みんなの議会

置戸町議会 令和4年第4回定例会 2022年6月9日

無立木地の実態と植林の推進について

2022年6月9日、置戸町議会の一般質問で、佐藤勇治議員が「無立木地の実態と植林の推進について」質問し、町長 深川が答弁しました。

質問者
佐藤勇治 議員
答弁者
町長 深川

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 4番 佐藤勇治

それでは無立木地の実態と植林の推進についてということで、町長29に質問をさせていただきます。ここ数年、町内の農道や林道に入りますと、伐採後植林されず放置されてる山林が年々目につきます。また、山林所有者が伐採後植林の申し込みをしても2年ないしは3年待ち、年々その状況が厳しくなってると聞いております。そこで現在、本町の私有林地において植林すべき、または植林を希望する林地はどの程度あるのか。さらに1年間にどの程度植林が実施されているのか。また、伐採面積と植林面積の差は年々広がっているのではないかと思われますが、もし植林が進まない要因があればその要因は何か、その実態について具体的に伺いたいと思います。森林を伐採した後、植林をしなければ山林は減少し、持続的な山林経営は成り立ちません。植林後、次の伐採期まではおおよそ40年から50年かかると言われております。本町は農業とともに林業が町の基幹産業の一翼を担ってまいりました。これからも林業林産業は町の産業経済を支える大きな柱でもあります。今、全世界が脱炭素社会を目指している今日、森林は二酸化炭素を吸収し、酸素を供給する重要な役割を担っております。さらには地球温暖化の防止は言うまでもなく、水を供給する水源の涵養あるいは土砂の流出防止による国土の保全の役割など、多様な公益的また多面的な機能を有していることは承知のとおりでございます。常呂川の上流部に位置し、林業とともに歩んできた本町にとっては、今後も林業の振興は町の持続的な発展に欠かすことができないものであります。そのためにも1ヘクタールでも多くの無立木地を減らし、さらなる植林の推進を図るべきであると思いますが、町長の考えを伺います。

答弁 町長 深川

ただいま無立木地の実態と植林の推進、それから地球温暖化防止に向けたカーボンオフセットやさまざまな要因についてご質問があったと思います。まず、無立木地の実態と植林の推進についてお答えをさせていただきます。本町の私有林の状況でございますが、森林組合の方に尋ねまして、平成30年から令和3年度までの4年間での皆伐、全くあの木を切ってしまう。間伐でなくて皆伐面積は森林経営計画による伐採で393町、森林法第10条による伐採で43町、町有林では26町、合計で462町となり、1年間で約115町の、割り返すとですね、皆伐が行われているということになっております。一方で植林の面積ですが、私有林でこの5年間で333町、町有林で27町、合計で360町となり、1年間で平均しますと90町となります。この差は約20町、先ほど議員がおっしゃられたとおり、林道に入ると無立木地が増えているという要因のことでありまして、毎年この植わさらない山が20町増えてっている計算になります。今までの積み残しも含めまして、令和3年度の植林を待っている未裁地につきましては332町に及んでおります。現在民有林の多くが適正伐期を迎えており、また輸入材の減少から国産材の需要が高まり、一層皆伐は進むことが予想されます。植林が追いつかず、掻き起こしなどを行う天然更新とする山も散見するようになっております。議員ご指摘のとおり、林業を基幹産業とする本町にとって森林は重要な資源であり、財産であります。森林の持つ公益的な、多面的な機能、供給先としての責任ある森林管理を行うためにも適切な経営の推進を図っていくことが必要であります。この無立木地が増える、植林が進んでいかない要因についての質問にお答えいたしますが、植林を進めるためには苗木の供給、林業従事者の確保、補助金など、所有者に対する援助が十分か、そんなことが重要だと思っておりますし、まぁ課題となっている点だと思います。苗木の供給につきましては、現在裸苗での希望数量を確保することはできていますが、近年では作業30効率や作業の日程を延ばすための活着率を伸ばすために、活着率の優れたコンテナ苗、土付きの容器に入った苗、これが普及してきたことから、コンテナ苗の置き換わりが期待されているところです。次に林業従事者の確保対策ですが、林業においても高齢化と担い手不足というのは顕著となっております。全道的にも60歳以上の従事者が32%、特に造林を担う従事者は極めて少なくなってきております。また、新規就業で林業に参入する方の2割が1年以内に離職するような現状も見受けられます。この課題に対する取り組みといたしまして、北海道では人材育成の拠点としてきた旭川に北の森カレッジを開講し、各事業所では緑の雇用事業を活用し、新規就業者の確保、現場技能者としての育成の取り組みを実施しております。現在町内の事業所では、この事業を活用して2名の林業作業士を育成しております。機械オペレーターの希望は多いものの、造林作業への従事の希望は少なく、これからはICTなどの最新技術を活用した生産性の向上、または経営改善による所得の確保、通年雇用化の促進など、労働条件、労働環境の改善が急務となっております。次に山林所有者に対する援助ですが、令和4年度の国の森林整備事業の予算概要といたしましては1,248億円と、前年度比100.1%。これに令和3年度の補正予算追加分を加えると1,709億円となっており、十分に予算確保はできている状況ですが、山元での人材不足や、それから作業をできる期間が短いなどで先ほどの現状となっております。最後の植栽未裁地の拡大は、本町だけではなく、全道・全国的な課題となっていることから、今後とも北海道や造林協会、森林組合などの関係団体、関係機関と連携しながら、解消に向けた要請活動や対策を強化していくとともに、本町にあります置戸町森林経営委員会でも将来の国有林や道有林を含めて、本町の山づくり整備、事業体の育成強化、担い手確保対策などを検討してまいりたいと思います。

