みんなの議会

置戸町議会 令和5年第5回定例会 2023年6月13日

障がいを抱える方々の居場所づくりと就労の場について

2023年6月13日、置戸町議会の一般質問で、嘉藤均議員が「障がいを抱える方々の居場所づくりと就労の場について」質問し、町長 深川が答弁しました。

質問者
嘉藤均 議員
答弁者
町長 深川

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 1番 嘉藤均

それでは通告に従いまして深川町長に質問をいたします。障がいを抱える方々の居場所づくりと就労の場についてということでありますけども、私は3月の定例議会予算審議のときにも申し上げましたが、障がいという言葉を好きではありませんし、人に対してそういう言葉を使うべきものではないというふうに思っておりますし、決して差別をするような考えや気持ちもありません。町民の皆様お一人お一人が置戸町に住んでいて良かったと思えるまちづくりの一助になればと思い質問をいたします。特定非営利活動法人置戸町くらしサポートたちつてとは設立から10年を経過し11年目に入ったとのことです。また、拠点となっているキッチン木の実は10年目を迎えています。キッチン木の実は障がいを抱える方々の拠り所として、また活動の拠点として多くのスタッフ、ボランティアの皆さんのご理解とご協力のもとに運営をされていることにも心より深く深く感謝を申し上げる次第であります。まだ収束をしたわけではありませんが、コロナ禍を挟んでの10年間は大変なご苦労もあったのではない25かと推察をするところでもあります。しかしながら、これからの10年を考えると、人口の減少や高齢化をはじめとするスタッフの減少なども懸念されるところであります。一方で置戸町内での就労の場の確保などの要望があるのも事実であります。JAきたみらいでは農福連携の取り組みを始めているというお話をお聞きしました。そこで障がいを抱える方々も置戸町で安心して暮らせるための課題やこれからの取り組み、考え方を町長にお聞きをいたします。

答弁 町長 深川

早朝から本議会に傍聴いただきました皆さん大変ありがとうございます。これから新しい議会編成となりました議員の皆様と議論を交わしていきたいと思いますのでどうぞよろしくお願いいたしたいと思います。まず最初に嘉藤議員の方から障がいを抱える方の居場所づくりと就労の場についてのご質問をいただきました。核家族化の進行や社会構造の変化により家庭環境の変化、そして住民同士のつながりの希薄化、高齢化社会の到来、障がい者の社会的孤立など、さまざまな課題が混在し、また地域社会においても支え合い機能が低下するなど、公的なサービスだけでは対応しきれない課題が増加してると言われております。このようななか、本町では平成25年、誰でも集える場の創出、障がいを抱える人たちの活動の場の提供を目的として、NPO法人置戸町くらしサポートたちつてとが設立され、これまで10年の間運営されてまいりました。また、多くのボランティアさんのご理解ご協力を得て、障がいのある方の活動の場としてキッチン木の実が開設され、本年1月には9周年を迎えたところであります。栄養バランスが取れた家庭的なメニューに、町民はじめ町外からもご利用いただいてるとともに、高齢者等への在宅への給食宅配サービスを担うなど、多くの方から利用され喜ばれております。開設当初は民業圧迫ということもささやかれましたが、今ではその活動は本町にとってなくてはならないものであると私自身認識しております。町といたしましても設立以来補助金等の財政措置や地域福祉センターを通じて連携を図ってきたところでありますが、議員からもお話のとおり、近年その活動を支えてきたボランティアの皆さんの高齢化や減少が顕著となり、理事長をはじめスタッフの皆さんが奮闘されているものの、昨年秋からは営業日を4日から3日へ減少するなど、新たなボランティア人材の確保が活動継続の大きな課題となっております。また、このたちつてとに限らず、長年本町で活動を継続してまいりましたボランティア組織女性ボランティアつつじの会や男性ボランティアえぞまつ会も同様の課題があるとお聞きし、 正直どうしたらよいものかと頭を痛めております。本年3月にはボランティア活動に対する理解を深めてもらうため、ボランティア講座を福祉センターで開催するなど、新たなボランティア発掘の取り組みを行ってはおりますが、その効果はすぐに現れるものではないと思います。引き続き、町では社会福祉協議会と連携をし、ラポラポイントを活用した新たなボランティア制度の創設や小地域ネットワークと各団体に対し、参加支援の呼びかけをしてまいりたいと考えております。高齢になっても何かしら社会の役に立ちたい、そう思っておられる方も少なからずいらっしゃる。また、勤労者でもできるボランティア活動、ボランティアを行うきっかけづくりとなるような取り組みを今後とも継続してまいりたいと思います。後段、次に障がいを抱える方の就労対策でございますが、障害者雇用促進法の改正により、本年、令26和5年より一定規模以上の事業所では障がい者の雇用率は従来2.3%から2.7%に引き上げられております。また、実効性を上げるために達成できない事業所への行政指導や納付金制度など、ペナルティーも強化されております。一方では地方に限らず少子高齢化が進み、労働人口の減少により全産業、多くの職場で労働力の確保、担い手の発掘が大きな課題となっております。コロナ明けの経済活動の活性化も相まって、積極的なロボット導入やAIを駆使した省力化が加速されているとともに、政府においては外国人の技能実習制度の緩和により労働力を早急に確保しなければならない、そんな時代となっております。これを機会とし、企業や事業体にとっても労働者確保対策として障がいのある方も就業による社会参画が進むことも期待されているところであります。町内の企業でもすでに障がい者の就業体験に取り組まれた事例もお聞きしておりますし、議員からもお話のとおり、きたみらい農協での農福連携の取り組みも北見市内で福祉施設を運営している事業所と連携しながら実施しているともお聞きしております。そのようななかで就労先の確保や就労先の選択、本町含めて1自治体だけでは効果が得られないことから、1市4町で構成します北見地域定住自立圏共生ビジョンに基づき、令和3年度に地域生活支援拠点施設を北見市に整備、専門の相談体制を構築したところでもあります。相談支援事業所や地域生活支援拠点施設などの専門事業所ととも連携し、広域での就労も視野に入れ、情報収集や逆の情報提供を行い、障がいを抱える方が安心して暮らし続けることができるまちづくりを進めてまいりたいと考えております。私は公約でも障がいのある方の就労機会の確保、これを目標としておりました。就任以来、障がいのある方の雇用を増やすべく、障がい者枠を設けた職員採用や公共施設の業務に合わせた障がいのある方の会計年度任用職員の雇用を今進めているところであります。1市4町の協議会の取り組みのほかに、町内でも障がいのある方の雇用に対する雇用への理解を深めるとともに、障がいのある方個々の相談の充実、そして北見の専門相談員へのつなぎ役、 さらには町内事業者とも障がいのある方の雇用に関する意見交換の場を創設するなど、障がいのある方の雇用が少しでも増やせるよう、そして障がいがあっても本町に住み続けることができるようなまちづくりを進めていきたいと考えているところでございます。

