小樽市議会 平成12年第4回定例会 2000年12月8日
「今日は12月8日です」
2000年12月8日、小樽市議会の一般質問で、高階孝次議員が質問し、市長 山田勝麿、教育長 石田昌敏が答弁しました。
- 質問者
- 高階孝次 議員
- 答弁者
- 市長 山田勝麿、教育長 石田昌敏
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 26番 高階孝次
今日は12月8日です。59年前の今日、太平洋戦争が始まりました。今でも開戦を告げるラジオ放送が耳に残っております。20世紀も、あと24日で終わります。20世紀の前半というのは、戦争で明け暮れました。日本の近代史をひもとくまでもなく、日本はおよそ10年置きに戦争をしてまいりました。これも日本からの侵略戦争です。後半の半世紀というのは、今日まで戦争にかかわることがありませんでした。私たちが主義・主張・党派の違いを超えてこの偉業をなし遂げたことに、誇りを持っていいのではないでしょうか。こんな感慨をかみしめながら、私には20世紀最後の質問です。以下、日本共産党を代表し、質問します。取り急ぐ問題からまず質問いたします。去る11月17日、道は小樽市に対して、銭函にある「小児総合保健センター」と手稲の「肢体不自由児療育センター」の整備計画を提示しました。この計画では、老朽した両施設を1カ所にして改築し、それに必要な用地6平 成 1 2 年 第 4 回 定 例 会 本 会 議 録万平方メートルに道有地を充てたいというものです。場所は未定としながら、事実上、銭函の小児センターを手稲に移す、このように判断されるものです。同施設は1977年、当時、我が党の本間喜代人道議や小樽選出の道議らが小樽誘致に奔走して開設されたものです。地域住民は言うに及ばず、広く道内各地から利用され、今日まで喜ばれてきました。既に医療施設である国療小樽病院の小樽撤退に引き続き、また今は日銀の小樽撤退に全市を挙げて存続運動を展開しているさなか、今度の小児センターです。立て続けに小樽にとって大事な施設がなくなるというのは、小樽経済に打撃を与え、イメージダウン、ますます斜陽化に拍車をかけることになります。銭函に残し、現地で改築するよう、道にかけ合うべきです。直ちに具体的な行動 議会は今日、意見書案を可決することになっておりますが、道への要請、-署名活動など、直ちに行動を起こすべきです。お答えください。この際、伺っておきますが、国療のその後の動向についてもあわせてお答えください。次は、財政問題で2点お尋ねします。1つは補正予算、いま一つは財政健全化計画です。まず、補正予算の方からですが、その大宗を占めるのは介護保険関連と景気対策です。介護保険の方は別の項で質問します。ここでは景気対策についてお尋ねします。今回の景気対策は、道路、公園、住宅、学校、ただいまの追加分を含めて総額は3億 5,000万円程度。補正の大方の部分を占めます。これまでも国の景気対策を受けて、本市は平成4年以来、実に 114億円余りをつぎ込んできました。これは国でいうと 130兆円とも40兆円とも言われております。こんなに多額の税金がつぎ込まれてきたわけですが、景気の回復がさっぱり見られません。市長はこのことをどう見ますか。まずお答えください。次は、その財源についてです。この間の臨時国会で成立した国の補正予算では、公共事業費のうち地方自治体負担分1兆 2,000億円について、20%は地方交付税で配分。政府が要請する追加の公共事業を実施した自治体に厚く配分するとし、80%は全額地方の借金として元利償還を地方交付税で賄う、こう言っております。これでは地方交付税の補助金化、地方交付税法の根本をゆがめるものだと、こういうことで国会では我が党は反対いたしました。たとえ地元の雇用と仕事の確保といっても、こんなに麻薬、モルヒネを打ち続けますと、市財政はぼろぼろになってしまいます。この借金政策でいいのか、お尋ねします。お答えください。次は、このほど示された財政健全化計画、またその一部とも言える行政改革についてお尋ねします。計画は、平成13年から17年までの5カ年間で実質単年度収支の均衡、2つ目には経常収支比率90%以下を目指す。要するに、中身は歳入を増やして歳出を切り詰めるというものなのですが、具体的には、歳入では、地方交付税は今後余り期待ができないので、市税の収納率を引き上げる、基金の有効活用を図る。歳出では、平成15年まで3カ年「行革」を、今年度で終わるものを、さらに継続するわけです。学校や病院の統廃合、連絡所、三セクの見直し、人件費の削減ということから職員60人削減する、こういうものになっております。健全化のために有無を言わせず強引に増税、公共料金の値上げ、一方では福祉や教育を切り捨てる、すべて市。民にしわを寄せる、こういうことであれば健全化も図れるでしょうが、実際はそんな乱暴なことはできませんそうすると、この計画では本当に市財政の健全化が図れるのか大変疑問です。そこで、お尋ねします。第1は、財政悪化の原因です。計画の見方では、いかにも不況のせいのように他人事であります。かじ取り役の市長はどうだったのか、その点についてお答えください。平 成 1 2 年 第 4 回 定 例 会 本 会 議 録借金はこれ以上増やさない、こういうふうにもありますけれども、いつもかけ声はそうなのですけれども、実際に守られない。現に今度の4定の景気対策についても、また同じことの繰り返しではありませんか。いつまでたっても、これでは歯止めがかかりません。お答えください。、第3には、国保や病院が抱えている、両方合わせますと約80億円に近いということになりますか、累積赤字この解消なくして健全化はないと思います。どのようにして解消を図るのか。ずるずるとこのままでは、いかに病院の改築、こういうことを掲げても、空手形に終わってしまうのではないですか。4番目は、これまでの「行革」の総括と今後の取り組みについて。項目を見ますと、例えば学校のことや連絡所のこと、三セクの見直し、こんなのが挙がっておりますが、細かく1つ1つはいいですけれども、特に大きな問題というものについて幾つか、今後の取り組みについてお答えください。新年度の予算の編成に向けて、この計画をどのようにして生かしていくのか。それから 「21世紀プラン」というのがありますが、市の総合計画ですけれども、だんだん時間がたつに従っ、て、現実とは相当ずれが出てきております。この乖離をどう調整していくのか。財政問題の最後ですが、真の財政再建の道は、我が党はいつも言っておりますけれども、社会保障を上回る逆立ちした公共事業の見直ししかないのではないかと、このように考えます。小樽に即して言えば、よく話題になります石狩開発を含めてですけれども、石狩湾新港、小樽港の再開発、中央通の再開発、マイカルのための平磯線、望洋パークタウン、その他、道路とか下水とかいろいろあると思いますが、広域農道だとか新幹線は地元負担ということについては余りまだ明瞭でありませんけれども、こういう手がけてきた大きな事業を行政の継続性、こうばかり言ってはいられないのではないかと思います。自治体によっては、例えば下水道でも、財政が一定立ち直るまでは計画を凍結するとかストップするとか、こういう自治体もあるわけですが、そうした市長の英断がなければ、とても財政の再建というのは難しいのではないかと思います。お答えください。次は、介護保険についてお尋ねします。今度の一般会計予算4億 9,000万円くらいになりますか、そのうちのもう一つの大きな部分というのは介護保険の関係です。介護保険特会への繰り出しが1億 8,000万円。