小樽市議会 令和4年第3回定例会 2022年9月14日
(1)市内のゴミ収集とゴミステーションの運用について/(2)人口減少対策としての若者世代の活動支援や結婚・婚活支援について
2022年9月14日、小樽市議会の一般質問で、中村吉宏議員が「市内のゴミ収集とゴミステーションの運用について」「人口減少対策としての若者世代の活動支援や結婚・婚活支援について」について質問し、市長 迫俊哉、生活環境部長 松井宏幸が答弁しました。
- 質問者
- 中村吉宏 議員
- 答弁者
- 市長 迫俊哉、生活環境部長 松井宏幸
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 15番 中村吉宏
一般質問をします。まず、市内のごみの収集について何点か伺います。市民の家庭より出されるごみについて、本市では市内事業者に収集依頼をし、家庭の門前から、または、いわゆるごみステーションに一時集積したものが収集される仕組みを取っているものと思います。門前などの収集時の状況を見ると、車が往来する通りを事業者の方が反復し横断しながら収集を進めている状況も見受けられます。これらの状況から、交通事故等の発生がこれまでなかったのかお示しください。次に、ごみステーションの運用について伺います。市内各地区では、ごみステーションが設置されております。まず、本市には何か所のごみステーションが設置されているのかお示しください。ごみステーションをめぐり、これまでいろいろと市民の方から要望等の声を伺っております。本市では、小樽市ごみステーション設置等に係る指示基準を設けております。まず伺いますが、この指示基準とは、規範としてどのような位置づけなのかお示しください。この指示基準では、ごみステーションの設置者や設置事業者を定義しておりますが、設置については市長との協議、地域住民の了解を得ることなどを規定しているものの、設置に当たり具体的にどのような取決めを行うべきなどの記載がなされておりません。設置者はその後の管理を含めて、市とどのような協議を行うのかお示しください。また、その結果、どのような効果が生じるのかお示しください。それから、ごみステーションが設置され、その収集を事業者に依頼する手続はどのようになっているのかお示しください。続いて、設置後の運用、管理についてです。当該指示基準では維持管理について、その第6条に規定しております。そこでは、ごみステーションを利用する住民や共同住宅の管理事業者に対し、ごみの飛散や悪臭防止等、維持管理の努力義務を規定しておりますが、最終的に周辺に迷惑な状況が発生した場合、誰が責任を負うのかお示しください。さらに、設置されたごみステーションを利用できる住民は誰かという問題も生じます。市内のとある地域では、一定の利用者が当番制などで管理を行っており、当番の折にはごみ出し後の清掃なども行うことを決めているところもあるそうです。また、ある地域では管理人を決め、その人が定期的に管理を行っているところもあるそうです。その管理人に関して、ある地域では有志で行っているところもあり、ほかには管理人に対し、利用住民が金銭での報酬を支払っているところもあるそうです。運用がばらばらであり、市内転居により、ごみステーションの管理に負担が軽い地域から、労力的あるいは金銭的な負担を負わなければならない地域に移ってきた場合、その運用をめぐりトラブルや不満を生むことにつながるケースも指摘されております。こうした状況を市では把握できているのかお示しくださ-99-い。また、市内の各地域で鳥獣や害虫による被害防止のため、ネットや防護設備の導入を行っておりますが、設置場所の状況や土地の形状にかかわらず、その場所により対応がそろっておりません。その設置に関する負担も、地域ごとまちまちであります。これについても本市では状況を把握されているのかお示しください。さらには、ごみを門前で収集してもらえる住民と先述のごみステーションに集積しなければならない住民とで不公平な状況が生じます。こうした観点からも行政がしっかりと状況を把握し、不公平な状況が発生しないよう対応していただきたいと考えます。また、高齢化の進む本市でごみステーションまでごみを出すのも大変なのに、その上、管理までできないという方もおられます。全てを共助で済ますのではなくて、市民サービスの観点を含め、今後においてこれらの課題をどうするのか、見解と具体的対策をお示しください。札幌市でも、本市と類似の要綱を設けておりますが、ふれあい収集という他都市が参考にする事業を実施する本市だからこそ、ごみ関連の市民生活の不満解消や満足度を高めていくことも重要と考えます。市長は先般の市長選で人口減少対策を公約に掲げられ、再選されました。