みんなの議会

標茶町議会 令和7年第1回定例会 2025年3月10日

支援が必要な新入学児童に安心・安全な放課後の居場所を提供すべき

2025年3月10日、標茶町議会の一般質問で、類瀨光信議員が「支援が必要な新入学児童に安心・安全な放課後の居場所を提供すべき」について質問し、町長 佐藤𠮷彦、教育長 青木悟、保健福祉課長 浅野隆生、教委管理課長 神谷学、副町長 牛﨑康人が答弁しました。

質問者
類瀨光信 議員
答弁者
町長 佐藤𠮷彦、教育長 青木悟、保健福祉課長 浅野隆生、教委管理課長 神谷学、副町長 牛﨑康人

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 11番 類瀨光信

次の質問に移ります。3点目、支援が必要な新入学児童に安心・安全な放課後の居場所を提供すべきということです。4月から標茶小学校に通う新1年生の中には、学校生活を送る上で支援が必要とされる児童が5名いると聞いています。当該児童の学校生活に関しては必要な支援が受けられることになるわけですが、放課後については、それぞれどのように過ごすことになっているのかを行政としては確認しているでしょうか。現状、町内2業者、3か所の放課後デイサービスは定員に達していて、新規の利用は難しいと聞きました。当該児童が放課後デイサービスや学童保育の利用を希望した場合、町あるいは教育委員会として対応が必要ではないかと思います。民間の放課後デイサービスでは、定員を増やす上での課題を「スペース」であるとしています。その点を踏まえて、行政としての対応についてお聞きします。1、民間の放課後デイサービスを利用している児童生徒の実態を把握していますか。2、放課後デイサービスの抱える課題を把握していますか。3、放課後の空き教室を放課後デイサービスの拠点として提供できませんか。4、未使用の公共施設を放課後デイサービスの拠点として提供できませんか。5、町が放課後デイサービスを運営することはできませんか。6、いずれにも対応できない場合、こういった支援が必要な児童に対して行政としてはどのように責任を果たすことになりますか。以上です。

答弁 町長 佐藤𠮷彦

11番、類瀨議員の支援が必要な新入学児童に安心・安全な放課後の居場所を提供すべきとのお尋ねにお答えします。放課後等デイサービスは、児童福祉法第6条の2の2第4項の規定に基づき、小学校、中学校、高等学校に就学している障がい児に授業の終了後または休日に生活能力の向上のために必要な訓練、社会との交流の促進を行うサービスであり、本町では民間による3事業所によって提供されているところであります。1点目の民間の放課後デイサービスを利用している児童生徒の実態を把握しているかとのお尋ねですが、放課後デイサービスの利用に際し、町への申請が必要であるほか、相談支援事業所による支援計画の作成と評価が行われており、その内容は町に報告されることになっておりますので、実態は把握しているものと考えております。2点目の放課後デイサービスの抱える課題を把握しているかとのお尋ねですが、議員ご指摘のとおり、スペースの問題が挙げられるほか、サービスを担う人員について、課題として把握しているところであります。3点目の放課後の空き教室を放課後デイサービスの拠点として提供できないかとのお尋ねですが、教育長からお答えさせていただきます。4点目の未使用の公共施設を放課後デイサービスの拠点として提供できないかとのお尋ねですが、事業者様からの相談があれば、可能な限り適切な対応をしてまいりたいと考えております。5点目の町が放課後デイサービスを運営することはできないかとのお尋ねですが、放課後等デイサービスの開設者の要件としては法人格を必要とされていることであり、町が直接運営することは制度上、可能であります。しかしながら、設置基準に合致した施設の整備、必要な職員の確保等を考慮しますと、非常に難しいものと考えております。6点目のいずれにも対応できない場合、支援が必要な児童に対して行政の責任をどう果たすことになるかとのお尋ねですが、対応可能なことにつきましては町としても協力してまいりたいと考えております。放課後等デイサービスの利用について日数や利用時間の希望がかなわなかった場合は、日中一時支援事業への利用登録をしており、放課後等デイサービスを同日利用ができるよう対応しているところでございます。町内で放課後等デイサービスを実施していただいている2つの法人、3事業所の皆さまには、本町児童のために大変なご努力をいただいていることに敬意と感謝を表するとともに、引き続き、町と事業者、それぞれの立場で対応を継続してまいりたいと考えておりますので、ご理解を願います。