これも介護保険にかかわりあるのですが、社会福祉協議会貸付金 5,900万円、大きな部分を占めております。なぜこんな補正といいますか、あるいは追加といいますか、こういうことが必要になったのか。当初の計画そのものが問題があったのではないのかと。この点についてお伺いします。介護保険の担当者の話を伺いますと、事業がどういう推移をしているのか、なかなかつかめないというふうにこぼしております。市は保険者なのですけれども、国保連からレセプトが来てみないと、事業がどんなふうに推移しているかわからないと。言ってしまえば、出たとこ勝負になっているわけです、後追いになっているわけで、す。こういうことにならないように、ある自治体では相当、介護保険のスタッフをそろえて事業の推移をつかむこんな後から手当てするなんていうようなことにならないように努力しているようでありますが、そういうことがなければ、結局またその後始末に追われるということになるのではないでしょうか。市が保険者として直接事業の推移を把握できるような仕組みといいますか、体制と、こういうものが必要だと思いますが、いかがですか。介護保険がスタートして9カ月になります。自治体によっては、介護サービスの充実のために利用料や保険料の減免制度を実施しております。我が党がこの議会でも提案した介護保険サービス利用奨励手当支給条例という平 成 1 2 年 第 4 回 定 例 会 本 会 議 録のも、負担軽減ということで同じ趣旨のものであります。ところが、厚生省は、自治体が独自にというか、勝手にこの減免制度をやるのは介護保険の制度そのものを壊してしまう、こんなことで自治体に圧力をかけているわけであります。これはよく新聞紙上でもいいます。そして、特に都道府県に圧力をかける。何か都道府県が事業主体のような格好で何とかせいと、こんな文書が出たりしているわけであります。介護保険は市町村の自治事務です。こんな不当な関与は許されないと思います。減免措置について、介護保険法と自治体の条例の関係を見ても、法第 142条、これを受けて市の介護保険条例では第11条、施行規則では第33条でありますが、減免のことが書かれております。多くの自治体は条例で減免措置をうたっているわけです。これを上から違法と決めつける、これは今の法の体系からいっても許されないですし、憲法でうたわれている国民の生存権を侵害するものだ、こういうふうに言ってもいいのではないかと思います。こんなふうな国の、厚生省の圧力についてどういう見解を持ち、どうこれに対処されるのか、お答えください。国が今やるべきことは、自治体の減免制度に文句をつけることではなくて、自治体と協力して介護サービスの充実を図ることではないかと、こう思います。去る11月、全国市長会の決議では、ついこの間のことですけれども、保険者が見通しが立たず混乱している実情 保険者というのは市町村ですが 実情を訴え、低所得者への軽減措置、実態に合った介護サービス、自-治体の過重負担の解消、5%の調整交付金を国の25%の枠外にしてほしい。まだまだ長いいろいろなことを挙げておりますけれども、こういうことを国に全国市長会が決議として要求しているわけです。全国市長会がこぞってこういうことを国に要求するというのは、スタートした制度そのものが問題があるのではないのかと。この辺について伺います。5年後にその点の見直しということは国は言っておりますけれども、5年待っているわけにはいかないと思います。市長は議会の答弁では、いろいろ問題点を指摘されますと、今後の推移を見て対処したいと、こういうふうに繰り返しておられましたけれども、5年が待てないわけですから、市独自で負担軽減の手を打つべきだと思いますが、いかがですか。お答えください。以上、介護保険です。次は、病院の問題でお尋ねします。病院の統合・改築というのは、山田市長の重要な公約の1つであります。我が党もこの間の選挙では改築は必、要だと、こういうことを言ってまいりました。選挙後、こういうことで議会に病院の特別委員会が設けられるまた、広く市民の意見も聞こうということで病院の懇話会もつくられ、今日まで論議を重ねてきました。論議がだんだん煮詰まってまいりますと、結局、改築に当たっては先立つものはお金と、こういうことに話はなっていくわけです。親会計も大変厳しい状況にある。肝心の病院の企業会計も、これまでは毎年、数億円の赤字を出している。そのほかに、今までの累積赤字、欠損金が44億円を超えている。こんな状態で果たして改築できるのか、お金があるのかと。こんなことから、現状何が問題なのかと、財政を健全化するためどうしたらいいのかということで、今度の経営診断になったと思います。去る12月1日の特別委員会では、どうも聞いておりますと、経営診断の中身の単なる報告でなかったかと、こう思います。この経営診断を受けてこの改築の問題、市としてどういう方針でこれから取り組むのかと、そんな平 成 1 2 年 第 4 回 定 例 会 本 会 議 録ところに話が及ばなかったのは残念だと思います。詳細はこの特別委員会でこれからさらに審議を重ねていくと思います。そちらにお任せしたいと思いますが、基本的な点について何点かお尋ねします。市長は、今任期中に改築に着手できるのかどうなのか。財政事情が大変です。理事者はよく議会では、病院財政の単年度収支の改善、均衡を図る、これが改築の第一条件だと、こう言ってきました。1日の特別委員会でこのことも質問が出まして、この12年度については大体予算どおり執行できると、今後も大体同じように進むだろうと、こういう答弁でした。こうなっていくことは大いに結構だと思います。そこで、お尋ねするんですが、今まで毎年赤字が出て大変だと、こう言ってきたのに、12年度は何かスムーズに事が運ぶように聞こえてくるんですが、何かそこにわけがあるのか、どういう中身なのか、お答えください。今後もこんな調子でいくというのであれば、第一条件がクリアされていくということですから、改築に向けて一歩前進するというか、具体的なスケジュール方針、こういうのが出てくるのではないかというふうに期待します。この間、病院のたより第15号を見ますと、森岡院長は 「市長は一定の方向性を示している」というくだりが、ありましたので、その「一定の方向」というのは何なのか、ぜひこの機会に具体的にお聞かせいただきたいと思います。先ほども触れましたが、単年度収支の均衡を図る上に44億円の累積赤字の解消。今日も深川の病院の記事がどこかの新聞に出ておりましたけれども、一口に改築といっても数百億円のお金がかかるわけです。それに今のよ、うな赤字を抱えている。こんなことで改築ができるのか、病院問題について皆さん関心を持っておりますので今までの答弁の繰り返しに終わらないで、経営診断も出たことですから、一歩進んだお答えをいただきたいと思います。次は、中小企業の問題についてお尋ねします。最初は、小樽の中小企業、商工業、この現状をどういうふうにごらんになっているのか、認識されているのかという問題です。日本の中小企業というのは、事業所の数でいうと 100%に近い、90何%と言われますし、そこで働いている人の数からいきますと、これも優に80%を超えている。日本の経済の主役は中小企業だと、よく言われていることであります。小樽なんかについては、ますますそうではないかと思います。ところが、どうも自民党の今の政治を見ておりますと、大企業や大銀行には至れり尽くせりのサービスですけ、れども、中小企業の方はどうも見捨てるような動きになっている。何としても国際競争に勝たなければならぬこういうことでコストダウンを図らなければならない 「産業再生」の名のもとに、労働者には厳しいリストラ、。