新冠町議会 令和2年第4回定例会 2020年12月18日
コロナ禍に対応した避難訓練の実施を
2020年12月18日、新冠町議会の一般質問で、伹野裕之議員が「コロナ禍に対応した避難訓練の実施を」について質問し、町長 鳴海修司が答弁しました。
- 質問者
- 伹野裕之 議員
- 答弁者
- 町長 鳴海修司
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 5番 伹野裕之
続きまして、コロナ禍に対応した避難訓練の実施をについて質問いたします。全国各地で豪雨をはじめとする自然災害が相次ぐ中、また特に当地域においては地震や津波災害が懸念される中、新型コロナウイルス感染予防対策が避難所に求められている報道が相次ぎました。地域住民はコロナ禍の中、従来の避難とは異なる避難をしなければならないことに対しても十分に留意はしていますが、実際にはどのような避難行動をとるべきなのか理解できず、避難に対する不安が払拭されていない状況にあります。このような中、今年度毎年 10 月に実施されている避難訓練が中止されました。このことは町民の不安を増幅させ、避難をより困難なものにすると推察します。コロナ禍における感染対策を考慮し、避難訓練を中止したものと思われますが、避難所運営では3密を避けた感染症対策が徹底されていなければならず、感染拡大を懸念して避難訓練を実施しないということは、本末転倒も甚だしいと考えます。政府は、国や自治体が実施する防災対策を示した防災基本計画を改定し、新型コロナウイルス感染が拡大したことを踏まえ、避難所の過密を抑える公債費など、感染症の観点を取り入れた対策が必要と明記しています。これを受け道は、5月に改定した北海道版避難所マニュアルに基づく防災総合訓練を苫小牧市と室蘭市などで実施し、大規模自然災害を想定。感染防止対策を講じた避難所運営や物資輸送などを訓練し、防災力の強化を図っています。本町では、避難所運営マニュアルがいまだ作成されておらず、先の町議会の私の一般質問の町長の答弁で、完成までは道の避難所マニュアルに基づき避難所運営を行うとしています。他の市町村では既に感染症対策をした避難訓練を行っています。道の避難所マニュアルに基づいてでも避難訓練を実施すべきではなかったのかと考えます。本町の感染防止対策を講じた避難所運営訓練は町職員だけで行っており、町民参加での避難所運営訓練を行わなかったことは、町民に頼らず避難所運営が可能と判断されたのでしょうか。町民の協力なくして避難所運営は不可能と推測します。町独自の避難所運営マニュアルがいまだ完成していない中、避難に対する情報の量が多いことから、自分がどのような避難行動を取るべきなのか判断がつかず、不安を抱く町民も少なくありません。3密を防ぐために分6散避難の重要性が増し、避難形態として在宅、避難所、ホテル・旅館、車中泊などの青空、親せきや知人宅などの縁故の5種類がありますが、それぞれリスクがあり、またペット同伴などの事情により自己判断のつかない状況も考えられます。どの避難形態を選ぶかを判断するには、町民への正しい情報発信や周知が重要になってきます。避難訓練が実施されず、正しい情報発信や周知がされない中、町民は日々の生活の中で災害時の不安が募る一方なのではないでしょうか。町民の不安を払拭するためにも本町の現状に即した避難所運営マニュアルを早急に作成し、町内防災会議を開催した中で3密を避けた分散避難を周知徹底させ、新型コロナに対応した避難訓練を実施すべきと考えます。そこで、次の4点について質問します。1点目、避難所運営マニュアル作成の進捗状況は。2点目、分散避難の内容周知と実行徹底の方策は。3点目、本町の避難所はペット同伴対応とはなっていません。ペット同伴の対応は。4点目、年度内に避難訓練を実施する予定は。以上、4点の答弁を求めます。
答弁 町長 鳴海修司(町長は2025年3月まで)
伹野裕之議員からご質問のコロナ禍に対応した避難訓練の実施をについてお答えいたします。新型コロナウイルス感染症の拡大は、勢いが衰えず社会経済活動に大きな影響を与えているところではありますが、町としてはこのような状況下にあっても、町民の皆さんが安心して生活できるよう国の地方創生特別交付金などを活用しながら、さまざまな対応策を講じているところであります。特に、今私たちができることは感染を広げないよう手洗いの徹底やマスクの着用のほか、密閉・密集・密接のいわゆる3密を避ける行動をとることであります。このことから、町ではマスクや消毒液の配布などを進めているほか、3密を回避できない場合の町主催事業については、開催を見送るなどの措置を講じてきたところであり、毎年 10 月に実施している防災避難訓練につきましても実施を見送ったところであります。