紋別市議会 令和8年第1回定例会 2026年3月9日
市政執行方針より以下3点((1)外国人雇用に関連して/(2)観光イベント支援について/(3)医療支援に関連して/(4)市長公約に関連して)/温浴施設「紋太の湯」について((5)稼いでつなげるまちづくり「ふるさと納税」について/(6)地域と歩む魅力ある高校づくりについて)
2026年3月9日、紋別市議会の一般質問で、佐藤昌樹議員が「市政執行方針より以下3点((1)外国人雇用に関連して/(2)観光イベント支援について/(3)医療支援に関連して/(4)市長公約に関連して)/温浴施設「紋太の湯」について((5)稼いでつなげるまちづくり「ふるさと納税」について/(6)地域と歩む魅力ある高校づくりについて)」について質問し、市長 山﨑彰則、教育長 牧野昌教、国際交流推進室参事 田島慎二、観光空港対策課長 新川岳、保健福祉部参事 髙橋博明が答弁しました。
- 質問者
- 佐藤昌樹 議員
- 答弁者
- 市長 山﨑彰則、教育長 牧野昌教、国際交流推進室参事 田島慎二、観光空港対策課長 新川岳、保健福祉部参事 髙橋博明
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 7番 佐藤昌樹
私は、希望の会を代表して、さきに通告した順に従い、質問をさせていただきます。市政執行方針より、以下3点についてお伺いいたします。外国人雇用に関連してお尋ねいたします。各産業分野における人手不足問題について、このたびの市政執行方針でも、今後も人手不足が予想される市内企業における外国人材の雇用に関し、令和9年4月から施行される育成就労制度など、新たな制度の周知や本市への定着へ向け、外国人材雇用に取り組む企業、関係機関との連携を進めるとの方針が示される中、私ども希望の会としても、外国人材の確保と定着が図られるよう、市としての効果的かつ積極的な対応を期待する立場から、以下2点についてお伺いいたします。1点目に、今後も人手不足が予想される市内企業または産業分野について、市として、どのような調査に基づき、その予測を立てられているのか、お知らせください。2点目に、第3期紋別市総合戦略では、外国人雇用について、水産、農業、林業、介護の4分野の技能実習生数、それ以外の産業分野の技能実習生数、在留資格の介護の外国人雇用者数、そして、特定技能雇用者数について、それぞれKPIが示されております。そのうち、特定技能雇用者数については、基準値とする令和5年度の101名に対し、令和11年度で202名との目標値が設定されております。この特定技能外国人については、現在、16の分野で就労することが認められているわけでありますが、受入れ目標数を202名とした根拠並びに業務分野ごとの内訳、また、想定される国籍等について、市としての見解をお示しください。次に、観光イベント支援についてお尋ねいたします。市長は、市政執行方針の中で、新たなイベントの創出のほか、観光人材の育成による地域活性化や交流人口の拡大を目的として、市民団体が主体的に企画する観光イベントに支援を行うと述べられております。こちらの支援は、従来の観光イベント事業補助金を拡充し、新たに市民団体観光イベント事業補助金を設けようとする支援策と伺っております。私は、この制度の拡充は大変前向きな取組であると受け止めております。これまでの観光イベント事業補助金は、もんべつ港まつりやもんべつ流氷まつりなど、紋別市を代表するイベントを支えてきました。その一方で、市民団体が主体的に企画する新しい観光イベントへの支援を明確に位置づけることは、若い世代の参画促進、地域の新たな魅力創出、持続可能な観光振興につながる重要な一歩であると考えます。また、単にイベントを実施することが目的ではなく、市外からの来訪者の増加や地場産品との連携、宿泊、飲食への波及効果といった観点をどのように意識して制度設計されているのかも重要であると考えます。そこで、以下2点についてお伺いいたします。1点目に、市民団体観光イベント事業補助金の創設趣旨についてお伺いいたします。2点目に、支援対象の基準や審査の考え方についてお伺いいたします。次に、医療支援に関連してお尋ねいたします。令和8年度当初予算案において、療養病床を維持しようとする医療機関への新たな支援制度が提案され、5,600万円が計上されていることについて、以下3点お伺いいたします。1点目に、この支援の対象となる医療機関の基準及び支援の内容についてお示しください。2点目に、遠紋区域地域医療構想では、2025年における遠紋構想区域の医療需要と病床の必要数の推計が示されておりますが、現在、広域紋別病院の経営強化プラン改定が進められている中において、当市における医療需要や必要病床数についても、当然、現状の把握と今後の予測について調査が進められているものと思いますが、それらの状況についてお知らせください。