小樽市議会 平成13年第2回定例会 2001年6月15日
(1)行財政改革の取組みについて/(2)多目的なコミュニテイ機能を持った町内会館の建設等について/(3)消防組織及び活動の現状と将来展望/(4)環境問題について/(5)除排雪対策について/(6)観光行政について
2001年6月15日、小樽市議会の一般質問で、大竹秀文議員が「行財政改革の取組みについて」「多目的なコミュニテイ機能を持った町内会館の建設等について」「消防組織及び活動の現状と将来展望」「環境問題について」「除排雪対策について」「観光行政について」について質問し、市長 山田勝麿が答弁しました。
- 質問者
- 大竹秀文 議員
- 答弁者
- 市長 山田勝麿
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 4番 大竹秀文
小樽市という自治体を一般的な家庭に置きかえるとき、両親は行政と経済界であり、子供たちは市民であります。どの家庭も、豊かで安心できる楽しい毎日を過ごしたいものと願っております。お父さんは、毎日、仕事に出かけ、家族の幸せを願い、会社がもうかるように、そして楽しく過ごせるようにと、一生懸命働いております。会社には上司がおり、社長がおります。上司は北海道や国の出先機関であり、社長は政府ということも言えると思います。最近、会社では、年功序列ではなく、実力主義が導入されようとしており、お父さんもぼやぼやしていたら冷や飯を食うことになり、家族が路頭に迷うことにもなりかねません。そこでお父さんは、自分の能力を最大限発揮して、会社における存在感をアピールしなければならないことになりました。かといって、会社一辺倒で家族をないがしろにするようなことがあっては、家庭が崩壊してしまいます。一方、お母さんの役目はどうしたらよいのでしょうか。お父さんが会社で仕事がしやすいように気を配り、いつも家庭の将来をみんなで話し合える場を設けたり、時にはアルバイトで臨時収入を得るなど、家庭全般に目配り、気配りをしなければなりません。豊かで安心できる楽しい家庭は、お父さん、お母さん、そして子供たちが一つになって協力し、役割分担を理解し合いながら実行することにあると言えます。これらを念頭に置きながら、平成13年度第2回定例会に当たり、自由民主党を代表して質問いたします。まず、行財政改革の取組についてお伺いいたします。行財政改革が国、地方自治体を問わず声高に叫ばれ、いろいろな議論や取組がなされております。一方、地方分権一括法が施行され、時代変化や多様化する市民ニーズに対し、地域特性を生かしたきめ細かな対応ができるものと、市民は期待しております。しかし、地方の時代を本当の意味で実現するためには、地方自治体とそこで生活する市民が一体となって議論し行動することが、今求められております。これは、今までのように、市民が行政にお願いすれば、あとは行政の責任でやってもらえるという仕組みではなく、市民と行政がともに汗を流し、信頼関係を築かなければ実現できないものと考えております。市民サイドから言わせていただきますと、現行の事務執行のあり方を住民側がよしとする状態に近づける、わかりやすい政策体系の実現を求めております。そのためには、市民と行政ができるだけ情報を共有しながら、議論し行動することが必要と思われます。そこで、行財政改革をパートナーである市民と行政の責任で実行するには、現状認識と将来展望がまず必要となりますので、何点かお尋ねいたします。民間の企業会計で導入されているバランスシートを自治体会計に導入することや、企業会計で損益計算書に当たる会計期間中に発生した行政サービスにかかるすべての費用と税や料金収入の比較一覧表である行政コスト計算書の作成が行政改革に有効であると言われておりますが、これらに対する認識と現在の取組状況についてお示し願います。事務事業評価委員会が設置されているようですが、委員構成やその目的、施策の状況、具体的事務事業にはどのようなものがあるのか、これまで開催された事案と評価のメリット、これからの検討課題も含めてお示しください。地方自治体がISO9000、あるいは 14000シリーズを導入するところが増えておりますが、小樽市も事務事業の効率化や周知徹底のために取り入れるべきだと考えますが、そのメリットをどのように評価しているのか、また、現在の取組状況と将来展望も含めてお示しください。これからは、地方分権の名の下に、自治体の自主・自律が求められます。逼迫した財政を自主・自律の手法により緩和しなければならない現在、限られた財源である税金を有効運用し、増収につなげていかなければなりません。未収額を減らすのも一つの手だてでありますが、市税を投入する以上、費用対効果を精査し、市税収入の増加が図られる施策が必要となります。税の徴収は、本社設置自治体が中心に行われているのが現状だと思います。地方交付税の節減が現実味を帯びてきている現在、地元企業に体力を付けさせ、受注体制の強化を図り、経済波及効果が期待される発注体制を築くことも、一つの方法と考えられます。そのための手法として、どのような施策を取ることが有効とお考えになっているのか、お聞きいたします。行政とは、一種のサービス業だと思います。市民と行政がパートナーシップを発揮しながら、地方の時代をともに築き上げていかなければなりません。そのためには、お互いの協力関係と役割分担を理解し合いながら、早急に確立し、実行しなければなりません。