置戸町議会 令和7年第6回定例会 2025年12月11日
置戸町における緊急銃猟について
2025年12月11日、置戸町議会の一般質問で、嘉藤均議員が「置戸町における緊急銃猟について」質問し、町長 深川が答弁しました。
- 質問者
- 嘉藤均 議員
- 答弁者
- 町長 深川
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 1番 嘉藤均
通告にしたがいまして深川町長に質問したいと思います。置戸町における緊急銃猟についてということの質問になります。近年野生動物熊やイノシシによる人や生活圏での被害が全国的に増加しています。特に今年は熊による被害が新聞やテレビで毎日のように報道されています。今年の4月から10月末までの熊による全国の人身被害者数は196人、うち13人の方が死亡という統計を開始してから、2006年から開始した以降ですね、同期比では最多を更新したとのことであります。過去最悪のペースで増加しているということで北海道でも被害者が出ており、中には死亡された方もおります。改めて被害に遭われた方々、亡くなられた皆様にお見舞いとご冥福をお祈り申し上げる次第です。置戸町では今年人身事故は報告されていませんが、過去にはあったと聞いておりますし、農作物への被害も出ているとお聞きをしております。今年町内全域には多くの熊出没の看板が立っていたことも記憶に新しいところであります。それだけで身近なところに多くの熊がいて、危険と隣り合わせという場所で生活をしていると感じているところでもあります。9月1日からは緊急銃猟ということで、市町村長の判断で安全を確保した上で、銃による危険鳥獣の駆除を行う制度ができました。市町村長が実施の判断や住民への避難誘導を行うこととなっております。他の市町村では机上や野外での、この制度に関する訓練を行っているとよく聞きますが、置戸24町での訓練実施はどのようになっているのか、関係機関、猟友会や警察との情報共有ができているのかを深川町長に伺います。
答弁 町長 深川
まず最初に本日もたくさんの傍聴をいただきましてどうもありがとうございます。それでは今、嘉藤議員からの質問についてお答えをしてまいりたいと思います。本町における緊急銃猟、それから連携についてのご質問でありましたが、最初に状況を嘉藤議員と被る部分もありますがお話をさせていただきます。報道のとおり、今年は全国的に熊の出没が多く、人身被害を含め最新の情報では11月末現在では230人の被害、そしてうち13人がお亡くなりになられるなど、過去最悪、異常といえる状況が続いております。道内でも本年7月に道南福島町で新聞配達員が襲われ、亡くなられています。8月には管内斜里町で知床登山者が襲われ尊い命が失われております。謹んでご冥福をお祈り申し上げますとともに、その他被害に遭われました方、そしてご遺族の方、お見舞いを申し上げます。熊の出没の増加の要因としては、どんぐりなど山のものが実らなかった地球温暖化、個体数の増加、そして熊は人を恐れない人慣れ等の複数要因により、近年の被害増加をもたらしていると言われており、これは今年だけの問題ではないと思われます。本町でも近年熊被害の報道も多いこともあり、目撃情報は増加しており、勝山や秋田地区の市街地付近など多くの地域からも情報が寄せられ、最近では若松堤防付近で足跡が確認されるなど、小学校、高校の生徒下校にも影響がありました。人間の生活圏の近くに出没が顕著となっており、人的被害は発生しておりませんが、本年は道道88号線、俗に言う芽登線で走行車両が襲われたという報告もありました。また、歴史を遡ると42年前、私が役場に入って2年目でしたけども、本町でも昭和58年に地籍調査の測量作業員が山林内で重症を負うという人身被害も発生しており、四方を山に囲まれた本町はいつでも人身被害が起こりうる可能性があると認識しており、これまで寄せられた目撃情報により、注意看板設置は本年だけでも17回、同時に防災メールで目撃情報を発信するなど、被害防止のために注意喚起に努めております。また、猟友会の方々の精力的な活動により近年にない駆除頭数となり、日頃から人里に近づけない、人身被害を発生させない活動を続けていただいていることに感謝する次第でございます。議員ご指摘のように、エゾ鹿を含めた有害鳥獣による農作物被害も増加傾向にあることから、3年前から電気柵整備助成の再開や猟友会の有害駆除の推進に向けた報償費等の見直しを行ってまいりました。令和4年度は農業被害約5,400万円が報告されましたが、昨年度は2,500万円と約半減しており、一定の効果が上がっている電気柵の整備事業により本年度実績は大幅に増加しているとお聞きしております。先頃JAきたみらいより次年度の予算要望がありまして、その時にも事業継続を要望されたところでもあります。本年度本町の有害駆除の状況でございますが、駆除期間内ではエゾ鹿が1,021頭、熊が50頭を捕獲しており、先週土、日もすでに猟期に入っておりますが、釧北牧場を始め置戸町一円で集団駆除を実施するとともに、上限となっている駆除許可頭数の増を図っているところでもあります。