質問 4番 佐藤勇治

今、町長の方から詳しく実態について明らかにしていただきました。私自身も山を持っているわけでもないし、山に対する、あるいは森林に対する知識が豊富なわけでありませんが、素人考えとして、まぁいろいろ感じるとこもありますんで若干質問させていただきたいと思います。今、あの植林が進まない要因ということで縷々ご説明がありました。そんななかで、まぁ新たな取り組みとしてコンテナ苗の普及だとか、まぁ新しい機械化とかっていうことも検討されているようでありますが、何と言ってもあの植林の進まない要因はやっぱり伐採作業の場合はですね、まぁあの機械でオートメーション化されてどんどん進むわけでありますけど、どうしても機械化には限度があり、植林はですね、機械化に限度があり、人手によるところが大きいんだと思います。そして今後もですね、この人的資源がだんだん厳しくなると。あらゆる業界がそういう方向に進んでおりますけれども、まさにこの植林の分野では益々この人の確保が大きな課題になるということは目に見えているところでありますし、まぁこれは人件費の高騰にもつながっていくんではないかというふうに危惧しております。それから山林経営に対するやっぱり関心がですね、昔とはちょっと比較するとですね、低いのではないかという思いもあります。その要因はやはり山林経営っていうのは非常にこう時間がかかる、まぁ手もかかる、いわゆる収益をあげる、そして収穫するまでに非常に多くの時間を要するということで、なかなか今の若い人って言いますか、現代人にはですね、山林に対する経営感覚っていうか、経営に対す31る関心が低いのかなと、そんな感じがします。まぁ、そんなことは私の個人的な感想でありますけど、それではこれらの要因を克服するために具体的に何ができるのかっていうことをやっぱり今後ですね、これからの施策としてですね、考えなければならないと思います。で、その植林をするために、まぁ事業で植林を図るわけですけど、まぁこれにはあの枠があって、まぁ補助の枠があって、毎年90から100ヘクタールくらいが植林されているということですが、やはりそれにもですね、一定程度のですね、個人の負担、いわゆる山林所有者のオーナーのですね、負担があるということを聞いております。この負担は具体的にヘクタール当たりいくらなのかちょっと分かりませんけど、いずれにしろ100%ですね、国や道、町の補助金のなかでですね、再生される植林が賄えるということではなくて、ある程度の個人の負担があるということも聞いております。この負担に対してですね、具体的にはですね、その財源対策として今年で4年目になりますけど、ぜひですね、森林環境譲与税のですね、活用ができないのかどうか。もちろんこれについてはいろいろのルールがあろうかと思いますけど、基本的にはやはり山元で森林所有者ができるだけ個人の負担をなくすためのこういった財源をですね、せっかくの国からの与えられた財源ですので、その活用をぜひ検討すべきではないかと思います。具体的にどういう検討がいいのかちょっと分かりませんけど、こういった人的な活用に対する検討も必要かなと思います。2点目はですね、参考までに平成30年度、令和元年度、令和2年度の置戸町の事務報告書を調べてみました。すると農業委員会のですね、農地法の植林の 4 条転用や5条転用の実績はほとんどこの3年間ではゼロであったと思います。まぁ令和3年度はちょっとまだ出てませんので分かりませんが、いずれにしろ農地の転用というのは当然農業委員会の許可が要りますし、非常にこれは法律上厳しく規制されてるわけですが、ただですね、これからはですね、農業委員会とよくですね、連携し、例えば急傾斜地や傾斜地、あるいは大型機械の作業効率が悪い狭隘な圃場、そういったいわゆる耕作条件不利地のですね、農地の植林転用の促進をですね、しっかりと農業委員会と協議しながらですね、まぁ森林に適してるようなそういった耕作条件の不利地の農地についてはですね、まぁ森林に戻すと。昔はもうほとんどの畑は森林だったわけですから、まぁそういったことでですね、森林の復活をですね、考えてはどうかと、そういったことを一つのですね、森林を増やすって言いますか、植林を勧める手当として、この2点について。1点目はその個人の持ち出しに対する負担の軽減、それから今ある農地についてもですね、耕作不利地についての植林の転用。この2点について町長の考えがありましたら伺いたいと思います。

