みんなの議会

浜中町議会 令和6年第1回定例会 2024年3月7日

婚活支援

2024年3月7日、浜中町議会の一般質問で、田甫哲朗議員が「婚活支援」について質問し、企画財政課長 佐々木武志、住民環境課長 山平歳樹、農林課長 渡邊馨、町長 齊藤清隆が答弁しました。

質問者
田甫哲朗 議員
答弁者
企画財政課長 佐々木武志、住民環境課長 山平歳樹、農林課長 渡邊馨、町長 齊藤清隆

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 6番 田甫哲朗

それでは、行政施策について、婚活支援という題名の下に質問させていただきます。人口減少に歯止めをかけるべく、こども家庭庁を設置するなど、国もようやく少子化・人口減対策に本腰を入れ始めたものと思っております。町長の所信表明でも、本格的な人口減少時代を迎え、地方自治体においては、地域経済を維持する上で必要不可欠な労働力が不足し、さらには、将来の地域社会を牽引する人材が手薄になるなど、地方の存続をかけた難局を迎えていると認識しておりますとの考えが示されました。また、新聞取材に対しては、人口減少率を下げるためには1次産業を守ることが基本であると答えておられました。これらを踏まえ、質問したいと思います。まずは、現状を把握する上で伺いたいと思いますけれども、人口の動きには自然増減と社会増減があります。自然増減については、平成19年頃まで出生数と死亡数がほぼ同数で拮抗しておりましたが、その後は出生率が下回る自然減の状態が約17年間続いております。また、社会増減については、昭和50年以降、平成22年を除いては転出数が転入数を上回る社会減がずっと続いております。令和2年に改定した人口ビジョンの目標人口推移の値については、2030年に4857人、2050年に3350人にとどめたいという目標数値が示されておりますけれども、改定時期を来年度に迎えるに当たっての現在の見通しを伺いたいと思います。

答弁 企画財政課長 佐々木武志(企画財政課長は2024年3月まで)

ご質問にお答えをいたします。議員がおっしゃいますとおり、令和6年度におきまして、浜中町人口ビジョン及び浜中町創生総合戦略の改定作業を実施することとしておりますが、人口ビジョンの中で社人研の将来推計を参考に本町の目標とすべき将来推計値を示す予定でございます。現時点での見通しといいますか、新たな数字はそのときにお示しすることになりますが、令和2年度に策定した人口ビジョンの数値に近づけるのは難しいのかなと捉えております。

質問 6番 田甫哲朗

周りを見ましてもかなり厳しい状況かなというのは推察できます。ただ、実態をしっかりと見ないとこういうものはつくれないだろうし、目標も立てられないと思います。過去の出生数の推移について、20年分は出せないということでしたけれども、出せる範囲の過去の出生数の推移をお示しいただきたいと思います。

答弁 住民環境課長 山平歳樹(住民環境課長は2024年3月まで)

出生数について私からお答えをさせていただきます。平成23年度からの数値になりますが、平成23年度が43人、平成24年度が52人、平成25年度が45人、平成26年度が39人、平成27年度が53人、平成28年度が42人、平成29年度が38人、平成30年度が40人、令和元年度が47人、令和2年度が30人、令和3年度が36人、令和4年度が24人となっております。

質問 6番 田甫哲朗

ここ数年、令和3年度くらいから極端に減少幅が大きくなったかなというのがただいまの数値から見てとれると思います。合計特殊出生率を来年度までに2.7に上昇させることを目指すという目標が示されておりましたけれども、現在の本町の出生率は幾らでしょうか。

答弁 企画財政課長 佐々木武志(企画財政課長は2024年3月まで)

ご質問にお答えをいたします。まず、第2期浜中町人口ビジョンが改定されてからの令和2年度から令和5年度までの平均値は1.37でして、令和5年度に限って言いますと、1.14という数字になってございます。

