小樽市議会 平成17年第4回定例会 2005年12月9日
(1)財政について/(2)自治基本条例ほか/(3)石狩湾新港の名称と当別ダム/(4)防災と男女共同参画/(5)指定管理者制度/(6)改正高年齢者雇用安定法/(7)環境問題/(8)食育ほか
2005年12月9日、小樽市議会の一般質問で、山田雅敏議員が「財政について」「自治基本条例ほか」「石狩湾新港の名称と当別ダム」「防災と男女共同参画」「指定管理者制度」「改正高年齢者雇用安定法」「環境問題」「食育ほか」について質問し、市長 山田勝麿、教育長 菊譲が答弁しました。
- 質問者
- 山田雅敏 議員
- 答弁者
- 市長 山田勝麿、教育長 菊譲
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 3番 山田雅敏
自由民主党を代表して質問をさせていただきます。まず最初に、財政問題に関連してお伺いいたします。第4回定例会補正予算総括表では、マイナス1.8パーセントとなっており、予算編成でも各所に財政難から支出減につながる箇所が見受けられます。また、財政再建推進プランには、基本的な考え方や四つの基本方針、計画期間が示され、収支の試算や今後の取組方が表されています。17年度から21年度にかかわる5年間の最初の年として、財政再建プランの推移を注視している議員の一人です。まず最初に、本市も人口の過半数が50歳以上となり、2007年に退職を迎える団塊の世代と呼ばれる問題や、2015年問題についてお伺いいたします。出生数は805万7,000人で、2年後には最初の団塊の世代が定年を迎え、現在の社会保障制度に大きな影響を与えることは必至です。また、高齢化に伴う医療費の増加や再就職、さらに3世代世帯の減少で児童の社会化に影響するなど、多岐にわたる問題が伴うと思います。団塊の世代の人々が持つ暗黙知、勘や直感、個人的洞察、経験に基づく知識、ノウハウなど、本市の技術・技能職員の退職によって失われることになります。本市が受ける影響についてお聞かせください。次に、基本的な本市の職員数についてお伺いいたします。部の統合、部内のグループ制が進む中、民間企業では、一人で3役、4役仕事を受け持つことを企業努力として行い、経費の節減に努めていると聞いています。今後、退職者不補充の指針が示され、入替えのための採用も必要と思いますが、この際、これまでとは違った期間限定的な臨時・嘱託職員だけの採用は可能かどうか、見解をお聞かせください。次に、国の地域再生計画が新たな視点で見直され、今年4月から施行され、特区とは重複しない制度として再発足したと聞いております。この制度の概要の利点、本年度の認定状況と今後の問題点をお聞かせください。また、本市で導入可能な施策があれば、あわせてお聞かせください。この項最後に、議案第6号小樽市長期継続契約を締結することができる契約を定める条例案についてお伺いいたします。16年第1回定例会一般質問で複数年度管理についてお聞きいたしました。このときには、市の全予算にかかわる問題をお聞きいたしました。「地方自治法第208条、会計年度独立の原則が定められているため問題があるが、今後、先進的な事例も研究し、新たな予算編成と予算運営の取組を検討する」という答弁をいただきました。通常の庁舎管理費に当たる電気、水道、電話、NHKの受信料から不動産を借りる契約など、毎年の契約更新によらない運用のほかに、今回の条例案では事務機器、車両等の借入契約や庁舎維持・管理、事務処理等の役務の提供ができるものと聞いています。これは近年、多様変化する契約形態に対応して、法と政令が改正され、基本となる法第234条の3以外についても、条例で定めた契約については締結可能ということであります。この条例の制定により、本市においてどのようなメリットが生じるのか、お聞かせください。また、本条例案では、長期契約の種類が示されていますが、大まかな表現にとどまっているように思います。契約実務を行う上で、より具体的な例や、できるだけわかりやすい分類方法、統一された制度運用や方針が望まれます。この点について市長の考えをお示しください。次に、自治基本条例ほかについて質問いたします。このたび、首相の諮問機関である第28次地方制度調査会が中間答申をまとめました。答申の中でも、新たな専門性を持たせ、副知事、副市長など首長の権限の一部を委任できるように制度を改める項目があります。これは首長が政治活動や企業誘致などに専念する場合を想定していると聞いています。企業経営の経営者らを起用して行政運営を任せるシティーマネジャー制度を念頭に、契約締結など多くの権限を与えるようにするものです。本市では、行財政問題で多岐にわたる問題が山積している中、問題解決への糸口と思われますので、アドバイザー制度を含め、この制度の見解をお聞かせください。次に、我が国の実態は、第2次大戦まで中央政府からさまざまな指揮・命令を受け、自治体の自主・自立性が制約され、戦後の改革でようやく住民自治を基本とした自治制度に改善されました。