新冠町議会 令和元年第4回定例会 2019年12月13日
ふるさと納税について
2019年12月13日、新冠町議会の一般質問で、伹野裕之議員が「ふるさと納税について」質問し、町長 鳴海修司が答弁しました。
- 質問者
- 伹野裕之 議員
- 答弁者
- 町長 鳴海修司
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 5番 伹野裕之
5番伹野裕之です。議長より発言の許可をいただきましたので、通告に従い、ふるさと納税について質問いたします。6月からふるさと納税の返礼品の基準を法制化し、過度な返礼品で多額の寄附を集めないよう返礼品競争に歯止めをかけることを目的に新制度が始まっています。新制度ではルールを守る自治体だけを指定し、国から指定を受けた自治体のみ制度を利用できる認可制となっております。4月から申請を受け付け、大阪府の泉佐野市など、道外4市町を制度から外し、道内全 179 市町村が制度の対象に認められています。返礼品については今年度成立した改正地方税法に基づき、調達費が寄附額の3割以下や地域産品とするよう求めております。これまで高額の寄附を集めていた自治体は、返礼品に縛りができたことで相当苦慮していると思われます。また、見直しが進んだことから寄附額が減少するなどの影響も推察されます。当町においても当然見直しが図られたものと思われます。昨年度の日高管内7町のふるさと納税による寄附額がまとまり発表されています。前年度より寄附額が増えたのは浦河町、日高町、平取町、様似町の4町で、いずれも過去最高額を記録しています。管内トップは浦河町の5億 1,212 万円、件数 35,082 件、次いでえりも町の3億 12 万円、10,470 件。日高町の1億 4,928 万円、7,549 件。平取町の1億 3,990万円、7,326 件。様似町の1億 1,132 万円、8,236 件。新ひだか町の 7,887 万円、2,130 件。最下位は新冠町の 1,835 万円、967 件という実績になっています。寄附は自治体にとってまちづくりの大切な財源となっており、そのため返礼品競争の過熱に発展した経緯があり、新制度へ移行したことは十分に理解できます。今回の納税寄附額実績から、これまでの当町のふるさと納税の対応は納税以前に町のPR、情報発信という部分において効果がゼロとしか言いようのない結果になっていると感じられます。このような感想を持つのは私だけではないと思います。ふるさと納税は町をPRし、町に興味を持ち、理解していただいた中で町外から町を応援をし、まちづくりに参加、賛同していただく制度と考えます。地方交付税が減少し自己財源が乏しい中、ふるさと納税は少なからずもありがたいものとなり、まちづくりに生かされていた制度です。管内トップの寄附額を集めましょうとは言いません。町をPRし、情報発信するツールとしてふるさと納税を活用すべきと考えます。ふるさと納税に対する町長の考えを次の4点についてお伺いいたします。1点目、申請度移行によりどのような見直しを図ったのか。2点目、寄附額が管内最低となっていますがどのように捉えているのか。3点目、ふるさと納税は町をPRし、情報発信するツールとして活用すべきでは。このことで町づくりが理解され、おのずと寄附額が増加すると思われます。4点目、以前にも一般質問で提案しましたが、地域産品の商品開発を含め観光協会へ事業委託すべきと考えます。民間事業者へ事業委託することで業務15の効率化が図られ、民間の視点で事業展開も見込まれます。さらには、観光協会に体力がつき、観光協会自身が自立への道が開かれる可能性もあります。以上、4点について答弁を求めます。
答弁 町長 鳴海修司(町長は2025年3月まで)
伹野裕之議員からご質問の「ふるさと納税について」お答えいたします。まず、1点目の「新制度移行によりどのような見直しを図ったのか」についてお答えいたします。当町においては、平成 29 年4月1日の総務大臣からの通知をもって、同年6月から返礼品の寄附額に対する割合を3割以下に抑えるように見直しを図り対応してまいりました。その通知以後、再三にわたる総務省からの通知に従わず、ふるさと納税の『寄附先である自治体を応援する』という本来の趣旨から逸脱し、大手ショッピングサイトの金券等を返礼品とした自治体が引き続きあったことから、本年6月にふるさと納税対象団体として自治体を指定することとなりましたのはご承知のとおりであります。新冠町では、地場産品基準として明確化された返礼品が『区域内において生産されたものであること』、『区域内において返礼品等の原材料の主要な部分が生産されたものであること』、『区域内において返礼品等の製造、加工その他の行程のうち主要な部分を行うものであること』などの具体的な基準に従い、新制度移行後一部の返礼品を見直した経緯がありますが、先に述べましたとおり、返礼品の額を3割以下にとどめるように通知に従い行っておりましたので、大幅な返礼品の見直しはございませんでした。次に、2点目の「寄附額が管内最低となっているが、どのように捉えているのか」についてお答えします。管内自治体ではふるさと納税に関する業務を業者委託にて実施しているのが現状でありますが、平成 29 年第2回定例会において、伹野議員からのふるさと納税に関する一般質問に答弁したとおり、当町においては「寄附された方との関係性を重視し、親切丁寧で、きめ細かな対応が必要である」との考えのもと、町職員が寄附者、返礼品提供業者と直接の窓口となり対応しております。そのようななかにおいて、当町は他の自治体で目玉となるような和牛肉や水産物などの圧倒的な人気となる返礼品が少ない現状でありますが、町内の新規開業者である『にいかっぷキッチン』入店者からの新商品の提供や、これまでも提供していたトンネルワインの品揃えをふやすなどの取り組みとともに、最近はテレビコマーシャルでも見受けられるようにインターネットサイトによる寄附が主流となっているため、専門サイトへの掲載にも積極的に取り組んでおります。これらの取り組み結果として、今定例会での補正予算でも計上しておりますように、特に高額なトンネルワインの返礼が人気となり、増額補正予算案を計上することができました。とはいえ、まだまだ高額受納の自治体に肩を並べられているわけではございませんので、引き続き時代の流れを敏感に捉え、返礼品の選定を含め寄附額の向上に取り組んでまいる所存であります。16次に、3点目の「ふるさと納税で町をPRし、情報発信するツールとして活用すべきでは」についてお答えします。ここ最近のふるさと納税は、これまでの「返礼品目的の寄附」と災害復興に対する寄附を含め、クラウドファンディングとしての「自治体の具体的な施策に対する寄附」の二極化してきている傾向が見受けられます。過日、開催した町政懇談会の中でも馬産地新冠という特徴を活かし、馬を活用したふるさと納税の事業を実施してはどうかというご意見もいただき、新たな展開の一つとして考えているところであります。また、新冠インターチェンジの開通も間近であることから、議員ご提言のようにふるさと納税で町をPRするようなソフト事業について、検討していきたいと考えております。次に、4点目の「地域産品の商品開発を含め、観光協会へ事業委託すべきと考えるが」についてお答えします。先に述べました答弁と繰り返しとなりますが、寄附者、返礼品提供業者とのかかわりを密に持ち、きめ細かな対応をすることが大事であるとの考えがあり、現在は町が直接ふるさと納税の業務を実施しております。今後さらなる事業展開において、業務委託がふさわしいと判断したときには、観光協会を含めた業者を検討しなければならないと考えております。なお、観光協会に委託する場合ある程度収益性が必要であり、これらの課題が整理された時点で委託することが望ましいと考えますが、現在の観光協会の人員体制や観光協会自体の事業展開もあることから、慎重に判断することが大事であると考えておりますので、ご理解願います。
再質問 5番 伹野裕之
ありません。