置戸町議会 平成27年第2回定例会 2015年3月15日
町職員の奮起を促す町長の姿勢と住民への目線について
2015年3月15日、置戸町議会の一般質問で、細川昭夫議員が「町職員の奮起を促す町長の姿勢と住民への目線について」質問し、町長 井上が答弁しました。
- 質問者
- 細川昭夫 議員
- 答弁者
- 町長 井上
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 5番 細川昭夫
このプロムナードが井上町長の遺産であると、後世の人々から囁かれないことを祈りまして、次の質問に移りたいと思います。
質問 5番 細川昭夫
最後です。町職員の奮起を促す町長の姿勢と住民への目線について、お尋ねをいたします。地方創生への大号令が飛び交う中、石破地方創生相は、知恵は地方にあると、自治体の自主的な取り組みを国が支援する枠組み作りをすると繰り返しています。勝ち負けがはっきりするとの懸念もあり、自治体間の格差も広がる心配があります。我が町はどうでしょうか。職員一丸となって知恵を出し、町の活力を生み出してほしいと思うのですが、私は議員になって以来、齊藤町長時代を含めて何度となく職員の指導について町長と議論して参りましたが、今一つ納得できかねています。井上町長は町長になって15年、行政職員としては50年の大ベテランです。年齢も経験年数も職員の及ぶところではありません。職員を上から目線では見ていないでしょうか。職員は失敗を恐れて段々と小さくなっていきます。職員が意欲を持って取り組んだことへは、減点対象としないと叱咤激励が必要です。自治体は、自ら調べ、自ら考え、自ら行動をするという原則があります。地方創生に必要な職員の豊かな発想を引き出すのは、町長の力量です。さらに大事なことですが、住民に向ける行政目線です。住民が役場に用事があるなら出向いて来なさい。係の窓口まで訪ねて来なさい。この姿勢は遥か昔より今まで一貫して変わっていません。町長は役場庁舎の耐震化工事をする時に、住民の高齢化に備えて庁舎にエレベーターを設置すると言っていますが、これは真の住民サービスではありません。1階に住民相談窓口を置いて、足腰の強い、弱いに関係なく、等しく住民が窓口を訪ねたら直ぐに関係課に連絡を取り、1階に降りてくる仕組みづくりこそ本当の住民サービスです。町職員がこのことを理解して、町長、エレベーターの設置費用や毎年の維持管理費用をもっと有効に使いましょう。こんな提言ができる雰囲気の職場づくりを願っているのですが、いかがでしょうか。
答弁 町長 井上(町長は2020年3月まで)
最初に申し上げておきますけれども、私は町長になりまして15年経ちますけれども、職員に点数を付けたことはただの一度もありません。そういうものではないというふうに思ってますが、しかし、今国が求めようとしているのは、そうもいかないようなことにもなってきていると言うことは申し上げておきたいというふうに思いますが、点数は付けたことはありません。私は職員に対して、常日頃こんなふうに言っています。情熱と誇りを持って町づくりに貢献できる職員になりなさいと。業務を遂行してほしいと、そういう思いで業務を遂行してほしいというふうに言ってきております。当然ながらそうしたことから町民と職員との間での信頼関係が出来上がっていくんだろうというふうに思っています。さらに、私と職員、あるいは職員同士のコミュニケーションがいかに大事であるかということも日頃から言ってきているところであります。加えて申し上げますが、もう5年くらい前になると思います。職員への年頭の挨拶あるいは仕事始めの挨拶の中で何度か申し上げてきていますので、職員の記憶の中にもあるというふうに思います。私は、常に構想力を持ちなさいというふうに言ってきています。そして、日々の業務を行う際、仕事73上のプロセスというものを意識して、楽しむことや本来の仕事の中で喜びを見出すことが大切なんだということを申し上げてきておりまして、そして皆さんが職員がやっている仕事と言うのは、人の為に役に立っているんだと言うことを忘れないでほしいということを申し上げてきております。これらは職員のやりがいと言いましょうか、そういうことに繋がっていくんだろうというふうに思うからであります。職員に限りませんけれども、自分の考えや意見が具体的な形となることは、立場などの違いはあっても、やはり大きな喜びになるんだろうし、励みにもなっていくんだろうというふうに思います。私は町民の声に耳を傾けるよう心掛けております。公式的なと言いましょうか、そんなことで申し上げると、町長への手紙あるいは地域懇談会、さらに、各団体等との会合を始めとしてそうでありますが、むしろこの非公式の、先程ちょっとお話ありましたけれども、非公式の地区での集まりあるいはイベント等でよく呼ばれるわけでありますが、こうしたやり取りの中が、ある種、私と町民の方々との距離感と言うか、そういうものがより縮まって、かなり突っ込んだ話ができるということも沢山あるというふうに思っております。町政に対する提言あるいは各種地域要望については、当然ながらスピーディな解決あるいは対応というものを心掛けております。特に、地域の要望に対して職員には、ただお金がないではなくて、話を聞いて何故できないのか、どうしたらできるようになるのか、それを町民と一緒に考える、そうなれば本物だというふうに思っています。