中小企業には下請代金の引き下げの大なたを振るう。中小企業は主役と言われながら、青息吐息の状態です。こんな状態で日本の経済の再生とか活性化が図れるのか、こういうふうに思います。去る11月25日、市街地の特別委員会で我が党の古沢議員が、小樽の中小企業、とりわけ小売業について、規模。は家族経営というふうに極めて小さいけれども、八百屋とか魚屋とかお菓子屋とかいろいろ挙げておりました特定の商品を扱う専門店というのですか、個店というのですか、これが非常に多いと。これは学問上は特化係数が高い、こういうふうに言うようであります。そういう点で道内の他都市を比較しますと、小樽と函館がずば抜けていると、こういうことであります。小売業を専門とする札幌学院大学の杉本教授も、この点はよくふだん指平 成 1 2 年 第 4 回 定 例 会 本 会 議 録摘しているところであります。小樽も例外ではありませんが、大型店の進出で、その売り場面積が優に60%を超えるという状態です。地元商店がその影響を受け、売り上げが20%、30%ダウンする、苦しい経営を余儀なくされておりますけれども、まだ他都市に比べれば空き店舗も少ない。市長はいつか議会でも、小樽に残っている市場というのは「小樽の顔」だと、こういうふうに言っておられる、その市場もともかく残っているわけです。問題は、こうした地元の中小企業や商店、これをどう見るのかという問題です。時代の流れで、こんな古臭い時代おくれのものは、いずれ消えてなくなってしまうのだと。それにお金を使っても無駄遣いになる、こんなような考えでは、これからの小樽経済はうまくいくわけはないと思います。むしろ逆に「小樽の顔」として育てていく中で、またそこに重点を置いた中小企業対策が必要ではないか。以上のような小樽の中小企業の現状をどう見るのか、その位置づけについてお尋ねいたします。次は、そのことにかかわっての対策に関係してであります。小樽には、小樽運河をはじめ歴史的建造物など古いものがたくさん残っていますし、それが観光客にも好評です。私は、古いものは単なるノスタルジアというのですか、懐古趣味を満足させるというものではないと思います。もっと積極的な意味を持っていると考えます。かつてバブルで経済大国を謳歌したころ、当時、埼玉大学の先生であった 峻淑子教授は 「豊かさ」とは何、かと。これは岩波新書で、よく引き合いに出される本ですが、日本が世界一の経済大国になっても、本当にその「豊かさ」が感じられない、こういう問題をたしか西ドイツか何かと比較しながら挙げていたと思います。これまで人間がつくり上げたものは、広く文化だとか文明とか言うのですけれども、どちらかといえば物質的、なものについては、これは今はやりでありますITだとか、あるいは携帯電話だとか、このものは大体文明とこう言っていいのではないでしょうか。精神的なものについては、文明に対して文化というふうな言い方をするようであります。技術革新の折、徹底した効率・利便・営利の追求、これは前者に属する方で、これがどんなに進んでも本当の「豊かさ 、これにつながらない、このことを 峻教授は言っていると思います。人間が人間として充実し 「豊」 、かさ」を感じられるものは、むしろ精神的な充足があってこそと思います。この間、テレビを見ておりましたら、これは大田区の町工場ですけれども、ここの社長さんが 「うちは工場、(こうじょう)でないのだ」と、こういうふうに。アナウンサーが聞きましたら 「うちは工場(こうば)だ」、と 「工場(こうば)と言った方が、機械ではなくて人間が中心になっている、そのことをあらわす言葉なの。だ」と、こういうふうに社長さんは胸を張っておられました。職人のことを書いた永六輔さんも 「職人がつくったものは使い込んでこそ美しくなる 、こんなふうに言って、 」おります。。小樽には、いかにも古めかしく、能率の上がらない、もうけは二の次のようないろいろな店があるわけです自宅の近くにあって、お年寄りもちょっと歩いていって用を足せる、そこでまたいろいろな世間話もできる、こんな店が残っているわけです。先ほど挙げた特化係数、これと深いかかわりがあると思います 「小樽の顔」と。言われたのも、市長はそのことを指して言われているのではないでしょうか。モノづくりの分野でも、小樽には「職人の会」とか「染紋塾」だとか、全国的にもこれは有名であります。こ平 成 1 2 年 第 4 回 定 例 会 本 会 議 録うした文化、つながるものが結構小樽にはあるわけです 「文化とは、地域と密接にかかわり合って、人間を介。して歴史の中で熟成し、発展するものである」と、よく言われます。人間の生活に豊かさをもたらす文化に恵まれた「小樽の顔」を生かすことを、これからの小樽の中小企業対策の中心に据えるべきだと思います。大型店と言えば、そっちの方にも手を出す、地元と言われれば地元と、こんな中途半端な形でなくて、よく足元の地元の中小企業、これをバックアップするということに中小企業対策、姿勢を変えるべきだと、こう思いますが、いかがでしょうか。最後は、教育の問題です。子供と教育の問題についてお尋ねします。、いじめ、校内の暴力、不登校、引きこもり、学級崩壊、学力低下、少年の犯罪、こういう言葉がたくさん今我々の周囲にあるわけですけれども、子供や教育にかかわって待ったなしの問題だと思います。毎日のように、また17歳の少年の問題をマスコミが取り上げております。本当に胸が痛くなる思いです。こんな調子で21世紀の日本は果たして大丈夫なのだろうかと心配でなりません。このことは子供自身のこともあるのでしょうけれども、我々大人、社会、国の責任も大きいのではないでしょうか。国の文教政策の責任は、とりわけ大きいと思います。憲法の教育版とも言える立派な教育基本法を持ちながら、歴代の自民党の政府は、その骨抜きに躍起となってまいりました。これほど問題が山積しているのに、いまだに政府の態度、教育政策というのは右往左往を繰り返しております。経済とのかかわりで、これからは新自由主義だなんていうと、この影響を受けまして、横並び教育はだめだと。個性の尊重だ、基礎学力の習得を投げ捨てて、落ちこぼれても仕方ないんだ、こんなふうに一方へ走っていきます。昨日でしたか、今日でしたか、小樽商大は4年でなくて、3年で今度は成績がよければ卒業できると。こういう能力の持った者はどんどん、こんなようなことが出てきて、教育そのものが最低限の公共性をなくするというか、新自由主義の影響を受けて、私事化、商品化していくという動きが見られます。ところが、一方、森総理大臣を先頭にして、戦前の国家主義的な教育を持ち込もう。日本は天皇を中心とする「神の国」だとか、あるいは教育基本法はアメリカに押しつけられたものだ。彼の座右の銘は 「滅私奉公」と、、言っているのですね。なるほど、そういうことから奉仕活動の義務化だとか、修身教育の復活だとか、少年法犯罪を犯す少年については厳罰で臨まなければならない。個性の尊重とは裏腹に上から押しつけると、戦前の教育のような動きが見えております。こうした教育の混乱が、問題の解決を長引かせていると思います。そういう点で、国もそうですけれども、小樽も教育の行政の責任は大きいと思います。このほど、首相の私的諮問機関である「教育改革国民会議 、何か今日の新聞を見ますと、最終報告の骨子み」たいのが出ておりますが、早くに17項目にわたる提案をしております。これも中身を見ますと、非常に混乱しております。そこで、何点かお尋ねするのですが、第1は、奉仕活動の義務化についてです。森総理大臣は 「今は徴兵制度、兵役がない。国家、社会のために一定期間奉仕することがあってもいいので、はないか 、こういうふうに言っております。