置戸町議会 平成28年第9回定例会 2016年12月15日
通告に従いまして町長に2つの項目について
2016年12月15日、置戸町議会の一般質問で、佐藤勇治議員が「通告に従いまして町長に2つの項目について」質問し、町長 井上が答弁しました。
- 質問者
- 佐藤勇治 議員
- 答弁者
- 町長 井上
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 4番 佐藤勇治
それでは、通告に従いまして町長に2つの項目について質問させていただきます。まず、第1項目めは、国民健康保険制度の北海道移管について伺います。平成27年5月に、持続可能な医療保険制度を構築するための国民健康保険法等の一部を改正する法律が成立いたしました。この法律によりますと、平成30年度から都道府県が財政運営の主体となり、北海道におきましても従来の市町村運営から北海道への運営主体が移管されることとなっております。そもそも国民健康保険の加入者は、74歳以下の商業や農業等、個人経営主やその家族、その他、企業や役所団体等、定年退職した人等、他の保険制度と比較しますと、高齢者が多いと言われ、本町におきましても、大よそ580世帯、加入者である被保険者数は、1,120人程度となっており、大よそ住民の37~38%となっております。この制度の移管の主たる目的は、これからの人口減少社会や少子高齢化を見据え、市町村自治体毎の運営ではなく、都道府県単位の広域化により、将来的にも財政基盤の安定化、保険税あるいは保険料の負担の公平化、さらには医療費適正化の推進を29図るなど、安定的な医療保険制度を構築するための法改正と認識します。そこで、次の3点について伺います。第1点目として、この制度により北海道と市町村の役割分担はどのように行われるのか、その概要を伺います。第2点目として、道移管に伴う広域化によるメリット、いわゆる利点はどのようなものなのか。さらには、3点目として、道に移管することによって画一的な、あるいは標準化による算定によって、保険税ないしは保険料が大幅に増額しないか。以上、この3点について町長にお伺いします。
答弁 町長 井上(町長は2020年3月まで)
国民健康保険制度の道移管についてということでご質問いただきました。議員の方からもお話がありましたように、平成27年の5月に法律の一部が改正になったわけでありますが、平成30年度から都道府県が財政運営の責任主体となって国保運営を担うということになりました。北海道は、11月1日にこの保険料の試算結果を公表しましたけれども、新聞紙上は2日の新聞だったと思います。いろいろと報道されました。また、12日には、オホーツク管内の18市町村の試算額が報道されまして、ご案内のように、この内16の市町村で保険料が増額になるというような見出しがあったように思います。そこで、初めにご質問のありました、道と市町村の役割でありますけれども、運営については、北海道が道内の市町村と共に国保の運営を担い、北海道が財政運営の責任主体ということになります。つまり北海道が地域内の統一的な運営方針としての国保運営方針を示して、市町村が行う事務の効率化あるいは標準化、広域化を推進するということになっております。次に、その役割分担でありますけれども、北海道は財政運営の責任主体として市町村ごとの国保事業費の納付金、これを決定しまして、併せて、財政安定化基金の設置あるいは運営をすることになっております。市町村は、この国保事業費の納付金、これを北海道の方に納付をするということであります。資格管理については、市町村が保険証の発行等、引き続き資格の管理を行ってまいります。保険料の決定あるいは賦課徴収は北海道が標準的な算定の方法によって、市町村毎の標準保険料率を算定して公表をするということになっております。市町村は、標準保険料率をこれらを参考にして保険料率を決定をして賦課徴収を行っていくということになります。保険の給付でありますが、北海道は給付に必要な費用を全額市町村へ支払い、市町村の行った保険給付の点検を行います。次に、道移管に伴うメリットと言いましょうか、改善点ということになりますが、現行の国保事業については、市町村単位での個別運営によって加入者年齢が高く、医療費水準が高いことや、低所得者が多く小規模な保険者であるという構造的な課題を抱えてるわけでありますが、赤字補填のための法定外繰入を行っている、そういう現状にあるわけであります。平成30年度からは、都道府県が財政運営の責任主体となることによって、安定的な財政運営や、あるいは効率的な事業の確保等、国保運営に中心的な役割を担って制度の安定化が図られるだろうというふうに期待しているところであります。市町村にとっては、将来的に共通システムの導入によって事務の標準化あるいは効率化、広域化、これらが図られていくだろうと、このように思っております。3点目の移管による保険料の負担についてでありますが、これが一番問題になってくるんだろうと30思います。国の基本的なルールによって医療費水準が同じで、所得水準が高いという場合については、当然ながらと言いましょうか、保険料は高くなります。また、所得水準が同じで医療費水準が高い場合も、やはり保険料は高くなります。北海道は先程申し上げましたけれども、保険料の試算を公表しております。その内容によりますと、国保加入者の所得水準は、全道平均が50万8,000円であります。本町は、91万2,000円であります。また、医療費水準は、全道平均1.0888、本町は、1.0083であります。これらの状況を踏まえた置戸町の場合でありますけれども、2人世帯で所得が200万円ということで、北海道が試算した保険料は、現行保険料で29万8,400円に対しまして、試算した率によるモデル保険料ということになりましょうか、これは35万8,900円になります。現行保険料29万8,400円に対してモデル保険料は、35万8,900円ということになります。金額で約6万円。率にして約20%増の試算結果ということになりました。ただし、北海道が試算した現行保険料には財政調整基金分が算入されておりませんので、基金分を加味すると、モデルケースで約40%増の10万2,000円の増ということが推測されていくわけであります。今回の試算結果を一つの叩き台として、平成29年、来年でありますけれども、具体的な協議を行って、11月には納付金の概算額、平成30年、再来年の1月には正式な納付金が示される予定になっております。議員の方からお話がありましたけれども、自営業者あるいは無職の方、高齢者等の幅広い世帯が加入する国保事業でありますので、大きな負担あるいは変更が求められるようなことにならないように、北海道町村会等の関係機関とも連携しながら制度の進み具合を注視していかなければならないだろうというふうに思っております。置戸にも国保運営協議会ございます。この人たちと、また、議員の皆さんの意見もいただきながら、保険料負担への対応ということについて協議をさせていただきたいと、このように思っております。いずれにしてもまだ内容的には、もう一つ分からない点と言いましょうか、不明な点もあるわけでありますが、いずれにいたしましても18の市町村の内、16の市町村で保険料が増額になるという今回の一部改正でありますので、いろんな角度から検証してみなければならないなと、そのように思っております。