しかし、実際には事務権限や財政の面で中央政府の関与や規制を受け、地方の独自性がなかったため、平成11年に地方分権一括法を制定し、地方政府と地方自治体の関係を監督する立場から、対等、協力関係に改革が進められ、このとき一つの流れが生まれました。川崎市や逗子市で都市憲法条例制定の試みが起こりましたが、制定には至りませんでした。その後、組織運営、活動の基本原則、住民との関係等を定めた自治体の憲法とも言えるまちづくり基本条例が生まれ、文字どおり自治基本条例を制定する動きが多く見受けられ、今年で約30自治体で制定されており、今後、50以上の自治体で検討が進められていると聞いております。この間、議会でも自治基本条例等の質問がありましたが、市長の見解をお聞かせください。次に、関連して構造改革特区についてお伺いいたします。今までまちづくりの提案が地方公共団体に限られていたが、民間事業者、NPO法人、個人、業界団体など、だれでも直接規制改革の提案ができる制度として構造改革特区が設けられ、全国からまちづくりに関する提案が数多く出されています。本年11月、内閣府の9回目の認定状況の発表では498件となり、過去の第7回が最高件数の549件となっています。この制度の特徴の一つは、みずからが提案したものを実行するのは当然であるが、他が提案したものでも、特区の申請で承認されれば、どこの自治体でも特区申請できる点と聞いています。ちなみに全国化された件数は211件あり、本市においても他都市が提案した事例で採用可能な事案があればお聞かせください。次に、石狩湾新港の名称問題についてお伺いいたします。平成14年第1回定例会で、他党の質問に対し、石狩湾新港の運営や名称において市長は見解を述べられております。そもそもこの問題は、平成14年2月19日の石狩湾新港管理組合の第1回定例会で、同港の名称を「札幌港」にすることに堀知事が前向きな姿勢を示したことに端を発したもので、その理由として、国内外のポートセールスで知名度の低さに苦慮しており、振興策の一つとして認識し、議論されたと聞いております。その後、15年1月下期には、本市助役が出席された石狩湾新港の運営に関する会議で、港名問題を協議され、当面は知名度の高い「札幌」を冠した通称名の使用の是非を検討することとしたと聞いております。現在、小樽港、石狩湾新港の定期コンテナ航路は順調に推移し、とりわけ小樽港の中国コンテナ航路については、山田市長の積極的なポートセールスの努力により、飛躍的な伸びを見せています。そうした中、石狩湾新港についても小樽港という認識は、地元をはじめ港湾業界に広く定着してきているのではないでしょうか。このようなことを踏まえ、石狩湾新港の安易な通称名の使用に対する一定の結論を下す時期と思いますが、見解をお聞かせください。また、石狩湾新港管理組合の各母体の財政状態は、非常に厳しいものと聞いております。本市におきましても、財政再建の名の下に聖域なき見直しを進めていく中、母体の負担については軽減を図る手だてが必要な時期に来ていると思います。現在、管理組合との協議の中で、母体負担の軽減策としてどのような施策を検討されているのか、お聞かせください。次に、当別ダムについてお伺いいたします。当別川の洪水対策とかんがい用水事業のほか、札幌、小樽、石狩の3市と当別町の水道水供給の役割を備えた多目的ダムとして、平成4年、測量に着手、完成予定は平成24年で、現在、道が建設中の四つのダムの中でも最大規模と聞いております。この間、平成11年に石狩西部広域水道企業団の一員である札幌市が、1日最大受水量を70パーセント以上も大幅下方修正したことから、平成13年度に事業再評価によってダムの建設計画の変更を行いました。今回は2度目の事業再評価によるダム建設の変更となり、北海道の公共事業が妥当かどうかを問う評価専門委員会でも、巨大な公共工事を疑問視する世論とダムによる環境破壊への批判が強まる中、「一度走り始めた大型公共事業の見直しに対する厚い壁が立ちはだかる中、もう一度原点に立ち戻ってみる必要がある」という意見が出たところであります。その後、同委員会は、知事に対して審議結果と事業への見解を示すように求める建議を提出したと聞いております。また、現在、人口の伸びや企業立地が鈍化傾向にある小樽市、石狩市、当別町では、企業団からの供給量を1割削減したこともあり、事業再評価によるダムの建設計画についても影響を与えていると思います。そこでお聞きいたします。本市は、石狩西部広域水道企業団の構成員として、ダム建設にかかわる事業費の一部を負担していると思います。市長のダム事業への見解についてお聞かせください。次に、防災と男女共同参画に関連してお伺いいたします。1995年の阪神・淡路大震災から10年、各地で地震が起き、気候変動の顕著化で台風などの災害が頻繁に起きています。市民の財産を守るためにも、防災から減災へ転換が急務と思います。