行政側は、多くの選択肢を提供しながら、市民サイドと議論し、理解し、責任を分担し合いながらサービスの向上に努める必要があると考えますが、現時点での具体的な取組と将来の取組姿勢をお示しください。また、PFIの導入が他都市でも取り入れられはじめております。第三セクターと違い、契約条項が強化され、お互いのメリットとリスクが明示され、民間の資金、技術、創意工夫などを生かし、今まで行政が直接サービスを提供してきた分野に、低廉で良好な公共サービスを官民の適切な役割分担で行う手法だと理解しております。小樽市として、PFIが行財政改革に貢献する手段となり得るとお考えなのか、また、これからの取組についても、あわせてお聞きいたします。次に、多目的なコミュニティ機能を持った町内会館の建設等についてでございます。経済の発展は、豊かな生活をもたらした反面、核家族化や市民ニーズの多様化、価値観の違いが、身近な生活の場である地域社会の人間関係にも影響を及ぼしております。私たちが小さいときに耳にした 「おかげさ、ま 「お互いさま」という地域の連帯意識も薄れてきておりますし、昨今の不幸な社会問題を起こす原因の一つ」にもなっているのではないでしょうか。少子高齢化、核家族化が進む中、地域の連帯感や生きがいをはぐくむコミュニティ活動の促進は今後ますます重要となってまいりますし、市民と行政が一体となった積極的な活動展開が強く望まれます。このためには、その活動の拠点づくりを急がなければなりません。21世紀プランにも、コミュニティ活動の拠点づくりとして、コミュニティセンターの整備、学校施設の有効利用、町内会館の整備・拡充が挙げられております。そこで、お尋ねいたしますが、既存のコミュニティセンターや他の公共施設などを利用したくとも、遠距離のため利用しづらい地域において、町内会館を建設する場合、当該町会が、集会室を中心とする会館から、さらに地域の要望の強いコミュニティ機能を持たせ、管理運営も町内みずから行うとした場合、会館建設に当たっては、従来の町内会館等建設助成金のほかに、特別の建設費支援措置をとることができないものでしょうか。そうすることによって、単一町会を超えた広い地域のコミュニティ施設の核となることもできますし、大規模なコミュニティ施設を建設するよりも、建設費及び維持管理の面でも有効ではないかと考えますが、いかがでしょうか。もう1点は、現在の町内会館等建設助成金制度は、平成4年度の改定以来、既に9年を経過しておりますが、助成金の改定についてはどのようにお考えでしょうか、お尋ねいたします。次に、消防組織及び活動の現状と将来展望についてお伺いいたします。市民の生命、財産を守るため、昼夜の別なく活動され、市民に安全と安らぎをもたらしてくれていることに対し、心より敬意を表し、感謝申し上げます。小樽市の消防組織は、現在、 276名の消防職員と 541名の消防団員により構成されており、平成12年中の火災出動は80件、救急出動は 5,135件、そのうち消防団の出動件数も、火災、災害を合わせて30件、延べ 296人に及んでおります。小樽市の老年人口は平成13年4月末現在で 23.75%となり、道内10万人以上の都市では1位となっており、高齢者の焼死者数や救急出動も増加しているのが現状であります。市民生活をより安全で安心できる体制に強化しなければならないのは、消防行政の責務であると考えております。しかしながら、小樽市の財政状況は逼迫しており、効率的な消防財政の運用も、改善しなければならない時期に来ているものと思われます。そこで何点か、提案も交えて質問いたします。まず、平成11年度の消防財政の現状についてであります。消防に対して国から交付税として手当てされるものがありますが、小樽市の消防費の一般財源からの支出は、交付基準財政需要額に対してどの程度の比率になっているのか、また、他都市と比較して小樽市はどのような状況にあるのか、将来展望も含めてお尋ねいたします。消防団員も、有事のときには第一線で消火活動ができるように、日ごろ、訓練に励んでおります。団員の方々からも、地域のため、筒先を持って消火活動をさせてほしいと聞いております。今後、消防団活動の一環として、消火活動に消防団をどのように生かし、連携しようとしているのか、また、現在配置されている18台のポンプ自動車のうち、何台かを消防団に運用させる場合、現状の消防力の低下を招かないのか。また、将来展望として、消防署所と消防車の理想的な配置計画も、あわせてお聞きいたします。高齢化率が高い小樽市にとって、救急出動の需要はますます高くなることが予想されます。消防力の基準改正により、救急車の配置が人口5万人に1台から3万人に1台となりました。小樽市では、消防職員の救急救命士の育成に力を入れ、現在、11名の救急救命士がおります。救急隊員の育成にも努めていることは、先を見越した施策と評価されるものであります。そこで、ポンプ自動車を消防団に運用させることにより、職員を増やさなくても救急車の増車ができると思いますが、ご所見をお伺いいたします。道内他都市の状況を見ますと、消防団が、小型動力ポンプのほかに、ポンプ自動車を運用しているところが多く見受けられます。しかし、ただ配置替えをすれば済むということにはなりません。消防署所と消防団の緊密な連携が欠かすことのできない条件となります。そこで提案ですが、消防署所に消防団の詰所及び器具格納場所を併設し、日ごろの点検業務や消火活動の技術向上に役立ててはいかがなものでしょうか。消防署所の改築、統廃合に当たっても一考していただきたいと思いますが、ご所見をお伺いいたします。次に、環境問題についてであります。