3点目に、市内における病床維持の観点から、療養病床のみならず、一般病床を維持されている民間の医療機関についても病床稼働率等を勘案した上での一定の支援が必要であると考えますが、そのことについて市の見解をお示しください。次に、市長公約に関連してお尋ねいたします。山﨑市長は、昨年の市長選挙において、現在、市が運営支援をしている温浴施設紋太の湯に関し、設備のリニューアルと高齢者の無料化を公約として掲げられておりました。このことについて、多くの市民の皆様から期待の声が届いており、紋別ニューシティ開発公社に確認しましたところ、利用されているお客様からは、一体いつから無料になるのか、リニューアルの話はどうなっているのだといった問合せが寄せられているとのことであります。私も現地を確認させていただきましたところ、施設の老朽化も進んでおり、少なからず改良についてはいずれかの対応が必要であると感じております。そこで、お尋ねいたします。市長公約で掲げられた紋太の湯のリニューアルと高齢者の無料化について、令和8年度当初予算においては、修繕費補助金が一部増額となっておりますが、リニューアルや高齢者の無料化といった市民との約束について、市長の意思が明確に示されたとは思えません。山﨑市政において、今後どのようなスケジュールでこれを進めていかれる予定なのか、また、リニューアルの規模や無料化の対象範囲についてどのような想定をされているのか、加えて、それに伴う財源のめどについても併せてお答えください。次に、稼いでつなげるまちづくり、ふるさと納税についてお尋ねいたします。令和7年第3回定例会において、山﨑市長の所信表明を踏まえ、ふるさと納税について質問をさせていただきました。私は、大阪府泉佐野市が取り組んでいる#ふるさと納税3.0の事例を紹介し、新たな地場産品を創出することで新たな産業と雇用を生み出すことはもとより、新たな地場産品がふるさと納税の記念品として提供されることで寄附の増大にもつなげられるとして全国の自治体に広がりを見せていることをお伝えし、当市においてもこのような制度の創設の検討を求めた次第であります。その際、地元事業者から泉佐野市のような制度創設の要望があれば支援策の一つとして研究する、企業や個人事業主が新しい商品を開発したいということで市に相談なり提案なりが来たとき、市では検討していくということで、今のところ、市から積極的に事業者や個人事業主にクラウドファンディングをしようという働きかけをすることまでは考えていないとの答弁をいただきました。事業者ニーズを尊重することは大変重要であると理解しております。しかし、制度が存在しない段階でその制度活用を前提とした具体的要望が自然に出てくることは現実的には難しいのではないでしょうか。制度という選択肢が提示されて初めて、新商品開発の構想、設備投資の判断、事業規模拡大の検討、市外企業の参入の可能性といった前向きな議論が動き出す側面もあると考えています。要望があれば検討するという受け身の姿勢だけではなく、市が政策意図を持って制度の方向性を示すこと自体が地域産業政策の一環ではないでしょうか。ふるさと納税は、単なる寄附制度ではなく、地域内投資の誘発、設備増強による生産性向上、雇用促進、企業誘致の呼び水、地域経済循環の強化といった産業政策的機能を持ち得る制度であります。特に、ふるさと納税3.0のような仕組みを導入すれば、市外事業者が新商品開発や返礼品創出を契機に本市への拠点の設置を検討する可能性もあり、企業誘致政策との連動も期待できます。そこで、以下3点についてお伺いいたします。1点目に、本市は、ふるさと納税を寄附制度から一歩進め、産業振興政策として再定義する考えはないでしょうか。2点目に、事業者からの要望を待つのではなく、市として制度設計の方向性を示す考えはないでしょうか。3点目に、仮に研究を進める場合、庁内横断的な検討体制の構築や具体的な検討スケジュールを設ける考えはあるのでしょうか。稼いでつなげるまちづくりを掲げるのであれば、歳入確保と産業振興を一体で設計する視点が不可欠であると考えます。市長の前向きなご見解をお聞かせください。次に、地域と歩む魅力ある高校づくりについてお尋ねいたします。学校教育法によれば、「高等学校は、中学校における教育の基礎の上に、心身の発達及び進路に応じて、高度な普通教育及び専門教育を施すことを目的とする。」とあります。今日では中学校を卒業した生徒の98%以上が進学する教育機関となっております。