みんなの議会

新冠町議会 令和7年第3回定例会 2025年9月12日

観光DXによる関係人口の拡大について

2025年9月12日、新冠町議会の一般質問で、長浜謙太郎議員が「観光DXによる関係人口の拡大について」質問し、町長 山本政嗣が答弁しました。

質問者
長浜謙太郎 議員
答弁者
町長 山本政嗣

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 3番 長浜謙太郎

はい。引き続き、議長より発言の許可を頂きましたので、観光DXによる関係人口の拡大についての一般質問をいたします。当町は、サラブレッドやピーマンの生産地として全国に名を知られ、レ・コードのまちとしての文化的特色にも恵まれております。さらに、日高山脈襟裳十勝国立公園という豊かな自然環境にも包まれており、訪れた人に感動を与える魅力的資源が豊富にあります。33これらは当町にとって将来に誇れる大切な財産です。観光による収益を高めることが重要ですが、それだけでなく、当町と深く関わりを保ってくれる関係人口を増やしていくことが、人口減少時代のまちづくりには欠かせないと考えます。例えば、ふるさと納税を通じて毎年応援してくださる方、音楽イベントやコンサートに繰り返し訪れてくださる方、観光をきっかけに来町を重ねるリピーターなどです。こういった新冠のファンは、ともに町の未来を考える仲間と言える存在であり、移住定住、地域活動の担い手確保、地場産品の購入促進、SNSによるPRにもつながり、災害時には外部からの支援の輪にもなる可能性があります。観光協会では、AIを活用した牧場見学マナー観光案内、商工会ではメタバースによる学習塾など、それぞれ新しい挑戦が進められておりますが、行政との連携は十分でないと感じます。今年、当町においても行政DX推進係が発足しました。この好機を活かし、行政、観光協会、商工会による一体的な連携体制を整え、観光DXを町の基盤として構築することが重要だと考え、以下の5点について伺います。1、観光協会が取り組んでいるAI観光案内について、行政としてどう評価しているのか。2、商工会、観光協会が先行して進めているAIやメタバースの活用に対し、行政として今後どのような連携体制を築いていくのか。3、AI観光案内やオンライン体験ツアーなどの観光DXを行政DX推進係と連携し、当町の観光戦略の一つとして推進していく考えは。4、ふるさと納税常連者やイベント参加者、リピーター観光客など、関係人口の拡大を観光政策にどのように反映していくのか。関係人口と観光の相互補完についての考えは。5、行政、観光協会、商工会、それぞれの役割と方向性を共有し、観光DXや関係人口の拡大を進めるための連携の仕組みをどのように構築するのか。以上、町長の所見を伺います。