国連や国内でも「防災にもジェンダーという視点を」という流れが起きているのを御存じでしょうか。政府も災害の被災状況や復興に関して、今まで公に検証されなかった女性の置かれる状況を直視し、解決すべき課題として、災害対策に女性の参画を促進することが、7月26日に行われた中央防災会議で、防災基本計画の修正の中に明記されました。また、男女共同参画基本計画の方向性の中間整理の中で、新たな対応が必要な分野の一つとして防災・災害復興が挙げられ、具体的に計画、避難、復興の各段階で、女性の参画が明記されました。この視点の基になったのは、昨年10月に起きた新潟県中越大震災の被災地に初めて設置された、女性の視点に基づく支援プロジェクトの担当者として、内閣府男女共同参画局総務課の女性職員が派遣されたことにより、ボランティアセンターや避難所の生活の中で、支援や相談を通し女性の抱える問題を把握し、避難者や市民ボランティア、自治体の担当者に聞き取り調査した結果、わかったことでした。その中で、日中避難所にいるのは、ほとんどが女性、子供、高齢者なのに対し、支援する側の女性は1割程度で、男女のニーズの違いに応じた支援が行われていないことがわかりました。性別に配慮した避難所の設計、救援要員への女性の参加、生理用品など女性向け救援物資の備蓄、被災マニュアルへの女性の視点を盛り込む必要を確認し、今後の取組に生かすことにしたと聞いております。この点について、本市の取組実態と防災マニュアル等の今後の施策についてお聞かせください。次に、国の防災計画では、中央防災会議が行っていますが、現在の委員は女性大臣以外はすべて男性が占めており、充て職もすべて男性と聞いております。これは防災の基本的事項の中で、委員や充て職は国の行政機関、公的機関、指定公共機関、ひいては公的事業を営む法人の代表で、このような構成になったものです。都道府県防災会議では、知事を会長に指定地方行政機関の長又は職員、陸上自衛隊方面総監、教育長、警察本部長、指定公共機関の長によって構成と定められており、市町村防災会議の設置もこれに準じているため、女性の参画は困難となっており、あっても散見するだけです。最近は公共機関にもジェンダーの流れがあるようですが、この点について本市の状況と今後の取組についてお聞かせください。次に、防災組織の取組として、衣服の補充や炊き出しといった項目で女性の活用を模索していますが、災害現場で行政と住民の協働の場に、女性が参画する機会を増やす努力がまだ足りないと指摘されています。各自治体の計画では、地域の避難支援と避難所運営は地域組織にゆだねる方針で出されています。国の方針も修正され、意識的に女性の参画の促進を行うとしていますが、この点についての計画はあるのかお聞きいたします。この項最後にお聞きします。さきの中南米を襲ったハリケーン「カトリーナ」の災害状況は、皆さんもまだ記憶に新しいと思います。米動物愛護協会は、さまざまな団体と連携して、このとき1万匹のペット、動物を救出したとお聞きいたしました。日本でも10年前の阪神大震災後、国の防災基本計画に災害時における動物の管理及び飼料の需給計画に関する事項が盛り込まれました。その後、東京都や兵庫県では、動物保護や愛がん動物の収容対策などが防災計画に盛り込まれたと聞いています。最近では、新潟県中越地震や福岡沖地震で多くの動物が避難や保護され、地域の防災計画の見直しを検討中と聞いております。本市の状況と今後の対策についてお聞かせください。次に、指定管理者制度に関連してお伺いいたします。平成15年9月から、地方自治法第244条の2の改正で、自治体は公共施設の運営・管理を民間企業や非営利活動組織に任せることができるようになったのは、各位御存じのことと思います。本市では、既に平成16年から「鰊御殿」が公募で、「さくら学園」が任意で指定管理者制度を導入しております。さらに、平成18年度からは、現在、管理委託制度を導入している施設の中から、27施設を指定管理者制度に移行するものでありますが、効率性やコスト削減の側面、いわゆるサービスの費用対効果を上げることばかりが強調されているのではないのでしょうか。本来ならば、それぞれの施設で利用者も交えて業務を見直し、より使いやすく効率的な運営ができるよう時間をかけて検討されるべきと考えます。また、今回新たに名乗りを上げた団体は実質的に1社しかなく、もっと早くから公表可能であれば、多くの団体、草の根的なグループも含めて事前準備や事業計画への参加ができたのではないでしょうか。公共施設の運営は、住民サービスに密接にかかわるため、管理先の選定には公明さが要求されますが、現実には今までどおり委託している外郭団体を指定し、非公募や行政内部の管理者だけの選定が多いと聞きます。しかし、これを機に、これまで委託管理した外郭団体の見直しや統廃合が期待できるとも聞いています。最近の事例では、横浜市が公平な選定が実施されるよう、制度導入時のチェックリストを作成しており、選定委員会に外部委員を含めることや公募の周知期間、選定結果の公表などを細かく定めています。