さて、報道のとおり鳥獣保護法が改正され、令和7年9月1日から施行となり、市街地での緊急銃25猟の規定が整備されました。内容といたしましては、①危険鳥獣熊、イノシシが人の日常生活圏、居住広場、乗り物等に侵入し、②生命・身体への危害を防止する措置が緊急に必要で、③銃猟以外の方法では的確かつ迅速に危険鳥獣の捕獲等をすることが困難であり、④避難等によって地域住民等に弾丸が到達する恐れがない時。この4つの条件が揃えば市町村長は危険鳥獣の銃猟の捕獲者、猟友会でありますが、委託して実施することができるということになりました。これに対しまして本町では7月9日に置戸駐在所長の協力により猟友会会員、行政担当者が参加し、制度の内容確認と意見交換を開催し、8月4日には行政内部で福祉、教育、防災、林業の各担当者と置戸駐在所が協同で市街地に熊が侵入した場合の住民避難について対応検討がなされました。また、10月16日には北見市で開催された机上実地訓練には猟友会置戸支部役員とともに町担当者が参加し、緊急銃猟のノウハウの習得に努めており、今後はマニュアルの整備や関係機関との机上、実地訓練を計画し、緊急銃猟の対応はできるように進めてまいりたいと考えております。次に関係機関との連携でございますが、猟友会の会員の皆様には冒頭お話したとおり、精力的に駆除活動に協力いただき、例年にない駆除を実施していただいております。日頃より情報交換、情報共有も行って、会員の皆様には積極的に本町の安心・安全な生活に対してご協力いただいていると認識しております。また、本年度も猟友会と協議しながら報償費の改定を行うとともに、緊急銃猟発生時には長時間拘束されること、発砲時のハンターの責任の所在など、不安要素を払拭するべき保険加入や労力に見合う支援ができるよう、国への財政支援や制度の充実を要請するとともに、猟友会の皆様が活動しやすい環境整備に努めてまいりたいと考えております。警察との連携では常日頃より出没情報などの置戸駐在所、勝山派出所との積極的に情報共有を行っているほか、先ほど申し上げましたとおり、今回の緊急銃猟の法改正でも常に置戸駐在所と猟友会と行政がスクラムを組んで意見交換や研修を行っているところでございます。市街地での発砲は今回の緊急銃猟による市町村長の発砲許可だけではなく、従来からの警察官の判断で臨時発砲許可、または今回の法改正で警察官がライフル発砲も可能とのことから今以上に意思疎通を図り、連携し、人身事故の発生を防いでまいりたいと考えております。もちろん緊急銃猟が発動しないよう願っておりますが、今後も関係機関と連携を図りながら、もしも熊の被害が予見される、または発生するようなことが感じられる場合につきましては、町民の安全・安心を最優先に生活を守っていくように関係機関の連携を強めていきたいというふうに考えております。
質問 1番 嘉藤均
今町長の方から過去の情勢というか、踏まえていろいろ答弁をいただきました。置戸町における訓練の実施はされていない、あの北見市に出向いての猟友会あるいは役場職員のという話はありましたけども、これ早速置戸町でもそういう訓練をね、実施する必要があるというふうに私は感じておりますし、それをやらないと万が一何かあった時にですね、何も対応ができないのが現実ではないかというふうに考えております。日頃町長は安心・安全、町民の生命や財産を守ると強い意志を持って行動されておりますけども、その前には必ずこういう関係機関とですね、もっと情報の共有だけじゃなくて、本当に訓練あるいはその机上だけでなくて、現場での訓練も必要になるというふうに考えておりますけど、その辺町長どのように考えておりますか。26
答弁 町長 深川
先ほど申し上げましたとおり、9月1日からこの法が改正されて、担当からも警察との協議をしてる、置戸駐在所と協議をしてる時に。ぬいぐるみを着てまぁ野原をかけるのを撃つ真似をするよりも、まず状況を知ることが大事だろうということで、将来ですね、まぁこれ来年度以降ですけども、そういうことを想定した実地訓練も必要かどうかも含めてですね、検討してまいりたいと思いますし、やはり防災訓練と同じで実際に動いてみないとどういう不具合があるかということも現れないこともありますので今後検討してまいりたいと思います。
質問 1番 嘉藤均
将来に向かってってと言ってはちょっと時間がかかりすぎて、緊急の場合には対応が難しいかなと、早速やってほしいなというふうに思っておりますけども、今年の場合はこれから冬になるということで、熊の活動等もある程度は制限されてくるかなとは思いますけども、先ほど山の餌が不足してて熊の活動が人里にも出てるようなお話がありました。実際に12月の中以降20日過ぎれば冬眠に入る熊も多いとは思いますけども、まぁこういう状況でありますとですね、冬冬眠しない熊も出てるというのは報道も各地で出ておりますので、その辺のことを踏まえるとですね、将来にわたってこういう訓練をするということでなくて、この冬期間、冬期間でもいいですし、早くのうちにね、こういう訓練を猟友会あるいは警察と情報を共有しながらやっていくことっていうようなことを町長の方からもう一度答弁いただきたいと思いますけど、いかがですか。
