新冠町議会 令和6年第1回定例会 2024年3月12日
水道管耐震化について
2024年3月12日、新冠町議会の一般質問で、伹野裕之議員が「水道管耐震化について」質問し、町長 鳴海修司が答弁しました。
- 質問者
- 伹野裕之 議員
- 答弁者
- 町長 鳴海修司
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 5番 伹野裕之
5番、伹野裕之です。議長より発言の許可を得ましたので、通告に従い、水道管耐震化について質問いたします。はじめに、一般質問要旨に間違った記述がありますので、訂正をお願いいたします。3行目の中ほどにある2018年末を2021年度末に訂正します。よろしくお願いします。それでは、通告に従い質問します。1月1日に、最大震度7を観測した能登半島地震は、発生から2か月が過ぎ、住宅被害は7万5千棟で、避難所には1万1400人余りが身を寄せ、うち4733人がホテルや旅館などへの二次避難をしています。断水は徐々に解消されているものの2月末時点で約1万8880戸が、中でも珠洲市ではほぼ全域にあたる約4650戸が断水したままです。水道の被害は、各市町の主要な浄水場が多数被災し配水地や配水管も相当なダメージを受けているとのことです。また、道路状況も悪く、通水や漏水検査・修繕を進めるにも作業車両や作業員の行き来に時間がかかることも復旧遅れの一因ともなっています。このように、道路と排水管が広範囲に損傷したことが原因で、輪島市や珠洲市などで長期化しているのです。石川県の水道管耐震適合率は、2021年度末で36.8%で、全国平均の41.2%よりも低くなっています。この耐震化の遅れが断水長期化にもつながったともされています。耐震化適合率は、基幹的な水道管のうち、その場所で想定される最大規模の地震に耐えられる割合を示すものです。60%が上回っているのは神奈川県の73.1%、東京都の66.0%、千葉県の60.3%の首都圏の3都県だけです。最も低いのは、高知県の23.3%で、地域差が大きいのが実情となっています。耐震工事の実施は自治体や事業組合など水道事業者が決めてますが、かかる工事費用は水道料金に上乗せされ、住民負担が重くなっています。このことが耐震化の遅れの一因となっています。過去の災害でも水道の復旧が課題となっています。厚生労働省によりますと、1995年の阪神淡路大震災では約130万戸、2011年の東日本大震災では、約257万戸で断水が発生しています。最大断水日数は、阪神淡路大震災で約3か24月、東日本大震災では約5か月と報告されています。国は2014年に地震や津波などの自然災害に備えて、国土強靱化基本計画を作成し、おおむね5年ごとに見直すこととしています。その中で断水については、2028年度末までに耐震適合率を60%にする目標を掲げています。ここで次の3点について伺います。1点目、道の耐震適合率は40から50%台です。当町の適合率は何%か。2点目、避難所に指定されている建物への基幹的な水道管は耐震化されているのか。3点目、国は2028年度末までに適合率を60%と掲げています。減災の観点から、適合率を上げる必要があります。耐震化の事業計画はあるのでしょうか。以上3点について伺います。
答弁 町長 鳴海修司(町長は2025年3月まで)
伹野議員からご質問の「水道管耐震化について」にお答えします。能登半島地震では、重要なライフラインである水道において、甚大な地殻変動等が要因で、水道管の破損、家屋等の倒壊による給水管の破損が発生し、広範囲での漏水により、復旧作業に時間を要し断水が長期化していることは、他人事ではなく、当町においても改めて対策を考えさせるものとなりました。1点目のご質問の、当町の耐震化適合率についてですが、報道等で耐震化適合率が発表されておりますが、この数値については、上水道事業での耐震化計画の数値であり、当町は、給水人口5千人以下の簡易水道事業で、義務付けが無く、耐震化計画を策定していないことから、明確な数値をお示しすることは出来ません。2点目のご質問の、避難所に指定されている建物への基幹的な水道管は耐震化されているかについてですが、水道施設における耐震化指針は、平成21年に示され、耐震性能の要件が明確化されております。このことにより、当町の水道管新設及び更新においては、平成22年度以降の設計に反映しておりますが、大部分がそれ以前に敷設した水道管であるため、適合する地域は現状では僅かとなっております。耐震適合した水道管での避難所施設としましては、美宇生活センターと芽呂生活改善センターの2ヶ所が該当致します。現在、太陽地区の道営営農用水事業にて水道管の更新を行っておりますが、事業区間において耐震化を図っていることから、太陽開拓婦人ホームも該当することとなります。更に、地区水道の新明地区におきましても、今後計画される道営事業実施により、当該地域の水道管も耐震化が図れることとなります。3点目のご質問の、国は2028年度までに適合率を60%としており、減災の観点から適合率を上げる必要があるが、耐震化の事業計画は、については、1点目のご質問で回答しましたが、耐震化計画は策定しておりませんが、公営企業会計移行を機に、計画等に必要となる施設台帳が整いましたので、それを基に令和6年度以降、水道ビジョンとアセットマネジメント計画を段階的に策定し、その後、耐震化計画策定に移行して参りますので、ご理解賜わります様お願い申し上げます。
再質問 5番 伹野裕之
答弁ありがとうございます。ここで2点再質問いたします。1点目、厳しい財政下でありますが、水道管耐震化を進めることは不可欠だと思います。国は、耐震化への交付金の活用を呼びかけています。この交付金は当町に対しても、交付されるものかどうか、その1点の確認をお願いいたします。もう1点、有事の際、避難場への断水が懸念されます。新冠小学校も避難所になってますけども、耐震化がされてないということで、断水の心配があります。貯水タンクや地下水を活用する、手動式ポンプを設置してはいかがでしょうか。この2点について答弁お願いいたします。
答弁 町長 鳴海修司(町長は2025年3月まで)
伹野議員の再質問にお答えいたします。1点目の交付金につきましては、先ほど言いましたように、耐震化計画というものが作成された場合には、対象となります。今の段階では出来ておりませんので、御理解いただきたいと思います。また超概算ですけども、町で耐震化を図るとすれば、超概算で25億から30億程度と私はとらえておりますので、現状での補助制度では、財政負担が著しいことから、不可能であり国に制度の見直しを要求していかなければならないというふうに思ってございます。また、町では災害時用といたしまして、給水タンク1リューベ8個、給水袋300枚を準備している状況にあります。有事の際は、これを利用し被災していない水道施設より、上水を避難所等に運搬設置し応急給水できるよう準備してございます。また、甚大な被害が発生した場合は、自衛隊による給水支援をはじめ、日本水道協会の災害連携協定により、被災事業体が希望する給水車の派遣や漏水調査などの支援を受けることができることとなってございます。独自で地下水等利用したものにつきましては、水質の状況だとか周囲に与える影響だとか、そういったものを総合的に判断しなければならないことにつながりますので、慎重に検討してまいりたいというふうに考えてございます。以上です。
再々質問 5番 伹野裕之
ありません。