質問 6番 田甫哲朗

同様に、特に子育て世代の転出抑制などによる社会減の15%改善を目指したいということも示されておりますけれども、令和2年度に改定されてから今日までの数値、そして、見通しを示していただきたいと思います。

答弁 企画財政課長 佐々木武志(企画財政課長は2024年3月まで)

お答えをいたします。本町における人口減少の大きな要因である社会減について、年齢階級別に見ますと、引き続き15歳から24歳の町外への転出超過が大きな要因となっております。様々な政策を打ち出してきたところでございますけれども、今後の見通しにつきましては、現状の15%からの大幅な改善につきましては、本町の人口減少対策上でも引き続き厳しい課題であると認識しておりまして、非常に厳しいものがあるのかなと捉えております。

質問 6番 田甫哲朗

ざっくりと言ってしまいますと、令和2年度に改定し、社人研が示した数値から幾らかでも改善すべく、本町ではいろいろな施策を施し、なるべく減少幅を抑えたいということですけれども、なかなか功を奏していないと言えるのかなと思います。本町がこれまで実施してきた施策は、産業振興や福祉も含めますと、いろいろなものがございます。それらの施策の中で直接的に人口減に効果的であろうと思われる施策としてはどのようなものが挙げられますか。主だったもので結構ですので、お示しをいただきたいと思います。

答弁 企画財政課長 佐々木武志(企画財政課長は2024年3月まで)

お答えいたします。まず、産業施策におきましては、農業面での新規就農者誘致事業、それから、三つの産業における後継者就業交付金事業、さらには、先ほどの一般質問でもございましたように、ご提案している新しい就業支援制度や小規模事業者支援制度、民間賃貸住宅等建設促進事業などが挙げられるかと思います。福祉面におきましては、特に子育て支援につながるものが挙げられます。子ども医療費助成事業、福祉職・看護師修学資金貸付制度、それから、不妊治療費や不妊治療費交通費の助成制度などが挙げられます。また、教育の面では、高等学校を含めた給食費の無償化、遠距離通学者への助成や修学旅行費の助成などが挙げられると考えているところでございます。

質問 6番 田甫哲朗

人口減少対策の目指す取組の方向性として令和2年度に策定された浜中町創生総合戦略の中に三つの目標が示されておりますが、その内容を説明していただければと思います。

答弁 企画財政課長 佐々木武志(企画財政課長は2024年3月まで)

創生総合戦略(第2期)の基本目標の3点についてですが、1点目は、魅力あふれる地場産業の振興と安定した雇用の創出、2点目は、若い世代が希望を持って結婚、出産、子育てができる環境の構築、3点目は、誰もが安心、安全を実感して住み続けられるまちづくりとなります。

質問 6番 田甫哲朗

まさにそのとおりに書かれておりまして、これを目標に様々な施策を施してきたと理解しております。特に、2点目の指針では、表題の下に若い世代の結婚して子どもを産み育てたいという希望をかなえるため、出産、子育てにおける支援を行い、安心して子どもを産み育てられる環境づくりを進めますと書かれてあります。先ほど説明をいただいた特に子育て支援の面において、家計の負担軽減策というのは、本町は他町に負けないくらい、むしろ、他町より勝っているような施策が実行されていると思っております。しかしながら、なかなか歯止めがかからないのが現実であります。「結婚して子どもを産み育てたい」のうちの「子どもを生み育てたい」という部分の支援というのは、今申したように、他町より抜きん出てできておりますけれども、問題の「結婚して」の部分への支援が全く抜け落ちているのだろうと私は思います。この3年くらい、出生率が大幅に大きくなっておりますが、様々な施策を施しているにもかかわらず減少幅が大きくなった要因をどのように分析されておりますか。

答弁 企画財政課長 佐々木武志(企画財政課長は2024年3月まで)