人口減少対策として、こうした日常生活における市民の要望、苦情に真摯に答えていく姿勢を御答弁の中で示していただきたいと思います。次に、人口減少対策としての若者世代の活動支援、結婚・婚活支援について伺います。市長は今任期に掲げられた公約の中で、人口減少とりわけ社会減を減らす取組を行われる旨うたっておられます。これまでの市政執行の中でも人口減少対策として、子育て環境の充実を図る施策に取り組んでこられました。具体的には、こども未来部を設置し、子育て支援に関する窓口を一本化したことや、子育て世代包括支援センターの設置などであります。まず伺いますが、施策の取組には、効果測定が必ず必要と考えますが、これまでの子育て支援策の拡充等の施策によりどのような効果が得られたのかお示しください。さらに、今後も子育て環境充実のための施策の継続、拡充を図られると考えます。その施策を実施し、どのような効果を目指すのか、数値目標等もあれば併せてお示しください。社会減少への対策として行うべき施策は、子育て支援以外にも多々あるところであります。今回は若者世代に着目し、若者世代が小樽に魅力を感じ暮らし続けてもらうことで、市外への人口流出の歯止めをかけようという観点から、若者世代への支援、特に、結婚・婚活支援を充実させる施策を本市でも取り組んでいただきたいという思いで質問させていただきます。本市で生活をする若者世代の出会いの場は、様々あると思います。同じ趣味やスポーツの仲間を募り活動する場、同じ目的を持つ人たちのコミュニティーなど多様です。最近では、学生の方が中心でTug-Bなど、出会いの場を創出する動きも顕著です。本市の若者世代の方たちがコミュニティーをつくり、活動することの支援も必要なことと思うのですが、こうした支援についての見解をお示しください。コミュニティー形成や交流の場を広げることは、ビジネスや趣味などの仲間づくりだけではなく、様々なレクリエーションを通じて交流を深め、人間関係を多角的に形成するツールにもなり、さらには、次に私が伺う恋愛・結婚等の関係性構築へのファーストステップにもなり得るものと考えます。次に、結婚・婚活や恋愛につながる場の創出について考えてみたいと思います。内閣府が発行する、男女共同参画白書令和4年度版によると、「令和3年度人生100年時代における結婚・仕事・収入に関する調査」で、「配偶者・恋人はいない」、いわゆる未婚の人が20歳代で見ると、女性で約50%強、男性で約70%とのことです。「結婚する意思がある」という人は、20歳代で女性約65%、-100-男性約54%というデータが示されております。一方、「結婚の意思がない」と回答した人は、20歳代女性で14%、男性で約19%とのことでした。「結婚の意思がない」という人の理由の中に、「結婚するほど好きな人に巡り会えない」との回答が5割ほどあったとのことです。こうした思いは、結婚する意思がある人たちの中にも生じているのではないでしょうか。本市でも結婚を考えている若者世代が多くおり、その中に先日の調査結果にもある「結婚するほど好きな人に巡り会えない」と感じている方も、少なからずおられることと思います。そこは調査が必要と思うので伺いますが、本市で結婚意識調査などはこれまで行ったことはあるのかお示しください。もし、行っていないとするならば、今後早急に行っていただきたいと思いますが、見解を伺います。次に、結婚・婚活やその前提と捉えられる恋愛に関する出会いの場の創出について伺います。最近、若者世代の方々に出会いについて伺ったところ、マッチングアプリを利用している人が多いとのことであります。学生、社会人を問わず多くの若者たちがこれを利用している状況ですが、一定の匿名性を維持するため、メールなどの文面でのコミュニケーションに頼らざるを得ないことから、実際に会ってみたら写真と違うなど、男女トラブルや課金による金銭トラブルに発展するケースなども指摘されているところです。こうしたトラブルについて、本市への相談などはありますか。あるとすれば、件数や内容などをお示しください。また、トラブル解決のため行った対応があればお示しください。安心して地元の人たちと出会い、交流する中で、恋愛結婚に発展する場の創出は必要であると考えます。他都市でも婚活支援について、官民問わず様々な企画を実施しております。前定例会の予算特別委員会でも引き合いに出させていただいた、富山県滑川市の「滑川!オトナ部活」企画は、一定の趣味を持った男女を募り、趣味の活動、ボランティア活動や地域のイベント運営等を通してコミュニケーションを深め、関係を醸成させるという目的で、自治体が主導で企画を実施したものであります。平成27年に始まったこの企画は、いろいろな課題が生じ、今は内容を変えて実施しているようですが、着眼点等は学ぶべき点が多いものと思われます。