新冠町議会 平成28年第2回定例会 2016年6月17日
イベント、講演会等の後援の基準は
2016年6月17日、新冠町議会の一般質問で、堤俊昭議員が「イベント、講演会等の後援の基準は」について質問し、町長 小竹國昭が答弁しました。
- 質問者
- 堤俊昭 議員
- 答弁者
- 町長 小竹國昭
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 2番 堤俊昭
イベント、講演会等の後援の基準について伺います。日々私たちの目や耳には、政治、経済、福祉、スポーツ等たくさんの情報が入ってきます。その中から取捨選択をし、知識・趣味等に役立てようとの住民は、たくさんいると思います。官からの発信であれば、信頼ができる情報となりますけれども、一方で、主催者が民間でありますと、どのような組織団体であるのかと警戒心が出てくることもなきにしもあらずかと思います。そこで、主催者は一人でも多くの参加者を得たいとの思いより、チラシ・掲示物等に工夫を凝らし、集客の努力をするのだと思います。その方法の1つとして、住民の信頼の高い行政、教育委員会等に後援の依頼をすることになるかと考えます。私も体育協会の時代ほとんどすべての事業に教育委員会へ後援・協賛のお願いをし、快く引き受けていただき、当然参加者の増につながるという経験をして来たところであります。文化協会やPTA、教員の団体と社会的に認知をされている組織からの後援依頼であれば、何の問題もなく、OKということになるかと考えます。しかしながら、昨今原発の問題、集団的自衛権を含む憲法の問題さらに宗教や歴史認識の問題、ヘイトスピーチに関係する講演会やイベントの後援の依頼に対して、主には政治的中立性を理由として後援を拒否する自治体が増えていることが報道されています。人種差別にあたることや、明らかに住民に不利益平成28年第2回定例会新冠町議会会議録第2日(平成28年6月17日)を与える場合は拒否は当然と思いますけれども、住民の学習をしたいとの思いに応えること、集会や討論の自由は行政として最大限尊重しなければなりません。しかしながら、判断に迷うケースが出てくることが十分に考えられるところであります。各自治体においては、後援名義の使用基準との指針を設け、可否を判断している事例が多いように思われます。当町においては、後援名義の使用基準や内規は設置されているのか。基準があるのであれば、主な内容について伺い、ないのであれば判断基準をどこにおいて後援の可否を決定していたのか。また、拒否の事例はあったのかどうか。同様に公共施設の貸出基準、貸出拒否の事例等についても伺います。
答弁 町長 小竹國昭(町長は2017年3月まで)
後援の依頼にあたりましては、文書持参による口頭依頼や、文書の送達による依頼等、様々な方法で依頼がありますが、依頼のあった場合の判断基準として、後援の依頼主旨が明確であるか、町の施策の推進上、有益であると認められるか、営利を目的とするものではないか、全町的な規模若しくはこれに準ずるものか、政治的宗教的な中立性がたもてるか等を参酌し、後援承諾の有無を判断しております。判断基準を要綱等で規定している訳ではありませんが、昨今、判断の難しい事案が多いことも確かでありますので、当町としても、後援、共催、協賛の明確な基準をもって、判断する必要があると考えております。また、後援依頼を不承諾とした事案として、憲法をテーマとした「不思議なクニの憲法」上映会に対する後援依頼がありましたが、これは、主催者から直接要請や説明もありませんでしたし、政治的に賛否の議論が分かれている事案で、町として、政治的中立の立場から、どちらか一方に賛同しているような誤解を与える可能性があると判断したことによるものです。また、後援承諾の有無と、公共施設の使用許可は、必ずしも一致するものではなく、地方自治法では「公の施設の利用は、正当な理由がない限り拒んではならない」とされおり、許可にあたっては、後援承諾の有無に関係なく、各施設の設置運営規定に基づき判断しており、施設使用申請を却下したケースはございませんので、ご理解を賜りますよう、お願い申し上げます。
再質問 2番 堤俊昭
今の最初の答弁の中で、後援名義の使用基準等の必要性が感じているということでありましたので、これに合わせて文書によって、後援の承認申請書というものを作っていただいて、明確な理由とともに申請をしていただくと、そして判断基準を基にして、迅速に判断をしてあげるのが、住民に対して優しい行政かなと思います。改めて聞きますけれども、町長の今の発言の答弁の中で、政治的中立性という話がありましたけれども、昨今、高校生の主権者教育、この政治的中立性という言葉はよく使われますし、また、我々特別職も含めてかなと思いますけれども、公務員に対しては、政治的中立性を求められると、これはもう法律にあることですから、了解する訳でありますけれども、一方、町長が言うところの我々のような一般社会人町民に対して、町長が行政が求める政治的中立性、これはなかなか難しいと思うのですけれども、何をもってして政治的に中立な平成28年第2回定例会新冠町議会会議録第2日(平成28年6月17日)住民と言えるのかどうかということについて、尐し新冠町としての姿勢を示してほしいなと思います。