お答えをいたします。出生数の減少幅が大きくなってきた要因についてです。未婚化や晩婚化の進展も考えられますけれども、若者の結婚や出産に関する意識の変化、あるいは、育児に対する負担が大きいなど、その他複数の要因が関係していると考えているところでございます。

質問 6番 田甫哲朗

複数の要因があるというのはもちろんであります。その一つの要因が未婚化、晩婚化で、もっと言ってしまえば、それが日本全体が人口減少の社会に向かっている原因の元であろうと理解しております。その実態を把握する上で伺いたいのですけれども、過去、平成23年からの本町での婚姻届出数を示していただきたいと思います。

答弁 住民環境課長 山平歳樹(住民環境課長は2024年3月まで)

婚姻数について私からお答えをさせていただきます。平成23年度は26件、平成24年度は23件、平成25年度は27件、平成26年度は25件、平成27年度は27件、平成28年度は25件、平成29年度は11件、平成30年度は17件、令和元年度は15件、令和2年度は14件、令和3年度は15件、令和4年度は18件となっております。

質問 6番 田甫哲朗

出生数と必ずしもリンクするわけではないと思うのですけれども、今の数値を見ますと、平成29年度から10組台に落ち込んでいるわけです。これまで、20件、あるいは、30件近い時代もありましたけれども、10件台に落ちたのがこの年度です。先ほどの出生数では令和2年度から十数人に、要は、それまで四十何人というところをキープしてきたのが30人台になってしまった、10人以上も子どもが少なくなってきたことが分かりました。結婚して、すぐに子どもをもうける方もおるでしょうけれども、2年か3年くらいの後に子どもをとなるのだろうと思います。そう考えますと、28年以降の婚姻数の減少が本町の出生数の減少に結びついている可能性は大きいかなと思います。町長がおっしゃるとおり、1次産業を守ることが人口減少の抑制策の基本であるということには私も全く同じ考えでありまして、言い換えるのであれば、1次産業をしっかりと継続させることで本町の人口減少もどこかで歯止めをかけることができ、なおかつ、その後、幾らかでも上昇に転じさせることができる、それが本町の人口減少抑制策の基本であると思っております。町長の執行方針にもありましたけれども、産業を守ることです。確かに、生産基盤強化など、経営的な支援、あるいは、ブランド化の推進によるさらなる付加価値の向上による発展、さらには、産業団体と連携した国や道への様々な支援の要望活動ももちろん大事なことであります。しかしながら、産業を継続するという視点から考え、最も大切なことは人づくりで、要するに担い手対策だと私は思いますし、確信しております。その対策として最も有効であったと思われる施策が後継者就業交付金事業です。これは大変効果的な事業で、現在、多くの若い方がこの制度を利用して、後継者となることを志して頑張っておられます。そうした方々がこの浜中町にしっかりと根づき、次のこのまちを担っていってもらうためにはさらなる支援策が必要なのだと私は思います。それは、やはり結婚です。時代の変化といいますか、若者が結婚しなくなった、結婚することに対してそれほど価値を持てなくなってきたということも事実でありますけれども、結婚というものを全く度外視している人はほぼいないのだろうと思うのです。ただ、その機会やチャンスに恵まれない中で年を取ってしまい、その機会を失ってしまっているという方が相当数おられるのだと思うのですよ。私は、これまで、婚活支援について幾度か前町長にも質問してまいりましたけれども、残念ながら耳を貸してもらえなかったというか、要は、本町が今まで取り組んできた婚活支援というのは産業後継者の対策の一つだという位置づけで来られたということで、間違いなく昨年まではそうでありました。本人や親及び産業団体が本気にならなければ、そのことが最重要であり、そうならない限り町としては動けないという答弁内容でありました。また、それに従ってか、この質問に対しては常に水産課長が答弁に立っておられました。でも、それは違うと思うのです。本町がそういう位置づけで今まで行ってきた婚活支援というのは、農協が行っている農業後継者対策推進協議会への同額の補助、農協と同額の補助を出すこと、それだけでありました。確かに、できた当時は一定の成果が上がって、婚姻に結びついた方もおられました。しかしながら、ここ十数年間は後対協の活動が結果に結びついていないということも事実であります。後対協が抱えている現状の課題及びそれらを踏まえた今後の取組は考えておられるのか、答弁をいただきたいと思います。