答弁 町長 深川
先ほど申し上げましたとおり、人里に現れてないってことではないんですけども、本町の場合、猟友会がですね、今年も50頭もすでに捕獲しております。それから先日のエゾ鹿の時につきましてもですね、町内一円回っていただいてパトロールもしていただいてる中で、市街地に出てくるっていうことは何時になるか分かりませんが、猟友会、ハンターの皆さんはまぁベテラン熟練度もありますが、一定程度熊の捕獲についてはできるような状況には置戸町はなってるのかなというふうに認識してますが、万が一この判断をする基準だとかそういうことが市街地への避難だとか、そういうことが市街地発砲での許可の条件になると思いますので、そちらの方は猟友会とも警察とも協議しながら、市街地での熊が出没した時の駆除の仕方っていうのはやり方があるんだろうと思いますし、将来っていうのは新年度も含めてですねという意味で、条件とそれから協議が整えば実施していきたいというふうに考えております。
質問 1番 嘉藤均
訓練っていうのはなるべく早くにやっていただきたいというふうにお願いをいたします。一方で置戸町本当に今年鹿の数、熊の駆除の頭数、過去にない数字だと思いますし、これほど多くの駆除をいただいて、猟友会の方にいただいてでもですね、まだまだ頭数は確認されてるというのは異常にこう増えているというかな、そういう状況にあると思いますけども、最近と言いますか、猟友会の方では今、置戸でもやはり高齢化は進んでおります。そんな中でも30人前後の会員がいるということをお聞きしておりますけども、若い人たちがそういう資格を取るのに今町の方で今回補正でも2人分5万円、1人5万円の10万円という予算を付けましたけども、今補正で上がっておりますけども、なかなかこの資格を取る準備をするのにずいぶんそのお金がかかるんだと、27やはり中には二の足を踏む人もいるときいておりますから、その辺もう少しそういう報償費と言いますか、その辺を少し余計目に見て、そういう新しい会員が増えるような施策をとっていただきたいというふうに思っております。まぁ30人前後おると言いながらも、高齢化は進んでおりますし、ベテランの方がなかなか対応できなくなると。若い人たちもたくさんいて置戸的には大変こうありがたいことだと思いますけども、若い人たちにはそういう機会が少ないというか、まだ熟練されていないという部分で不安もありますので、若い人たちがもっともっと活動できるように、また資格を取れるような施策について、町長の方で新年度に向けてでもいいですけど、考えがあればお聞きをしたいと思います。
答弁 町長 深川
今議員がおっしゃられたとおり、置戸若い会員が少し増えています。今29名の猟友会のメンバーで29名の方に有害駆除の許可を出してますが、新たに免許取得される方についてもそういうことを想定して、趣味でライフルを取ってる方ってのはきっと今少なくなって、きっと地域の有害駆除やそういうことに役立ちたいという思いで参加されてる方が多いんだろうと思いますので、今までの経過も含めて銃の購入費用だとか、いろんな議論がありましたが、慎重には思いますが、なるべく経済的な要因でそういうことをやってみたいけども、手伝いたいけどもできないんだっていうこと、人がないような取り組みっていうか、助成策を考えていきたいと思います。猟友会のメンバーにとってはですね、弾も上がってるし燃料も上がってるし、毎年この報償費ではっていうお話もありまして、本町では過去何回も報償費の改定を行ってきてる状況で、管内の中ではそんなにトップとは言い切れませんが高い上位の方にありますので、管内状況、そしてその財源についても国がもっと負担していただくような要請を考えてまいりたいと思っております。
質問 1番 嘉藤均
この間、ちょっと話変わりますけど、110周年で秋田県の湯沢市の市長がきました。秋田地区にも寄ってくれたんですけれども、いや、今年大変だよね、熊出てどこででもという話がでましたけれども、実は置戸でも過去にない50頭の駆除があったんですよというお話をしたんですが、秋田県湯沢市では150頭を超えていて、今もどこか建物に立てこもっているんだよというお話を伺いました。本当に全国的に危険な状況というのは続いてると思いますけども、なんとかこう町民の安心・安全と言いますか、生命・財産守るためにもですね、緊急銃猟が発動したということで改めて町としてもしっかりとして施策を取り組んでいただきたいと思いますし、また今後段ありましたように報償費含めですね、新しい人たちがこの町で駆除等に携われるように町でも支援をしていただきたいということをお願いして私の質問を終わりたいと思います。