新冠町議会 令和5年第1回定例会 2023年3月14日
軽種馬生産に対する町の具体的な施策推進について
2023年3月14日、新冠町議会の一般質問で、須崎栄子議員が「軽種馬生産に対する町の具体的な施策推進について」質問し、町長 鳴海修司が答弁しました。
- 質問者
- 須崎栄子 議員
- 答弁者
- 町長 鳴海修司
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 9番 須崎栄子
9番、須崎栄子です。議長より発言の許可をいただきましたので、通告に従いまして、軽種馬生産に対する町の具体的な施策推進について質問をいたします。新冠町議会議員を2期8年務め、これまでの議員人生を振り返りつつ、新冠町の基幹産業として位置づけられる軽種馬生産について、一般質問をさせていただきます。私はこれまで、家業である軽種馬生産に関する議会での議論については、家業への利益誘導になりかねないとの思いと、同業経営者から様々な事情を知ることが多かったこと、そして、何より公平な立場で発言しているのかという疑問を町民が抱くのではないかという懸念から、軽種馬生産に関する質問あるいは要望には、距離を置いて議論に参加してきました。しかしながら、2期目最後の一般質問に際し、先人たちが築いてきた我が町の軽種馬生産を未来へ引き継ぐために意を決して、質問をさせていただきますので、よろしくお願いいたします。私たち軽種馬生産農家は、これまで多くの浮き沈みを経験し、今、私の周りには、古くから経営を続ける軽種馬農家は少なくなりました。それは、軽種馬生産という産業が、景気に大きく左右されることから、経営の一瞬のつまずきが取り返しのつかない結果につながりやすいということがあると思っております。現在は、日本経済の一部の業種の景況が良好なこと、そして、馬主の購買意欲が国内に向かっていることが、順調なサラブレッド販売につながっており、まさに追風に帆を上げるかのような状況だと感じております。しかしながら、市場参加者が毎年変わることなどを考えると、買手の減少がいつ訪れるかという心配が絶えることはありません。また、大資本経営の独壇場と感じるグレードレースを見るにつけ、個人経営農家が、多い我が町の軽種馬生産の行く末には不安が尽きることはありません。軽種馬生産は、生活に関わる生産事業ではないという特徴から、国の支援を受けることがたやすくありません。それゆえ、町の支援を仰ぐことが多く、また、町が軽種馬産業を育成しない限り、軽種馬生産は先細りになると考えております。幸い当町は、他町に比べ多くの支援策を講じていただいているため、軽種馬農家にとっては、恵まれた環境にあると感じております。このような、町の軽種馬産業に対する支援をできるなら続けていただきたいと思っております。昨年6月定例会における同僚議員の一般質問において、鳴海町長の答弁では、当町にとってサラブレッド生産は、歴史ある基幹産業です。先18人たちが守り育てたサラブレッド生産は、第一次産業として、そして、観光施策における町の財産として、次代へと引き継がれていくために、町として取り組みを進めていくという答弁がありました。私たち軽種馬生産農家にとっては、大変ありがたく心強い発言に感激した次第です。1年近い時間が経過し、改めて鳴海町長に、軽種馬生産に対する取り組みの方向性を伺うと同時に、今後の新たな取り組みの可能性について、町長のお考えを聞かせていただきたいと思います。鳴海町長がおっしゃった、次代へ引き継がれていくために、町として取り組みを進めていくという言葉には、現在行っている施策の継続という意味もあるかとは思いますが、これからの時代の変化に対応する施策の展開についても、念頭に置かれた発言かと考えます。繰り返しになりますが、鳴海町政における軽種馬産業の位置づけと、支援の方向性、そして新たな取り組みについて伺います。再質問はいたしませんのでできる限り、具体的な答弁をお聞かせ願えればと思います。
答弁 町長 鳴海修司(町長は2025年3月まで)
須崎栄子議員から御質問の、軽種馬生産に対する町の具体的な施策推進についてにお答えいたします。軽種馬生産業は、新冠御料牧場の農地解放という歴史的な背景や、有限会社日高軽種馬共同育成公社の設立など競走馬の育成環境の充実のもと、新冠町の基幹産業として大きく成長し、まちづくりの振興と地域経済の発展に寄与しております。また、当町で生産された名馬達の活躍は、競馬ファンのみならず、多くの日本国民に勇気と感動を与え、馬産地新冠町の名を全国へと知らしめるとともに、サラブレット銀座通りに広がる雄大な牧歌的風景とサラブレットが野を駆ける姿は、当町を訪れる多くの観光客を魅了しております。当町にとって軽種馬生産業は一次産業だけに収まらず、観光施策としても重要な一翼を担っており、まちづくりの柱となる産業として位置付け振興して参りました。その想いから、昨年6月定例会での長浜議員からの一般質問、馬産地としてのマナー啓発と地域振興に対する回答で、サラブレット生産は、第一次産業として、そして観光施策における町の財産として次代へと引き継がれて行くために、町として取り組みを進めて行く。と申し上げたところでございます。現在は好調な売れ行きが持続している軽種馬生産業でありますが、景気の影響を最も受けやすい業種であるとも言われております。町といたしましては継続的な支援が必要と考え、令和5年度町政執行方針で述べましたとおり、軽種馬販売促進事業、軽種馬市場上場促進事業等の振興策を実施いたします。軽種馬販売促進事業は新冠町軽種馬生産振興会からの要望を受け実施をしている事業で、インターネットを活用し、ホームページやツイッターにより売り馬情報を発信します。特に、歩様動画の配信は新冠産馬への馬主の関心を高め、購買意欲の向上が図られております。また、軽種馬市場上場促進事業は、市場上場に向けた馴致訓練やボディーコンディションづくりのためのコンサイナー費用に対する支援でございます。当町が実施しております、19これらの軽種馬生産者への支援は、馬産地日高の中でも手厚く、他町に抜きん出た振興策でございます。現段階で新たな事業展開に関し、今お答え出来るものはございませんが、北海道や管内各町、農協、軽種馬関係団体等との連携した要望活動の成果もあり、令和5年4月1日に施行される改正競馬法では、競馬界の資金を活用した馬産地への支援措置が恒久化されることとなりました。また、当町は町内全域に光回線を敷設いたしましたので、軽種馬産業を始め各分野への新たな活用方法も期待されるところでございます。もとより私は、軽種馬振興の歩みを緩める考えはございません。今後とも新冠町農協や新冠町軽種馬生産振興会、軽種馬関係団体との連携を深め、時代に即した強い馬づくりと馬産地の維持、発展のため努めて参りますので、ご理解を賜わりますようお願いいたします。
答弁 町長 鳴海修司(町長は2025年3月まで)
須崎議員、再質問ございませんか。
質問 9番 須崎栄子
ありません。