質問 1番 嘉藤均

町長の方から今るる答弁がございました。課題や取り組みということで、今町の持っているものを概ねお話をいただいたのかなとは思いますけども、第6次の総合計画、置戸町のものがあります。そのなかででもですね、これですけれども、基本計画、基本目標1の3、41、42ページに障がい者福祉の充実がということで書かれております。自立支援体制の充実、主な取り組み内容では就労支援の充実、社会参加の促進、家庭介護者への支援、就労の場の創設とあります。ぜひとも取り組んでいただきたいと思いますが、その辺の町長のお考え、再度お聞きしたいと思います。

答弁 町長 深川

本町に限らず、このことは政府、日本国、世界で取り組まれていかなければならない問題だと思っております。政府は平成19年、国連の障害者権利条約に署名後、障害者虐待防止法、障害者基本法、総合支援法、差別解消法などを矢継ぎ早に制定しております。これらの実効性を担保するためにも、それぞれの施策が先ほど言われたようなことも含めて、障がい者の社会参画に向けた取り27組みが取り組まれております。先ほど1市4町での取り組みもその一環の一つであります。従来の障がい者に手を差し伸べる、または障がい者の自立支援から障がい者への差別をなくすとともに、人権尊重、障がいのあるなしに関わらず、誰もが生き生きとした人生を享受できる共生社会の実現、これが障がい者の権利条約に盛り込まれたもので、日本政府もこれに大きく方針転換をしております。現在日本では16人に1人が、人口の約6%、790万人の方が心身の機能に障がいがあると言われております。障がい者の就業に関して言えば、その方が努力をして健常者と同じスキルを身につけるということよりも、その障がいを理解した上で可能な業務を行う、障がいのない方もある方も同じ社会でともに働く、これが当たり前の社会、そうなるような社会全体の取り組みが必要だということでございます。私も全くそのとおりであります。今言われてる障がいというのは、先ほど心身に故障が、障がいが、不具合があるということではなくて、障がいのある方を見る人たちの目に、見方にバリアが、障壁があるんではないか、それを直すべきだという世界の潮流であります。私つい先頃ですね、NHKのEテレに出演しております玉木幸則氏の講演を聞く機会がありました。この方は生まれつき脳性麻痺で、兵庫県で今障がい者の相談支援員をされている方で、テレビでもよく出られている方でありまして、教育長とこの講演を聞く機会を得ました。そのときに、本当に障がいって何ですかということを、まぁ玉木氏は訴えたんだと思います。SDGsのテーマ、誰一人取り残さない社会の構築、これっておかしくないですか。障がいのない方がまるで障がいのある方を引き上げる、そんな見方、なんで上から目線なんですかと、その講演をお聞きしたときに私も目から鱗であります。先ほど申し上げましたとおり、16人に1人は何らかの障がいを持っていると言われております。このような方々と一緒に幸せを享受できるようなまちづくりを進めてまいりたいと思いますし、私役場職員のことだけではないと思っております。一歩一歩進めてまいりたいと考えておりますので、どうぞご理解をいただきたいと思います。以上お答えになってるかちょっと分かりませんが、あの一足飛びになかなか企業の理解も、就業の場の確保についても、みんなの見方、障がいのある方に対する見方を変えていかなければ世の中は変わっていかないというふうに私は認識しておりますし、それらの啓蒙活動などは福祉センター、社会福祉協議会、そして今あるNPO法人たちつてととも連携を取りながら進めてまいりたいと思っております。

質問 1番 嘉藤均

町長から決意というか、これからの今後の思いということでお伺いをいたしました。私も全くそのとおりだと思っておりますし、これからも私たちでもできることがあれば一町民としてボランティア活動にも参加協力をしたいというふうに思っております。このあと新人議員さんの一般質問もたくさんありますので、私はこの程度に留めて終わりたいと思います。ありがとうございます。

出典:置戸町議会 令和5年第5回定例会 2023年6月13日 議事録 PDF(25ページ) 間違いを知らせる