましては入院患者数7万6,507人、許可病床利用率59.9パーセントとなっております。なお、病棟の休棟などを考慮した実稼働病床数での病床利用率は、小樽病院64.2パーセントで、第二病院72.2パーセントになっております。次に、医業収益についてでありますけれども、小樽病院については昨年10月から、第二病院については昨年6月から7対1看護を取得しましたが、それを継続する条件の一つに、平均在院日数19日以内が求められております。そのため、患者数は減少する傾向にありますが、患者1人当たりの単価は昨年より上がっておりますので、収益についてはまだ4月の実績しかありませんけれども、対前年同月に比較して増収となっております。今後は、平均在院日数のさらなる短縮による単価の増や地域医療連携室をより一層活用して、短期入院の紹介患者の増を図るなど、病院職員一丸となって収益の確保に努めてまいります。次に、7対1看護体制のための看護師数でありますけれども、安定的に7対1看護を維持していくための必要人数は確保できておりません。看護師確保に向けて随時募集をしているところでありますけれども、年度途中ということもあって、応募者がいないという現状にありますが、引き続き募集をしてまいります。なお、7対1看護の算定要件を満たすために、例えば小樽病院では現看護師数で月8.5回の夜勤回数を8.9回にすることや病棟における看護度合いにより夜勤人数の調整をするなどの工夫をしているところであります。次に、病院の経営努力による不良債務解消でありますけれども、現在の資金収支計画では、入院外来収益において両病院での7対1入院看護体制を継続すること、医師について平成19年4月で18年度より2名増員となったこと、第二病院の循環器科外来診療回数の増、内科からの診療単価の高い脳神経外科などへの病床変更、地域医療連携室の活用で紹介患者を受け入れるなどを行い、収益を確保していくこととしております。また、費用においては職員給与費の総額抑制やさらなる業務の効率化など、経費削減に努め、職員一丸となって経営改善を図り、この計画を着実に実行して、不良債務の解消に努めてまいりたいと考えております。次に、医師確保の問題でありますけれども、まず現在の体制を維持することを第一に考えております。その上で、新病院におきましては、需要の多い診療科や1人診療科にはできれば増員し、労働環境の改善につなげたいとの考えがありますので、54名程度の体制を目指していきたいと考えております。これまでの医師確保に向けた大学医局との話合いの経緯の中では、医師の集約化が進められております産科、小児科の配置は困難でありますが、統合新築により新しい医療環境が整った病院になれば、医師の増員が可能との感触を得ている診療科もありますし、札幌近郊で医師の派遣を比較的しやすい立地条件であるということなどからも、一定程度確保していけるものと考えております。次に、新病院の規模についてでありますけれども、基本構想策定以降、これまで2度の見直しを行い、さらに昨年11月に新病院の規模機能の変更を行ったものであります。現在の計画につきましては、これまでも述べておりますように、コンクリートされたものではありませんので、患者動向や医師確保の状況など、医療環境の変化も踏まえて、一定の判断をする必要があるものと考えております。なお、時期的には基本計画、基本設計との関係もありますので、秋ごろまでではないかと考えております。また、公設民営については、医療行為を含めた病院運営を民間に託す方法として、指定管理者制度の導入が考えられますが、市立病院が不採算部門を抱えていること、規模として大きいことなどから、受皿となる担い手があるのか、また現在勤務している職員の処遇などの問題が多くありますので、導入は考えておりませんが、現在、地方公営企業法の全部適用に向けての取組を始めているところであります。次に、患者中心ではなく、効率優先の医療になっていないかという御指摘でありますけれども、小樽病院に限らず、急性期病院を運営していくためには、現在の診療報酬の仕組みから、病院全体としては平均在院日数の短縮を図らざるを得ない現状にあります。個々の患者の退院につきましては、あくまでも主治医の判断によるものでありますが、患者に対しては今後とも誤解を招かないよう配慮し、十分理解が得られるよう、きめ細かい説明に努めてまいりたいと考えております。