戦後の急速な高度成長は、我々の日常生活に豊かな富をもたらしましたが、豊かさを追求する余り、地球の恵みへの感謝を忘れ、大量生産・大量消費・大量廃棄が行われ、地球資源の枯渇、環境破壊、環境汚染などのさまざまな問題を引き起こしております。今、我々に課せられた課題は、子供たちの歓声や小鳥のさえずり、私たちを取り巻く環境から光や風が消えてしまわないうちに、ちょっと立ちどまり、これまでの暮らしを見直し、限りある地球の資源と自然を次の世代に残していく施策を、早急につくり上げなければならないことだと思います。言い換えると、循環型社会を早期に実現することであります。そのためには、市民を含め、行政は、もっと全体をきちんと見詰め、適正な流れで廃棄物処理が行われているか、しっかり管理する必要があると思います。小樽市では、昨年7月に桃内に埋立最終処分場が供用開始となりましたが、今年の3月末で、天神焼却場がダイオキシン基準強化等の対策上、閉鎖され、現在は燃えるごみも燃えないごみも合わせて埋立処分されているのが現状であります。ごみの排出量が減少しているとはいえ、約80億円をかけて建設された最終処分場の延命策が早期に解決しなければならない大きな問題として横たわっております。問題解決の施策の一つとして、焼却場の早期建設が緊急の課題であります。これは、現在、北海道が策定したごみ処理構想に基づく広域化計画の中の北後志ブロック、1市・4町・1村に位置付けられております。ごみ焼却場建設に当たっては、現状と将来を見据えた長期的な機能と形態を備えたものでなければなりません。そこで、何点かお尋ねいたします。広域連合は、さまざまな広域的ニーズに柔軟かつ効率的に対応するとともに、権限移譲の受入れ態勢を整備するため、平成7年6月から施行された制度と認識しております。北後志ブロックは、広域ごみ処理を行おうとしておりますが、一部事務組合形式と広域連合との主な相違点をお示しください。循環型社会を構築するためには、ごみの資源化・リサイクルに積極的な取組が必要でありますが、コストや地球エネルギーの消費が予想以上にかかるのでは、焼却処分、又は埋立処分を選択しなければなりません。また、焼却熱を利用して発電等を考えるとき、熱効率やダイオキシン対策も考慮に入れなければなりません。目まぐるしい技術革新と市民ニーズの変化が予想される現在、新しい施設がどのような前処理を行い、廃棄物をどのようなシステムで燃やすことが将来の小樽市民にとってより効率的で実用的な方法と考えているのか、お示しください。先月、最終処分場を見学させていただきました。パッカー車からごみが投下されると、物すごい数のカモメが群がって、えさのとり合いを演じておりました。焼却場が完成すると、全量が焼却処分されることにより、えさとなる生ごみがなくなるはずですが、燃えないごみの中にも、えさとなるものが混入するおそれがあります。そこで、最終処分場で埋立処分をするのは、焼却灰のみにする全量焼却を考えてはいかがでしょうか。加えて、新しい焼却施設の選択肢の一つとして、最終焼却場の延命策にもつながる手法として、2000年7月から埋立処分してきたごみと覆土も一緒に焼却処分できる機能と設備を持った焼却施設は現在ないのでしょうか。ご所見をお伺いいたします。一般廃棄物と産業廃棄物を同時に焼却処分する施設を自治体が建設するとき、補助行政上、複雑になるのはわかりますが、保健所設置政令都市の小樽では可能だと考えます。産廃の廃プラや木くず等の燃える廃棄物を抽出して選別し焼却処分することにより、産業廃棄物の最終処分場の延命策につながるものと思います。検討してみてはいかがでしょうか。焼却場や破砕施設、リサイクルセンターなどの建設、管理運営には、多額の投資が必要となります。小樽市財政が逼迫している現在、民間活力を導入して、建設や管理運営などにPFI方式を導入してはいかがでしょうか。自治体におけるトータルコストの削減が期待されるだけでなく、経済の活性化も予測されると思いますが、ご所見をお伺いいたします。一般ごみの収集は直営と委託で行われておりますが、収集運搬業務の直営と委託のコストの差額は相当大きなものがあると伺っております。逼迫している小樽市財政を改善するための施策として、コストの高い直営を減らし、民間委託業者の増車や新規参入も含め、委託化の推進を図るべきだと思いますが、この点についてどのようにお考えになっているのか、お聞きいたします。し尿及び浄化槽汚泥処理は、現在、礼文塚で処理しておりますが、市内全域で水洗化が進み、礼文塚での処理量が相当減少していると伺っております。一方、水洗化が進んでも、どうしても一部に下水道処理できない地域が残り、し尿の処理は今後とも必要であると思われます。し尿処理の今後のあり方を考えるとき、ごみの広域処理と並行して、し尿及び浄化槽汚泥を小樽市以外の処理場に委託するなど、広域的な処理が考えられないものか、お聞きいたします。また、このことが、ごみの広域化の推進に当たって、地域の理解を得るポイントの一つになるのではないかと思いますが、浄化槽による水洗化などに向けた今後の対策をお聞きいたします。次に、除排雪対策についてお伺いいたします。積雪寒冷地の宿命として、春になると水となって消えてしまう雪に10億円以上の経費を投入しなければならない現実があります。一方、雪国の経済活動や市民生活にとって絶対必要なのも事実であります。冬期間、土木部を中心に対策に頭を痛め、知恵を絞りながら市民サービスのために日夜努力してきたことに対し、心より敬意を表します。昨年から実施した融雪槽設置助成では、多くの関心が集まり、市民参加の雪対策として大いに評価されるところであります。