ほかにも道内では、美幌町や苫小牧市が民間企業と連携してパーティー等の事業を実施しておりますし、京都府や福島県会津若松市では、移住を伴った婚活の企画を実施しております。他の自治体も単独で、あるいは団体や民間企業と連携しながら取り組んでいる事例が多く紹介されております。そこで伺いますが、他の自治体の取組などは、以前の議会でも紹介しながらぜひ研究いただきたいと申してまいりました。本市が婚活支援等の企画について、これまで他都市の調査など研究を行われたことがあればお示しください。また、本市でも若者世代の声を聞きながら、こうした施策を展開する必要があるものと考えます。市長の御見解をお示しください。今後実施するということであれば、企画内容の検証や課題抽出、その解決ということはもとより、人口減少対策という観点から目標設定やその効果測定も必要です。この点、どのようにお考えか見解をお示しください。以上、再質問を留保して、質問を終わります。(拍手)
答弁 市長 迫俊哉
中村吉宏議員の御質問にお答えいたします。初めに、市内のごみ収集とごみステーションの運用について御質問がありました。-101-まず、ごみ収集時の交通事故等につきましては、文書が保存されている平成24年度から現在までに、収集作業中の道路横断による交通事故は1件となっております。次に、ごみステーションの設置数につきましては、令和3年度末現在で、3,160か所であります。次に、小樽市ごみステーション設置等に係る指示基準につきましては、本市では集積場所ごとに収集を行うステーション方式を基本としており、収集運搬作業を安全かつ効率的に行うためには、市民の皆さんの協力が必要不可欠でありますことから、設置に際し一定の要件をお示ししたものであります。次に、ごみステーション設置者との協議につきましては、ごみステーションの設置に当たっては、設置場所が地権者の許可を得ている適切な場所か、設置後の維持管理を誰が行うのかなどについて協議を行っております。このことにより、設置後のトラブルを事前に回避できるほか、円滑かつ効率的に収集を行うことができます。また、設置後は、市の担当者から収集業者に対し、ごみステーションの設置場所や収集開始日等の情報をお伝えし、収集を開始することになります。次に、ごみステーションに関わる責任につきましては、指示基準では、ごみステーションの管理は設置者や使用者が行うこととしており、収集されるまでのごみの管理や清潔の保持は、維持管理の一環として設置者等が行うものと考えております。しかしながら、設置者等による維持管理の範囲を超えるものにつきましては、一般廃棄物の処理を行う市が対応することになります。次に、ごみステーションの運用・管理に関わるトラブル等につきましては、市長への手紙や市のホームページへの御意見、お問合せ、巡回指導中の職員への相談などにより、状況について把握をしているところであります。次に、鳥獣等被害防止設備の設置負担につきましては、市ではごみステーションの設置費用について助成を行っており、市民から設置の相談を受ける中で、費用負担の違いがあることは把握をいたしております。次に、ごみステーションの課題に対する見解と具体的な対策につきましては、ごみステーションの管理は主に町内会が行っていると認識をしておりますが、役員の高齢化が進んでいることや、管理方法や費用に違いがあることから、ごみステーションの管理が難しくなってきていることを懸念しております。また、ごみステーションを設置していた場所が使えなくなり、移設先がない場合など、やむを得ない理由により、戸別収集方式となっているところがあり、ステーション方式と戸別収集方式が混在することにより、収集に当たっては非効率的な状況となっております。本市は、地形や収集効率の観点からステーション方式による収集が望ましいと考えているため、まずは設置者がごみステーションの維持管理の軽減を図れるよう、収集日や分別ルールの遵守を周知するほか、ごみステーション方式を維持するための具体的な対策について研究をしてまいりたいと考えております。次に、人口減少対策としての若者世代の活動支援や結婚・婚活支援について御質問がありました。まず、これまでの子育て支援策の拡充等により得られた効果につきましては、子育てに関わる経済的な負担軽減や相談窓口の充実など通じて、子育てがしやすいと感じる市民の割合は増えているものと認識をしております。今後は、こども医療費や保育料の負担軽減、「安全で安心して過ごせる子どもの居場所」の充実など、子育て支援策の着実な推進に加え、庁内に縦割り行政を打破し、分野横断的に施策を一体的に推進する人口戦略推進本部を設置して、特に社会減の抑制にターゲットを絞った人口戦略のロードマップの策定や数値目標の検討をすることとしており、子育て世代の定住も含めた社会減の抑制に向け、有効な施策を展開-102-してまいりたいと考えております。