もう1点ですけれど、今通告の後、6月の14日に定例会初日でありましたけれども、今ありました新冠町としては初めて後援を拒否したという事例、映画を見て、憲法を考えようという映画会をやりたいので、後援をしてほしいということであったと思うのですけれども、私も新聞を見て、電話番号書いてありましたので、新冠町のレ・コード館でやるのですね。という事で、後援はどうしたのですかということを聞きましたら、新ひだか町と新ひだか町の教育委員会には断られましたと。ただ新ひだか町の社会福祉協議会には後援の了解を得ているのですと。新冠町にも電話だったようですけれども、お願いをしたところ残念ながら、今回はということで断られたということでありました。これは電話の印象でありましたけど、主催するグループは女性の主婦の映画の愛好会のグループということでありましたけれども、今言うような政治的中立性のことも含めて、そういった一般住民の方が憲法を学習しようということは、福祉を勉強しようということ、医療を勉強しようということと同じレベルだと思うのですけれども、私は断るのは如何なものだったかなと思うのですけれども、今一度初めて断った理由についてもう一度聞かせていただきたいなと思います。
答弁 町長 小竹國昭(町長は2017年3月まで)
今再質問ございました、前半の部分は私聞いていて、理解出来なかったのでお答え出来ないのですけど、2点目は、答弁で申し上げましたように、中身は申し訳ないのですけれども、よくわからないで、文面等だけで判断すると、今非常に問題になっている憲法の内容で、どうも中立性が保てるのかなというのが自信が持てなかったことでございますので、特に説明を受ければ、あるいはわかったのかも知れませんけれど、表面的なことだけで判断いたしまして、中立性が保てるかどうかがまず後援するにあたっては、そういう立場で考えたものですから、お断りしたことでございます。1点目のことにつきまして、ちょっとお答えできることで、私理解しなかったものですから、もうちょっとわかりやすくご質問いただければと思います。
再質問 2番 堤俊昭
あちらこちらの自治体の拒否の理由の多くは、中立性が保てないといったようなことを理由にしている事例が多いと思うのですけれども、なかなか一般住民にあなたは政治的に中立性ですか。というのはなかなか難しいと思うのです。ただ町長は政治的中立性を持って、良いか悪いか判断しなければならない訳ですけれども、町長が行政が住民に求める政治的な中立性というのは、どういうことなのかなと。憲法の問題にすれば、興味のない人は中立性と言われるかも知れないけど、憲法を変えてよいという人もいますし、そのままでよいという人もたくさんいます。どちらかに偏ると中立が保てないということがおかしいのかなと思うのですけど、興味のない人が中立だということであれば、それはそれでわかりますけど、そういうことにはならないと思うのです。違いますか。
再質問 2番 堤俊昭
わかりやすく言えば、町長は要請を受けたけれども、中立性が保てないと思うので、今回はお断りをしたと。その中立性というのはどういうことなのですか。ということを聞きたいのですけども、ダメですかね。
答弁 町長 小竹國昭(町長は2017年3月まで)
中立性というのは、言葉の通りだと思いますけれど、どちらかにも偏ったようなことではない内容のものであれば、後援をしますという、そういう中立性というのはそういう言葉だと私は理解しております。
再質問 2番 堤俊昭
今後のことがありますから、きちっとここで方向性を付けておかなければならないと思って聞くのですけども、町長、今の中立性はおかしいですよ。電話だけのやり取りにしても、新冠町の皆さん、みんなで憲法を考えましょうということだけだった訳です。それをもって中立性がないという判断はおかしいなと思います。僕も電話でなくて、直接頼んでみればよかったね。という話はしましたけども、いやいいんです。と、そんなにこだわっていなかったようですけれども、そういうことを考えると、ちょっと違うのかなと思いますけど。
答弁 町長 小竹國昭(町長は2017年3月まで)
微妙なやり取りだと思いますけど、やはり、中身がよくわからないからなのですけど、中立性ということは、一方に偏らないことだと思いますので、その中身は賛成もあるし、反対もあるかも知れません。ですから、そういうような両方を含んでいるようなものであれば、よいのかも知れませんし、町の行政として先ほど質問ありましたように、やはりそれだけ信頼のあるものだけというふうに、町が後援するなり、主催することは、それだけきちっとしたものが無ければ、易々と簡単に後援だという訳にも参りませんので、その辺はしっかり吟味した中でやらなければなりませんので、来て十分にお話しで説明もあれば、それは理解出来たのかも知れませんけれど、私ども接触した中では、これはやはり中立性という面では、欠けるなという判断をさせていただいたことでございます。