十分でないというふうにも思っています、現状。しかし、今申し上げたことを心掛けていくとすれば、文字通り本物の職員だろうと言うふうに思っております。行政目線について、ご意見、ご質問がございました。町民に対して町民の声に対して、私はいつも謙虚であれというふうに思います。そういうふうに考えれば、私は議員がおっしゃられるような行政目線というのは、解決するんだろうなというふうに思っています。職員の名誉と言いましょうか、さらには置戸という町の誇りにも関係しますので、あえて申し上げます。議員の方から、住民が役場に用事があるなら出向いて来なさいと。係の窓口まで訪ねて来なさいと。この姿勢は現在まで一貫して変わっていませんというお話がありました。前の町長時代のことも触れられましたので、あえて申し上げましたけれども、そのことを含めますと40年ですよ。そんな姿勢が私もそうでありますけれども、少なくても置戸町の役場なり、あるいは役場の中で働いている職員は、全て否定するものではありませんけれども、また、十分でないということも認めなきゃいけないこともいろいろあると思います。しかし、議員が先程おっしゃられたということは、絶対ないというふうに思っています。そのことを決して上げ足を取るようなつもりは全くありませんけれども、申し上げさせていただきました。勿論、役場の仕事でありますから、各種行政手続き上のこと、あるいは職員側と言いましょうか、役場側と言いましょうか、こちらにもそういう都合もいろいろあるだろうというふうに思います。それら全否定するような発言はいかがなものかというふうに今私は思っております。庁舎1階の住民窓口については、総合窓口機能を持たせて来町される方の要件に応じて、必要によっては職員が窓口に出向き対応していると思います。総合窓口制度というものを、かなり前からですけどもやってきているつもりです。不十分なところもあるというふうに思いますけれども、そういう形にしております。74一つの例でありますけれども、生活支援給付金等の申請手続きに来られた方々には、保健師あるいは担当職員、さらには、社会福祉協議会の協力を得ながら、訪問の際には手続きや、あるいは制度のことについて周知をしながら、配慮や対応に努めてきております。ただ、役場に来庁される際に、住民窓口だけでは要件が完結しない場合がございますので、その際には2階の方に上がってほしいというようなことも勿論あるというふうに思います。それから、エレベーターのことについてお話がございました。会議への出席あるいは議会を傍聴される方も多くおりますし、車椅子利用者等の階段利用が困難な方もいらっしゃいます。庁舎の構造上のことあるいは規模のこと等の問題もございます。私がエレベーターの設置について触れたのは、議会の傍聴を公民館等でできないかという、そういう方の要望に対してお答えしたからであります。高齢化のみならず、今お話したことも含めまして、来庁者の利便性を考慮した庁舎改修は必要であろうというふうに考えております。そうしたことで、少し結果としては何か上げ足を取るような言い方もあったかも知れませんが、そうしたものじゃないよということを申し上げさせていただきました。
質問 5番 細川昭夫
申し訳ありません。なるべく簡潔にいきたいと思います。最後にエレベーターの話が出ましたので。要は、あるにこしたことはないんですよ。エレベーターであろうとエスカレーターであろうと。要は、先程も言いましたけども、本当にどれだけの必要性があって、どれだけのお金をかけるか、費用対効果なんです。そこが例えば、この議会に傍聴に来る人が車椅子の人がもしいたとして、ちょっと見に行けないから何とかならないかと。例えば、その意見と少数さを切り捨てると言うことじゃなくて、やっぱり民主主義の世界ですから、ましてや地方行政ですから、やっぱり多数意見を取り入れていかないと、予算は限られたものですから、そのことを十分認識しなきゃならんでないかと思いますね。町長、総合窓口も1階に置いてあるということ、私は全然住民は認識していないと思いますし、とにかく住民に徹底して周知して、とにかく住民が用事ある時には、今の町民課のある窓口、何処へつくるか分からないけども、とにかくそこへ置いて、懇切丁寧に応接する。そうすれば一般業務で来る町民は、2階へ上がらないでもエレベーターは必要としないよと、そういうことなんですけどね。それと、住民と十分に町長はコミュニケーションを取っているとおっしゃいました。やはり町長の立場でしか理解していないと思うんですよね。確かにいくらかは勿論コミュニケーション取れているけども、大多数はそうではないなというのが実感なんですよ。それから、上から目線の話しました、職員に対してね。町長は、そんなことはないといろいろとおっしゃいましたけども、やっぱりそうではないんですね。点数は付けていないと言うけど、逆に、減点はしないで加点ぐらいどんどん言ってやって下さいよ。私も長い間、十何年PTA会長やっていまして、いろいろ子供の教育もやりましたけども、子供の教育するのは、とにかく目線を子供より下にしなさいと。ですから、大人はしゃがんで子供を見上げるような目で見なさいと。