中曽根さんが言うのならばいざ知らず、森さんは私より年下なの」で、戦前の教育、戦争の体験、まともにそういうことを経験された方ではないと思いますが、そんな方がこうい平 成 1 2 年 第 4 回 定 例 会 本 会 議 録うことを言うというのは、その意味ではまた恐ろしいことだと思います。それから 「国民会議」のメンバーの1人である曽野綾子さん、これは私と同じ年のようです。今、ペルーの、元大統領フジモリさんをかくまっている方ですが、これはやはり奉仕活動の必要性ということを言っております。「奉仕活動になじまないひねくれ者は文学者、芸術家になればいいのだ」と。これもまた大変ふざけた発言ですね 「文春」の10月号の座談会に出ている。。私は、終戦の年は旧制中学の2年生で、勉強なんかやっている時代ではありませんでした。学校、勉強をなげうって、大雪の山ろくにある当時東川村、今は町ですけれども、勤労奉仕ですね、当時の言葉で言うと援農というのですけれども、行っていました。戦争に勝つためには、大人はもちろんですけれども、こうした子供も駆り。出される。勉強どころではなかったわけです。戦争に負けて、こういうやり方が間違いだったと私は思いますそんなことをいや応なしに想起させるような今の動きです。子供と教育に責任を持つ市教委はどんな見解をこうした動きについてお持ちか、お答えください。そのことと軌を一にするわけですけれども、修身教育復活の動きであります。恐らく少年の犯罪が多いというところから、これは締めなければならぬということでないでしょうか。我が党は、知育・体育・情操教育・徳育を総合的に進めるべき立場で、道徳教育もそういう中で必要だということをこれまでに言ってまいりました。しかし、昔の修身の復活ではありませんで、我が党は市民道徳を身につけることと、こう言ってまいりました。そんなことを細かく中身を言っている時間がないですが、労働基準法というのがあっても、実際にはほとんど守られない状態だ。大企業や大銀行は経営にミスをしても責任をとらないで、国が国民の税金で後始末をしてくれる。一方、中小零細企業が事業に失敗しますと、資本主義の世の中で自由競争は当たり前と。負けた者は、のたれ死にしても仕方がないのだ。こんな不公平、不公正なルールのない大人の社会が、どうして子供に対して示しがつくのでしょうか。大人も子供も人間として生きていくからには必要な市民道徳、これは必要だということで、我が党はこれまでにもそのことを言ってまいりました。市教委はこの道徳の教育の問題についてどういうお考えか、お尋ねいたします。次は、教育基本法改正の問題です。森さんが大変な執念を燃やしております。憲法と同じことを言っているのですね、時代に合わなくなった。「国民会議」でもこのことが委員の中から出ているわけですが、ある委員は、これは浜田広というリコーの会長ですね、インタビューに答えて、教育基本法どこが悪いかわからないと。むしろ教育基本法は、こんな立派なものがあるのに、守ってこなかったことが問題だ。委員の中でこういうふうに言っている方もいるわけです。中間報告ではやや中途半端ですけれども、今日あたり見ますと、最終報告ではもう少しこの問題では踏み込んでおりますし、この間大臣になった町村さんは、何としてもこれは文章を書き換えることまで含めて、何か文部大臣の使命のような発言をしておりました。しかし、いくらこういう動きの中でも、最終答申のまとめに当たっては、このことが国家至上主義的な考え方や全体主義的なものになるようになってはならないのだということを加えておりますので、少しまだ良識、良心があるのかなということで読ませてもらいました。教育基本法の改正について、市教委はどういう御見解か伺います。最後ですが、また日の丸・君が代の時期となりました。国は、日の丸・君が代が法制化された。しかし、教育現場に強要することはないのだというのが当時の答弁で平 成 1 2 年 第 4 回 定 例 会 本 会 議 録ありましたけれども、なかなかそのとおり受け取られておりません。札幌の市教委は、職務命令を出して強要すると。道議会でも、このことがきちんといっていないということで、小樽がしょっちゅうやり玉に上げられているわけです。我が党は、この日の丸・君が代については国民の意見が分かれているわけだから、それを国歌だとか国旗だとかということをしないで、何がふさわしいか時間をかけて十分論議して、たとえ何かにそれが決まっても、強要すべきようなものではないのだと、こういうことを言ってきました。市教委は、学習指導要領に基づいて指導するということで、その立場を貫いておりますが、今度新しく採用される学習指導要領、そこを見ますと、別段変わっておりません。前と同じように指導すると、こうなっております。恐らくそういう立場だろうと思いますが、権力で強要する、こういうことはないのではないか。このことを確認させていただきます。以上で、再質問を留保し、質問を終わります (拍手)。
答弁 市長 山田勝麿(市長は2011年3月まで)
高階議員の御質問にお答えいたします。初めに、小児センターの存続についてのお尋ねでありますが、去る11月17日、北海道から小樽市に対して、北海道立小児総合保健センターと北海道立肢体不自由児総合療育センターとの一体的整備計画策定についての基本的な考え方が示されました。昭和52年に設置されました北海道立小児総合保健センターは、これまで小児疾患の総合診療を行う道内唯一の小児専門病院として重要な役割を果たしておりますとともに、現在も本市はもとより、北海道の小児医療に大きな貢献をしておりますので、改築に当たってはぜひ小樽市に設置されるよう、北海道へ要望してまいりたいと考えております。また、国立療養所小樽病院の後医療の確保につきましては、現在、北海道済生会において前向きに検討していると聞いております。、次に、補正予算と景気回復についてでありますが、バブル崩壊後の数回に及ぶ国の経済対策にもかかわらず多くの国民にとっては、現時点でもなかなか景気回復の確かな実感が持てない状況にあると思われます。これまでの経済対策に対する評価と今後の取り組みにつきましては、さまざまに意見のあるところでありますが、現在、国においても、企業収益の改善から個人消費の回復へとつなげるべく、情報技術分野への重点投資や新たな税制改正などを含め、さまざまに検討が進められているものと承知いたしております。それらの取り組みにより、着実に景気の回復が図られることをぜひ期待をいたしております。なお、本市における景気対策につきましては、従来から申し上げておりますとおり、冬期間の受注機会の確保や工事の早期発注の観点などから取り組んでいるものでありますので、御理解をいただきたいと思います。次に、補正予算に伴う財政措置についてでありますが、今回の特徴として、地方債残高の増高に配慮がなされ、従来はすべて地方債で賄うこととされていた地方負担額について、その一部が本年度の交付税措置となった点が平 成 1 2 年 第 4 回 定 例 会 本 会 議 録挙げられます。確かに地方債の元利償還金を後年度の交付税措置で対応することとするなど、将来にその清算を求めている側面もありますが、現状の厳しい経済情勢の改善を最優先に考えると、現実の問題としては、このような対応にならざるを得ない面もあるのではないかと考えております。次に、このたび策定いたしました財政健全化計画について何点か御質問がありましたが、まず市長の責任ということについてでありますが、従来から基本的には大きく変わらない本市の税収基盤の中で、少しでも多くの市民要望にこたえるべく、歴代の市長もそれぞれ市政執行の責任者として最善の努力をしてきたものと考えております。