まず最初に、選定に当たり、採算性を追求しすぎてサービスの低下を招くことにならないのか危ぐされますが、見解をお聞かせください。次に、文化施設等では、社会教育への投資という役割も担い、採算性だけで評価できない点があり、住民サービスなどへの政策をどう位置づけるか、指定期間終了後の再公募をどうするかなどが問題点と思います。この点についてお聞かせください。この項最後の質問になります。多くの自治体がこの制度を導入されて2年余り、民間のノウハウを生かして再生する施設が出始めてきたことは大いに歓迎しなければなりません。本市の指定管理者制度導入では、切替えのメリットを示し、市民の目に見えるような情報提供を行っていきたいと思います。所見をお聞かせください。次に、雇用にかかわる問題についてお聞きいたします。高年齢者雇用安定法が本年6月に改定され、定年制の廃止等に関する措置が来年4月から施行されますが、厚生労働省の調査によりますと、65歳まで働ける企業は3分の2を超えるが、希望者全員が65歳まで働ける企業は27パーセントしかないと聞いております。また、平成13年より雇用対策法の一助として、エイジフリー促進事業を行ってきたことは各位御承知のことと思います。その中で、地方ではプラス事業が32地域で実施され、中堅企業では独自の高齢者雇用制度、パラダイスシステムやフレックスタイム制の導入がされ、今後ますますハローワークや労働者派遣事業が可能となったシルバー人材センターの活用が重要と思われます。高齢者にどれだけ魅力的な職場環境、労働条件を整えられるのかが今後の課題と考察しています。本市においても、高齢者の職場づくりの支援や制度改正を普及啓発する手だてが必要と思われますが、見解をお聞かせください。次に、環境問題に関連してお伺いいたします。本年2月に京都議定書が発効され、我が国は、地球温暖化を防止するためにCO2を6パーセント削減する計画を閣議決定し、新たな脱温暖化社会の構築を目指しています。排出量取引やクリーン開発メカニズムなど国際的な活動が始まり、経済システムと環境対策が不可分となっています。日本の各地でも自治体、企業、市民が協働し、循環型で持続可能な社会をつくり上げようと努力しています。新たなビジネスモデルや税制、財政をエコロジカルな観点で取り組む必要があると思います。今年の流行語大賞に取り上げられた「クールビズ」、涼しい、格好いいを意味する「クール」とビジネスの変形「ビズ」の合成語は、国の提唱としては珍しく国民的な広がりを見せました。また、人間と自然とが共生する未来への道を示すものとして、今年の3月25日から9月25日までの間、21世紀最初の国際博覧会「愛・地球博」が開催され、「自然の英知」をテーマに世界へ情報発信しました。多くの来場者が環境の世紀である21世紀において、目先の利益を追うだけではなく、将来の地球のために何をすべきかを考え、取り組む責任を自覚する機会であったと感じております。ようやく環境問題は、資源の有効利用や省エネ等とあわせて、財源・財政面などで具体的に議論されるようになりました。北海道議会第4回定例会でも議論がされ、循環資源利用促進税条例案は、与野党がともに導入に前向きな姿勢を示しているため、可決の公算が大きいと聞いています。また、道は、11月からウォームビズを取り入れ、来年度からは道有施設を有効的に管理し、建物の寿命を延ばし、環境問題への対応も導入意義とした「ファシリティマネジメント」は、財政再建プランにも位置づけられています。本市の公共施設等も年々耐用年数が過ぎ、建替えという問題が迫られていると思います。道の「ファシリティマネジメント」に対する認識と本市でこのような施策の導入をお考えか、市長の見解をお聞かせください。次に、関連してお聞きいたします。循環資源の適正な循環的な利用の促進から「使用済自動車の再資源化等に関する法律」が本年1月から施行され、内閣府の世論調査では、自動車がもたらす環境問題に取り組む必要性への認識が、全国10地域の中で北海道が最も高いことがわかりました。この問題で釧路市では、独自に廃自動車等認定委員会を組織し、釧路市自動車放置防止条例を3月公布、4月一部施行いたしました。10月完全施行、初日は5台撤去されたと聞いております。従来は撤去までに9か月から1年かかったが、条例により最短7週間で可能となり、本年度は75台の撤去が予定されていると聞いています。私も平成16年第3回定例会で不法投棄されている車両について質問をいたしました。答弁では「全庁的な対応で情報の提供に努め、警察など関係機関と連携し防止策を講じる」と記憶しております。本市もその後、対策も講じられていることと思いますが、実態をお聞かせください。また、今後の取組についてお聞かせください。この項最後になりますが、札幌市が8月1日に施行、10月1日から罰則の適用が科せられた、「札幌市たばこの吸い殻及び空き缶等の散乱の防止等に関する条例」、いわゆるポイ捨て条例についてお聞きいたします。