新冠町議会 令和元年第3回定例会 2019年9月13日
婚活支援について
2019年9月13日、新冠町議会の一般質問で、伹野裕之議員が「婚活支援について」質問し、町長 鳴海修司が答弁しました。
- 質問者
- 伹野裕之 議員
- 答弁者
- 町長 鳴海修司
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 5番 伹野裕之
5番伹野裕之です。議長より発言の許可を得ましたので、婚活支援について通告に従い質問いたします。結婚願望はあるけれど出会いがない。そのような独身者を後援しようと多くの自治体が婚活支援事業に取り組み、出会いの場の提供や上手な交際の仕方の紹介など、手厚いサポートで縁を結んだ実績を持つ自治体も多く見られます。当町は、独自の婚活事業に見切りをつけ、結婚を希望する方の出会いやきっかけづくりをサポートし、町内の結婚機運を高めることを目的に苫小牧信用金庫と地域結婚支援事業の連携に関する協定を締結し、2年近く経過しています。苫小牧信用金庫が運営するLLB会、ラブラブブライダル会結婚相談所では、入会された会員同士のお見合いによる婚活事業に取り組んでおり、昨年度までに 39 組がご成婚し、4組にお子さまが誕生しております。これらの活動内容から結婚を望む男女の縁を取り持ち、地方創生につなげる金融機関の珍しい取り組みが高く評価され、内閣官房まち・ひと・しごと創生本部の 2017 年度地方創生に資する金融機関等の特徴的な取り組み事例に選ばれ表彰されております。また、昨年6月には地域住民の結婚仲介に取り組み、地域活性化に貢献している実績が高く評価され、全国信用金庫協会の第 21 回信用金庫社会貢献賞で最優秀賞にあたる会長賞を受賞しています。このように、すばらしい活動実績を残しているLLB会ですけれども、入会時には厳密な審査が行なわれ、費用は預かり金1万円だけで退会時には全額返金されますが、入会手続きが面倒で入会を見送ったという話も聞いております。婚活は個人の強い意志と熱意の問題ではありますけれども、担当課の手厚いサポートもないことから、手続きが進まず成果を得ていないように思われます。国は 2013 年に地方自治体が少子化対策事業に使える交付金を創成しています。以来、定住少子化対策に有効とのことから、婚活支援に取り組む自治体が急増しており、昨年 10月末現在で 39 都道府県、104 市区町村に広がっております。多くの自治体がイベントや相談業務などを外部企業に委託する中、専門部署を持ち自前で地域の特色を生かした企画運営を行っている自治体もみられます。これまでの当町の婚活支援事業は男性の後継者を中心にとらえていたように思われます。町内には女性の婚活支援事業を望んでいる方もおられます。実際、新ひだか町や浦河町の婚活パーティーなどに仕事を休んでまでも出席している女性が何人もみられます。男性の産業後継者だけではなく、結婚を希望する女性もいることから交付金を活用し、新冠町らしい独自の取り組みも必要と考えます。担当課の検証結果として2年間の動向とその実績はどのようなものなのか。また、以前のように町独自での婚活支援事業を望む声も聞かれます。LLB会の実績を評価し、その実績を否定するものではありませんが、LLB会と併用して町独自の男女の隔てのない婚活支援事業の展開をすべきと考えます。町長の所見を伺います。
答弁 町長 鳴海修司(町長は2025年3月まで)
伹野裕之議員からご質問の婚活支援についてお答えいたします。当町で一次産業や商工業等を営む経営体の多くは家族経営体であり、次の世代に円滑に経営を継承し、安定的な経営基盤を構築していくには、後継者のパートナー対策は重要な課題の一つと認識してございます。このことから、当町では結婚支援事業といたしまして、平成27年度に独身の農業後継者を対象とした婚活イベントを実施し、翌年度には水産業及び商工業にも対象を広げて実施をした経過がございますので、まずはこの結果と反省点について申し上げます。婚活イベントの初開催となりました平成27年度は、独身後継者から12名、独身女性は13名が参加し、4組がカップル成立となり、翌28年度は独身後継者から10名、独身女性は17名が参加し、5組のカップル成立となりました。その後の交際に発展したカップルはございますが、現在のところ結婚にまでは至っておりません。2年間の事業を通じて実感しましたのは、婚活は対象者本人の強い意欲や積極的な姿勢が大前提として必要なこと。また、婚活イベントの実施を望む声は、独身後継者の親族や周囲の関係者の方々から聞こえてまいりますが、対象者本人にはイベント参加に抵抗感を持たれている方が多く、その理由としては周囲の目や集団行動を苦手としていることが推察されます。