しかし、財政的に逼迫している小樽市にとって、市民サービスの向上と経費の節減という、一見、相反するような取組が、現在抱えている大きな課題であろうと思われます。冬期間、土木の技術者が除排雪現場に駆り出されることによって、春からの早期工事発注業務で必要な書類作成に支障を来すのではないかという問題や、除雪と排雪では受注業者が異なり、排雪した路線にすぐ除雪車が入るような、市民から見ると無駄と思える作業分担の問題、さらには、陸上での雪捨て場の確保等、頭の痛い問題が多くあります。そこで、除排雪対策の一つとして、土木工事の施工で行われている責任施工形態の導入は考えられないのでしょうか。これは、区域を定め、除雪も排雪も同じ業者が責任を持って、仕様書で定めた状況をいつも確保するように除排雪作業をすることになります。そして、総積雪量にランク付けを行い、それに応じた単価基準を設けることで費用の最終精算をする必要があります。同時に、委託受注業者に管理責任を強化してもらうことにより、行政側の監督業務の人員削減にもつながると思われますが、いかがでしょうか。ご所見をお伺いいたします。この項の終わりに、最近、新聞報道されました北海道と小樽市が共同で大型融雪槽の整備による雪処理の社会実験を検討しているとのことですが、その主旨と予定している実験内容をお示しください。次に、観光行政についてお伺いいたします。平成13年3月にまとめられた「小樽市観光経済波及効果調査報告書」によると、平成12年度の観光による市外からの収入は 1,351億円で、市内産出額の15.5%を占め、これが市内で経済波及することによる総売上高は3,046億円と推計され、市内産出額の35.1%に相当すると報告されております。これは、観光産業が市内での経済波及の一つの核となっていることを表わし、小樽市の基幹産業の一つに成長したことを裏付けております。また、全国で2カ所だけのモデル地区として、小樽・後志が滞在型観光交流空間モデル事業の地域指定を受けたことは、より一層の経済波及効果や地域の活性化が期待できるものであります。しかし、現状のまま手をこまねいていると、すぐ飽きられ、衰退するのが早いのも観光産業であります。そこで、基幹産業として成長した観光産業を維持、発展させるためには、具体的で、かつ、一歩踏み込んだ施策を次々と展開する必要があると思います。そこで、提言も交えて何点か質問いたします。まず、小樽市観光経済波及効果調査結果に対する市長の率直な感想と、この結果をどのように生かしていくおつもりか、お聞きいたします。小樽・後志が滞在型観光交流空間モデル事業の地域指定を受けたことに対し、差異化された積極的な取組と、後志との連携とバランスのよい配置が必要不可欠な課題としてあるように思われます。そこで市長は、この事業をどのように生かすべきだと考えておられるのか、また、具体的な対応策と方向性をお示しください。新しく観光でまちおこしを考えている全国の自治体では、観光施設を新しく建設して観光客の誘致を図ろうとしております。しかし、小樽にはまだまだ眠っている観光資源がたくさん点在しております。小樽の観光は、動態調査にも見られるように、リピーターが多く見受けられ、団体よりも個人的な小グループが増えております。二度、三度と訪れてくる観光客は小樽の魅力をもっともっと知りたいという願望と、自分独自のルートを発見する喜びも求めているように思えます。そこで、眠っている観光資源を魅力あるものに整備することと、ルートを開拓し、点から線へと配置していくことが滞在型観光の増加にもつながると考えますが、これからの観光行政の発展に向けたご所見をお伺いいたします。財政が逼迫している本市にとって、観光産業の基盤整備にも補助、助成が必要となります。今までと違い、国や道に向けての要望では、取組に対する熱意と差異化されたアイデアで勝負しなければなりません。そこで、観光の経済波及効果調査でも確認されたとおり、小樽の基幹産業としての観光を内外にアピールし、もっと活性化させるため、観光都市宣言をしてはいかがでしょうか。市長のご所見をお伺いいたします。観光産業は、最近、いろいろな角度からの参入が図られ、すそ野が広い産業であります。前浜の漁業資源も投資の割にははかばかしくなく、農業では高齢化が進み、休耕地の増加や担い手不足が深刻な問題であります。一方、都市住民の間では、農山漁村の持つ美しい景観や豊かな自然に対し、ゆとりや安らぎやいやしを求め、健康的な生活の実現を求めております。そこで、1次産業と観光産業を結びつけた、例えば、イカ釣り体験と滞在型観光、農業体験とトレッキングやファームインなどをあわせた農村滞在型観光などのメニューに取り組んではいかがでしょうか。都市と農山漁村の交流は 「食料・農業・農村基本法」でも重要施策分野と位置付けられ、地域の活性化を図り、農山漁村、の新しい雇用の場の確保や新規参入による人口増も期待されております。小樽市における都市と農山漁村の交流について、市長のご所見をお伺いいたします。この項の終わりに、小樽の西の玄関口に、休憩の場、買い物の場、道路交通情報、観光情報そして食事などのできる「道の駅」を設置してはいかがでしょうか。1次産業の振興や地域経済の活性化、小樽・後志観光の発展にも結びつく施設と考えられますが、市長のご所見をお伺いいたします。最後に、その他といたしまして、小樽商工信用組合について質問いたします。先日の報道によれば、商工信組は、2001年3月期の決算において約40億円の債務超過に陥り、現在、再建に向けた検討を進めているとのことであります。