そこで、1点目の避難所運営マニュアル作成の進捗状況についてでございますが、当町におきましては地域防災計画において、避難所運営の概括的な内容を掲載し、詳細については北海道が策定しているマニュアルを活用することとしておりましたが、新型コロナウイルス感染症の拡大を受け、本年5月に北海道から提示された避難所マニュアルを基本にしながら、新型コロナウイルス感染症対策に関わる各種通知文書等を参考にした新冠町避難所運営マニュアルを本年7月に作成し、これに基づいた職員向け避難訓練を7月 30 日に実施したところであります。次に、2点目の分散避難の内容周知と実行徹底の方策はについてですが、現在千年に一度を想定した最大規模の降水量に基づいた、防災ハザードマップを今年度の完成を目途に作成中であり、その中で分散避難等も視野に入れた新たな避難場所や避難所を指定するこ7ととしております。また、分散避難についてはこれまで経験がなく、初めての取り組みとなりますのでまずは避難所運営マニュアルに基づきながら運営していくこととなりますが、合わせて避難所の開設に当たる職員の訓練の積み重ねが大切と考えております。3点目の避難所でのペットの同伴についてですが、町の地域防災計画において北海道の条例に基づき「飼養動物の避難については、飼い主の自己責任において行うもの」と明記しており、また環境省が発行した人とペットの災害対策ガイドラインにおいても、災害時におけるペットの対策は飼い主が自らの責任の下、適切に飼養し続けることが基本であるとされております。そのうえで、当町の避難所運営マニュアルでは、避難者が連れてきたペットを滞在させるスペースは、臭いの問題等があることから、居住スペースとは十分な距離をとることが必要であるとしており、ペットの避難については避難者との同行は認めているものの、居住スペースでともに生活する同伴避難を認めているものではありません。特に、今後の避難所運営におきましては、コロナ対策のため居住スペースの十分な確保の必要があることから、状況に応じて分散避難なども想定しているところであり、避難者の安全確保が最も優先されるべきものでありますことから、同伴避難はおろか、同行避難においても十分な飼養スペースを確保することが、困難な状況も想定されますことをご理解いただきたいと存じます。4点目の年度内に避難訓練を実施する予定はあるかについてですが、これまでお答えしてきたとおり避難訓練の重要性は十分認識しており、さまざまな機会を捉えながら適宜実施していかなければならないものと思っておりますが、現下のコロナ禍にあっては、感染拡大を防止することが何よりも重要な課題であり、このため町としても日々対策を講じているところであります。ご承知のとおり、先般道内自治体でのクラスター発生により、2週間にわたって役場窓口の閉鎖を余儀なくされるなど、一たび職員が感染してしまいますと場合によっては町民の皆さんへ多大なご迷惑をおかけすることとなるため、決して人ごとではないものと重く受け止めております。ましてや町の主催事業により、新型コロナ感染症が拡大するようなことがあってはならないものと強く認識し、これまでも予定しておりました各種事業についてやむなく中止にしているところであります。特に、いまだに感染経路が判明しない市中感染が広がりをみせる中にあって、避難訓練における十分な感染防止対策をとることは、現実的には不可能であると判断し、実施を見送っているところでありますし、今後におきましても感染のリスクがなくなるまでは、当面実施することは難しいものと考えておりますことをご理解願いたいと存じます。
再質問 5番 伹野裕之
まず、1点目の答弁の中で当町の避難所マニュアルは7月に作成して完成しているという答弁がありますけども、そうであるのであれば町民の皆さんこのマニュアルが完成していることを知らなかったと思うのですけども、また議会にもそのような報告はありませんでしたけども、本来であればそれをすぐさま報告すべきだったとは8思うのですけども、まずそこが1点。それと、2点目の部分で分散避難の内容周知と実行徹底の方策はという部分なのですけども、実際町民の皆さんがどのような形で避難していいのか今混乱している状況だと思うのです。そのような中、やはりいざ有事という時に動けるように避難訓練はしないとということですから、どのような避難をすべきかをきちっと町民に優しく丁寧に説明するのが本来の姿だと思うのですけども、その部分で駐在員文書等で、広報等で周知する方法ありますけども、それは一読したらもうそこで終わってしまうような感じもありますので、そのような分散周知の周知徹底には、よその自治体では小冊子のようなものを発行して、完全保存版というようなものを発行しておりますので、常に手元に置いておけるような、そういうようなハードな形での物を用意するような考えも一つかと思います。もう1点、ペット同伴の部分なのですけども、やはり前の答弁でありましたとおり、ペット同伴は不可能というような答弁でした。ペット同伴の部分なのですけど、ペットを飼ってない方はそうたいした気にはならないと思うのですけども、ペットを飼っている方は家族同然に考えておりますので、やはり同伴したいという部分の考えがあると思います。