中頓別町議会 平成31年第1回定例会 2019年3月9日
少子高齢化とまちまかない会社について
2019年3月9日、中頓別町議会の一般質問で、西浦岩雄議員が「少子高齢化とまちまかない会社について」質問し、町長 小林生吉が答弁しました。
- 質問者
- 西浦岩雄 議員
- 答弁者
- 町長 小林生吉
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 3番 西浦岩雄
受け付け番号4番、議席番号3番、西浦でございます。よろしくお願いいたします。それでは、少子高齢化とまちまかない会社についてということで、少子高齢化になって人口減少に歯どめがかからない。当然自治体の財政規模を縮小せざるを得ない顕著な時代がやってくる。そこで、今までやってきた行政サービスの一部を住民が行うまちまかない会社時代を前向きに考えなければいけないと思うが、町長の考えを伺いたい。
答弁 町長 小林生吉
ご答弁申し上げます。大変不勉強で申しわけありませんが、そのまちまかない会社という言葉については、このたび初めて知りました。公共サービスの領域に多様な担い手が登場することが望ましいというふうに考えており、小学校区を単位に活動される地域運営組織やまちまかない会社などが活躍する地域づくりが理想だというふうに思っています。本町においても銭湯とコミュニティーレストランを核とした活動やボランティアドライバーによるライドシェア事業、ファミリーサポートセンター事業など町民が主体となって公共的なサービスを担う動きが生まれていると思います。今後に向けては、町民本位、町民主体、町民参加を基本に据え、コミュニティーデザインの手法を取り入れ、町民が主体となった町の将来構想を取りまとめるとともに、多様な主体が担う地域づくりを推進できる仕組みづくりを進めていくべきというふうに考えています。
質問 3番 西浦岩雄
町長が聞いたことがない言葉ということで、ちょっと申しわけなかったのですけれども、実はこれは私も所属しております任意団体のまちづくり協議会が主催して講演していただいた松村博文さんという方が、この方は北海道総合研究機構建築研究本部北方建築総合研究所地域研究部長をなされている方で、ちょっと長いのですけれども、正式な名称でそういうことで、そのまちまかない会社というタイトルの中に副題として、田舎ならではの幸せを手に入れようということから講演していただきました。この方の話の要旨につきましては、パネルで100枚ほどあったのですけれども、その中で印象に残ったところというか、1つには便利性とかそういうものよりも、この方は幸福度を中心にして田舎のよさというものをお話ししていただきました。というのはどういう比較かといいますと、海に面しているところでは当然漁業が盛んである。山の中では農業が盛んに行われていると。それに反して都会では、勤務している人、勤め人だとか、もちろんサラリーマンという人、その人の幸福度を比較したところ、どういうわけか漁業関係者だとか農業関係者、農業に従事しているこういう田舎に住んでいる人のほうがより多く幸福度を持って、幸福度を感じているという結果が出ているということをお話ししていただきました。私たち田舎の者からすると、何で都会で便利な利便性の高いところに住んでいながら、幸福度を感じないのかなということなのです。それで、こういった地域で生活しているということは、もう一つアンケート調査の中で一番幸福を感じるのはどういうことだという質問をしたところ、例えば隣の人だとか地域で交流する機会が多いのは田舎であると。ところが、都会では自治組織の組織率が徐々に低下しているという結果が出ております。それだけ人間関係が希薄になっているとこの方は話されておりました。結局私が何を言いたいかというと、町長も先ほどおっしゃっていただきましたように住民が支え合うということで町長が発案していただいて、ファミリーサポートだとかライドシェアだとかいろんなことを考えておられます。これは本当に結構なことで、よろしいのですけれども、私個人で考えてもまだまだ、もちろん住民側がそれだけの意識が薄いというか、少ないという希薄さがあって、どうしても行政のほうから提案して、こういうことが行われていると。だから、これからは一段階ひとつ考えなければいけないのかなと思うのは、先ほどの東海林議員の質問の中にもありましたようにコミュニティーデザインを通して、私も1度講演者となって取り入れた手法に、今まではこちらから一方的におしゃべりばかりしていて、こうだよ、ああだよと、こうしなさいとかということよりも、そこに集まってきた方を幾つかのグループに分けて、いわゆるワークショップ形式で話ししていただくと大いに意見が盛り上がって、そういう多くの人の意見が出てきたという形、やっぱりこの辺もうちょっと住民の活動、自分がかかわっていく上において手法を変えていく必要性があるのかなという気はいたしました。それで、こういう組織をつくり上げていくのに、もうちょっと町民も主体になっていくということをどうすればいいかということをもし町長がこれから考えているのであれば再質問として伺いたいので、いかがでしょうか。
答弁 町長 小林生吉
利便性よりも住民の方が感じる幸福度ということを大切にするという考え方は、非常にすばらしい考え方だというふうに思っています。この4年間ある程度早く結果が出るものについて取り組めるものについてはということもあって、どうしても行政主導というか、物によっては私からトップダウン的に落としてきた仕事が結構多かったのかなというふうに思っています。それはそれでスタートアップとして一定必要だったというふうに思っていますけれども、これからは先ほど申し上げましたけれども、町民同士で主体になっていくということだというふうに思います。幸福度ということをはかるときにも、環境に支えられて満たされる幸福というのはもちろんあると思うのですけれども、自分自身が地域で認められたい、地域の中に役割を持って、地域の人とつながっていくというところから生まれるものが本質的な豊かさ、幸福度ということになるのではないかなというふうに思っています。私もかつての総合計画をつくってきた反省なども含めて、まだ新しい総合計画まで3年あるのですけれども、その3年という時間をしっかり使って、先ほどもお話があったワークショップを取り入れたそういう計画策定手法みたいなものが必要ではないかというふうに考えておりまして、そういったものを重ねながら、それぞれ住民の皆さんがどういう町を未来としてつくっていったらいいのかという思いやその中での自分の役割、さらにそこから生まれる新しいつながりとか、そういうものが生み出せるような形をつくっていければというふうな考え方を持っております。もしまた私に担わせていただく機会があるのであれば、そういう手法を取り入れたまちづくりを進めたいというふうに思っています。
質問 3番 西浦岩雄
質問ではございませんけれども、私の思いというか、簡単に申し述べさせていただきます。これも講習会等で講演していただいた方がしゃべっていたのですけれども、フランスのジャーナリストの方がタイトル「アメリカの民主主義」という著書の中で、フランス人は何か問題に出くわすとみんなで手をつないで役所に行って陳情すると。しかし、アメリカ人は、みんなで手をつなぎ、自分たちで組織をつくって問題の解決に当たろうとする。これだけ国民性にも違いがあるよということをおっしゃっておりました。日本人は、どっちかというとまだ特に私個人的に思うのはフランス人に近いのかなという気はしております。自由を保障されているということは、それだけ自己責任を感じて、いろんなことを自分でできることは自分でやるという社会を築き上げていかなければならないのかなと思っております。そういうことですから、これから私自身はそういう幸福度を追求しながら、決して都会に住んでいることが幸福につながることではないということを認識しながら、この田舎で自由、幸福度を感じながら私個人的には暮らしていきたいと思いますので、よろしくお願いいたしたいと思います。どうもありがとうございました。