次に、本市の若者世代の活動に対する支援につきましては、小樽商科大学の学生が合同会社を設立し、人と人が出会い、小樽を面白くする取組を開始したところであり、まずはこのような取組を行う若者世代の学生から御意見をいただき、どのようなサポートが有効か研究を進める必要があるものと思っております。市といたしましては、これまでも勤労青少年ホームなどにおきまして、趣味など同じ目的をお持ちの方に対する講座等を開催しているところであり、今後はこのような場を出会いの場に発展させていくような施策も必要と考えております。次に、本市での結婚意識調査につきましては、本年8月31日までを回答期限といたしました第2期小樽市総合戦略進捗管理市民アンケートの中で、結婚意識に関する項目を設け、実施をしたところであります。次に、マッチングアプリなどに関する相談につきましては、小樽・北しりべし消費者センターに寄せられたマッチングアプリや出会い系サイトに関する相談は、直近では令和2年度に3件、3年度に6件、4年度はこれまでに1件ありました。内容につきましては、会員登録料等の返金や退会に関する相談であり、相談者には返金や退会の手続方法についてのサポートも行っております。次に、本市での婚活支援等の調査、研究状況につきましては、国では地域少子化対策重点推進交付金により、地域の実情に応じた結婚に対する取組の優良事例を支援対象としていることから、この交付金を活用し事業を実施している旭川市の「旭川縁結びネットワーク事業」や千歳市の「オンライン婚活パーティー」など、他都市の事例を調査・研究いたしております。次に、本市における婚活支援事業につきましては、若年層の定住対策の一つとして有効なものと考えており、国の地域少子化対策重点推進交付金を活用した婚活イベントの開催など、関係団体など民間の意見や協力をいただきながら、婚活支援につながる施策の検討を進めてまいりたいと考えております。次に、本市における婚活支援事業の効果測定につきましては、婚活支援事業に参加した方の婚姻数や婚姻率を数値目標として設定をするほか、若年層の社会減の抑制を指標とすることにより、その効果を測定することができるものと考えております。(「議長、15 番」と呼ぶ者あり)
再質問 15番 中村吉宏
2点ほど再質問をさせていただきます。先ほど、この小樽市ごみステーション設置に係る指示基準の質問をさせていただきましたが、ごみステーション設置に向けての一定の要件を規定したものだということでありました。私が質問したことは、規範としてどのような位置づけなのかということを伺ったのですけれども、例えば、要綱であれば要綱としての効果、効力があるわけでありますし、これがまたの法規範とまではいわないとしても、住民がその努力義務にどの程度従うべきなのかというようなことも、この指示基準という文章からはどのレベルまで市民が遵守をしなければならない、あるいはそれに対しての責任を負わなければならないとか、そういったことが見えてこなかったので伺ったのですけれども、今御答弁の中からその部分がもう一つ不明瞭だったので、普通に契約に類似したものなのか、あるいは何かしらの効力を有するものなのか、そういった観点からもう一度、御答弁いただきたいと思います。それから、婚活支援等に関する質問からですけれども、8月31日までのアンケート調査を市民の方に行いましたという御答弁でありましたが、これは結果がまとまっているのか、あるいはいつぐらいに示してもらえるのかなど、せっかく採られたということであるので、少し付随してお伺いしたいと思いますが、この点を御答弁いただきたいと思います。-103-再質問、以上2点、お願いいたします。
答弁 生活環境部長 松井宏幸(生活環境部長は2023年3月まで)
中村吉宏議員の再質問にお答えをいたします。指示基準の扱いについては規範としてどうなのかという御質問でございますけれども、内容としましては、法的な拘束力は持っていないもので、今回ごみステーションを設置するに当たって、設置者に対して一定の、いわゆる行ってもらいたいことの要件を示しているものなので、拘束力とか、そういったようなものではないというふうに、あくまでもこういったルールの中で行ってもらいたいという内容のものになっております。(「議長」と呼ぶ者あり)
答弁 市長 迫俊哉
中村吉宏議員の再質問にお答えをさせていただきます。結婚意識に関するアンケート調査の結果でございますけれども、先ほど御答弁の中で触れさせていただいておりますけれども、8月 31 日までを回答期限としたものでございますので、現在このアンケート結果については、集計中ということになっておりますが、結果が分かり次第、議会にもお示しをさせていただきたいと思っております。