現在の厳しい財政状況については十分認識しており、これまでもこの改善を念頭に置きながら事業を進めてきておりますが、予想し得なかった景気の低迷の中で、収支の改善を少しでも図るため、市内部としても職員数の削減や事務処理コストの縮減を図り、これらの財源を行政サービスの向上に振り向けてきていることにつきましても、御理解をいただきたいと思います。次に、市債発行額の抑制についてでありますが、今回の健全化計画の策定に当たりましては、後年度負担の軽減を図るため、市債発行額の抑制をその柱の1つとして盛り込んだところであります。今回の4定補正予算ベースを申し上げますと、本年度の市債発行額は全会計でおよそ70億 1,200万円となっており、平成11年度に比較して32億 1,200万円減少しておりますが、13年度以降もそれぞれの事業効果や優先度とともに、各年度ごとの補正予算の可能性なども十分見きわめながら、慎重な予算計上に努める中で発行額抑制の目標を達成してまいりたいと考えております。次に、累積赤字の解消についてでありますが、国保につきましては、累積赤字の解消に先駆け、単年度収支の均衡をいかに図っていくかが先決であろうと考えております。しかしながら、増高する医療費負担、景気低迷の長期化、さらには介護保険料の新たな負担が加わるなど、現在、国保を取り巻く環境は非常に厳しい状況にあることから、全国市長会を通じて、国保財政の安定的運営のための財政支援をはじめ、老健拠出金の算定における老人加入率の上限の撤廃など、国に対して要望しているところであります。今後、平成14年度に予定される医療保険制度の抜本改革の推移を見る中で、具体的な取り組みをしていかなければならないものと考えております。また、病院事業は、公営企業法に基づく独立採算制を原則としており、病院の自助努力により解消していかなければならないところでありますが、現況の患者の動態、医療保険制度の仕組みなどから、これには限界があります。今後、一般会計からの支援を含めた経営健全化計画を策定し、その中で累積赤字の解消についても検討してまいりたいと考えております。次に、新行政改革の総括についてでありますが、実施計画に掲げられている78の実施項目のうち、平成11年度までに57の項目が実施済み、または一部実施済みとなり、項目数での実施率は約73%になっております。財政効果額は約39億 6,000万円で、達成率は約74.6%となっており、ほぼ予定どおりの結果となっております。現在の実施計画の期間は、本年度が最終年度になっておりますが、地方分権やITの推進など、地方自治体を取り巻く情勢も変化していることから、引き続き行政改革を進める必要があるものと考えております。このため、現行の実施計画の項目内容の一部を改めるもの、新たに追加するもの、今後も継続して進めるものなど、実施項目を整理した上で、このたび実施計画の第2次改訂案を策定したものであります。次に、行政改革の今後の取り組みについてでありますが、小・中学校の適正配置につきましては、平成13年度平 成 1 2 年 第 4 回 定 例 会 本 会 議 録に石山、東山、住吉の各中学校の通学区域の変更と、菁園中学校の一部通学区域の変更を行い、平成13年度末に石山、東山、住吉の各中学校を廃止する予定であります。なお、小学校の適正配置計画につきましては、教育委員会の所管に属する事項でありますので、教育委員会において中学校の適正配置の実施状況等を踏まえて検討するものと考えております。サービスセンター、連絡所の見直しにつきましては、連絡所の利用者が減少傾向にあることから、設置場所をはじめ、ほかに有効な方法がないかどうかなど、今後のあり方を検討しようとするものであります。、第三セクターの経営改善策などについての検討につきましては、現在の実施計画では外郭団体となっており対象とする団体が不明確であったことから、第三セクターを対象とすることとし、出資者である市としての関与のあり方も含めて、経営改善策などについて検討しようとするものであります。ごみの有料化につきましては、現行の実施計画でも中長期的な視点で取り組みを進める項目としておりますが、第2次改定案では今後取り組みを進める項目として、道内他都市や全国的な動向などを調査するなど、当面の研究課題としております。次に、新年度予算編成と財政健全化計画についてでありますが、来年度以降の5年間は市財政の健全化を最優先の課題として位置づけてまいりたいと考えており、当然のことながら、その初年度となります平成13年度予算につきましては、そのことを十分念頭に置いて編成をしてまいりたいと考えております。この計画の生かし方についてでありますが、まずはこの計画の策定を1つの契機として、全職員が改めて現状の厳しい財政状況を認識し、危機感を持ってみずからの仕事に取り組むことが必要と考えており、今後の予算編成に当たりましても、これまで以上の工夫に努め、市民サービスの低下を招かないよう十分留意してまいりたいと考えております。次に 「21世紀プラン」との整合性についてでありますが 「21世紀プラン」を策定した平成10年度の時点とは、、 、市の財政状況を含め社会経済情勢などにも変化が見られるものと考えております。現在進めております「21、世紀プラン」の第2次実施計画の策定は、基本的には今回の健全化計画の枠内で調整していくこととなりますが市民要望の強い施策を中心に事業選択を行い、市民生活の一層の向上に努めてまいりたいと考えております。次に、公共事業の見直しについてでありますが、これにつきましては従来より御意見のあることは十分承知しております。例として挙げられました事業の中には今後の方向性について課題を抱えるものもありますが、いずれも本市の一層の発展に向けて必要なことと考えており、全国的なレベルで現在論じられているような公共事業とは内容を異にするものであると思っております。なお、このように厳しい財政状況にありますので、各年度の投資額や事業内容等については今後とも適宜見直しを行いながら、慎重に判断をしてまいりたいと考えております。次に、介護保険について何点かのお尋ねがありましたが、最初に補正予算の理由についてでありますが、介護保険の保険給付費につきましては、実態調査結果をもとに国から定められた手順で算定し、予算化したものであります。しかしながら、4月から8月までの保険給付費の実績と、これに対応する予算を比べますと、在宅サービスでは利用者、平均利用額とも見込みを下回っておりますが、一方、施設サービスでは利用者、平均利用額とも見込みを上回ったため、保険給付費全体では予算に対して 2.9%の増となっております。このまま推移いたしますと、保険給付費に不足が生じることから、所要額について補正するものであります。平 成 1 2 年 第 4 回 定 例 会 本 会 議 録また、社会福祉協議会への貸付金についてでありますが、介護報酬の支払いが3カ月おくれとなっているため、その間における人件費等に充てるつなぎ資金が必要となり、来年3月までに 5,900万円の運営資金が不足する見通しとなったものであります。社会福祉協議会としては、一般会計や銀行借り入れにより緊急的に手当てをしてまいりましたが、恒久的な対応が必要となることから、市に対して貸付けの要望がなされ、市としても本事業の安定的運営を図るため、今回補正するものであります。次に、介護保険の利用状況の把握についてでありますが、現在、利用概況は、市内の事業者からは前月分の報告を速報としてもらっておりますが、詳細な利用状況は、国保連からのレセプト情報を分析しなければ把握が難しいものと考えております。