答弁 町長 深川

個人の持ち出しということが一つの阻害要因になっているのではないかというお話がありました。これらにつきましては、今あの木材の価格も上がってきてますし、直近の状況ちょっと調べさせていただきまして、森林組合の方に問い合わせをさせていただきました。再造林する前提といたしましては皆伐をして山の木を売るということから始まりますので、その費用も含めてご説明いたします。皆伐費用には平均的なカラマツの平均的です、1町当たり280万円ほど売り上げがあるんですが、その経費は130万円ほどかかります。差し引き150万円が収益となる、1町当たりが見込まれてお32ります。これはあの細かい数字もありますけども、省略をさせていただきます。それで再造林をする費用の内訳でございます。大体カラマツの山を再造林する場合は、標準地で110万円ほど1町当たりかかります。そしてその110万円の費用負担は国が68%の費用負担、そして道と町がそれぞれ16%、10%補助金を出しておりまして、補助金総体としては約100万円近く補助金が出ます。そうすると10万円ぐらいの手出しで1町当たりの造林が済むということになってますので、費用の部分では先ほど前段申し上げました、皆伐で収益が上がる金額は150万円でしたので、それぐらいの費用負担は適当な価格ではないかなと思います。議員ご指摘のように、まぁ環境譲与税を活用してもっと負担を軽くしてやってはどうだろうということもお話がありましたが、これについては環境譲与税の制度上、公共の補助事業に入ったものに上乗せをすることはまかりならんと。直接投入することはできませんというルールのもとで、なかなか実現はできていませんが、一方で山を皆伐する方が、地域にいない方が相当増えてきてます。それは相続をしただとか、その方が森林組合で再造林をしてくださいと言っても、なかなかそうですねと言っていただけない方もいるということをお話を聞いていますし、先ほど申し上げましたとおり、造林は順番待ちという状況もあります。先ほど議員がおっしゃられました、農業委員会と連携した農耕不適地もしくは耕作放棄地と、これから増大するところにはぜひ植林をというお話でございますが、まず先に再造林をするところを優先しなければならない点もありますし、将来的には先ほど造林の体系が確立をして、なんぼでも造林できるよっていうようなシステムが構築された際には、本当に耕作放棄地として荒れ果てていく農地を見過ごさずに、林地と転換していくことも大切な地球を守る政策だと思っておりますが、まぁ今農業委員会の耕作放棄地は統計上ゼロということになってますが、将来これから耕作放棄地は出てくることも予想されております。まぁ、あの個人の持ち出しに対する支援策というところでいけば、今のところ本町で10%、10万円ほどですね。10万円ほど1町当たり補助を出してるという現状から、これ以上の上乗せを今考えてることはございませんということでお答えをさせていただきたいと思います。