学校教育法や施行規則によれば、入学者選抜は、中学校から送付された調査書その他必要な書類、学力検査の成績等を資料として行う入学者選抜に基づき、校長が許可するとあります。このことから、高等学校進学に当たっては、小・中学校における基礎学力の習得はもちろん、中学校における学習態度、生活態度なども当然記されていると思われる調査書をもって、厳格に選抜の合否が決定されなければなりません。それが紋別高校のように定員を大きく下回った受験者数であっても同様であると私は考えます。さて、報道によりますと、今年の紋別高校の入学希望者数が定員を大きく下回り、総体で5割程度の100名前後となっているようでありますが、この状況についてお知らせください。さらに、そのような状況になった場合、高校の間口、教員等の体制にどのような影響があるのか、お知らせください。次に、受験生の市内からの流出、市外からの流入について、分かる範囲でお知らせください。また、この流出、流入に対する見解と、どのような対策を講じてこられたのか、お伺いいたします。最後に、私は、地域にとって大切な紋別高校を守り育てるためには、道教委等の関係機関と協議し、市長がリーダーシップを発揮し、市長をトップとした(仮称)紋別高校の在り方会議を早急に設置し、大胆な発想を持って、生徒のニーズに合った魅力ある紋別高校づくりに着手すべきと考えますが、ご見解をお伺いいたします。以上で私の質問を終わらせていただきますが、再質問は留保いたします。(降壇)
答弁 市長 山﨑彰則
それでは、佐藤議員のご質問にお答えいたします。初めに、外国人雇用に関連してについてであります。1点目の人手不足が予想される市内企業または産業分野について、市として、どのような調査に基づき、その予測を立てられているのかについてでありますが、昨年末、国は、特定技能制度及び育成就労制度の基本方針及び分野別運用方針に関する有識者会議において特定技能及び育成就労制度の受入れ見込み数を公表いたしました。これは、特定技能の分野ごとに2028年度末までに日本人の採用やデジタル化等をもってしてもなお不足する人数を受入れ見込み数として示されたものであり、内訳は、特定技能1号が今後追加される分野を含む全19分野で80万5,700人、育成就労は2027年開始予定の17分野で42万6,200人で、合計123万1,900人となっております。このほか、ハローワークから提供される有効求人倍率の推移等から、傾向や背景、産業別の状況などを基に市内の雇用情勢の把握に努め、関係機関と情報共有を図っており、今後も、関係機関との情報交換や外国人材の雇用を検討する企業からの相談機会などを通じ、人手不足の企業、分野の把握に努めるとともに、外国人材活用について啓発してまいります。2点目の第3期紋別市総合戦略における特定技能雇用者数の目標値についてでありますが、目標値の根拠につきましては、水産業、農業は、監理団体や登録支援機関と協議の上、数値を設定し、その他の業種は、基準時の人数より各分野において外国人材の需要が高まることを勘案し、目標値を設定したものであります。業務分野ごとの内訳は、水産業122人、農業30人、その他の業種で50人と見込んでおります。国籍につきましては、インドネシアが一番多く、ベトナム、中国と続いております。今後想定される国籍につきましてはミャンマーなどが想定されますが、送り出す国の状況や登録支援機関との関係性などもあり、今後、新たな国が増えることも考えられます。引き続き、外国人材の在留資格等の推移を注視するとともに、企業や関係機関との連携を図り、外国人材の受入れが安定するよう努めてまいります。次に、観光イベント支援についてであります。1点目の市民団体観光イベント事業補助金の創設趣旨についてでありますが、市民や地域団体が主体となって観光振興に取り組む体制を整備し、観光を通じた地域経済の活性化を図ることを目的とするものであります。市内の観光資源を生かしたイベント等を支援することで地域住民・事業者及び団体の連携強化と観光人材の育成を目指してまいります。2点目の支援対象の基準や審査の考え方についてでありますが、市内で観光振興を目的としたイベントを実施する市民団体等を対象とし、補助率、補助上限は対象経費の10分の9以内、1件当たりの上限を100万円とするものであり、その審査に当たりましては、選考委員会を組織の上、実施する予定としております。次に、医療支援に関連してについてであります。1点目の療養病床の支援の対象となる医療機関の基準及び支援内容についてでありますが、市内で現在稼働している病床数は、一般病床数が167床、療養病床数が90床、感染症病床数が2床となっております。一般病床、いわゆる急性期医療が必要な入院患者が、症状が改善、安定し、なお入院加療が必要な方が療養病床に転院の場合、現在でも療養病床が充足されておらず、療養に支障を及ぼしております。