置戸町議会 平成27年第2回定例会 2015年3月15日
公営住宅入居基準の特例措置と高齢者住宅建設の工夫について
2015年3月15日、置戸町議会の一般質問で、細川昭夫議員が「公営住宅入居基準の特例措置と高齢者住宅建設の工夫について」質問し、町長 井上が答弁しました。
- 質問者
- 細川昭夫 議員
- 答弁者
- 町長 井上
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 5番 細川昭夫
質問の前に一言前置きをさせていただきます。置戸町議会は議論を深める趣旨から、質問の回数や時間を制限しておりませんでしたが、自主的に各自が質問回数や持ち時間をわきまえて質問に立ってきました。今回、私は議員最後の質問ということで、慣例を破って7項目の質問を通告しています。大半が提案型であり、あまり時間をとらないように進めますので、お許しをいただきたいと思います。それでは、通告にしたがい町長に質問をいたします。まず始めに、公営住宅入居基準の特例措置と高齢者住宅建設の工夫についてお尋ねをいたします。公営住宅入居募集は、一定期間を置いて募集をしていますが、他市町から転入を希望する場合など緊急を要する時は、空いている住宅があればすぐに入居できる措置が必要と思います。同時に、都市部から転入者は、前年度の所得証明では所得制限で入居できないことがあります。置戸町での所得予想等を考慮するなどの措置も必要と思います。更に、入居募集のお知らせの時に、所得基準に扶養者1人当たりの控除金額も併記されていると理解されやすいと思いますので一考下さい。また、以前も質問したことがありますが、子供の成長等に伴い、所得控除対象者の同居者が減り、支払う家賃が天井なしで上昇していく制度は、結局、置戸からその人を追い出すことになります。家賃上昇率の緩和と最高限度額の設定を考える必要があります。50高齢者に優しい住宅建設については、年々工夫改良がなされてきていますが、さらにもう一工夫を提案します。入居者が高齢化によって一番困るのは、夏の草取りと冬の除雪です。私の町内でも元気な方が隣近所の草刈りや除雪を手伝っていますが、段々それも大変になってきています。新しく公営住宅を建設する時、道路と玄関先の距離をできるだけ短くして、玄関からの通路に屋根をかけ、側面に取り外しのできる、または戸袋に収納できる戸板を付けることによって、除雪の心配が大幅に減ります。物置を通路に合わせて設置すれば戸板の数も減らせます。また、試験的に空き地に木材チップを敷き詰めた団地もありますが、その後どのように検証しているでしょうか。夏の草刈りの手間が省かれているのではないでしょうか。住み慣れた町にずっといたいが、除雪、草刈りができなくなって置戸を離れる人を防ぐためにも工夫をこらしていただきたいと思いますが、町長の考えを伺います。
答弁 町長 井上(町長は2020年3月まで)
公営住宅入居基準の特例措置についてということでありますが、公営住宅の入居募集につきましては、ご承知のように、昨年の12月より募集期間を過ぎた後も空き室がある場合においては、随時募集を行うように対応をしております。また、所得証明につきましてご質問ございましたけれども、これもご承知のように、公営住宅法の施行令がありまして、この第1条の第3項に基づきまして、申請時直前の1年分の所得を証する書類、これを提出していただいております。また、町外から仕事を辞めて本町への転入希望者については、離職証明書、さらに就業先の所得見込書、これを提出してもらうことになっておりますので、これらに基づきまして所得基準ということになっていきます。次に、家賃の上昇率の緩和についてでありますけども、家賃算定にかかる基準については、これも公営住宅法の施行令に定められておりまして、所得に応じた上昇率はやむを得ないだろうというふうに考えております。家賃の最高限度額の設定でありますけれども、すでに収入基準の上限が設定されております。したがいまして、高額所得者においては、国から住宅を明け渡す努力をしなさいということが通達としてあるわけでありますが、本町においては、このことによって退去を求めたということはほとんどないというふうにご理解いただきたいと思います。公営住宅法の趣旨、またそれに伴う定めによって運用されているということをご承知いただきたいと、このように思います。次に、高齢者住宅建設の工夫についてということでありますが、議員からもお話がありましたけれども、住む人に優しい住宅建設として、これまでもいろいろ努力を、また工夫をしてきたというふうに思っております。