新冠町議会 令和5年第2回定例会 2023年6月23日
難聴者に対する補聴器購入助成について
2023年6月23日、新冠町議会の一般質問で、武藤勝圀議員が「難聴者に対する補聴器購入助成について」質問し、町長 鳴海修司が答弁しました。
- 質問者
- 武藤勝圀 議員
- 答弁者
- 町長 鳴海修司
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 7番 武藤勝圀
7番、武藤です。ただいま議長より発言の許可を得ましたので、通告に従い、難聴者に対する補聴器購入助成について伺います。高齢者の難聴に対応する補聴器の購入助成などに踏み出す自治体が急速に増えています。2021年7月の全国で35市町村から2022年末の123市町村と、僅か1年半で3.5倍に急増しています。道内では、3市11町1村で既に実施されています。新冠町では、現在、障害者手帳の交付を受けている方に購入費用の1割の自己負担ということで、制度としてはあります。この制度を実際に活用されている方は、年間に1、2名程度と聞いています。しかし、実際は手帳の交付を受けてない方で、補聴器を必要としている方は相当います。これらの方に対する支援が求められていると思います。難聴に対しては早い段階から、補聴器を使うことで、生活の質をよくすることが求められています。聴力の低下に伴い、会話や他者とのつながりが減り、引きこもりがちになります。認知症や鬱病の発症にもつながる恐れがあります。この補聴器は作ればそれで解決ではなく、専門医によれば少なくとも3か月程度のリハビリ、トレーニングが必要と言われています。難聴の脳を、聞き取りに十分な音量でも聞き続けられる脳へ変化させるためのリハビリが必要だということです。しかも、補聴器は悪い耳に装着すればそれでよいということではなくて、両耳に装着が進められています。片耳で平均15万円と高額です。この高額な費用が大きなネックになっています。8町としても、難聴者に対して補聴器購入の際に、助成金を支給する制度を導入すべきと思いますが、見解を伺います。
答弁 町長 鳴海修司(町長は2025年3月まで)
武藤勝圀議員から御質問の、難聴者に対する補聴器購入制度についてに、お答えいたします。まず、当町が行っている補聴器購入費用への補助制度につきまして、ご説明いたします。当町では、聴覚障害により身体障害者手帳の交付を受けられた方を対象に、障害者総合支援法に基づく補装具購入費用を助成しているもので、町民税課税世帯には国が定める基準額の9割を助成し、非課税世帯及び生活保護世帯には10割を助成しております。現在、町内には対象となる方が14名おられ、年代別では10歳未満が1名、10代から50代が2名、60代以上が11名となっており、約8割が60代以上でございます。また、過去10年間における補助の実績は、購入と修理を含め18件でございました。ご質問は、これら身体障害者手帳の認定基準にまでは達しない軽度又は中度の難聴者に対する助成の拡大を求めるものと存じますが、耳の聞こえの悪さから、ご家族やご友人等とのコミュニケーションが取りづらくなったり、日常生活の中でご不便を感じられている方々のご心情を考えますと議員からのご提言は理解できますし、このような助成拡大の動きがあることも承知をしてございます。聴覚機能に障害が生じる要因には、先天的な要因と後天的な要因に大別され、先天的な要因には妊娠期間中における感染症や内耳の蝸牛奇形など、後天的な要因には突発性難聴や脳腫瘍などの疾病によるもののほか、最も多いとされるのは、加齢性難聴と呼ばれる老人に伴う聴覚機能の衰えとされております。加齢性難聴は高齢者をはじめ、どなたにでも起こり得るものでございますし、こういった老化により症状は視力の低下や足腰の衰えなどとも共通した症状でもありますので、これらを疾病等による機能障害などと同一の補助対象として認めることの是非、あるいは新たな財政出動については慎重に判断しなければならないと考えるところでございます。このことから直ちに支援の対象を拡大する考えにはございませんが、これから本格的に取り組みを進めて参ります行財政改革において高齢者を含めた福祉政策全体の中で、その必要性や支援対象の範囲などについて検討して参りたいと存じますのでご理解願います。
再質問 7番 武藤勝圀
すぐには助成は出来ないっちゅうお話でしたけども、今、難聴と非常に注目を集めているのは認知症との関係なんですよね。これは10年前ぐらいは、まだそんなに研究深まってませんでしたけども、例えば2017年の国際アルツハイマー病会議では、難聴は高血圧、肥満、糖尿病などと認知症の危険因子の一つというふうに認定されておりますし、最近研究も進んで非常に相関関係が強いということが指摘されております。難聴は認知症の最大リスク因子っていうふうにも表現されておりますし、やっぱり、9今、お話あったように、やっぱり他者との対話だとか出来ないっちゅうことで、生活の質の悪化、こういうのがやっぱり深まっていきます。そういうのを塞ぐ立場からも取り組んでいく必要あると思うんですけど、例えば町の第8期高齢者保健福祉計画、この中での認知症施策推進大綱では、認知症になるの遅らせる、それと認知症になっても進行を緩やかにするということが書かれております。こういう計画はどの市町村でも立てていると思いますが、これ本当に制度として予算づけしてやるかどうか、これが本当に町の本気度が問われていると思いますんで、新冠でも直ちに取り組むべきと思いますが再度伺います。
答弁 町長 鳴海修司(町長は2025年3月まで)
武藤議員の再質問にお答えいたします。先ほどの答弁でも触れましたが、高齢者に最も多い難聴は、加齢性難聴でございます。高齢化が進展する中、老化に伴う様々な身体機能の衰えに対して、その御要望の一つ一つにお答えすることは大変困難でございますし、難聴の問題は、高齢者にだけにとは限りません。また、補聴器の価格につきましても、耳にかけるタイプや耳の中に入れるタイプなど、補聴器の種類や個々の聴力レベルによって、数万円から数十万円と幅広いものもございますし、購入をされる方々の財力も実態も様々であろうと存じます。議員から補聴器にスポットを当てた御提言をいただきましたが、当町の限られた財政事情の中、福祉施策として、何を最優先に取り組むべきか、支援のできる対象や補助率をどうするべきなのかなど、行財政改革の中で十分に検討してまいりますので御理解願います。
再々質問 7番 武藤勝圀
ありません。