また、小樽病院におきましては、このたび良質で安全な医療の提供、患者の権利の尊重、患者満足度の向上など、患者中心の医療を推し進めていくことが医療人としての責務であることを宣言した理念と基本方針を新たに策定したところであります。この理念の下に、新病院に向けてなお一層患者中心の医療を提供していくことが重要であると考えております。次に、室内水泳プールの廃止の問題でありますけれども、長年親しんでいた施設の廃止は利用者の皆様にとっては厳しい決定であり、私にとっても非常に厳しい選択でありました。これが個人利用や一部のサークル活動を中止させる一因となることは、まことに残念であります。再開発事業や公共事業による施設の廃止とその機能回復については、さまざまな手法がありますが、今回はさまざまな検討の結果、現在地での再建が困難であったため、その代替策を講じたもので、新たな施設については次期総合計画の策定の中で検討していくこととしています。次に、プール建設の財源としての再開発事業保証金についてでありますけれども、第1回定例会でもお答えしておりますように、保証金収入は約8億円でありますが、今回の再開発事業に対し、平成19年、20年の両年度で約12億4,230万円の補助金の支出が見込まれ、国の交付金を除く市の負担分としては約6億8,330万円の財源が必要となります。また、室内水泳プールの施設改修分起債残高6,300万円の繰上償還や高島小学校温水プールの改修のための起債償還財源も必要となり、保証金がすぐに新たな施設建設の財源とはなり得ないものと考えております。次に、プール建設のための起債や場所の検討についてでありますけれども、先ほどもお答えしておりますように、新たな施設については次期総合計画の中で検討していくこととしておりますので、今後の策定過程における懇談会等の中で、市民各界各層の御意見を伺いながら、検討してまいりたいと考えております。次に、介護保険制度についての御質問でありますけれども、初めに財政安定化基金貸付金の償還についてでありますが、平成15年度から平成17年度までは償還財源を保険料に求め、償還を進めてまいりましたが、保険給付費の減少などにより、保険料に余剰が生じたため、介護給付費準備基金へ積立てをしてきました。この額が残り6年分の財政安定化基金貸付金の返還をできる額であったため、平成18年度から平成20年度までは償還の財源を介護給付費準備金に求めることとしたものであります。また、この償還を残り6年から3年に変更したのは、本来3年で返すべきものであること、またできるだけ早く早急に償還することが望ましいことから、償還を優先したものであります。現在、介護保険料に返還分を上乗せはしておりませんので、償還期間を変えたとしても保険料の額に影響を与えるものではないと思っております。次に、障害者控除についての御質問ですけれども、要介護認定結果をお知らせする際に、障害者控除対象者認定書の交付申請についてのお知らせを同封し、制度の周知をしているところであります。また、申請件数につきましては、平成17年度障害者控除73件、特別障害者控除22件の計95件、平成18年度は障害者控除168件、特別障害者控除66件の計234件となっております。次に、介護予防サービスの実績等についてのお尋ねでありますけれども、平成19年4月の利用実績と開始時の本年1月を比較しますと、通所介護の利用者は164人で120人の増となっております。このうち、選択サービスとして運動機能向上と口腔機能向上の二つのサービスを利用した方が6人で1人の増、運動機能向上サービスを利用した方が73人で59人の増、集団的に行うアクティビティを利用した方が65人で47人の増となっております。また、通所リハビリの利用者は44人で33人の増、このうち選択サービスとして運動機能向上サービスを利用した方が33人で26人の増となっております。次に、本年4月の利用実績につきましては、通所介護の利用者見込みに対し約59パーセント、通所リハビリの利用者は見込みに対して約54パーセントとなっております。なお、事業の効果につきましては、今後の利用状況を見ながら判断をしてまいりたいと考えております。次に、介護予防サービス利用者の実態でありますけれども、個々の利用者の実態につきましては、特に調査をしておりませんが、利用者からの相談等を通じて要望等を把握しており、その都度生活援助の時間制限など制度の仕組みについて説明し、理解をいただくよう努めているところであります。