新冠町議会 平成28年第1回定例会 2016年3月15日
JR沿線自治体協議会は公開するべき
2016年3月15日、新冠町議会の一般質問で、堤俊昭議員が「JR沿線自治体協議会は公開するべき」について質問し、町長 小竹國昭が答弁しました。
- 質問者
- 堤俊昭 議員
- 答弁者
- 町長 小竹國昭
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 2番 堤俊昭
先日のJRに対する行政報告を聞いていたところでありますけれども、町長はだいぶJR問題でストレスを抱えている感じを受けたところであります。ストレスの発散をしながら答弁をしていただきたいと思いますけれども、JRについては、昨年1月7日ということになります。高波の被害が発生しまして、JRは復旧に30億円、工期は4年2カ月を予定をするも3年4カ月に短縮できると素早い対応であったと思います。その後、JRは1億円以上の負担はできないと発表している状況は硬直化をしてしまったと思っています。そこでJRは毎年100から400億円の赤字企業であります。現在37億円から57億円と云われている工事負担については無理だと思います。現在のJR側が考える費用負担と町長あるいは沿線自治体の費用負担の考え方について伺います。第2回の協議会において自治体からJRへ提案した収支改善利用促進策に対して、さらに検討するといった返事しかなかったとの行政報告でありましたけれども、自治体からの提案内容について、聞かせていただきたいと思います。町長はある議員の質問に対して、自治体負担は一切しないと明言をしていますけれども、これでは話が進まない状況になっています。君主は豹変をします。応分負担の考えを伺います。沿線自治体協議会は、管内の平成28年第1回定例会新冠町議会会議録第3日 (平成28年3月15日)7町と理解をしていますけれども、日高線全体の問題として考える時、鵡川、厚真、苫小牧も沿線自治体協議会のメンバーに加わってもらうべきだろうと考えますけれども、如何か伺いたいと思います。新冠町の高校生の利用状況については伺いましたけれども、その通院・通勤・買い物あるいは観光実の利用实態調査について实施をしているのであれば伺いたいと思います。今回の災害箇所以外にもJRへ要望している保全箇所はどのくらいあるのか伺います。2度JRと自治体協議が開催されていますけれども、いずれも非公開であり残念に思いました。理由を伺います。今後は、町長としてのリーダーシップを発揮していただき、公開協議会を望みますが、考えを伺います。
答弁 町長 小竹國昭(町長は2017年3月まで)
1点目の被災箇所の復旧に係る費用負担につきましては、JR北海道と道、国土交通省北海道運輸局による「JR日高線検討会議」において、国の補助制度を活用し、三者で負担する方向で協議が進められていると認識しておりますし、昨年12月定例会における武藤議員からのご質問に対しまして、復旧に係る費用を町が負担すべきものではない旨の答弁といたしましたが、その考え方に変わりはございません。2点目の管内7町及び日高町村会、日高振興局で構成する「JR日高線と地域振興に関する検討会議」において提案いたしました、運行再開後の利用促進策は、大きく3つの項目に分け、1つ目は、JR利用者の安定確保に向けた取組で、管内医療機関の充实による圏域内での受診率の向上など3施策、一次医療を担う各町立病院の整備や医師確保など6本の取組み、2つ目は、新たなJR利用者の開拓に向けた取組みで、外国人観光実の誘実促進など13施策、増加する外国人観光実の集実を図るため、日高地域日台親善協会や浦河日中友好協会などの、国際交流団体と協力し、海外への誘致活動の展開など34の取組み、3つ目は、JR北海道への要望事項で、JR利用者の利便性向上に向けた運行への提言として、通学、通院、学校行事など地域住民が利用しやすいダイヤの検討など5本の取組みであります。3点目の町の負担につきましては、災害箇所の復旧については先に述べたとおり、町が負担すべきものではないと考えておりますが、「JR日高線と地域振興に関する検討会議」において提案いたしました、運行再開後の利用促進策に係る費用については、沿線自治体で応分の負担をする必要があると考えているところです。4点目のJR日高線沿線自治体協議会に、鵡川町及び苫小牧市等を加えるべきとのことですが、当協議会は、運休となっている鵡川から様似区間についての早期復旧と、復旧後の持続的な運行に向けた方策等を議論する場として、JR北海道からの提案により設置したもので、日高線の赤字に係る負担等について議論する場ではありませんので、胆振3市町(苫小牧、厚真、鵡川)が加わる必要性はないものと考えている次第です。5点目の新冠町民、高校生以外の利用者について、当町が独自の調査をした経過はございません。利用状況につきましては、JR北海道から情報提供を受け、日高線沿線各駅の乗車人員を把握しているのみです。参考までに申し上げますが、平成22年度から平成2平成28年第1回定例会新冠町議会会議録第3日 (平成28年3月15日)6年度の乗降平均人員は、1日平均で大狩部駅は2.4人、節婦駅は11.4人、新冠駅は37.2人となっております。6点目につきましては、今回の災害箇所以外にJRへ要望している保全箇所は、ございません。7点目の協議会を公開にすべきとのことですが、本協議会は、今後の政策判断を行うための意見や情報交換を行う場でありまして、議論を深めるためには、非常にデリケートな面での話や、私見も含め公式見解とはならない発言も想定されますので、非公開とすることで良いと考えますし、会議終了後には報道陣の取材に対応し、必要なことは申し上げておりますので、今後も基本的には非公開による対応で良いものと考えております。
