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新冠町議会 令和5年第4回定例会 2023年12月15日

ふるさと納税新基準について

2023年12月15日、新冠町議会の一般質問で、伹野裕之議員が「ふるさと納税新基準について」質問し、町長 鳴海修司が答弁しました。

質問者
伹野裕之 議員
答弁者
町長 鳴海修司

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 5番 伹野裕之

5番、伹野裕之です。議長より発言の許可をいただきましたので、ふるさと納税新基準について質問いたします。10月1日から、ふるさと納税制度に関する新基準が始まりました。自治体は、これまで含めなかった費用を経費として算入することとなったのです。これは総経費を寄附額の5割以下に定めるルールで、少なくとも寄附額の半分は、地域のために活用されるべきとの考えからです。ふるさと納税の経費を算出する際、返礼品の調達費や送料、仲介サイトの手数料に加え、10月からは寄附金受領証の発行やワンストップ特例などの事務費も新たに含めることになりました。新基準により総経費が寄附額の5割を超える状況が見られる中、総経費を寄附額の5割以下に抑えるため、送料の負担が大きい自治体を中心に、事業者が用意している返礼品の量を減らして経費を抑える方法もありますが、返礼品の値上げで5割以下に抑える自治体も出てきています。また、ふるさと納税は、事業者支援の目的もあることから、事業者の負担増を回避するためにも、値上げをせざるを得ない状況も見られています。当町は、年間3億円ほどのふるさと納税がありますが、新基準による影響はあるのでしょうか。また、返礼品は地元原材料でなければならないこととなりました。これに該当する地元原材料としない返礼品はあるのでしょうか。あるとするなら、町としてどのような対応を行ったのでしょうか。自主財源が少ない中、ふるさと納税は大きな財源となってい4ます。多額の納税を得ている自治体は、ふるさと納税を活用して特色ある事業を展開しまちづくりを推進しています。ふるさと納税は当初の目的とは異なり、自治体そのものを応援するというよりも、返礼品を商品として購入する感覚でお気に入りの返礼品を目当てにふるさと納税を利用している納税者が多く見られると言われています。この現状を踏まえ、ふるさと納税を「商い」ととらえ、これまでのふるさと納税の既成概念を捨てて、ふるさと納税利用者のニーズに答えられるよう調査分析し、新たな戦略を図り、自主財源を目指すべきと考えます。町長の所見を伺います。

答弁 町長 鳴海修司(町長は2025年3月まで)

伹野議員から御質問の、ふるさと納税新基準についてにお答えいたします。ふるさと納税返礼品等に係る基本ルールとして、必要経費は、寄附金額の50%以下で、うち返礼品の調達は、最大30%となっております。まず、新基準による影響についてですが、本年10月1日から適用された改正で、募集に要する経費として、これまでの送料や広報料に加えて、寄附金受領証の発送費用、仲介サイト事業者に支払う手数料、ワンストップ特例事務経費及び業務全般に係る人件費なども含めることとなったところです。当町におきましては、業務全般に係る人件費を除き、それ以外は当初から経費の中に含め算定していたところであり、人件費を新たに加えても、経費率は50%以内に収まりますので、改正による影響はございません。なお、参考までに令和4年度決算における経費率は、39%となっております。次に、返礼品は地元原材料でなければならないこととなった。これに該当する返礼品の有無についてですが、地場産品の基準で今般改正となったものは、加工品のうち、熟成肉と精米について、原材料が当該地方自治体と同一の都道府県で生産されたものに限定されたものであり、議員が言われる、返礼品は地元原材料でなければならないこととなった。というものではございません。従いまして、これまでの返礼品から除外となるものはありません。次に、ふるさと納税を「商い」と考え、新たな戦略を図るべきということについてですが、先ず「商い」ということに関しては、その言葉の意味を解説するまでもありませんが、一般的には、商品等を仕入れ、それを顧客に販売すると理解しております。当町においては、ふるさと納税の返礼品を町内事業者や生産者などから募り、また、職員が訪問するなどして品物を取り揃える、言わば「仕入れ」を行い、それらを「ふるさとチョイス」などの専門サイトへ掲載して寄附を募る、言わば「販売」をしておりますので、「商い」と同じような形になっていると考えるところです。ふるさと納税の本来の趣旨は、自身の故郷や好きな市町村を寄附金という形で応援し、そのお礼として返礼品が認められているものですが、今や制度の趣旨よりも返礼品が先行し、寄附金額を大きく左右している実情にあります。一方で、返礼品が多くの支持を得る5ことによって、出品している事業者や生産者などの売上や収入の増加にも繋がり、ひいては、地場産業の振興にも結び付くことが期待されるところです。ふるさと納税の更なる獲得、上積みについては、以前の一般質問及び、昨年度の決算審査特別委員会における総括質疑においても答弁しておりますが、現状の返礼品先行という実態を踏まえたとき、何よりも魅力ある返礼品の調達が不可欠であります。しかし、これら返礼品となる地場産品は、これまでもそうでありますが、事業者や生産者などが売上や収入の向上を図るために、自らの判断と責任において、試行錯誤と苦労を重ね作り上げてきたものと認識しており、町としては、地場産業の振興という観点で、今後も補助金等により支援してゆく考えであります。また、町においては、閉校後の朝日小学校跡利用の一つに、教室を事業・芸術等エリアとして用途を定め、このエリアを新たな返礼品として加える予定のほか、レ・コード館のレコードホール貸切や、判官館森林公園バンガローなど町有施設の貸出しについても検討することとしております。議員は、商いをされておられますので、質問されておられます「商い」としての新たな戦略について、実効性のある具体的な方策などをお持ちであると思いますので、是非とも提案いただければ検討させて頂きますので、よろしくお願い申し上げまして答弁といたします。

再質問 5番 伹野裕之

今の町長の答弁で十分理解出来ました。ここで1点質問いたします。ふるさと納税利用者のニーズと、また、高額納税を受けて成功してる自治体がありますけども、担当課では、この2点について調査分析を行っているのでしょうか。返礼品開発は、当町は民間に任せておりますが、このような調査分析能力に関しましては、民間は乏しいものと思われます。この作業は、町として最低限の作業と考えます。調査分析結果を事業者が求めるのであれば提供すべきと思われますし、返礼品開発の一助となると思います。町長の考えはどうでしょうか。

答弁 町長 鳴海修司(町長は2025年3月まで)

再質問にお答えいたします。調査分析につきましては、種々やってございますが、やはりその町その町において生産される、または、返礼品等を扱うものがございますので、一概に言えないという実態がございます。なお、ただいま議員からいろいろと御提案がありましたことは、検討材料の参考とさせていただきますが、行政がなすべきこと、できることには限界がございますし、餅は餅屋ということわざがあるように、その筋のプロや当事者が自ら発案、そして投資するリスクの中で生まれるものでなければ、多くの支持を得ることは難しいと考えるところでございます。ただし、事業者や生産者の方が自主的、主体的に取り組もうとすることに対しましては、オブザーバーでの参加、あるいは各種補助金の模索や必要に応じた単独費の補助金等の支援は、やぶさかではないと考えておりますので、御理解いただきたいと存じます。6

再々質問 5番 伹野裕之

ありません。

出典:新冠町議会 令和5年第4回定例会 2023年12月15日 議事録 PDF(3ページ) 間違いを知らせる