現在、商工信組としては、自主再建と新たな金融機関の設立という二つの選択肢を検討しているとのことであり、まだ小樽市に具体的なお願いはしていないとのことのようです。しかし、今後、商工信組から小樽市に対し何らかの要請が来ることは十分考えられると思いますが、現時点でどのような要請が来ることを予測されるのか、お伺いいたします。次に、再建に向けて組合員に新たな出資を求めるということも考えられますが、既に過去数回にわたり追加出資を求めていることから、さらなる出資を求めることは難しいと思われます。新たに出資金が必要になった場合、どのような方法が考えられるのか、お伺いいたします。また、選択肢の一つである新たな金融機関を立ち上げる可能性もあると思いますが、その場合、市長としては、他の機関と協調して対応するということも考えているのかについてお答えください。以上、再質問を留保し、代表質問を終わります (拍手)。
答弁 市長 山田勝麿(市長は2011年3月まで)
大竹議員のご質問にお答えいたします。初めに、行財政改革の取組について何点かお尋ねがありました。まず、バランスシートや行政コスト計算書に対する認識と現在の取組についてでありますが、バランスシートにつきましては、市の将来の財政負担や資産の状況が明らかになることから、行政改革を進める上で有効であり、また、市民への情報公開の面においても、意義あるものと認識しております。本市におきましては、本年3月に旧自治省の研究会が示した方法によりバランスシートを作成いたしましたが、まだ取組が始まったばかりということもあり、本市としての資産の実態を十分に反映したものにはなっていないと思いますが、その後、総務省の研究会から作成上の改善点が何点か示されておりますので、それらを踏まえて、12年度決算をベースに再度作成してまいりたいと考えております。また、行政コスト計算書につきましては、人的サービスや給付サービスなど、資産形成につながらない行政サービスをコスト面から把握するもので、バランスシート同様、行政改革を進める上で有効であると考えております。本年3月、新たに総務省の研究会から作成方法等が示されましたので、その作成につきましても、今後検討してまいりたいと考えております。次に、事務事業評価についてでありますが、このシステムは、事業の必要性やサービスの充足度などの分析を行い、行政サービスの向上や公正で透明な行財政運営などを目指すものとし、国をはじめ、多くの自治体で取組が始まっております。本市におきましても、昨年、試行として、総合計画21世紀プランの第1次実施計画事業を対象に検証を行ったところであります。この手法としましては、まず、事業担当部局において、その事業の「対象 「目的 「手」 」段」の妥当性を検証する第1次検証を実施し、次に、評価委員会が事業の「必要性」や「有効性 、さらに「効」率性」を検証する第2次検証を実施いたしました。その結果といたしましては、対象となった 503事業のうち、「廃止」が7事業 「休止」が2事業 「縮小」が1事業 「拡大」が2事業 「合併統合」が1事業となってい、 、 、 、ます。また、今後見直しを必要とする「内容改善」が34事業 「終了」となったものが16事業 「継続」するも、 、のが 440事業となりました。今後の課題といたしましては、評価システム導入の趣旨、その目指すものについて全庁的な認識の確立を図ること。また、昨年独自の検証システムを作成いたしましたが、成果指標の設定が難しい事業も多かったことから、評価基準や成果指標の数値化など、今後、さらに研究を必要とすることなどが挙げられます。いずれにいたしましても、この評価システムの導入は、効率的・効果的な事業の推進を図ることができ、また、職員の意識改革、さらには政策形成能力の向上にもつながりますので、今後、課題を検証し、より実効性のある評価手法の確立に向け、努力してまいりたいと考えております。次に 「ISO9000」シリーズについてでありますが、これは、国際標準化機構が定めた「品質管理及び品質、保証に関する国際規格」であり、国際的な信頼を得るために、製造関係の企業が業務の規格を定め認証を受けるものでありますが、最近では、銀行、民間病院など、ソフト関連企業でもこの認証を取得することがあると聞いております。この認証を取得した場合、国際規格で定められたとおり、業務内容をマニュアル化し厳格な進行管理を行うことから客観的な信頼を得ることとなりますが、本来、製造業を対象としたものであることから、行政の事務にはなじみにくく、全国の自治体においても取得団体は本年3月末でわずか7団体であります。当市におきましては、現時点では認証取得の予定はありませんが、これまでも、情報公開、事務事業評価システムの試行や、行政改革実施計画に基づく事務事業の見直し 「市長への手紙」の実施などにより、市民の立、場に立った行政サービスの推進に努力してきており、今後もその努力を続けていかなければならないと考えております。次に 「ISO 14001」は、国際標準化機構の指針に沿って環境マネジメントシステムを構築し、外部監査に、よりシステムが規格どおりであると確認されたとき認証されるものであり、事業所や自治体の環境配慮の客観性を高めるものと考えております。認証取得済みの自治体の例を見ますと、地球温暖化対策推進法の規定による実行計画の進行管理システムとして運用される例が多く、認証取得した自治体が環境配慮の率先行動をすることにより、市民や事業者の環境保全活動の推進が図られているところであります。