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南幌町議会 平成29年第3回定例会 2017年9月7日

子どもの貧困の実態把握調査を

2017年9月7日、南幌町議会の一般質問で、熊木惠子議員が「子どもの貧困の実態把握調査を」について質問し、町長、保健福祉課長が答弁しました。

質問者
熊木惠子 議員
答弁者
町長、保健福祉課長

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は町のサイトの一般質問の一覧の表記です。

質問 熊木

子供の貧困の実態把握調査をということで、町長に質問いたします。全国各地で子供の貧困が深刻化し大きな社会問題になっています。平成26年1月に子どもの貧困対策推進法が施行され、子供の貧困に対する問題意識を持って実態調査をする自治体がふえています。実態把握に基づく保護者の就労支援や、経済支援など多岐にわたる対策が急務となっています。子供の貧困を解決するために期限を区切った数値、改善目標を設定することや、担当部署などを明確にして取り組んでいる自治体がふえつつあります。本町では、子どもの貧困対策推進法に基づき、実態把握調査や施策の検討をどのように行っているのか伺います。貧困の連鎖や貧困の低年齢化が全国の調査で報告がされていますが、乳幼児健診や小中学校での実態について関係機関と共同して取り組む必要があると考えますが、町長の見解を伺います。

答弁 町長

子供の貧困の実態把握調査を、の御質問にお答えします。国では、子供の貧困対策を総合的に推進するために、子供の貧困対策に関する大綱を定め、都道府県はこれを勘案して計画を定めるよう努めることとされています。このことから、道においては平成27年度から平成31年度までの、北海道子どもの貧困対策推進計画を策定し、毎年度事業実績を把握し、計画の管理を行っているところです。町としましても、第6期総合計画に挙げている、保育所利用者負担額の引き下げや乳幼児・児童生徒等の医療費助成、高校生通学費補助事業、公設学習塾などの町独自の事業は、子育て支援のみならず低所得世帯における支援を考慮した事業を展開しています。また、子供の貧困に係る調査ですが、平成28年度に道が圏域ごとに抽出した13市町および札幌市で子供の生活実態調査を行ったところです。町では、具体的な実態把握調査は実施していませんが、生活保護世帯やひとり親家庭の児童扶養手当の申請のほか、母子保健事業で、家庭環境を含めた経済的な状況を把握しており、各関係機関との連携のもとで支援を行っています。今後においては、道の分析結果や他市町村の動向を注視していきたいと考えています。いずれにしましても、子供の貧困対策を効果的に進めるためには、個別的な支援が有効であるとされていることから、保護者への情報提供や相談支援により、子供の成長段階に応じた切れ目のない支援を継続してまいります。