また、在宅施設等での療養が困難な方の受入れにも支障がある状態と認識しております。このことから、私は、市民の生命を守るため、療養病床数の維持は必要と考えております。一方で、療養病床は、一般病床などと比べ、診療報酬が抑えられ、収益率が低くなっており、物価上昇や経済状況の動向に影響されやすい構造となっております。今回の療養病床支援は、支援対象の病院が、物価上昇や人件費高騰に加え、人材確保が困難なことから、経営状況が厳しい病院の存続のため、国へ病床を返還し、国から病床数の適正化に対する支援金を受け取り、経営の安定化を図ろうとしたところでありますが、市が療養病床の維持存続が必要と判断し、国の支援金相当分の一部を市が支援し、療養病床の維持存続、病院の経営安定化を図ろうとするものであります。このことから、市内で現在稼働している療養病床を有する唯一の病院において、病床90床のうち、50床を国へ返還し、適正化支援金2億円強の支援を検討したところでありますが、病床数の減少は地域医療に大きな影響を及ぼすことから、療養病床の維持のため、市が支援しようとするものであり、病院の経営努力分を差し引いて、市が令和8年度予算として5,600万円、3か年で総額1億6,800万円を支援するものであり、支援後10年は療養病床の維持をしていただくよう、市と病院が維持存続に関する協定書を結び、市民が安心して療養、医療が受けられるよう、地域医療に協力、貢献していただく内容であります。2点目の本市における医療需要や必要病床数、現状の把握と今後の予測についてでありますが、議員がご指摘の遠紋区域地域医療構想は、本市を含む遠紋地域を計画範囲としており、市のみの需要予測や必要病床数は把握していないところであります。今後は、北海道が主催する地域医療構想調整会議や遠紋圏域地域医療構想調整会議、遠紋保健医療福祉圏域連携推進会議において協議される見通しとなっており、情報収集や状況の把握に努めてまいります。3点目の一般病床を維持している民間医療機関への支援についてでありますが、現在稼働している一般病床を有している医療機関は19床を維持する1医院のみであります。当該医院につきましては透析治療を行っており、市内で透析治療を行えるのは広域紋別病院と当該医院の2医療機関に限られており、市民には必要な医療機関であります。当該医院において、透析機器の更新経費が負担となり、更新にちゅうちょをしていた透析機器の更新費用について、市では、市民への安定的な医療サービスの提供が必要と判断し、令和7年度から令和9年度まで3か年、医療機器更新費用の一部の支援を計画し、透析治療の存続を図っております。一般病床に対する一定の支援については、透析機器の更新後の稼働状況や病床稼働率等を踏まえ、判断してまいります。次に、市長公約に関連して、温浴施設紋太の湯につきましては、さきに保村議員のご質問にお答えしたことでご理解願います。次に、稼いでつなげるまちづくり、ふるさと納税についてであります。1点目のふるさと納税制度を産業振興政策として再定義する考えについてでありますが、ふるさと納税制度につきましては地場産品の全国プロモーション事業であることから、申込件数の増加に伴い、生産量の増強や設備投資、雇用増、加えて、企業誘致につながる側面があり、実際に本市においてふるさと納税を契機として市外事業者が市内に拠点を設けた事例もあることから、既にふるさと納税制度は産業振興政策の一環であると考えております。2点目の市として制度設計の方向性を示す考えについてでありますが、先進自治体の事例研究や制度分析を進めてきた結果、ふるさと納税3.0の取組は、ふるさと納税制度新商品開発や設備投資、新たな市外企業誘致の可能性にも期待できることから、本市のふるさと納税をさらに推進するため、実施に向けて検討してまいります。3点目の研究を進める場合の庁内横断的な検討体制の構築や具体的な検討スケジュールについてでありますが、ふるさと納税担当課を中心に、令和8年度中に事業者に対する支援策を有する部署と連携して既存補助制度との整理を行うとともに、先行自治体の制度、運用状況や市内事業者への意向調査を基に制度設計を進め、令和9年度以降の制度実施を目指してまいります。以上で答弁を終わらせていただきますが、教育問題につきましては教育長より答弁いたします。(降壇)
答弁 教育長 牧野昌教(教育長は2026年3月まで)