答弁 教育長 青木悟

引き続き、教育委員会に関するご質問にお答えいたします。3点目の放課後の空き教室を放課後デイサービスの拠点として提供できないかとのお尋ねにお答えいたします。放課後の空き教室を活用することは可能でありますが、デイサービス事業所として開設する場合の基準として、指導訓練室、静養室、相談室、トイレ、手洗い場の設置が必要とされております。空き教室をそのまま活用する場合は、この基準を満たすことが難しいものと思われます。また、学校職員が不在となる時間帯において、放課後デイサービスの運営が想定されることから、施設管理上の課題等もあるため、現状としては難しいと考えております。また、現在、全ての小中学校において、空き教室の確保が難しい状況にあります。特別な支援を必要とする児童生徒は増加傾向にあり、今後も空き教室の状況は変わらないものと推測していることから、現時点において、放課後デイサービスの拠点としての教室の提供は難しいと考えておりますので、ご理解いただきたいと思います。

質問 11番 類瀨光信

まず、質問の中で、標茶小学校に4月から通うようになる児童のうち、支援を必要とするお子さんが5人いるというふうに聞いて、その5人とも放課後デイサービスの利用というのを希望していると私は聞いています。ただ、2法人、3か所の放課後デイサービスが全て満員で入れないよということでお断りされたという方からの相談で、そのことを調べたところです。結局、町としても、教育委員会としても、具体的にもし民間で受入れ体制が整わなかった場合にどうするかということのお答えをいただけませんでしたが、その後の調べで、この5名というのは、現在、放課後デイサービスを利用している方々の中で、日数をそれぞれ削って、そこに5人を収容するというような対応をしていただいたと聞いています。ただ、仕事をされている、あとは事業を営んでいる方なんかが満度に利用できないということで、仕事、事業にやっぱり支障を来すという状況は解消されていません。それで、本議会開催直前の3月3日に、新聞報道によれば、釧路町では、これは放課後デイサービスではないですけれども、学童保育の需要拡大を受けて町内の2地区で学童保育を開設する民間事業者に対して、町が支援するといった政策を発表しています。具体的には、町有施設の部屋をそこに開放するという内容と聞きました。それと、釧路町の話なので、別保と東陽という新興住宅地域の部分は別保小学校の空き教室を利用して、これは町として学童保育を運営するという政策を発表しています。だから、放課後デイサービスと一般の学童とでは性格が違うのですけれども、一般の学童にも、環境さえ整えば、支援の必要な子というのは利用できる可能性もあるのですが、そういった近隣自治体の似たことというか、そういった子育て支援に対する政策というのは、標茶町としてはこれを参考にするところということはないのでしょうか。

答弁 保健福祉課長 浅野隆生

お答えいたしたいと思います。初めのご質問のほうで、放課後デイサービスを利用できない方への対応の部分がございましたが、町長の答弁にもございましたけれども、日中一時支援の利用登録をしていただいております。放課後デイサービスを利用できない際には、日中一時支援事業のほうをご利用いただけますし、本町におきましては、放課後等デイサービスと日中一時支援の同時利用ができるよう対応しているというところでございますので、その辺はご理解をいただきたいと思います。それからもう1点、釧路町の事例のお話がございましたけれども、私どものほうでも状況を確認させていただいたところでございます。釧路町の事例につきましては、民間事業者が学童保育を実施するための施設を増築するということに対して、国の子ども・子育て支援施設整備交付金を活用して補助をするというような内容となっていると聞いておりますので、ご理解をいただきたいと思います。