これは町長の立場で職員を指導するというか、日常業務をやる時には、この目線でなきゃならないと思うんですよ。町長、何ぼ職員に対してそんなことはないと言っても、やっぱり第三者の目で見たら、そうじゃな75いんでないかと見えますよ。何て言いますか、先程町長も言っていました、できないのではなく、どうやったらできるのか、これをやりなさい、まさにその通りなんです。私も町会議員として20数年やってきまして、まちづくりとかいろんな議論で各課長さんたち、係の人たちにも提案したり議論してきましたけども、まず、前例にないことは、まず先に拒否されてしまいます。これはどうやったらできるのではなく、やれない理由を次々と出してきて重ねて重ねて、だから駄目なんですと。町長の言ったようなことには、実際になっていないんです。そのことを町長は自覚していないんではないかなと。ベテランの町長に対して失礼なんですけども、私は、役所の常識は民間の非常識と言われますけども、やっぱりどっぷり浸かっていると、なかなか第三者の目で見ることはできないんですよ。ですから、そのことを町長に認識してもらいたいなと。やっぱり町長の顔色を伺うような職員が増えてくれば、議論も段々と沈滞してくると思うんですけども、そのことは僕は第三者の立場で見て言っているんですけど、町長はそうではないと、勿論そうなんでしょうけども、そのことを期待して、町長から反論もあると思うんですが、いいですか。
答弁 町長 井上(町長は2020年3月まで)
特別反論と言うわけではありません。私は行政目線という言い方があんまり好きではないものですから、だから先程も申し上げましたように、やっぱり町民の人たちと接する場合において、また意見を聞くにあたって、謙虚であれというふうに言ったと思います。私は、そういう意識を持っていれば、その行政目線になるという表現は、何ら消えていくんだろうなというふうに、そう願いたいというふうに思っています。行政を預かる、またその一つのポジションを預かる職員からすると、決められた予算の中で、やり繰りっていうことが当然出てきますから、また、町民の人たちにしますと、予算の裏付けもないにも関わらず、ここをこうしてくれ、あそこをこうなおしてくれというような要望も当然出てくるわけです。その時のやり取り、このやり取りだと思うんですね。そして一緒に考えられるかっていう、そこまでいったら本物だというふうに先程申し上げたと思うんですが、なかなか職員も時代と共に考え方なり、手法と言いましょうか、変わってきてますから、今の若い人たちは、そういう意味での訓練というのがまだ不十分だと思います。十分でないと思います。しかし、これは経験を積んでいくことによって、あるいは先程私が申し上げていることがより徹底し、そして職員も理解してくれていけば、変わっていくだろうというふうに期待しているところであります。費用対効果の話もされました。勿論、エレベーターを動かすということは、私は、ぽっぽのエレベーターも一定期間止めましたから十分わかっているつもりです。ただ、3階に傍聴に、今日も沢山の方傍聴に来ていただいておりますけれども、皆さん足腰に自信のある方ばっかりだからいいと思うんですよ。しかし、車椅子の人だとか、階段を上って来るにはしんどいという人に、それでもここへ来て生のやり取りを聞きたいという人に対してどうするかということなんですよ。公民館でと先程申し上げました。公民館でやれないのかというお話もありました。これは、議員の皆さんにもお話あったかどうか分かりませんけども、この放送設備だとかそういうようなことから、公民館でやるのは難しいというようなことであったように聞いております。76ですから、エレベーターだとかそういうものを、もし設けないとすれば、今申し上げた、こういう議会の傍聴なり、議会の議場というものをどういう形で何処に置くのかという、その辺の議論をしないと解決しないということです。それが要望された方に対する本当の回答なんだろうというふうに思います。そうした意味で先程申し上げました。決して、費用対効果を、費用対効果っていう言い方、これもあんまり好きではないんですけれども、お金がかかるからという部分について、そう簡単には決着付けられない大きな問題だというふうに思います。当然と言いましょうか、この問題は皆さん方と一緒に協議しなければならない案件の一つだろうと、このように思います。
質問 5番 細川昭夫
今、一例としてエレベーターの話が出ましたけれども、エレベーターをもし付けるのであれば、費用も維持管理も膨大になるよと。それを解決するにはどうしたらいいのかと、その議論なんですね。その議論を十分に尽くした上での結論を出していただきたいなと、そのように思います。最後です。この間、新聞に橋本五郎さんが出ていたので読ませていただきます。政治評論家の橋本五郎さんは、「地方創生で真に問われているのは、その心ではないか。そして、安倍政権に対し常に心事をすまし、負の部分にも十分思いをいたす謙虚な政治を心から期待しています」。このように述べています。これは、地方自治体にとっても同じことが言えるのではないかと思います。かなり以前のことですが、私がこの場で町長に、苛政は虎よりも猛しという孔子の言葉を贈ったことがあります。常にその心を胸に収めておいて町政を執行していただきたいと思います。以上で、私の質問を終わります。