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新冠町議会 令和5年第3回定例会 2023年9月15日

多様な防災イベントの実施について

2023年9月15日、新冠町議会の一般質問で、長浜謙太郎議員が「多様な防災イベントの実施について」質問し、町長 鳴海修司、教育長 奥村尚久が答弁しました。

質問者
長浜謙太郎 議員
答弁者
町長 鳴海修司、教育長 奥村尚久

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 9番 長浜謙太郎

9番、長浜謙太郎です。議長より発言の許可をいただきましたので、通告に従い、多様な防災イベントの実施についての一般質問をいたします。当町は、毎年10月市街地を中心に防災避難訓練を実施しておりますが、参加は平成15年度をピークに、東日本大震災が起きた平成23年度では対象の17%にとどまり、昨年度は前年度を上回りましたが、減少傾向が見受けられることは否めません。災害への初動として、まずは避難が大前提ですが、その先までを見越した、避難したその後、避難所での対応と行動についても、イメージが膨らむような状況に触れておくことも必要と思います。以前、段ボールベッドの組立てや電気自動車による電源供給など、節婦体育館で行われた職員による避難場運営の様子を視察させていただき、大変参考になりました。防災に限ったことではありませんが、平常時に試しに使っておくことで非常時の安心感につながり、トラブルやストレスも少なくなるでしょう。ここ数年はコロナの影響で思うような避難訓練は出来なかったことと察します。大人、子ども、家族、自治会、医療、教育福祉機関など、それぞれで行っているものとは別に、実践を踏まえた課題解決学習として、防災イベントを主催してはいかがでしょうか。町が実施主体となることで、町民からの信用と信頼は高くなり、職員のノウハウも蓄積されます。非常食の更新に合わせて、発電機、プライベートテント、簡易ベッドなどの備蓄品を実際に使用する機会を提供するような、災害時に役立つ知識とスキルを楽しく学ぶ場面として、そして、防災の担い手を養成する側面も持ち合わせた、参加したくなる要素を加味した、防災デイキャンプ、防災学校の実施を提案いたします。多様な防災イベントの実施について、町長の所見を伺います。また、かつて議場での答弁において、モデルケースとなる自治会を決めた上で、避難訓練を実施する予定だと言及されておりましたが、その後の経過についても伺います。

答弁 町長 鳴海修司(町長は2025年3月まで)

長浜議員から御質問の、「多様な防災イベントの実施について」にお答えいたします。災害時に必要なことは、何よりも町民個々が身の安全を確保することであり、避難行動を躊躇することなく行うことが重要です。そのためには、避難意識の醸成や向上を図ることが最も大切であるとともに、課題でもあります。毎年実施しております津波避難訓練の参加率は減少傾向にあり、近年は避難対象地区人数の20%に達しない状況であることも踏まえ、現在、津波浸水区域の住民を対象に、津波避難行動等に関するアンケート調査を、自治会に協力いただき実施している最中で、その結果を分析することによって、町民避難17行動に対する意識や課題等も一定程度把握ができ、対応策等を考える基礎的な資料になるものと考えております。防災に関する事業としては、これまで学校における1日防災学校や、事業所への出前防災研修、社会教育課と連携した防災学習講座、津波浸水イメージ写真パネル展示などを実施しております。また、本年10月15日には、例年実施しております津波避難訓練と合わせて、北海道の防災総合訓練を当町の新冠小学校をメイン会場の一つとして実施いたします。内容としては、高齢者等避難行動要支援者の受入れなどの避難所運営訓練をはじめ、防災に関する講話や段ボールベッドの組み立て訓練、防災関係車両や装備資機材の展示、説明、防災食の試食等となっており、広く町民の皆さんに周知し参加を促して参ることとしております。さらに、朝日小学校の跡利用の一つとして、最大級の津波や洪水を前提とした防災拠点としての機能を検討しており、具体的には、防災備蓄品等の保管と災害発生時の対策本部の設置や支援物資の受入れ、仕分け、配送などの機能のほか、ソフト事業として、防災キャンプなども検討しているところであり、長浜議員から提案頂きました防災デイキャンプや防災学校などは、子どもから大人まで幅広い年齢層に対して防災意識を高め、災害時の適切な行動を学ぶ貴重な機会となるため、今後の実施に向けて更に検討を進めて参ります。また、昨年11月に開催されました、令和3年度 一般会計等決算審査特別委員会の総括質疑における、防災意識の啓蒙啓発と避難方法についての答弁において、町民の皆さんの防災意識の醸成と向上が、何よりも大切でありますことから、津波浸水区域内の自治会の中から1団体を先ずモデル地区として指定し、防災や避難行動、個別避難計画の策定などに向けて、意見交換や実態調査、具体的な取組などの検討と実践を行い、それらの成果を全町的に広げて行く新たな取組みを考えている旨を申し上げました。その後、本年5月に、新冠町津波防災力向上モデル事業実施要綱を創設し、同月開催の自治会長会議で本モデル事業の説明を行い、6月にモデル地区として、人口や年齢層、緊急避難施設の位置などを考慮し、中央自治会を選定のうえ、翌7月に当該自治会の同意を得てモデル地区として決定しております。第1回目の会合を7月に行い、本モデル事業の説明と意見交換を行っております。本事業は、地域の自主性や主体性を基本に取組みを進めてもらおうとするもので、防災全般に関しての問題や課題、そして、その解決のために何が必要なのかなどを、地域住民の目線で考え、その結果として、自助・共助・公助という形に結び付けばと考えております。本事業を検討するに至った経緯には、昨年の決算審査において、伹野議員より津波ハザードマップ作成事業に関して、住民理解、認知度向上の取組みが不十分であること、北海道が公表した巨大地震による被害想定に関し、町民から津波避難に関する心配の声を多く耳にすることを受け、町の対応が十分とは感じられないとした上で、一刻も早く自治会と連携し、課題解決すべき、というご指摘とご意見をいただきました。また、令和4年第1回定例会、一般質問の日本千島海溝地震の想定についてでも、避難訓練の町民参加率が低いことや、真冬を想定した形、あるいは夜や深夜を想定した形での、新たな避18難訓練の必要性についても、ご指摘いただいたこともございます。このようなことから、モデル自治会の皆様には、事業の趣旨をご理解いただいた上で、是非とも積極的な参加をお願いするとともに、日頃から感じておられることを形にしていただくことで、その成果を全町的に広げるモデル事業となることを、大いに期待しているところでもあります。本年度においては、先ほど申し上げました10月に開催されます、北海道の防災総合訓練へ自治会員の方に参加いただくこととしており、その中では、GPSを装着して避難行動に係るデータ収集への協力も予定されております。令和6年度以降の取組などについては、今後、検討されて行くものと思いますが、必要に応じて町も支援や協力を行って参ることとしておりますので、ご理解願いたと存じます。