次に、訪問介護事業所の経営実態につきましては、市としては個々の状況は特に把握しておりませんが、法改正により介護報酬が改定されましたので、少なからず事業所の経営に影響があるものと認識をしております。次に、ヘルパーの労働実態を調査し、国に対して報酬引上げを要求すべきとのことでありますけれども、介護職員、中でもヘルパーの平均給与については、国の社会保障審議会においても低いという分析がされており、また離職率も高いという数字も出ております。こうした分析等に基づき、現在、国では社会福祉事業に従事するものの確保を図るための措置に関する基本的な指針の見直し作業に取り組んでいると聞いておりますので、その動向を見てまいりたいと考えております。また、通院介助を含む訪問介護などの介護サービスは、ケアプランに沿ってサービスの内容が決められるものであり、国が示している基準に基づいて利用者に提供され、適切に運営されているものと考えております。今後も国の示す基準や報酬改定などの動向を見ながら、対応してまいりたいと考えております。次に、不正受給をした事業所についての問題でありますが、初めにコムスンについてでありますが、雇用実態のない訪問介護員を職員数に含めて申請をし、不正な手段による指定申請を行っていたことなどにより、処分を受けたものであります。この原因は、コムスンの企業体質によるものではないか、またこの背景には全国的な介護職員の不足があるのではないかと言われております。現在、事業の一括譲渡を目指して国の指導の下、7月末までに利用者を円滑に他の事業者へ移行するための計画を作成する予定であると聞いております。サービス利用者、従業員への影響については、まだ流動的でありますが、この計画の中で一定の方向が示されるものと思っております。次に、6月15日に取消処分を受けた「みかん」についてでありますけれども、虚偽のケアプランとサービス提供の記録を作成し、居宅介護サービス費を請求したことにより、処分を受けたものであります。この原因は、介護支援専門員の倫理観の欠如と日ごろのチェック機能の不備によるものと考えております。なお、取消しの翌日から有限会社「真心の会」が引き続き介護事業を開始し、利用者88人のうち、入院中などの4人を除き67人を引き継ぎ、17人が他の事業所を選択したとの報告を受けております。また、従業員についても、退職した介護支援専門員1人、訪問介護員1人を除く28人の職員全員を「真心の会」がこれまでと同じ条件で採用したと伺っております。次に、不正防止の対策についてでありますけれども、訪問介護事業所などに対する行政指導は、後志支庁が主体となって行うこととなりますが、小樽市の介護支援専門員連絡協議会と訪問介護事業所連絡協議会では、今回の事態を重く見て、後志支庁の指導の下、倫理観と法令遵守をテーマにそれぞれ今月中に研修会を開催することが決定しています。また、市といたしましても、各種の研修会等を通じて、身体介護、家事援助の範囲、介護保険外の制度の利用、介護サービス記録の整理方法など、介護事業所運営の基礎についての情報を提供するとともに、各事業所への訪問を通じ、介護支援専門員などが気軽に相談できるよう、話合いの機会をできるだけ多く持ちながら指導してまいりたいと考えております。(「議長」と呼ぶ者あり)
答弁 教育長 菊譲(教育長は2011年3月まで)
新谷議員の御質問にお答えいたします。プールの利用についてサークル活動をする方々への手だてについてでありますが、先ほど市長からも答弁申し上げましたように、施設の再建がすぐには困難でありますことから、当分の間、高島小学校温水プールを中心に、民間施設を含めた既存施設の活用を促すこととしております。具体的には、現在、実施しています常設、成人、小学生の水泳教室につきましては、引き続き高島小学校温水プールにおきまして、同じ曜日、同じ時間帯、同じ内容で開設することとしております。また、水泳体操教室につきましては、継続した受講が必要とのことから、高島小学校温水プールとクラッセホテルのプールを利用して行います。なお、小学校のプール学習がある6月から8月までの期間については、時間帯が一部変わる教室もありますが、同様の曜日、内容で、実施を予定しております。次に、従前、室内水泳プールを利用していた各小中学校のプール学習につきましては、高島小学校温水プールやプールのあるほかの学校での利用、そして民間施設のプールを利用することになります。(「議長、20番」と呼ぶ者あり)