避難所にペット同伴で避難できないという、そういう事実があるのであれば、やはり分散避難の中で車中泊になったり、または無理してでも車のない方はテントの中で生活するのかなとか、そのような考えを抱きかねません。やはり、ペット対応の部分に関しましては、避難所に入れないのであればそれなりの対応を町はきちっと形づくってあげるのが本来の姿だと思います。そしてもう1点、分散避難ということで避難者全員が避難所に行くわけではありませんけども、避難所にいればまず最低限の備蓄がありますからそれなりの生活できますけども、避難所に行かず車中泊だとか、またはペットがいてテントやなんだかんだという部分におきましては、避難の対象者のリストから漏れるような感じになると思いますので、避難所に来られなかった方の部分を考えて、その辺きちっとリサーチしてフォローするような形が必要かと思います。また、避難所に行かれない方は非常用備品のない方も想定されます。このことからしても、感染予防の観点からしても、マスクや消毒液などを含めた持出用の非常用無償リュックを全世帯に配付、それができないのであれば高齢者や生活困窮者には無償で配布、あるいは一部助成するような形でそういった形のフォローも必要ではないのかと考えます。それと防災訓練は感染拡大を懸念してということですけども、実際に市町村では行っておりますし、万が一今日にでも明日にでも災害がおきて避難せざる得ない状況になった場合どうします。やっぱり避難訓練されているかされていないかで大分違うと思うのです。避難訓練しないことによって余計感染拡大に広がる可能性もあります。やっぱりそういうこと考えてやはり重々感染予防をして、有事の際には大丈夫だと言ってますけども、日頃の感染予防よりも何よりもまず先に、避難訓練で一度経験してみることが必要なのではないかと思いますが、以上答弁お願いいたします。9
答弁 町長 鳴海修司(町長は2025年3月まで)
まず1点目、2点目あわせて答弁させていただきます。個々にそれぞれ避難、どういう状態でするべきか一点一点挙げますと非常にわかりづらい面ございます。そういった意味で先ほど申し上げましたように、千年に一度考えたハザードマップを作っている最中です。それは今年度中3月をめどにできるとしておりますので、そういった中でこのことを明記しようと、そのことが誤解もなくわかりやすいものだというような判断をしてございますので、そういった中で対応させていただくというふうに考えてございます。それと次の3番目、4番目の分散の避難につきましては、今の現状におきましてやはり施設、避難施設もハザードマップの中に追加で全部出てくるような形で今進めておりますので、そういった中でやはり限られたスペースもございますので、そういった中ではその建物自体にペットを入れるということは、不可能な状態であるというのは議員もおわかりいただけるというふうに思います。そういった中で、議員からご指摘あった分散型の避難の中でどういうような方法が、おっしゃったように車の中だとか、そういったこと、どういうことが考えられるのか、その辺を考えながら町民にも表示していきたいなというふうにも思ってございます。また、5番の町民に対するフォロー、これは当然私たちも考えるとこでございますので、今もやっていますように避難におきましても、町民の皆さんに被害が及ばぬよう配布等、マスク、または感染防止の手洗いのためのアルコールというものを配付して、当然防止には努めてまいりたいというふうに思います。それと防災訓練を6点目、必要ではないかということでありますけれども、現状においてできるものであればやりたいのですが、やはり感染拡大ということを第一に私たちは考えてございます。そういった中で、管内各町におきましても調べたところ、やはりことしについては全部見送るという実態がございますので、そういった横並びもありますこともあわせてご理解いただきたいと、そういう時期がきましたら私たちの方で主体として訓練を実施したいというふうに考えておりますので、ご理解願いたいというふうに思います。以上です。
再質問 5番 伹野裕之
最後に1点だけ、先ほど私再質問の中で非常用持ち出しリュックの部分の意見を述べましたけども、その部分においては答弁なかったのですけども、私自身避難所に全員行けるわけでないので、全世帯とは言わずとも高齢者、生活困窮者の世帯には1家庭に一世帯1ついいですから、非常食と感染防止のためのマスク、消毒液などを入れたたものをできれば無償、無理であれば助成するような形で配布するような形は取れないのかなと思うんですけども、その辺ご答弁お願いいたします。
答弁 町長 鳴海修司(町長は2025年3月まで)
再々質問にお答えいたします。議員のご提言を参考にしながら今後進めてまいりたいというふうに思いますので、ご理解いただきたいと思います。