新冠町議会 平成30年第3回定例会 2018年9月19日
防災対策について
2018年9月19日、新冠町議会の一般質問で、武藤勝圀議員が「防災対策について」質問し、町長 鳴海修司が答弁しました。
- 質問者
- 武藤勝圀 議員
- 答弁者
- 町長 鳴海修司
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 3番 武藤勝圀
3番武藤です。ただいま、議長から発言の許可をいただきましたので、通告に従い質問します。今回の連続した災害、処理の対応にあたられた職員の方々の不眠・不休の活動に敬意を表します。本当にお疲れさまでした。この時期に質問に躊躇もしましたが、こういう時だからこそ防災問題について考えるべきの思いもありますし、また、2点目のJR問題につきましても11月に結論との報道もあり、12月議会では遅いという思いもありまして、敢えて質問させていただきました。よろしくお願いいたします。1点目の防災問題の質問を考えたのは、7月の西日本豪雨災害を受けて、本町としても教訓を学ぶ必要を痛感し、質問を書き終えたところです。その後、台風21号、胆振東部自身と大災害が連続して起こり、多くの方が犠牲になられました。改めて亡くなられた方々のご冥福をお祈りし、被災された方々にお見舞い申し上げます。日本は今、災害多発4国で今回のような災害がいつ、どこで起きても不思議ではありません。災害に強いまちづくりが求められていると思います。災害に強い新冠をどうつくるのか、そのためには何が必要か、課題は何か、などをテーマに質問していきたいと思い、その観点から5点伺います。1点目は、これはあの2年前の平成28年度の広島県での土砂災害を受けて定例会で質問した件なんですけども、あの時前小竹町長の答弁として、新冠においては平成28年度に土石流危険渓流箇所7箇所、急傾斜地崩壊危険個所7箇所の基礎調査を終え、平成31年度までに残り31箇所の基礎調査を完了すると、そういう報告でありました。その後の進捗状況を伺います。2つ目は、現在土砂災害危険区域に居住している戸数は人数・戸数はいくらになりますか。3点目は、土砂災害に関するハザードマップの完成は調査終了後と解してよろしいかどうか、この点伺います。4点目は、現時点での自主防災組織の組織率はいくらで、その活動状況を伺いたいと思います。また、地域防災マスターについての2年前の答弁では、新冠町ではゼロとの報告でしたけども、最近日高振興局のホームページを見ますと町長、副町長はじめ同僚議員でも数名認定されております。そういう方々の活動状況というか、そういう面とそれから今後さらに、今14名ですか、まだまだ足りないと思いますので、今後の育成計画について伺います。それから5点目ですけれども、最近の災害の状況を見ていますといろんな警報が出てもやっぱり逃げない。そのために命を失うというケースが今回結構見られております。逃げない人をどう避難させるかがやっぱり大事だと思います。最終的に個人の責任にしろ助かる命をどう助けるか、そこに行政としてどう関わるのかは検討課題と思いますけれども、現時点での検討状況を伺います。
答弁 町長 鳴海修司(町長は2025年3月まで)
武藤勝圀議員ご質問の、防災対策についてお答えいたします。まず始めに、1点目についてですが、平成28年6月14日第2回定例会における武藤議員からの一般質問にお答えした内容と重複する箇所もございますが、お許し願いたいと思います。近年、全国で多発する土砂災害に対し、国民の生命と身体を守るために、土砂災害警戒区域等における土砂災害防止対策の推進に関する法律、いわゆる土砂災害防止法が制定され、平成13年4月に施行されているところであります。この土砂災害防止法は、土砂災害が発生する恐れのある区域について、危険の周知、警戒避難体制の整備、住宅等の新規立地の抑制、既存住宅の移転推進等のソフト対策を推進する法律でございます。議員ご質問の土砂災害危険箇所の進捗状況につきましては、当町の土砂災害危険箇所数が全体で60箇所から2箇所増え、62箇所に変更となっております。内訳としましては、土石流危険渓流箇所が38箇所から1箇所増えて39箇所。地すべり危険箇所2箇所は変更ありません。急傾斜地崩壊危険箇所は、20箇所から1箇所増えて21箇所となっております。この62箇所について、北海道建設部は平成24年度から土砂災害防止法に基づく土砂災害警戒区域の指定を目的とした基礎調査を開始し、平成29年度までに土石流危険渓流箇所28箇所、急傾斜地崩壊危険箇所16箇所、合計44箇所の基礎調査を完了し、うち29箇所が土砂災害警戒区域の指定済み箇所となっております。残る14箇所につきま5しては、現在、町の意見照会及び当該区域に関する住民説明などを経て、土砂災害警戒区域の告示を行う手続きを進めるところであります。今後の計画につきましては、今年度指定に向け、土石流危険渓流箇所7箇所、急傾斜地崩壊危険箇所1箇所、地すべり危険箇所2箇所の合計10箇所の基礎調査を実施中で、来年度は残り8箇所の基礎調査を実施完了する予定となっており、その調査結果を基に土砂災害警戒区域の指定を行っていくと伺っているところであります。