みんなの議会

新冠町議会 平成27年第2回定例会 2015年6月22日

マイナンバー制度について

2015年6月22日、新冠町議会の一般質問で、武藤勝圀議員が「マイナンバー制度について」質問し、町長 小竹國昭が答弁しました。

質問者
武藤勝圀 議員
答弁者
町長 小竹國昭

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 9番 武藤勝圀

日本共産党の武藤勝圀です。私はこのたびの町議会議員選挙で5点ほど町民の皆さんに訴えまして、そして当選させていただきました。この任期中に1つでも2つでも実行できるように努力したいと思いますので、議員並びに理事者、役場職員の皆さんのご協力ご支援をよろしくお願いします。それで、今日3点ほど質問したいと思います。まず最初にマイナンバー制度ですけれども、これについては、昨年の9月で伹野議員が質問されておりますけど、進捗状況等について質問されておりますけども、私は今の最近のこの日本年金機構の流出事故。これら含めてどう対応すべきか。ということについて質問をしたいと思います。もともとこのマイナンバー制度というのは、当初政府が考えていたのは、社会保障・税・災害対策これに限定されていましたが、今まだ決まっていませんけれども、政府が考えているのは、国民の預貯金や健康診断情報なども利用できるように対象分野を広げる動きを強めております。提示されずこの国民のためを見れば、このマイナンバーはどうなのかという点からすれば、ほとんどメリットはない訳です。年に1回か2回利用するかしないかの状況で。ですから、実際ほとんどまだ浸透していない状況だと思います。現在その官公庁、民間企業のマイナンバー制度のシステム対応が完了したのは4%にすぎません。そして全国1788自治体のうちマイナンバーを取り扱う前に安全体制をチェックする特定個人情報保護評価。これを行っていない自治体が34%もあります。ですから、こういう状況から見てもとても実施できる状況にはないと思っております。最近の日本年金機構の情報流出、これはマイナンバー実施の前提が崩れております。そして国民の中にも不安と懸念が急速に広がっておると現時点では完全に個人情報を守る効果的なシステムは、確立されておりません。先行して実施したイギリス・アメリカ・韓国・スウェーデンなどで個人情報の漏えいなどの大問題が多発して、見直しを進めている平成27年第2回定例会新冠町議会会議録 第2日 (平成27年6月22日)国もあります。こういうことから10月からの番号通知などを中止し、制度廃止へ向けて、検討と議論を行うことを政府に求めるべきと思いますが、見解を伺います。

答弁 町長 小竹國昭(町長は2017年3月まで)

平成25年5月24日、社会保障・税番号制度を規定した「行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律」が成立し、同年5月31日に公布されております。この制度は、公平な社会保障や税制の基盤として制度設計されており、住民票を有する全ての日本国民と外国人に12ケタ、法人に13ケタの番号が交付されるもので、平成27年10月5日以降マイナンバーを「通知カード」という紙で通知することとなっており、平成28年1月から希望者に対し「マイナンバーカード」の交付が行われ、平成29年1月、国の機関の間での情報連携、同年7月には地方公共団体などを含めた情報連携が順次開始される予定となっております。マイナンバーは、私たちの生活に直結する年金や失業保険の受給手続き、医療保険や介護保険などの給付などの社会保障制度、税制における確定申告の事務処理、被災者生活再建支援金の支給などの災害対策に関する分野などに使用され、窓口で手続きのためマイナンバーカードを提示することにより、添付書類が要らなくなるなど、町民が行う行政への手続きが簡素化され、かつ行政の内部事務の効率化が進むことが期待されております。マイナンバー制度は、国が制度設計し立法化した制度であることから、町民への恩恵については希薄な感を抱きかねませんが、国はマイナンバー制度の目的を「公正な社会保障の給付」「公平な税負担」としており、これらの目的が達成された社会は広く国民の恩恵であり、町民の利益になると考えるところです。しかしながら、日本年金機構の個人情報流出事件のように、個人情報は常にサイバー攻撃の危険にさらされているため、セキュリティ面での不安を払拭することができないことも確かですが、マイナンバー制度に使用する回線は、国と地方公共団体とを直接つなぐLGWAN(エル・ジー・ワン)回線を使用し、新冠町では使用パソコンにインターネット回線に接続していないことから、サイバー攻撃の危険にさらされることはないと考えられ、さらに個人情報の監視、個人情報の流出や不正利用といった懸念を払拭するため、マイナンバーを使う行政機関や民間企業を監督する第三者機関「特定個人情報保護委員会」が新たに設置されております。また、職員についても、マイナンバーの取扱いについては細心の注意を払い、適切な運用を図るよう指導をして参りたいと考えております。先にも述べましたがマイナンバー制度は、国によってシステムを含めた制度設計がなされており、セキュリティ対策は政府が担っています。政府は、「個別の情報にアクセスできないシステム体制である」と説明しており、安全性を強調しておりますが、マイナンバーを巡る情報管理は、これまで以上に厳しく求められると認識しており、町村会等関係機関を通じ安全性の高いシステムの構築について要望して参りたいと考えております。マイナンバー制度は、公平・公正な社会の実現と将来の国のあり方に関わる重要な社会基盤整備であるとの認識から、マイナンバー制度に係る取り組みを進めていく所存でございますので、ご理解をお願い申し上げます。平成27年第2回定例会新冠町議会会議録 第2日 (平成27年6月22日)

再質問 9番 武藤勝圀

今、町長の答弁では、国の制度設計、国の仕事ということでしかも町民が一定の利益があることでこれを実施していきたいということなのですけれども、例えば先ほど言いましたように、これから政府で考えている医療情報こういうものを含めますと、9283万人に及ぶ膨大な数なのです。しかもやはり4つのリスクがあると言われているのですけども、1つは先ほども触れましたけども、100%情報漏えいを防ぐ完全なシステムの構築が不可能とそれから2つ目が意図的に情報を盗み得る人間がいると。3つめが一度漏れた情報は、流通売買され取り返しがつかない。そして4つは情報は集積されるほど利用価値が高まり攻撃されやすくなる。これはさっき言ったように医療保険も入れれば本当に膨大な数、これが本当に一度漏れたらもう取り返しがつかないことになると思うのです。そして、さらに基本3情報に加えて、性別も記載することになっていますから、だからケースとしては、そんなにはないのですけれども、例えば性同一性障がいの人は大きな不安を抱えていると。今まではいろんな情報の中で、そうした人の取り組みで性別は記入しないことで取り組まれてきたのですけど、今度このマイナンバー制度を実施されたら、それが明記されなければならないと。ですから、今まで職場で戸籍上は男だけど実際上は女であると、逆のケースもあります。そういうのが全部漏れて明らかになっていろんな不利益も被るケースも予想されますので、ぜひ、私最初に言いましたように、このマイナンバー制度は重大なリスク、問題を持っていますので、ぜひ町村会等でも通じて国の方に今一度立ち止まって検討すべきでないかと。そういう声を挙げてほしいと思います。

答弁 町長 小竹國昭(町長は2017年3月まで)

私どもこのシステムにつきまして、いろんな危惧を持ちながらいる訳でございますけれど、これはお話し申し上げましたように、そういう法律の下に執行されることになってございまして、私どもは、これが問題の生じないようなシステムを作り、そして国民がその利益を享受できるようなそういうシステムになるように国の方に組織等を通じまして、要望して後で問題が起きることのないようなことを国には十分に要望して参りたいとこのように思っているところでございます。以上です。

出典:新冠町議会 平成27年第2回定例会 2015年6月22日 議事録 PDF(7ページ) 間違いを知らせる