答弁 農林課長 渡邊馨(農林課長は2026年3月まで)

お答えします。まず、協議会の現状についてです。コロナ禍により、ここ数年、婚活イベント等が開催されていない状況ではありましたが、後対協の実績としましては、登録者数31名のうち、この間、2名の成功にとどまりました。現在の取組状況ですが、昨年3月の定例会において、新たな取組として、従前のやり方に加え、AI等を活用した婚活対策にも取り組む方向で検討していますと答弁したところですが、現在は、企画などを立案していただける制作会社との間で業務委託契約を正式に交わし、優先して対策を講ずるべき内容について精査している段階でございます。次に、課題についてです。酪農家に特化したものではありませんが、本人の結婚に対する価値観や生活サイクルの多種多様化、そして、出会いの機会の減少などにより未婚率が年々高くなってきております。また、後対協の登録者数は22歳から40代半ばと年齢層が幅広く、また、婚活に対し、個々の温度差もかなりありまして、その幅広い年齢層をどうやってまとめていくのかということが後対協としての課題でもありますし、今まで様々なイベント等への参加について声かけを行ってきましたが、なかなか参加者が集まらないというのが実情です。イベントに参加しないということは、スタートラインにも立てないということです。本人の結婚に対する価値観を変えるのはなかなか容易ではございませんが、出会いの機会を増やせる対策については後対協で後押しできるものと捉えております。そこで、次の質問の今後の取組につながるのですが、各種イベントに参加しづらい環境であるのであれば、その他のツールとしてマッチングアプリを活用した婚活対策を協議会で検討しており、手始めとして、マッチングアプリへの登録作業を現在行っております。アプリ登録の際、本人の意思確認が当然必要になってくることから、事務局と企画会社とがセットになり、一人一人にアプリの内容説明することに加え、アプリ登録の意思確認を行います。現在、協議会で検討しているマッチングアプリは、あぐりマッチという農家専門の婚活マッチングアプリであり、JAがバックボーンとなっているものです。登録には料金が発生しまして、現在の料金設定では、男性の年会費は1人1万4400円、月額にしますと1200円となりますが、この登録料につきましては後対協で全額負担するという話もありました。しかし、本人の婚活に対する本気度を失わせないためにも、本人にも一部負担を求める方向で現在協議しております。また、その他の活動として、広報活動の充実を図ることを目的に、現在、農協ホームページ上にある後対協のウェブサイトの更新や道内外で行われる様々なイベントで浜中町後継者対策推進協議会の活動内容について、紙媒体やQRコードを活用し、情報を発信いたします。なお、アプリ登録に難色を示す会員もいると思いますので、従前行っていた農業開発公社などが主催する婚活イベントにも引き続き参加していく考えでございます。