再質問 20番 新谷とし
再質問します。まず、OBCの滞納問題ですけれども、これまでのようにさっぱり進歩のない答弁というか、中村社長は思ったより正直にマスコミのインタビューに答えて、いろいろお話しされておりましたが、この滞納額が先ほど言いましたように、市の財政の中で非常に大きな負担となっている、大きな位置を占めているわけですから、これまでのようなありきたりの答弁ではなくて、もっと踏み込んだ具体的プログラムをお示しくださいと言ったわけですから、この辺で臨んでいただきたい。今までの方法で滞納は改善されるのでしょうか。まずこの点をお聞きします。それから、石狩湾新港の管理組合の負担金についてですけれども、確かに平成17年3月の財政再建推進プラン、それから18年2月の実施計画、そして今年3月の健全化計画の中でも書かれておりますけれども、トーンが弱くなっております。18年2月の実施計画の中では、負担軽減を国や道に強く要求していきますと記されておりました。しかし、今年3月の計画の中には、負担軽減を要請するということだけで、非常にトーンが弱くなっていると思うのです。石狩市などはホームページを見ますと、非常に詳しく述べているわけです。平成16年の財政構造改革における取組事項を策定して、一部事務組合負担金の見直しでは、石狩湾新港については公債費残高の減少策を構成自治体と協議しますと明記しておりますし、今年3月策定の石狩市財政再建計画でも、一部事務組合へはこれまで以上に事業内容、運営状況を検証して、経費削減に向けたアプローチを行うというふうに、具体的に文言として載せているわけです。それにしては小樽の場合は、こういう努力をされていることもありますけれども、もっと強く要求していくという姿勢が欲しいと思います。それから、新型交付税と頑張る地方応援プログラムを今説明していただきました。子育て支援の頑張る地方応援プログラムについて応募したということでしたが、これは決まるのはいつごろなのでしょうか。見通しをお聞かせください。それから次に、税制改正による市民負担増ですが、税源移譲だけでも予期しない負担増があるということで、それについては救済措置もあるということで今説明がありました。市長が答弁されたように、総務省もできるだけ早く取り組む、前倒しで周知をしますということは言っておりますけれども、この申告は本人の申請に基づき、来年たった1か月しかないわけです。それで、それをこの期限が過ぎても申告によって救済できないのか、この辺はどうでしょうか。それから、先ほど庶民には増税で大企業やそれから大資産家には減税をしているということで見解を求めたわけですが、ちなみに証券優遇税制の1年延長は、小樽市にどんな影響があるのでしょうか、お聞きします。それから、国民健康保険料と介護保険料の引下げなのですけれども、できないという答弁でしたけれども、先ほど住民税が5パーセントから10パーセントになる人は、大変多い人数で、計算しますと市民の77パーセントです。200万円以下の場合の人が77パーセントいるわけですけれども、これだけやはり収入が低い方々に負担がかぶさっているわけです。とりわけ65歳以上の人たちが雪だるま式の負担増になっていて、本当に大変なわけです。先ほどもモデルケースで聞きましたが、本当に負担が大きくなっているというのは、もう一目りょう然なのですけれども、国保についてはいろいろ厳しさはあると思いますけれども、今どこの自治体でも一般会計から繰入れをしていて、全道で最も多く繰り入れているのは札幌市で、収納率よりも高齢者や無職などの低所得者に配慮したと、こういうことがマスコミで報道されております。累積赤字もありますけれども、そこのところをやはり市民の暮らしを守るということで、もっと住民税の増税分を回すとかしてできないでしょうか。それから、介護保険事業特別会計なのですけれども、先ほども言いましたように、決算では黒字見込み。それで不用額を見ますと、平成15年度、3億2,900万円、16年度、2億5,800万円、17年度は4億5,500万円も不用額が出ております。これだけ大きい不用額があるのですから、保険料の軽減はできないでしょうか。それから次は、病院の問題ですが、市民への説明で、市長はどんな説明をしていらっしゃるのでしょうか。