質問 4番 佐藤勇治

まぁ、あの具体的にお話がありましたけど、あのいずれにしろ1ヘクタール当たり10万円の個人の負担っていうことでありますから、例えば10ヘクタールあるいは50ヘクタールとかね、大きな山を持ってる方についてはですね、それだけそれの10万円掛ける10万円ということだから、まぁ5ヘクタールだったら、5町歩だったら1戸分だと50万円、10ヘクタールの場合は100万円ということで、まぁ大きな山林所有者がですね、1年でやることもあるのかどうなのかちょっと分かりませんけど、いずれにしろですね、そういう費用負担があるっていうことはわかりました。ヘクタール当たり10万円ということね。おおよそですね、であるならばですね、さっき言ったとおり、森林環境税についてはその使い道が限定されるということでありますけど、これについてはですね、今4年経ちまして、まぁおおよそ置戸町的には今年の予算で2,700万円ほど来ております。そして、これについては町の森林の整備のですね、いろんな面で活用させていただいてるんでありますが、ただですね、やはり今後ですね、やっぱり何といっても手間がかかる、人手がかかるというこの造林の現場をね、なんとかやっぱり打開しなければならないと思うんですよね。33そして、一方ではですね、非常に厳しい現場だと思うんですよ。急斜面で掘ってですね、そして植え付けてということだから。なかなか大変な現場だと思うんですが、これらに人を確保するためには、やっぱりそういった人に対するやっぱり支援と言いますかね、現場のそういったあのなんて言うのかな、現場の人件費に対する支援ってのはやっぱり避けて通れないと思うし、今率でその何%なのかな、あのまぁ10%未満の個人負担なんですけど、事業費大きくなれば率でカウントしてもですね、金額が大きくなるっていうことでありますからね、これやっぱりあのなんとかですね、せっかくの財源をですね、苦労して国に認めてもらって、こうやってまぁ4年間来てるわけですから、今後5年目になってまた見直しがあると思うんですけど、何とか山元にですね、もっと財源を配分されて、そしてこういった現場のですね、特に植林で苦労されてる部分ついて、なんとか活用できるようにですね、あの努力してほしいと思うんですね。それで詳しい数字は持ってないんですけど、全国で一番この森林環境税の交付があるのは横浜市だそうですね。横浜にはさほど多くの森林っていうか、私有林は持ってない。で、なぜ横浜にこんな、まぁ数億円って聞いてますが、2億円とか3億円とかって聞いているんですけど、まぁおよそ置戸の10倍なんですけど、山はほとんどないと。こんな状況のなかでやっぱり人口に対する割合が大き過ぎると思うんですね。これについてはやっぱり、きちんとやっぱり中央に対していうべきだと思うんですよね。一番大事なのはやっぱり山元であると。川上のやっぱり山を持っている自治体に対してですね、もう少しこの配分のあり方をですね、検討すべきだということを強くですね、あの国の方にですね、まぁあの期成会ないしは団体としてね、町村会なりいろんな団体でですね、声を上げていくべきだと思っております。ぜひこの辺の検討をしていただきたいというのと、まぁあの農業委員会の農地法の転用の関係については非常にですね、これはもう農地法の網をかぶっているとなかなか厳しいっていうか、時間もかかるし、規模によっては知事協議だとか、さらに大きくなると大臣協議とかって大きくなっていくんだと思うんですけど、それはあの今の状況はちょっと分かりませんが、いずれにしろただ山を眺めて、そして荒れ地になってということを、ただ見てるだけじゃなくて、なにかやっぱりそのいわゆる国土をですね。みんなで守っていくんだってそういう意識付け。そしてもともと昔は森林だったところでありますから、もし、その農業委員会といろんな話をするなかでですね、こういったこともですね、農家の土地の所有者の方にも話しかけることも一つではないかと、いわゆる農業委員会と連携しなきゃならないんですけれども、ぜひそのことはですね、今後深めていっていただきたいと思います。それで、あの再々質問になりますけど、今あの先ほど町長が言われたとおり、今は国産材の見直しが非常に見直されてると。この情勢はですね、今コロナ禍の影響やロシアのウクライナの侵攻など、まぁそういった経済制裁により、外材がもうほとんどゼロに近いと、入ってくるのは。そこで一気に国産材の価格が上がってきたということで、見直されてるということが、これは新聞等でも報道されてます。まぁそんなことでですね、今まではちょっとあのハード面で現場の方のお話をさせていただいたんですけど、もっとソフトのですね、部分でこの取り組みについてですね、まぁ話をさせていただきたいと思いますが、今年もですね、残念ながら全町の植樹祭は中止になりました。そんななかでですね、これやむを得ない部分あるんですが、やはりあの置戸町として、全町民的なですね、森林の育成やですね、植林に対する意識の醸成をひとつ図るべきではないかと。まぁ一番山に囲まれた置戸町のこういった地域事情を考えてですね、町民自体がですね、もう少し森林に対する考え方をですね、新たにする必要が34ないのかと。まぁその機会が全町植樹祭なんでありますが、まぁここんところ中止になりましたけど、ぜひこの機会にですね、そういった植林に対する意識の醸成を図る必要があると思いますんで、それを一つ検討していただきたいのと。以前ですね、私も子どもの頃ですね、学校林があって、分収林契約っていって先輩方がですね、木を植えられて、その後40年、50年経って実際その伐採して、それを財源にして教材などの購入に充てたという、そういう実績も置戸的にはあると思うんですね。で、今それがですね、伐採したあと今度どのようになってるのかちょっと分かりませんけど、こういった分収林契約によってですね、山づくりに参加していくっていうか、子どもの頃からまぁ学校として、そして将来の教材購入のための目的、財源確保のためにそうやって取り組んだっていうことも一つの山づくりにつながる、まぁソフトの考え方だと思うんです。このことについてですね、今後ですね、さらにまぁ取り組んではいけないかと、そういった思いがあります。それから3番目は、先ほど町長も話に触れてますけれども、2020年の10月にですね、菅前総理大臣がですね、2050年にはですね、温室効果ガスの排出量実質ゼロにすると、全くゼロするということを表明されました。まぁこの表明に対して各自治体、それからと企業などもいろいろ取り組みが言われておりますけど、今後ですね、このゼロカーボンへのですね、地域の取り組みとしてですね、やはりあの森林保全や山づくりに対する位置づけというものをしっかりとメッセージを発してですね、やっぱりみんなで山を守ろうというか、地域を守る、そして二酸化炭素を減らして、そういった山の持つ公益性、そういったものをみんなで守ろうということをぜひですね、まぁソフト事業の取り組みとしてですね、今後取り組んでいただければと思いますが、まぁこれについての町長の考えがありましたらお聞きしたいと思います。