質問 6番 田甫哲朗

丁寧な説明をいただきました。今のマッチングアプリは農業者専用のものであるという説明でありましたけれども、まさにそれが前段に言ったAIを活用した婚活事業そのものになるのだろうと思います。ただ、後ほどもう少し聞きますけれども、私が承知しているAI婚活というものは、今までのように、単純にホームページ上に登録し、登録した方が自由にほかの登録した方を見られるというものではないのかなと思っております。といいますのは、AIというからには、ビッグデータを使って、AIが最も適しているだろうという相性を重視したものなのだろうと思うのです。後ほどAI婚活はどのようなものかをお尋ねしますので、そのときに説明をいただきたいと思います。社人研が令和2年に全国の未婚率を公表しております。あくまでも未婚率で、生涯未婚率という言い方もしておりますが、それによりますと、男性が25.7%、女性が16.4%という数値を公表しております。通告ではその要因はどのようなものかとしておりましたけれども、先ほど財政課長の答弁の中にもありましたとおり、価値観の違いなど、様々な要因があるのだろうと思います。ただ、このまま進みますと、男性の3人に1人、女性の5人に1人は、生涯、結婚をしないということになるのかなと思います。そうすると、ますます日本全体が縮小してしまう時代になっていくのだろうと思います。通告した以上、何か答弁を用意されているのかなと思います。簡単で構いません。もしかしたら私が持っている資料と一緒になるかもしれませんけれども、国がこういうことを発表している以上、つくっていると思いますし、用意しているのであれば、簡潔に答弁をいただきたいと思います。

答弁 企画財政課長 佐々木武志(企画財政課長は2024年3月まで)

お答えいたします。社人研の第15回出生動向基本調査によりますと、25歳から34歳の多くが適当な相手と巡り合わないとも回答しており、先ほど申しましたように、ライフスタイルの変化によって働き方や価値観が多様化しており、結婚に踏み切れない方がいるのではないかということがあると考えております。また、同じ調査で自由や気楽さを失いたくないとの回答数も多くあり、独身生活を楽しむ人が増えたことも一つの要因として読み取れるのかなと考えているところでございます。

質問 6番 田甫哲朗

様々な要因があるのだろうと思います。先ほど言ったとおり、男性は3人に1人と、高い未婚率ですが、片や女性に至っては5人に1人ということで、男性から見るとまだまだ希望が持てる数字かなと思います。この違いというのは、女性参画という時代に入り、働く女性が増えて、キャリア化していく、しかしながら、女性の場合、できるのであれば子育てと仕事を両立したいという方が多いと思うのです。このとき、育児や家事の分担がなかなかできないということもあるのでしょうけれども、願望としてはしっかりと子育てもしたいという女性の方が多いということが見てとれます。本町の場合、これは私の考えですけれども、今言ったような様々な要因がある中でも、全く結婚をしないということを決めている方はそう多くはないのだろうと思うのです。ただ、前段で申しましたように、そういった機会をなかなか得ることができないというのが原因としては大きいのかなと思っております。その昔でしたら、地域によく世話好きなおばちゃんがいて、あそこの誰と誰はどちらも独身だし、どうだろうねというようなことで仲介をしてくれた時代もございました。また、少し前は、それこそ、合コンや婚活イベントなどの機会を通じて知り合い、成功に至ったというケースもそれなりにあったのだろうと思います。先ほどの後対協のときの課題等の説明でもありましたけれども、後対協が婚活イベント、と称し、いろいろなイベントを企画してもなかなか人が集まらなくなってしまった、特に女性の参加者が集められないという厳しい難しい状況を抱えながら今日に来ているのだと思います。その中で、先ほど説明があったような様々な時代に即した活動が必要だということで取り組んでいるのだと認識しております。でも、昨年までのように、本人が、親が、産業団体がと言っているだけでは何も改善できません。ただ、ご本人たちは、何度も言いますけれども、結婚への意欲を全く失ってしまったという方ばかりでは決してありません。むしろ、そういう方たちは少ないだろうと思います。ただ、婚活というワードに違和感といいますか、拒否反応といいますか、そういうものを感じるようになってきたということも時代の流れですよ。そうであるのであれば、時代に即した、これだったらというような結婚への支援策を考えていくことが絶対必要だと私は思い、今回、この質問をしております。婚活支援については、先ほど言ったように、本町としては産業後継者の一環であるという考えではなく、結婚をしてもらうことは、本人のみならず、浜中町のためであるという考えの下、職業にはとらわれず、時代に即した方法を行政施策としてやるべき、やらなければならない時代だと思います。まだ間に合うかもしれませんし、それを実施する必要があると思います。ここがかみ合わなければ、この後に私が質問することは全くの絵空事になってしまいますので、まず、その考え方が共有できるのかどうか、伺いたいと思います。