小樽市においても、昨年8月から実行計画の策定作業を進めてまいりましたが、今月11日 「小樽市温暖化対、策推進実行計画」として策定いたしました。この計画の進行管理のために環境マネジメントシステムを構築中であり、計画の運用の中で 「ISO 14001」の認証取得について引き続き研究してまいりたいと考えておりま、す。次に、市税収入の増加についてでありますが、国、地方とも大変厳しい財政状況の中で、地方交付税の見直し等も議論されており、本市におきましても、今後ますます厳しい財政状況が予想されます。その中で、自主財源の根幹であります税収増を図っていくためにも、地元企業の活性化が必要と考えておりますので、経営基盤強化のための支援、さらには中小企業の技術開発や人材育成のための支援などをはじめとする各種の振興策を引き続き実施してまいりたいと考えております。また、市の工事等の発注につきましても、従来どおり、地元業者を優先してまいりたいと考えております。次に、市民と行政のパートナーシップについてでありますが、新たな地方の時代に即した自主・自律の地域社会を創造していくためには、行政と市民が互いに対等な立場で、ともに考え、協力して取り組む信頼関係とパートナーシップの確立が必要不可欠なことと考えております。市といたしましては 「病院新築検討懇話会」や「男女共同参画プラン市民懇話会」などで市民公募型による、市政参加への機会を広めてきておりますが、将来的には、政策形成の段階から実施、評価に至る過程で市民と行政が「協働」していくシステムづくりが必要になってくるものと考えております。また 「市長への手紙」や、さらには、今月より「まち育て出前講座」を開設しますが、これらは、市民が求、める市政に関する情報を的確に提供し、市政に対する理解を深めていただくとともに、市民意向把握などを目的としているものであります。今後、さらに市民の市政参加への充実を図り 「市民と協働するまちづくり」を目指した市政を推進してまい、りたいと考えております。次に、PFIについてでありますが、今日、地方自治体は深刻な財政状況下にあり、これまでの公共事業の手法とは異にするPFI事業は、とりわけ財政面において初期投資や運営コストの縮減化につながり、また、行政サービスの質的向上が図られることなどから、行財政改革に結び付くものと認識しております。一昨年9月にPFI法が施行されて以降、比較的短期間で全国の地方公共団体で導入の取組が広まりつつあり、本市といたしましても、将来的に導入実現の可能性について研究を行うため、近く、商工会議所や民間団体などとPFI検討会を発足させてまいりたいと考えております。次に、多目的なコミュニティ機能を備えた町内会館建設に対する特別な支援措置についてでありますが、現在、町内会館の建設助成につきましては、地域の特性や施設規模に関係なく、同一の基準で助成を行っております。ご質問のコミュニティ施設については、非常に広範なものが考えられますし、その施設規模によっては多額の建設費を要するものもありますので、現状の市の厳しい財政状況を考えた場合、非常に難しいものと考えております。しかし、いずれにいたしましても、地域の特性を考慮した町内会館とコミュニティセンターのあり方についての新しいご提言でありますので、よく研究してまいりたいと思いますし、また、国なり道からの助成が得られるかどうかもよく調査してまいります。次に、町内会館等建設助成金の改定についてでありますが、ここ数年の会館の建設費を見ますと、町会の規模によって大きな差はございますが、総じて施設設備の充実等により高額化の傾向にあります。今後の改定につきましては、市の財政状況等を勘案しながら検討してまいりたいと考えております。次に、消防財政についてでありますが、小樽市の平成11年度の基準財政需要額は、消防費の決算における一般財源に対して69.2%でありまして、道内人口10万人以上の都市の平均95.6%と比較いたしますと、基準財政需要額を大幅に上回り、一般財源を充てているものであります。昨年行われました国勢調査人口を考えますと、基準財政需要額の減額により一般財源の充当増も見込まれますので、今後、消防体制等のあり方を十分調査研究し、消防費の適正化について考えていかなければならないものと思っております。次に、消防団の消防活動についてでありますが、地震等の大きな災害において、住民の安全を守る消防団の活動は不可欠であります。消防団員は、数年前から消防職員との連携訓練等の技術の習得を図り、ホースを延長して延焼防止等の放水活動を行っております。消防団においてポンプ自動車を管理・運用することについては、出動指令、車両の維持管理等々の課題があるほか、このような消防団の消防活動をさらに拡大して現行の消防力の強化を図ることができるのか、ポンプ自動車も含めた署所の適正配置計画の中で早急に検討してまいりたいと考えております。次に、救急についてでありますが、救急出動件数は、毎年増加しております。今後、高齢化、宅地造成等による市街地の進展、あるいは救急出動の推移を見ながら、配置数の見直しや配置バランスを考えていかなければならないものと考えております。また、救急車の増車に伴う職員数につきましては、さきにお答え申し上げましたとおり、消防団のポンプ自動車の運用をも含めて、適正配置計画の中で十分研究してまいりたいと考えております。次に、消防署所に消防団詰所などを併設することについてでありますが、道内他都市では、旭川市、釧路市、帯広市、苫小牧市などが、実際に小型動力ポンプのほかにポンプ自動車を消防団が運用し、消防出張所等に消防団の詰所と車庫が併設されていると承知しております。