答弁 町長 深川

前段環境譲与税のお話がありましたので、ちょっとあの本町の状況だけ最初にお話をさせていただきます。環境譲与税は法律が施行されて、今は環境譲与税として政府から今年で行けば2,680万円、先ほど議員がおっしゃったとおりです。譲与されております。今年はこの財源をもとに本町では今回の議会でも提案させていただきましたが、未来への森づくり事業、まぁ機械化、事業体の機械化・効率化を図るための機械化の補助や公共補助を受けられない間伐への補助に補正予算をさせていただいて、今現在で2,680万円いただいて、3,860万円をこの事業として行うように積極的な活用を図ってきております。これは財源といたしました、もう3年積み残してきた部分もありましたので、それを活用しようということで積極的に活用をしております。まぁ令和6年度からは国民1人当たり、まぁ成人ですけども、住民税の均等割で実際に環境税として1,000円ずついただくことになります。先ほど議員も横浜市が多いっていう、あの交付額が多いっていうのは、人口が多いっていうのはやはり無視はできない。都市住民の税金がまぁあの地方に全部流れるっていうのを認めるか認めないかっていうことも含めてですね、あのやはり検討の余地があるのは事実でありますが、なかなかあの山元だけの意見では通らないだろうなという思いもありますし、そして都市住民の方が、本当に私たちの税金が山元でどうやって使われているのか。これをまぁ注目していく時代にもなっていくと思いますので、やはり適切な活用・運用を図っていかなければならないと思います。35先ほどあのご質問のなかで植樹祭は中止したんだけども、やはり町民に限らず、国民にやはり森林っていうのは大切だよということを啓蒙普及していくことは大事だと。まさにそのとおりだと思います。今年につきましてはコロナの感染予防もありましたし、適切なあの造林地がなかったということもありましたけども中止をさせていただいております。それに変わりましてですね、今考えているのはコロナも落ち着いてきましたので、秋口までに育林、山に興味を持ってもらうようなイベントを開催できないかということを中部森林管理署とも協議をさせていただき、ほか林業関係団体とも協議をさせていただいているところでございます。やはりこれから山への関心というのが高まるなかで、まぁ行政、そして町を挙げてそういう取り組みをしていく必要があるだろうと思いますが、本町は林業グループが毎年子どもたちに向けて山づくりの講習会を開いていただいております。これも本町は本当に管内でも先駆的なあの町だなという評価も受けておりますし、そんな事業とも相まって、そういう啓蒙活動、それから緑の羽根運動だとかを進めていきたいと思います。あと分収林の関係ですが、以前は伐期を迎えた頃に何か活用できることを含めて学校林ということで、まぁ分収林契約を結んだ経過がありますが、その任期が終わると、どこも分収林は解除して新たに分収林を組むという要望は少なくなってきています。それは伐期が長伐期になってきて、遠い将来子どもたちへの学校分収林で、まぁ教育の題材となるよということは理解できますが、なかなか分収林で後の整理が難しくなってきてるっていう現実もあります。また、国有林にはあの多くの分収林が以前結んだ部分がありますけども、まぁ町有林のなかでの分収林契約というのはこれからは少なくなっていくだろうと思いますし、まぁそれに代わる何かの活動をした方がいいのではないかというふうに考えております。あとカーボンニュートラルへの取り組みとして、私ちょっと勉強してたところがちょうどきました。先々週、先週のですね、あの農業新聞で林業白書の提起がありました。