新冠町議会 令和6年第2回定例会 2024年6月21日
防災道の駅への改築について
2024年6月21日、新冠町議会の一般質問で、伹野裕之議員が「防災道の駅への改築について」質問し、町長 鳴海修司が答弁しました。
- 質問者
- 伹野裕之 議員
- 答弁者
- 町長 鳴海修司
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 5番 伹野裕之
5番、伹野裕之です。議長より発言の許可をいただきましたので、通告に従い、防災道の駅への改築について質問いたします。東日本大震災で津波の被害を目の当たりにして以来、中央自治会は自治会の意見として、高齢者など多くの住民が津波避難に対して大きな不安を持っていることから、町政懇談会などで新冠市街地に津波避難塔の建設を要望してきた経緯があります。そのような中、要望に応えた形で、国保診療所を津波避難塔に対応した改築計画が進められました。しかしながら、コロナ禍とウクライナ情勢による資材高騰などの理由から、国保診療所改築が先送りになったのです。市街地住民にしてみれば、切望していた津波避難塔建設が白紙になったようなものです。折しも今年1月1日に能登半島地震が発生し、またしても津波被害を目の当たりにし国保診療所改築が遠のいたことで、なお一層津波に対する恐怖と避難に対する不安を感じる状況となっています。津波避難に対する不安が払拭されない結果となったのです。それとは対照的に、節婦地区においては津波避難タワーの建設が決定し、節婦地区住民からは安堵の声が多く聞かれています。節婦地区に津波避難タワーの建設が決定してからは、市街地住民からは不満ともとれる声も聞かれます。市街地には津波避難に対応できる新冠小学校体育館がありますが、より安心安全に対応できるものを国保診療所改築をもって、対処しようと24しましたが、頓挫した結果と思われます。この津波避難に対する課題解決のために、国の補助金を使うことのできる防災道の駅の建設を進めてはいかがでしょうか。道の駅は、車やバイクを運転する人たちの休憩施設として利用されていて、今年2月現在、全国に1213か所が登録されています。サラブレッドロード新冠もその一つです。防災道の駅は、都道府県の地域防災計画などで、広域の防災拠点に位置づけられた道の駅の中から選ばれています。防災道の駅には、耐震化された建物や停電対策設備、飲料や水などの備蓄、さらに2500平方メートル以上の駐車スペースなど、災害が起きたときに避難所や支援拠点として使える機能が整っています。2021年6月現在、全国36道府県で39か所が選定されています。道の駅が災害時に役立つと注目されたのは、2004年の新潟県中越地震で、新潟県十日町市の道の駅「クロステン十日町」が地震発生当初から避難所や給水などの支援拠点となりました。その後、東日本大震災や全国各地の豪雨災害でも、道の駅は注目されました。今年1月の能登半島地震では、防災道の駅に選定されている石川県輪島市の能登里山空港が避難所として活躍し注目されました。このように、今の道の駅を防災道の駅へ改築することによって、中央自治会の要望に応えることになり、市街地住民の津波に対する不安も払拭され、さらには災害時の防災拠点ともなります。日高地方は千島日本海溝地震で予想される大津波の被害が想定されています。日高地方の防災の拠点、要ともなりうる防災道の駅の必要性は大きく、近隣市町の理解も得られることでしょう。懸念されるのは2500平方メートルの駐車スペースの確保です。レ・コード館第2駐車場とJR跡地を利用することでクリアできるものと推測します。津波避難は市街地住民にとって喫緊の課題と考えます。町長は公約の一つとして、日高自動車道新冠インターチェンジ開通を目途に道の駅の改修を上げていました。市街地住民の不安を解消し、住みよい暮らしよい安心安全なまちづくりを進める上で、災害時に避難所や物資の集積地、救助活動の拠点となる防災道の駅への改築を進めるべきと考えます。町長の所見を伺います。
答弁 町長 鳴海修司(町長は2025年3月まで)