バリアフリー化あるいは手摺の設置、また、スロープの設置、そうした様々な工夫をしてきたつもりであります。また、同時に景観を考慮した芝生については、草刈りが大変だということから、ウッドチップを雑草防止ということも含めてでありますけれども、ウッドチップを取り入れてきました。雑草があまり生えていないということもあって、そういう意味では、一定の成果としてはあるんだろうと、効果としてはあるんだというふうに思いますが、年数が経っていきますと、このウッドチップも軽量化すると言いましょうか、風の強い日には飛ぶというようなこともあって、入居者の方が時々道路に出てそのウッドチップを掃除しているというようなことも度々見受けられるわけであります。51そうしたこともあって、まちなか団地からは、ウッドチップというよりも砕石砂利、一般的に言われるびりでありますけれども、これを外構整備として使っておりまして、これらについても雑草防止という意味では、一定程度の効果があるのかなというふうに思いますけれども、いずれにしてもいろんな効果と言いましょうか、経過を見ながらその都度この改善策を図って、より良い工夫を凝らしていきたいなというふうに思っております。また、このまちなか団地では玄関から物置の一部を利用して雁木を設けることによって、雪に当たらずに除雪用具等について取り出せるように工夫もいたしました。議員からは具体的なご提案を含めてご指摘をいただきましたけれども、いずれにいたしましても、住み慣れたこの町で住み続けていきたいというのは、町民の方々等しく思うことでありますので、特に年配の方を始めとして、住む人たちにとって、より良い、この住みやすい、また、生活上生活のしやすいと言いましょうか、そういうような住宅建設の工夫をしていきたいと、このように思っておりますので、ご理解いただきたいと思います。
質問 5番 細川昭夫
まず、空いたところの住宅の募集ですね、定期的な募集の他に、随時募集はかけているんですけども、募集が毎回、毎回と言うわけではなくて、ある程度一定期間置いているわけですから、よそから急きょ入りたいという人が来た場合に、無条件で入れるのかどうか。募集をかけていなくても空いたところがあれば入れるのかどうかという確認ですね。もう一つ、都会から来た場合の給与ですね。確かに今回も札幌から入居希望者が偶然置戸でお会いした人が来て、私自身、係のところに行ったんですが、なかなか都会の高給取りでは、その証明では入れませんよというようなやり取りがあったあと、実際辞めてきているんだから何とかならんのかということで、かなり押し問答しているうちに、そんなんであれば地元でのこれからの給与証明、予測証明みたいなものがあればいいんでしょうかと、そんなやり取りがありましたので。ですから、そこのところを窓口で親切丁寧に説明しておかないと、簡単に駄目ですよということで諦めて、せっかく来たのによそ探しますと、そういうことになり兼ねないので、そのことも十分に注意していただきたいと思います。それから、公営住宅法による家賃なんですけど、入る時はそれぞれ2万なり3万なりということになったんですが、もちろん給料そんなに上がっていかなくても子供たちが2人いれば、それの控除によって所得が抑えられるわけですから。ところが、学校を出て置戸を離れてしまうとがくんと上がってしまうわけで、確かに、国の基準としては一定程度の収入があれば出なさいということなわけです。町長、今置戸では退去命令を出したことはないと言いますけども、片一方で同じ2戸長屋で片一方が2万か3万で入っていると。同じ建物の中で隣では5万になって来年からは6万になりますよと通告受けたら、これはとっても払ってられないということで、やむを得ず出てしまったと。置戸で適当なところあればいいんですけどもなくてよそへ行ってしまったというのが私のすぐ近くでも2人経験しているわけなんですよね。ですから、そういうことをもうちょっと国の基準と地元との、机上の政府の役人と地元の過疎に悩む町との実情を加味して、そこを法律を曲げてまでということにはならないでしょうけども、政府に働きかけて、地元は地元の特区みたいなことで何とかならないのかという働きかけが必要かなと思う52んですね。3年ぐらい前ですか、記憶がないのですが、私疑問に思って国がそういう仕組むこと自体がおかしいでしょうという質問をしたことがあるんですが、町長の答弁としては、国の法令だから仕方ないという話だったんですが。