この問題では、私が平成17年第2回定例会での一般質問で質問しており、以下のような答弁をいただいております。「北海道空き缶等の散乱に関する条例の普及と道と連携した街頭啓発を行ってまいりたい」と答弁されております。まだまだ駅周辺では、歩きたばこを見かけます。その後、見直し・検討されていることと思います。このことを含め本市での条例の施行に向けた見解についてお聞かせください。次に、食育に関してお伺いいたします。全国の生産から消費に至る各段階で発生する食料ロスは、各種計1,930万トン、廃棄物総量の4パーセントを占め、さらに食べ残しなどで毎日1人当たり600カロリーが無駄になっていると聞いております。厚生労働省が平成15年度の新規事業として、正しい食習慣形成や健全な親子関係を支援し、食べ物を大切にする心や食事の重要性について、親子が認識できるように食育等の推進を行いました。次に、農林水産省では、昨年、「食育」について母親に調査した結果の内容は、「言葉は知っているが内容はよくわからない」が46.1パーセント、「知らない」が39.4パーセント、「知っている」が14.5パーセントと調査内容を発表しており、親の食教育の充実が望まれています。ある地方自治体では、食育の対象を年齢層ごとに7段階に分け行い、今までよりさらにきめ細かな適切な対応ができるとしています。親と子、各年齢層に対する食育の新たな取組と思います。本市の状況と今後の取組施策などお聞かせください。最後に、栄養教諭についてお伺いいたします。基本的な配置は義務ではなく、都道府県教育委員会の判断で配置され、本年4月、全国で16名採用、配置されたと聞いております。今後の本市の対応施策があればお聞かせください。以上、再質問はいたしませんので、市長、教育長の率直な御答弁を期待いたしまして、代表質問を終わります。(拍手)
答弁 市長 山田勝麿(市長は2011年3月まで)
山田議員の御質問にお答えいたします。初めに、2007年問題、いわゆる団塊の世代の大量退職についての本市への影響でありますけれども、技術職員が担任する業務につきましては、組織的に引継ぎが行われますので、業務遂行には支障がないものと考えております。また、技能労務職員の業務につきましては、民間委託で対応することが可能であることから、これも支障のないものと考えております。次に、本市の職員数でありますけれども、現在、策定を進めております財政再建推進プランの実施計画では、現時点で290名の退職に対し、100名程度の採用を見込みまして、190名程度を削減する予定であります。この職員の削減につきましては、基本的には組織・機構の見直しや業務委託によるスリム化、また、業務量の見直しによる適正配置や職種変更などで対応できるものと考えております。なお、採用につきましては、従来からの採用方法のほかに、場合によっては任期付職員や任期付短時間勤務職員制度の導入や中途採用についても検討したいと考えております。次に、地域再生法についてでありますけれども、近年の急速な少子高齢化の進展、産業構造の変化等の社会経済情勢の変化に対応して、自主的で自立的な取組による地域経済の活性化、雇用機会の創出やその他の地域の活力の再生を総合的で効果的に推進するために制定されたものであります。同法には特別措置として、課税の特例、各省庁の横断的な交付金の活用ができる地域再生基盤強化交付金などや、支援措置として地域再生支援のための特定地域プロジェクトチーム編成などの12の認定事例があり、法施行からこれまでに562件が認定されたところであります。今後の問題点でありますけれども、財政支援ではワンストップ窓口で手続が一本化されて利便性が図られましたが、補助率が従前と変わらない点があることが挙げられます。ただ、本市で導入可能な提案としては、特区地域再生説明会などにおいて民間主導によるまちづくりに関する取組など数件の相談を受けまして、現在、関係機関と協議中であり、今後とも同制度の活用について検討してまいりたいと考えております。次に、長期継続契約に関する条例案についての御質問でありますが、まず条例制定によるメリットでありますが、新たに追加される事務機器等の物品の借入れや庁舎の維持・管理等の役務の提供を受ける契約についても、年度ごとに契約締結する必要がなくなり、これによりまして事務の合理化、効率化が図られますとともに、複数年契約というスケールメリットにより、契約金額の軽減にもつながるものと期待しております。また、次年度以降の契約が保証されるということから、受注者側にとりましても経営上のメリットがあるものと考えております。次に、契約実務を行う上での制度運用の方針でありますが、運用に当たりましては、物品を借り入れる契約及び役務の提供を受ける契約のそれぞれについて、今後、対象となる契約の具体的な例示や契約期間などに関する統一的な運用方針を要綱で定めることとしております。