新冠町議会 平成29年第3回定例会 2017年9月15日
国保の都道府県化について
2017年9月15日、新冠町議会の一般質問で、武藤勝圀議員が「国保の都道府県化について」質問し、町長 鳴海修司が答弁しました。
- 質問者
- 武藤勝圀 議員
- 答弁者
- 町長 鳴海修司
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 3番 武藤勝圀
3番武藤です。1点目の、国保の都道府県化について伺います。昨年の12月の定例会でも質問しましたが、いよいよ来年4月の制度発足ということで、時期も迫ってきており、内容も明らかになりつつあります。北海道の日程では、10月中旬に道議会での関連条例の制定、そして、これから2月から3月にかけて各市町村議会で決定されると思いますが、今の時点での状況を伺います。1点目 国・厚労省は7月10日付けで通知文を出しております。平成29年度における「国民健康保険事業費給付金及び標準保険料率の試算に関する方針及び第3回試算に用いる係数について」こういう通知文ですけれども、これによる試算で新冠町の国保税はいくらになるのか。そして、それは現在の国保税と比較してどうなるか、その点について伺います。2点目は、一般会計からの法定外繰り入れ。これはもうずっと本町においても行われておりますし、多くの市町村でも行われておりますが、これが道の今後の方針としては法定外繰り入れは廃止したいと、そういうことですけれども引き続き法定外繰り入れは継続していく必要があるのではないかと思いますがこの点についての見解を伺います。3点目は、高すぎる国保税から払える国保税の切り替えが必要ではないかということで、アからオまで挙げておりますけれども、私この2年間で、この点については2回質問しております。アからエまでは、大体今まで取り上げて質問してきました。1つは、その国庫負担の増額を国に求めることです。1980年代には、国保会計に国から50%が負担として負担金がきていた訳ですけれども、現在は約25%程度に減っております。これが一番のその払えない国保税になったり、そういう国保の構造的な問題と指摘されておりますけれども、その最大の要因だとは思いますけれども、これは引き続きその国に求めていていくことが必要ではないかと思いますし、7イの財政支援策としての保険者支援制度。これも、2回質問して町とは平行線でありました。私は、これを全国的な1700億円ということで支給されておりますけれども、一人あたり厚労省が言うには、5000円あたりの支援金となっていると。ですから、これを国保税の値下げに使えないかということでしたが、町の方としては、これはあくまでもその町の財政に対する支援であるということで平行線でありました。一般会計からの法定外繰り入れを赤字補填だけではなくて、国保税引き下げに活用すること、あるいはエの財政調整基金を活用すること、これらについても良い回答は得られませんでしたけれども、今回私がオとして、5点目ですけれども、これを取り上げて質問したいと思いますけれども、国保税の算定は、基本は能力に応じて負担する応能負担を原則にするべきではないかというふうに考えております。現在、本町でも滞納約25%ということですけれども、払える国保税とするために応能負担の原則で対応すべきでないかと。これらを活用すれば、国保税を引き下げることは可能だと思いますけれども、その点ついての見解を伺います。
答弁 町長 鳴海修司(町長は2025年3月まで)
武藤勝圀議員の、国保の都道府県化についてお答えいたします。1点目の試算結果でございますが、厚労省は7月10日に国民健康保険における納付金及び標準保険料率の算定方法の改定に係る通知を都道府県へ行ってございます。この度の改定内容につきましては、公費拡充の考え方や配分に係るものでございますが、これを受けて北海道が第3回目の仮算定を行っており、算定結果を9月中に道議会所管委員会に説明する予定と確認しておりますので、現時点での回答ができないことをご理解願います。また、今後のスケジュールでございますが、11月から本算定を開始し、来年1月中旬には各市町村へ確定した納付金の通知を行うスケジュールとなっているところでございます。次に、2点目の一般会計からの法定外繰り入れ継続の必要性についてでございますが、今回の制度改正の趣旨が財政運営主体を都道府県化させ、公費負担も拡充することで保険料の平準化が図られることなどで、法定外繰り入れを解消することを目的としておりますことから、現在法定外繰り入れを行っている市町村も解消へ向けて努力が必要になってくるものと認識しております。次に、3点目のご質問でございますが、国庫負担の増額につきましては、これまでも国保連合会や町村会等を通じ、国庫負担増額について要望してきておりますので、継続して取り組んでいきたいと考えてございます。保険者支援制度の交付金については、国保事業費納付金へ含めて北海道へ納めることから、実質的に国保税を下げる仕組みとなっておりますし、法定外繰り入れや財政調整基金の活用につきましても、2点目の質問で答弁した通り、これの解消に向けて努力する訳でございますが、国保会計におきましても基金を持っておりますので、この範囲での調整を行うことで対応していきたいと考えております。最後に、応能負担を原則とすべきとのことでございますが、地方税法の規定により国保税の賦課方法には、応能分として所得割と資産割、応益分として均等割と世帯割の4種類があり、応能分と応益分を組み合わせて賦課する決まりがありますので、応能分だけの選択はできないこととなっておりますので、ご理解を賜りたいと存じ8ます。