国保連からのレセプトによらず独自に把握することは、受給者がどの事業者のサービスを利用しているかを市として把握することが難しいことから、現実的には困難であると考えております。次に、自治体の保険料の独自減免に対する国の見解についてでありますが、国におきましては、国民みんなで支えるという理念のもとに介護保険を創設したことから、免除や一律の減免は不適当であると自治体を指導しております。理念としては理解するところでありますが、何らかの低所得者対策は必要なものと考えております。次に、全国市長会の国に対する要求についてでありますが、介護保険がスタートしてから8カ月を経過する中で、改善すべき課題がたくさん出てきております。こうした中で介護保険を円滑に運営するため、個々の自治体で解決が難しい共通的な課題について、全国市長会として国に要請しているところであります。次に、市独自の減免措置についてでありますが、低所得者対策につきましては、全国市長会を通じて、制度施行後の実態を踏まえ、国の制度として総合的な対策を講じるよう、国に要請しているところであります。市独自の低所得者対策につきましては、これまでもお答えしておりますが、利用状況の推移や保険料の納付状況、また国の動きや他都市の状況、さらには本市の財政状況等を考慮しながら、保険料の本格的な徴収が始まる来年の10月までに検討してまいりたいと考えております。次に、病院改築について何点か御質問がありましたが、まず今任期中に改築着手ができるのかということでありますが、改築に向けて判断基準の1つである単年度収支の均衡は、平成12年度上半期の実績から推測いたしますと、流動的要素もありますが、本年度は何とかクリアできるものと考えております。しかし、今後とも単年度収支の均衡を図ることと長期借入金の解消が大きな課題であり、こうした課題の解決に向けて今後とも関係者一丸となって経営努力をし、一定の方向性を示してまいりたいと考えております。次に、平成12年度の決算見込みの収支均衡の要因についてでありますが、本年度の当初予算においては、一般会計からの繰出金を約3億円増額したほか、病院においては単年度の経営改善目標を定め、積極的に収支改善の努力を進めたこともあり、患者増に伴い、収益の大宗を占める入院・外来収益も、9月末現在では順調な伸びで推移しているほか、費用においても、退職給与金が前年度に比べて2億円減少したことが主な要因であります。改築に向けた「一定の方向性」についてでありますが、市立病院の統合・新築に向けては、現施設の老朽化が顕著であり、また2つに分かれている非効率、さらには多くの市民の皆さんの強い要望もあることから、昨年末、医療専門家、公募の市民からなる「市立病院新築検討懇話会」を設置し、また庁内には助役を議長とする関係部長職で構成する「市立病院総合調整会議」を立ち上げ、また、このたび両病院の医師による「新市立病院構想検討会議」を設置し、それぞれ協議を進めているところであり、さらには新築に向けては、事業費の財源の大部分は起債の借り入れとなることから、北海道との協議を進めていることなどから、新築に向けて準備段階に入って平 成 1 2 年 第 4 回 定 例 会 本 会 議 録いることから、一定の方向性を示しているものと考えております。次に、中小企業問題についてのお尋ねでありますが、まず小樽の中小企業の現状についてでありますが、長引く景気の低迷や大型店の進出などにより、市内の中小企業、特に地元の商店街や市場の経営が厳しい状況に置かれていることは十分に認識しております。こうした状況の中で、量販店や新しい業態店に対する消費者ニーズが高まっている一方で、対面販売を中心とした従来型の小売形態についても、依然として根強いニーズがあります。、したがいまして、御説明のあった小売形態や市場については、地域住民に密着した本市商業独自の特徴であり大切なものと認識しておりますので、引き続き必要な支援をしてまいりたいと考えております。次に、中小企業の振興策についてでありますが、御承知のとおり、本市は古くから商工港湾都市として発展してきており、多くの中小企業者の方々により本市の経済基盤が築かれてまいりました。現在、長引く景気の低迷により、厳しい環境に直面しておりますが、本年、市内9つの市場が連合会を立ち上げ、共同して市民に親しまれる市場づくりに取り組むとともに 「小樽職人の会」が伝統技術を再確認し、伝承するため 「全国職人学会」、 、を開催するなど、活発な動きが見られるところであります。また 「地場産業振興会議」においても、分野別のワーキンググループを設け、具体的な振興策を検討してお、りますので、それらの成果を踏まえ、可能なものから実施してまいりたいと考えておりますし、さらに、時代のニーズに対応できる人材の養成や技術開発への支援を進めるほか、各種の助成、融資制度の充実を図るなど、中小企業の経営基盤の強化に努めてまいりたいと考えております。以上です。( 議長」と呼ぶ者あり)「
答弁 教育長 石田昌敏(教育長は2004年9月まで)
高階議員の御質問にお答えいたします。初めに、奉仕活動の義務化についてですが、奉仕については、学習指導要領の道徳及び特別活動に既に位置づけられ、本市の小中学校においては、地域のお年寄りとの交流やクリーン作戦などに取り組み、地域の奉仕活動に取り組んでいるところであります。「教育改革国民会議」の報告原案では 「奉仕活動を全員が行うようにする」との提言の中で 「小中学校では、 、2週間共同生活による奉仕活動を」という意見や 「もっと積極的に参加させること 、また 「実施の方法につ、 」 、いては学校の工夫による」など挙げられており、この報告が今後どのように具体化されていくか、注意深く見守ってまいりたいと思っております。、次に、道徳教育についてですが、道徳は、教育基本法及び学校教育法に定められた教育の根本精神に基づき、児童・生徒が人間としてのあり方を自覚し、よりよく生きるための基盤となる道徳性の育成を目標としており御指摘の昔の修身とは全く違うものと認識しております。道徳教育をさらに進めるためには、市民としてよりよく生きるため 「人としての生き方」について学ぶこと、、地域の方々による講話や体験談を聞くことにより、体験的・実践的活動をもっと多く取り入れ、子供がみずからを高めていくよう努めていくことが大切であると考えております。次に、教育基本法の改正についてですが、教育委員会としては「教育改革国民会議」などの議論について注目しておりましたが、本日朝の報道で22日に本報告される予定としており、その中で教育基本法を見直すとされて平 成 1 2 年 第 4 回 定 例 会 本 会 議 録いることから、今後の国会や教育関係者の意見など、その論議の展開を見守ってまいりたいと考えております。終わりに、国旗・国歌の指導についてですが、新学習指導要領では 「日本人としての自覚を養い、国を愛す、る心を育てるとともに、児童が将来、国際社会において尊敬され、信頼される日本人として成長していくためには、国旗及び国歌に対して一層正しい認識を持たせ、それらを尊重する態度を育てることは重要なことである」とされております。このことから、新学習指導要領の趣旨にのっとり、適切に指導を深めてまいりたいと考えております。以上であります。( 議長、26番」と呼ぶ者あり)「
質問 26番 高階孝次