次に、副市長制度でありますけれども、第28次地方制度調査会では、助役にかわり副市長を設け、首長の権限の一部を委任できるとした答申を今月中に提出することとしておりまして、総務省は答申を踏まえて地方自治法の改正案を来年の通常国会に提出すると聞いております。近年、全国の自治体の中でも規則等で副市長の呼称を用いているところもあり、これら自治体では副市長自身が首長の代理であるという自覚を持ち、職への使命感を高める効果があるとしていることから、副市長の制度導入は検討したいと思っております。また、シティーマネジャー制度についてですが、今年、ダニーデン市を訪問いたしましたが、ダニーデン市では既にシティーマネジャー制をとっておりまして、その業績についてお聞きをし、関心を抱いているところであります。次に、自治基本条例についての御質問でありますけれども、全国の市町村において自治体経営の基本方針として、情報公開や住民参加の保障などを規定した、いわゆる自治基本条例の制定に取り組む動きが多く見られることは承知しております。全国で初めてまちづくり基本条例を制定したニセコ町では、制定後4年が経過する中で条例の一部改正を検討していると聞いており、今後、各自治体における条例制定後の検証などを踏まえながら、本市にとって自治基本条例が必要なのかどうかも含めて、継続的に検討してまいりたいと考えております。次に、構造改革特区でありますけれども、本市におきましては、これまでに福祉のまちづくり推進特区などの特区を申請し、3件の認定を受け、現在、活用されているところであります。また、本年度は、本市主催で市内の企業、団体等を対象に、国の特区担当者による全国事例の紹介や個別相談を行う特区地域再生説明会を2回開催し、特区制度等の周知や活用に努めてきたところであります。御質問にあります他地域で認定されたものの中で、本市で採用可能な特区についてでありますが、一例を挙げますと、高齢者や車いすなどを使用する移動制約者の輸送について、タクシー等の公共交通機関による輸送サービスが確保できない場合に対応し、NPO等が行う福祉有償輸送にセダン型車両の使用を可能とするセダン型車両特区などが考えられ、民間団体等からの申請がありましたら、活用に向けた対応が可能となるものと思っております。今後とも特区説明会や個別相談会の開催などにより、特区制度や事例紹介を行うなどして、制度の周知や活用を図ってまいりたいと思っております。次に、石狩湾新港に関連してのお尋ねですけれども、まず石狩湾新港の名称についてでありますが、現在の名称は、管理組合の設立当初に、う余曲折を経て暫定的に使用する決定をしたまま今日に至っている経緯があります。しかしながら、管理組合では、新港の最大のセールスポイントとしている札幌に至近の位置にあることが対外的に浸透していないとしており、新港の運営に関する会議において「札幌」を冠した通称名の使用の是非が議論されております。この件につきましては、貨物誘致に港名がどれだけ効果的に働くのかどうか疑問であることや、本来、新港の管理体制と母体負担のあり方などを含めて総合的に検討されるべきものと考えており、現状では通称名といえども行政の立場で札幌港を使用するのは適切ではないと考えております。しかし、このたび石狩湾新港振興会がポートセールスに札幌港の通称名を使用することとしたと聞いておりますけれども、このことにつきましては、行政とは別の立場で港湾を取り巻く厳しい環境を踏まえ、太平洋側に対抗する営業戦略として民間独自に選択したものと受け止めております。次に、管理組合の母体負担の軽減策でありますけれども、管理組合の財政につきましては、これまでの施設整備費に係る公債費の償還が大きなウエートを占めておりますことから、母体負担金につきましては、当面大幅な削減を図ることが難しい状況にあります。しかしながら、各母体の財政は大変厳しく、母体負担金の削減は共通の課題となっておりますことから、執行体制の見直しや事務事業の徹底した効率化による経費の削減はもとより、建設事業につきましても緊急性の高いものに限り、かつ管理者負担の平準化を図るよう運営に関する会議の場をはじめ、機会あるごとに管理組合に申入れを行い、負担軽減に努めているところであります。次に、当別ダムへの見解でありますけれども、当別ダムを水源とする石狩西部広域水道企業団の用水供給事業につきましては、公共事業の効率的な執行を図る観点から、厚生労働省から示された水道施設整備事業の評価要領に基づき、平成11年度より5年に1度の事業再評価を実施しております。平成16年度に2度目の再評価を行い、その中で当別ダムにかわる代替水源の可能性についても検討しましたが、事業費の増額や必要水量に不足を来すなど、当別ダムにかわり得る水源はないとの結論に至っております。なお、本市としましては、計画給水量の見直しを行うとともに、企業団に対し、当別ダムを含めた建設コストのさらなる縮減や浄水場など、施設の段階的な整備について要望しているところであります。