南幌町議会 平成28年第4回定例会 2016年12月8日
児童生徒の読書活動の活性化を目指すためには
2016年12月8日、南幌町議会の一般質問で、佐藤妙子議員が「児童生徒の読書活動の活性化を目指すためには」について質問し、側瀬議長、教育長が答弁しました。
- 質問者
- 佐藤妙子 議員
- 答弁者
- 側瀬議長、教育長
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は町のサイトの一般質問の一覧の表記です。
質問 佐藤
おはようございます。本日は教育長に1問の質問をさせていただきます。児童生徒の読書活性化を目指すためには。子供の読書活動は、言葉を学び感性を磨き、表現力を高め想像力を豊かなものにします。現在、児童生徒の取り巻く環境は、あふれるばかりの情報メディア、それに伴った変化への対応、家庭や地域での生活環境の変化が児童生徒の読書離れにつながっていると考えます。本町では現在、生涯学習センターぽろろの図書室を中心とした、さまざまな読書活動の取り組みをしています。今年度内に南幌小学校でもぽろろ図書室の本の貸し出しができる予定とお聞きしており、さらに多くの利用者がふえることを期待するところです。本町児童生徒の読書離れを防ぐため、環境整備、どのような本が読みたいと思っているのか、読書目標の設定、地域や町で子供の成長を見守ることが重要と考えます。そこで教育長に4点伺います。1、南幌小学校で予定しているぽろろ図書の貸し出しは具体的にどのような取り組みをされるのか。2、児童生徒が興味ある本のニーズ把握をされているか。3、児童生徒が挑戦できる読書の目標の設定を設ける考えは。4、現在取り組んでいるブックスタートとともに、地域で子供の成長を見守り、応援する事業を行う考えは。以上です。
答弁 側瀬議長
教育長。
答弁 教育長
児童生徒の読書活動の活性化を目指すためには、の御質問にお答えをいたします。平成27年4月に生涯学習センター開設以来、多くの児童生徒の皆さんに図書室を御利用いただき、夏休み・冬休みには、レファレンスル-ムを利用して学習する子供の姿も多く見られる状況でございます。1点目の御質問については、小学校における生涯学習センター図書の貸し出しは、インターネット回線を通じ、ぽろろ図書室と小学校図書室を接続し、予約を受けて貸し出しすることとしています。主に図書委員が操作を行うため、できるだけ容易にできるよう環境を整えたり、セキュリティーにも配慮した運用に努めていかなければならないことから、現在、最終確認作業を学校と行っており、3学期からスタートする予定でございます。2点目の御質問のニーズ把握については、リクエストカードといった具体的なものは実施しておりませんが、貸し出し窓口で要望があったときは、担当職員がその内容を判断し、選書の参考としております。また、昨年、図書館流通センターのブックキャラバンにおいて、読み聞かせサークルの皆さんに直接選書していただきましたので、今後も機会があればそのような場面を設け要望に応えていきたいと考えております。3点目並びに4点目の御質問については、先般、社会教育審議会から「南幌町子どもの読書活動推進計画(案)」の答申を受け、その中で読書通帳や読書感想文コンクール、新1年生を対象としたブックスタートプラスの実施の御提案をいただきました。いずれにいたしましても、ブックスタートを始め、小学校での朝の読み聞かせ、幼稚園・保育所への出張読み聞かせなどの読書活動を実施する中で、中心的な役割を担っていただいております読み聞かせサークルの皆さんの御協力をいただきながら、今後さらにこれらの活動を定着させ、児童生徒の読書離れを防ぐための環境整備、地域や町で子供の成長を見守り、応援する事業などについて、本年度策定する「子どもの読書活動推進計画」に基づき、平成29年度より取り組んでまいりたいと考えております。
答弁 側瀬議長
7番 佐藤 妙子議員。
再質問 佐藤
再質問させていただきます。ただいまおっしゃられましたように、本町の生涯学習センターでのぽろろ図書室が開館してから、読書通帳またキッズライブラリー、ふれあい館での本の返却とか、また来年1月からはですね、図書の宅配サービスを実施されるということをお聞きしまして、図書室でありながらも図書館以上の取り組みをされているっていうことに、本当に敬意を払うものでございます。特に今回はスクールバスの生徒などにも本の貸し出しが利用しやすくなるということで、そこで小学校での貸し出しについては今回初めての取り組みということで、実施に際しましてはこれから学校と教育委員会とが連携してさまざまな心配点もあると思います。その中で特に注意を払う点などございましたら、お聞かせ願います。2問目のニーズ調査なんですけれども、できるだけ児童生徒には質の高い読書、また推奨する本をということで、担当部局でも購入していただいてるとは思うんですけれども、しかし貸し出し状況を見ますとですね、児童生徒向けの新刊図書を借りている件数が少ないように思われます。それで、どのような本が読みたいのか、今後掘り下げたニーズ調査をする必要もあると思っております。