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新冠町議会 令和6年第1回定例会 2024年3月12日

積雪寒冷期対応の防災訓練について

2024年3月12日、新冠町議会の一般質問で、伹野裕之議員が「積雪寒冷期対応の防災訓練について」質問し、町長 鳴海修司が答弁しました。

質問者
伹野裕之 議員
答弁者
町長 鳴海修司

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 5番 伹野裕之

それでは通告に従い、積雪寒冷期対応の防災訓練について質問いたします。共同通信の調査では、日本海溝千島海溝沿いの巨大地震で津波被害が想定される北海道から千葉県までの108市町村のうち、冬の避難場の運営訓練を実施したことのない自治体が、69%を占めることが分かりました。道内では29市町が未実施とのことです。調査対象は、国が指定した津波避難対策特別強化地域の1道6県の108市町で、そのうち道内は39自治体が該当し当町も含まれています。この調査は、能登半島地震発生前の昨年11月から12月に実施され、全自治体から回答を得てます。質問の前提となる冬の期26間というのは、津波防災の日の11月5日や東日本大震災が発生した3月11日前後に訓練をする自治体があることから、11月から3月としています。冬の避難所運営訓練を実施したことがあると回答したのは、34自治体で、道内は10自治体、全体の31%です。したことがないが今後予定しているが44自治体で、道内は24自治体です。したことはなく今後も予定していないが30自治体で、道内は5自治体です。未実施が7割近くとなっています。当町はどのような回答をしたのでしょうか。未実施の理由として、複数の自治体は高齢者が多い、体調を崩す人が出るなど参加者への考慮を上げています。その一方で、未実施の自治体の多くは訓練の必要を認識していると報告しています。1月の能登半島地震では避難所の苛酷の寒さが指摘され、避難所の防寒対策の遅れが鮮明に課題となってあらわれています。自治体の多くは冬の避難に備え石油ストーブなどを備蓄していますが、能登半島の避難所では、灯油がつきたりエアコンが壊れたりといった事態に直面し、避難者の多くが苛酷な寒さを体験しています。避難者の中には、壊れかけた自宅から暖房器具や布団などを避難場に運び寒さをしのいだ方もいました。また、布団のない体育館の床はかたくて冷たく背中が痛くて眠れず、傾いた自宅に戻った避難者もいたと言います。町長はこのように、苛酷な避難所生活を目の当たりにして、現行の避難場運営計画に絶対の自信が持てるのでしょうか。冬の避難所の寒さ対策の再点検も必要かと考えます。1995年の阪神淡路大震災や2011年の東日本大震災など、近年の災害でも寒さなどで体調を崩して亡くなる災害関連死が相次ぎ、冬の避難所対策が問われています。国によりますと日本海溝地震の被害想定では、低体温症で死亡するリスクが高まる人が最大約4万2千人に上るとしています。当町は、高齢者も多いことから、このようなリスクを避けるためにも万全とも言える冬の避難所運営対策を講じなければなりません。当町は毎年10月に津波を想定した避難訓練を実施していますが、冬の期間である11月から3月に実施したことはありません。能登半島地震から見えてきた課題を検証し、阪神淡路大震災や東日本大震災の教訓を学び生かした中で、全町を挙げての積雪寒冷期対応の避難訓練を実施するのが最善かと考えますが、参加する高齢者の体調も考慮して自治会役員や町職員だけなど、避難所単位で避難所運営訓練をすべきではないでしょうか。町長の所見を伺います。

答弁 町長 鳴海修司(町長は2025年3月まで)

伹野議員からご質問の「積雪寒冷期対応の防災訓練について」にお答えいたします。全体をまとめての答弁となりますことをお許しいただきたいと思います。御承知のとおり、令和4年7月に北海道が公表した、日本海溝・千島海溝沿い巨大地震の被害想定で、当町における死者数は、冬の深夜で最大2600人と人口の50%を超え、また、低体温症要対処者数は300人となっております。当町としては、この被害想定を受けてソフト及びハードの両面において、対策を講じなければならないと考えているところです。とりわけ、ソフト面では、令和6年度において、新たに旧朝日小学校を防災拠点の一つに位置27付け、子供から大人までを対象とした防災キャンプの実施と、本年度創設した新冠町津波防災力向上モデル事業により、モデル地区の指定をした中央自治会に対しまして、避難所となる新冠小学校体育館における、冬季の避難所体験を提案する予定でありました。こうした中で、能登半島地震が発生したところでありますが、現在も多くの方が避難所での生活を余儀なくされており、様々な報道などから、特に冬の避難所における寒さ対策などの重要性を改めて痛感しているところでありまして、冬季の避難訓練及び避難所運営訓練は、必要であると認識しております。しかし、津波浸水区域全域の住民を対象とする一斉訓練の実施には、課題等も多々ありますことから、まずは、先に申し上げたモデル地区の中央自治会に提案したいと考えております。このことは、あくまでも町側からの提案ということでありますので、提案の承諾については中央自治会が判断するところとなることを、ご承知おき願いたいと存じます。そして、訓練が実施されたならば、その結果などの検証をもとに翌年度以降、対象エリアの拡大に繋げるなど、取組みを推進して参りたいと存じますので、ご理解頂きたいというふうに思います。なお、共同通信への回答につきましては、今後致したいと考えておりますので、併せてご理解いただければと思っています。

再質問 5番 伹野裕之

ありません。

出典:新冠町議会 令和6年第1回定例会 2024年3月12日 議事録 PDF(25ページ) 間違いを知らせる