再質問 2番 堤俊昭
なかなか進まないだろうと思いますけれども、その理由については復旧の負担金がなかなか決定しないことになっていると思うのですけれども、今お話があったと思うのですけれども、鉄道の被災時にはJRが2分の1を負担すると、それから国が4分の1を負担すると、北海道が4分の1を負担すると、こういった災害復旧制度が確立されているということを見た訳でありますけれども、はっきりしている訳でありますから、新冠町沿線自治体は一切負担をする必要がないと理解できるのかなと思います。ですけど、JRは国と道へ支援を求めるだけだとありますし、自治体には、既に上下分離方式それから赤字補てんの方式ということで、3点提案があったことになりますけれども、こういった3件の提案を自治体が求めに応じないとなれば、自治体としては復旧をあきらめるという結論を出すことになるのかなと思いますけれども、そういった理解でよいのかについて、聞かせていただきたいと思います。もう1点、公開非公開わからないでもないのですけれども、町長の政治姿勢の根幹として、住民参加と情報共有というのがあるのです。これはどこの町長も住民に対して情報共有・公開をするというのは、基本の姿勢だと思っています。微妙な問題があるのはわかりますけれども、これが個人的なプライバシーに関わる問題だとすれば、これは私も公開をすべきでないと思いますけれども、自治体と民間企業とはいえ、100%国出資の企業との協議でありますから、公開をしても何の問題もないと思いますけれども、町民との情報共有の点について、どのように考えているのかも伺いたいと思います。もう1点JRのこの問題については、私のこの情報のほとんどは北海道新聞であります。日高線取材班が实施をした住民100人アンケートがありましたけれども、これは100人とはいえ非常に参考になると思って見ていました。協議を長引かせるばかりではなく、住民と意見交換の場、これは設けるべきだろうと思いますけれども、如何か伺います。もう1点、現状は腹の探り合い状況という言葉がぴったりだと思います。早期に方向を示してほしいと思いますけれども、これも道新の記事からでありますけれども、町長は2月の29日に会議内容ということで、記者会見をしていました。提案していた利用促進策についてのJR側からの回答が無く、今後は、担当者により利用促進策の効果を検討すると、会議は完全に逆戻りをしてしまったという記者会見であったと思います。平成28年第1回定例会新冠町議会会議録第3日 (平成28年3月15日)どういった会議なのかという思いがする訳でありますけれども、町長会議の前に实務者会議、これを实施している訳でありますけれども、この29日以前の实務者会議の中において、JRは既に上下分離方式とそれから目標とする輸送密度に相当する運賃収入額と自治体運賃収入額を自治体が保障する方式、もう1点は、一定額を自治体が保障する方式と。赤字補てんだろうと思いますけれども、これを实務者会議で提案をしていると後日の新聞に書いてあった訳でありますけれども、まさか、これらの提案を实務者会議の内容を町長側は知らなかったことにはならないだろうと思うのですけども、その辺りの事情について聞かせていただきたいのと、もう1点は第2回会議の前に、今提案のあった3点を町長側が事前に会議を開いて、その会議に臨んだとすれば、一定の前進はあったのだろうと思う訳でありますけれども、实務者会議の情報は町長達へしっかりと情報の共有をされているのかということと、それから、それぞれ町長は協議会に臨む訳でありますけれども、事前に町長同士のすり合わせをして、自治体協議会に臨んでいるのかについても伺いたいと思います。それから、今ありました沿線協議会の設立はわかりましたけれども、利用促進策をということで、赤字について協議をする場ではないということ、これが切实な経緯とわかりましたけれども、結論はいろいろ想定をされる訳でありますけれども、1つを考えますと、7町プラス胆振の3市町も含めて、日高線全自治体協議会ということで、今ある自治体協議会とは別に自治体協議会を作る、あるいは今の協議会を発展的に解消させて日高沿線全自治体協議会を立ち上げておかなければ、町長が云うように利用促進策と赤字対策は別問題とはならないと思うのです。そういったことで、10市町による会議、やはり検討していくべきだろうと思いますけども、それらについて伺います。
答弁 町長 小竹國昭(町長は2017年3月まで)