南幌町で読書を全くしていない生徒が小学校6年生で46.2%おりました。また中学校では42.6%というデータが出ております。やはり求める本があるのかないのか、それによって利用率も高まってくると思うんですね。それで、時代をとらえたやっぱり魅力ある書籍の配備が必要だと考えます。そのために、児童生徒のためのリクエストの受け付けを考えてはどうかと思ってます。先ほどの御答弁の中で要望があれば、お聞きしますっていう話だったんですけれども、私はきちっとした形でリクエストを受け付けますという、そういう決まりを決めていただきたいなと、そのようになったらうれしく思っております。それと読書の目標を持つということでございますけれども、今本当に活字離れ、読書離れを防ぐあらゆる工夫をしなければいけないと思っております。今子供たちの周りでは読書よりも楽しいものが満ちあふれているわけですね。それで、子供たちが目標を持って挑戦心を養うことというのはこれから生きる子供たちにとっても、大きな力をつけることになるのではないかと思っております。空知の滝川市ではですね、図書館事業と学校との連携で読書通帳を発行し、100冊達成者に賞状を発行しております。ことしの10月には小学1年生の女の子がですね、500冊を読破して、今は1,000冊を目指しているということです。そのクラスの半数が100冊をほとんど達成、半数の子が達成しているというお話でした。やっぱり仲間と挑戦することも励みになりますし、読書を推進する導入の一つだと思うので、ぜひこのような取り組みをいかが考えるか、お聞かせ願います。それと4番目のブックスタートなんですが、本当に皆さんに喜ばれております。先日利用したお母さんから聞いた話なんですけれども、自分の子供は3人いますということで、上の子供さんがブックスタートでいただいた絵本を、今は自分の下の兄弟に読み聞かせしてるっていう話でした。そのお母さん自身もですね、南幌町から我が子にいただけたということでこの本は特別に感じていますという、そういうお話をいただきました。本当に、そういう認識なんだなっていうことを、私自身も改めて気づかされたわけでございます。本町の生徒が健やかに成長をすることは、これからの町の大きな発展にもつながると思います。それで、先ほどですね、新1年生を対象としたブックスタートプラスの実施の提案をいただきましたということですけれども、ぜひ実施していただきたいなと思っております。それに伴って、うちの町はそんなに児童生徒が多い町でもないわけですから、中学校入学時もですね、幼児はブックスタートなんですけども、セカンドブックとして小学校、中学校はファーストブックとして、本を贈る事業の取り組みをぜひ考えていただきたいなと思っております。以上です。その4点です。
答弁 側瀬議長
教育長。
答弁 教育長
それでは再質問にお答えをさせていただきます。まず佐藤議員が子供さんに対する思いと、子供さんがこういうふうに育ってほしいという思いは、多分共通部分がたくさんあると思います。そういう基本の中で答弁をさせていただきます。まずインターネット回線を使って、学校の図書委員とやりとりをするということですので、その分で専用回線を利用することから、セキュリティーっていうものが一番大切になってきますので、その辺の安全性を確保したという形の中で取り進めをしたいということが第一義でございます。そういう中で実際に運用を開始した中で不都合な点があれば、その都度打ち合わせをしながら解消していきたいというふうに思います。それと図書の選定の関係だと思いますが、児童書については現在で約4万冊ほど図書室に蔵書がございます。その中で児童書は1万9,000冊、さらに一般書は2万1,000冊、合わせて約4万冊ということでございます。それぞれ要望があればということでなくて、図書の貸し出しの時に窓口に来られて子供さん方が要望されるものについても、聞き取りをしながら選書の中の参考にさせていただいてる現状もございます。ただ小学校・中学校それぞれ図書室というものがございまして、その中でも子供たちの要望、あるいは調べ物とかっていうもので、それで図書室が利用されてる経過がございます。折に触れてどういう傾向にあるのかということも意識調査をしながら、子供たちが多く読んでいただけるような、本を選書することが一番だと思いますので、今後対策について検討してまいりたいというふうに考えております。それと、子供たちの本の顕彰制度ということで滝川市の事例のお話をいただきました。佐藤議員も御承知のとおり一応南幌町も読書通帳ということで、幼児、小中学生一般の方ということで、幼児、小中学生については70冊を基本という形の中で、後ろのほうに頑張りましたねということでやってございます。ですから顕彰制度、表彰するということで、本人が励みになるということであれば、そういうことも含めて検討してまいらなきゃならないと思いますが、私どもが小さい時に、夏休み期間中に近くの広場に行ってラジオ体操をして、そのカードに判こを押していただいた、そういうことが励みになって行ったという、もう一つそういう原点に帰って本を読むことは楽しんだよという、そういうことも含めた読書の意義というものを広める活動もあわせてしていかなきゃならないかなというふうに思っております。