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置戸町議会 令和4年第8回定例会 2022年12月15日

林業の担い手確保対策について

2022年12月15日、置戸町議会の一般質問で、佐藤勇治議員が「林業の担い手確保対策について」質問し、町長 深川が答弁しました。

質問者
佐藤勇治 議員
答弁者
町長 深川

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 4番 佐藤勇治

それでは次の質問に移りたいと思います。2つ目の項目としてですね、林業の担い手確保対策について町長に伺いたいと思います。本年10月4日、議会の総務常任委員会の道内所管事務調査で道立北の森づくり専門学院を視察し、詳しく学院の概要や教育の内容などについて調査をしてまいりました。この学院は令和2年4月20日、100年先の森をつくろうをキャッチフレーズに旭川市に開校し、今年度で3年目を迎えました。教育の基本方針は林業、木材産業の即戦力となり得る人材の養成、また将来的に地域の中核を担う人材の育成を最大の目的として、就業期間は2年間。1学年の定員は40名で、2年間に行う事業の3分の2が現場での実習とし、実践力を養成の柱としております。本町は町有林が約1,900ヘクタール、これらを含め一般民有林と言われる面積は8,000ヘクタールを有しております。脱炭素社会を見据え、森林の公益的な機能を注視した今日、これらの林業、林産業の持続的な発展を図るためには人材の確保は何よりも重要であると認識します。この学院の山のスペシャリストの人材養成に着眼し、行政のみならず木材関係者と情報を共有し、早急に本町の人材の確保に努めることが急務であると思いますが、町長の考えを伺いたいと思います。

答弁 町長 深川

次は林業担い手の確保対策についてのご質問ですが、はじめに本町民有林の現状ですが、本町の国有林を除く民有林面積は1万3,194ヘクタール、そのうち道有林が5,155ヘクタールを除く一般民有林は8,079ヘクタールとなっております。そのうちカラマツ、トドマツを主体とした人工林面積は3,988、約4,000ヘクタール、一般民有林面積の49.3%、約半数となっております。そのうち、主伐期を迎えた7齢級以上のカラマツ人工林が1,733ヘクタール、このカラマツ人工林はこれから皆伐が進んでいくことが予想されます。またトドマツにつきましても主伐期を迎える9齢級以上の面積が860ヘクタールとなって、合わせますと2,500ヘクタール、 一般民有林面積の3割がこれから主伐、まぁ伐採をする時期を迎えているという現状であります。この傾向は置戸町に限らず全国・全道でも同じで、今後も大量の主伐材が生産される反面、林業関係事業体等ではその作業従事者の高齢化や離職、山で働くことを希望する若者が少ないなど、現場作業の知識、技術を有する人材や現場管理、指導ができる人材の育成が大きな課題となっております。先日、議会総務常任委員会の道内所管事務調査報告にもありましたが、これら問題解決に向け、北海道では森林を守り育て、未来の世代に引き継いでいく。先ほど議員もおっしゃられました100年先を見据えた森づくりを推進するという理念のもと、幅広い知識と豊かな技術を身につけ、林業林産業の即戦力となり、将来の企業などの中核を担う人材を育成することを目途とし、令和2年4月に先ほどの北海道立北の森専門学院が開校されております。学院では本年3月に初めて開校以来卒業生を送り出しましたが、卒業生32名のうち全員が進路を決定し、その卒業生に対する求人企業は道内9404社。団体も含めて94団体、求人倍率はなんと5.4倍と引く手あまたの状況で、本町の企業も求人をしておりましたが獲得できませんでした。また、来年春の卒業予定者は現時点で37名、そのうち就職希望者は34名、すでにもう29名が内定をしているそうでございます。またこれにつきましても本町の企業への就職は叶っていないということをお聞きしております。さて、議員から林業林産業の持続的発展を図るためには人材の確保は何より重要だとお話がありました。私も全く同じ考えであります。もちろん町有林もしかりでありますが、民有林も森林組合、そして各事業体と合わせて置戸の財産を守っていかなければならないし、これを活用していかなければならないと考えております。素材生産部門では機械化が進んだことにより、一定程度は人材の確保ができている一方で、造林、下刈りなどの育林部門では機械化が進まず、労働環境が厳しいため、人材の確保に苦慮している現状です。このため林業事業者、技術者の養成を含めた担い手の育成確保に早急に取り組んでいく必要があると考えております。林業関係業界への対応といたしまして、森林経営管理委員会構成員の皆様のお知恵を借りながら、置戸町林業担い手確保通年雇用支援事業に取り組んで引き続きいくほか、森林環境譲与税を活用した担い手確保対策、そして事業体の近代化を併せて進めてまいりたいと思います。各団体の皆様と日常的に情報交換をさせていただき、新たな対策を模索検討してまいりたいと思います。昨日の常任委員会報告でもありましたが、北の森学院での就職先の進路決定にはインターンシップが大きな役割を果たしているという内容の報告がありました。これらも含めて先ほど本町への就職がまだないということもありますので、経営委員会でも検討してまいりたいと考えております。いずれにいたしましても、道立北の森づくり専門学院はじめ関係団体と情報共有をしながら人材確保に努めてまいりたいと思っておりますのでどうぞご理解賜りたいと思います。