再質問のございました点についてお答えいたします。まず復旧費用につきましては、負担割合が議員からお話ございましたけれども、若干内容は変わっているかなと思います。いずれにいたしましても、JRと北海道と国で、これは災害復旧については3者でやるということで、5割と4分の1、4分の1という負担が災害復旧でございましたけれど、多分その割合は変わっているかと思いますけれど、3者で負担をするような話になってございますので、その点は特にこの点につきましては、了解はされているところでございますけれど、JRが云うのにはそれはよいけれども、その後の運営において、今までのような赤字が発生するのであれば、そこにつぎ込む費用が無駄になってしまうというようなことで、是非、そのあとは持続して運営できるようなことでなければJRとしてはその負担に踏み切ることは非常に難しい状況にあるというお話でございまして、そういった中で、その後も運営できるようにするには、私どもとして、対応できるものはということで、利用促進策につきまして、管内としては、こういうことで地域としては支援をしたいので、JRへ検討して欲しいと、いろいろ地域だけではできなくて、やはりこれはJRも一緒になって入って取り組んでもらわなければ实現できないことばかりでございますので、これにつきましては、JRにもそういう提案をして、これによって収支がど平成28年第1回定例会新冠町議会会議録第3日 (平成28年3月15日)のようになるのか、それに伴って私どもの町にどのような費用発生が出るのか。そういったことをJRに検討して出して下さいというお願いをしていたところでございますけれども、2月の会議のところまでにはそういったことは、JRでは一切出してこないで、次に、新たなことで先ほど云われましたような分離方式だとか、町に新たな負担を求めることが幹事会の中にもそういう話がございました。それはちょっと違うのではないかと、先に去年の11月に出しているいろんな利用促進策でございますから、それを検討した上で、それでもこれだけ赤字になるとか、こういう状況になるとか、そういう説明があって、新たな提案があるなら、それは検討する余地はあるかと思いますけれど、そういうことに一切答えないで、その結論を出さないうちにまた新たなことで、私どもに負担をすべきだと言ってくることは、ちょっとおかしいじゃないかというようなことで、そのお話は私ども全く聞かないで、まず出して下さいと。こちらの提案したことについてどのような対応をするのか全くこういうものは橋にも棒にもかからないものなのか。そういったことを出して下さいということで、お願いをしたところでございまして、この点につきましては、私どももこの前の会議でも再度お願いしたのですけれど、これを早く出していただきたいお願いをした上で、次の段階に行きましょうとなったものですから、なかなか結論は出ないようなことでございます。お話ございました幹事会でも、そういうことは出ていたと聞いてございますけれども、いずれにしても、その次に進んでいくという状況ではないという形でございましたので、前進してないという中でございます。ですから、町長の集まりもいろいろ打ち合わせ等もやりましたけれど、いずれにしましても、今お話したようなことでございますので、今後もさらに詰めていきたいと考えているところでございます。また、メンバーに3市町を新たに加えるお話もございましたけど、そうなりますと、どうしても、赤字の解消の問題になってくる訳でございます。これは大きな問題でございまして、日高線だけをそういったことで考えてよいのかどうかという問題もございます。やはり、北海道全線が赤字という中でございますので、北海道として北海道の公共交通をどう考えるか。北海道ともう尐し大きく国としてこのJRをどう考えるのかという立場で話をしなければ、日高線だけの問題ではないと私は思っております。北海道には地域公共交通検討会議というのが北海道にございます。北海道の地域交通をどうしようかというそういう立場で議論する場面もございますので、日高での問題じゃなくて、北海道全体で考えていただきたいと思っているところでございます。それからいろんな情報の公開だとか、住民との意見交換もございます。これは、おっしゃる意味はよくわかるところでございますけれども、これはJRも入っておりますし、北海道も入っております。私どもだけではございませんので、これはその方々からも意見も聞きながら、会議のあり方につきましては、進めていきたいと思いますけれど、非常に先ほど申し上げましたけれど、細かい話までいろいろしますし、お互いに相手のこともいろいろ言う訳でございますので、今の時点では公開しない方がスムーズに今後も進んで行きますし、お互いの言いたいことも言えるような場所でないかなと思っていますので、当面は非公開でやりながら、住民の皆さんとは折に触れてそ平成28年第1回定例会新冠町議会会議録第3日 (平成28年3月15日)ういう意見を聞く場面を作ることができればよいなと思っているところでございます。
再々質問 2番 堤俊昭