44億円の不良債務も説明しているのでしょうか。それから、病院の収益改善に関してなのですが、平成19年4月で入院はもう60人も狂っているわけです。予算編成自体がもう計画どおりにいっていないということで、当然、医業収益を上げられないということにつながっていくのだと思います。この病院の経営努力では、今はどうにもならないという事態が客観的にあると思うのです。先日も新聞に北海道厚生農業協同組合連合会が経営する九つの病院で、赤字により経営見直しを迫られているという問題が報道されておりました。昨年からの一連の医療改革に伴う、それによる赤字が最大の要因ということですが、病院の経営努力も限界があるというふうに思うのです。その一つは診療報酬の連続改悪、それから二つ目には患者負担増による受診抑制、3割負担の問題、それから北海道が難病指定を取り消したということも要因で、患者がすごく減っているということをほかの病院でも言っております。それから三つ目には、深刻な医師と看護師不足です。看護師は今争奪戦になっているということですが、こういう事態が今進行しているわけです。小樽は7対1看護で利益を上げているといっても、看護師不足の中で、しかも患者が減っているからできていて、体制のやりくりに大変なわけです。看護師は年休も思うようにとれない、こんなふうに言っているのを聞いております。今述べたように、国の医療政策がよくない中で、医業収益を上げるというのは本当に難しいと思うのです。そうしますと、一般会計から多額の繰出しをせざるを得なくなって、どうしてもほかの市民のための施策はほとんどできなくなるというのは、これはもう本当に間違ったことだと思うのです。そうであれば、病床数、規模はどうしても見直しをしなければならないということで、先ほど秋ごろまでには見直しをするということでしたけれども、この辺でもう少し聞いていきたいと思いますが、医業収益を上げるということは非常に難しいのではないのかと、こういう質問をします。それから次に、室内水泳プールの問題です。市長は大変厳しい選択だったとおっしゃいますけれども、大体年間5万人の利用があり、しかも小樽市の保健所では健康維持のため、健康総合大学ですか、その中にプールを取り入れてやっているぐらいやはり健康にいいということをみずから証明しているわけです。そして、この室内水泳プール存続については、前期3万6,000筆の署名も寄せられましたし、たくさんの陳情も寄せられたわけです。次期総合計画でと言いますけれども、この施設を廃止する、今実際に5万人も利用しているものを壊す、なくしてしまうというのがおかしいと思うのです。保証金があるのに、民間再開発の補助金に回してしまうということは、本当に考えられないことです。小樽市のやり方はおかしいと、他都市の人たちにも言われるぐらいなのです。そういう点で先ほど聞きましたけれども、8億円ほどお金が入って、6億8,000万円の補助をするということですけれども、しかしその中で起債だとか、それから文部科学省の補助金もあるわけですから、この保証金を全部使わなくても、計画を立てればすぐにできることなのです。その点でもう一度伺います。それから次、身体障害者控除についてなのですが、要介護認定は介護1から5で今年の4月で6,113人おります。昨年の税制改正で65歳以上は4,000人以上非課税から課税になっています。それからすると、障害者認定は少ないのではないのかなというふうに思います。岐阜市では6,200人の要介護認定者に交付申請を全部送ったそうですが、3,245人が減税になったということです。周知方法も相変わらず広報だとかホームページだとかということで、ちょっと市民にはわかりづらいものになっておりますので、いま一度この周知方法を検討して、税制改正で負担がかかっているわけですから、全員に送ってもいいのではないのかなというふうに思いますが、いかがでしょうか。以上をお聞きします。
答弁 市長 山田勝麿(市長は2011年3月まで)