再質問 3番 武藤勝圀
今、試算が現時点では出せないということなんですけれども、実施時期を半年前に控えて、今の段階で出せないというのは制度発足半年後に控えて、やっぱり問題あると思うんですよね。先日もこの件に関して、日本経済新聞の報道で見ますと、保険税の統一について具体的に検討しているのは9府県、未定は北海道も含めて7道県、検討していないのは31都府県と、こういう状況が報道されておりますが、それで一説によると、そのコンピューターシステムでやっている訳ですから試算はもう数値さえ入力すれば出来るはずなんですよね。実際もう各都道府県でも出していると。ただ、それがその発表できないでいるというのが実態ではないかと思うんです。というのは、軒並みその国保税が引きあがるので発表できないでいるという報道もあります。全国的に怨嗟の声がおこって大変な状況が予想されるということで発表できないでいると、そういう事態だと思います。こういう状況から見ますと、制度発足以前からはやっぱりこの都道府県化というのはやっぱり破綻しているのではないかなと私は思いますけれども、その上に立って2点伺いたいのですけれども、この名目はその国保税の標準化と、全市町村横並びに統一するということなんですが、これはとても無理だと思いますし、先程言いましたけれども高すぎる国保税の構造的な問題、これも解消されるということはまず夢のような話だと思いますけれども、こういう点から見ても都道府県化については道や国に見直すべきではないかという声を上げていくべきだと思いますが、その点についてお聞きしたいと思います。それから2点目は、応能負担のことについてですけれども、現在その法的な制約もあって応能負担とするのは無理との答弁ですけれども、やっぱりその払える国保税にするためには、どうしてもやっぱりこれからはその応能負担を原則にしていくことがこの払える国保税とするためにやっぱりどうしても必要な制度だと思いますので、国に制度の改正について要求していってほしいと思うんですけどれも、その2点について伺います。
答弁 町長 鳴海修司(町長は2025年3月まで)
お答えいたしたいと思います。試算につきましては、先ほど答弁したとおりの状況にありますので、ご容赦いただきたいというふうに思ってございます。後段2点の質問でございますが、北海道も本算定に向かって作業も大詰めを迎えておりますが、来年度の納付額が確定しましたなら、町民の負担を考えながら慎重に対応してまいりたいと思います。また、国や道の公費負担の拡充や必要に応じた制度改正を今後も求めてまいりたいとも考えておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。
再々質問 3番 武藤勝圀
その応能負担の件ですけれども、実際上町の状況を見ますと、これがいかにその必要かと私は思うんですけれども、例えば保健福祉課からいただいた最新の資料によりますと、新冠で所得階層区分を見ますと、所得なしが185世帯、19.0%、30万円未満までが68世帯で7.0%、30万から50万円未満が78世帯で8.0%、950万から100万円未満が58世帯で6.0%、150万円未満までいきますと、約53.9%、5割近くの世帯が大体150万円なんですね。200万までいくと、65.9%と。ですから、もう約3分の2が200万円以下で生活しているということで、こういう状況でその今も確かにその半分は応能負担、あと応益負担という負担になっていますけれども、こういう所得階層の状況の中では、このいかに応益負担という部分やっぱり不合理かということだと思うんですね。全てやっぱり能力に応じて払えるような応能負担にするのが、私はやっぱり一番合理的ではないかと、そういうふうに思います。これからは、その国庫を都道府県化の運営方針の中でも、例えば、標準的な保険料3点について応能割や応益割の割合などの程度をどの程度にするか、所得割と資産割、均等割と平等割の割合はどの程度にするか、今後の検討課題だとしておりますけれども、やっぱりこれは全てその基本はやっぱり能力に応じて負担する応能負担にすべきではないかと思いますけれども、再度やっぱり制度改正を求めていってほしいと思いますけれども、その点についていかがですか。
答弁 町長 鳴海修司(町長は2025年3月まで)
お答えしたいと思います。応能負担の中には、所得と固定資産がありまして、特に農業者につきましては、所得が少ないが固定資産で保険税が大きくなるというような状況もございますので、先程の繰り返しとなりますけれども、町民の負担を考えながら慎重に対応して参りたいというふうに思いますし、状況に応じて国や道の公費の拡充や、必要に応じた制度改革を求めてまいりたいというふうに考えますので、ご理解をいただきたいというふうに考えてございます。