今年になってから、私が疑問に思っていたやつが政府の政令改定で、我々思ってることに直った決定もありますので、地元の立場を十分に組んでもらって、地元に合うような政令にしてもらうことが必要かと思うんですが、是非これは必要かと思うんですが、よろしくお願いしたいと思います。建物の工夫についてはですね、我が家から向かいの公営住宅を毎日見て、特に今年みたく大雪が降った時には、高齢のお婆ちゃんが毎日雪をはねているのを見て、何とかならんのかなといつも思っていたんです。それで、まちなか団地、先程、町長から説明ありましたけれども、確かに工夫されてて除雪も楽になってきましたけれども、あれよりもっと工夫を凝らして今の昔の新栄住宅、今何て言っているのか分からないんですが、あれが道路に面して建っているわけですから、それをもっともっと近づけて半分以下でも構わないと思うんです、玄関先までね。そしてさっき言った屋根を付けて両方に戸板をはめれば、夏はそれを外せるようにして、そうすれば道路までは、ほんとにわずかで済むかなと。しかも今度予定している3棟6戸については、大きな団地でないわけですから、車がどんどこ通るとこでもないと思いますので、できるだけ道路に近づけて玄関からすぐ出られる。そんな工夫をすることが、お年寄りでも楽に入れるのかなと。そんなことが頭に浮かんでいたわけでありますけれども、そんなことができるのかどうか、そのことについても答弁いただきたいと思います。
答弁 町長 井上(町長は2020年3月まで)
いろいろご質問が出ましたので抜けていたら言って下さい。空き室が出た時にどういう形で応募しているのかという、募集しているのかということでありますけれども、基本的には月1で広報のお知らせ版を出してますが、ここには載せております。それから通常の募集という意味では、1日から10日ぐらいの間隔というふうにご理解いただきたいと思います。ただ、公営住宅を退去したあとに、当然ながら私共の方から現場の方に赴きまして、状況によっては直したりということが出てきますので、必ずしも退去したからすぐ入れるというものではないということをご理解いただきたいというふうに思います。それから所得の関係でちょっとお話がありましたけれども、これは公営住宅法の施行令、先程申し上げましたけれども、この中できちっと明記されておりまして、1年前の所得について入れるか入れないかの根拠になってくるということであります。それから国の法律で決まっているから駄目なんだわという言い方は、私、あんまりした覚えはというか記憶がないです。ただ言えることは、この法律もものによって現実的で非常に難しいというものも当然ありますし、いろんな特区と言われ方の中で、それが地方にとって解放するようなものも間違いなくあると思います。しかし、現実は、特にこの公営住宅法の関係について言えば、文字通り全国的な網の中で決められている法律であります。あるいは施行令でありますので、かなり難しいだろうなというふうに思います。今、議員の方から言われましたように、何処からというか町外から来られる方について、積極的に53受け入れるそのための住宅整備をどうするのかという、どう考えていくのかというふうになりますと、やはりあまり法令に縛られないそうした造り方を考えていく必要があるんだろうなと思います。ご承知のように、公営住宅の建設に当たって、いろんな制約はありますけれども、基本的には、安い家賃で入れる方のためのという部分がこの中にはあるわけでありますけれども、今申し上げたいろんな制約があるということを考えますと、別な造り方と言いましょうか、そうしたことも併せて考えていく必要があるんだろうと、こういうふうに思います。それと道路により近く建てたらというお話がありました。申し上げるまでもないことでありますけれども、道路には道路としての機能があります。当然、夏ばかりではありません。特にここ数年の大雪だとかそんなことを考えますと、道路から一定程度離れたところにと言いましょうか、この空間をきちっと確保する中で、住宅建設をしていかなければならないというのは、当然あります。そうしたことも考慮しながら建ててるつもりですし、もう一つは、できるだけ道路から離れて、いわゆる道路に車が行き交う音にあまり左右されないと言いましょうか、そういうことを気にならないような一定の距離感をとってほしいというのもまた一方ではあるんだろうというふうに思います。ただ、高齢社会になってきて、除雪の問題について非常に大きな生活上の問題として大きなテーマであるということは事実だと思います。だからと言って、道路に少なくとも公共の道路により近い方が便利だというだけではいかがなものかと。むしろ、その除雪の雪をはねる、特に高齢者の人たちが生活をしている、そうしたところの除雪対策について、言ってみれば冬の生活支援に対して町として、あるいは地域としてどう考えていくのかという方が、私は正しいんじゃないかなと、そのように思います。
