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中頓別町議会 令和5年第2回定例会 2023年6月22日

美しい自然を守り共生する町について

2023年6月22日、中頓別町議会の一般質問で、長谷川克弘議員が「美しい自然を守り共生する町について」質問し、町長 小林生吉、産業課長 平中敏志が答弁しました。

質問者
長谷川克弘 議員
答弁者
町長 小林生吉、産業課長 平中敏志

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 4番 長谷川克弘

受付番号5番、議席番号4番、長谷川でございます。私からは2点質問させていただきます。まず、1問目、自然環境保全について。町政執行方針で述べられている環境、美しい自然を守り共生する町について伺います。エゾシカなど有害鳥獣対策により相当数の捕獲、駆除が行われていると思うが、依然町内各所でエゾシカ、アライグマを目の当たりにするが、我が町における適正と思われる頭数との乖離についてどのように思われ、今後対応していくのか伺います。また、ヒグマの目撃情報や沿道の看板の設置箇所も年々増えていると認識しています。人身事故を未然に防ぐための抜本的な見直しが必要で対策を検討していくとあるが、これからの展望についても伺います。

答弁 町長 小林生吉

長谷川議員の自然環境保全についてのご質問にお答えしたいと思います。本町における生息数調整を目的としたエゾシカの捕獲頭数は、令和2年度以降から毎年500頭以上を捕獲しており、令和4年度では過去最高の680頭の捕獲実績となるなど、捕獲従事者及び関係機関の皆様のご協力に感謝を申し上げるところであります。しかし、毎年実施しているエゾシカのライトセンサスの結果では令和元年度以降は微増傾向となっているほか、冬期間に国道沿いに出没する個体が増えていることから、交通事故等の発生が懸念されているところであります。北海道の推定では令和3年度の北海道北部地域には約18万頭が生息していると公表されており、増加傾向が続いている状況と考えられます。本町地域内の生息数の推定は難しいところであり、適正な生息数がどの程度かの判断もいたしかねるところではありますが、生息頭数の減少が見られないことから引き続き捕獲を推進していく必要があると考えております。北海道のエゾシカ捕獲推進プランによる宗谷管内での許可捕獲による目標捕獲頭数は、令和4年度では6,000頭とされており、単純に陸地7市町村で案分した場合には約850頭の捕獲が必要とされております。地域の捕獲従事者数との兼ね合いもあることから、町としては引き続き年間500頭を当初目標として設定しつつ、状況に応じて年度内であっても許可捕獲頭数目標を変更していく考え方をしております。銃器による捕獲が主体となっていることから、エゾシカ捕獲については捕獲従事者等とも意見交換を行いながら進めてまいりたいと考えております。また、ヒグマにつきましては全道的に生息頭数の増加による住宅地周辺の目撃情報が増加しているほか、痛ましい事故が報道されるなど、ヒグマによる家畜や人的な被害防止を講じることは非常に重要な課題と考えています。町内では市街地近くでの目撃情報が増加しているほか、今年度既に4頭が捕獲されているなど生息頭数は増加していると判断しており、年度当初には北海道に申請していた許可捕獲頭数も増頭申請手続を行うなど、被害防止を前提とした対応を図っているところであります。北海道も春季管理捕獲を進めているところですが、道からの情報提供が不十分であったため、今年度本町では未実施となっています。今後は捕獲従事者等と協議し、実施に向けた検討を進めてまいりたいと考えておりますが、捕獲従事者の高齢化に伴いヒグマの捕獲経験者が少なくなっていることから、捕獲技術等の伝承をいかに進めていくかも大きな課題であり、関係機関等と協議検討していきたいと考えております。なお、アライグマにつきましては外来生物法による特定外来種と指定されており、捕獲処分することが定められております。本町でも令和4年度において212頭を捕獲しておりますが、繁殖能力が高いことから、引き続き出没情報によるわなの設置や貸出しを進めていく考え方としております。

再質問 4番 長谷川克弘

今の件について再質問させていただきます。私からも担当課職員、地元猟友会、回収を委託されている振興公社さんのご労苦に対し敬意を表すところであります。基幹産業が酪農業ということもあり、農業被害の中で一番は牧草の被害、約4割が牧草の被害ということになっております。このたびの商業補助なんかも逆に侵入防止のための電気柵の設置などをして、外側から内側に入ってこないような対策を取られていると思いますが、同様に牧草地、農地、我が町の畑と言われる地目の部分でいくとほぼ牧草地なのでしょうけれども、今現在放牧という酪農の形態から舎飼いに移り変わって、電気牧柵等の設置というのはほぼほぼされていないような状況にもなってきているので、今後農業被害が拡大するようなことがあれば補助を出して電気牧柵などの侵入防止対策というのが当然必要になってくるかと思うので、その辺を少しお伺いしたいと思います。また、管内も一時、平成から令和の初めの頃は路上に鹿が出てこないぐらい一度減ったとは思うのですけれども、それからここ数年また同じように交通事故等も増えております。管内では昨年314件が報告されており、やはり被害が増大しております。この辺の路外から道路への侵入なんかの対策についても何か案があればお伺いしたいと思います。それと、ヒグマです。毎日のように道内のニュースなんかでも札幌市内、藻岩山で出ただとか南区で出た、目撃されているということが報告されております。そんな中でヒグマの習性が変わってきていると。人を怖がらない、人を恐れない、人を見慣れてしまっているなど言われております。また、1990年、春熊駆除が禁止になって以来、熊の頭数も5,200頭から1万1,600頭と推定されております。そんな中で先ほどもお答えいただきました春季管理捕獲という部分の情報提供が不十分であったためというところのお答えがありましたが、なぜそこの情報提供が不十分で今年行われなかったのか、分かる範囲でお答えいただければなと考えております。やはり春熊駆除というとき、雪山とか冬籠もりから覚めてすぐ出てきた熊が追われた経験をもって人間は怖いというところを、そういう教育をされた熊というのはもう一頭もいないと。熊の最高寿命が34歳だそうです。それからいけば春熊駆除が禁止になって35年の月日がたってしまって、そういう教育というか、怖い思いをした熊は今現在一頭もいないということなので、今後の対策についても再度お伺いしたいと思います。

