新冠町議会 平成29年第2回定例会 2017年6月23日
ふるさと納税の見直しをについて
2017年6月23日、新冠町議会の一般質問で、伹野裕之議員が「ふるさと納税の見直しをについて」質問し、町長 鳴海修司が答弁しました。
- 質問者
- 伹野裕之 議員
- 答弁者
- 町長 鳴海修司
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 11番 伹野裕之
11番伹野裕之です。議長より発言の許可をいただきましたので、通告に従いふるさと納税の見直しをの質問をいたします。ふるさと納税は、ふるさとや地方団体の様々な取り組みを応援する気持ちを形にする仕組みとして、平成20年度税制改正によって創設されました。以来、その実績は着実に伸びています。ふるさと納税を通じて寄せられた資金を子育てや教育、まちづくりなどに活用し、地域の活性化に成功している自治体が数ある中、本町の状況はどうでしょうか。勝負事にように勝ち負けで判断するのは、表現がふさわしくないと思われますが、本町はふるさと納税に関して負け組のように見受けられます。この現状に、歯がゆい思いをしているのは私だけではないと推察されます。町長も代わり、公約を実現するにも元となる財源が必要です。国からの地方交付税に依存し、限りある財源では公約実現にも限度があると思われます。ふるさと納税で成功している自治体を見れば一目瞭然、まちづくりの差が歴然としています。表現が適切ではありませんが、成功している自治体はふるさと納税を商売感覚で捉え、商魂たくましく返礼品の送付を行い、多額の寄附金を集めまちづくりに充てています。本町も勝ち組になれるよう、ふるさと納税を一から見直しを図るべきではないでしょうか。4月1日付でふるさと納税の返礼品の送付等について総務大臣は通知を行っています。各地方自治体が、独自の取り組みとして行っている返礼品の送付において、最近地方団体間の競争が過熱し、一部の地方団体においてふるさと納税の趣旨に反するような返礼品が送付されているなどの指摘がされていて、ふるさと納税の趣旨に反するような返礼品が送付される状況が続けば、制度全体に対する国民の信頼を損なうほか、他の地方団体に対しても好ましくない影響を及ぼすことが懸念されることから、良識ある対応を求めたものです。この通知を受け本町も見直しをするものと思われます。これを機に送付件数と寄付金の呼び込みを図るべきではないでしょうか。本町は、指定寄附として使い道を指定し、返礼品額を1万円と2万円の2コースとしていますが、上士幌町を例にとれば、指定寄付金以外に使い道を町にお任せするということもあり、各事業に幅広く充てられています。また、返礼品額も5000円から50万円までとなっています。本町も上士幌町のように指定寄付金以外に使い道町にお任せも取り入れ、返礼品額も幅を持たせるべきではないでしょうか。当然返礼品の見直しも必要です。本町の返礼品となっているオーストラリア産のジンギスカンセットは言語道断。返礼品は新冠町らしい独自性のある魅力的なものを厳選すべきです。ふるさ25と納税を観光協会など民間に委託している自治体も数多くあります。本町も、観光協会、農業協同組合、漁業協同組合、返礼品提供事業者などと連携を取りながら、返礼品を精査、厳選した中で拡充していくべきと考えます。ふるさと納税の窓口業務を観光協会に委託するなど、全般的に再構築を図り、貴重な財源確保で思いやりと笑顔に溢れた新冠を実現すべきではないでしょうか。町長の考えを伺います。
答弁 町長 鳴海修司(町長は2025年3月まで)
伹野 裕之 議員のふるさと納税の見直しについてお答えいたします。ふるさと納税は、ご承知のとおり自分が応援したい自治体に寄付をすることにより、自己負担の2000円を差し引いた金額が、所得税と住民税から減額される制度で都市部に集中する税収を地方へ配分し、地域活性化に繋げる狙いをもって平成20年にスタートしておりますが、多くの自治体が返礼に特産品を送り始めてから利用が急増し、東日本大震災や熊本地震では被災自治体への義援金として使われるなどしております。当町においても、当初寄附をされた方の関係を深めるため感謝状を送付しておりましたが、平成25年度に総務省が行った調査により、約5割の自治体が特産品を送付し一定の効果を得ているとの結果を受け、当町においても平成26年度から返礼品を送りはじめ、その結果3834件、4682万9000円の実績を挙げ、翌27年度には7625件、8927万1000円とほぼ2倍近い実績となったところでありますが、昨年度は主力返礼品である鮭やいくらが品薄となったことに加え、熊本地震の影響により3063件、3802万2000円と大幅に減少しております。また、最近ではマスコミ等でも取り上げておりますように、高額返礼品により本来自治体を応援するという趣旨から大きく逸脱し、高額返礼品を求める傾向が続いており、本年4月には寄附額の3割以内に収めるよう総務省から通知があり、当町においても6月11日から3割以内に収めるため、寄附設定額や返礼品を見直したところであります。この結果、今月16日現在の数字ではありますが、前年同期対比110件、137万5000円の大幅な減少となっており、議員ご指摘のように地方交付税に依存している当町の財源にとって、ふるさと納税による寄付金収入の減少は少なからず影響があるものと考えております。このふるさと納税のメリットは、単に寄附金による収入が増えるだけでなく、自治体の知名度のアップや地場産品の開発、生産の意欲の向上など様々な効果が期待できるものでありますので、さらに魅力ある返礼品の開拓が必要と考えておりますが、現時点では有効な打開策は見いだせていないのが実態にあります。議員のご提言にありますように、観光協会へ業務委託する方法も一つであり、全国的には3割近い自治体が代行業者に業務を委託している実態もありますが、寄附をされた方との関係性を重視し、親切丁寧でかつきめ細やかな対応が必要との判断から、当町においては制度開始から行政が窓口となり、寄附者や業者と直接対応しており今後においても継続してまいりたいと考えておりますが、より良い返礼品の開発など観光協会をはじめ関係者と協議しながら進めてまいりたいと考えます。以上でございます。
再質問 11番 伹野裕之
それでは再質問いたします。2016年のふるさと納税額が約33億円で、全道1位になった根室市は今年7月24日に寄付金の使い方を考えるふるさと納税サミットin根室を開催することを決定しています。寄附額が全国上位で使い方に工夫を凝らしている自治体が報告し合うことで、制度の健全な発展を図るのを狙いとしています。寄付金を伝統文化振興に役立てている山形県天童市、産業振興に生かしている長崎県平戸市、子育てや教育に活用している上士幌町、少子対策や漁業振興に使っている根室市の事例報告や、講演会を予定しています。このサミットに当町も担当職員を派遣し、本町のふるさと納税の再構築の参考にすべきと考えます。サミットへの派遣をするのか否かを伺います。
答弁 町長 鳴海修司(町長は2025年3月まで)
お答えいたします。今のところ、ふるさと納税サミットの開催については新聞報道のみの情報でありますことから、根室市から案内が届き次第内容を確認の上、参加について検討してまいりたいと考えておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。