たくさんありましたので、私がお答えしたもの以外については担当部長から答えさせます。初めに、OBCの滞納の問題ですけれども、確かにおっしゃることはわかりますけれども、経営状況が経営状況ですから、払えるものを払わないのではなくて、払えないのです、現在、状況を聞きますと。したがって、これからも何とか一日も早く経営再建をしていただいて、税を払える体質に変えていただきたいと、変えるように努力していただきたいと、これはもう常々社長にも話をしておりますし、そのために市として協力できることがあればいつでも支援をしたいというふうに話をしておりますので、もう少し時間をおかし願いたいと思いますそれから、石狩湾新港管理組合の負担金の問題で、石狩市がずいぶんやっているように言っておりますけれども、一番物を申し上げているのは小樽市なのです。なかなか我々の要求に応じてくれないのが北海道と石狩市です。行け行けどんどんでやってきたのが石狩市と北海道ですから、それを我々は抑制したのです。それでもやりますとやってきたのが、はっきり言って北海道と石狩市なものですから、我々としてはとにかく抑制してくれと、何回もお願いしてきています。やっと少しずつ今おさまってきていますけれども、今度、北海道が大変なものですから、北海道が今度は抑えようかという話になってきていまして、そのような状況で、我々は常々負担金の軽減について申入れはしております。それから、新型交付税の関係で、頑張る応援プログラムの決定はいつかということですけれども、これは担当の方からお答えします。それから、救済措置の関係、税関係については担当の方から説明しますが、今回の税改正では収入が低い人が大変負担がかかっているということのお話もございました。確かに税制改正で平成17年度、18年度、19年度といろいろ税制改正があって、定率減税の縮減、それから老年者控除の廃止とか、さらには65歳以上の方の公的年金収入の所得換算の変更とか、いろいろな税制改正があって、大変大きな影響を受けているわけですけれども、何度も前にも申し上げておりますけれども、確かにこれは全国的なもので、小樽市の市民だけが不利になっているということではなくて、こういうことがあって、全国的にそういう大変影響を受けている方が多いというのは事実だろうというふうに思いますので、何とかこれらのこういった実態を、もっと国の税制調査会の皆さん方も理解していただいて、その中で何とか解決をしてほしいというふうに思っております。国民健康保険の繰入れの問題もありましたけれども、こういう財政状況ですから、なかなかそういったものにはすぐ結びつかないというのが現状でございますので、御理解いただきたいと思います。それから、病院の問題で不良債務を説明したかということですけれども、何回も説明しています。なかなか病院事業会計というのは、市民の方にすぐ理解してくれといってもなかなか理解しづらい、非常に難しい、細かい話をすると難しいのです。けれども、44億円という不良債務があります。これは平成5年度から、平成11年度までの間の赤字分が今累積して残っているのですということを話しておりますし、この部分の解消をしなければ、新しい医療機械も買えないのですということで、今一生懸命、これはもう病院を新築する、しないにかかわらず、この44億円の解消というのは、5年間でやれということを要求されていますということで、今我々としてはその解消に向けて努力をしていますということは何度も説明しております。それから、病院の経営努力ですけれども、今100点満点かというと、私はそうは思っておりませんので、病院の職員の意識改革も含めて、病院をどうやっていくのかと、この病院をどう立て直していくかということについて意識改革をしてほしいということで今徐々に進んでおりまして、先般も特別委員会で院長から話がありましたように、院長も個々の医師方と話合いをしながら、とにかく頑張ろうというふうな今話合いをしている最中で、少しずつ改善をされてきているというふうに思っておりますし、それから公立病院の経営問題というのは、やっと国の方も今認めて、やっと今回の骨太方針、昨日、おととい決まりましたけれども、この中でも公立病院改革については取り組もうというふうなことになってきましたので、そういった状況も見ながら、それから病院の医業収益を上げるのは難しいのではないかというお話ですけれども、これも先ほどは4月の話がありましたけれども、6月に入って改善されてきておりますので、そういう状況を見ながら、病院の職員の頑張りにも期待しながら、もう少し状況を見ていきたいというふうに思っております。それから、プールの問題ですけれども、プールをとるか、再開発をやめるかどっちかなのです。