次に、防災と男女共同参画についての御質問でありますけれども、初めに災害時の避難者対策でありますが、幸い本市におきましては、これまで長期の避難生活となるような大災害はありませんでしたが、今後、万一そのような事態になったときには、避難所における生活環境に注意を払い、必要に応じてプライバシーの確保や男女のニーズの違いなど、男女双方の視点に配慮した対策をしてまいりたいと考えております。なお、災害時に備えた備蓄でありますけれども、現在、市では食糧と毛布を備蓄しておりますが、各家庭においても日常生活に必要な用品について、それぞれ3日分の備蓄をしていただけるよう呼びかけをしているところであり、救援要員への女性の参加や防災マニュアルへの女性の視点を盛り込むことにつきましては、今後の取組の中で必要な見直しをしてまいりたいと思います。次に、本市の防災会議の委員構成でありますけれども、現在、委員総数は23名で、そのうち女性の委員は1人となっております。今後の取組でありますが、消防団や自主防災組織、ボランティア団体など、災害時に活動する市民団体の育成に努めるとともに、その中から適任者を委員に任命するなど、一人でも多くの女性に参加していただけるよう努めてまいりたいと考えております。次に、災害現場における地域支援や避難所運営などへの女性の参画についてでありますが、地域防災計画では災害時の応援態勢として、町内会等の住民組織や社会福祉団体等に協力を求めることとしております。主な協力要請事項としては、災害時要援護者の安否確認や避難誘導、避難所における救護活動のほか、炊き出しなど避難所運営も含めて町内会等の住民組織には多くの役割を担っていただくことになります。この計画は、女性の参加なしには成り立たないものであり、これからもさまざまな機会を通じて女性に積極的に参加していただけるようお願いしてまいりたいと考えております。次に、災害時におけるペットや動物の保護についてでありますが、地域防災計画では、現在、特にそのことに関しては定められておりません。しかし、現代社会では、ペットや動物が家族と同様に扱われ、災害時の被災者にとって心のいやしになることも多いと聞いております。災害発生時には人命の安全を第一に地域住民の避難誘導を行うのは当然ですが、状況に応じてペットや動物についても、ボランティアなどの協力を得ながら避難・保護できるよう配慮するとともに、地域防災計画についても見直しをしてまいりたいと思っております。次に、指定管理者制度でありますけれども、まず採算性の追求によるサービスの低下についてでありますが、選定に当たりましては、申請者から提出された事業計画について、コスト面の効率だけではなく、市民サービスの内容や施設の管理を安定して公平に行っていけるかなどを総合的に審査をいたしました。また、運営面につきましても、アンケート調査等により利用者の意見や苦情等を聴取し、指定管理者に管理業務の改善を求めることとしておりまして、施設利用者の利便性の向上を図ってまいりたいと考えております。次に、今後の問題点でありますけれども、今後は直営の公の施設について、指定管理者制度の導入を進めていくこととなりますが、導入に当たりましては、民間事業者等による管理・運営で効果的に施設の管理を行うことができるかどうか検討し、制度の導入について判断をしていかなければならないと考えております。その際、文化施設等については、サービスの専門性や特殊性、継続性などの観点についても見極めていかなければならないなど、それぞれの施設の今後のあり方や役割、性格などについて十分に検討していかなければならないと考えております。また、指定期間終了後の再公募につきまして、公募を原則として、その時点で再度判断してまいりたいと考えております。次に、市民への情報提供でありますが、制度の導入で変更となる内容につきましては、事前に利用者にお知らせするとともに、指定管理者制度の概要につきましても、引き続き市のホームページや広報紙などで周知するなど、情報の提供に努めてまいりたいと思います。次に、高年齢者雇用安定法の改正に関連しまして、高齢者の職場づくりや制度の普及についでてありますが、少子高齢化の進展に伴い、今後、労働力の減少が見込まれる中にあって、高い労働意欲を持つ高齢者が、その知識、経験を生かして社会の担い手として活躍することが必要なことであり、また、法改正の目的でもあると認識しております。高齢者の雇用情勢は引き続き厳しい状況にありますが、市といたしましては、働くことを通じて高齢者の生きがいづくりや社会参加を促進しているシルバー人材センターへの支援を続けるなど、高齢者の雇用機会の拡大に努めてまいりたいと考えております。また、定年の引上げなど制度改正の周知普及につきましては、ハローワークが文書や説明会などを通じ広く周知に努めておりますが、市といたしましても、本年9月に実施した労働実態調査の中でその内容をお知らせし、さらに市内各事業所に対し、来年4月から施行される改正法への対応についても調査しているところであります。