それでは、佐藤議員のご質問にお答えいたします。初めに、紋別高校の入学希望者数の状況についてでありますが、令和8年度の出願状況につきましては、普通科、定員120人に対して73人、総合ビジネス科、定員40人に対して17人、電子機械科、定員40人に対して14人、1学年定員200人に対し、出願者が104人と、募集定員を大きく下回り、総体で5割程度の出願状況となっております。次に、定員割れが学校運営体制に与える影響についてでありますが、高等学校の学級数や教職員配置につきましては、普通科1学級減に伴い、教職員5人程度の減が見込まれておりますが、加配措置により減員の影響を最小限に抑える措置を講ずると伺っております。次に、生徒の市内からの流出の状況についてでありますが、詳細な数値につきましては道教委の所管であるため、市教委が把握している範囲で申しますと、流出生徒数は、興部高校や遠軽高校など、市外公立高校への流出が令和7年度の25人に対し、令和8年度が42人、私立高校への流出は令和7年度の3人に対し、令和8年度が12人、通信制高校等が令和7年度の4人に対し、令和8年度が8人という状況となっております。令和8年度は、例年と比較し、多くの生徒が近隣の小規模高校のほか、進学または部活動実績で優れた私立高校や特色ある学科を有する高校を選択しております。一方、市外からの紋別への流入生徒数は30人程度と推測され、おおむね昨年同様の流入生徒数になるものと見込んでおります。令和8年度、流出生徒数が多くなった背景には、少子化の進行に伴う中学校卒業者数の減少に加え、高校無償化により、私立高校への進学の選択肢が広がったこと、専門学校や特色ある教育課程など、進学先の個性化、多様化が進んでいることなど、複合的な要因によるものと推測しております。次に、市教委の見解とこれまでの対応についてでありますが、これまで、市教委では、高校と意見交換を行い、紋別高等学校活性化事業による学力向上支援、部活動支援、生活支援など、経済的支援のほか、学生寮の建設、地元企業・団体と連携した学習機会の創出などの支援に努めてきたところであります。市教委の見解といたしましては、市長が市政執行方針で申し上げたとおり、高度なICT機器の導入、活用などにより、他都市の進学校と遜色のない授業が提供できる体制構築に支援を行い、地域の進学校としての役割を維持していくとともに、普通科3間口を堅持するため、より踏み込んだ検討が必要な段階に来ているものと認識しております。次に、魅力ある紋別高校づくりへの着手についてでありますが、地域単位で課題を共有し、将来を見据えた議論を行う場として、令和8年度に紋別高校が設置予定の学校運営協議会がその役割を担うものと認識しております。市教委といたしましては、学校運営協議会における議論などを尊重し、その中で示された魅力ある紋別高校づくりに資する取組に支援してまいりたいと考えております。以上、答弁といたします。(降壇)
質問 7番 佐藤昌樹
分かりやすい、そして、前向きな答弁をありがとうございました。何点か、確認のために再質問させていただきます。最初に、外国人就労について質問させていただきます。特定技能雇用者数について、水産、農業を除く14の分野で50人という試算がされておりますが、水産と農業は登録支援機関と協議して数値を設定しているということでした。その他の業種の50人という試算ですが、こちらは人手不足をこれで解消できるのでしょうか、そして、こちらの分野の登録支援機関との協議はなさっているのでしょうか、お答えできる範囲でお願いいたします。
答弁 国際交流推進室参事 田島慎二
お答えいたします。特定技能労働者のその他分野について、人手不足が解消できるかどうかになります。その他50人というのは、答弁にもありましたとおり、基準時点の数字から今後の需要も考え、設定したところでございますが、今後、さらなる日本人労働者の不足があれば、この人数でも不足してくることが想定されます。また、これに伴う登録支援機関との協議についてですけれども、全ての登録支援機関とは協議はできていません。しかし、代表的な大きなところとお話をした中で現況と今後については整理しております。
質問 7番 佐藤昌樹
特定技能雇用者数ですけれども、現在の数字は把握なさっていますでしょうか。
答弁 国際交流推進室参事 田島慎二
特定技能1号が大きなところになるのかと思いますが、直近の令和8年2月現在で210名ほどとなっております。
質問 7番 佐藤昌樹
先ほどの説明の中でも特定技能雇用者数については令和11年度で目標値が202名ということだったと思います。これは、今、上回っているということで判断していいとは思うのですが、3年後の令和11年度は試算で202名という数字が出ていいます。3年後は減るという試算なのですか。それとも、現状でも3年後の数字よりも上回っている数字なのですか。
答弁 国際交流推進室参事 田島慎二