本人自らイベント参加を申し出る方は大変少なく、町担当者や周りの友人からの勧めにより参加を決める方が大半であり、そうした姿勢のためか、イベント内容を話し合う会議だけでなく、当日に向け、女性に対するマナーや服装、コミュニケーションなどを学ぶ講座を用意した際にも出席者は非常に少なく、参加男性たちの間でも雰囲気が悪くなることもございました。一方、女性参加者につきましても、女性たちの会話に耳を傾けますと、複数の婚活イベントに参加をされ、知り合いになられた方たちがことのほか多く、その中にはイベントプログラムに観光的な要素を求めてくるなど、結婚への誠実な姿勢や参加目的に疑問を持たざるを得ない方が見受けられました。残念ながら婚活イベントでは、このような方に参加をご遠慮いただくことは大変難しく、参加男性からは単に観光や飲食目的との批判の声も聞こえてまいりました。このような検証を踏まえ、行政として多額の公費を投入し、継続することについて検討をしていた中、苫小牧信用金庫が実施されている地域結婚支援事業は、市町村との事業連携をもとに地域貢献事業として実施され、会員や市町村からの実質的な負担を徴収せず、真剣に結婚を望む方々が自ら登録し、個々のお見合いを中心とした婚活が行われ、市町村の要望により定期的な婚活イベントも実施されていることを知りました。町といたしましては、個々又は集団でのお見合いが選択でき、あるいは両方を選択することも可能なため、対象者本人の考えに寄り添った婚活ができ、何よりも結婚意識の高い方たちが登録し、高い実績を収められておりましたので、平成29年10月に連携協定を結び、本事業の推進に至ったものでございます。直近の会員数は男性が140名、女性が129名でございまして、これまでに実施されたお見合いの件数は590件、このうち会員同志で結婚に結び付いたカップルは50組、また、この会での経験を生かし、会員以外の方と結婚又は交際相手が見つかっ22た方は69名の実績でございます。当町での本事業の実績でございますが、本会への入会は、町ホームページでの掲載のほか、広報にいかっぷ又は町政事務委託文書により年2回の周知を行って募集しておりますが、現在の登録者は6名でございます。また、連携による婚活イベントは年1回開催し、当町からの参加者は29年度に5名、30年度に4名が参加し、通算で3組のカップルが成立となりました。現在のところ良い結果にまでは結びつかず、十分な成果には至っておりませんが、入会された方やイベント参加者からはおおむね良い評価をいただいているところでございます。この事業への入会手続きが面倒で参加を見送っているとのお話しでございますが、町窓口では申込書の書き方のアドバイスから、関係書類の郵送までを含めて丁寧に対応してございますので、まずはご相談をいただきたいと存じます。また、町独自の婚活イベントにつきましては、先程申し上げた検証結果を踏まえ、苫小牧信用金庫との連携事業に取り組んだ経過がございますし、結婚という縁を見つけることが大変難しい中、本会の活動は結婚意欲が高い方ほど成果が期待できますことから、当面の結婚支援は本事業により取り進めて参りますので、ご理解を賜りたいと存じます。
再質問 5番 伹野裕之
過去、平成 27 年、28 年で町独自で婚活支援事業を行っていたその検証を踏まえて、苫小牧信用金庫さんのLLB会との連携に入ったその経緯は重々承知しておりますし、それなりの2年間での成果があったという報告を受けて、とりあえずは一安心しております。ですけれども、27 年、28 年度の町独自の農業後継者、産業後継者を中心とした婚活パーティーですが、これはありがちな一辺倒の婚活パーティーということであり、そういった部分で公費をかけてまでもその成果を求めるという結果が出てないという、この現状はよその自治体でもみられます。そういった中、そういった部分を改善して各自治体独自のそういった婚活パーティーではない、独自の考えをもった事例が各自治体いろいろみられます。その辺を検証検査した中での新たな事業の取り組みも必要かと思われます。苫信のLLB会のこの事業はこの事業で継続すべきだと思いますし、また、過去の2回の婚活支援事業の反省を踏まえて、新たな角度でもって新しい事業も企画できるのではないかと思いますが、その辺を検討するかどうかの考えをお示しください。
答弁 町長 鳴海修司(町長は2025年3月まで)
議員の再質問に答弁させていただきます。先程も言いましたように、これは本人のあくまでも意思の問題が最優先されるというふうに私は考えてございます。そういった中で、平成 29 年から今のスタイルで進めてまいりましたので、この状況をもう少し見させていただいて、それの検証また重ねた中で違う道が必要なのかどうかを判断してまいりたいというふうに考えておりますので、ご理解いただきたいと思います。
再質問 5番 伹野裕之
ありません。23