再質問 熊木

再質問いたします。ただいま答弁いただきました。実態把握調査は実施していませんということでしたけれども、その前にこの子供の貧困について、今や日本全国で相当深刻な状況となっています。子供の貧困対策推進法が衆参両院の全員一致で採択された背景には、4点・5点ほどあるとされています。子供の貧困という用語が提起され、書籍や雑誌・ニュースなどで大きく取り上げられたこと。2番目には国際的な統計、OECDで日本の子供の貧困の高さに注目が集まったこと。3番目に、イギリスで2010年3月に子供の貧困法が成立し、2020年までに子供の貧困の撲滅を宣言したこと。4つ目に、「なくそう!子どもの貧困」全国ネットワークや、あしなが育英会など諸団体が法律制定への要望などを行ったことなどが挙げられています。政府は2014年8月に子供の貧困に関する大綱を閣議決定しています。この中で大綱の中にいろいろあるんですけれども、サブタイトルは、全ての子供たちが夢と希望を持って成長していける社会の実現を目指して、となっています。私はこのサブタイトルにすごい感銘を受けたっていうか、やっぱりこれ本当に真剣にやらないとだめだなってことを強く感じました。大綱の柱として、子供の将来がその生まれ育った環境によって左右されることのないように、また貧困が世代を超えて連鎖することのないよう、必要な環境整備と教育の機会均等を図ることは極めて重要であると掲げています。先ほども答弁にありましたけれども、2015年度から国が子供の貧困調査に交付金を支給したことで、調査する自治体がふえています。先ほどの答弁で13市町と札幌市ということで答弁されましたけれども、具体的に13市町はどこなのか教えていただきたいと思います。またこれを受けて、この13市町以外にも、今実態調査を進めているところがふえていると聞いております。生活実態の基礎調査ということで、その町その市の基礎調査では、人口推移や200万円以下の課税標準額や比率、200万円以下の所得世帯数、医療費の減免や就学援助など詳しく調査し実態に即した支援を進めているというところもふえています。本町では、これをどのように把握しているのか。そして、調査をする計画があるのかどうか。先ほどはしていないということでしたけれども、私はやはり調査はする必要があると思います。けさの新聞報道でも、隣町で質問に対して調査をするというふうに記事が載っていました。ですからやっぱり前向きに捉えて調査をしていく、そのことによってこの町で貧困と真剣に向き合うという姿勢になっていくのではないかと思いますので、そこは再度答弁いただきたいと思います。また、先ほど各課と連携してっていうことで実際には取り組みがされているという答弁でした。乳幼児健診や、あと学校などとも連携しているということで各課のそういう連携の中でどのような内容で、そしてどのような声が寄せられているのか、そこもしわかれば、教えていただきたいと思います。また、先日来いろいろニュースとか報道特集とかでも子供食堂とか子供の居場所づくりが話題になっていますけれども、近隣でも実施しているところがありますが、このようなところで町とか市が子供食堂をやるっていうところはなかなかなくて、NPOとかいろんな団体が立ち上がっているところが多いんですけれども、そういう場合であっても会場費を町が負担するとかっていう形で取り組まれているところが多いと聞いています。もしそういう要望があった場合に町としては取り組んでいくということを考えているのかどうか。また学習支援として無料塾や公設塾が取り組まれているということも報道されています。本町でも今、計画の中にある公設学習塾、この進捗状況について伺います。以上何点かですけれども、お願いいたします。

答弁 町長

熊木議員の再質問にお答えをいたします。13市町の関係については職員のほうからお答えをしていただきますけれども、まず熊木さん、うちの町の実態調査、十分把握していられるんでしょうか。全国的には今、熊木さん言われたとおりであります。うちは先ほど申し上げたように、いろんな会議を通じながら実態把握をして、先ほど言った貧困、あるいは所得の関係、全部が一緒になってやっておりますんで、合わせていろんな委員さんからも声をいただいて、未然に防いでいくというか、そういう情報を察知しながらいるところであります。私は逆に言うと、今1万人未満という町であります。ある程度、情報の把握はかなりできていると思います。100%とは言いません。でも、そういう町だからこそいろんな声をいただいていろんな対策を、先ほど申し上げたとおり、いろんなことはやっているところであります。子供の居場所づくりも含めて、学童保育の延長もやっておりますが、なかなか延長を使うまでにまだいってない家庭が多いようであります。あまり使われていません。そんなことを考えますと、ある程度把握しながら、今やっているところであります。だから大きい町あるいは市は、実態把握調査っていうのはなかなか難しいから、行政である程度は私はやっていかなければならないかなと思っておりますが、今のうちのいろんな連携の中で、いろんな会議の中で常にそういう情報交換されておりますんで、逆に言うと調査をしない中で今やってることを推し進めていくことが未然に防げるんではないかなというふうに思っております。先ほど申し上げた、1回目の答弁で申し上げたいろんな事業やってます。それらを含めて低所得者、子供たちが同じような環境で、親の責任じゃなくて、同じ子供としていけるように、できるだけ努力をさせていただいて、支援をさせていただいてるということでありますので、今のところ我が町については、深刻になるほどの実態はあらわれていない。ただこれから起きる可能性もありますから、これは綿密に今あるいろんな会議で情報交換をさせていただきながら、やっていかなきゃならない。これは手を抜けませんけども、今早急にこの貧困対策の実態調査をする、まだ私は時期ではないというふうに思っております。道やら今やってる13市町村のその辺の実態も出てきますから、それらを見ながら、うちとしてもやらなければならないかなと思えば、今後はそういう動向を見ながら考えることかと思いますけれども、私は今のところ、そんな部分についてはそこまでなくても、今ある体制の中で、しっかりやっていけばいいのかなというふうに思ってます。公設学習塾は今、ことし制度設計でやってますので、これは皆さんにお話ししたとおり、年数をもって順番につくっていきますよ、ということでありますので、今その段階でまだ新しい報告ができるものがありませんけれども、それをどうやるべきかということで今、関係者で練っていただいておりますので、また明らかになれば、お示しをできると思いますので、御理解いただければと思います。13市町についてはそのようなことで、先ほどもう一つありました居場所づくりのNPOは、今そういう状況なものですから、そこまで考えておりませんけれども、もしそういうことが出てくれば、それは当然町としても考えられなければなりませんが、町の政策の中で十分今のところは足りてるのかなというふうに思っておりますから、そういうNPO法人が出ていただければ、非常にありがたい部分が出てくるかと思いますけども、それらが出てきたときには、いろいろ検討させていただきたいなというふうに思っております。