次に、環境問題についてのお尋ねでありますけれども、まず北海道の「ファシリティマネジメント」についてでありますが、この施策は、北海道が所有する土地、建物、設備といったファシリティについて施設経営の視点に立ち、設備投資、施設運営費の最小化や過剰・遊休等資産の削減を図ることにより、ファシリティの整備、維持・運営に係る財政負担を軽減する目的で進められているもので、平成16年8月には道財政立て直しプランにその導入が盛り込まれ、現在、北海道ファシリティマネジメント基本方針案を示し、道民の意見を募集しております。本市におきましても、厳しい財政状況や老朽化した施設、設備の状況は、北海道のそれと同じでありまして、財政再建推進プランの取組項目として資産、ストックの有効活用を掲げ、市が所有する施設のあり方の見直しや有効活用を図ることを盛り込んでおり、さまざまな角度から取組を進めているところであります。次に、不法投棄されている車両でありますけれども、これまでも国、道、警察など関係機関と協議しながら調査、指導及び撤去に努めてまいりました。本年6月には、銭函3丁目のドリームビーチ周辺の不法投棄車両について、土地の管理者である国、道などへ要請し20数台を撤去したほか、市が管理する港湾や道路用地などの不法投棄車両についても10数台を撤去したところであります。また、それぞれの土地管理者から侵入防止さく設置などの対策を講じたほか、市におきましては不法投棄監視パトロールの強化などを実施してまいりました。しかしながら、不法に投棄される車両は後を絶たず、所有者の調査等に時間を要するため、長時間処理できない場合もあります。釧路市は、本年、道内で初めて自動車放置防止条例を制定し、関係機関の協力を得ながら防止策を進めるとともに、廃自動車認定委員会で認定することにより、早期に廃自動車の処理を可能にしていると聞いております。本市においても、釧路市などの例を参考としながら、今後、放置自動車の防止策や早期に処理する方法について検討を進めてまいりたいと考えております。次に、ポイ捨て防止条例についてでありますけれども、ポイ捨てをなくするためには観光客を含めたモラルを向上するための啓発に努める必要があると考えております。平成15年3月の道条例の制定により、本市においても、みだりにたばこの吸い殻や空き缶等を捨ててはならないことになっており、本年3月には道と共同で市庁舎内において全道から集められた小中学生のポイ捨て防止ポスターを掲示したり、6月には運河沿いや小樽駅前においてチラシ入りポケットティッシュを配布したりするなどの啓発活動を行ったところであります。しかしながら、道条例に基づく啓発のみでは継続的な実効性が十分でないことから、市独自のポイ捨て防止対策を積極的に行う必要があるものと考えており、来年度において市民の協力を得ながら、ポイ捨て防止の啓発や清掃を行うほか、ポイ捨て防止を訴える看板の設置などに取り組んでまいりたいと考えております。条例の設置につきましては、防止対策の効果を見ながら、必要性について検討してまいりたいと考えております。次に、食育の推進についてでありますけれども、食育とは市民一人一人が生涯を通じた健全な食生活の実現、食文化の継承、健康の確保等が図られるように、みずからの食について考える習慣や食に関するさまざまな学習等の取組を指しています。本市においては、親と子の料理教室や高齢者栄養教室などで、対象者の年齢に応じたバランスのとれた食生活の指導等を行っております。また、乳幼児や成人の健康相談に際しても同様の指導等を行っておりますし、さらに食生活改善協議会や栄養士会の協力を得ながら、食育に重点を置いた市民の健康づくりを推進しているところであります。(「議長」と呼ぶ者あり)
答弁 教育長 菊譲(教育長は2011年3月まで)
山田議員の御質問にお答えいたします。本市の今後の栄養教諭の対応についてでありますが、今年度、北海道教育委員会では、単独調理校の中で学校栄養職員が食に関する指導を実践している学校に対しまして、10月31日付けで小学校3人、特殊教育小学校に8人の栄養教諭を配置したところであります。平成18年度以降の栄養教諭の配置につきましては、関係する教育委員会、学校及び学校栄養職員の意向を十分に踏まえながら、指導の状況などを見極め、できるところから順次配置することとしております。小樽市における道費の栄養職員は共同調理場に5人、単独調理校に1人配置されておりますが、そのうち4人は栄養教諭免許状を申請中でありまして、日々学校給食の献立作成などの栄養管理でありますとか、調理員の指導、給食用物資の選定、検収などの業務をしております。そのため、共同調理場の栄養職員は、学校数や食数が多いことから、直ちに学校へ配置することは難しい状況にありますが、今後、単独調理校の職員につきましては、免許状取得のかかわりもございますが、学校と十分協議しながら指導のあり方を研究してまいりたいと考えております。