したがって、再開発をするためには、今のプールをどうしても取り壊さなければ再開発を進められないということなものですから、我々としてはいたし方ないと。プールを残すようにお願いをしましたけれども、プールを取り込んだ中での再開発は難しいという結論をいただきましたので、そしてまた、あそこを再開発してくれる人がたまたまうまく見つかりました。今それをけ飛ばしていたら、たぶん再開発はなかなか進まないというふうに思いますので、これもやはり私としてはいたし方ない、やむを得ない措置であったというふうに思っておりますので、御理解願いたいと思いますし、保証金の問題も確かに財政状況がよければ、保証金でやることは可能だったと思います。しかし、こういう財政状況ですから、もしそれをプールに振り替えた場合には、再開発に出す金がないということで再開発はとまってしまうのだろうということですので、そこはひとつ御理解を願いたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり)
答弁 総務部長 山﨑範夫(総務部長は2011年3月まで)
私の方から頑張る地方応援プログラムについてお答えいたします。先ほどありました「子育て応援し隊プロジェクト」につきましては、小樽市としては5月末での第1次募集に応募をしております。この結果につきましては、現在のところ6月下旬ごろに総務省のホームページの方にアップをされるというふうには聞いてはおります。また、この後2次募集も8月ごろにあるというふうにも聞いております。それから、交付税の措置ですけれども、これにつきましては、その時期はまだ明らかにされておりませんけれども、仮に採択になった場合には、一般であれば12月又は3月、このいずれかで交付税が措置されるだろうというふうに聞いております。(「議長」と呼ぶ者あり)
答弁 財政部長 貞原正夫(財政部長は2011年7月まで)
私の方から2点ほどお答えさせていただきます。一つ目には、例の市民負担の部分で、救済措置の関係でございます。来年7月の1か月間だけということのところで、これにつきましては、全国的に同じ扱いではございますけれども、北海道の税務担当者の会議も開かれておりまして、同じ共通の認識を持っております。それで、国に対してその期間の延長を要望していこうという動きもあるようでございますので、私どもといたしましても、機会を見てそういうことは訴えてまいりたいというふうに思っております。それともう一点、証券優遇税制の延長による影響額でございますけれども、試算によりますと、およそ3,000万円というふうに出ております。(「議長」と呼ぶ者あり)
答弁 福祉部長 中町悌四郎(福祉部長は2008年3月まで)
新谷議員から再質問のありました障害者控除についてお答えしたいと思います。これにつきましては、平成17年度と18年度を比較しますと、18年度につきましては234件ということで、前年度に比較しますと、約2倍以上の申請件数となっています。この方法につきましても、要介護認定の結果をお知らせする際に、この障害者控除対象者認定書の交付申請書、この用紙もつけまして申請をすると、こういった障害者控除がありますということで、お知らせをするようにいたしましたので、その結果、こういった件数が増えてきているということもありますので、もちろんいろいろな機会を通じて、この辺は障害者控除の取り扱いができますということは今後もPRしていきたいと思いますけれども、一番効果があるのはこの方法だったのかというふうには思っていますけれども、今後もそういうことで努めてまいりたいと思っています。(「議長、20番」と呼ぶ者あり)
再々質問 20番 新谷とし
再々質問します。病院なのですけれども、建設地は絶対築港地区ということで頑張っていらっしゃいますけれども、これは市民の中で今どういう反応が出てくるかわかりませんけれども、市長は広報おたる6月号で病院問題の争点は市長選で規模、機能、コスト、建設場所だとお話をしております。建設場所は昨年陳情が採択されたように、多くの市民が現在地を望んでいるわけです。これだけ患者が減る中、規模は縮小せざるを得ないし、そうなりますと、現在地での建設も再検討が必要となり、駐車場も工夫次第ではできるのではないか、こういうふうに思います。何よりまちを市民を威武するやり方というのは認められないと思います。