答弁 保健福祉課長

先ほどの道の実態調査の関係の御質問にお答えいたします。北海道におきましては8圏域に分けまして、そこから抽出した13市町、近隣で言いますと、三笠市・滝川市、あと近隣ではございませんけれども、岩内町・蘭越町・登別市・浦河町・北斗市・稚内市・旭川市・網走市・幕別町・清水町・釧路市、こういったふうになってございます。調査の数といたしましては、それぞれのところからの抽出でございまして、約2万件そちらをベースに調査をしているところでございます。調査の内容といたしましては非常にデリケートな話題も多くございます。各家庭の年収、そういったものと進路の状況、あと日常生活で困っていることがないかなど、非常に細かな調査となっております。あと各課の連携の中でということなんですけれども、そちらにつきましては、特に町長の答弁にもございましたが、特に貧困に対する話題はございません。ただ、学校教育とは非常に綿密な連携をさせていただいておりますので、子供さんに何かあったときには、教員を通じて教育委員会、さらには保健福祉課のほうにも連絡がまいって即座に会議を開いているような状況にございます。あと乳幼児健診等で実態把握をさせていただいております。細かい内容ではございませんが、生活が苦しいなど、経済的な不安はありませんかということで、母子手帳発行から3歳児健診まで、全ての問診表にそちらを盛り込ませていただきまして、必ずそこに注視して保健指導もしくは生活指導も行わさせていただいているところでございます。以上です。