質問 4番 佐藤勇治

今、町長の方から縷々置戸の民有林の実態、特にですね、道有林を除いた民有林の実態、その話をしていただきました。樹種のこととかいろいろ専門的な数値も出たんですが、特にですね、まぁ今後もですね、この山づくり、置戸の山づくりは何としてもですね、人材の活用が大事だということと、今後ともですね、あの各団体とも、木材関係の団体とですね、情報を共有して人材を確保したいという、そういうまぁ答弁だったと思います。基本的にはそのことについてですね、ぜひですね、あの進めていただきたいと思うんですが、一方でですね、ちょっとあの私どものまぁ、役場のですね、町有林の管理について、管理と言いますか、そういったことについてですね、ちょっとあの、まぁ足を踏み入れる必要があるんでないのかということと、それからですね、若干今あの重複するかもしれませんが、この北の森づくり専門学院についてですね、まぁ若干紹介したいと思います。重なる部分もあるかもしれませんが、とりわけですね、まぁ役場の林務担当の人材確保は喫緊の課題だと私は認識しております。これはここ1、2年に始まったものではありません。ここ数年来の課題だったと思います。これはですね、以前はあの管内ではですね、まぁ美幌高校に林業学科があり、まぁ民間事業所や役場などでも林業の専門職としてですね、人材の供給の役割を果たしてきたんだと思っております。しかし、今日ですね、北海道内ではですね、農業高校、私の聞くところによるとですね、まぁあの旭川、帯広、岩見沢、この3つの農業高校にし41か林業学科がないということを聞いております。まぁ間違ってるかもしれませんが、他にあるかもしれませんが、主にこの3つが主流だと。あとは昔林業学科があった農業高校がどんどん募集停止をしているという実態だそうであります。この学院についてちょっと触れたいと思いますが、2年間の就学期間の中で最大14の資格を取得可能で、ユニークな資格取得として狩猟免許も可能であると、そういったことが学んできました。また、林業先進地のフィンランド製シミュレーターなど11台が導入され、高性能林業機械の操作に活用されてるということであります。町長も先にも触れましたけど、令和3年度の就職状況は94の企業から162名の求人に対し、32名が道内の木材、林業関係の企業や団体、役場等に就職しているということであります。この就職の全体の内訳としては3分の1が森林組合、3分の1が林業関係の企業など、 そして残り3分の1がその他役場等となっているようであります。授業料は2年間で概ね112万円程度ということでありますが、今後ですね、これからのこととしてですね、置戸町内の子弟がですね、この学院で学び、将来的に置戸に帰ってきて就職したいという希望の子弟がいましたらですね、ぜひですね、未来への森づくり基金、この基金を活用してですね、人材活用のですね、ぜひですね、活用してはどうかと思います。この就学の支援もですね、検討の余地があるのではないか、そのように考えますが、町長の考えはいかがでしょうか。

答弁 町長 深川

あの、先ほど言ったように、町内でのまだ採用が北の森学院からの採用が叶っていないということと、林業団体の方からも先ほど町有林の管理の部分でも、やはり2,000町歩を超える山を持ってるんだから、今の現有体制で十分なのかというお話と、増員そして専門者を招聘するようなことも要望がありました。あの、以前からも確保に努力していきますということで回答したこともありますが、今現在も林業に熱意を持った方、 去年は地域協力隊でもということで発議をして募集もしたんですけども、応募いただいた方もおられましたが、やはり面接の段階に及ぶ前に書類選考でこの熱意がちょっと足りないかなと、それと経験がないかなということで、まぁ断念した方もおられますし、それから一部置戸町の考え方を伺いたいということで、北の森学院在校生も一度お見えになられたこともあります。しかしながら、やはり縁がなかったと申しますか、まぁ採用には至りませんでした。基本的にはですね、この北の森づくり専門学院につきましては公共団体の職員を養成するところではなく、民間企業の窮状を何とか改善したいということで、民間企業を優先もしくは林業団体優先というところで発足しておりますので、先ほど議員のなかで実績には自治体もあったかなっていうようなお話もありましたが、まぁあの基本ラインではそのようになっておりますので、なかなか本町に直接引っ張ってくるっていうことは難しいかなと思いますが、本町の出身の人を北の森学院に行くように、行きやすいような条件を整えて、そしてあのUターンしてもらったらどうだっていう案は一つそうだろうなと思います。ただし、この後質問予定されてます奨学金のこともありますので、総合的に考えて林業だけそうやるのではなくて、いろいろな今の各産業で人手不足が言われて、本町のなかではあります。それと合わせた総合的な観点で検討してまいりたいと思いますので、今ここでそれに向けて基金を活用して行うということについては言及を避けたいと思います。