答弁 町長 齊藤清隆

ただいまの議員のご質問にお答えしたいと思います。まず、未婚化、晩婚化が少子化の最大の原因であるというお考えは私も同感でございます。それに対しての婚活支援ということでありますけれども、全国の各自治体において、議員の中には視察に行った方もいるかもしれませんが、婚活支援、そして、婚活イベントを開かれている自治体が多いということは事実です。ただ、現状を申し上げますと、婚活支援の打切りをする自治体も増えているというような状況にあります。その背景には、今、男女といったくくりではなく、多様性の時代に入っていることへの配慮という考えの下での廃止があります。中には、結婚、出産という古い価値観を批判する意見も広まっているようで、そういった時代に国や道などの自治体が後押しするのはどうなのだという意見があるそうです。結婚といいますのはその人にとっての人生そのものだと思っておりますし、先ほど議員が言われましたとおり、結婚したいと思っている人はたくさんいます。そして、したいと思っている人は自ら動いているはずなのです。そういう考えの下、民間の企業がやられております婚活支援の考え、また、次の質問につながってまいりますけれども、AI婚活に向けた本町の取組も含めて検討してまいりたいなと考えております。そして、昨年末に公表されました将来人口推計についてです。先ほど議員が言われたとおり、浜中町は1次産業がしっかりしているから減少率が緩やかなのです。ですから、まずは1次産業をしっかりと守るのは当然ですけれども、それだけでは人口減少対策にならないとすればどうするかです。出産・子育て支援を浜中町はしっかりやっているけれども、その前の結婚はどうなのだという議員の意見にも賛同いたしますので、婚活支援について、もう少し掘り下げて取り組んでまいりたいなと今は思っております。

質問 6番 田甫哲朗

一瞬、もうやめようかと思いましたよ。そういう時代だったのですよ。結婚したい、そろそろ結婚しなければならないなと自ら思う方というのは、いろいろなツールといいますか、例えば、毎晩のように飲みに行くということも一つの方法であった時代も確かにありました。ただ、そういう方は既に独自に動いているという時代ではなくなったという認識に立たないといけないということなのです。人口減をいかに止めるか、どこかの時点で歯止めをかけるために今動かなければ、それこそ、何も進まないのです。3人お子さんをもうけている方にさらに経済的支援をするから4人目を産んでくださいということはどんなことをやったって無理ですよ。やはり、分母を増やさなければ無理なのです。令和3年度から、内閣府として、20億円規模の予算を持ち、AIを活用した婚活事業を導入する自治体に対し、その費用の3分の2を助成する事業を展開しております。これが全国的にも広がってきており、既に実績を出しているところもございます。まず、国が後押ししているAIを活用した婚活システムについて、押さえている範囲で構いませんので、説明をいただきたいと思います。

答弁 企画財政課長 佐々木武志(企画財政課長は2024年3月まで)

お答えを申し上げます。地域少子化対策重点推進交付金における地域少子化対策重点推進事業の中で、地域結婚支援重点推進事業として、AIをはじめとするマッチングシステムの高度化が対象になっておりまして、補助率は4分の3となっております。この中身ですけれども、それ以前に自治体が設置する結婚支援センターで使用している既存のマッチングシステムについて、利用者のマッチングの可能性をさらに高めるため、AIの活用等によって機能の高度化を図り、より効果的な結婚支援を行うことを目的としているものであると認識しております。

質問 6番 田甫哲朗

新聞報道では、令和6年度から、北海道では、多分、札幌市が最初になるのだろうと思いますけれども、これを導入するという報道がございました。くどいですけれども、これが今の時代、今の若い人たちに合った、婚活という言葉を使うと嫌がられますので、影の支援なのだと私は思っております。なぜ国がこういうものを始めたのかということをしっかり見据えてほしいですし、本町でも導入できるものと考えます。AIを活用した婚活システムを本町で導入する考えがあるのか、あるいは、導入するに当たってはどのようなプロセス、ハードルがあるのか、考えられるものを示していただきたいと思います。