再々質問 熊木

再々質問を行います。先ほど冒頭、町長のほうから町の実態を知っているのかというか、そういうことを私は言われたと思うんですけれども、十分とは言えないかもしれないですけれども、私なりにやっぱりつかんで知っています。それから全国の流れがうちの町だけが避けて通れるというものではないと思っていますので、そういう意味でやっぱり予防っていうか、そういうこともすごく大事だと思っています。先ほどの町長の答弁の最後のほうでは、切れ目のない支援を継続していくっていうことで、それは本当に続けてほしいことですし、評価できることだと私も思っています。先ほど、いろいろ答弁いただきましたけれども、そこまで深刻な状況では、言ってみればないというふうに町長は思っていて、それから各関係機関が連携している、いろんな会議体でも話がされているので、その未然にっていうかそういうこともあるので、特別実態調査はする必要がないという答弁だったと思うんですけれども、いろいろこう生活実態の基礎調査と一緒にっていうところでは、やはりそこを重要視してやっている自治体が多いと思います。先ほど教えていただいた13市町というところに入っていなかったと思うんですが、洞爺湖町でもこの調査が議員の質問によって、調査が行われています。そこの中ではどういう項目で調査するのがいいのかっていうことを何回もこうその各課が集まって練って、それで調査をしているという実態がありました。そこの中ではやっぱり大きな都市に比べて貧困というか、数が少ないっていうか、そういうのもあるんですけれども、やっぱり細かく見ていくとなかなかこう見えない、隠された貧困というか、言葉がちょっとおかしいですけれども、例えば小学校・中学校とかでも、家庭の貧困を子供がやっぱり必死に隠すっていうことが教師のほうから見て、ちょっとわかるっていうことが報告されたっていうことをお聞きしました。だから子供たちはやっぱり誰が守ってあげるのかっていうところを真剣にやっていかないと、本当にどんどんどんどんひどくなるんではないかなと思うので、今回この質問を持ってきました。ですから私は、やはり何らかの形で調査をしていくってことは必要だと思うので、今後ぜひ検討していただきたいと思いますし、その時期とかがもし目標値を定めてやるということの計画をできるかどうかもちょっとお答えいただきたいと思います。また、公設学習塾の件についてはわかりましたので、その計画が進み次第、報告お願いしたいと思います。あとは28年の第4回定例会で就学援助のことで、入学準備金の支給を速やかにしてほしいという形で質問いたしました。その時教育長が答弁されて、その後すぐそこでは検討するということでしたけれども、すぐ前倒しというかそういう形で実際には行われたっていうことでは大変感謝しております。その時に、いろいろこうその少子化に伴う児童数の減少とかから、本町の場合はその貧困率っていうことを見ると、全国平均とか全道平均で見ると、それほどこう高くはないけれども、決してないわけではないってことを教育長が答弁されたと思います。そこのところを、そういう認識で一致できたっていうことは、私はすごくありがたかったなと思うんです。だから数字は全国のレベルよりも少なくあっても、やはりそこに隠れているものとかそういうところをやはりこう私たちが、行政にいるものも一緒に問題意識を持って見ていくってことがすごく大事ではないかなと思うので、その辺でもし何かあればちょっとお答え願いたいと思います。また、教育現場でいろいろその関係機関も協力していますけれども、子供の貧困によるいじめなどとかが起きている実態がないのかどうか、そこ1点確認させてほしいと思います。

答弁 町長

熊木議員の再々質問にお答えをいたします。いろいろお話いただきましたけども、今教育長のこないだの答弁の中でもあるように、それだけ事前にうちはいろんな情報交換させていただいております。ですから、今特別につくってどうのこうのっていうことではなくて、それでまだ間に合っているって言ったら言葉悪いですけれども、やっぱりある程度見れるという、いい状況にあると。それから学校からの情報も速やかに入ってきますので、それらを含めていくとこの実態調査をしたからどうなるという分野も当然あるかと思いますが、私はそれなりにうちの町として、そういう対策にならないように、事前にいろんな形で会議等々でやらせていただいておりますので、今すぐ要請があったからすぐうちもやると、そんなことは考えておりません。どうしても今の管轄で我々がやってる事業・支援の中で、これは不備があるとか何か新たな問題が出てくれば、当然その調査もしていかなければなりませんが、調査するどころより、やはりきめ細かにそういう情報交換をしながら、そういう人たちを少しでも救える手法をいかに早めにやるかということではないかなというふうに思っております。いじめの関係でありますが、大きないじめはないようであります。ただ、子供たちのことでありますから、けんかしたらいじめだっていうそういう捉え方も今の風潮だからあります。だからそういう部分もありますけれども、大きなことになるような、事前にそれは学校ともあるいは教育委員会とも意見交換しながら、最初のときに芽を摘んでいただいておりますので、今のところはそんな大きないじめには発覚していない、それは学校と教育委員会等々、あるいは保護者と連携をしながら、事前に把握して芽を摘んでいるということでありますので、それと同じように、こういう対策の調査をやってみんなに広めていけばいいかどうかっていう問題ではないと思うんで、子供たちのことも考えてあげないと。だから私は今ので足りなくなれば、当然調査もしてやっていかなきゃなりませんが、私の今の見ている感じでは、ある程度行き届いているんだなというふうに思っております。それを手を抜かずに、これからも粛々とそういう人がふえないように進めていく。それが温かい行政ではないかなというふうに私は思ってますので、そういう方向で進めさせていただきたいと思っております。

再々質問 熊木

役場庁舎内の喫煙場について。受動喫煙に対する健康被害などが問題となっています。

出典:南幌町議会 平成29年第3回定例会 2017年9月7日 議事録 PDF(14ページ) 間違いを知らせる