細かいことは予算特別委員会の方でも触れる機会があろうかと思いますので、そちらに譲りますが、何点かお尋ねいたします。景気に対する見方で市長が今答弁されましたけれども、一番直近のものは、ついこの間の新聞に出ておりまし、た、7月-9月期の成長率が 0.2と。いろいろこれの見方があって、実質的にはもうゼロみたいなものだとかあるいはマイナスだとか、いろいろあるのですけれども、結構、今年度、国も大変なお金を使って景気浮揚というのを図ったのですが、大体もう今年が終わろうとするのに遅々として進まない。こういう状況は、どこに問題があるというふうにお考えかと。国がやる景気対策というのは、公共事業ということにつながっていくのですけれども、もっとわかりやすく言えば、公共事業にお金を使うことが足りなかったのか、あるいはもっと別なところに原因があるのかという点で、これから市政を進めていく上でも、国の公共事業とはちょっと違うのだと市長は言われますけれども、小樽市にとっては公共事業ですから、そういうものの基本的な押さえ方、見方というのがあろうかと思いますので、その点伺います。2つ目、社協についての貸付金が出ましたけれども、こういう性質のものですから、我が党としては、いろいろなことが懸念されますけれども、だめだということには簡単にならぬだろうとは思いますけれども、だけれども国保や病院のように、結局国保がなかなかうまくできないのだというふうになると、一時手当てはしたけれども、それで事済むというのではなくて、これが結局は毎年毎年回ってくるなんていうような格好になっていくことが心配なので、そういう点の見通しはどんなふうに見ておられるのかという点が2つ目です。それから、真の財政再建というのは、これは大きな問題なので、また別な機会に論議したいと思います。それから、先ほどちょっと代表質問でも名前だけは出しましたけれども、今日の新聞に深川の市立病院の改築のことが出ておりました。ざっと見たところ、規模的には小樽の半分くらいかなと、こう思ったりしてみるので、すが、現状は病床が約 301でしたか、人件費の割合が50%、不良債務が6億 5,700万円、累積欠損金が18億円そして建設費がおおよそ 120億円と。これは道か、さらに国かとの改築についてのやりとりなのでしょうけれども、不良債務の解消というのが何といっても第一条件だと、こういう解説がついておりまして、それがためにそういう規模の病院の改築というのは、いつから着手するかということについては、ついに示されていないと、こういう解説でありました。小樽と事情が違うのでしょうけれども、もう一度、そんなものが具体的に出ておりますので、それと照らして、先ほどの市長の答弁では余り先を見通した、こんなことで、この段階を超えれば次の平 成 1 2 年 第 4 回 定 例 会 本 会 議 録段階で、さらにこれを超えればあるいは着工と、こんなふうにきれいには言えないのでしょうけれども、そういう点、何かもう少し今後の見通しで考えがあるのかということを聞きます。それから、中小企業の問題で1つ。今、小樽においででないというふうに聞きましたけれども、観光の促進協会の方の仕事をやっておられた、当時グランドホテルの支配人だった赤間さんに、議員団として小樽の観光の話をいろいろ勉強させてもらった機会が、2~3年前でしたかね、この間の選挙のときでしたかね、ちょっと前にあったのです。そうしたら、赤間さんは盛んにこういうことを言っておりましたね。観光というのは、結局は地場産業と結びつかないと、どこでも見られるようなものが小樽にもあると、1回くらいは来るでしょうけれども、また家族連れて小樽にもう1回行ってみると、見せたいと、こういうふうにはならないので、やはり地場産業というか、小樽の特性と結びついた環境でなければならない、そういう分野をこれから開いていかなければならないと。来ても運河だ、寿司屋だというだけではどうなのだということを言われていたので、なかなか意味の深いことを言っておられたと思います。ニセコも観光ということ、あの町長有名ですけれども、何とか自分のところの農業と観光というものを生かしていくということで苦労されているようですけれども、性格は違うのでしょうけれども、そういう視点というのは小樽の場合だって同じように言えるのではないのかな、こういうふうに思います。最後、教育の問題ですが、教育長は私と同じ世代ですので、昔どんな体験をされたかというのは大体同じでないかなと思うので、それだけに今のこういう何か右の方に偏っていくような動きが強いので心配なので、その辺について御懸念はないのかという趣旨でお尋ねしているわけですけれども、立場上なかなか言えないということはわかりますので、それ以上のことはやめますけれども。教育基本法については、やはり何回も、短い文章ですけれども、読ませてもらいますけれども、本当に当時としては、戦争に負けた後ですけれども、憲法をつくって、日本人の英知を結集してあの立派な文章をつくったなと思って、本当に今でもすばらしいなと。どうしてこれを変えようという気になるのかなと。単純に、もう半世紀もたったから、時代おくれになったからと。アメリカから押しつけられたというのは、専門家がいろいろ、それも論議しております。しかし、必ずしもそうでないですね。そういう論議はやめますけれども、しかし、立派なものですからね。教育行政のことも書いてありますが、詰めて言えば、どの子供たちにも行き届いた教育を行政というのは保障するのだということに尽きると思うのですよ。だから、小樽でも「学校の適正配置」の名のもとに統廃合が進められていく一方では、この機会にもっと行き届いた教育をせいということが、何か後先みたいな論議になってしまっているのですけれども、私はやはり数の少ない今だからこそ、ただもう番号合わせに合わせてしまうと。1人、2人で教育活動はできないという極端な場合は別として、どこかやはり後先が違うのではないのかなと、こういうふうに受け取られてなりません。効率だとかそんなことを考えると、そうした考えが先に出てしまうわけですけれども、教育の世界というのはそんなものではないのではないかと思いますが、その点について最後伺います。
答弁 市長 山田勝麿(市長は2011年3月まで)
再質問にお答えをいたしますが、最初に、景気に関係しまして、7月から9月の成長率が0.2ということでございますが、どこに問題があるかと言われましても、これはなかなか、 いろいろな経済学者の・お話なんか聞いていましても、それぞれまた意見が違うといいますか、そんな状況もあります。ただ、この間、堺屋経済企画庁長官が、7-9の経済成長率は当初から見込まれていたのだというような話をしておりまして、そのために6月、7月ころに秋の補正予算が必要だと、そんなことを話しておりましたけれども、やはり実態としてその話を聞きますと、来年の2、3月ですか、そのころにはある程度回復の見通しがつくのではないかというようなお話をされておりましたけれども、そんなようなことで、難しい課題で一概に申し上げられませんけれども、市といたしましては、一定程度の下支えといいますか、公共事業による下支えというものも必要だろうというようなことで、今回補正をさせてもらったところでございます。それから、社協に対する貸付金の関係ですけれども、見通しはどうかというお話でございます。実際、サービス業者の実態だとか、それから民間との競合の問題、いろいろあって、社協が事業者としての持っていき方といいますか、そういうことも含めて、このままずっと貸付金だとか、あるいはまた補助金を出していくということにもなりませんので、事業の見直しといいますか、そういったことについて、ちょっと来年度に少し検討したいというふうに思っておりまして。ただ、貸付金については、つなぎ資金といいますか、そういうことでありますので、この事業をやめない限りといいますか、あるいはまた大幅な収入増があれば別ですけれども、当分の間といいますか、やって、お願いしていく以上は、何年間かの期間はこういったつなぎ資金というのは、どうしても必要になってくるだろうというふうに思っています。