いずれにしても、学校だとか行政だけで読書を推進するということは非常に難しい面もありますので、その中に家庭の皆さんの御協力をいただきながら、そういう活動も展開してまいりたいと思います。それとブックスタートの関係、ブックスタートさらにブックスタートプラスさらに中学校ということでお話がありました。現状としては今、社会教育審議会のほうからブックスタートプラス、あるいは読書感想文だとかさまざまな読書計画を含めた、答申をいただいたところでございます。今後その答申について教育委員会で決定しながら、地道に最初から風呂敷を広げることなく、できることから地道に取り組んでいきたいというふうに考えてございます。以上です。
再々質問 佐藤
ただいま教育長の思いを聞かせていただきました。再々質問なんですけれども、今、国立青年機構の調査では、就学前から中学校までに読書量が多い子供ほど未来志向・社会性・自己肯定・意欲・関心が高いという結果が出ております。このような点からも成長期の児童生徒に読書が大きくかかわることもわかっております。南幌中学校が行った平成28年度の生徒質問調査の中で、自分にはよいところがあると答えた中学生は59.6%でした。また、人の役に立つ人間になりたいと答えた生徒は何と100%でした。私はその中で自分には自信がないんだけれども、人のためになりたいという、そういう人間として一番大事なところを持ち合わせて成長している本町の子供たちに改めて感動しました。ですから、たくさんの本を読み読書の力をつけていただき、人格とともに学力もほかに負けない子供たちになってほしいと、そのように思っております。それで先日、本町で開催いたしました家庭教育ナビゲーター養成講座というのがあり、受講させていただきました。その講座の中で今、親たちの一番の悩みは子供のしつけだそうです。スマートフォンやゲームばかりしないでと、親が読書を勧めても子供は友達同士とラインをしていて、返さなくてはいけない、返さないと仲間外れにされてしまう。それで布団に入ってからもずっとスマホを手放すことができない。それで寝不足になるっていう子供も今ふえているそうでございます。それで、家庭でルールを決めてもですね。それぞれの家庭が決まりが違うということで、子供たちもやはり規則を守ることが難しいという、そういうお話でございました。そこで、そういうこともありまして、本州のとある小中学校では、9時以降のスマートフォンまたはゲームを禁止にしたんですね。検証したところ友達とのラインをやめようと言い出せなかったその子供たちが、決まりがあるおかげでもうやめようと言えるようになった、そういうタイミングができたということで本当にほっとしたっていう話もございました。ここで私はそのスマホだとかゲームのよしあしを議論することは差し控えたいと思ってはおりますけれども、しかし本町においてでも、そのスマートフォン、子供の読書時間、学習時間の関係に悩んでいる家庭も少なくないんですね。それで、本年度、空知の沼田町、沼田中学校でも生徒会が携帯電話・スマートフォンのルールを作成しました。また、刈谷市の小中学校でも9時以降の利用を禁止しました。今後、本町もこのような読書活動を進めるためにはですね、やはりこのようないろいろな取り決めも必要ではないかと。そのように感じます。今後本町でのスマホやゲームなどと読書の関連性を、教育長はどのようにお考えになるか、お聞かせ願います。
答弁 教育長
答弁になるかどうかは別といたしまして、全て子供たちに大人が制約を加えるということがどうなのかなと。それは決まり事をするということ、家庭でできないから違う場所でやっていただきたいということじゃなくて、まず家庭内のことは家庭の中で取り組みをまず始めていただきたいという思いがございます。ですからスマートフォンでも、決して悪ばかりじゃないと思います。やっぱり利用されて値のある機器だというふうに思っていますので、正しく有効に使うということがまず前提だと思います。そこから始まって、ルールを決めた形の中でどういう生活が送れるかということをまず始めていただいて、その結果いろんな部分が出てきた時に、これはどうでしょうかという話、さらに先進地の沼田町だとかの話もありましたが、それは生徒会あるいは子供たちの側が自発的に、そういう決めをつくってはどうかという部分で始まったものだと思います。できればそういう形のほうが子供たちの心の中にストンと入ってくるんじゃないかなと、そういうふうに思っております。いずれにいたしましても読書活動、読書については言語活動の基本でございます。先ほど、監査委員のほうからの報告があったように、やっぱり国語の力という部分、それと同僚議員からありました新聞の活用、そういうことも含めた形の中で子供たちが多くの書物に触れるということは、将来大人になった時に大きく役立つというふうに考えてございますので、幼児期からの読書についての有効性を含めて今後、読書活動計画の中で推進をしていきたいというふうに考えてございます。