また、62箇所の危険箇所のうち、施設整備が施されている箇所は土石流危険渓流箇所が32箇所、急傾斜地崩壊危険箇所が12箇所、地すべり危険箇所が1箇所の合計45箇所となっており、その他の箇所につきましては、緊急性の高い箇所から整備していくこととなりますが、各箇所を管理する機関が国有地、民有地、町有地等に別れており、所管する関係機関と調整のうえ、更なる事業促進のための要望をし、取り進めていくことが必要になってくると考えているところでございます。なお、9月6日に発生した胆振東部地震により、当町が震度5強を観測したことから、土砂災害危険箇所における2次災害防止のため、北海道による緊急点検が7日、8日の2日間にわたり行なわれました。調査個所は、一部国有林4箇所を除き、町内対象全箇所において実施されたところでありますが、点検結果につきましては、特段変化がない危険度Cという判定で、危険度は低い旨の報告を受けております。次に、2点目の土砂災害警戒区域に居住している人数・戸数はいくらか、というご質問でありますが、現在基礎調査中であり、平成31年度の調査が完了しなければ全ての戸数は把握できないことをご理解願います。3点目の土砂災害に関するハザードマップの完成についてでありますが、北海道の平成31年度の基礎調査及び区域指定が完了した後、その資料をもとに町の地域防災計画と整合性を図りながら作成したいと考えているところであります。4点目の自主防災組織の組織率及び活動状況でございますが、町内34自治会のうち組織しているのは19自治会で、組織率は55.9%となっております。また、自主防災組織の主な活動内容は、自主研修の開催や防災資機材の備蓄のほか、毎年実施している防災避難訓練の際に自治会連合会が所有するレスキューキッチンを使用した炊き出し体験を行うなど、地域活動の一環として実施されているところでございます。次に地域防災マスターについてですが、現在、当町における認定者数は14名となっております。地域防災マスターは、自主防災組織や近隣住民と連携・協力して行なう初期消火や負傷者の救出・救助、被災情報・被災者ニーズを町に提供するなどのボランティアとしてできる範囲での活動をお願いするもので、認定されている方々は日頃から地域や職場における防災活動の中心的な役割を果たされている方々でありますし、町職員や消防職員の認定者は、それぞれ災害対応の最前線で重要な役割を担っているところでもあります。今後においても、災害時はもとより、日頃の防災活動において、地域防災マスターの役割は、より重要となってまいりますので、多くの方が認定を受けられるよう自治会等を通じ、広く認定講習の受講を呼び掛け、認定者の増加に努めてまいりたいと考えております。6最後の、逃げない人をどう避難させるか、ということについてですが、行政は災害時に想定される被害の状況に応じ、避難準備情報や避難勧告、避難指示を発令し、いち早い避難を呼び掛けることとなっておりますが、これには法的強制力がなく、最後まで避難をせずに被災された方の報道を見るにつけ、誠に残念でなりません。当町におきましては、近年では平成28年8月の台風9号災害時に節婦川流域世帯へ避難指示を、台風10号災害時に本町沿岸地区の一部に避難勧告を発令し、避難を呼び掛けております。幸いにも、いずれも人的被害はありませんでしたが、その際に避難された方は一部にとどまっております。行政として、一人の犠牲者も出さないためには、あらゆる手段を用いても避難していただくことを最優先しなければならないところではありますが、災害時には限られた時間と人数の中で取組まなければならないことも数多くあり、非常に難しい課題と捉えております。まずは、避難に勝る防災無しの言葉通り、災害時には避難することを習慣付けていただくよう、避難訓練を継続実施していくことはもとより、有事の際には、私が自ら切迫感をもって町民の皆さんに避難を訴えていくことも必要と思っております。以上で、答弁とさせていただきます。
再質問 3番 武藤勝圀
1点目ちょっと聞き漏らしたのかどうかわかんないんですけども、これその基礎調査というのは何年度まで終わる計画なのか、もう一回確認の意味で答弁お願いしたいんですけれども。それと2つ目は、危険区域に住んでおられる方に対するはっきりしてる部分はある訳ですよね。その人らに対して、あなたの家は要するに危険区域に住んでますというそういう周知はされてるのかどうか、全くしてないのか。それが2点目。それからもう1点、5点目の逃げない人をどう避難させるかという点でのあれなんですけども、この問題は行政にとっては大変悩ましい問題だと思います。気象情報、避難指示については、これについては気象庁などもより理解しやすいように今研究中のようですし、色々改善はされていくと思います。今回やっぱり助かってる例を見ても自治会単位で誰がどの人、高齢者を見るかとかそういう具体的なきめ細かな計画を持ってて助かったというのが広島県なんかでも報告されておりますけども、日頃から自治会単位でそういう準備も必要だと思います。