最後にありましたけれども、JRも気の毒なのですよね。護岸も全部やれとか、がけ崩れもやるということは、JRだってやり切れるものではないと思う部分はあります。ただ、現状復旧はJRの責任でやってもらわなければいけないことで、最後伺いますけれども、今後も、復旧に向けてということで協議は進むだろうと思いますけれども、一方では廃止・廃線を臭わすという新聞記事もある訳です。6月ですけども第三者委員会というのがあるそうですけれども、JR再生会議が廃線を含め、提言を含めた提言書をJRへ提出をしていることでありますし、7月6日の記事でありますけれども、JR幹部が赤字線自治体行脚というようなことでありました。JR幹部が対象5路線について、当然日高線含まれる訳でありますけれども、JR北海道は経営内容が非常に厳しい。日高線の低い乗車率を改善する策を沿線自治体と協議したいということであります。こういった記事があった訳でありますけれども、その中に廃止の臭いをかぎ取った様似町長は水面下の協議には一切応じないといったコメントをしたようでありますけれども、小竹町長も様似町長よりも嗅覚が鋭いと思いますけども、この廃線の臭いについて、どういうふうに感じているのかについて、一番重要なことでありますので伺いたいと思いますし、浦河と様似に協議があったという記事でありましたけれども、それが新冠町にもJRからの協議ということで、既に終わっているのかどうか。終わったとすれば、どういった内容だったのか聞かせてほしいと思います。最後でありますけれども、このJRは牧場めぐりとかディアマシオまでということで、利用実がシーズン中はあったけど、被害後はゼロになってしまったと。大打撃というタクシー会社の社長のコメントがありますし、レ・コードの湯にも聞いてみました。月に50人程度駅まで迎えに行っていたという話でありましたけども、年間にすると600人となる訳であります。まちの交流人口は大きく減尐している訳でありますから、観光や経済に影響もあるだろうと思います。一方では私の知人に聞いてみますと、現状、特に不便は感じていないという人ばかりでありました。人口減尐社会は間違いない訳でありますし、選択と集中の時代とも云われる訳でもあります。1人1台乗用車を保有しながら、バスも列車もという時代ではない思いもする訳であります。慎重に協議をすることも大変に重要なことでありますけれども、一方で、スピード感のない行政や我々議会も含めてですけれども、これは住民の信頼も失うことにつながってしまう訳であります。結論が出るまで協議を続けるのではなく、日にちを区切って、それまでに結論を出すという方法もある訳であります。先延ばしの議論でありますと住民も納得もいかないことで町長の結論を待っているだろうと思います。意見でありますけれども、最後に町長何かありましたら、訴えていただければと思います。
答弁 町長 小竹國昭(町長は2017年3月まで)
1点目に廃止のお話でありました。今お話ございましたように、極端に悪いところは廃止をしたいというのがJRのもちろん考え方がある訳でございまし平成28年第1回定例会新冠町議会会議録第3日 (平成28年3月15日)て、日高線の方にもJRの幹部の方がおいでになったと聞いてございますけれど、それは、新ひだか町から向こうの町でございまして、多分、想像ですけれど、苫小牧から静内の駅までは続けていこうという考え方があったのかなと、私どもには来ておりませんので、静内の駅までは、利用者もそれなりにいるものですから、利用もしやすいですし、静内の駅で待ち時間があって利用してとかあるようでございまして、静内駅までは黒字ではないのですけれども、まあまあの利用者がいる中では、そこまでは静内の駅までは継続していこうという考え方は、以前はあったと思っているところでございます。そういった中で、その手前で災害が起きたものですから、非常にJRとしても悩ましい問題であろうかなと思っておりまして、お話がございましたように、線路の維持・補修というのは大変お金がかかる訳でございまして、特にこの日高線は海岸淵でございますので、大変ですけど、道でもそれの支援をして海につきましては、離岸堤を設けることも考えると、年数をかけながらそういった対策も考えるお話もされておりますので、道としても、これを残したい考え方は今の時点ではあると思っておりまして、私どももそういう方向で進んでいるところでございますが、お話のございましたように、非常に影響が大きいものですから、いつまでも放っておく訳にもいかなくて、やはり早く結論を出すべきだという意見はわかる訳でございますが、線路は一度外してしまうと、もう二度と復活はできない訳でございます。これは、やはり慎重にやるべきだと承っておりますし、古い話になりますけれど、札幌と定山渓の間に鉄道もあって、あれを廃止したのですけれども、今になってみれば、大変な財産で利用価値もあったなと。観光にも利用出来たなという話も承っているところでございます。そういった面を考えますと、非常に悩ましいですけれど、前の議会で、私も年度内には結論を出したいとお話しましたけれど、残念ながらそういう結果にならなかったところでございます。お話ございましたように、色んなご意見もいただいておりますので、それらをいただきながら、できるだけ早く方向性は出せるように管内各町と連携を深めながら、今後の協議会に臨んでいきたいと思っているところでございます。