質問 11番 類瀨光信

交付金事業によって民間事業者が新たに学童保育を始めることをサポートするのだということだと思うのですけれども、実際、東陽地区にある「あいぱーる」という施設で、新しく開業するまでの間、そこのスペースを開業を予定している業者さんに貸すということになるのでしょうか。だから、正式に学童ということにならないという話を聞いていますけれども、そういった形で、「あいぱーる」は町の施設だと思いますので、具体的に町のほうで子育て支援として行っているということと、数年前に別保小学校というのは、特に新興住宅地の東陽地区で人口が急増していて子供が増えて、小学校の教室が足りないということで増築しています。そのときの予算の上げ方でちょっともめて、いろいろあったということで記憶しているのですが、多分、教室数にそんな余裕なんかない学校だと私は理解しています。でも、そういった中で学童保育を行うということで、学校の教室を利用するということは全く可能性がないのかどうか。そういったことがない場合に、もし来年もまた同じように支援の必要なお子さんが出たときに、そういったお子さんたちの放課後、一時保育ですか、一時預かりの部分、課長から答弁いただきましたけれども、日中一時預かりは15時までなのです。そうすると、働いている方とかは、そこで、ではそれ以上、定員に達していたら行けないわけなのです。そういったことに対する、もし展望とかがあればお聞きしたいです。

答弁 教委管理課長 神谷学

お答えいたします。釧路町の部分につきましては、私も担当のほうに確認をして、いろいろと情報をいただいております。釧路町におきましては、放課後児童クラブ、学童ということでございまして、今、ご質問いただいた放課後デイサービスというところで、放課後デイサービスにつきましては、教育長からも答弁ありましたが、指導訓練室、静養室、相談室、トイレ、手洗い場等の設置が必要とされておることから、学童では1つの教室での提供で済むところ、放課後デイサービスにつきましては多くの教室が必要になるというところで、まず状況的には、環境的にはちょっと難しいところでございますので、その部分についてはご理解をいただきたいなと思います。それから、放課後デイサービスにつきましては、基本的には放課後、教員の時間外での運営となるところでございまして、なかなか教員の働き方等を考えたときに、学校の施設管理等がございますので、そういったところでも難しいと考えているところではございますが、釧路町のほかに弟子屈町におきましても、児童クラブ、学童のほうを学校を使って運営されていることでもありましたので、その辺ちょっと情報を伺いながら、放課後デイサービス等を活用しての支援に何かできることがあれば対応させていただきたいと思いますので、ご理解のほどよろしくお願いいたします。

質問 11番 類瀨光信

なかなか行政として対応が難しい。私、例に挙げた釧路町の学童保育への支援とはやはり異なる部分がありますから、それは納得せざるを得ないのですが、ただ、民間の法人で一生懸命頑張っていて、人の確保はできると言っています。人数のやはり増減というか、そういったこともありますから、むやみにスペースに投資することができないのだと、そこが最大の課題であるとおっしゃっていますので、今、町からも教育委員会からも、では、そういったところを利用できない支援の必要なお子さんが出たときに、放課後どういった安心・安全を確保するかという明快な答え自体はいただいていないのです。研究するということは伺いましたけれども、明快な答えはいただいていません。ぜひ、急いで、子育て支援でもありますし、障がい者、障がい児、そういった政策、計画、そういったものの確認も必要だと思うのです。今後、増えていくだろうということも答弁の中にありました。そのことに対する実効性のある対策というものを早急に立てていただくことをお願いして、私の質問は終了いたします。(何事か言う声あり)

答弁 副町長 牛﨑康人

お答えいたします。町長の答弁の中に含まれていると思っていたところなのですけれども、議員から明確に回答がないということでありましたので申し上げますけれども、場所の件につきましては、これまでも、例えば、災害に遭われたときに相談を受けたりもしているのですが、公共施設で基準等に合致して利活用ができそうなものについては前向きに考えていくということで返事を差し上げておりますし、いろいろ経過があって、まだ具体的にはなっておりませんけれども、この先、喫緊のときにはそういったことも考えられると思っておりますので、ご理解いただきたいと思います。以上です。

出典:標茶町議会 令和7年第1回定例会 2025年3月10日 議事録 PDF(93ページ) 間違いを知らせる