質問 4番 佐藤勇治

ちょっとあの自治体の就職っていうことに、ちょっと私もあの踏み込んだんですが、まぁ原則的にはそれは認められないっていうか、そういうここの学園の設立の趣旨だっていうことがわかりました。ただですね、まぁ一定程度ですね、まぁ人のやりくりっていうのはやり方であると思うんですね。で、ある程度その、ここの学院を卒業して、そして一定程度のその森林に対する知識を有した町内の方、まぁ町外でもいいと思うんですが、どちらかに就職して民間というか、まぁ団体でも結構なんですが就職して、そのなかからまたですね、あの中途採用でもいいし社会人枠でもいいし、何らかの形でですね、やっぱり我が町のですね、まぁ山を守るという立場でですね、やっぱりその人材をですね、なんとか確保せんきゃなんないと思うんですよね。で、非常に苦労されてると思うんですよ、あの町長の方もですね。ですが、いつまでもですね、今のままではですね、なかなかですね、1,900町歩ですか、約2,000町歩のわが町の町有林を経営していくにしてもですね、やっぱりそれなりのですね、知識を有する、または技能を有するそうした人材ですね、確保しないとですね、ゆくゆくやっぱり置戸のまぁ町有林、宝の山がですね、いつの間にかその宝が持ち腐れにならないようにですね、なんとか人材を確保してですね、うまくその経営して、ひいてはですね、そこからやっぱり収入を得て、まぁ一般会計にでも繰り入れできるような、それぐらいのですね、山づくりをやっていただいてですね、やっぱり宝の山にしていただきたいと思いますね。ということはやっぱり人だと思うんですね。で、あの一般職の方は一生懸命苦労してやられてると思うんですけど、やっぱり基本的なその森林だとか山だとか、そういったものの基本的なやっぱり基礎的なですね、知識とかそういったものがなければなかなかですね、この山づくりに取り組んでいくのは難しい、至難のことだと思うんですね。そして一般的にまぁ人事で3年か4年で回っていくと、最終的にやっぱりそこに根ざした置戸の町有林の山づくりがですね、どこかこうなんて言うのかな、方針がですね、崩れていくようなそんな気もするんですね。で、さっき触れましたけど、昔はですね、まぁ管内の農業高校にも林業学科があって、そこからですね、まぁ私どもの先輩方も就職しましたし、あるいは町内のですね、団体あるいはその企業にもその高校から卒業していったんですけど、人材のまぁ、養成のまぁ一つの供給の役割を果たしていったんですけど、今の状況ではなかなかそれが難しいと。道内には3つしかない林業学科ね、そこからまたその人をですね、選り分けて採用をしていくのはなかなか至難の技かもしれんけど、とにかくいろんなの方策を講じてですね、まぁまずはあの私が言いたいのは、置戸の役場にですね、林業の担い手、林業の担当者としてぜひ専門職をですね、何らかの形でですね、まぁあの今後ですね、まぁ採用に努めていただきたい、そのような考えをしてますんで、今後その採用についてです、去年はその地域おこし協力隊にそういう方がおられたということなんですが、まぁそれにめげずですね、なんとかですね、専門的な知識のある人材をですね、確保に向けて努力していただきたいと、それについてまぁ町長の考えがありましたらお願いしたいと思います。

答弁 町長 深川

先ほど地域協力隊の活用の方法も一例でありまして、あの町のホームページでも林業経験者の職員募集っていうこともやってまして、まぁあの今ですね、あのそういうお話を聞きたいっていう人は何人か今までもあります。で、担当課の方でも役場の林務の仕事っていうことを説明したり、応募を叶うかどうか含めてですね、接触をしてる方もおられますので、あの1人1人丁寧に43面接をしながら、本当にあの役場のと言いますか、町民の財産を守る担当部署でもありますし、置戸町の基幹産業を進めていく専門的な職員となることですので、やはり人選も含めて誰でもいいというわけにはいかないと思っておりますので、あの積極的と言いながらも、ちゃんとした目で面接をして、そして、あの採用を図ってまいりたいと思いますし、その後も役場だけではなかなかこの山づくりっていうのは学びきれないこともありますし、現場のことわからないこともありますので、各事業体や森林組合での実習なども含めて、先ほど経営委員会の方で連携しながら、もしも採用の暁には職員の育成に努めてまいりたいと思います。

質問 4番 佐藤勇治

質問は終わりますけど、まぁ今言われたようにですね、誰でもいいっていうことにはならないと思うし、であの選考する方もですね、しっかりとその辺を読み取ってですね、やっぱり将来的にその置戸の中核を担う、森林木材の中核を担う人材の確保ということでですね、ぜひ努力していただきたいと思います。以上で私の質問は終わります。

出典:置戸町議会 令和4年第8回定例会 2022年12月15日 議事録 PDF(40ページ) 間違いを知らせる