小樽市においても、消防団と消防署の連携を深め、消防力を高めるためには大変効果があることと考えています。したがいまして、今後、消防団とも十分協議し、どのような形態が可能かも含めて検討してまいりたいと考えております。次に、環境問題について何点かのお尋ねがありましたが、初めに、一部事務組合と広域連合との主な相違点についてでありますが、広域連合には、一部事務組合にはない北海道に権限・事務の委任を要請することができること、広域計画を策定し、その実施について構成市町村に勧告できること、議会の議員及び執行機関の選出は、直接公選又は間接選挙によることなどの制度が認められております。次に、新しい焼却場の焼却システムなどについてでありますが、前処理や焼却施設の機能、方式などについては、今後実施する事業計画等の策定の中で検討され、その結果に基づいて決められるものと考えております。現段階でお示しできるのは、北後志地域ごみ処理広域化基本計画に述べられておりますダイオキシン類対策特別措置法等で定められる各基準を満足する機能を持つこと、二つ目、北後志のごみ質に適合し可燃ごみ全量が焼却処理できる機能を持つこと、三つ目が、余熱利用による発電機能を持つこと、四つ目は 「従来方式+灰、溶融固化」又は「ガス化溶融方式」とすることなどであります。次に、ごみの全量焼却などについてでありますが、北後志地域ごみ処理広域化基本計画では、廃プラスチック類をダイオキシン類対策の観点から非焼却対象物として位置付けておりますので、全量焼却は難しいものと考えております。次に、埋立処分したごみを焼却してはどうかというお話でありますが、現在埋め立てしておりますごみには廃プラスチック類も混入していますので、ダイオキシン類の対策から難しいものと考えております。次に、廃プラスチック類を除く燃やすことができる産業廃棄物の焼却処理については、民間における産業廃棄物処分の動向を見ながら、焼却処理について検討する必要があると考えております。なお、国においては一般廃棄物と産業廃棄物の区分見直しなどを検討しているところであり、今後、国等の動向を踏まえながら、焼却処理のあり方について検討してまいりたいと考えております。次に、PFI方式の導入についてでありますが、廃棄物処理の分野においては、環境保全等の観点から、排ガス処理設備等の高度化が必要とされ、多額の施設建設費を伴い、施設運営面でも同様の状況となっております。この施設建設費や運営費に民間資金を活用するPFI方式の一つとして、公設民営方式を導入しているところもあり、これらを参考にしながら、焼却施設等の施設整備計画策定の中で検討してみたいと考えております。次に、ごみ収集運搬業務の委託化の推進についてでありますが、直営収集体制については、これまで、逐次見直しを行い、経費節減に努めてきているところでありますが、民間への委託については、新行政改革実施計画の中の実施項目に位置付けられておりますので、今後とも、一般家庭から排出されるごみの収集体制の全般について引き続き検討してまいりたいと考えております。次に、し尿及び浄化槽汚泥処理の広域化についてでありますが、広域処理の観点から、近隣町村への委託処理も選択肢の一つと考えられますが、関係町村の意見も聞いてみたいと考えております。また、建設候補地のし尿・雑排水の合併浄化槽の普及については、生活環境向上の観点から、今後、助成措置も含めて検討してまいりたいと思います。次に、除排雪対策についてでありますが、除排雪体制につきましては、職員のステーションへの配置を含め、受注業者の連携や雪捨て場など多くの課題がある中で、除雪に対する市民要求が高まる一方であることから、ご提案の内容を含めた体制の抜本的な見直しが必要と考えており、現在、その作業を進めております。見直しの内容につきましては、細分化されていた除雪の業者委託を集約し発注することにより、発注管理など業務量の軽減と合わせて、除雪と坂道路面管理、さらには排雪等を一貫した責任体制で行い、円滑で効率的な除雪作業による市民サービス向上のための体制を確立してまいりたいと考えておりますが、市と関連業界との連携や、従事者に対する除雪についての理解を深める方策、さらには、施行体制の変更について市民の理解を得るなどの課題があり、今後、これらの課題の解決について慎重に検討してまいりたいと考えております。次に、雪処理の社会実験についてでありますが、この実験の主旨は、近年のバリアフリーに対応した歩行空間の無雪化や路上の雪山の解消などの高度な要請に対し、行政だけの対応には限界もある中で、新たに官民協働のシステムによる効果的な雪対策を考えるものであります。予定している実験内容は、中心市街地の商店街の中から対象路線を選定し、一定期間、きめ細かな除排雪による路面の無雪化を試行した上で、その効果や問題点などを検証するとともに、今後、大型融雪槽の整備による道路環境の改善を図る場合の地元負担や協力のあり方などについて、協議会などを設けて話し合うものであります。なお、今年度の実験結果を踏まえ、平成14年度で大型融雪槽を試験的に整備することも含め、今後の本格導入の可能性について慎重に検討してまいりたいと考えております。次に、観光行政について何点かお尋ねがありました。まず、本年4月に公表しました観光経済波及効果の調査結果についてでありますが、観光関連業種は、原材料の市内調達率や人権費の市内支出率が他の業種に比べ高く、この結果が大きな経済波及効果として表われたものと考えておりますし、市内所得への波及により約1万 8,000人の雇用効果があることも推計されたことなどから、私といたしましても、観光は本市の基幹的産業の一つに成長したと実感しております。