この際、市長は市民と対話するというのですから、もう一度市民に建設場所を問うアンケートとか、あるいは住民投票など考えられませんか。それから、プールの問題です。何かとても驚いた答弁をいただいてショックです。どちらをとるかという問題ではないです。何も再開発に反対しているわけではないのですけれども、残らなかったというのは、いろいろ意見はあったとしても、残らなかった。でも、保証金が入ったわけですから、その一部を使えば、起債の導入とかそういうので、前に財政部に試算していただきましたけれども、できないことはないのです。そうしたら、こういうふうな言い方をしますと、市長は市民を犠牲にして再開発をした、進めたと、こんなふうに受け取れるわけです。そうではなくて、全部使わなくても一部使うだけでできるわけですから、ぜひこれ、少なくとも早急に場所、それから起債導入の場合の計画、それからそういうものもぜひやるべきだというふうに思います。それと、ちょっと申しわけありませんが、病院問題なのですけれども、秋ごろまでに再検討するということですが、今、規模はどのぐらい縮小というふうに考えているのか、この点についてお聞きしたいと思います。
答弁 市長 山田勝麿(市長は2011年3月まで)
病院の問題もプールの問題も今までずっと議論してきた問題で、答えも同じだと思いますので、確かにこの間の特別委員会でも申し上げましたけれども、今回の選挙の中で三人三様の意見があったわけです。私は今の計画どおり進めるべきだというふうに主張してまいりましたし、もう一人の方は築港地区に建てると金額が膨らんで財政に負担がかかるから、これは今の病院をリフォームしたらいいのではないかという意見です。それからもう一人の方は、いろいろな議論があるから、凍結をして、もう一回みんなで議論をして現在地でやるべきではないかと、よくわかりませんけれども、現在地だと、最後は現在地と言っていましたけれども、そういうふうに分かれたのです。一つはリフォームの話というのは、これはもうさっきもお答えしましたとおり、不可能なのです。(発言する者あり)いや、聞いてください。三人の意見ですから。それで私は場所の問題についても、これは現在地は無理ですと。リフォームは度外視して、現在地でやることについてはもう今、何回も前から話しているとおり、現在の診療をしながら、現在地で建て替えるのは不可能ですというふうに言っているのです。それから、面積も7,400平方メートルしかありませんというふうに言っています。したがって、これはできませんのでということで、話をして御理解を得てきたと、そういうところでございますので、今後さらによく理解を得られるように努力をしたいと思います。それから、プールの問題についても、今までもずっと同じ答弁ですけれども、要するにプールは私どもとしては必要な施設だというふうに思っていますので、ぜひこれは今の再開発の中で残らないかという話もしましたけれども、結局はプールを入れることによって再開発事業が成立をしないと、採算がとれないという話ですので、断念をしたという経過があります。したがって、プールが小樽市内から全部ゼロになるわけではなくて、たまたま代替施設があったので、それは市民を犠牲にしたというふうにはならないと思いますけれども、ぜひそういうことで、当面の間は代替施設で御利用を願いたいというふうに思っていますし、また民間のプールも最大限活用してもらって、御利用願いたいというふうに思っているわけです。それから、病院の規模の問題ですけれども、これは今先ほどから話がありますように、患者数の減とか、それから医師の確保の問題とか、いろいろな環境、さらには医療制度改革、いろいろな問題がありますので、そういったものも見ながら、最終判断というのはやはり今基本設計をしている最中でありますので、秋ごろがタイムリミットかなというふうに思っております。規模についてはその時点で判断をしたいと思います。(「議事進行」と呼ぶ者あり)
再々質問 20番 新谷とし
市民と対話するというのだから、建設場所を問うアンケートや住民投票などについて考え方を聞いたのですけれども、それについてはいかがですか。(「答弁漏れだ」と呼ぶ者あり)
答弁 市長 山田勝麿(市長は2011年3月まで)
アンケートをやれというのですか。アンケート調査をすれという要求なのですか。私は今の考えている考えを説明をしていきたいというふうに思っていますので、アンケートまでは考えておりません。