新冠町議会 令和元年第4回定例会 2019年12月13日
郡部における地域コミュニティの維持と安全・安心な生活の確保について
2019年12月13日、新冠町議会の一般質問で、須崎栄子議員が「郡部における地域コミュニティの維持と安全・安心な生活の確保について」質問し、町長 鳴海修司が答弁しました。
- 質問者
- 須崎栄子 議員
- 答弁者
- 町長 鳴海修司
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 7番 須崎栄子
7番須崎栄子です。議長より発言の許可をいただきましたので、郡部における地域コミュニティの維持と安全安心な生活の確保について質問させていただきます。今回、私は市街地を除く地区、特に以前は小学校があった地域におけるコミュニティの存続について、一般質問をさせていただきます。質問するに当たっては、今申し上げた地区を郡部という言い方で表現したいと思います。ことし8月の時点ですが、新冠町の人口のおよそ 49.2%、2,715 人が本町をはじめ、市街地地区に在住しております。また、新冠町小学校区で見ますと、町内人口の 61.4%、3,407 人が在住している状況です。新冠町の総人口が減少し続けている中、市街地における宅地分譲が先行している状況を考えますと、新冠町の人口減少の多くが郡部におけるものではないかとの考えもしております。そのことを郡部に在住する私は肌身で感じることが多く、郡部コミュニティ機能の低下と安全安心な生活の維持に不安を感じております。かつては、町内郡部の各地区には小学校があり、学校関係者が地区に在住しており、地域の自治会活動の一助になっておりました。しかしながら、地域からは小学校の統廃合により学校関係者がいなくなると同時に自治会活動の担い手もなくなりました。また、近年では地域防災の担い手である消防団も若者が少ないことによって、構成することが困難になりつつあります。まさに、地域の安全安心な生活について、将来的な不安を強く感じる次第です。町は、後継者対策などの第1次産業における事業継続にさまざまな支援策を講じており、その施策が結果として地域存続につながっていることも理解します。また、小学校の統廃合が子どもたちの教育にいい結果を生んでいるとも感じております。しかし、地域の存続という面からは見逃せない現状が手遅れにならないためにも、今回私は地域コミュニティ存続と安全安心な生活の確保という面から、1点目は郡部における人口の将来推計について。2点目、郡部におけるコミュニティの支援について。3点目、地域消防団の継承に向けた支援について。以上、3点について質問をさせていただきます。
答弁 町長 鳴海修司(町長は2025年3月まで)
須崎栄子議員からご質問の「郡部における地域コミュニティの維8持と安全、安心な生活の確保について」お答えいたします。1点目につきまして、新冠町の人口は戦後の御料牧場開放によって入植者が増加し、西暦 1960 年には 11,166 人とピークに達しましたが、その後は過疎化による人口減少が続き、2010 年の人口は 5,775 人と 50 年間で半減してございまして、都市部への一極集中という大きな人の流れの中、人口減少問題に対応していくためには、長期的な展望に立ちながら、その克服に向けた対策を戦略的に進めていくことが必要であるため、平成 28 年3月に「新冠町まち・ひと・しごと人口ビジョン」を策定してございます。同ビジョンでの人口推計を申し上げますと、町全体の人口は 2010 年で 5,775 人だったものが、2060 年には 2,724人となり、約 53%減少と推計されている一方、市街地以外での人口推計までは詳しく分析はできてございませんが、第1次産業就業人口の推移を見てみますと、2010 年は 1,181人に対し、2060 年には 450 人となり、約 62%減少と推計されているところで、山間部はより一層人口減少が進むものと推測してございます。2点目につきましては、町民と行政との地域協働のまちづくりを進めるため、地域自治会に担当職員を配置し、地域活動の支援に努めてございますし、整備要望の声が多かった光回線整備に取り組み、地域においても光ブロードバンドサービスが提供できる環境づくりに加え、次世代を担う子どもの誕生を祝う子ども誕生祝金給付事業、小中学校においては学校給食費の無料化、さらには住宅取得に対する奨励制度など、さまざまな形で定住・移住に結び付く制度を進めてございます。また、農業にかかる担い手対策としては、新規就農対策及び農家子弟の親元就農対策に取り組んでいるところでございまして、こういったことを継続していくことが、地域コミュニティの支援につながるものと考えてございます。3点目につきまして、消防団員の方々におかれましては風水害や地震などの自然災害、その他の住民の安全を脅かすあらゆる場面で、他に職業を持ちながらの献身的な活動に敬意を表するところであり、住民の安全を守る上で消防団は不可欠な存在となってございます。消防団員の現状といたしまして、少子高齢化社会の到来にともなう生産年齢人口の減少及び若年層の減少、被雇用者の増加、地域社会の変容などに加え、とりわけ山間部におきましては後継者不足なども重なり、それぞれ地域の分団において新規団員の加入促進に努められているものの、団員数の減少傾向が続き、日高中部消防組合新冠支署としても団員の定年延長が図られているところでございます。しかしその一方で、活動の中心的な若い世代の団員確保が課題となっているところでございまして、将来的な消防団活動を憂慮する部分もございますが、地域消防団の継承に向けた支援につきましては、先ほど申し上げました事業を進めて行く中で、結果として団員確保につながるよう、鋭意取り組んでまいりますので、ご理解を賜わりたいと存じます。
再質問 7番 須崎栄子
ありがとうございました。私自身、具体的な政策案を提示できずに一般質問に臨んでしまいまして、大変申しわけなく思っております。しかし、このまま9では地域郡部が消滅してしまうのではないかという危機感から質問をさせていただきました。今後、郡部が限界集落にならないように、前向きな取り組みを行っていただきたいと思います。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。答弁はけっこうです。ありがとうございました。