また、今回の調査の中で、観光関連事業者は宿泊客の増加や入込みの通年化による経営の安定化を強く望んでいることが明らかになり、こうした意向を踏まえ、長年の課題であります日帰り通過型観光から通年・宿泊滞在型観光への移行や、観光産業振興という観点からの施策の展開も検討してまいりたいと考えております。次に、滞在型観光交流空間モデル事業についてでありますが、昨年度、本市を含め、後志管内20市町村が一堂に会し、魅力ある「滞在型交流空間」の実現を図るべく検討を進めてまいりました。その中で、広域ネットワークを強め、体験型観光資源の発掘・整備及び一体的かつ総合的なサービスや情報の提供などについて、さまざまなプログラムメニューが示されましたので、これらを本市の広域観光の事業展開に生かしてまいりたいと考えております。また、今年度は、このモデル事業の成果をさらに掘り下げ、具体的な対応策をまとめることになっておりますので、その結果を見極わめながら、本市の広域観光の今後のあり方についても、十分検討してまいりたいと考えております。次に、これからの観光行政についてでありますが、小樽観光は、運河など本市のシンボルとして定着した観光拠点だけではなく、これまで見過ごされてきた景観、例えば、路地裏や時代を感じさせる建築物をはじめ、毎年開催されている地域のお祭りなどを新たな観光資源と位置付けるとともに、それらを結びつける観光ルートを紹介するなど、より広範に小樽観光を楽しんでもらえる多彩な提案が必要と考えております。一つの方策として、この6月から、市内のイベントやお祭りなどを紹介した情報誌を発行し、宿泊施設などに配布したところであります。また、今後は、市民などから新たな観光資源の発掘やさまざまな観光ルートの提案をいただき、市民と行政が知恵を出し合って小樽観光の新たな魅力づくりに取り組んでまいりたいと考えております。次に、観光都市宣言についてでありますが、近年、新たな観光資源の整備や交通アクセスの充実など、本市の観光を取り巻く環境は大きく変化しております。このような中で、観光が本市の基幹的産業の一つに成長したこと、また、台湾など東アジア圏からの入込みが急増しており、国際観光の面でも人気が高く、小樽観光が依然として堅調であること、さらに、全国で2地域だけの滞在型観光交流空間モデル事業の地域指定を受けたことなどを勘案しますと、本市が観光都市として高い評価を得ているものと考えております。今後も、小樽観光をアピールし、観光都市としての基盤を強化するとともに、市民意識の高揚を図るために、観光都市宣言は有効なものと考えられますので、実施手法の検討や他都市の実例調査を行い、実現に向け努力してまいりたいと考えております。次に、農山漁村滞在型観光についてでありますが、これまでに学童農園、市民農園の農業体験や直売所、水産まつりなどを通じて漁業者や農業者と市民との交流を進めております。ご提言のとおり、農村、漁村と都市との交流を図り、滞在型観光につなげていくことは、本市の新たな観光の魅力づくりの一つと考えられますので、今後、関係者と意見交換の場を設けるなど、どのようなことが可能か、十分話し合ってまいります。次に 「道の駅」の設置についてのご質問でありますが、道路利用者のトイレや休憩施設に地域特性やアイデ、アを生かした施設を併設した「道の駅」は、地域の活性化を図る施策の一つであると考えております。銭函から蘭島地区までの地形的条件や国道、道道等の整備状況などを勘案いたしますと、道路利用者のニーズに対応したさまざまなサービス施設も必要であると考えております。本市におきましては、二つの地区から活性化対策として「道の駅」の設置についての要望がありますが、今後、設置目的や施設内容、管理運営主体等を検討するとともに、他市町村の事業手法や経営状況等の調査を行うなど、研究してまいりたいと考えております。最後に、商工信用組合についてお尋ねがありました。市への要請についてでありますが、先般6月13日、理事長にお会いをし、これまでの経緯並びに現在自主再建と新たな金融機関の設立について検討しており、組合員や預金者に迷惑をかけない方法が何なのか、模索している段階とお聞きしております。したがって、現在、具体的な要請は受けておりませんが、いずれの場合にしても、自治体に対し優先出資を求められる可能性があるものと考えております。次に、出資金についてでありますが、小樽商工信用組合は、ここ数年、約10億円の増資を実施したと聞いており、現時点で追加の出資を組合員に求めるのは難しい状況にあると思われます。なお、一般論として、新しい出資金を募るに当たっては、一般組合員による普通出資、さらには、自治体、経済界等からの優先出資が考えられます。次に、新しい金融機関についてでありますが、小樽商工信用組合は、長年、地域金融に貢献してきた金融機関であることから、再建されることを強く望んでいます。なお、仮に新しい組合の設立という方向が出された場合には、関係機関と十分協議をしながら的確な対応をしてまいりたいと考えております。以上です。( 議長」と呼ぶ者あり)「
質問 4番 大竹秀文
ごみ問題等についても何点かあるようでございますけれども、細部にわたる問題がありますので、予算特別委員会などの中で質問していきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。