伹野議員から御質問の「防災道の駅への改築について」にお答えいたします。国保診療所の改築建替え計画に伴い、新冠市街地における津波等の新たな避難所として、新診療所を高層化し、避難スペースや非常電源装置設置場所の高所化及び防災備蓄倉庫の設置などを基本計画に組み込んだところです。しかし、資材や人件費等の高騰により建設事業費が大幅に増額となる見込みから、工事着手については、一旦見送ることにしたことは周知のとおりであり、改築計画自体を断念したものではありませんので、避難所機能についても同様であることをご承知おきください。まず、防災道の駅についてですが、その選定要件は、都道府県の地域防災計画等において、広域的な防災拠点に位置づけられている道の駅で、災害時に求められる機能に応じて、建物の耐震化、無停電化、通信や水の確保等により、災害時においても業務実施可能な施設となっていること、災害時の支援活動25に必要なスペースとして、2500㎡以上の駐車場を備えていること、道の駅の設置者である市町村と道路管理者の役割分担等が定まった業務継続計画が策定されていることとなっており、これらが整っていない場合については、選定後3年程度で整えるための具体的な計画があることとされております。また、防災道の駅に選定されたときは、選定要件であるハード・ソフト両面に対して交付金等により重点的な支援が受けられるというものです。伹野議員の質問の趣旨は、この防災道の駅制度を活用して、津波避難が可能な道の駅に改築してはどうか、ということであると思いますが、只今申し上げましたとおり、交付金による支援は、既存施設の耐震化等に対するものであり、そもそも改築建替えや既存施設を2階や3階建て構造に改築するようなケースは、対象となっておりません。なお、現状において、本制度の目的である広域的な防災拠点を目指す考えはございませんので、そのことを申し添えて答弁といたします。
再質問 5番 伹野裕之
今の町長の答弁では、改築に当たっては防災道の駅の補助制度は使えないということでしたけども、であれば新築するような形であれば可能だというような判断はできるのでしょうか。もしそうであるんであれば、診療所が先送りになりました、地域住民の津波避難に対する不安は大きいものがあります。それを解消する上でも、どちらを先にするのかといえば多分、診療所が先なのかと思いますが、それは定かじゃありませんけども、もし道の駅改修を望む多くの町民の声もあります。日高自動車道の新冠インター開通も令和7年に迫っておりますけども、新たな観光資源として新築するような考えがお持ちであれば、その制度を使って新築するというような構想はあるのでしょうか。どうでしょうか。
答弁 町長 鳴海修司(町長は2025年3月まで)
これまでも行政報告でもしていますように、新道の駅の新築につきましては、経営基盤をしっかりした中で考えていきたいということも言っておりますし、また、令和7年度にインターチェンジができる、その人の流れを見ながら考えていきたいということを述べております。また、どちらを先にするかという優先度におきましては、診療所を優先にしたいということも話しておりますし、大規模災害時の活動拠点として、新たに、朝日の森を拠点施設に位置づけして対応していこうと考えているところでございます。そういった意味からして、道の駅のすぐでの対応は考えていないことを御理解いただきたいと思います。それと先ほど申し上げましたが、新築につきましても交付金の対象とはなっていきませんので、あわせて御理解いただければと思います。
再々質問 5番 伹野裕之
市街地の住民の津波避難所として新冠小学校体育館ありますし、そのような中で、津波対策として診療所を3階建てにして避難できるような形に持っていったと思います。ということは新冠小学校の体育館では津波に対する不安が完全にないとは言えるんでしょうかね。無理して、新冠小学校体育館が津波に対して大丈夫であれば、診療所もそのような大きなものにしなくてもよかったというような、結論に達すると思うんですけども、やっぱりある程度、小学校の津波避難に対しては不安があるから、診療所、その対象としたにもとらえますが、新冠小学校体育館、津波避難に関しては万全だと言えるでしょうか。
答弁 町長 鳴海修司(町長は2025年3月まで)
質問にお答えいたします。小学校、現状況においては、私は安全だというふうに考えてございます。ただ、診療所について防災対策を同時に考えた。これは物をつくるときに、やはり小学校一つでなくて、また別なところにもあることによって、町民も安全に思うでしょうし、無駄なものを造りたくない、やっぱり兼ねたものを造ってつくっていきたいというのは、誰しも考えることだと思います。また、小学校も、いずれ改築等も考えなければならないことも生じてきますので、そのときに、また新たにそういう制度があるのかと言っても、なかなか難しい面もございますので、そういった意味で診療所にもそういうものを考えていったということでありますので、御理解いただきたいなというふうに思います。また、今現状において収容人数といたしましても、試算ですけれども、避難するという中央町の方々の人数から追い出した試算では、間に合うという面積も生じておりますこと、あわせて御報告して理解を得たいというふうに思います。