そういう点は学ぶ必要があると思いますけれども、あと同時にいろんな避難指示で今回出て、自治体でもやっぱり色々対応違ってるんですよね。即出す自治体もあるし、様子見てというあります。だから、ここは大変自治体としては、悩むとこだと思います。私はやっぱりその出すか出さないかで悩んだ場合はやっぱり出すという方にね統一した方がいいんでないかと思うんですよね。多いのは結局警戒出したけど何もなかったじゃないかというそういう批判が結構あるということ、それは当然だと思うんですけども、やっぱりその警報出して何もなくて良かったというそういう風潮をね、やっぱりまた作っていく必要あると思うんですよね。だからやっぱり命をまず大事にするという点で、そういう点でその自治体としても、そういう点ではもう断固そのやっぱり色々悩んだ場合はとにかく警報出すと、そういうふうに徹底した方がいいんでないかと思いますけども、7その点も含めて3点お願いします。
答弁 町長 鳴海修司(町長は2025年3月まで)
お答えいたします。まず1点目、一応指定は31年度に終わるというふうに取り進めているところでございます。2点目の危険個所についてですが、現在ですね、44箇所、140戸の方がおられますが、これにつきましては、まず住民説明をしなければならない、それと了解を得なければ指定の手続きがございますので、そういうものをした中で今後残っているものにはしていくという形になりますので、ご理解をいただきたいというふうに思います。2点目でございますが、先程も申し上げましたが土砂災害に関するハザードマップや河川ハザードマップをこれから北海道と協議しながら取り進めていこうとしておりますので、それに併せた形で取り進めていくというふうに思ってございます。これには、当然町の地域防災計画とも整合性を図って取り進めてまいりたいというふうに考えてございます。それから被害に対しまして、避難準備情報や避難勧告、避難指示などの発令についてでございますけれども、これにつきましてはご指摘のように私も躊躇することなく発令したいというふうに考えておりますし、その方向で進めたいと思っておりますので、ご理解をお願いしたいというふうに思います。以上でございます。
再々質問 3番 武藤勝圀
やっぱりこの災害から町民を守るという点で、色々まだたくさん問題あると思うんですけども、とりわけやっぱりこの今回の厚真の例を見ても、やっぱり土砂災害に対する準備ですよね。そういう備えをすることが、急いでやる必要あるというふうに痛感しております。ですからやっぱり31年度というのは、是非早めて、この前の新聞報道では国土交通省では新しい機器を即座に危険度だとかできる機器を開発して、今実証実験中だという報道もありますから、是非そういう面も使って一刻も早い基礎調査を終了して指定を終えてほしいと、そういうふうに思います。災害に強いまちづくりという点で、ハード面、ソフト面、両面から考えていく必要があると思いますけれども、ハード面の場合は金額も多額を要する、あるいは簡単に進まない、あるいはハード面でできても三陸の津波の状況見ても、ここは超えないというところ作ったんだけども、それを超えて大きな災害が起きるということで、今の状況からいったら本当に雨の降り方でもかつては100ミリ、200ミリという状況でしたけれども、今はもう1000ミリというのが当たり前になってきてますから、そういう点ではハード面十分やったとしても超えられるという災害が起こり得る訳ですよね。そういう点で予算の関係もありますけれども、是非強めていってほしいのと、やっぱりソフト面では過去の災害の教訓に学ぶということが重要でないかと思うんですよね。先程も言いましたけど、広島のそういう自治会の取組みなんかで命が助かったという例もありますから、先程自主防災組織、それからそういう活動強めていきたいという報告もありましたので、是非災害に強いまちづくり、本当に死者を出さないということで是非取組んでいきたいということで、最後にその点での町長の決意といいますか、取組みについてお願いしたいと思います。8
答弁 町長 鳴海修司(町長は2025年3月まで)
色々と災害を受けているところがございます。やはり予算の関係も、ご指摘のように予算の関係もございますので、被災地が最優先されるという実態があることもご理解いただきたいなというふうに思います。それから基礎調査につきましては、町がするものではなく、北海道がいたしますので私どもも関係機関に早くするよう要請をしていきたいなというふうに思ってございます。繰り返しになりますけれども、私は自分の公約の中に災害に強いということをうたっておりますので、先程申し上げておりますように避難勧告、避難指示、準備情報等躊躇することなく取り進めてまいりたいと思っておりますし、できる限り河川につきましてもいろんな検証をした中で、安心で安全なまちづくりに繋げていきたいというふうに考えておりますので、ご理解いただきたいというふうに思います。以上です。