答弁 産業課長 平中敏志

すみません。質問が多かったので、抜けている点があればご指摘いただきたいと思います。まず、地域内の農業、特に酪農家の牧草地についての電牧等の対応というお話だったと思いますが、牧草地全部に電気牧柵を設置してということは、雪の状況もありますし、面積もかなり広いという中で、収益性の問題からも含めて全てに設置することはなかなか現実的ではないのかなという印象は持っています。ただ、隣まちの状況だとかを聞いていきますと、実際にサイレージが食害に遭っているだとか、実際バンカーサイロに入っているものが食べられているとか、そういう状況を聞いていると。中頓別町はたまたままだそういう情報はないのですが、味をしめてしまうと本当に酪農家への影響が大きくなるのかなというところでいくと、施設周りに何らかの対応というのは考えていかなければならないのかなという印象は感じておりまして、今後それらについてはどう進めるかというのは対応策は考えていかなければならないのかなというふうな認識をしています。また、今年商業補助が入りましたが、そこで電牧の設置もして抵触体験会をこの間させていただいたのですが、たまたま今日の連絡では既に鹿が侵入したということもあって、電牧の高さも今回4段で、1.8メートルぐらいのところに一番高いところは設置しているのですけれども、それでもやっぱり入ってくるということなので、かなりの高さとか設備がかかるというところは懸念材料になるかなというふうに思っています。それと、国道や道道、町道への道路の侵入ということなのですが、いっとき日中はほとんど鹿が出てこないというような状況がありまして、夜間にかなりその代わり出没しているという情報は聞いています。なかなか夜間は銃器で捕獲することができないということで、鹿もその影響があって賢くなって夜に出没する機会が増えてきたというところでありまして、道路への侵入策というのはなかなか現状でいい対策というのは正直見当たらない状況ではありますが、そこは道路管理者の方々含めて今後情報交換できる状況があれば振興局も含めて相談をしてみたいというところでございます。続いて、ヒグマの捕獲の部分でございますが、先ほども長谷川議員も話をされておりましたが、かなり生息数は増えているだろうという認識を持っています。これは個人的な見解の部分はあるかもしれませんが、春熊の捕獲をしなくなったという部分と先ほどのエゾシカが増えてきているという影響もあるのかとは思うのですが、一回に子熊を産む頭数が増えているのではないかという情報もございまして、昔は1頭から2頭ぐらいだったものが2頭から3頭、もっと増えているという部分で連れて歩いている個体を見かけることが多くなったということから、ヒグマの栄養状態もかなり実はよくなってきていて、それで生息頭数も増えて、さらに春熊の駆除がなくてというところも、いろんな要素があって増えてきているのかなという印象は持っております。それが全てではないかもしれませんが、ただ目撃情報が増えているという状況の中できているというところで、これから春熊の捕獲の部分は進めていければ進めていきたいというところではございます。それで、道の春熊の春季管理捕獲の部分でございますが、今年の春からやるという話を昨年の12月頃から一回情報としてはありました。ただ、もともとそれまで3年ほど道としては春の捕獲従事者の育成のための捕獲というものを進めるということで進めておりました。3年ぐらい進めていて、中頓別町も一度はやったのですが、頭数に限りが、かなり制限されていてなかなか難しいということで、実際実践はしてこなかったという経過がありました。それと、今回新たに春熊の管理捕獲を進めるという情報があって、その具体的な内容をお示しいただきたいということで振興局とは話をしていたのですが、その後振興局から具体的な情報がなくて、道のほうでもう既に始めていますというような形になってしまったと。要は育成捕獲と管理捕獲が、その情報がこちらのほうに来る前にスタートしてしまったような状況でして、その辺については振興局とも今後情報を密にしながらきちんと対応ができるように進めていきたいというふうな考え方をしているところであります。

再質問 4番 長谷川克弘

この質問については再質問はないのですが、生態系の最高位に位置しているヒグマ、エゾシカもしかりなのですが、すみ分けができるように、この町で住み続けていて共存共栄ができる範囲で、あまり見かけたくないなというのがどうしてもありますので、その辺の政策もよろしくお願いします。

出典:中頓別町議会 令和5年第2回定例会 2023年6月22日 議事録 PDF(48ページ) 間違いを知らせる