今まさにグリーン成長の実現の時代だと、木材の価格は半世紀ぶりに上がって国内自給率も4割を超えたという見出しで農業新聞に書かれていました。そのなかでウッドショックは山元の置戸町にとっても好機であると捉えるべきだなと思っています。いかんせん事業体、それから労働者が少なくなってきてるなかでは、やはり労働条件の向上などを図っていかなければなりませんが、これショッキングなデータでありましたが、林業労働者の平均給料が全国ですよ、340万円。全産業の平均所得よりも100万円程度低いんだということと、労災の死亡率は2.5%と、全産業の10倍危険な職場だということが発表されました。こんなことをやっぱり克服するためにもICT、これ10年前に農業の方でスマート農業っていう言葉が出てきたのが、今あっという間に自動操舵システムを持ったトラクターがどこの畑でも走るようになって普及しました。日本の技術をもってすればですね、今研究段階でいろんな機械が造林作業も開発が進められております。管内でも大きなドローンを購入して実験的に苗運びに使ってみようという町も出てきました。そんな進行状況を見極めながら新しい技術革新、そして導入を事業体とも図っていく必要があると思っておりますカーボンニュートラルはですね、本町でいけばですね、実はマイナスカーボンということになっているそうです。本町では森林が多い、農地が多いということで、社会生活や産業活動で排出する二酸化炭素よりも森林や畑が吸収する二酸化炭素が多くて、年間7万5,000トン、マイナスカーボンということになっているそうですが、政府が掲げる2030年までの目標数値達成には、このマイナスカーボ36ンを本町でも10万8,000トン 、1.3倍ぐらい伸ばすことが求められていくんだろうと思います。これは私も知らなかったんですけども、山があれば二酸化炭素が吸収されるというものではないそうです。高齢級の木は二酸化炭素を吸収しなくなるそうです。やはり伐採をして新しい木を植えて再造林をして伸びてく木が二酸化炭素を吸収するようでございます。そんななかでいけば、こうやって伐期が遅れていく、そして伐採が進んで再造林がされないということは先ほど言いました目標達成からどんどん乖離していく結果にもなろうかと思いますので、これは政府の政策も見極めながら、グリーン成長の実現、本当にこれはある意味、置戸町にとってはチャンスなのかもしれません。こんな好機を捉えて町内の業者、そして各団体とも協議しながら積極的な森林環境譲与税を活用した取り組みを図ってまいりたいと思っております。

質問 4番 佐藤勇治

質問ではございませんが、今町長のお話のなかでですね、今後ともこの国にはきちっとした要望を向けていきたいという山づくりについてですね、そして山は更新していかなければだめだというお話をいただきました。まさにですね、蛇足ではあるんですが、質問ではございませんが、あの今回この6月の定例議会でですね、北海道町村議長会からですね、各議会に対して要望意見書を出してくれという、そういう要望が出ています。そのなかにまさに今言った話の森林林業、木材産業によるグリーン成長に向けた施策の充実強化を求める要望意見書を国の各機関あるいは衆参両議院議長に対しても出すようになっております。そしてこれは置戸町議会でもこのあと審議される手はずになっておりますけど、確かにこうやってですね、我々の要望も国に届けることも大事だけど、まぁ足元のですね、今まで依存していた我々の山をですね、しっかり町民の皆さんとですね、あの育てていく、そういったことを意思統一してですね、今後ですね、山づくりに励んでいただきたいと思います。以上で私の質問はこれで終わります 。

出典:置戸町議会 令和4年第4回定例会 2022年6月9日 議事録 PDF(29ページ) 間違いを知らせる