新冠町議会 令和6年第3回定例会 2024年9月13日
コミュニティバスの自動運転化について
2024年9月13日、新冠町議会の一般質問で、伹野裕之議員が「コミュニティバスの自動運転化について」質問し、町長 鳴海修司が答弁しました。
- 質問者
- 伹野裕之 議員
- 答弁者
- 町長 鳴海修司
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 5番 伹野裕之
5番、伹野裕之です。議長より発言の許可を頂きましたので、通告に従い質問いたします。まず、コミュニティバスの自動運転化について。高齢化や人口減少の影響により、全国18各地で路線バスが廃止されています。当町においても平成27年にコミュニティバスの試験運行後、道南バス泉線を廃止し、その沿線のみの補完だけではなく、町内全域をカバーし、新ひだか町静内地区の医療機関等の送迎機能を付加した新冠町独自の乗り合いバス、コミュニティバスメロディー号を導入しています。このことにより、交通弱者である高齢者や学生などの足を確保することが可能となり、一定の評価を得ています。しかしながら、2024年問題やドライバーの高齢化など、全国的に運転手不足が懸念されています。当町もその例外ではなく、今後、コミュニティバスやスクールバスなどの運転手の確保が困難になるものと推察されます。このような中、運転手がいなくても走行できる自動運転バスが注目され、実証実験を進めている自治体も増えています。既に苫小牧市は実証実験を済ませています。また、十勝管内の上士幌町は、ふるさと納税を使って2022年12月に自動運転バスの定期運行を開始しています。現在は、緊急時などに手動に切り替えるレベル2の段階で運転手が同乗しております。2024年度中に、遠隔監視下での無人走行、レベル4を目指しています。政府は今年6月のデジタル行政財政改革会議で、交通分野改革の中期計画であるロードマップ案を発表しています。これは運転手などの担い手不足を想定し、3年後の2027年度までに自動運転バスの事業化を全国的に広めようと環境整備を進めているものです。昨年4月からは、特定のルートや範囲で運転手が不要なレベル4の運用が解禁されていますが、自動運転の開発に伴うコストや、維持費が高く事業化が進まない原因となっているため、事業化はごく一部にとどまっています。この状況を打開するために、この計画では自治体への財政支援を強化し、運転手の乗務が必要なレベル3以下も含め、歩行者らを把握するシステム導入や車両改造などの経費を補助するほか、今年度は約100か所の一般道で事業化に向けた実証実験を行おうとしています。当町においても、現在運行中のコミュニティバスの運転手の高齢化も危惧されます。将来的に、コミュニティバスの運行事業に一抹の不安を感じます。早期に自動運転バスの実証実験に取り組み、コミュニティバスの自動運転化を進めるべきと考えます。そこで、次の3点について伺います。1点目、事業に向け、コミュニティバス運転手を確保するために、事業者と協議を行い対策を考えているのか。2点目、国は自動運転化を推進しています。所管する担当課において自動運転バスの調査研究は行っているのか。3点目、自動運転バスへの転換する考えは。以上町長の所信を伺います。
答弁 町長 鳴海修司(町長は2025年3月まで)
伹野議員から御質問の「コミュニティバスの自動運転化について」にお答えいたします。人口減少・高齢化社会の中にあっては、無人化技術の導入は、あらゆる場面で試みられ、社会的な潮流と感じていますが、その中でも2024年問題を契機としたドライバー不足19を補う運転無人化の取組みは、物流の問題ばかりでなく、公共交通体系の維持という社会問題を解決する手立てとして考えられています。そのような社会にあって自動運転化の実現は待ち望まれることであり、実現に向けた取組みは官民一体となって進められていることから、公共交通における完全自動化運転社会の実現も近い将来訪れる日が来るものとも思います。伹野議員の質問の1点目、コミュニティバス運転手確保の手立てはについてですが、町はコミュニティバス運転事業を民間事業者に委託してございますが、現状受託事業者から運転手確保困難の声は届いていません。しかしながら、町は町内公共交通を支えるドライバーの確保については、情報の共有を行うなど、大きな障害となる前に事業者と共に問題解決に対応して行く所存です。質問の2点目、自動運転バスの調査・研究の実施の有無についてですが、本年6月に公共交通担当職員が公共交通先進地視察に行っております。視察の目的はバス運行のデマンド化についてであり、自動運転に係るものではありませんが、公共交通の将来像の最適化に向け鋭意取組んでおりますので、今後は自動運転についても、その実現可能性と有効性について調査を広げて行くべきものと考えております。質問の3点目、自動運転バスへ転換する考えはについてですが、開発途上にあるバスの自動運転は、現状においては、時速20キロメートルを最高速度とし、市街地の周遊巡回のみとするなど制約は多くあり、また同乗者を必要としないレベル4の実証事業は特区指定を受けなければ実施することができません。更には技術上の支障として、降雪時においてセンサーが反応し、走行不能になるケースもあるなど、今後の技術革新を期待する声が多いのも事実です。このような中にあって、運行路線の大半が山間部である新冠町に、今、自動運転を導入することは現状困難と考え、技術革新を待ちたいと考えています。しかしながら、冒頭申し上げましたとおり、自動運転の導入は社会の潮流と考えていますので、来るべき社会に備え知見の取得など準備を進めてまいる所存でおりますので、よろしくお願いいたします。
再質問 5番 伹野裕之
ありません。