それから、病院の見通しでございますけれども、従来からいろいろお話をしておりますけれども、先ほどちょっと申し上げましたけれども 「一定の方向性」ということで、準備段階に入っているのだというお話をしまし、、たけれども、それについて、そういった、例えば単年度の収支改善の見通し、あるいは50億円の貸付金の問題こういった問題にどこまで切り込んでいけるのかと。そういっためどが早い段階にできれば、時期等も明らかにできるだろうと思います。ただ、過去の例といいますか、よその病院の例を聞きますと、準備から完成まで6年か7年というか、そのぐ、らいの年数はかかりますよというふうには聞いておりまして、ですから、そういったことも念頭に置きながら今後そういった累積債務の解消の問題、あるいはまた経営改善の問題、単年度収支の改善の見込み、こういったものを総合的に判断しながら、一定の時期にははっきりしたいと、こういうふうに思っております。それから、中小企業対策の関係で、観光の問題でお話がありましたけれども、確かに地場産業との結びつきというのは大事だというふうに言われております 「北海道じゃらん」の三浦さんという方が話をしておったので。すけれども、要するに通過型はだめで、滞在型にせいというふうに言っているけれども、通過型であっても、地元に来たお客さんがたくさんの地元の土産を買って帰って、その経済効果は大きいのだと。そういうことを数字的に示しておりまして、やはり通過型でも相当の数が来ているわけですから、小樽の場合。ですから、お客さんに地元の産品をぜひ買ってもらうと。そのことが地場産業の振興にもつながるわけですから、その点はぜひそういう視点でこれからもまた取り組んでいきたいと思っています。( 議長」と呼ぶ者あり)「
答弁 教育長 石田昌敏(教育長は2004年9月まで)
再質問にお答えいたします。教育基本法の認識についてですが 「教育改革国民会議」での議論は、現在の教育基本法に盛られていないこ、とでこういうことがあるとか、こういうことを盛り込んだ方がいいという意見が非常に多かったように思っておりまして、基本法そのものを問題にしての論議はまだ少ないのではないだろうか。今後このことが議論される中で、教育基本法のすばらしさに対する意見や見直しがやはり十分になされるものと思っております。また、私も教員としてずっと長い間、子供を教えてまいりましたが、子供と父母と教職員の関係は、やはり昔も今も変わらなくなっていかなければいけない、大事にされなければいけないと思いますし、そのためには基礎学力、あるいは豊かな人間性、子供と教員との間の愛情といったような素朴なものに大切さがあり、即効性のみを求めるということは、やや間違っているのではないかと、そういうふうに感じております。お答えにならないかもしれませんが、これで再答弁にかえさせていただきます。( 議長、26番」と呼ぶ者あり)「
質問 26番 高階孝次
1つだけ市長にお尋ねします。経済とか景気とか、そういうことにみんなかかわっていくわけですけれども、今の国のやり方というのは非常にずるいやり方をしているのですよね。亀井さんを先頭にして、不景気だということで財政出動と。片方でそういうことをやるかと思うと 「小さな政府」ということで、できるだけ国はお金を使わないようにと。これは相、反することなのですよ。これは経済学の上からいってもそうだなと思うのですけれども、これを非常に巧妙にやるのです。どうも加藤さんは、この間の動きでどこか大分存在が薄れたようですけれども、加藤さんは日ごろ「小さい政府」と。これは何でも国が面倒見るということをやめると、自助努力だと、これが氏の言っていることなのですね。だから、結局この2つの相反することを非常に巧妙に使うと。例えば、銀行が大変だ、大企業が大変だ、ゼネコンが大変だというと、財政出動、公共事業だと。これは堅持的な形で経済の下支えをやろうということでしょう。ところが、今度国民の方に向かっては、福祉や教育の予算を切るときには「小さな政府」だと。こういうことを非常に巧妙に使い分けているという点は許されないことだと思いますけれども、そういう中で国民や、あるいは自治体が早い話、振り回されているのですよ。しかし、先ほど市長の答弁にもありましたとおり、国保にしても、介護にしても、いろいろ国に要求しなければならぬことあると、こういうふうに言っておることは、自治体としては大変だということの裏返しだと思うのですね。こういうことはやはり国が面倒見てほしいということにきちんと、1人でなければ、市長会という大きな組織を通じてでも、言うべきことは言ってもらうということをぜひやってもらいたいと思います。事あるごとに地方分権の時代だと言いながら、財源はこっちに渡さないのでしょう。結局はまた、お百度参りをやらなければならないのですよ。こういう問題だって解決していないわけですから、自治体がお金の面でも名実ともに自立できるというような体制を早く国につくってもらうと、こういう点ではないかなと、こう思います。それから、ちょっと話があっちこっち飛んで恐縮ですけれども、エア・ドゥの話がありますね。道議会は10億円援助するのだということを決めたのです。事もあろうに知事は、道内の市町村からもさらに援助を頼まなければならない。今、現に小樽市は 1,000万円出資しているはずですよね、このエア・ドゥについては。こんな民間平 成 1 2 年 第 4 回 定 例 会 本 会 議 録会社に税金使うというのはどうだと私たちは反対しましたけれども、恐らくまた知事の方から、ああいうことを公に言っているわけですから、それぞれの道内の自治体に出せと、こういうことになるのではないですか。こんなことを小樽市に押しつけて、今のところまだ具体的でないですけれども、難しい問題だけはそうやって自治体に押しつけるのですよ。フェリーが半分苫小牧に取られたら、小樽の振興策のために何とかやりますよというのが、あるときの条件だったのさ。ところが、知事がそれでは小樽のために、それにかわる何かしてくれたのかと。議会でも聞きますけれども、何か抽象的な話で、その代償としてこうしたなんていう話はないと。しかし、金だけ出せということについては、知事の名で押しつけてくると。こういうことに対しても、本当に自治体の長としてきちんとやってもらいたい、こう思います。ついでに言わせてもらいますけれども、共産党員が市長など首長になっている自治体が10あるのです。そこの自治体は住民が干上がっているか、国から何も援助受けられないで。そんなことないですよ。中には無競争で次も再選されるというところだってある。今のこういう法の体制の中で、仮にそういう方が市長になったって、憎たらしいからといって首締めてしまうなんていうことはできないのですよ。ましてや、たくさん与党がこうやってあるわけですから、堂々と国に対して、道に対して、自治体として困るのだということは、きちんと言うべきことは言ってもらいたいと、こう思いますし、小児センターを持っていくなんてだめというふうにきっぱり言ってもらいたい、こう思います。その点について。
答弁 市長 山田勝麿(市長は2011年3月まで)
地方分権に絡んでの財源の問題も、これも全国市長会で当然要求しております。ぜひそういったことで早く、権限ばかりではなくて、財源を含めて本当の地方分権が達成されるように、これからも要求していきたいと思っていますし、私もいろいろな場面で小樽市の問題については、言うべきときには言っておりますので、これからもそういう姿勢でやっていきたいと思っています。