質問 5番 細川昭夫
確かに、今町長が言ったのはその通りなんですけど、何か十把一絡と言いますか、あくまでも建前論に聞こえるんですよね。先程言ったように、建てる3棟6戸については先程言ったように、そんな車が頻繁に行き交う団地ではないはずですから、ですから、そういう今までの発想からちょっと転換する必要があるのかなと。確かに除雪は除雪で高齢者の除雪を考えて方策を考える方がそれは正論としてはそうなんですけども、それは隣近所が助け合うにしてもやっぱり5メートルの雪をはねるよりは半分をはねる方が手伝う方だってそれは楽なわけだし、中へ入って行って頼む方もできるだけ少ない方が助かるなと、そういうやっぱり現実に住んでいる人、そしてお手伝いしている人、そういう人達の気持ちを十分に汲んで建前でなくてね、町長が言ったような、ある程度道路と建物が離れていなければならんというのは、それは十分僕も承知してますけども、3戸ぐらいの住宅団地だったら、そこまで考える必要があるのかなという気がするんで、これはあくまでも僕個人の思っていることであって、絶対こうしなきゃならんというものではないんですけども、それは町長が言ったように除雪は除雪、草刈りは草刈りでボランティアやなんだりで手伝う仕組みができた方がいいには決まっているんですけど、お互い助け合っていく高齢化になった時点で、どうすればもっと住みやすくなるのかなということに目を移したことで、今の公営住宅もこうしたらどうかなと思っただけなんですけどね。それと1つ質問に抜けてたのが、広報等に公営住宅の募集をかける時に、収入基準が何ぼと出るんですけども、それだけでは我々が見てどれだけの給料貰っていたらここに入れるのかというのがピン54とこないんですよね。それで、扶養者1人当たり30万とか50万とか、2人いれば100万控除になりますよ、それぐらいはあんまり行数もないとこですから詳しく書けないとしても、控除金額1人何ぼぐらいって書いておけばはっきり分かるのかなと、そのように感じたものですから、そのことをちょっと頭に置いておいてほしいと思います。このことでいいですか。
答弁 町長 井上(町長は2020年3月まで)
答弁しますとまた長くなりそうで本当はやめようかなと思っていたんですけどね。例えば、道路があって公営住宅を建てると。で今、議員の論法でいくと、5メートルだったらいいけども10メートルだったら駄目なのかと。3メートルだったらいいんだけど5メートルだったら駄目なのかと。いや、住んでる人の思いですよ。住んでる人の思いとして私は必ずそういうことってあると思うんですよ。ですから、むしろさっきもちょっと申し上げましたけれども、高齢になってというか高齢者ばかりじゃないんだけれども、最近のというか、特に今年の雪なんかの除雪という部分でいくと、これはもうママさんダンプでもままならないものだと思うんですよね。そういうことも含めて考えると、やっぱり雪撥ねをどうするのかというのは、やっぱり大きなテーマだと思うんですよね。ですからこれからは、そういう冬の生活の中で除雪についてどう考えていくのか、どういう工夫を私はやっぱり皆で考える時期にきてるかなと思います。で、それはこの町の中の流雪溝の問題一つとっても、やっぱりそういう段階に来つつあるんじゃないかっていうふうに思います。ですから、冬の快適な生活を置戸の町の中でどう過ごしていくのか、作り上げていくのかというこの辺の視点で検討したらいいんじゃないかなというふうに思います。まあ議員の方からもいろいろとご提案と言いますか、お話がありましたけれども、そうしたことも含めて、この創生法の中で5年間の地方の地方版の総合戦略ということを言われてますから、私は一つのテーマとして検討していく、そして作り上げていくということもあっていいんじゃないかなと、そのように思います。
質問 5番 細川昭夫
それは10メートルがいいのか5メートルがいいかって、町長の言い分は十分わかるんですよ。住民なんていうのは便利になったらなったでそれですむかって言ったら、またもっと要求が出てくるということは十分わかるんですけども。それでもやっぱり目の前で投げている人を見たら、5メートルよりやっぱり2メートルの方がずっと楽なわけですから、やっぱり可能な限りそういうことを、やっぱり便宜を図ってやるべきかなと、そう思ってますのでよろしくお願いしたいと思います。