答弁 企画財政課長 佐々木武志(企画財政課長は2024年3月まで)

お答えいたします。AIによるマッチングシステムの導入に関しましては、まず、地域少子化対策重点推進事業における結婚支援センターの設置運営指針に基づき、先ほど申しましたように、自治体による結婚支援センターを設置する必要がございます。こちらのセンターの開設にも道補助金を活用でき、それを行った上でAIマッチングシステムの高度化に取り組む流れになります。システムの導入につきましては、先ほど町長も申し上げましたとおり、結婚支援センターの設置もございますので、現在は検討しておりませんけれども、議員がおっしゃいますとおり、今後の結婚支援に関して検討していく必要はあるのかなと事務方としては捉えているところです。

質問 6番 田甫哲朗

必要があるのかなと考えておりますという財政課長の答弁でしたけれども、なかなか伝わらない歯がゆさがあります。今までどおりの施策を続けているだけで人口ビジョンが示す、ましてや、町が目標とする数値に届くと考えておられるのですか。さらに、今言われたように、結婚についての時代に即した支援がなくても大丈夫だ、しっかりとビジョンに沿った方向でいけるというのであれば必要かなと思っているという答弁で満足するしかないのですけれども、先ほど言ったプロセスの中で、そういう組織をつくらなければならない、つくりましょうよ。仮にそのシステムで1組か2組でも、1組でいいですよ、成功例が出たとします。そんなもの、今の人たちですよ、すごい、やってみようかなとなりますよ。それが広がっていくことを私は期待しておりますし、必要だと思います、検討しますという答弁は難しいですか。

答弁 町長 齊藤清隆

質問にお答えをいたします。議員の気持ちはよく分かりますし、これまでの町が取り組んできた施策を並べたところで人口減少対策には結びついていないという状況は確かであります。そう言っているような気がましたので、言わせていただきましたけれども、まず、結婚支援センターが本町に本当に建てられるのかという検討もまだしていませんから、ここで明言はできませんけれども、AI婚活に向けて検討、協議させてください。それをもって、関係課を含め、協議を進めてまいりたいなと考えておりますので、そこはご理解願いたいと思います。

質問 6番 田甫哲朗

一つ訂正させてもらいますけれども、私は、これまで取り組んできた子育て支援も含め、決してそうは思っておりません。それにはある程度の効果があって、実績に結びついてるのだろうという思いもあります。ただ、それでは足りないだろうということなのです。何度も言いますように、結婚して、子どもを産んで育てる、その大本の考え方がこれまでの町の考え方と私とで一致していなかった、そう思うということです。また、これまでどおりの考え方で進むのであれば、それは期待できないだろうと思ったのです。これは、提言ではなく、お願いになるのでしょうけれども、ぜひ様々な情報を集めながら検討してください。私としては検討するという答弁をもらったと思っております。ただ、前町長がそうでしたけれども、協議、検討するという答弁をしたのに、1年間全く投げられたという経緯もございます。これから進める検討、協議の結果を、方向性でもいいですので、その進捗度合いをいつくらいに示してもらえるのか、それがなければ本気度を感じられません。そんなすぐなんていうことは私も思っていませんよ。1年くらいの期間は必要なのだろうと思いますけれども、せめて期間くらいはここで示していただきたいと思います。

答弁 町長 齊藤清隆

AI婚活の導入までの検討に入る期間についてですけれども、年度内中に結論を出し、議員の皆様にお知らせしたいなと思っています。

出典:浜中町議会 令和6年第1回定例会 2024年3月7日 議事録 PDF(39ページ) 間違いを知らせる