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小樽市議会 平成15年第4回定例会 2003年12月11日

(1)財政健全化について/(2)小学校の適正配置、統廃合計画について/(3)生活保護費について

2003年12月11日、小樽市議会の一般質問で、上野正之議員が「財政健全化について」「小学校の適正配置、統廃合計画について」「生活保護費について」について質問し、市長 山田勝麿、教育長 石田昌敏が答弁しました。

質問者
上野正之 議員
答弁者
市長 山田勝麿、教育長 石田昌敏

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 4番 上野正之

初めに、危機的財政難により、本定例会に財政再建団体転落を回避するための財政健全化案が市長より提示されました。過去のことを論じてもいたし方がありませんが、将来に向かって反省しなければならないところは、謙虚に反省しなければいけないと思います。そこで、今回の財政健全化案のうち、人件費を削ることはいたし方ないと思っても、事務事業費抑制においては、将来、財政が健全化したときに元に戻すことができるものもあると思います。先般、新聞にも載っておりました小樽の貴重な財産であります歴史的建造物の保全が危ぶまれております。将来、悔いが残らないよう、保全に努めていただきたく、答弁をお願いいたします。今回の財政健全化案が市民や市職員の理解と努力によりクリアができても、次に大きな問題があると思います。それは、新市立病院の建設問題です。250億円から300億円をかけての新市立病院建設において、本当に市民の財政的負担がないのでしょうか。市長は、新市立病院の建設を第一の公約に掲げておりますが、今回の基本構想を推し進めるか、又は財政難を考慮に入れて、もう一度新市立病院建設の基本構想を見直す考えがあるのか、お答えをお聞かせください。次に、小学校の適正配置計画のことについて、お尋ねいたします。この計画につきましては、今、地域別に説明会を開催しておりますが、その反応をお聞かせください。中学校の適正配置のときも、いろいろ問題がありました。廃校後の跡地利用のことについては、2校は現在、活用されておりますが、1校はまだ活用されておりません。小学校の廃校後の跡地利用については、適正配置計画と同時に跡地利用計画を市民に、また、地域の方たちに示した方がよいと思います。例えば跡地利用として、今、高齢者のみならず、市民の間にパークゴルフ人口が急激に増えております。特に高齢者の方々は遠くに行くには大変なことです。銭函のパークゴルフ場も、小樽の人よりも札幌の人の利用が多いと聞いております。小樽の中心部において、パークゴルフができる場所はなかなか見当たりません。特に小樽の市有地においては、皆無だと思います。そこで、跡地利用計画にパークゴルフ場を計画してはいかがでしょうか。お考えをお聞かせください。次に、生活保護費の国庫補助率引下げにつきましては、本日の朝の新聞報道のとおり、政府与党は2005年に先送りの方針を示しました。私も少しは安心しましたが、あくまで先送りであります。この引下げに関する市長のお考えをお聞かせください。最後になりますが、本年度から3年間にわたり、財政健全化計画の実施が始まると思います。庁内はもちろん、市民の皆さんがともどもに痛みを分かち合わなければなりません。しかし、その計画と同時に、夢が平成 15年 第4回定 例会 本 会議 録現実になるような小樽市の将来計画を市民みんなで考えて、この小樽に住んでよかったと思える小樽にしようではありませんか。終わりに、財政難の折、市民も職員もみんな頑張ろうとしております。我々議員も、議員報酬削減などを考えてはいかがでしょうか。再質問を留保し、私の質問を終わらせていただきます (拍手)。

答弁 市長 山田勝麿(市長は2011年3月まで)