お答えいたします。現状、210名ということで、令和11年度の数字よりも上回っておりますけれども、特定技能につきましては2019年から創設された制度でございまして、その間、コロナを挟んだり、その後、一気に特定技能を希望する外国人が増えたり、技能実習からのルートで3年働いた後に特定技能に移行するといったことが2025年ぐらいから重なっており、設定の段階で読み切れなかった部分といいますか、上振れは十分にあるのかなと考えております。現在の経済規模であれば、やはり、この程度の人数は必要になってくるのかなと思いますし、先ほどもお答えしましたが、今後の人口動向をはじめ、労働者の人口が減ってくれば、外国人に頼る部分は増えてくるのかなと考えております。
質問 7番 佐藤昌樹
次に、観光イベント支援についてお伺いいたします。先ほど説明も聞いたのですけれども、確認だけさせてください。これは観光に資する情報発信などは対象ではないという考えでよろしいのでしょうか。
答弁 観光空港対策課長 新川岳
お答えいたします。今回設けました支援策、市民団体観光イベント事業補助金は、主に観光イベント事業補助金ですので、イベントに対しての支援を想定した支援策となってございます。
質問 7番 佐藤昌樹
そのイベントとはどのような規模のものなのでしょうか。例えば、野外イベントなのか、室内イベントなのか、基準がもし決まっていれば教えてください。
答弁 観光空港対策課長 新川岳
イベントについてですけれども、港まつりや流氷まつり、それ以外に対してのイベントということで、策定する段階に当たっては、基本的に野外でのイベントを想定したところでありますけれども、今後、要綱を策定していく段階で詳しく検討していく予定でございます。
質問 7番 佐藤昌樹
続いて、医療支援に関して質問させていただきます。一般病床を有している医療機関は19床を維持する1医院のみということでしたが、仮にその1病院が既存の一般病床を療養病床に転換した場合などはどういう支援が考えられるのか、この補助制度の枠組みに当てはまるのか、確認だけさせてください。
答弁 保健福祉部参事 髙橋博明
今回の療養病床に関するものにつきましては、4月1日現在で療養病床を維持または稼働しているところとしております。議員が質問の、今後、一般病床を療養病床に転換した場合でありますけれども、経営内容のほか、いろいろと内容を見まして判断してまいりたいと考えております。
質問 7番 佐藤昌樹
続いて、魅力ある高校についてお尋ねいたします。先ほどの答弁の中で魅力ある高校づくりは紋別高校が設置予定の学校運営協議会が役割を担うということだったと思うのですが、紋別唯一の高校につきまして、市長が先頭を切って議論の場をつくって進める考えはないのか、市長に考えを聞かせていただきたいと思います。
答弁 市長 山﨑彰則
非常に大切な話だと思います。先ほど答弁の中にもあったと思いますが、学校運営協議会、要はコミュニティ・スクール―CSというものが学校にはあるのです。その中で、学校の運営に関し、議論する場所といいますか、学校と地域が、将来像や特色など、いろいろと話し合う場面や場所があると思っています。そして、学校の生徒数の減少や地域の産業との関わり合いについてですが、高校を出たらすぐに社会人となり得る世代でありますので、そういった場所を含めた中で議論を深めていっていただきたいなと思います。しかし、その場所に私が入る入らないはまた別だと思っております。学校の校長、教頭は学校の経営者であって、その評価、評議をする人たちが学校運営協議会といいますか、CS―コミュニティ・スクールの人たちだと思います。ですから、そういった中でたくさん話をしていただいて、今この学校に必要なものを見いだせたら、行政として、それが可能なのかどうなのか、そして、なるべくなら助けてあげたいという気持ちはございます。でも、いかんせん、今の学校は道の所管でありますので、私たちがどこまで踏み込めるのか、協調できるのか、それも学校も含めた中で話し合って、決して、知らないよという顔をするものではなく、深く関わっていって、市一丸となって今の高校を守り育てていけるような体制づくりに努めていきたいと思います。
質問 7番 佐藤昌樹
私も学校が運営する協議会が駄目だと言っているわけではないのです。紋別市で唯一の高校であります。道の所管ということではあるのですけれども、紋別市がこれからもいろいろと支援をしていくということでした。その中でも、やはり、紋別市のトップの市長が先頭を切って、紋別の高校を助けたり、中身を変えるのに助言したり、リーダーシップを発揮していただきたいという思いから今回質問させていただきました。その思いを残して、私の一般質問を終わらせていただきます。