再質問 9番 長浜謙太郎

天災の猛威による被害に備えた避難所開設は、厳しい判断を迫られるものでしょう。しかし、たとえ何も起こらなかったとしても、それは空振りではなく素振りなのです。この先も町長はトップとして厳しい判断を下さなければならないことがあると思いますが、どうか勇気を持って英断していただきたく、応援するとともに、私はそれを支持したいと思います。再質問として教育長にも見解を伺いたいと思います。統合準備委員会や、朝日小保護者説明会の中で、避難訓練の実施状況については、多くの保護者から心配と懸念がありましたが、その声を受け教育委員会は、災害発生後すぐに必要となる最低限度の非常食の備蓄を行うなどの体制整備を図り、第1避難場所を校内での垂直避難に変更する見直しをしていただきました。現実的にイメージがわくこの迅速な対応が保護者の安心につながり、円滑な統合が進む要因になったことは間違いありません。防災に関し避難訓練はもちろん非常食の配布やNHK協力によるクロスロードなど、既にドレミ園、小学校中学校それぞれで取り組んでおりますが、防災デイキャンプを社会教育事業として実施することも可能と考えられます。次年度に実施の可能性があるならば、今年度で閉校を迎え、避難場所になっている朝日小学校を会場に行っていただくことを御検討願います。教育現場での実情を含め教育長の答弁を求めます。

答弁 教育長 奥村尚久(教育長は2025年3月まで)

長浜議員からの再質問にお答えいたします。議員御指摘のとおり、防災教育については、認定こども園ドレミや、各小中学校で積極的に取り入れながら、教育の充実を図っております。特に、小中学校で実施が定着している1日防災学校については、昨年度からNHKの協力により、浸水状況のVR体験や、アナウンサーによる災害時の緊急放送の再現を交えた講話なども行っているところです。今年度も6月8日に新冠中学校で実施され、今月22日には新冠小学校を会場に、朝日小学校との交流学習として第5学年で実施し、その様子は地域参観日として広く公開することで取り進めております。御指摘の社会教育事業の取り組みについては、現在、事務事業の見直しを進める中で、19例えば、従来の自然体験学習とあわせて、他部局と連携し防災教育の要素を取り入れた内容で実施するなど、新たな要素を加えて内容を充実させることについては可能であると考えますので、次年度以降の実施に向け検討させていただきたいと考えております。

再々質問 9番 長浜謙太郎

ありません。

出典:新冠町議会 令和5年第3回定例会 2023年9月15日 議事録 PDF(16ページ) 間違いを知らせる