上野議員のご質問にお答えいたします。最初に、歴史的建造物の保全についてでありますが、昭和61年度より、特に必要と認める歴史的建造物の保全のため助成をしてまいりました。このたびの財政健全化に当たり、平成16年度は助成率を低減し、17年度からは財政状況が好転するまでの当分の間、休止したいということであります。平成17年度以降のそれぞれの歴史的建造物の改修予定と内容については、現時点では把握しておりませんけれども、基本的には融資のあっせん制度の活用とか技術的な支援により、保全を行ってまいりたいと考えております。ただ、緊急的に対応しなければ保全が困難な場合には、個々の内容をじゅうぶん検討した上で、その保全が図られるよう努めてまいりたいと考えております。次に、新病院の構想の関係でございますけれども、基本構想の見直しをするのかというお尋ねでありますが、新市立病院の基本構想は既に策定しておりますので、今後、新市立病院の規模、機能について、医師会など関係機関との話合いや北海道との相談などを進め、基本構想の方針を踏まえて、改めて事業費なども精査をしながら、さらに検討を加えてまいりたいと考えております。次に、小学校の適正配置計画に伴う跡利用でありますが、跡利用の基本的な考え方につきましては、該当する施設を地域の都市機能として有効活用するにはどうしたらよいかという、このような視点で検討することが大切だろうと思っております。したがいまして、小学校の跡利用計画も、このような視点を踏まえながら、地域の皆さんやPTA、教育団体などと意見交換を重ねながら、庁内における跡利用検討委員会で協議を進めますが、選択肢を広げ、あらゆる角度から検討してまいりたいと考えております。次に、生活保護費の国庫補助率の引下げの問題でありますが、来年度に現行の4分の3の補助率が3分の2に引き下げられた場合、一般財源での影響額はおおよそ6億円の増額が見込まれます。新聞報道後、全国市長会としては、たいへん大きな問題であるとして、11月28日に全国知事会、全国市長会の連名で、また12月3日には全国市長会、全国市議会議長会等地方6団体で、地方への負担転嫁であるので絶対に容認できないと、国に対し申入れを行ったところであります。なお、新聞報道によりますと、昨日、政府与党は生活保護費の国庫補助率の引下げについては、平成17年度以降に先送りしたようでありますが、今後につきまして、 、 、 。も 関係団体を通じて 国に対し 地方への負担転嫁にならないよう要請してまいりたいと考えております( 議長」と呼ぶ者あり)「

答弁 教育長 石田昌敏(教育長は2004年9月まで)

上野議員のご質問にお答えいたします。地域別13説明会場の反応についてですが、本市における児童数、学級数の減少など、現状についての理解平成 15年 第4回定 例会 本 会議 録が深められたものと考えております。また、保護者や地域の方々から、質問、意見・要望等も多く出されておりますので、これらを集約し、学校や市広報等を通じ、市民にお知らせいたします。今後1月から3月までの間に適正配置計画について、さらに聞きたいとのご要望があれば、説明に伺いたいと考えております。( 議長、4番」と呼ぶ者あり)「

再質問 4番 上野正之

1点だけ再質問いたします。歴史的建造物の保全のことでございますけれども、この件につきましては、代表質問でも何人かの方が質問しているというように、本当に大事なことだと思います。小樽はこれから冬を迎えて、雪の対策、特に雪害によってそのものがだめになるという可能性もございますので、これを元に戻すことができない、本当に大事なことでございますので、財政危機でございますけれども、これにつきましては、慎重にまたかつ大胆に保存に向けてよろしくお願いいたします。また、何を保存するかということも、民間でも、今、小樽の歴史的なものでこれは大事だということを調査する方もいます。小樽市が頼めば、たいへん高い金につきますけれども、民間の有志の方や、ボランティアといったら失礼なのですけれども、そういう方もいますので、そういう方のご意見をじゅうにぶんに聞いて、これはもう本当に半年、1年を待たないのだというものがありますので、そういうことも視野に入れながら、保全に向けてよろしくお願いをいたします。

答弁 市長 山田勝麿(市長は2011年3月まで)

歴史的建造物は、現在、登録されているものと指定されているものと両方あります。したがいまして、今のところ改修予定は聞いておりませんけれども、そうした中で助成がなければ解体するというような話になった場合には、やはりこれは大事な財産ですから、その保全をどうしていくか、それは個々の状況をじゅうぶん聞きながら対応していきたいと思っておりますので、ご理解願いたいと思います。

出典:小樽市議会 平成15年第4回定例会 2003年12月11日 議事録 PDF(100ページ) 間違いを知らせる