答弁 町長 山本政嗣

長浜議員から御質問頂きました「観光DXによる関係人口の拡大について」お答えを申し上げます。デジタルトランスフォーメーションいわゆるDXは、人手不足への対応や業務効率化、競争力の強化などの観点から様々な分野で導入が進んでいると認識をしているところであります。当町におきましても、本年4月1日付で総務課内に行政DX推進係を設置いたしまして、専任職員を配置した上で、国が示す自治体DX推進方針に基づき、町民の利便性向上や行政運営の効率化を図るため、行政事務のオンライン化や一層の業務改善について取り組みを始めたところでございます。34そこでまず、1点目の御質問、観光協会によるAIを活用した観光案内の取り組みについての評価でございますけれども、道の駅で開始された牧場見学マナー案内を含むAI観光案内につきましては、観光客が楽しみながら利用できる点、外国語対応や時間を問わない利便性の高さなどから、これは持続可能な観光推進に大きく寄与する先進的で効果的な取り組みであると高く評価をしておりまして、AIの活用は、今後の行政運営やまちづくりに有効に活用していくべきとも捉えているところであります。次に、2点目の、商工会、観光協会によるAIやメタバース活用への行政連携、及び3点目に頂きました観光DXと行政DX推進係との連携について、合わせて御回答いたしますが、商工会では、メタバース空間を活用した学習塾を展開し、ICT教育を進めていると伺っております。また、観光協会のAI観光案内と合わせて、先進的な取り組みを行っており、行政としても学ぶべき点が多いというふうに考えているところであります。その一方で、行政DX推進係は、行政手続における住民サービスの効率化を主に担当することとして動き出したばかりでございまして、その知見や技術活用のノウハウについて内容を深めていく中において、観光分野を含めた行政全般に活かせるよう、庁舎内、関係機関との情報共有に努めてまいりたいと考えるところであります。4点目の、関係人口の拡大を観光政策にどう反映していくかについてでございますが、町では、観光施策にとどまらず、都市部の若者との交流を通じて関係人口の拡大が進められているものと感じております。具体的には、複数の大学にフィールドワークの場を提供いたしまして、町内軽種馬牧場や養老牧場での体験、取材を行う機会を設けております。これらの活動は、馬産地の活性化の議論につながるとともに、町との継続的な関わりにもつながるものであり、関係人口の拡大に結びついていくものと感じているところであります。また、最近では「山フェスティバル」といった関係人口の皆さんによる民間活動も生まれてきており、その関係人口の増加を視点とした活動は広がりを見せていると実感をしているところでもあります。御指摘頂きましたように関係人口は、ふるさと納税や、将来的な移住にもつながる可能性を持つ存在となりますので、観光客が関係人口へと発展することを見据え、観光協会と連携しながら、工夫した取り組みを進めていく必要も感じているところであります。最後に5点目の行政、観光協会、商工会の方向性共有と連携の仕組みの構築についてでございます。現時点では、行政手続に関わる体制整備を行政としては優先しておりますけれども、観光分野におけるデジタル化の必要性は十分認識をしてございますので、今後は観光協会や商工会などと効果的な連携のあり方について協議する場を設けることを検討してまいりたいと存じます。35今は、DX化で目指す方向性を互いに共有する段階にあるものと考えますし、観光協会、商工会の取り組みが、構成される会員の皆さんの中で活発に利用されていく中で、行政の役割も次第に見えてくるものとも考えているところであります。また、町内だけでなく、町外との連携も重要であるとの考えから、観光フェアや、高規格道路延伸に伴うイベントなど、管内各町や振興局との協働の機会を通じて連携を深めてまいりたいとも存じます。観光分野の施策は、DXに限らず、広域的な連携によってより効果的に推進できるものとも考えており、情報共有や広報活動など、必要な部分から着実に進めてまいりたいと存じますし、今後におきましても町の持続可能な発展に向けまして、関係機関と協力して取り組みを推進していく所存でございますので、よろしくお願いをいたします。以上でございます。

再質問 3番 長浜謙太郎

人口減少が避けられない時代において、ふるさと新冠の未来を明日へつないでいくためには、観光客やふるさと納税のリピーターといった関係人口を単なる来訪者ではなく、当町の応援団として育てていくことが重要だと考えます。そのためには行政が主導するだけではなく、町民や地域団体も一緒になって、関係人口との結びつきを深めていく町民協働の姿勢が不可欠です。さらに、関係人口とのネットワークは観光や経済面にとどまらず、災害時に支援の輪を広げる大切な力にもなるはずです。こうした町民協働と防災力強化の視点を踏まえ、関係人口を増やすことを当町の将来戦略に位置づけるべきと考えますが、改めて町長の考えを伺います。

答弁 町長 山本政嗣

再質問にお答えをいたします。今、御指摘を頂いた内容、私もほぼ同感でございます。全国規模で、現在、人口減少が進む中において、町の将来を見据えた町の振興策というものを考えるときに、人口対策、減少対策を進めつつも、やはり関係人口を増やしながら、その関係を深めていく中において、まちづくりを進めるということは、これからのまちづくりの中で大きな視点であるというふうに捉えているところでありますし、それが町の活性化につながる有用な手段であるというふうにも認識しております。まさに大学生との交流、民間のイベントのお話を先ほどさせていただきましたが、これに接して感じることは、まさに新冠町に関心を持っていただく、そして新冠町のことを考えてくれる人が増えること、これは様々な分野において波及が期待できる、これを実感をさせていただいております。町内の観光施設への来訪者はもとより、町を訪れる方々というのは、仕事で訪れる方々も含め多種多様であります。これらの方々との関係を深めて継続をさせる、そしてそれを36深め広げていくということは、これは議員御指摘のように戦略的な取り組みも必要だと思います。そういった意味におきましては、総合計画のローリングを、これは定期的に毎年やっていくわけでありますが、その視点も盛り込んでいきながら、総合計画の中にもしっかりとそういう考えを浸透させていく必要性も考えているところでございます。今後ともそういう考え方の中で、まちづくりを進めてまいりたいというふうに考えておりますので、御理解を賜りたいと思います。以上です。

再々質問 3番 長浜謙太郎

ございません。

出典:新冠町議会 令和7年第3回定例会 2025年9月12日 議事録 PDF(32ページ) 間違いを知らせる