質問 4番 佐藤勇治
ありがとうございました。新聞の報道だけですので一方的な我々読者の目からということで、町長から今後ともいろんな角度から大きな負担にならないよう今後とも検討していきたいというお話がありました。若干、今の町長からの回答と重なるかもしれませんが、言ったとおり、この制度の改正で我々が一番危惧しているのが、3点目の過度な負担増ということに対する心配であります。道の方で所得200万円を過程して夫婦2人のモデル世帯ということで想定した、この保険料、もしくは、保険税が大きく新聞に報道されることによって町民の皆さんも、そのことに対する驚きというのか関心が深く持たれたことと思います。全道的にいっても、半数以上の93の市町村が上昇すると。そして、下がるのが83の市町村ということですので、非常に大きな上昇率ということと、置戸町においても、20%を超える上昇率になるということですが、このような大幅な上昇になるということは、正直言って、広域化することによって管理するところが大きくなって、逆に置戸のようなこういった過疎地あるいは高齢化率の高いところといったところが逆に減額される31のではないかという、そういう期待感も実はあったわけなんですが、これはあくまでも道の標準的な試算ということですので、今後1年間、来年度に向かってどんな形で算定、検討していくということで、それを期待したいと思います。くどくなりますけど、正直言ってこのような大幅な値上げと言いますか、負担の増については、正直言って理解し難いことが多いわけですが、現実的にこのような大幅な負担増が考えられるのかどうか、いろいろ検討はされているということですが、さらに、どういった方法でこの負担増を、何て言いますか、急激な負担を和らげるというか、そういったことを考えられているのか。それと、従来市町村単位で国民健康保険を運営しているんですけど、当然一般会計からの繰入ということで、今年は当初予算で3,800万円ほどだったと思います、繰入しております。そういったことが加入者に対する負担の軽減措置ということも一つの措置になっているのではないかと思うんですが、そういったことを含めて市町村毎の裁量権と言いますか、広域化して道に移管されたとしても、町村ごとのいろんな加入者の年齢だとか所得の水準だとか、そういったことを勘案しながら、あるいは、市町村の財政運営を見ながら、従来どおりある程度そういう一般会計からの繰入だとか、そういったことが今後とも見込まれるのか。その辺の負担を軽減するための措置というのは、どのようなことを考えられているのか、今の段階で分かる範囲で説明していただければと思います。
答弁 町長 井上(町長は2020年3月まで)
保険料の負担の問題というのは、誰もが現行よりも下がればいいということを期待していると思います。しかし、現実は上回っている状況だと。それに対してどういうような対策を講じていくのかっていうことが出てくると思います。今、道の示されている内容も、もちろん一定程度あるんですが、これに対して市町村がどう考えていくかっていうのは、もう少し時間をいただきたいというふうに思います。今、私がここで期待されるような発言っていうのは、控えるべきだろうというふうに思います。そうは言っても、加入されている人たちにとりますと、少しでも早く具体的な形で知らせてほしいというのがあると思いますので、そう遅くならないようにしてこの問題について明らかにしていきたいと、そういうふうに思います。いずれにいたしましても、加入者の所得に左右されるわけでありまして、そういうことでいくと、所得が高いって言った方がいいんでしょうか、簡単に言ってしまえばそういうことです。ですから、第一次産業の置戸でいえば農業を営んでいる人たちが加入しているこの所得水準は、高いという認識はしておかなければならないだろうと、こういうふうに思います。
質問 4番 佐藤勇治
今、道の方からの試算が出たばっかりなので、具体的にこれからどういった対応を市町村ごとにやっていくのかということは、これから市町村の検討が待たれるところだと思います。場合によっては、置戸的に言えば、所得が高いから所得割に比重がかかるんだということのお話でした。それは、賦課割合ということにも言及していくんでないかと思います。この道の試算が標準的という形ですから、当然国の方は、この賦課割合を50、50で見たんだと思うんです。国の指導するところは大よそそういうことですので、多分そういう割合でいくと、若干均等割の方とか平等割の方とか、所得の低い人には若干高くなるのかなと。所得のウエイトを下げた形の中では、所得の低い方については、いわゆる応益割の方が試算の水準が上がったのではないかなという、そう32いう気もします。いずれにしろ、これからいろいろ検討する課題でもありますので、私としてはあえて答弁は求めませんけど、意見としてこれからも道の方での運営協議会がある程度、激変緩和措置の導入、それから、それぞれの自治体が従来とおりの所得水準や高齢者の加入状況を踏まえて、自治体の過度の負担を求めないような、そういったことも自治体において今後検討していくということでございますので、それらの方針を踏まえて今後検討していく形になろうかと思いますけど、先程、町長からもお話がありましたとおり、町においても諮問機関である国保運営協議会が、今後道の試算を踏まえて審議されていくということでございますので、これらの中で十分ご協議いただいて、そして末端の方で過度な負担にならないよう十分に配慮をいただくということをお願い申し上げまして、これは意見として申し上げたいと思いますので、この辺のことを配慮願いたいと思います。